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2020年も晦日です。今年も皆さまには「光と風と水の物語・みんな元気にな~れ日記」をお読みいただき、本当にありがとうございました。恒例の年間アクセス・トップテンをお知らせします。
1位 花に罪はありません
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2位 新たに10万円給付の推進本部
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3位 市独自の休業補償制度づくりに着手
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4位 角館・桜並木駐車場など閉鎖します
(4/19 1315アクセス)
5位 角館の桜まつりを中止とします
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以下、角館のお祭り中止(6/18)、皆さまのご協力をお願いします(4/22)、タザワコサウナ・オープン(7/30)、チーム仙北で事業継続支援金制度を立ち上げ(4/30)、仙北市立小・中学校の休業等について(4/20)と続きます。さて来年はどんな日記が書けるでしょう。2021年こそ、みんな元気にな~れ!。
今年もお世話になった皆さまが何人も旅立たれました。最近は不義理を重ねた反省もあり、許していただける限り葬儀に出るようになりました。その度に、私は偶然(たまたま)生きているのではないかと不道徳な思いが頭をもたげます。
曾野綾子さんは、著書・人間の道理(河出書房新書)で死と隣り合わせだった経験を書いています。東京空襲で隣家に焼夷弾が落ちて一家9人が焼け死んだとき、アフリカで活動中に出会った乳が出ない母と子どもの餓死を目の当たりにしたとき…、「どうしてあの人は死んで私は生きているのか」、そんな疑問に苛まれたそうです。その結果、たどり着いた答えが「運」以外に見つけることが困難だったと記しています。さらに、その「運」は個人の能力や努力や判断力や忍耐力などとは無関係で、全く筋道の通らない不平等なものだと…。
逝ってしまった皆さまには、また年を越すことを静かにお伝えします。会えないことの寂しさ、聞いて欲しかった愚痴、少しのアドバイスもお願いしたいと思います。
2020年最後の記者懇談会。私は今年の一文字を「新」としました。
新型コロナウイルス感染症、その対策で始まった新しい生活様式、市民の皆さんと始めた新たな価値創造、年末の新・角館庁舎の開庁など、辛く苦しく、先が見えない中でも新たな取組みに挑戦を続けた一年だったと振り返りました。また、今年の仙北市10大ニュース(下記)を紹介し意見交換を行いました。さらに来春の「角館の桜まつり」(角館の観光行事実行委員会)は、先週の会議で開催決定を確認したしたこともお話ししました。
仙北市10大ニュース(1月から順に)
・東北SDGsサミット開催
・2020W杯フリースタイルスキー開催
・中川小学校が144年の歴史に幕
・市新型コロナウイルス感染症対策本部設置
・市総合給食センターが完成
・全県一番で特別定額給付金給付の給付対応
・市政15周年記念式典開催
・就職氷河期世代の市職員採用
・西武ライオンズに赤上優人投手(西木町出身)
・組織再編と新・角館庁舎の開庁 市民の皆さまには、ご協力とご難儀をお願いした一年でした。来年はきっと良い年になります。
前澤友作さん(株式会社ZOZO創業者・実業家)がTwitter上で寄付先を募集した8億円ふるさと納税。私も仙北市にお願いします(写真)と応募してから、ワクワクドキドキの時間を過ごしていました。結果は残念でしたが…。
前澤さんのTwitterによれば、全国の自治体首長や関係者など156市町村から応募があったそうです。その後、応募した全ての自治体に一律500万円を寄付する情報を発信していました。そして12月21日に150団体の寄付先が発表になりましたが、でも、残念ながら仙北市はありませんでした。「あれっ?、全て自治体だったよなあ」と…。私の応募を知っていた数人がいろいろ調べてくれて、その原因を突き止めてくれました。
少し時系列で説明すると、前澤さんが募集を始めたのが先月11月19日。私が友人からこの企画を教えてもらい、休止していたTwitterを再開し応募でしたのが12月2日です。しかし、この企画には締切りがあったのです。前澤さんは11月26日のTwitterで今週末で締切りだと伝えていました。それを知らないまま12月2日に応募していたワケです。でもコロナ時代の遊び場づくりを考える絶好の機会になりました。この経験はきっと後で役に立ちます。前澤さんありがとうございました!。
秋田県仙北市と岩手県雫石町の2市町で立ち上げた絆の映画実行委員会は、吉本興業やクオン(株)と映画〝リフレインの鼓動〟を制作します。角館で開催したプレス発表会に、主演の工藤綾乃さん、監督の曽根剛さん、雫石の猿子恵久町長が駆けつけてくれました。
来年、東日本大地震から10年を迎えることから、吉本興業が企画しました。絆をテーマに、東北6県でオムニバス映画づくりが進行中です。そんな中で吉本興業と曽根監督は、震災復興支援や県境を挟んで交流が深い仙北市と雫石町で1つのストーリーを構想、既に数日前から両市町で撮影が行われています。主演の工藤綾乃さんは、過去から未来へと時空を超える不思議な少女を演じます。初めての仙北市だったそうですが、「雪の風景が本当に素敵です。それに食べ物が美味しくて一度でファンになりました」と話してくれました。全作品の上映は来年3月11日、仙台ロイヤルパークホテルを会場に「絆の映画祭」を開催予定です。
監督の曽根剛さんは「カメラを止めるな」で撮影を担当しました。音楽はTHE BOOMのボーカリスト宮沢和史さんです。素晴らしい才能が集まりました。
※写真左から猿子恵久さん、曽根剛さん、工藤綾乃さん、私。
可愛いサンタとトナカイは、仙北市立生保内中学校の生徒会や英語科の皆さんです。カメラの向こうには、姉妹校・北投国民中学校(台湾台北市)の子ども達のたくさんの笑顔が…。
昨年春、北投国民中学校の皆さんが生保内中学校を訪問し、両校は姉妹校となりました。世界で台北市と仙北市の2ヶ所のみで確認されている北投石がご縁です。今年は新型コロナウイルスで海外渡航ができなくてリモート交流になりました。雪が降る町の友達がサンタとトナカイになって、ゲームやコロナ対策やお国自慢に花が咲きました。南の国の友達は、クリスマスのプレゼントをもらったような喜びようでした。
生保内中学校の子ども達は、英語の壁も気にならなかったと話していました。子ども達はすごいです。
仙北市の新しいまちづくり拠点・仙北市役所角館庁舎が開庁しました。市民の皆さま本当にありがとうございます。
立地はJR角館駅、秋田内陸線角館駅のすぐそば、角館交流センターや健康管理センターと隣接しています。事業系4部(市民福祉部・観光文化スポーツ部・農林商工部・建設部)の集約が叶ったことで、新たな価値創造の取組み、市民ニーズに対応する総合力・瞬発力が格段に向上すると考えています。でも行政サービスは人が行うもの。どうか職員への叱咤激励もお願いします。はい!、職員は張り切っています。
竣工式にご参列いただいた皆さま、この後もご指導をお願いします。仙北市は誰ひとり取り残さない、生命と健康と生活を守る行政を目指します。
