2023年1月31日火曜日

社会課題の解決に向けて


 私の隣に立つ方は関東学院大学(神奈川県横浜市)教授の島澤諭さん。秋田大学にご勤務の頃からお付き合いをいただいています。今回は私たち一社と島澤ゼミの学生さんで…。

 来春から実験的な取り組みができないか、その第1回の打ち合わせを行いました。秋田県や県内市町村が抱える社会課題など、その解決を模索する協働授業を開催し、実際に解決策を試行してみよう…、そんなイメージです。学生さんはもちろん、地元住民にとっても絶好の学びの場です。一般社団法人・市民活動あきたは、最大協力をすることにしました。

 島澤教授は経済学が専門です。地域の経済対策、商品づくり・職場づくりなどでもご指導をいただきたいと思います。

2023年1月30日月曜日

森の中のメスティン・ランチ


 久しぶりの青空に我慢できず…、ザックにメスティンとポケットストーブ、固形燃料、お米を入れて森に向かいました。ウサギを追いかけたり、雪上でご飯を炊いたり…。

 1人なのでお米は1合。お米は家であらかじめ研ぎ、ジップロックに入れて水を吸わせながら歩くと時短になります。炊飯の水は雪を溶かして作りますが、雪100%からスタートすると固形燃料がもったいないので、少量のたね水(水筒の水)で雪を溶かしながら調整。お米が1合なら水は200CCぐらいでしょうか。今日はメスティンを火にかけたまま、ウサギの足跡を追ったり、林道に戻って歩数を増やしたりして、30分ぐらい放ったらかしでした。

 その間、メスティンは勝手に炊飯から蒸らしへ。森のウォーキングから帰ってフタを開けると、先ず炊きたてご飯の良い香りに感動です。おかずは大ヒットしたアウトドアスパイス・ほりにしをササッと振りかけて…。美味い!、ご馳走さまでした。

2023年1月29日日曜日

カッパのお墓


 秋田市の四ツ小屋神明社。ここにカッパのお墓(河伯供養塔)があります。きゅうりを持ってお参りしました。秋田には冬の寒さで凍死したカッパの民話が伝わっていて…。

 雄物川の多くのカッパは、4月に播いたソバの茎が赤くなる頃から花が咲く9月の末頃までいて、川で遊ぶ人間の子どもからシリコ玉を抜いたりして悪さを繰り返したそうです。ある年の9月30日、川のカッパはみんな暖かい南の川に下っていきましたが、一匹だけ雄物川で遊び続けるカッパがいて…、結局そのカッパは冬の寒さで凍死してしまいました。これを不憫に思った寺の和尚が、川が見える小高い山にカッパのお墓をつくり供養したそうです。

 この民話と四ツ小屋神明社の供養塔の関係は不明です。でも、やっぱり昔は雄物川にカッパが…。
※県高校PTA連合会でもカッパのお話をしました。カッパに会ったことがある人はいませんでした。お年寄りが多いお話の会では数人が手を挙げます。
※カッパのイラストは福本隆男さん。


2023年1月28日土曜日

ノーサイド


 写真は、ユーミン・ミュージアムに展示してあった「ノーサイド」の直筆歌詞ノートです。よく見てください。レコーディングの歌詞とは違う部分があります。分かるかなあ…。

 ノーサイドには様々な逸話も豊富です。最近までは実在の試合があり、モデルの選手がいると言われてきました。ところが歌詞(写真)は、その試合が行われるより先に書かれていたのです。歌詞に書かれたドラマが、全く偶然に1984年の全国高校ラグビー決勝戦(天理高校VS大分舞鶴高校)で起こったことになります。ユーミン、すごいな。

 何をゴールに決めて、何を犠牲にしたの…、人生の真理です。

2023年1月27日金曜日

敬天愛人・けいてんあいじん


 ABS秋田放送えび☆ステ「今週のひとこと」は、“敬天愛人”です。Amazon日本ストアの商品紹介で特集した万能つゆ味どうらくの里は…。

 大仙市に本社がある東北醤油株式会社。同社の看板と言っていい味どうらくの里ですが、発売当初は全く売れなかったそうです。それでも頑張れたのは、3代目社長の佐竹宏明さんの心中に、西郷隆盛さんの言葉“敬天愛人”があったから。意味は「天を敬い人を愛する」ですが、佐竹さんは、とにかく出来ることをやって消費者に喜んでもらいたい、努力の結果は天にまかせようと思ったと…。この言葉は京セラの稲盛和夫さんも座右の銘でした。トップ経営者の心情を感じます。

