日本オリンピック委員会理事の荒木田裕子さんをお迎えし、「スポーツの力・オリンピックの魅力」と題した講演会を開催しました。会場の市民会館は、市内小中学生と一般参加者で満席でした。
荒木田裕子さんは仙北市田沢湖出身で、長く日本バレー界を牽引してきた方。バレーとの出会いは神代中学校から始まりました。角館南高校では全国大会準優勝、その後現日立に入社、全日本チームのメンバーとして世界3大タイトル(世界選手権・モントリオールオリンピック・ワールドカップ)を獲得。またヨーロッパを中心に指導者として選手の育成にあたり、今回の2020東京オリンピック・パラリンピック招致団の一員としても大活躍でした。
勇気や元気をいただけた本当に素晴らしい講演内容でした。特別な人しかオリンピックには出場できないと思っていた少女が、現実としてオリンピックのメダリストになれたのは、チームを信じて世界一の練習をしたから…とのお話しは、聞いていた子ども達を奮い立たせるに十分な体験談です。2020東京オリンピック・パラリンピックは、都内を中心に開催されるけれど、選手としての参加以外でも、例えば通訳だったり、選手村の運営ボランティアだったり、また各地での強化合宿のサポートだったり、オリンピックに参加する方法は幾らでもあるとのお話しも、子ども達にとっては興味津々な様子でした。たぶん英語をもう少し頑張ろうかなと思った人は相当いたと思います。
講演終了後、仙北市観光大使を任命させていただきました。「仙北市がスポーツ・ツーリズムのメッカになれるよう、どうかご協力をお願いします」とお願いしました。いやあ、魅力的な方でした。
2013年12月25日水曜日
2013年12月24日火曜日
12月定例会が閉会しました
市議会12月定例会で、閉会の際に申し上げたかったごあいさつの内容は以下の通りです。
本定例会に提案した議案等については、財産区の人事案件に関係し、自身の給与減額処分の条例改正案も含めて継続審査となりましたが、それ以外の案件については全てご可決をいただきました。誠にありがとうございました。
続きまして、皆様にご報告を申し上げます。
◎野田村の不燃系混合廃棄物の受け入れ
はじめに、野田村の不燃系混合廃棄物の受け入れについてです。昨年12月3日から、田沢湖一般廃棄物最終処分場で岩手県野田村の不燃系混合廃棄物の受け入れを行ってきましたが、廃棄物の処理が順調に進み、最終搬入が予定されていた12月26日より約1週間早く、18日をもって受け入れが終了しました。最終の受け入れ数量は、4155トンでした。
東日本大震災の発災後、初期の物資供給や現地での炊き出しボランティアなど、本当に多くの仙北市民の活動がありました。不燃系混合廃棄物の受け入れでは、市町村としては全国で唯一でしたが、少なからず被災地の復旧・復興に役だったものと思います。
市議会の皆様、向生保内地区連絡協議会の皆様、仙北市民全ての皆様に、この場をお借りしお礼を申し上げます。
特に向生保内地区連絡協議会の故加藤会長には、不燃系混合廃棄物の受け入れで大変ご難儀をおかけしました。心からの御礼と、ご冥福をお祈りします。
◎市立保育園・幼稚園のあり方に関する決議
市民福祉常任委員会を構成する議員の皆様の発議「市立保育園・幼稚園のあり方に関する決議」が、議会の意志として可決しました。この決議は、詳細な分析に基づき、結論として公設公営方式から、社会福祉法人等による「民設民営型の法人経営」に移行することを求め、その際の絶対的条件などにも触れた具体的な内容でした。
仙北市では、子育て環境の改善や少子対策が重要課題となっています。決議に盛り込まれた思いを、きっちりと受け止めさせていただきたいと思います。
◎田沢財産区管理会委員の選任失念の件
議会初日に、田沢財産区管理会委員の選任で一人の方の任期を失念した件について報告しましたが、この件について、12月17日に職員事故等審査委員会で審査し、12月19日付けで、担当課長、所長に訓告、担当部長に厳重注意の処分をしました。