もうすぐ60歳になる角館庁舎、本当に長い間ありがとうございました。ご苦労様でした。いよいよ明日、新角館庁舎の開庁です。でも教育委員会が西木庁舎に移転するまで、もう少し頑張って!。
職員には、日常業務をしながら新庁舎への引っ越し作業をお願いしたので大変だったと思います。ご難儀をかけました。広く見えたオープン事務スペースも、書類を持ち込んだらいっぱい感があります。市民の皆さまの共用スペースはゆったりとしていて、これは使い勝手が良い空間です。明るくて木の温もりも気持ち良いので、先ずお越しになってください。
重ねてこれまで踏ん張ってくれた角館庁舎に感謝です。旧庁舎同様、市民の皆さまには新庁舎も大事に育てていただきたいことをお願いします。
仙北市議会の最終日。ふるさと納税の寄付見込みを13億円から15億円に上方修正、また新型コロナウイルス対策ひとり親世帯の臨時特別給付金再支給事業費など、約3億4350万円の追加補正案を提案。これを含む全ての案件を可決いただきました。
以下は閉会のあいさつでお話しした内容です(ブログ報告事案は省略)。
〇昨年7月22日に発生した生保内中学校での職員死亡事案が、地方公務員災害補償法の規定に基づき公務上の災害と認定されました。改めて職員のご冥福をお祈りします。
〇12月4日、仙北市の例規集を管理している第一法規(株)から、市の国民健康保険税条例の改正漏れの指摘を受けました。給付や税の徴収等で市民の影響はありません。原因調査や改正案の作成を行い、次の議会に提案します。
〇角館総合病院で毎週水曜日に実施している新型コロナウイルスの自主検査は、来年1月から市民・市出身者枠をつくり検査件数を2件増やします。田沢湖病院の発熱外来は、来週21日から新型コロナウイルス感染症の検査を開始します。
〇生保内小学校の三浦和義教諭が、令和2年度の文部科学大臣優秀教職員表彰を受賞することが決定しました。またSDGs未来都市の活動で、市内各小中学校・大曲支援学校せんぼく校の児童・生徒・教職員一人ひとりにSDGsバッジの贈呈を行っています。
この1年、市議会の皆さまには新型コロナウイルス対策で大変ご難儀をおかけしました。お陰様でたくさんの制度が生まれ市民の日常を支えています。ありがとうございました。
昨日、仙北市議会は予算常任委員会を開催し、一般会計補正予算第11号を賛成多数で可としました。コロナ感染検査の助成制度や冬期の観光対策などを盛り込んだ予算案です。明日の本会議で市議会としての判断をいただきます。
補正予算の総額は、各診療所運営費、冬のプレミアム観光支援事業、新型コロナウイルス感染症病原体検査費助成事業、秋田県信用保証協会保証料補給金、教育コンピューター推進事業、旧石黒(恵)家公開事業ほかで9436万円。この提案に対し、反対と賛成の立場で3人の議員から討論がありました。どの討論も冬の観光支援事業が中心です。反対討論では、「国のGOTOトラベルも一時停止を国が判断した。市は利用対象者を全国から市民・県民に変更したが、県内でも感染者が発生している。この状況で観光支援は行うべきではなく、別の経済支援メニューに切り替えるべきだ」。一方で賛成討論は、「 GOTOトラベルの停止でさらに辛い状況になる。そんな中でこの冬の観光支援事業は、市内お土産店・宿泊施設・飲食店等などの下支えになる。また医療の充実もあり重要な予算だ」。さらに賛成討論で、「冬の観光支援事業には賛成だ。しかし利用できる範囲など事業者に詳細説明が必要。万が一、県内で感染の拡大が進んだ場合は事業停止もあり得る。申込み方法も検討して欲しい」などの内容です。
冬のプレミアム観光事業は、9月議会終了後から早々と準備を始めたため、第3波に直面している現状とズレがありました。そこで議会の皆さまのアドバイスをいただきながら、500円で1000円の額面券発行はそのままに、利用できる対象者を全国から市民・県民に限定し、プロモーション経費を本券発行予算に加えて枚数を4万枚から4万6000枚に改めました。購入も1人1セット20枚(額面2万円)から10枚(額面1万円)と改めました。このような対応に、議員からは「提案がふらついているのではないか」とのお叱りもあります。刻々と変化するコロナの感染状況、冬の伝統行事の中止なども受け止めながら、経済支援を行う難しさを感じています。
※写真はコロナ感染対策を優先し中止とした紙風船上げ
テレビで加藤登紀子さんを見かけました。亡くなった夫(藤本敏夫さん)のことを、「彼は安穏と生きてはいけなかったのでしょう」と話していました。ハッとしました。
藤本敏夫さんは、学生運動で実刑判決を受け中野刑務所に収監。獄中で加藤登紀子さんと結婚します。その後、学生運動から離脱し仲間たちと理想の有機農業を追求。千葉県鴨川に農事組合法人自然生態農場・鴨川自然王国を拓きます。その後も農水省の諮問委員や企業を起こしたりしますが、ガンで亡くなるまで百姓として生きた人です。昭和の時代のエネルギーだったかも知れません。矛盾だらけの世の中で普遍を求め抗った藤本敏夫さんの生き方を、加藤登紀子さんは「彼は安穏と生きてはいけなかったのでしょう」と想起したのです。
新型コロナウイルスで世界は新たな価値創造を求めています。こんな時こそ「安穏と生きてはいけないのだ」と、心のどこかで何かが弾けます。
2010年12月15日、朝刊に山梨県富士河口湖町西湖でクニマス発見の記事。京都大学・中坊徹次先生の研究グループの快挙に、行方不明になった子どもが見つかったような気持ちでした。あれから10年です。
未だ田沢湖はクニマスが暮らす湖に再生できていません。県市協働で建設した田沢湖クニマス未来館のオープニングセレモニーで、私は「この未来館は水質環境の改善手法や魚類学的識見などを収集し、これを子ども達に伝え、田沢湖再生の課題を発信し続けます。実行と検証、問題提起を繰り返します」とあいさつしました。10年経ってその思いを新たにしています。この間、地元の皆さまの取り組み、市外・県外の皆さまの実験や研究、そして激励、資金提供…、本当に多くの情熱に触れることができました。いま全国の中学生は、国語の教科書で田沢湖とクニマスの歴史を勉強しています。その中には未来館の水槽で泳ぐクニマスを見て、田沢湖再生の担い手になってくれる人がきっといます。
今日、市民の皆さまと田沢湖再生ネットワークを立ち上げました。子ども達や産学官で活動する皆さま等、様々な方々とネットワークを構築し、田沢湖の水質改善、クニマスの里帰りを進めたいと思います。ご参加をお待ちします。
FISフリースタイルスキーW杯秋田たざわ湖大会組織委員会(矢舩保夫委員長)は、新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、SAJ全日本スキー連盟に大会の中止を申し入れ、そのSAJが本日FIS国際スキー連盟に正式に中止の申し入れを行って…。
同大会は2021年3月6日~7日に開催予定でした。FISは申し入れを受けて大会は中止となる見込みです。W杯たざわ湖大会以外にも、国内開催が予定されていた国際大会が中止になるなど、新型コロナウイルス対策での判断が続いています。仙北市は開催地として海外選手・スタッフをお迎えすための安全対策、また滞在先や移動時の接客、大会運営に携わる多くの市民の安全対策に全力で取り組んできました。しかし現状で海外選手をお迎えすることは困難だと、そうお話をさせてもらっていました。本当に残念です。
