2021年3月30日火曜日

4月になれば


 もうすぐ4月です。4月になれば入学、進学、就職、転勤、転職…。その先々で新しいチャンスが待っています。そのチャンスについて著名な皆さんの言葉を幾つか紹介します。気づかずに通り過ぎたりしませんように。

 「チャンスなんて、そう度々と巡って来るものではないから、いざ巡って来たらとにかく自分のものにすることよ(オードリー・ヘプバーン)」。「後ろ向きでマイナス思考の人にチャンスは訪れません。願いを叶える気魂と明るい希望を抱いた心がチャンスを呼ぶのです(美輪明宏)」。「チャンスは目の前にある全てのドアをノックする、移り気な女性のようなもの。もしドアをノックしてもすぐに開かなければ、彼女は次のドアに移って二度と戻ってきません(ヘレン・ケラー)」。「 失敗と成功は裏腹になっています。みんな失敗を恐れるから成功のチャンスも少ないのです(本田宗一郎)」。「チャンスは不運や一時的な敗北という姿に化け、度々やって来きます(ナポレオン・ヒル)」、「ほとんどの人がチャンスを逃す理由は、チャンスは作業着を着て大変そうに見えるからです(トーマス・エジソン)」…。

 新しい出逢いも新しい環境も全てがチャンスです。たとえ不本意な境遇だったとしても、「ベストを尽くすチャンス到来」(マイケル・ジョーダン)と思って頑張るだけです。

2021年3月28日日曜日

経営とアートとサイエンス


 待望のワーケーション拠点Semboku Workplex(センボク・ワークプレックス)が完成しました。場所はわらび座、運営は秋田市のIT企業エイデイケイ富士システムです。市内・県内の皆さんにも活用いただきたい施設です。

 内覧会でワークプレックスを探検していると、わらび座でデジタル事業を牽引してきた長瀬一男さんに呼び止められ、「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?~経営におけるアートとサイエンス~(山口周著・光文社新書)を読むのじゃ!」と勧められました。それでさっそく本屋さんで見つけて読んでいます。少しだけ長瀬さんが勧めてくれた理由が分かったような気がします。著者は「最近世界的な傾向で、グローバル企業の幹部職員が美術系大学や美術館に通っている。なぜ美意識を鍛えるのか、それは、これまでのような分析・倫理・理性に軸足を置いた経営、またはサイエンス重視の意思決定方法では、現代ビジネスの舵取りが困難になっているからだ。その理由は複数あるが、一定の経済力を持った人々の欲求は自己実現で、それには感性や美意識がとても重要。これを理解しない企業は、企業自体の競争力も魅力も、さらには商品やサービスの価値すら失ってしまうだろう」と。

 これは企業に限ったことではなく、地方自治体の経営にも同じことが言えそうです。昔から魅力的な町には芸術的なニオイがあったし、芸術・文化活動を中心に魅力づくりをしてきた町もあります。問題はトップの美的センス…。

2021年3月27日土曜日

佐竹知事の緊急記者会見で


 今日午前、佐竹知事が緊急記者会見を開きました。新型コロナウイルスに関する県民への注意喚起で、「首都圏、関西圏などに加え、宮城県、山形県との不要不急の往来は避けてください」と話しました。

 続けて、「(秋田県の)警戒フェーズは2ですが、非常に厳しい状況です。注意喚起と言うより自粛です。ただ何れの地域も入学・転勤、あるいは業務上で日常的な往来が必要な方々もいます。そんな方々については特段の注意をお願いします。また仙台を中心とした様々なスポーツやイベントなどへの参加も、大変申し訳ありませんが控えていただきたいと思います。県内ではそう多くの集団が発生することはないと思いますが、主催者は相当な注意を払うようお願いします。変異株と見なされる事案が発生しています。これは県外から持ち込みとの状況です。万が一、県内で感染経路が不明な変異株やまん延の警戒値が高まった場合など、フェーズを上げざるを得なくなります。最大限の注意をお願いします。4月からのJR東北デスティネーションキャンペーンは、当面中止の扱いとします」と話しました。