また、平成12年度の固定資産税(家屋)の評価替の際に誤課税が発生した市内商業施設の件についても、同日の職員事故等審査委員会で審査し、当時の担当職員3人に訓告、現在の担当課長、部長に厳重注意の処分をしました。
私自身の組織の長としての責任、また事務方の責任者の副市長の責任は重く、自らを律する思いで給与の減額案をお願いしました。今後、財産区人事案件については、年度当初に各委員等の任期の確認など基礎的な業務の徹底を総務課と担当部署で二重のチェックを行い、財産区事務自体については、現在準備を進めている機構改革の中で見直しを図り、各地域センターでの業務として検討します。
また固定資産税の課税業務については、既に担当一人任せにすることなく、係全体での確認体制を強化しています。今後は更に誤課税を防ぐため、職員の資質向上に資する研修への出席はもちろん、係全体での個々の担当業務の理解を深め、機械任せにしない、最後は人間の作業による確認体制づくりを目指します。
◎事務のミスを正し職員と組織の成長を促したいこと
平成25年の仙北市は、辛いこと、悲しいことの多い一年でした。それでも希望の光が見えた嬉しいこと、また子ども達の頑張りに涙が込み上げる感動、支え合い励まし合うことの力の大きさなど、明日へ歩みを進める勇気をいただけた、そんな場面も数多くありました。
仙北市行政はまだまだ未熟です。しかし努力を続けている職員に、議会からも最大限のエールを送っていただきたいと思います。人間は残念ながら間違いを起こします。しかしこれを反省し正してこそ、人も組織も成長できるのだと思います。
今年は、痛ましい土石流災害が発生し、職員は総員でこの事態に向かい合いました。チーム仙北が胎動しています。初動時の情報共有に問題があり、結果的には避難勧告が遅れたことも含め検証し、全国の自治体の参考になればと、包み隠さずに実態を公開しました。この姿勢は今後も全行政活動で堅持します。
議会と執行部は投影し合う鏡です。市民の幸せをつくり、守る、共通の目標に向かうパートナーとして、今後も、それぞれの立場に立脚しながら信頼関係を結び合いたいと思います。
議会の皆様と、議場に限らず議場の外でも闊達で未来を開く議論を重ねたいと、強く思っています。どうかご理解とご指導をお願いします。。
間もなく平成25年は終わります。議会の皆様、市民の皆様、そして職員には、体調管理・危機管理にご注意をいただき、佳いお年をお迎えくださるようご祈念申し上げます。
本定例会に提案した議案等については、財産区の人事案件に関係し、自身の給与減額処分の条例改正案も含めて継続審査となりましたが、それ以外の案件については全てご可決をいただきました。誠にありがとうございました。
続きまして、皆様にご報告を申し上げます。
◎野田村の不燃系混合廃棄物の受け入れ
はじめに、野田村の不燃系混合廃棄物の受け入れについてです。昨年12月3日から、田沢湖一般廃棄物最終処分場で岩手県野田村の不燃系混合廃棄物の受け入れを行ってきましたが、廃棄物の処理が順調に進み、最終搬入が予定されていた12月26日より約1週間早く、18日をもって受け入れが終了しました。最終の受け入れ数量は、4155トンでした。
東日本大震災の発災後、初期の物資供給や現地での炊き出しボランティアなど、本当に多くの仙北市民の活動がありました。不燃系混合廃棄物の受け入れでは、市町村としては全国で唯一でしたが、少なからず被災地の復旧・復興に役だったものと思います。
市議会の皆様、向生保内地区連絡協議会の皆様、仙北市民全ての皆様に、この場をお借りしお礼を申し上げます。
特に向生保内地区連絡協議会の故加藤会長には、不燃系混合廃棄物の受け入れで大変ご難儀をおかけしました。心からの御礼と、ご冥福をお祈りします。
◎市立保育園・幼稚園のあり方に関する決議