大会レベルが世界で最も上質と言われる秋田たざわ湖大会です。安全を最優先した対応・判断に間違いはないと思っています。しかし楽しみにしていた皆さまには、本当に申し訳ありません。
手作りこんにゃくの美味しさは格別だと聞きます。いつか作って食べたいと思っていました。昨日、たまたま立ち寄った直売所でこんにゃく芋と出会いました。
思わず買いました。大ぶりなもの小ぶりなもの色々でしたが、果たして作れるか自信がなくて一番小さな可愛い芋にしました。レジのお母さんに聞くと、「こんにゃくを芋から作るのは大変だよ。頑張って」と。この芋で3年ものです。そんな長い時間を土の中で過ごしてくれて、そして出会ってくれてありがとう。ところで、いよいよ作ろうと思ってネットで手順を検索すると、使用する凝固剤の薬品名がバラバラでワケが分かりません。
焼成カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸ソーダ、精製ソーダ、石灰、重曹…、えっ?、どれ?。
新角館庁舎が21日に移転開庁後、市教育委員会や中央公民館、各種団体事務局の入居に向け西木庁舎改修工事が本格化します。新たに整備する市民休憩室内「子どもの遊び場」の遊具選定作業も始まりました。
子どもの遊び場は、雨や雪などで屋外遊戯ができない時も、また土・日、祝祭日も保護者同伴で気軽に訪ねることができるスペースです。その遊具の選定で、市内各こども園の保護者会の皆さんにご協力をお願いしました。各園の園長や副園長も検討会に加わってもらっています。先日は広場になる現西木市民センターを実際に見て、広さをイメージして遊具選定を考えました。
子どもの遊び場が足りません。今回の子どもの遊び場づくりを契機に、市内の遊休施設の子どもの遊び場化、屋外公園の在り方議論など、市民の皆さんと一緒に進めたいと思います。
今日午前、埼玉西武ライオンズへの入団を決めた赤上優人さん(仙北市西木町出身:角館高校→東北公益文科大学)が、その報告で市役所を訪ねてくれました。150㎞を超える速球と変化球は球界でも大注目です。赤上優人選手おめでとう!。頑張れ!。
仙北市役所には職員に角館高校野球部OBが26人、議会議員にも多数のOBがいて、市役所をあげて赤上さんをお迎えしました。報告会では野球部だった市職員から、「いつの間にそんなにいい体をつくったのか」、「マスコミ対応がヘタ。もっと練習した方がいい」、「今日は随分緊張している。いつもと違う」など友だち発言が続出。赤上さんは苦笑しながらも、「故郷の皆さんの応援に応え、早く1軍でマウンドに立って活躍する姿を見せたい」と話してくれました。私からは「子どもたちにとって赤上さんは夢と希望。頑張って!」とエールを送りました。
赤上さんをスカウトしてくれた水沢英樹さん(仙北市田沢湖出身)にも感謝です。その水沢さんからは、「仙北市と西武ライオンズの親交が始まった。球団も仙北市を応援したい」と嬉しい提案がありました。
新型コロナの対策で一色だった1年も師走です。その疲れがドッと出てきたような毎日を過ごしています。そんな時には甘いものが欲しくなって…。たい焼きを焼いてみました。
Amazonで焼き型を買いました。小豆は自宅の畑で栽培したものですが、昨年産だったので数日水につけてから炊きました。砂糖は通常の3分の2と控え目です。皮はグルテンフリーの米粉を使いました。私の周辺に小麦粉アレルギーの子がいて、彼女に食べさせたいなあと。
写真自体が赤と白とたい焼きで、何だか元気が出てきそうな気がします。皆さんも師走を元気に!。
仙北市議会12月定例会は、昨日に続いて一般質問2日目。今日は高久昭二議員、荒木田俊一議員(市民クラブ)、門脇晃幸議員(蒼生会)、武藤義彦議員(〃)の4人です。特徴的な質疑を概要版でお知らせします。
【高久昭二議員】
Q.仙北市の少子高齢化がさらに進行する中で、市民、特に高齢者、障がい者、子育て世帯、生活困窮者に手をさしのべるネットワークが構築できないか。
A.田沢湖先達の土石流災害を教訓に、災害対策などで地域に住む職員から情報提供をいただく仕組みができている。今回の議員の提案は、この仕組みを拡大してできそうな気がする。そもそも福祉対策は、その対象年齢や法的の種類で、市民福祉部の各課が個別に対応してきた。間もなく新・角館庁舎が開庁するが、市内でバラバラだった市民福祉部が1ヶ所に結集する。これまでの縦割り支援から、部をあげた丸ごと支援にシフトする。
【荒木田俊一議員(市民クラブ)】
Q.コロナ禍の中で1次産業の持つ力を改めて認識している。林業を含めた1次産業は仙北市の資源、環境を守り、産業を発展させるためにも重要だが市長の認識を伺う。
A.仙北市の重要な産業だ。コロナ以前は観光産業を支える周辺産業的な感覚があったかと思うが、今は1次産業の生業、その環境も含めて極めて重要な安全資源と言う認識だ。国の林業政策は環境税の導入で財源を確保した。しかし農業者が林業者と言う場面が多く、農業の所得も切り離せない。総合計画・総合戦略でコロナ時代の1次産業の姿を描きたいと思う。
【門脇晃幸議員(蒼生会)】
Q.令和元年度決算で市監査委員から意見書が出ている。この意見書を踏まえ市長はどんな実感を持ったか、その実感で予算をどう改善するか。
A.決算では経常収支比率が改善しているが、公債費比率と同負担比率は悪化している。財政調整基金は1億4000万円減少の11億8000万円。収入未済額、市税、給食費等の滞納繰越分は前年度比で改善している。しかし特別会計への操出金は、下水道事業など6会計で11億6000万円、企業会計では病院事業も増加している。これら特別会計、企業会計の体質改善、操出ルールの見直しが必須。第3セクターも同様と考えている。
【武藤義彦議員(〃)】
Q.仙北市のいじめや児童虐待について心配している。現状をどのように把握しているか。その対策の取組みなどを伺う。
A.私からは市内未就学児童について答弁する。児童虐待の相談・対応状況は、平成29年度は44件、30年度は51件、令和元年度は62件だ。市の要保護児童対策地域協議会が、関係する機関と連携し対策を講じている。来年度からは新たに子ども家庭総合支援拠点を開設する。(教育長)平成29年度は小65件・中25件、30年度が小59件・中33件、令和元年度は小75件・中34件だ。学校では学校いじめ防止基本方針を策定し、また学習の中でも指導を行っている。
※写真は能代市道の駅ふたついキッズコーナー。
仙北市議会12月定例会は、今日から一般質問が始まりました。初日は高橋輝彦議員(蒼生会)、田口寿宜議員(〃)、小木田隆議員(市民クラブ)、熊谷一夫議員の4人です。特徴的な質疑を概要版でお知らせします。
【高橋輝彦議員(蒼生会)】
Q.角館総合病院、田沢湖病院に発熱外来を開設し、発熱患者の診療や検査を実施するとのことだが、両病院で新型コロナとインフルエンザの両方の検査が可能と言うことか。
A.角館総合病院では、11月18日からインフルエンザと新型コロナウイルス感染症の検査を実施している。田沢湖病院では、11月25日からインフルエンザのみの検査を実施している。しかし田沢湖病院では新たな対応として、新型コロナウイルスの検査態勢を整えて準備できたら検査を始める予定だ。同病院のコロナ検査は、検査キットの導入、またはPCRの外注を考えている。
【田口寿宜議員(蒼生会)】
Q.仙北市は様々な子育て支援策を講じているが、少子化に対する歯止めがかからない現実がある。この事実をどう分析し、打開するか。