 市民の皆さまにもご理解・ご協力をよろしくお願いします。

2021年3月25日木曜日

秋田アウトドアベースを設立


 仙北市内の野外アクティビティ事業者、愛好者、行政などが〝秋田アウトドアベース〟を設立しました。スキー、キャンプ、焚き火、登山、サップ、カヌー、テントサウナ…、大自然を丸ごと楽しむ体験メニューと情報発信にご期待ください。

 ミートアップ会場は田沢湖畔・思い出の潟分校。レトロな教室からニューウェーブな野外活動が始まりました。今日は東海林文和さん(田沢湖高原リフト)、佐藤裕之さん(田沢湖自然体験センター)、竹内貴祐さん(乳頭キャンプ場)、藤村岳毅さん(山の案内人ガイド事務所)、八嶋誠さん(タザワコサウナ)、高橋和宏さん(田沢湖・角館観光協会)、それに仙北市地域おこし協力隊の皆さん、仙北市役所の皆さんなどが集合。東海林文和さんを代表に選出し、各団体の紹介や今後の活動方針などを話し合いました。基本は自分も楽しく、お客さまも楽しく、何より安全に…です。

 四季折々、多彩な野外活動をぜひ仙北市でお楽しみください。

2021年3月24日水曜日

お花見は安全対策最優先で


 角館の桜まつりを協議。実行委員会は安全対策最優先で事業計画や予算補正など決定しました。コロナウイルスの感染防止には皆さまのご協力が何としても必要です。

 先回は秋田大学附属病院のご協力で、嵯峨医師と石川看護師から感染症対策を学びました。今回は市の高橋危機管理監や菅原医療局長から、現場対応の留意点などをアドバイスいただきました。安全対策の強化は様々な機関の応援で日々進んでいます。対策はマスクの着用、密を避ける、非接触、消毒・手洗い励行等が基本です。具体的な対応策を少しご紹介すると…。お花見期間は4月20日~5月5日の16日間ですが、発熱など体調不良の方にはご来場をご遠慮いただく事前発信を行います。原則常時マスクの着用を求めます。会場内外には幾つも検温所や消毒ポイントを開設します。相互交差を避け距離を保つ一方通行区間を設定します。武家屋敷通りで車輌通行止めの日を設定します。河川敷では日常顔を合わせる少人数(5人程度)の短時間の持ち込み食事を可とします(周辺の食事処が密にならない分散対策)。飲酒は禁止します。ゴミはお持ち帰りです。お祭り広場での出店、ステージショー、オープニングセレモニー等は行いません。市内周辺の店舗等に改めてコロナ感染対策の徹底を呼びかけます。昼夜の人出を分散する桜ライトアップを行います。ご自宅でもお花見できるようライブ中継等を行います。

 お客さま等の急な体調変化に対応する病院との連携、お花見スタッフの安全対策マニュアルの作成も進行中です。さらに注意看板、トイレ清掃、駐車場、警備員の業務内容など、細かな作業を進めます。今年のお花見は、お出でをいただくお客さま、お迎えする市民やスタッフの双方が、お互いの安全を気遣う協働作業になります。皆さま静かに美しい角館の桜を愛でてください。

2021年3月22日月曜日

民間企業と課題改善策を探る


 地方創生テックラボの新井一真代表(写真右)と自治体CONNECTに出演。インターネットで多様な民間企業40社と繋がり、地域課題の改善に向け協働作業を始めました。

 今日は小規模農家の農業振興や人材確保、ポストコロナ時代の観光政策や消費拡大の手立て、コミュニティ維持と防災情報の伝達手法などをテーマに、企業の皆さんから意見や質問をいただきました。例えば標榜する農業像の問いかけに、私は「清浄な土と水と空気、卓越した技術で育てた作物は本当に美味しい。田畑を持たない仙北市民や訪れた観光客に、地元農家が新鮮食材を提供する域内システムの開発、さらに後継者に伝えたい栽培環境のデータ化などで先端技術を導入したい」など、本当に自由にお話しをさせてもらいました。