 大好きな瀬戸内寂聴さんは、「あなたがいるから周りの人が幸せになる。あなたはそのために生きている」と言っています。“あなた”を“商品”に読み直せば同じことを言っていると…。人を幸せにする商品がヒットするのは、当たり前と言えば当たり前です。

2023年1月26日木曜日

砂糖の種


 シュガービーツ(砂糖大根)の種が届きました。これを畑にまいてお世話して、大きくなったら根を掘り出して、洗って細かく裁断してお湯につけて、溶け出す糖分を火で煮詰めて…。

 てんさい糖づくりにチャレンジできます。初体験の連続ですが考えるだけで楽しくて楽しくて…。種が入手できたことで、もう原料オール秋田産のジャムづくりが実現したような気になっています。でも実際は…、県内でシュガービーツの栽培例をあまり聞きません。誰か詳しい方の応援もお願いしたいです。

 私も栽培したい…と思う方、数粒ですが種をお分けできます。こっそりご連絡ください。

2023年1月25日水曜日

愛しのモカロール!


 10年に1度の大寒波、不得意な自動車運転も何のその、吹雪の中を保戸野通町へ真っしぐら。待ってろよ、愛しのモカロール!。

 高砂堂さんのモカロールが大好きです。レトロなバタークリーム、スポンジのしっとり感、味も香りもコーヒーテイストがしっかりしていて、昔からファンが多い人気の商品です。秋田市に行く度に立ち寄り、でもタイミングが合わずお目にかかれなくて…。お店の方も気の毒に思ったようで、今度作った時はお知らせしましょうねと。昨日お電話をいただきましたが、悪天候になりますからご無理なさらないで…、そんな心配までかけてしまいました。

 それでも車を走らせました。だって…、愛しのモカロールですから。

2023年1月24日火曜日

青山ウイスキーを訪ねて


 都内渋谷区の青山ウイスキー、ここは兵庫県六甲山に蒸溜所を持つアクサス㈱直営店です。美しい琥珀色のピュアモルトを見て思い出したことがあります。

 5年前、外食チェーンのドリームリンク(秋田市)が、秋田県内でウイスキーづくりに取り組むことを聞きました。同じことを考えている人がいて嬉しくなり、樽づくりに必要なミズナラを提供したいこと、蒸溜所に適した場所も水もあること等、同社にお伝えし何度か調査も行いました。同社選考の末、蒸溜所の場所は秋田市に決まりましたが、直後のコロナ対策などで計画は遅れている様子。でも何とか頑張って実現して欲しい、これは秋田県民だけではなく、世界にいるジャパニーズ・ウイスキーファンの思いです。

 さて、青山ウイスキーで…。私の前にいた熟年マダムが、お店のお兄さんに「六甲蒸溜所の樽からバリンチで200」と。するとお兄さん、スポイトの親分みたいな道具(それがバリンチ)で樽からウイスキーを吸い上げ、200mlボトルに優しく注ぎました。その仕草が格好良くて、私も同じオーダーをして写真を撮らせてもらいました。

2023年1月23日月曜日

荒井由実がユーミンになるまで



 デビュー50周年を記念して開催中の「ユーミン・ミュージアム」。直筆の楽譜や歌詞、ステージ衣装、貴重映像、私物なども多数展示されています。荒井呉服店の由実ちゃんは…。

 中学時代、部屋の外にあった螺旋階段でこっそり家を抜け出し、八王子から最終電車で麻布台のイタリアンレストラン・キャンティに通ったそうです。絵を書き曲を書き、交わるもの全てが色や音に感じた天才少女は、先ず最初に加橋かつみに曲を提供。その後、荒井由実の実名でレコードデビュー、でも全く売れなくて…。それでも作詞・作曲を続けた彼女。周囲の全ての人、全ての時間が荒井由実をユーミンに育ててくれたんだと回想しています。