市民福祉常任委員会を構成する議員の皆様の発議「市立保育園・幼稚園のあり方に関する決議」が、議会の意志として可決しました。この決議は、詳細な分析に基づき、結論として公設公営方式から、社会福祉法人等による「民設民営型の法人経営」に移行することを求め、その際の絶対的条件などにも触れた具体的な内容でした。
仙北市では、子育て環境の改善や少子対策が重要課題となっています。決議に盛り込まれた思いを、きっちりと受け止めさせていただきたいと思います。
◎田沢財産区管理会委員の選任失念の件
議会初日に、田沢財産区管理会委員の選任で一人の方の任期を失念した件について報告しましたが、この件について、12月17日に職員事故等審査委員会で審査し、12月19日付けで、担当課長、所長に訓告、担当部長に厳重注意の処分をしました。
また、平成12年度の固定資産税(家屋)の評価替の際に誤課税が発生した市内商業施設の件についても、同日の職員事故等審査委員会で審査し、当時の担当職員3人に訓告、現在の担当課長、部長に厳重注意の処分をしました。
私自身の組織の長としての責任、また事務方の責任者の副市長の責任は重く、自らを律する思いで給与の減額案をお願いしました。今後、財産区人事案件については、年度当初に各委員等の任期の確認など基礎的な業務の徹底を総務課と担当部署で二重のチェックを行い、財産区事務自体については、現在準備を進めている機構改革の中で見直しを図り、各地域センターでの業務として検討します。
また固定資産税の課税業務については、既に担当一人任せにすることなく、係全体での確認体制を強化しています。今後は更に誤課税を防ぐため、職員の資質向上に資する研修への出席はもちろん、係全体での個々の担当業務の理解を深め、機械任せにしない、最後は人間の作業による確認体制づくりを目指します。
◎事務のミスを正し職員と組織の成長を促したいこと
平成25年の仙北市は、辛いこと、悲しいことの多い一年でした。それでも希望の光が見えた嬉しいこと、また子ども達の頑張りに涙が込み上げる感動、支え合い励まし合うことの力の大きさなど、明日へ歩みを進める勇気をいただけた、そんな場面も数多くありました。
仙北市行政はまだまだ未熟です。しかし努力を続けている職員に、議会からも最大限のエールを送っていただきたいと思います。人間は残念ながら間違いを起こします。しかしこれを反省し正してこそ、人も組織も成長できるのだと思います。
今年は、痛ましい土石流災害が発生し、職員は総員でこの事態に向かい合いました。チーム仙北が胎動しています。初動時の情報共有に問題があり、結果的には避難勧告が遅れたことも含め検証し、全国の自治体の参考になればと、包み隠さずに実態を公開しました。この姿勢は今後も全行政活動で堅持します。
議会と執行部は投影し合う鏡です。市民の幸せをつくり、守る、共通の目標に向かうパートナーとして、今後も、それぞれの立場に立脚しながら信頼関係を結び合いたいと思います。
議会の皆様と、議場に限らず議場の外でも闊達で未来を開く議論を重ねたいと、強く思っています。どうかご理解とご指導をお願いします。。
間もなく平成25年は終わります。議会の皆様、市民の皆様、そして職員には、体調管理・危機管理にご注意をいただき、佳いお年をお迎えくださるようご祈念申し上げます。
2013年12月18日水曜日
予算常任委員会での議論
今日は市議会予算常任委員会(議員全員で構成)でした。仙北市議会では、予算案件については本会議で各委員会(総務文教・市民福祉・産業建設)の分科会に附託し、各分科会で審議が行われるルールです。今日の予算常任委員会は、その各分科会で交わされた議論を各委員長が予算常任委員会に報告し、議論の経緯や内容を共有した上で、さらに議論を尽くす仕組みになっています。
さて今日の予算委員会では、大きく3つの点で集中審議となりました。1つは秋田杉バイオエネルギーセンターの補正、1つは司食品誘致関連補正、1つは藤あや子さんの美術展開催にかかる補正です。