 この後、各社から様々な提案がいただけそうです。移住定住や空き家対策、高齢者の見守り、特区事業などにも多くの質問がありました。ありがとうございました。

2021年3月21日日曜日

角館の河原田家いよいよ公開


 2017年から4年をかけた全面改修工事を終え、角館の武家屋敷・河原田家が4月10日から一般公開となります。

 河原田家は会津の豪族として勢力を拡大し、芦名氏の重臣で角館に移りました。佐竹北家が城主となった後は廃藩まで仕え、学者や政治家など代々輩出した名家です。豪壮な薬医門、品格のある主屋、庭は屋敷と苔の美しさが有名ですが、今回の全面改修では、主屋屋根や部屋・建具の改修、中庭・庭園樹木整備、米蔵改修などを行いました。見応え十分です。なおご覧になる方には案内スタッフが説明を行います。

 当家の歴史はもちろん、角館の重要伝統的建造物群保存地区を深く理解する拠点としてもご活用ください。市外の皆さまの入場は有料となります。
※写真は仙北市議会の視察風景など。

2021年3月20日土曜日

調査活動の報告をいただいて



 昨日、国土交通省から国道105号「大覚野峠地区」の直轄調査結果概要書をいただきました。同地区は県南と県北を結ぶ重要路線上にあって、急勾配・急カーブが続き、地滑りや雪崩が頻発する難所です。これを改善するために…。

 沿線自治体(大仙市・美郷町・仙北市・上小阿仁村・北秋田市)の5市町村が期成同盟会を立ち上げ、地元の皆さまと勉強会やフォーラムを開催したり、秋田県や国に早期改良の要請活動を続けてきました。国道105号は3桁国道ですから、その管理や整備は県が担うことになります。県には地元の熱意を受け止めていただき、大覚野峠地区を最優先箇所として道路改良工事の検討が始まりました。しかし同地区は複雑な地質構造が連続していて、県事業の能力を超えていることが予測されたため、同盟会や県、関係団体は国に同地区での国直轄調査を依頼、その結果をまとめたものが昨日の概要書です。

 私は同盟会の会長という立場で、調査を実施いただいた国土交通省東北整備局能代河川国道事務所に御礼を申し上げました。

2021年3月19日金曜日

市議会が閉会しました


 2月22日に開会した仙北市議会は、令和3年度の当初予算案や補正予算案、条例案、最終日提案の経済対策補正予算、新たな教育長人事案など、多数の案件審議を終えて本日閉会しました。

 全ての案件に可決・同意をいただきました。今日、追加提案した案件は補正予算案2件です。内容はコロナワクチン接種経費やコールセンターの開設費等で、接種は5月9日から開始の予定です。経済対策では約3億4千万円に及ぶ16本の事業メニューを用意しました。工事請負変更契約は大瀬蔵野橋整備工事の契約締結です。仙北市教育長の任命では須田喬さん(62歳)を、仙北市教育委員の任命では田口桂一郎さん(62歳)を提案し、それぞれ同意をいただきました。また議員提案で議員定数の改定が行われ、次の選挙から定数を16議席(現行18議席)とすることが決まりました。

 これまで3期にわたりご難儀をおかけした熊谷徹教育長には、本当に感謝の言葉しかありません。ご苦労様でした。ありがとうございました。

 もうすぐ令和3年度が始まります。市民の健康と生命と暮らしを守り、地域経済を守り、さらに新たな価値創造に努力を怠りません。
※黒沢議長が熊谷教育長や市退職幹部職員に花束を贈った(写真)