A.これまで県内外の多くの市町村を訪ねた。その度に先々の行政の方や住民の方のお話を伺って来たが、子育てに熱心なまちほど元気があると言う印象だ。仙北市と何が違うか、子育て支援の幅やボリュームか、それとも…。さらに新たにコロナ禍で、これまでの分析や解決策と違う議論が必要になった。仙北市は本当に魅力的なまちだが、条件を生かし切れていないと言うことか。下を向いてもしょうがない。改善に向かって進もう。
【小木田隆議員(市民クラブ)】
Q.来年度の予算編成について、コロナウイルスの影響で法人税、個人住民税は大変な落ち込みになるのではないか。財源の確保策を伺う。
A.来年度の税収は、当初予算との比較だが個人市民税は9300万円の減、法人市民税は1000万円の減、固定資産税は1億円超の減、たばこ税は1400万円の減、入湯税は4200万円の減などで、2億から3億円規模で減少する見込みだ。財源の確保に向けては、遊休資産の処分などを加速する。一方ふるさと納税は好調で、昨年度の総額8億2172万円を昨日で上回った。ご寄付いただく皆さまに心から感謝する。
【熊谷一夫議員】
Q.行政はポストコロナ時代を見据え、デジタル化へスピード感を持って転換しなければならない。市の現状と今後の方向性について伺う。
A.行政のデジタル化は、令和元年に閣議決定された基本方針で位置づけられた。デジタル化を推進する部局を整備し、担当者をピックアップし、ワーキンググループ等にデジタル化に向けた業務の洗い出しが最初ではないか。その後にデータ化、情報の共有化、利活用方法の調査等を行い、それらを全体計画に描き込む作業が必要だ。先ずは年明けに、市役所内に行政デジタル化推進チームを立ち上げる。
※写真は町田市の「こどもセンターまあち」。
仙北市ふるさと納税の寄付額が、今日12月6日で昨年度の総額8億2172万円を超えました。皆さま本当にありがとうございます。この後も、さらにご寄付をいただけるよう市民協働で取り組みます。
今年は「さとふる」と「JRE MALL」の2つを追加し、11サイトで皆さまからのご寄付をお待ちしています。人気返礼品の造成や数量準備、お問合せ等にしっかりお応えようと、市民も企業も職員も張り切っています。生産者との団結力はどこにも負けません。新型コロナウイルスの感染拡大で皆さま辛い毎日を過ごしている中、市はいただく寄付金の活用事業を再検討し、自治体おまかせでコロナ対策を一番に改めました。全国からのご厚情を、市民の健康と生命と生活を守ることに使わせていただきたいと思います。重ねて感謝を申し上げます。この後もよろしくお願いします。
仙北市は秋田県屈指の観光地で、その分コロナの影響は本当に甚大です。いえ世界中が大変な状況になっています。日本には助け合い文化がありますが、ふるさと納税にその助け合い文化を強く感じています。
※写真は総務省ふるさと納税PSから
秋田県ワーケーション推進協会(松浦隆一会長)が、仙北市わらび座で「地域力を考えよう!ミニフォーラム」を開催。ゲストスピーカーは内閣府の井上貴至さん。冒頭から「本当に東京は日本経済を引っ張ってるんでしょうか…」。
井上さんは言います。「平成29年版の都民経営計算年報では、2006年度から2017年度までの全国の成長率は3.5パーセント。でも同期間の東京都の成長率は1.5パーセントに過ぎません。実は日本経済の牽引役は地方が担っています。トヨタは愛知、パナソニックは大阪、ユニクロは山口、TDKは秋田です」と。さらに、「弱み×弱み=強み、です。瀬戸内海岩城島のレモン栽培は、20年間も耕作放棄された土地を切り開いて行われています。20年間も放置された農地ですから完全無農薬農地です。ここのレモンは皮まで食べられるレモンとして大人気です。地方には東京にはない強みがあります。スターバックスコーヒーもマックのハンバーガーも、地価の高い東京と秋田が同じ値段で売られていること、変だと思いませんか?」と。
刺激的なお話しが幾つも飛び出しました。ありがとうございます。さて、秋田のワーケーションについて、私は「参加者数とか経済効果で評価するのではなく、その土地土地の力をベースに、新たな価値創造や自己再生の取組みに成長して欲しいと考えています」と…。
※井上貴至さん:1985年大阪生まれ。2008年に総務省入省、2015年から鹿児島県長島町副町長、2017年から愛知県勤務、現在内閣府勤務。現在も週末自費で全国をミツバチのように飛び回る。
昨夕(12月1日)、リモートで国家戦略特別区域会議。出席は坂本哲志・内閣府特命担当大臣、特区側からは湯崎英彦・広島県知事、髙島宗一郎・福岡市長ほか。仙北市からは新たに2つの提案を行いました。
1つは、「近未来技術を活用した実証実験をさらに促進するため、民間企業・大学・研究機関が行う実験を支援するワンストップセンターを開設すること」で、国と市が連係して市役所内に設置しようと言うもの。もう1つは、「新たに規制緩和が必要な近未来技術実証について、民間企業や国や市が実務検討を行う組織として分科会を設置する」と言うもの。ドローンや自動走行はもちろん、コロナ時代を生き抜く新技術が生まれる仙北市になりたいと考えています。
今回の区域会議で、2つの提案は了承をいただきました。次回開催の特区諮問会議(議長は菅義偉・内閣総理大臣)で正式認定を目指します。様々な分野で技術革新をサポートしながら、それが市民の日常を助ける存在に早くなって欲しいと思います。
仙北市は、今日(12月1日)から新組織をスタートさせました。観光文化スポーツ部、農林商工部が誕生し、コロナ時代の新たな価値創造とまちづくりを進めます。市民の皆さま、よろしくお願いします。
12月21日移転開庁の角館庁舎に事業部門を集約し、総合力で市民ニーズへの対応をスピードアップします。今朝の部長辞令交付で私は、「角館庁舎も組織再編も市民の幸せづくりを叶える取組みですが、庁舎建設や組織再編の成果が新たな2部の仕事ぶりで評価される場面もあると思います。でも萎縮しないでください。市民と職員を信頼し思う存分の仕事をしてください」と激励しました。
新組織が本格稼働するのは、角館庁舎の開庁日からになります。それまで各庁舎に分散していたセクションの引っ越しが続きます。みんな頑張ろう!。
なお、主な組織再編は以下の通り。
※総務部:事務事業総合調整室、管財課(管財係+国土調査係)、各市民センター・農林建設班と市民サポート班の設置・契約検査室の所管替え等
※観光文化スポーツ部:観光課と交流デザイン課(国際交流推進室+農山村体験デザイン室)+文化創造課(新設)+文化財保護室+スポーツ振興課の4課1室
※農林商工部:農業振興課+農林整備課+商工課+角館樺細工伝承館の3課1館
※教育委員会:教育総務課+学校教育課(新設)+生涯学習課+角館町平福記念美術館の3課1館※写真は右が細川観光文化スポーツ部長、左が八柳農林商工部長
仙北市内の公園などに設置した遊具の現状、また将来展望などを協議してきた庁内チーム(建設部・農林部・市民福祉部)から、検討内容の報告がありました。それによると…。