 才能の芽吹きには栄養が必要です。だから部屋を飛び出して電車に乗った…。天才はじっとしては居られないのです。

2023年1月22日日曜日

坂本龍馬に会える街


 都内で大好きな坂本龍馬に会いました。場所は品川区東大井の立会川商店街。20歳の龍馬はペリーの来航で土佐藩下屋敷の護衛に加わり、佐久間象山塾で大砲操練を積んで…。

 きっと毎日がお祭り騒ぎだった時代です。江戸に出て北辰一刀流の千葉道場に入門。剣の道を極めようとしていた頃で、未だ勝海舟とは出会っていません。土佐藩下屋敷は立会川河口付近にありました。その護衛に龍馬が度々この辺りを闊歩し、さらには開国を迫るアメリカ軍艦を追撃するため、浜川砲台で操練を積んだと伝わっています。そんなご縁で商店街の中に坂本龍馬像が建立されました。


 血気盛んな龍馬が、ひょっこり街の角から飛び出して来そうな旧東海道。龍馬の志を思い起こして自身を振り返る街…。さて私の旧東海道ウォークは京都三条大橋に辿り着くのでしょうか。


2023年1月21日土曜日

バッキャあった!


 昨日から大寒に入りました。今日から数日は款冬華(フキノトウが顔を出す)の頃なんだそうです。暦が本当か半分疑って探して歩くと…、「あっ!、バッキャ(フキノトウ)あった!」。

 場所は田沢湖畔に注ぐ沢の水口。田沢湖とその周辺は東日本屈指のパワースポットと紹介されていたので、パワースポットで採れた初物のバッキャです。これはおめでたいでしょう。それにしても…、こんなに寒くても雪の下では春の準備が始まっているんだなあ。

 バッキャは見つけられないと言う方、大寒卵をオススメします。縁起物です。

2023年1月20日金曜日

自分らしく笑う門には…


 ABS秋田放送えび☆ステ「今週のひとこと」は、“人にやさしく自分らしく、笑う門には福きたる”です。何より自身の感情を大切に、それで笑ったり歌ったりできれば福の神が…。

 大潟村を訪ねた酒井アナ。お付き合いをしてくれた安岡さん、鳥井さん、平塚さん、木須さん、ありがとうございました。皆さん女神のような笑顔(鳥井さんは踊り、平塚さんは歌も披露いただいて…)でした。それが本当に自然で、人にも優しく自分に素直で、あの笑顔は絶対に福の神を招きます。

 それで思い出しました。日本創成会議が10年近く前に発表した消滅可能性都市(※)。秋田県では25市町村中24市町村が消滅の可能性があるのに、大潟村だけ該当していなくて…。不思議に思っていましたが、今日の番組で確信しました。大潟村の女性の元気度がハンパなくて、これでしょ!。
※2010年から2040年にかけて、20歳〜39歳の女性人口が5割以下に減少する自治体を消滅可能性都市とした。

2023年1月19日木曜日

雪の田んぼを走る!


 今朝はカタユキ(堅雪)でした。体重80キロの私でも沈まないで雪の田んぼを走れます。カタユキの方言はカリカリだと思っていましたが…。

 好天で雪が溶けかけた春先、夜間の冷気で一気に凍るとカリカリになります。この呼び名、たぶん雪を踏んだ時の足音が語源かと…。でも市内でさえ余り通用しません(不思議です)。田んぼを歩いて小学校に行く朝、あれは小さな冒険でした。

※雪の下には水路もあって危険です。真似しないでください。

2023年1月18日水曜日

こいつぁ春から縁起がいいわぇ


 田沢湖畔かたまえ山森林公園でスノーシュー・ウォーク。昼食はモンベル(mont-bell)レストラン展望台店でベーコントマトクリーム・リゾッタ。あれっ?、1本の栗の木に紅白の実が⁉。