秋田杉バイオエネルギーセンターは、大学の先生らをメンバーとした検証委員会が立ち上がっています。これまで2度検証委員会が開催され(1度は都内検証、1度は現地検証)、3度目は都内で今月27日に予定されています。現状の不具合はシステムに起因するものなのか、運転の仕方に起因するものなのか…、など、バイオエネルギーセンターの将来を左右する作業になっています。できるだけ今年中に検証作業を終えたいと思っていました(そうなれば翌年度予算に反映ができる)が、作業が遅延していて、どのようなカタチで当初予算に反映できるか、少し厳しい現状です。今回の補正額は電気料などの高騰に対応するもので約16百万円です。
司食品工業の誘致関連補正は、建設用地の立木・建物補償費です。前回の議会で用地取得費をお認めいただきましたが、議会側で執行部に抱く不信感は、「通常の予算要求は用地取得と補償費はセットで行うことが常道。それにこの後の用地造成にかかる経費も発生するし、全体イメージが掴みきれない。開業スケジュールも不明確」なこと等が原因です。これまでの企業誘致手法は、市町村が工業団地を事前に造成し、そこに進出企業が自らの資金で社屋や設備投資を行うものでした。でもこのスタイルだと、大きな工業団地は造成したけれど進出する企業がなくて、空地化してしまう…。これとは逆に、企業の進出意志を確認してからオーダーメイドで場所や用地造成を行う、それが今回のスタイルです。用地と補償の経費が一緒に予算要求できなかったことは、自分も本会議で「決して好ましいカタチではない、不動産鑑定などに時間を要してしまった」ことをお詫びしています。開業の見込みは26年の後半になると予想していますが、それより先に、青森県で稼働している先行工場での新社員の研修なども必要です。今回の補償費補正額は約6百万円です。今後も誘致開業に向け協議を重ねてます。
藤あや子さんの美術展は、来年4月1日から20日までを予定しています。8月9日の土石流災害など、辛い毎日を過ごした仙北市民に少しでも元気になってもらえればと、藤あや子さんから申し出をいただきました。絵画や陶器などが中心の美術展になるとのことで、関係経費(今回の補正額約1百万円は25年度分の準備経費で、来年度は開催諸経費を計上する予定)を計上しています。会場は平福記念美術館ですが、多くの皆様にお出でをいただきたい企画展です。
予算委員会は多面的な議論がなされました。執行部が「なるほど」と思う意見も多数でした。結果としては賛成多数をいただき、12月議会の最終日(20日)本会議に送られました。
さて今日の予算委員会では、大きく3つの点で集中審議となりました。1つは秋田杉バイオエネルギーセンターの補正、1つは司食品誘致関連補正、1つは藤あや子さんの美術展開催にかかる補正です。
秋田杉バイオエネルギーセンターは、大学の先生らをメンバーとした検証委員会が立ち上がっています。これまで2度検証委員会が開催され(1度は都内検証、1度は現地検証)、3度目は都内で今月27日に予定されています。現状の不具合はシステムに起因するものなのか、運転の仕方に起因するものなのか…、など、バイオエネルギーセンターの将来を左右する作業になっています。できるだけ今年中に検証作業を終えたいと思っていました(そうなれば翌年度予算に反映ができる)が、作業が遅延していて、どのようなカタチで当初予算に反映できるか、少し厳しい現状です。今回の補正額は電気料などの高騰に対応するもので約16百万円です。