2021年3月18日木曜日

カラ吹き源泉事故慰霊の集い


 平成27年3月18日、仙北市カラ吹き2号源泉から田沢湖高原温泉郷に続く引湯管の点検作業中、硫化水素ガスを吸引して坂本榮さん、羽根川次吉さん、柴田政文さんが命を失いました。

 今年は7回忌で最後の慰霊の集いです。場所は秋田駒ヶ岳アルパこまくさ駐車場の慰霊碑前です。今も深い悲しみと強い喪失感は癒えることがありません。ご遺族はもちろん、市民の皆さまが3人に寄せる思いは変わらず、むしろ思慕の念は募るばかりです。私は「皆さまが命を賭して温泉事業に取組んでいただいたおかげで、このコロナ禍の中でも温泉郷はお客さまをお迎えすることができています。皆さまに報いる術は、日常が安全な仙北市となることでしか叶わないこと、改めて心に刻み職務にあたります」とお話をしました。

 重ねて、事故にあわれた皆さまの安らかなご冥福をお祈りします。

2021年3月17日水曜日

お花見の感染予防対策で


 美しい角館の桜を安全に楽しんでもらいたい、お迎えする市民のコロナ対策を強化したい…。そこで実行委員会は秋大医学部附属病院感染制御部の皆さまにご協力をいただき、初めて新型コロナ感染予防対策勉強会を開催しました。

 リモート勉強会で講師をお引き受けいただいたのは、同部の嵯峨知生部長と石川陽子副看護師長。お二人には本当に多くの気付きをいただきました。ありがとうございました。お陰様でお客さまとお迎えする側の双方が協力し、安全対策を徹底することの重要性を再認識できました。例えば体調が悪い時はお花見に行かない、スタッフも体調不良では業務に携わらない、ユニバーサルマスキングの徹底、検温、手洗い・消毒箇所の増設、時間と場所の3密回避、ソーシャルディスタンス…、これら対策の情報を事前に発信することが大切との指摘もありました。

 観桜時の一方通行化が安全対策に有効なこと、一方で飲食時のリスク軽減対策、河川敷の利用方法など、さらに検討を重ねます。皆さまには今後もご指導をよろしくお願いします。

2021年3月16日火曜日

ひまわりのように輝いて


 さわやかボランティアひまわりの皆さん。私の隣が進藤ミツホ会長、左が小林洋子さんです。元気なふるさと秋田づくり顕彰表彰の受賞報告をいただきました。おめでとうございます。

 「一人ひとりがひまわりのように輝く」をスローガンに、平成20年から活動を始めた仙北市のボランティア団体です。進藤会長に設立の経緯をお伺いすると、「私は難病で起き上がることが出来ない時期があって…。そんな時に呼吸法と出会い症状が回復しました。この知識が皆さんの健康にも役立つと思い、それでボランティア活動を始めました」とのこと。現在ひまわりは、進藤代表の呼吸法教室や小林さんの足操術教室を中心に、昔語りや歌などで健康増進活動を行っています。会員の7人は田沢湖地区を中心としたメンバーですが、お二人の呼吸法や足操術はとても好評で、他地域へ指導に出たり県外や首都圏からの参加もあるそうです。

 進藤代表は「会員自身も参加する皆さんも、楽しく心穏やでいられるよう心がけています」と。本当です。ゆっくりと長く市民に寄り添ってください。ありがとうございます

2021年3月15日月曜日

県と市町で汚泥対策を共同化


 県流域下水道を核に県南4市2町の集約処理を実施し、広域で汚泥資源化施設の建設を進める協定を締結しました。令和7年の施設運用を目指します。

 事業主体は秋田県、参加団体は横手市・湯沢市・大仙市・仙北市・美郷町・羽後町です。どの市町も人口減少で下水道事業は経営が悪化しています。また既存施設が深刻なこと、さらには法律改正で汚泥再生利用が努力義務化されるなど、広域化・共同化が必要と判断しました。既に県北3市3町1組合などでは供用が始まっています。