 新年恒例の森林公園スノーシュー・ウォーク。展望台から見る田沢湖が私は一番好きです。ここに勝手にモンベル(mont-bell)レストラン展望台店を開店。雪でお湯を沸かして人気のベーコントマトクリーム・リゾッタリゾッタをいただきました。シリーズ中でトップレベルの美味しさです。空腹が満ちて余裕ができて…、フッと後ろを見てビックリ!。1本の栗の老木に紅白の実が付いています。これヤドリギの実です。珍しいなあ、1本の木に2色の実なんて…。

 こいつぁ春から縁起がいいわぇ。

2023年1月17日火曜日

初めてのゲイシャ



 ノーカーデイ。歩いて教育委員会に行き、コンビニに行き、ガーデンカフェ&デリカkimotoでコーヒーブレイク。のりさんから最高級のコーヒー豆ゲイシャを挽いてもらって…。

 歩いて喫茶店を往復なんてオシャレ!。でも歩数は2万歩以上、12キロを歩いて鼻水ジュルジュル…。のりさん情報ですが、このコーヒー豆、グアテマラで100年の歴史を誇るコーヒー農園から仕入れた希少種とのこと。カップに注ぐ段階から香りも良く、口に含むと酸っぱさと苦さと甘さを一緒に味わえて、美味い!。これは初めての感覚かも…。

 ちえちゃんともお話しできたし、お母さんとも会えたし、のりさんのコーヒーも絶品だったし、良いウォーキングでした。

2023年1月16日月曜日

話してみるもの


 仙北市地域婦人連絡協議会「新春の集い」で、あきた100%プロジェクトへのご協力をお願いしました。するとビックリ、鉢植えレモンの木に…。

 あきた100%プロジェクトは、一般社団法人・市民活動あきたが来年度に取り組みたい活動事業。秋田県産食材の生産者ネットワークを構築し、産品の組み合せで新たな商品開発を行うプロジェクトです。ジャムづくりの場合、例えばイチゴやブルーベリーは県内各地で栽培者がいますが、甘味の砂糖や酸味のレモンなどは調達のハードルが高くて…。それで年明け以降は様々な場面で同プロジェクトを紹介し、必要食材の入手の可能性を聞き取りしています。

 今日は地元でのお話し会でしたが、参加していた方の中に「お隣さんが育てている鉢植えレモンに実がついていました」と…。すごい情報です。話してみるものです。


2023年1月15日日曜日

年神様の送り火


 元旦にお迎えした年神様を炎でお送りし、1年間の無病息災・五穀豊穣を祈願しました。左義長、どんと焼き(虫焼き)です。

 この炎にはいろんなご利益があると言われています。例えば…、この火で書初めの紙を焼くと字が上手くなる、この火で焼いたお団子を食べると病気をしない、この火でお尻を温めると長生きする…。はい、全部やりました。

 今年の目標の1つが、暦を見て春夏秋冬の暮らしを楽しむこと。結構いろいろあって楽しいです。

2023年1月14日土曜日

新町長に期待とお願い


 AKT秋田テレビの土曜LIVE!あきた。先日、着任した八峰町の堀内満也・新町長の人口減少対策に期待していること、さらに小さな成功事例をつくって…。

 人口減少対策は、市町村が単独で取り組むには大き過ぎる課題です。かと言って県や国の対応を待っているばかりでは埒が明きません。八峰町は海と山の2つの県立公園を持ち、農林漁業も多彩で、風力発電でも注目を集めています。堀内町長が主張した町民に寄り添う行政運営で、有効な人口減少対策の種が見つかる可能性だってあります。小さくても成功事例ができたら、それを県や県内の市町村が共有し合い、各地域にあった政策にカスタマイズすれば…。

 秋田県には25の市町村があります。各市町村長はそれぞれの住民ファーストが当たり前。同時に県を構成する市町村の代表者として、連携して県を前進させる推進力になって欲しいと、そんな勝手なお願いもさせてもらいました。

2023年1月13日金曜日

いまからここから


 ABS秋田放送えび☆ステ「今週のひとことコーナー」は、“あっちでコツン こっちでコツン でもまけない いまからここから”です。歴史と文化の蓄積に甘えないモノづくりの現場で…。