司食品工業の誘致関連補正は、建設用地の立木・建物補償費です。前回の議会で用地取得費をお認めいただきましたが、議会側で執行部に抱く不信感は、「通常の予算要求は用地取得と補償費はセットで行うことが常道。それにこの後の用地造成にかかる経費も発生するし、全体イメージが掴みきれない。開業スケジュールも不明確」なこと等が原因です。これまでの企業誘致手法は、市町村が工業団地を事前に造成し、そこに進出企業が自らの資金で社屋や設備投資を行うものでした。でもこのスタイルだと、大きな工業団地は造成したけれど進出する企業がなくて、空地化してしまう…。これとは逆に、企業の進出意志を確認してからオーダーメイドで場所や用地造成を行う、それが今回のスタイルです。用地と補償の経費が一緒に予算要求できなかったことは、自分も本会議で「決して好ましいカタチではない、不動産鑑定などに時間を要してしまった」ことをお詫びしています。開業の見込みは26年の後半になると予想していますが、それより先に、青森県で稼働している先行工場での新社員の研修なども必要です。今回の補償費補正額は約6百万円です。今後も誘致開業に向け協議を重ねてます。
藤あや子さんの美術展は、来年4月1日から20日までを予定しています。8月9日の土石流災害など、辛い毎日を過ごした仙北市民に少しでも元気になってもらえればと、藤あや子さんから申し出をいただきました。絵画や陶器などが中心の美術展になるとのことで、関係経費(今回の補正額約1百万円は25年度分の準備経費で、来年度は開催諸経費を計上する予定)を計上しています。会場は平福記念美術館ですが、多くの皆様にお出でをいただきたい企画展です。
予算委員会は多面的な議論がなされました。執行部が「なるほど」と思う意見も多数でした。結果としては賛成多数をいただき、12月議会の最終日(20日)本会議に送られました。
2013年12月17日火曜日
生薬栽培で組合設立へ
仙北市内で今年から生薬栽培を行っている、若しくは栽培に関心がある皆さんにお声かけをして、「生薬栽培の会」が開催されました。市議会や地域運営体からの出席や農業者など、多彩な顔ぶれです。会には大手製薬会社から担当者も出席し、「仙北市が生薬生産拠点として成功できるよう応援をします」と心強いごあいさつもいただきました。
会では、岩手県の「農事組合法人岩手薬草生産組合」を視察したり、仙北市内での栽培基礎調査を行ったり、実際にシャクヤクの試験栽培をスタートさせたり、活発な活動を展開中です。
来年度の活動に際し、「栽培技術の向上や生産体制を考えると、岩手のように組合での運営が望ましいのでは…」との提案があり、会ではこれを総意としてまとめました。組合設立に向け、発起人代表に佐々木英政さん(認定農業者協議会)を選出、年明けのできるだけ早くに体制づくりを目指すことに。生薬栽培の気運は加速しています。
会では、岩手県の「農事組合法人岩手薬草生産組合」を視察したり、仙北市内での栽培基礎調査を行ったり、実際にシャクヤクの試験栽培をスタートさせたり、活発な活動を展開中です。
来年度の活動に際し、「栽培技術の向上や生産体制を考えると、岩手のように組合での運営が望ましいのでは…」との提案があり、会ではこれを総意としてまとめました。組合設立に向け、発起人代表に佐々木英政さん(認定農業者協議会)を選出、年明けのできるだけ早くに体制づくりを目指すことに。生薬栽培の気運は加速しています。
2013年12月16日月曜日
市議会12月定例会「市政報告」④
【農林部】
◇薬用作物の実証栽培について
大手生薬メーカーとの連携で、生薬の原料となる芍薬の実証栽培がスタートしました。10月1日現在、農業認定者など6人が栽培意向を示しており、年度内に「仙北市生薬栽培の会(仮称)」の組織化を目指します。
平成26年度には、国の新規事業「薬用作物等地域特産作物産地確立支援事業」の活用を視野に、試験圃場の設置や栽培支援のほか、出荷体制の整備にかかる関係予算を計上したいと考えています。
◇沖縄大交易会について
11月14日から15日の二日間、沖縄コンベンションセンターにおいて沖縄大交易会が開催され、秋田県から(株)あきた食彩プロデュース、仙北市から(株)アルクが出展企業として参加しました。
この交易会は、ANA・ヤマト運輸等のロジスティックス(物流・輸送)を活用した沖縄ハブ化を促進し、全国の農林漁業者等と国内外の流通事業者等が質の高い商談会の中で、日本産農林水産物、食品の輸出促進に繋げることを目的に開催されたものです。