同チームは昨年の12月、1次報告書をまとめています。その大まかな内容は、「~市内で遊具を設置すべき公園は、田沢湖地区は生保内公園、角館地区は角館駅東公園、西木地区はかたまえ山森林公園で、加えて屋内タイプで西木庁舎内市民休憩室(屋内)を検討~」でした。さらに今回の2次報告では、現有21ヶ所62基の遊具一つひとつを調査し、存続・将来撤去・撤去の3分類で整理を行いました。存続すべきとしたのは、1次報告書にあった生保内公園・角館駅東公園、かたまえ山森林公園の計6基、将来的に遊具を撤去すべきとしたのは、各地区の児童公園・児童遊園地の計44基、撤去すべきは、生保内公園とかたまえ森林公園のアスレチック遊具の計12基です。
2次にわたる庁内チームの検討で、方向性が整理できました。それにしても、遊具はどこも古くて痛んでいました。この対応に加えてコロナ時代の遊具の安全性も検討しないと…。
今日29日(日)は、新角館庁舎の内覧会です。朝からたくさんの皆さまにご来庁をいただいています。午後4時30分までです。皆さまのお越しをお待ちします。
仙北市が誕生して15年、新・角館庁舎は新しいまちづくりのシンボルです。全事業部(12月1日組織再編)を集約し、12月21日に移転開庁します。この新庁舎は、市民との協働の力をエネルギーに成長を続けます。市民の皆さまのご利用に応える機能が充実しています。立ち寄りたくなる庁舎、防災拠点としての庁舎、省エネ・木質化対応の庁舎など…、市民の皆さまのご要望が実現しています。是非ご覧ください。
住所は仙北市角館町中管沢81-8。角館交流センターと健康管理センターに隣接。階数は地上2階+塔屋、構造は鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造の耐火建造物。延床面積は4071.65㎡で、1階と2階ともに完全オープン事務スペース。
仙北市かたくり館と西木温泉クリオンの間で、自律飛行のドローンが西明寺栗みたらし渋皮煮パックを空輸しました。クリオンのお客さまから、売切れの渋皮煮が今すぐ欲しい!とのご要望をいただき、連絡を受けた製造元の同生産出荷組合が機転をきかせて…。
飛行ルートを全てプログラムした自律飛行ドローンで、自慢の渋皮煮を4キロ離れたクリオンにお届けした…的シナリオです。この実証実験の結果は農産物加工や生産・販売業の皆さまを対象に報告会も計画しています。それにしても完璧な輸送でした。ドローンは自動で着陸し、荷物を下ろして自動で帰って行きました。これらの技術は丸文株式会社・株式会社自律制御システム研究所(いずれも都内)の提供です。実験飛行に立ち会ったあいおいニッセイ同和損保の金杉恭三社長も感心していました。
もうすぐそこに実用化のドアがあります。手を伸ばせばノブに手が届きそうです。
仙北市立角館中学校が、姉妹校の台湾・恵文高級中学とリモート交流を行いました。これまで両校は修学旅行など実際に往来を行ってきましたが、今年度はコロナ対策を優先しリモート交流に切り替えたもの。それぞれのコロナ対策も教えあって…。
開催日時は11月26日の16時から17時。姉妹校は台湾・台中市立恵文高級中学、参加者は両校とも各10人。使用言語は英語、通信アプリはZOOM、進行役は仙北市国際交流員の黄敏さんです。自己紹介の後、しりとりゲームやジェスチャーゲームをしたり、私のコロナ対策を教えあったり、学校内外のお薦めスポットを紹介しあったり…、リモート交流だからこその時間共有があったようです。
来月21日には、仙北市立生保内中学校と台北市立北投国民中学のリモート交流が予定されています。会話がみんな英語ですから…、すごいなあ。
仙北市議会定例会が始まりました。会期は12月18日まで。案件は予想を上回ったプレミアム宿泊応援事業の専決承認、新型コロナウイルス検査費用の助成、冬の観光支援事業費、学校教育コンピュータ事業費、新たな教育委員の選任…などです。
私は市政報告で、「角館総合病院で10月から行っている新型コロナウイルス感染症検査は、毎週水曜日に上限5人の予約制で自費診療でした、11月25日現在で34件の検査を行っています。行政検査の対象とならない皆さんの不安解消・感染拡大の防止に成果を上げる中、今回の議会では上限2万円の市民助成制度も提案しています。さらにインフルエンザ対策もあって、市立の2病院で発熱外来を開設しました。角館総合病院は11月18日から、田沢湖病院は11月25日から発熱患者の診療と検査を実施しています。さらに角館総合病院では準備が整い次第、発熱患者の対応をプレハブ仮設診療所で行うことにしました。安全で安心の診療・検査態勢をさらに強化します」と話しました。
プレミアム宿泊応援事業の専決承認事案、県人事委員会の勧告に基づく職員や特別職・議会議員の期末手当を0.05ヶ月削減する条例案、新たな教育委員会委員の選任人事案については、本日の承認・可決をいただきました。
・教育委員会委員の任命 須田喬さん
※写真は町田市で行った山の楽市(仙北市観光物産展)。屋外でフェイスガードとマスクをつけ、定期的に消毒を行うなどコロナ時代の直売会の姿が…。
横手市増田出身の漫画家・矢口高雄さんが亡くなりました。矢口高雄さんにはクニマス里帰りプロジェクトで本当にお世話になりました。
2010年のクニマス発見の際には、富士レークホテル(山梨県富士河口湖町)で記者会見にご出席をいただきました。席上で矢口高雄さんは、「地方が自信をなくしている時代、クニマスの発見は元気が出る素晴らしい出来事です」と喜んでいました。翌年の2011年、仙北市民会館で開催の「クニマス・フォーラム(仙北市民会館)」にはパネリストとして出演をいただきました。また「クニマス特別企画展」(JR田沢湖駅内フォレイク)は、矢口高雄さんのご厚意で「地底湖のキノシリマス展」の同時開催が実現しました。
矢口高雄さんには、道半ばのクニマスの里帰りについて、踏み込んだお話をお聞きしたいと思っていました。飾らないご性格で、胸のウチを言葉にしてくれる方でしたから…。でも、それは叶わないことになってしまいました。残念です。
※写真はクニマス・フォーラム出演者スタッフの集合写真(2011年)。矢口高雄さんは本番が終わって着替えていて、白い帽子とTシャツ姿で加わってくれました(2列目の左から5番目)。
自動運転車の市民試乗会を実施しました。場所は仙北市角館のワンダーモール・タカヤナギ駐車場。試乗した方からは「楽しかった。早く実用化して!」の声も…。
以前、上小阿仁村の実証実験を視察した際、関係の方々に仙北市での運行をご相談しました。角館駅と新・角館庁舎の間を結ぶ公共交通として、この自動走行車両を走らせたらどうだろうと言う提案でした。このタイプの車両は仕組みがシンプルな上に、道路に埋め込んだ電磁誘導線を関知して走るので安定感が抜群です。もちろん実運用には様々な課題がありますが、私は自動走行は人手不足・高齢社会の生きる力になると考えています。さらに関係機関と協議を継続します。
※市民試乗会データ:平成2年11月24日(火)10時~15時 タカヤナギ・ワンダーモール駐車場 試乗者数30人 走行距離80m 主催は国土交通省能代河川国道事務所 実施は日本工営株式会社
16回目の対策本部会議を開催。これまで市内感染はありませんが、各地で急速にコロナ感染者が増加していることから、私は「極めて困難な局面にいます」としました。
続けて、「政府はGOTOキャンペーンの見直し・一部制限を行います。しかし経済再生の取組みは続ける必要があり、仙北市も冬のプレミアム観光支援事業を12月議会に提案します。医療面では、コロナの軽症感染者を受け入れる準備を終了し、感染の不安がある皆さん用の検査態勢も確立できました。その検査補助についても予算を提案します。しかし何より感染しない・させない自己防衛が大切です。市民の皆さんには、コロナ感染拡大地域への往来はできるだけ控えてもらうよう、また市職員の出張や休暇も一定の行動規範を共有するようお願いします」としました。