 ふるさとACTIONは仙北市から。出演いただいた樺細工の藤村さん、和菓子の後藤さん、駄菓子の佐藤さん、本当にありがとうございました。皆さんが昨日より今日、今日より明日と、これまでの蓄積に甘えないモノづくりの姿が格好良くて…。でもきっと自身の心の中や世間の壁に、コツンコツンぶつかってきたんだろうなあ、そんな全てに負けないで頑張ってきたんだろうなあと…。

 “いまからここから”は、心の師匠・相田みつをさんの言葉です。明日がどうなるか分からないから、何かやろうと思ったら“いまからここから”だよと。はい、今年も頑張ります!。

2023年1月12日木曜日

冬の高尾山を歩く


 秋田市雄和のシンボル・高尾山。夜叉鬼と米子の米女鬼伝説に込められたメッセージ、そして二人の思いを考えながら雪道を歩いてみました。

 米女鬼伝説は…、約1200年前、保呂羽山から飛来した山賊・夜叉鬼は、高尾山麓に住む豪族・白石善五郎の娘米子を見初め、二人は夫婦となり子ども(大滝丸)が生まれます。それでも略奪を繰り返す夜叉鬼を成敗するため、朝廷は坂上田村麿率いる討伐軍を出兵させて…。もともと高尾神社や大平薬師は修験の霊場として発展したそうです。いまも参拝すると願い事が叶うと聞きました。今回、私は石川登山口から少し歩いただけですが、それでも林間で霊気を感じました。春になったら歩きたいコースです。

 この14日は、米女鬼伝説や吉ェ門のカッパ、悪魔はらい、たつこと太郎の物語などお話しさせていただきます。雄和の皆さま、お世話になります。

2023年1月11日水曜日

市民活動あきた設立1周年!


 昨年の1月11日、秋田公証人合同役場で設立定款を認証いただき、同日に秋田地方法務局で法人登記を行いました。市民活動あきた設立1周年、おめでとう!。

 私たち一社は、公と民の新たなプラットホームとして、夢をカタチに変える協働作業に取り組んでいます。定款にも子どもサポート、文化・経済活動、健康増進、移住定住対策を明記しています。初年の活動は、ふるさと検定開催(3会場)、田沢湖ジェラートの開発とトライアル販売、本の里プロジェクト研修交流、家族留学サポート、講演活動、秋田カレーづくりWeb会議、古物営業許可(古本業)、菓子製造業許可などがありました。今年はふるさと検定の報告書づくり、ホワイトリボン・ラン仙北拠点、秋田EV構想、秋田100%プロジェクトが…。

 皆さまの叶えたい夢、私たちが最大応援します。お気軽にお声がけください。どうか2年目もよろしくお付き合いをお願いします。


2023年1月10日火曜日

それは不道徳な行為です


 大好きなお店のモカロールケーキを真似て作ってみよう。そんな思いで書店で参考資料を立ち読みしていたら…、「真夜中のお菓子レシピ」に目が止まりました。こんな誘惑の一冊が…。

 しかも巻頭に「世界が寝静まったら」とあります。真冬の夜に一人でケーキ作りをするなんて、それはそれは不道徳な行為です。でも…、きっと興奮します。この本、お菓子作家Soyonさん初のレシピ本。40種類のお菓子はもちろん、著者のメッセージにも心が和みます。

 あっ、モカロールケーキはバタークリームで。

2023年1月9日月曜日

もう1つの家族留学


 首都圏や関西圏から4家族10人が参加した仙北市での家族留学。子ども達が田沢湖クニマス未来館で探究型学習を行っている間、大人のお父さん・お母さん達は思い出の潟分校で…。

 お茶を飲んだりお菓子を食べたりしながら…、一社法人・市民活動あきたメンバーと時間を過ごしてもらいました。1部は「たつこと太郎の物語」(ふるさとに伝わる民話とその社会背景の考察会)、2部は「生き様と行動が明日を変える」(一社メンバー4人の現在の活動と望む未来像)と題したプレゼンテーションです。お父さん・お母さん達から、たくさんの質問と意見をいただきました。ありがとうございました。