 県は市町村との機能合体を進めています。持続可能な社会をつくるため、県と市町村が一体化した方が良いことは多いと感じています。

2021年3月13日土曜日

春を見つけて


 お呼び出しやら会合やらで市内を行ったり来たり。ついでに陽あたりが良さそうな畦道や堤防ではスピードを落とし、ばっきゃ(ふきのとう)が出ていないかなぁと目をこらします。大好きな春探しです。

 ありがたいことに数個を見つけることができました。ところが、だんだん見ているうちに食べたくなって…。少し罪悪感がありましたが丁寧に摘み取って持ち帰りました。先ず水で良く洗って、それからアク抜きです。次に味噌とお酒とみりんとお砂糖をフライパンで炒め、これに刻んだばっきゃを和えると「ばっきゃ味噌」の出来上がり。この辺りでは家々に独特なレシピが伝わる定番の季節料理です。

 ほろ苦さと味噌のうま味でご飯が進みます。明日の朝食が楽しみです。

2021年3月11日木曜日

あの日の記憶


 今日の午後、角館交流センターで開催した産業振興推進委員会を一時中断し、午後2時46分から1分間の黙祷を捧げました。

 10年前のあの日、15時に災害警戒部を立ち上げ、職員が手分けして病院・福祉施設・学校、高齢世帯(独り暮らし世帯)を一軒ずつ訪問し安否確認。その帰りを待ちながら停電の中で対策会議。夜は屋内でも本当に寒く、投光器の熱で暖をとる職員がいたことを思い出します。翌日も職員全員で市内巡回と再度の安否確認。防災無線のバッテリーが切れ一斉連絡ができなくなったり、電話がきかなかったり…。それでも仙北市の被害は最小限でした。

 3月14日、仙北市は地震災害支援本部を設置。被災地支援に態勢を切り替えました。救援物資の集荷配送、災害現場での炊き出し活動などで、多くの市民が被災地を訪ねました。元気や勇気をいただいたのは私たちの方でした。
※写真は今日の黙祷、ほか時計回りで停電の中での対策会議、市民による被災地での炊き出し、救援物資の仕分け、レンタカーでの物資配送。

2021年3月10日水曜日

市内経済を下支えする取り組み


 ハローワーク、各金融機関、秋田おばこ農協、商工会、観光協会の皆さんとコロナ経済支援対策会議。疲弊した市内経済を下支えする取り組みについて協議を行いました。

 仙北市はこれまでコロナ感染者ゼロです。しかし首都圏4都県の緊急事態宣言の延長などで、市内経済は厳しい状況が続いています。私はあいさつで、「開会中の市議会が19日で閉会予定ですが、最終日にさらなる経済対策の補正予算を提案したいと考え作業を行っています。どうかお知恵をお貸しください」とお願いしました。参加の皆さんからは、角館の桜まつりに期待する声が多く、また資金調達後の利子補給の継続要望、飲食店への送客促進、米価下落の心配、GoToキャンペーンのことなど、様々な意見をお聞きすることができました。市からは補正予算への計上を急ぐ事業のメニュー案(経済対策+ワクチン接種経費で約3億5千万円)を説明、今回の補正提案に間に合わない事業についても、制度立案の作業を続けることなどをお話ししました。

【説明した事業メニュー案】
①タクシー事業者事業継続支援事業、②自動車運転代行事業継続支援事業、③新型コロナウイルス対策生活応援事業、④ワクチン接種体制確保事業、⑤ワクチン接種対策事業、⑥雇用促進助成事業、⑦プレミアム商品券事業、⑧伝統工芸品等導入支援事業、⑨経済対策資金貸付金利子補給事業、⑩県経営安定化貸付金利子補給事業、⑪プレミアム観光支援事業、
⑫スマート観光アクセス推進事業、⑬観光イベント安全対策事業、⑭公衆トイレ非接触化改修事業、⑮角館の桜まつり事業、⑯宿泊施設受入態勢整備事業

2021年3月9日火曜日

ガンバレ佐藤選手!