また会議では、年末年始の市内観光施設の休館について、次の施設は12月28日(月)から令和3年1月4日(月)まで休館することにしました。ご理解をお願いします。
・角館樺細工伝承館
・平福記念美術館
・新潮社記念文学館
・田沢湖クニマス未来館
・思い出の潟分校
角館高校と大曲支援校せんぼく校の有志5チームが、オリンピック・パラリンピック関係者や世界に仙北市を紹介する映像制作を進めています。取材、撮影、編集作業は子ども達の新たな挑戦でした。
今日は編集作業の1日目で、プロジェクトは既に6回の講座を終えています。指導をいただくのは、榎田竜路さん(アースボイスプロジェクト代表社員:メディアプロデューサー、東京オリンピック・パラリンピック競技大会専門委員会委員)と、太田龍馬さん(同社クリエイティブディレクター)のお二人。さて子ども達が題材に取り上げた取材先は、樺細工や味噌・醤油の製造現場、農家民宿、地域おこし協力隊員、観光協会など。これまで関係性がなかった市民の皆さんを取材することで、さらにマチへの理解が進み、それが自身を知ることに繋がって…、自己肯定感を高めてくれたらと思います。
共生社会ホストタウン事業に応募して採択をいただきました。市民の皆さんにも子ども達の作品を観て欲しいと考えています。来年1月(予定)の発表会をお待ちください。
仙北市立角館小学校金管バンド部ドリームハーモニー(愛称ドリハモ)が、東北大会で金賞に輝き全国大会出場を決めました。同大会はコロナ対策を徹底して動画審査なんだそうです。大丈夫、頑張れドリハモ!。
今朝、わざわざ金賞受賞と全国大会出場の報告に来てくれました。写真は私の右隣が顧問の高橋猛先生、そして副部長の菅原雅人さん(角小6年)、部長の堀川真緒さん(〃)、副部長の林崎芽由さん(〃)、浦山栄一郎校長先生、熊谷徹教育長です。ありがとうございます。これまでドリハモはマーチングを主体に演奏活動をしてきました。演奏が上手にできることはもちろん、観客の皆さんに感動してもらえるようなマーチングを目標にしているとのこと。素晴らしいな。その思いを大切に来月の動画撮影も頑張ってね。
皆さんが楽しいと周囲も楽しくなります。全国大会出場を思いっきり楽しんで!。
今日、仙北市はヤマト運輸株式会社と包括協定を結びました。ドローンや自動走行技術を活用し、ウイズ・コロナ時代に不可欠な物資輸送の可能性を探ったり、安心安全な地域づくり、新たな市民サービスに踏み出します。
今から10年前、本社に当時の木川眞社長を訪ね、幾つかの提案を行いました。ヤマト便で市民の作った作物をピックアップし、これを都会のスーパーに届けて欲しいこと、また台湾と仙北市の物流・人流の架け橋になって欲しいこと…。その後、東日本大震災が起こり、仙北市が国家戦略特区・地方創生特区の指定を受け、そして新型コロナウイルスの世界流行です。木川社長との面談後、地方は過疎がさらに深刻ですが、科学技術も当時に予測できない進展があります。そしてコロナ禍で過疎は見直されています。自動運転・非接触・貨客混在…、重要なキーワードを具現化するため、ヤマト運輸株式会社との協働が始まります。協定書に署名した杉野真哉・秋田主管支店長も、「今日が始まります。ヤマト運輸は仙北市のパートナーとして地方創生に取組みます」と話してくれました。
連携事項は以下の通り。
1.物流・人流の活性化
2.安全・安心な地域づくり
3.広報・魅力発信・観光支援
4.市産品の国内外への販売
5.災害対策
6.地域福祉
7.人材育成
8.その他ヤマトグループと市の協働
仙北市の田沢ながいもは絶品です。一度この粘りや風味を口にすると、他のながいもが物足りなく感じてしまいます。でも生産量が限られていて…。待ちに待った市商工会の販売会は11月28日(土)です。
田沢地区の土壌と水と空気が、伝統野菜・田沢ながいもを育てます。20軒ほどの皆さんが栽培に取組んでいますが、市場に出回ることはほとんどありません。まさに幻の田沢ながいもです。以前、秋田市の川反に一本持ち込み、一晩お酒をご馳走になった経験があります。料理人にとっても使いたい食材なんだそうです。
商工会の販売会は、11月28日(土)の9時からスタートし売り切れ次第終了とのこと。販売本数は予定数400本。当日8時30分から購入予約券(一人5本まで)を配布するそうです。会場は市立田沢湖病院駐車場。詳しくは市商工会田沢湖支所まで。
秋田米の新たな主力品種、秋系821の名称は〝サキホコレ〟に決まりました。これを伝えたABS秋田放送のニュース映像で、佐々木希さんのバックに映し出されたご飯茶碗は、これは角館の白岩焼きではないでしょうか…。
映像を見るだけでは確信は持てないのですが、あの美しい色や形は白岩焼きだと思うのです。白岩焼きは秋田県最古の窯元です。このご飯茶碗と真っ白なサキホコレのコントラストが印象的で、ご飯が本当に美味しそうです。
ご存じの方はお知らせください。
※写真はABS秋田放送のニュース映像から。
都内九段北のバスクリン本社。写真の3人は左が相談役の古賀和則さん、私をはさんで右が新社長の三枚堂正悟さんです。三枚堂さんとは初めての面談でした。こんにちは、ありがとうございます!。
役員会直前のお忙しい中で時間をつくってもらいました。本当に恐縮です。さて、三枚堂社長は同社取締役経営管理部長(兼)アース製薬上席執行役員からの着任で、岩手県の出身です。高校時代はサッカーのインターハイ選手でだったそうで、休日は今でも少年サッカーの指導をしているんだとか…。スポーツマンです。お目にかかった瞬間から爽やかです。また、ご同席いただいた古賀相談役は仙北市の観光大使です。そんなご縁に甘えて、コロナ時代のお風呂の効用などをお伺いしました。すると「入浴にはヒートショックプロテインを体内に生み出す効果があって、このタンパク質は免疫細胞の働きを強化することが明らかになっています」と。
これは良いお話しです。市民の皆さんにお聞きいただく機会をつくりましょう。
※株式会社バスクリンと仙北市は昨年2月に包括連携協定を締結しました。写真は今年8月から発売を始めた日本の名湯・乳頭ボトルタイプ。パッケージに7軒の湯宿デザイン。
仙北市は、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と地方創生に関する連係協定を締結しました。仙北市民の皆さんは、ビジネス講座や社会教育分野など同社が行うWEB動画の無料受講、災害避難所の安全診断などのサービスを受けることができます。
連係項目は以下の7つ。
1.SDGsの推進
2.地域・暮らしの安全安心の取組み
3.防災・災害対策
4.産業振興・中小企業支援
5.観光振興
6.農業振興
7.地方創生の取組み、その他
です。
出席の鶴丸宗久・同社秋田支店長は、「仙北市の特性を生かし、地域密着でSDGsや観光政策などの取組みを全力サポートします」とお話をいただきました。私は「巨大企業がまちづくりのパートナーになってくれたことで、市の物産消費や観光滞在、災害対策の他、知的情報の共有にもご協力をいただきたいと思います」と感謝の思いをお伝えしました。
会期延長でご好評にお応えしてきた山田美知男さんの個展「縷縷(るる)」。いよいよ明日15日が最終日です。仙北市の平福記念美術館をお訪ねください。