 一社法人・市民活動あきたは、その事業定款に移住定住の支援を明記しています。秋田の教育力を高く評価する都会の子育て世代の皆さんが、実際にもう一歩踏み出す糸口は何か…、地域での社会活動の多様性も魅力度アップの要因になりそうです。

2023年1月8日日曜日

田沢湖は良縁のパワースポット


 読売新聞の「OTEKOMACHI」(働く女性応援サイト)で、2023関東・東北の“良縁をかなえ運気を底上げする5ヶ所”に田沢湖が選ばれました。

 選んだのは空間風水学会理事長の李家幽竹さん。今年は木と風の気を併せ持つ年で、この2つの気の高い神社仏閣等を中心に、次の5ヶ所を開運のパワースポットとしました。
1.田沢湖周辺(秋田県:恋愛運・愛情運・ビューティ運)…嬉しい出来事を引き寄せて充実の運気に。恋愛を楽しみ容姿が美しくなる効果も。
2.出羽三山神社(山形県:運気運・浄化運)
3.明治神宮(東京都:良縁・結婚運・人芸関係運)
4.江島神社(神奈川県:変化運・喜び運・浄化運)
5.伊豆山神社(静岡県:良縁運・目標達成運)等

 田沢湖には不思議な力があります。十和田湖のように昔は霊場・修業の場だったとのお話しも…。また、たつこに感謝。

2023年1月7日土曜日

夢のツーショット


 当時はカメラを持っていない中学生だったので、憧れのブルース・リー(の映画ポスター)と半世紀を過ぎて夢のツーショット。叶えてくれたのは花巻市内の昭和の学校です。

 ウワサに聞いた昭和の学校、遊休施設の活用事例として以前から興味がありました。実際に訪ねてみてビックリ。閉校した小学校を再利用し、校舎の中に“昭和の花巻商店街”が再現されています。呉服店、電気店、書店、レコード店、居酒屋、バー、映画館(ブルース・リーとのツーショットが叶った場所)、雑貨店、玩具店、薬局、診療所…、20万点以上のコレクションなんだそうで、ここだけで昭和のドラマ収録が完結しそうです。

 入校は有料ですが見学の価値はそれ以上です。でも、こんなに頑張っても経営は楽ではないと…。半端なプランで遊休施設の再利用はできません。

2023年1月6日金曜日

松舘文子さんの写真展


 (一社)市民活動あきたの仲間、松舘文子さんのツバル写真展が好評です。場所は秋田銀行本店ロビー。松舘さんは政府の国家プロジェクトで…。

 南太平洋の美しい島国ツバル。でも温暖化現象などで国土自体が海に沈みかけていて…。その現状把握や改善対策などで、日本は外務省と文科省がプロジェクトを立ち上げて活動を展開中です。松舘さんは2009年から2012年の3ヶ年間、JICA(国際協力機構)職員としてツバルに着任、島の皆さんと一緒に研究にあたりました。海や子ども達の笑顔、JICA理事長だった緒方貞子さんの来島など、日々の息遣いが感じられる写真展です。

 島が沈む原因を解析していくと、もちろん温暖化もありますが、島独自の不適切な土地・海岸利用も見えてきて…。そんな事実を知ってもらおうと作った絵本「笑顔の島の作り方」は、島の教会を通じて各家庭に配布されたそうです。今回の写真展で日本語版がもらえます。この絵本も感動的です。会期は31日まで。
※写真左上の右が緒方貞子さん、左が松舘文子さん。

2023年1月5日木曜日

魔よけの石敢當・いしがんどう


 秋田市南通で石敢當(いしがんどう)を見つけました。石敢當は魔よけ石です。町に棲む魔物は直進性が高く、T字路やY字路では曲がり切れず突き当りの家に飛び込んで…。

 魔物の侵入で災いが起こった記録が残っています。そうならないよう魔物を追い払うために石敢當を建てました。この習俗は中国、台湾、香港、マレーシアなどで見ることができます。日本では沖縄本島や周辺諸島に1万箇所以上、鹿児島県には千箇所以上あるとの調査も…。その他は九州・四国、関西など西日本に若干見ることができますが、なぜ東北の秋田県(特に秋田市内を中心に)に30箇所前後あるのか不明です。

 写真の石敢當は、国学者・平田篤胤さんの居宅跡のもの。私は…、異界にも通じた平田さんが、佐竹藩を魔物から守ろうとしていたのではと思っています。

2023年1月4日水曜日

秋田100%プロジェクト!