 東京五輪スラローム・カナディアン女子で代表内定の佐藤彩乃さん(写真右・仙北市出身)が、国内外合宿の合間を縫って仙北市役所を訪ねてくれました。サプライズで贈られた同級生からの寄せ書きに…。

 今日お出でいただいた皆さんは、仙北市カヌー協会の田中恒雄会長、全日本カヌー連盟スラローム強化委員会の馬場昭江委員長、Dejin-Testen専任コーチ、それに佐々木将汰選手、三島簾選手、佐藤彩乃選手の6人です。私は佐藤選手に、スロベニア合宿の様子や故郷への思い等を伺いました。佐藤選手は「オリンピックの延期があったことで、技術の精度をあげるトレーニングができました。故郷は大好きです。やっぱり落ち着きます」と話してくれました。

 市役所に勤める幼馴染みの二人は、サプライズで寄せ書きをプレゼント。そこには同級生の応援メッセージがギッシリと…。佐藤選手は驚いた様子でしたが、本当に嬉しかったようです。良かった。ガンバレ佐藤選手、故郷みんなで応援しています。

2021年3月7日日曜日

知恵出しシュークリーム


 今日は、月曜から始まる市議会各常任委員会・分科会の準備や、コロナ経済対策補正の知恵出し作業です。考え事には糖分が絶対必要と、おやつに手づくりシュークリームを持参しました。

 コロナ感染状況に応じて、経済対策メニューを打ち出す段取りです。市民生活の応援を中心に国・県の事業はもちろん、市単独で公共交通等の維持支援、定住・雇用開発助成、貸付金の利子補給、伝統工芸品の販売支援、プレミアム商品券やお土産券、また宿泊施設のリモートワーク助成、キャッシュレス公共交通モデル事業などを検討中です。子ども達や農業分野の応援も情報収集中です。

 ところで、シュークリームのシューは4回焼いてやっと膨らんでくれました。これまで3回の失敗は卵の分量が原因だったと思います。グラムでしっかり計測して焼いたら綺麗に焼き上がってくれました。さあ知恵出しシュークリームを食べて頑張るぞ。
※写真は机のフィギア他と手づくりシュークリーム。

1967年


 祖母(右はし)の13回忌法要で話題になった写真です。私が小学校に入学した年、カメラを持っていた隣家のお父さんが撮ってくれたそうです。

 1967年です。少し調べたら森永製菓がチョコボールを発売し、タカラのリカちゃん人形が大ヒットしていました。FM東海(現TOKYO FM)はジェットストリームを、ニッポン放送はオールナイトニッポンを、テレビはウルトラセブンが放送をスタート。フォークやグループサウンズで有名な歌(ブルー・シャトー、この広い野原いっぱい…)等たくさん誕生しています。パーマンや天才バカボンの連載が始まったのもこの年でした。秋田県内では八郎潟干拓地への入植が開始です。

 当時も悲しい出来事はあって、それでも明日は素晴らしいと信じて努力したに違いありません。大丈夫!と祖母の声が聞こえます。

2021年3月4日木曜日

市議会定例会の一般質問②


 仙北市議会は一般質問2日目です。登壇者は阿部則比古議員(市民クラブ)、稲田修議員(〃)、真崎寿浩議員(蒼生会)、門脇晃幸議員(〃)の4人。特徴的な質疑を概要版でお知らせします。