写真の作品は「雨上がる」です。私は絵を鑑賞する習慣がありません。でも、そんな私でも感じることができました。日本画の中に静かな時間が流れていて、自分もそこに立っているような、記憶の中に入り込んだような、不思議な気分になりました。展示室は気持ちよい空間でした。
入館は無料です。平福穂庵・百穂の父子展もお楽しみください。
県天然記念物「真山寺の乳イチョウ(仙北市西木町)」です。若い頃、近くに住む古老から聞いた秘話を思い出しています。それは、「いよいよ根雪が降る寒い夜、てっぺんの一葉が落ち、その重みで下の葉が落ち、次第にザザザと音が大きくなって…」。
全ての葉が落ちる一夜があるとのこと。風のない晩は、葉が落ちる音が次第に大きくなって、恐くて眠れなかったと、そんなお話です。ああ何とか見てみたい、そこに居たい、今はまだ葉が緑々していて、しばらくは落葉しそうにありません。だったらビデオの準備ができるかも知れない…等々、いろいろと考えが巡っています。
※真山寺の乳イチョウ:県天然記念物(昭和59年3月指定)。樹齢は推定600年。主幹は地上4メートルで大枝を分岐し、大小の乳柱が垂れ下がっていて、母乳の不足する女性の信仰を集めて来ました。弘法大師の杖が成長したと伝わっています。
要望活動で上京した午後、全国道の駅連絡会(東京都江東区)を訪ねました。事務局長の阿部悟・業務執行理事には、目からウロコが落ちるお話しを伺いました。ありがとうございました。
仙北市には道の駅がありません。でも全国には1180(自治体数829)の道の駅があって、年間売上総額は2500億円にのぼるそうです。通行量が多い立地環境とか、通年商品が充実しているとか、アミューズメントが併設されているとか、そんな道の駅が売り上げを支えていますが、一方では赤字経営で大変な場所も多いそうです。阿部さんは、「道の駅は第3ステーです。大きく儲からなくてもいいから、道の駅に行けば仲間の顔が見られるとか、必要な情報があるとか、町のブランド力づくりとか、そんな役割がクローズアップされています。コロナ時代、混雑した場所は危険で敬遠の対象です。品質の良い産物を季節限定で出したり、コツコツと少人数で特産品の開発をしたり、それを通販で販売したり…、道の駅はどんな地域でも活性化センターになれると思うんです」と。
新型コロナウイルスは、これまで弱点と考えていたことを強みに変えました。季節でしか出せない、しかも少量で市場性が低い産物が、お取り寄せで人気商品になっています。人口が少ないことは安全性が高いことなど、まさにパラダイムシフトです。価値転換と言うよりは価値革命の時代に入ったと感じています。
仙北市聴覚障がい者の観光マップを作ろう会(代表:小松龍子さん)は、耳マークのある市内観光マップ作りを進めています。耳マークは聴覚障がいの皆さんに筆談などの対応を行う施設に掲示するもの。どうか皆さんのご協力をお願いします。
同会は平成31年に発足しました。難聴者の皆さんに参加をいただいてワークショップを開催したり、角館地区の耳マーク調査を行ったり…。そんな皆さんの活動が功を奏し、今では耳マークを表記する観光マップが発行されています。でも、まだまだご協力をいただける店舗や事業所などが不足です。市は新角館庁舎に耳マークの掲示をすることにしました。市民の皆さんのご協力が必要です。協働で優しいまちづくりを推進したいと思います。
詳しくは、代表の小松龍子さん(090-2975-3450)、または事務局の小田島広仁さん(090-2274-7877)にお問合せください。
仙北市内には人気キャンプ場が幾つもあります。私もソロキャンプがしたくてお願いしましたが、その度に荒天や仕事で実現できていません。そして今日は雪が降っています。初心者の冬のソロキャンプって、どうなんでしょう…。
キャンプがしたいと思ったのは若いころ以来です。ヒロシさんのぼっちキャンプのお話しは聞いていました。でも私のきっかけは、たぶんテレビドラマのゆるキャン△です。福原遙さん演じるリンさんのソロキャンプ、本当に格好良く見えました。加えて新型コロナウイルスの感染対策です。ウイズコロナ時代のキャンプは、多くの皆さんが体験したい余暇活動です。
リサイクルショップを回り、安いマウンテンパーカーを買いました。毛糸の帽子やシュラフは押し入れの中で見つけました。まだまだ装備は不足です。寒さも厳しいし…。でもドラマのリンさん、冬にソロキャンプをやってるんだよなぁ。
秋田県と市町村の協働政策会議。私は県内の人手不足を改善する手法で、兼業・副業を推奨する仕組みづくりがあると提案。先ずは公務員から率先して兼業・副業をしてみてはどうかと…。
高齢化と人口減少で、生産現場やサービス分野での人手不足は深刻です。コロナ禍で業務を縮小する事業所など、これまでの就業規定では生活できない方々の声が届いています。地域社会が疲弊している今こそ、公務員は新たな役割を担う行動が必要だとお話ししました。もちろん公務員法で規制があります。しかし2018年、政府の未来投資戦略で公務員の兼業は公益活動に限り認めると記されました。既に全国の自治体の中には、そんな思いの職員を支える制度を整えた市等があり、NPO団体やボランティア団体の役員を兼ねる公務員も出てきました。地域パワーがレットゾーンに落ち込む前に、早く秋田県と市町村の連携で兼業OKの議論を始めましょう、少なくとも実態調査をしましょうと、そんな提案でした。
同会議では、案件としてコロナ対策(イベント等の開催基準)、リモートワーク・ワーケーションの推進、介護予防事業、森林の航空レーザー計測、市町村災害復旧サポート事業、県警重点取組み事項の協力依頼など、広範な議論が行われています。
新角館庁舎の建設工事が終わり、先ほど引渡しをいただきました。今月29日(日)には市民内覧会を予定しています。その前後も引っ越し作業などを行い、12月21日(月)の開庁を目指します。さて写真は庁舎西側出入口の定礎です。
次のように記しました。
土になろう
時に雨になり
そして風になろう
希望の光を放ち続け
花が咲き実がつくまで
あきらめない
あきらめない
この庁舎で働く職員はもちろん、市民の皆さんにも望む自身や社会を実現するため、苦難の道程であっても諦めないで頑張ろう、協働のまちづくりを進めようと…。建設に携わった皆さんは、コロナ禍の中で踏ん張ってくれました。改めて感謝を申し上げます。さあ今度は私たちの番です。
秋田駒ヶ岳の麓にある水沢温泉の源泉地帯を歩きました。標高は900メートルで、辺りの木々は既に冬支度を済ませています。久しぶりの山歩きは、落ち葉に積もった雪を食べたり、ノサバリコを軍手につけたり、何だかワクワクした時間になりました。
水沢温泉は多くの皆さんに愛されていて、市の温泉事業でもお世話になっています。源泉地帯は急峻な山腹で、あちらこちらで湯気が立ち自噴箇所がよく分かります。また文字通り〝水沢〟の沢底からも温泉が湧き出ていて、やはりここは特別な場所だと感じます。そんな複数の場所から湧き出た温泉が集湯槽に集められ、これがパイプをつたって各温泉施設に配湯されます。まさに地球の恵みです。
水沢源泉地帯に行く途中、未利用の冷泉(23℃)がありました。集めて夏に入ったら気持ちよさそうです。いつか風呂桶でも担いで行ってみましょう。
※ノサバリコ:秋田弁で甘えん坊。ここに書いたノサバリコは植物の種子。着衣や獣にくっついて種を遠くに運ばせます。