 県立農業科学館(大仙市内小友)にて。昨年も好評だったジャムづくり、原材料の全部を県内産で賄おうとすれば、やはり課題は砂糖とレモンです。あれ?、レモンが実をつけてる…。

 ジャムづくりは、メイン原材料(例えばイチゴやスモモ)だけだと酸味が足りず、毎回レモン果汁で風味を整えます。そのレモンの輸入先はと言うと、アメリカ57%、チリ37%で合わせて94%、残る6%が国内産で、生産量の多い順に広島、愛媛、和歌山、宮崎、三重と続きます。上位10県には東北・北海道はありません。雪国での栽培は暖房コストがかかり過ぎるのでしょう。でもレモンの単体販売ではなく、地元産レモンを原材料に使った商品造成だったら、それこそウリ、差別化・高付加価値化では…。砂糖は、既に寒冷地で砂糖大根の栽培が行われています。

 まてまて…、ジャムづくりに限らず、様々なモノづくりを秋田産の素材・原材料100%で賄う、そんな生産者ネットワークがあったら楽しそう。秋田カレープロジェクト、秋田EVプロジェクトも同じ発想だったじゃないか…。よ〜し、今年は全部まとめてネットワークの立ち上げに取り組もう。名づけて秋田100%プロジェクトだ!。

 ・・・みたいな、農業科学館のレモンの木の前で、白日夢(初夢)を見たかも…。


2023年1月3日火曜日

半龍のたつこさんと


 田沢湖畔の御座石神社を参拝。ここには半人半龍のたつこさんがいます。建立が1981年ですから、湖畔の像4体の中では一番に若いたつこさんですが…。

 ちなみに他の3体の建立年は、潟尻のたつこ像と春山のたつこ観音は1968年、発電所近くの姫観音像は1939年です。さて、辰子(たつこ)さんの呼び名になったのは明治以降です。それ以前は、亀鶴さん・鶴子さん・金鶴子さん・田鶴子さんなどと呼ばれていた記録が残っています。伝説のたつこさんは永遠の美を願い、大蔵観音堂に百日祈願をして龍に化身しました。日本怪異妖怪辞典によると、この大蔵観音堂の裏に“納経杉”があって…。

 納経杉の洞は田沢湖と繋がっていて、4月8日と7月9日に写経した紙を入れておくと、たつこさんが取りに来てくれるそうです。

2023年1月2日月曜日

ポストの向こう


 雪に埋もれないよう、近所のポストを勝手に除雪隊。こんな田舎にいてくれて…、ありがとう。

 このポストの向こうに大勢の大切な人がいます。未知の世界も広がっています。外出が困難な高齢者や、インターネットが不得意な方々にとって、ポストは人やコトと繋がる“どこでもドア”です。

 郵便局の皆さま、ご難儀をおかけします。

2023年1月1日日曜日

大仏さまのご加護で1等賞!


 地元スーパーの福引き抽選会で、娘と息子が1等賞の由利牛しゃぶしゃぶ肉を引き当てました。赤田の大仏さま(由利本荘市)に初詣した帰り道でした。これは…。

 昨年、テレビ番組で是山泰覚禅師と赤田の大仏さまを取材しました。大変にお世話になった長谷寺の浅田髙明住職に新年のごあいさつをし、大仏さまに変わらぬご加護とお導きをお願いして帰って来ました。途中、角館のタカヤナギ・ワンダーモール店で福引き抽選会に立ち寄り、ここで娘と息子が1等賞の由利牛しゃぶしゃぶ肉を引き当てて…。

 由利本荘市の赤田の大仏さまに初詣をして、抽選会で由利牛しゃぶしゃぶ肉です。赤田の大仏さまのご加護としか考えられなくて…。本当にありがとうございます。
※良く見たら、“しゃぶしゃぶ肉”ではなく“すき焼肉”でした。訂正してお詫びします。