【阿部則比古議員(市民クラブ)】
Q.門脇市政11年4ヶ月の問題は多い。財政を悪化させ、総合産業研究所、地域運営体、田沢湖クニマス未来館、新角館庁舎…。私はその全てに反対し事業は失敗の連続だ。
A.大変に恐縮だが、財政は私が着任当時と現状を比較すれば、公債費比率、積立金額、地方債現在高、市民税・純固定資産税などで大きく改善している。市民の皆さまのご協力があってのこと。総合産業研究所は荒樋豊所長をお迎えして難儀をかけた。先生は稲作+αに取り組み、その思いは現在の農林商工部が受け継いだ。地域運営体はコミュニティ団体として必要な存在だ。クニマスは雑魚ではないので質問自体に承服しかねる。

【稲田修議員(〃)】
Q.シルバー人材センターに委託している業務は、しっかりと実施されているのか。長年の経験などで、いい加減な作業になっていないか。私が見る限り良い状態ではない。
A市役所がシルバー人材センターに業務をお願いしている件数は50件ある。このうち26件が50万円以上の契約で、自治法の定めで市のホームページに公表している。市は業務管理で管理日誌などでの確認、作業前後を現地で職員が確認、さらに現地で安全指導を行って確認など、その対応も様々だ。議員が不適切とした生保内公園業務は高齢作業者も多い。市職員も積極的に作業管理に出るよう、士気を高めるなど人材育成と確保に努める。

【真崎寿浩議員(蒼生会)】
Q.我が家は大きな農家とは言えないが、昨年は美味い米ができて喜んでもらえた。小規模農業者が営農を続けられるよう、市として行政支援を行うような考えはないか。
A.新しい農業の在り方を模索している。しかし国の農政の目線は違う。今コロナ対策をする中、大規模化・法人化だけではない農業の魅力、自給農業とか癒やしや交流の価値もある。来年度は市の重点作目に薬用作物を加えた。農業夢プランや元気な中山間の各事業を行いながら、畑作園芸振興事業を展開する。新幹線物流を実現し、少量多品目で鮮度の高い農産物の提供や、SDGsの理念で未利用耕作地の再生などにも積極的に取り組みたい。

【門脇晃幸議員(〃)】
Q.児童虐待の件数が増加している。マルトリートメント(親・養育者からの不適切な教育)について当局の見解を伺う。
A.マルトリートメントは、虐待とは言い切れないが子どもにすれば避けたい親の行為と解釈している。親が喫煙者の場合もマルトリートメントに該当する。このマルトリートメントに幼少期あうと、それが修学後だったり成人に至るまで良くない影響が起こる可能性が高いとの報告があった。幼少期から修学期まで、関係機関の情報共有や連携が絶対に不可欠。仙北市は来年度から「子ども家庭総合支援拠点」を新設して対応を強化する。

2021年3月3日水曜日

市議会定例会の一般質問①


 仙北市議会は今日から一般質問が始まりました。登壇者は髙橋豪議員(蒼生会)、八栁良太郎議員(〃)、伊藤邦彦議員(市民クラブ)、平岡裕子議員の4人です。特徴的な質疑を概要版でお知らせします。

【髙橋豪議員(蒼生会)】
Q.今年は角館の桜まつりは是非とも開催をして欲しいとの声が多い。コロナの感染状況を見極めながらの作業になるが、どのような形で開催を計画しているか。
A.これまで実行委員会を4回開催し、第3回会議で桜まつりを止める判断はしない、安全対策を講じた上で桜を観てもらうと決めた。第4回会議では検温カメラや消毒薬の設置、注意看板と誘導員の増強等を行い、お祭り広場でのステージイベント・飲食屋台等の出店は中止する方向で検討中で、桧木内堤も武家屋敷も一方通行とする案などは、周辺市民と協議を行いたい。ライトアップ、施設の入場制限やオンライン配信等も検討している。