白神山地の最南端、きみまち阪を少し進んだ小高い山に〝あさひの森〟があります。今日は油井日出男さん(ステンドグラス作家)にお会いしたくて、車を走らせました。
初めてここを訪ねたのは30年近くも前でしょうか。その日は地域づくりを考える一晩でした。油井さん、丸岡さん(元二ツ井町長)、サラダハウスの面々(西木村の地域おこし集団)でお酒を酌み交わしました。心が羽ばたいた楽しい夜で、以来、油井さんは勝手に大好きな人になりました。今日そんな昔話をしていたら、奥さまがお手製ジャムとパンをご馳走してくれて…。美味しかったです。ありがとうございました。
油井さんの周りには、さらに素敵な時間が流れていました。ステンドグラスはもちろん、陶芸、養鶏、養蜂、狩猟、山歩きのお話、かなり興味深い内容です。油井さん、またいつか…。
今日午前、就職氷河期世代の皆さんを市役所職員として迎えました。全国からの応募者112人中で選抜された10人です。全力で市民の幸せづくりに、また市役所を変える力になって欲しいと思います。
皆さんは多彩な職歴で、卓越した技能や知識、ネットワークを持っています。エンジニア、社会福祉士、土木施工管理者、銀行員、学芸員、公務員…。これまで非正規の方もいます。私はあいさつで、「市役所改革が本格化しています。来月は組織再編、そして新・角館庁舎への移転です。このタイミングで皆さんは採用になりました。市民の幸せづくり、明日に希望が持てるまちづくりに全力を注入してください。また周囲の職員を刺激しながら、市役所を変える力になってください。皆さんならできます。そして市民の誰一人も取り残さないSDGsの目標に向かって一緒に頑張りましょう」と話しました。
コロナ禍の中、新たな可能性の扉が幾つも目の前にあります。先ず一歩を踏み出さないと、ドアノブにさえ手が届きません。
台湾花蓮県の富里で毎年行われる富里音楽祭(収穫祭)。今年は昨日と今日の開催ですが、この音楽祭に仙北市チームがリモート出演しました。夕方の田沢湖畔から15分のライブ中継で、歌やお囃子、踊りを披露しました。やっと2年前の約束を果たすことができました。
2018年、県の台湾トップセールスに同行した際、仙北市は独自ミッションで花蓮県富里を訪ねました。有機米栽培と農産物加工で台湾屈指の富里製造を見学したかったからです。この会社が地域の若者と連携し、年に一度収穫を祝って開催するのが富里音楽祭です。私は見学が終わった後の意見交換会で、「来年この音楽祭に来て日本の歌を歌います」と約束をしました。それほど皆さんの取組みに感動しました。でも翌年のトップセールスでは都合がつかず、今年は新型コロナでトップセールス自体が中止になってしまいました。ずっと申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
先日、この約束を覚えていた富里音楽祭の関係者が、仙北市の農山村体験推進協議会を通じてリモート出演を打診してくれて…。2年超しで約束を果たすことができました。田沢湖クニマス未来館の砂浜で、全員で秋田県民歌を歌い、おやま囃子と手踊りを披露しました。富里会場の皆さん、楽しんでいただけたでしょうか。ありがとうございました。
広報せんぼく11月1日号の〝まちづくり日記〟です。秋は一日ごとに深まって、でも自身に収穫と呼べる手応えがなくて、焦ったりもがいたり…。大丈夫これからです。コーヒーでも飲みながらお読みください。
上場企業の基本情報や株価、業績情報などをまとめた会社四季報(東洋経済新報社発行)によれば、新型コロナウイルス感染拡大で日本経済はさらに疲弊し、夏号に比べても秋号は業績の下方修正が目立っています。赤字決算の見込みとなる企業数が508社です。一方で、最高益を目指せる予測が立つ企業数も486社あり、企業運営の二極化が進行しているとの分析です。
増益が予測される業界は、医薬や情報通信、エネルギー、食品・スーパーなどです。外食産業も厳しい現状ですが、テイクアウトや巣ごもり特需で業績を上げているチェーン店があります。今の景気低迷は〝コロナだから仕方ない…〟と思っている方が大多数です。しかし、この状況下で過去最高益を上げるかも知れない企業が多数存在することに驚きます。また、業績を上げる企業の経営方針を調べてみて、共通した項目があることも興味深い点です。「会社は必ず生き残る」、「ピンチはチャンスに変えられる」、「徹底したお客さまニーズの拾い出し」など、とにかく前向きです。
「考え方×熱意×能力」…、これは稲盛和夫さん(実業家・日本航空名誉顧問)の言葉です。「結果を出したいなら、常に人間として正しい考えを持ち、人さま以上に働く熱意、そして理由をつけて安楽に向かう自分自身に負けない能力が必要です。熱意や能力は0点から満点まであり、能力を鼻にかけて努力を怠った人よりも、普通の能力しかないと思い誰より努力した人の方が、はるかに素晴らしい結果を残すことができます。また考え方は生きる姿勢です。マイナス満点からプラス満点まであります。これを掛け算します。つまり考え方次第で人生や仕事の結果は大きく変わります」と。熱意も能力も重要ですが、人間として正しい考え方を持つこと、社会に役立とうという思いが、何よりも重要だと言っているように感じます。
さらに稲盛さんは言います。「順調ならよし、逆境ならなおよしです。人生の明暗は運不運ではありません。それは心の持ち様です。苦しいときこそ明るい希望を失ってはいけません」。
はい、勝負はこれからです。
都内のTDMテレワーク実行委員会(長沼史宏代表)と、仙北市角館のバーチャルツアーを開催しました。実行委メンバーの自宅⇄角館をZoomで繋ぎ、事前に送った秋田のお酒を飲みながら…。
角館の中心会場はゲストハウスChoux。ライブ中継は武家屋敷から紅葉ライトアップ、伝統文化やお祭りなどはVTR放映、さらに雪国クイズとナマハゲ乱入など、予定の2時間はアッと言う間でした。都内の参加メンバーからは、「角館観光を楽しんだ夜に、お料理を食べお酒を飲んでいる気分です」とか、「バーチャルツアーだと小さな子どもと一緒に旅行を楽しめます」など、嬉しい感想をいただくことができました。コロナ禍の中で新たな可能性に触れた思いです。
皆さん本当にありがとうございました。だまこ芋のこ鍋は最高でした。それと、ナマハゲ乱入で子ども達を泣かせてしまって…、ごめんなさい。
総務省を訪問。箕浦隆一・大臣官房CS情報化審議官(写真中央)と、ワーケーションが生み出す価値について意見交換。ワーケーションは観光政策で議論されがちですが、ライフスタイルの転換を進める考えた方のほうがしっくりします。
箕浦審議官は、「1993年以降、日本の国際競争力は低迷していて、その原因はICT革命への不適応だと分析しています。一方で現代の働く場はリアルな空間だけではありません。既にサイバー空間も含めた四次元空間に広がっていると言えると思います。テレワークは在宅勤務ではなく、オフィスを離れて仕事をする形態ですが、都内に本社を置く企業の中には、コロナ感染に関わらず今後は原則テレワークの会社が出始めています。好きな場所に住んで仕事ができる時代で、ワーケーションは地域型リモートワークの1つのカタチですが、それぞれの年代が思い描くライフスタイルを叶える可能性は、この数年で格段に高くなると思います」と。
とても刺激的なお話でした。同席の島田由香さん(ユニリーバ)、奥真由美さん(セイルオンジャパン)、土井雅史さん(サンドイッチ)、高橋禎人さん(秋田県)、皆川覚さん(仙北市)も同様の感想でした。面白くなってきました。