【八栁良太郎議員(蒼生会)】
Q.秋の観光シーズンに、市外・県外者を対象にまるごと商品券をプレミアム率3割で発行することは考えていないか。
A.議員が言われる9月~11月にコロナがどのような情勢になっているか、その対応にもよるが、国や県が少なくとも6月末までは経済対策を打ち出していることから、市としても必要な観光需要の喚起に取り組みたいと考えている。市外との提案だが市民に活用いただきたい気持ちもあり、また事業を展開する時期については検討が必要だ。現在、今議会の最終日に提案したい事業の一つとして制度検討を進めている。

【伊藤邦彦議員(市民クラブ)】
Q.市がSDGsに取り組んで時間が経った。先般はNHKスペシャルで世界飢餓の危険性を伝えていた。この世界的なテーマにどう向き合い、どう成果を出そうとしているのか。
A.SDGs17のゴールの1つが「飢餓ゼロ」だ。成果は市民一人ひとりが何をすべきか考え、行動することでしか現れない。市内小・中学生全員にSDGsバッジを配布した後、子ども達の活動が素晴らしい。ポスト・コロナ時代の市の農業政策もSDGsの視点が有益だ。SDGsはきれい事ではない。あと10年で中国14億人をインドが超える。中国の半分の国土でインドは食糧難が起こる。今から世界は食糧危機に備える必要がある。

【平岡裕子議員】
Q.現状の国保会計を見ると、国が2022年から導入を決めた未就学児の均等割軽減措置以上に、その対象を18歳まで拡大することができるのではないか。
A.仙北市は令和2年度に国保の税率を引き下げた。今年度の最終的な決算を見ないと分からないが、令和3年度の市から県への納付金が約7400万円下がる見込みで、令和4年度からの税率をさらに引き下げることについて検討している。均等割分で軽減対象を未就学児から18歳に引き上げることは、私も何とか実現できないかと考えている一人だ。これを実施したとき、どんな不具合が起こるか課題・問題点の整理をしたい。
※写真撮影は深沢公一さん。

2021年3月2日火曜日

わらび座支援協議会が発足


 仙北市田沢湖のあきた芸術村を拠点に、国内外で公演を行ってきた劇団わらび座。新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受ける中、その活動を応援する「わらび座支援協議会」が発足しました。

 今日行われたキックオフ・オンライン会議では、主な役員の顔合わせが行われました。会長には三浦廣巳さん(秋田商工会議所会頭・写真右下)、顧問には佐々木毅さん(東大名誉教授・第27代東大総長・写真右上)、尾木直樹さん(教育評論家・法政大学名誉教授・写真左上)、内館牧子さん(脚本家)が着任。発信力の高い皆さんをはじめ、全国のわらび座ファンが支援活動を展開することになりました。会員は10万人が目標です。

 山川龍巳さん(わらび座社長・写真左下)は、「本当にありがとうございます。この後のわらび座を一緒に考えてくれる多くの皆さまから、有り難い励ましをいただいた思いです」と話していました。私は「わらび座は市民・県民の宝です。ポスト・コロナ時代わらび座はさらに重要な存在になります。精一杯の応援をします」と話しました。

ご卒業の皆さまに


 各地で高校の卒業式が続いています。おめでとうございます。コロナ対策で不自由なことが多かったかも知れません。でも挫けず新たなスタートラインに立ちました。そんな皆さまにお伝えしたいことは…。

 皆さまは、他の誰でもありません。一人ひとりが未来です。競うべき相手は昨日のあなた自身です。上手く物事が進まなくても自身を過小評価しないでください。可能性に限界をつくらないでください。家族や友人、周囲への思いやりや感謝が、あなたを大きく成長させるエネルギーです。決して粗末にしてはいけません。そして夢を追い続けてください。諦めない限り、例えカタチが違っても、きっと大切な何かを手できます。それが人生の真理です。

 早く重荷を分け合える人と出会ってください。辛いときは辛いと言葉にしてください。自身に正直に毎日を生きてください。健康が一番、それに笑顔と優しさも忘れないで。故郷はいつでもあなたが必要です