全国から131社が出展し、バイヤーは日本と東南アジア諸国からあわせて102社の参加でした。今後、市内業者の海外輸出システムの構築を目指すため、(株)アジア・メディアプロモーションのご協力もいただき、ANAとヤマトホールディングスの沖縄ハブ構想を活用していきたいと考えています。
◇教育旅行誘致について
9月29日から10月1日の台湾国立師範大学附属高級中学31人、10月21日から23日には、台湾国立曁南国際大学附属高級中学37人が修学旅行で仙北市を訪れ、2泊3日の行程で滞在しました。武家屋敷の散策や農家民宿への宿泊活動で、農村の暮らしや歴史・文化に触れる機会となりました。
また、角館高校・角館南高校との交流を行い、飾山囃子の披露や、踊りなどの伝統芸能、マーチングなどをお互いに披露し合った他、調理実習や文化体験交流などを行いました。
台湾からの修学旅行受入れは、昨年度から取り組んでいる「台湾からの修学旅行誘致促進事業」によるものです。今年は9月22日から26日に担当職員が訪台し、現地での商談会や学校訪問で、今年度冬季及び来年度の修学旅行誘致活動を行っています。
【建設部】
◇国道46号、鷹巣大曲道路期成同盟会について
豪雨災害のため延期していた「国道46号に係る地域懇談会」を11月11日に開催しました。秋田河川国道事務所職員や仙北市議会産業建設常任委員会の皆様にも出席をいただき、地域の方々から貴重なご意見を伺うことができました。
この懇談会を踏まえて11月25日から26日に両同盟会で東北地方整備局、国土交通省、財務省、地元国会議員などへ要望会を実施しています。
【医療局】
◇災害派遣医療チームについて
市立角館総合病院は、被災地からの傷病者の受入れや医療救護班の派遣等を行い、災害医療の中核となる災害拠点病院として、大仙仙北二次医療圏で指定を受けています。秋田県から、平成25年度に県内すべての災害拠点病院への災害派遣医療チーム(通称 DMAT(ディー マット))の設置編成の依頼があり、同病院でもDMATチームの設置を検討してきました。
このたび市立角館総合病院では、厚生労働省の実施する「日本DMAT隊員養成研修」に参加し認定試験等を修了しました。今後公式な手続きを経て、厚生労働省にDMAT隊員として登録されることになります。
今回、正式にDMATチームを設置するにあたり、DMATとしての活動に必要な装備にかかる経費について補正予算を計上しています。ご審議をよろしくお願いします。
なお、DMATの装備等に係る経費について、秋田県医師会及び秋田県から補助金の交付が予定されています。
◇仙北市地域医療計画策定委員会について
平成20年度に策定した「仙北市立病院等改革推進計画」の計画期間が今年度で終了することに伴い、平成26年度以降の地域医療のあり方を検討するため、市内医療関係者等による仙北市地域医療計画策定委員会を設置し、第1回委員会を10月30日に、第2回委員会を11月27日に開催しました。今年度中の計画策定を目標に協議を進めています。
※生薬栽培の勉強会。
◇薬用作物の実証栽培について
大手生薬メーカーとの連携で、生薬の原料となる芍薬の実証栽培がスタートしました。10月1日現在、農業認定者など6人が栽培意向を示しており、年度内に「仙北市生薬栽培の会(仮称)」の組織化を目指します。
平成26年度には、国の新規事業「薬用作物等地域特産作物産地確立支援事業」の活用を視野に、試験圃場の設置や栽培支援のほか、出荷体制の整備にかかる関係予算を計上したいと考えています。
◇沖縄大交易会について
11月14日から15日の二日間、沖縄コンベンションセンターにおいて沖縄大交易会が開催され、秋田県から(株)あきた食彩プロデュース、仙北市から(株)アルクが出展企業として参加しました。
この交易会は、ANA・ヤマト運輸等のロジスティックス(物流・輸送)を活用した沖縄ハブ化を促進し、全国の農林漁業者等と国内外の流通事業者等が質の高い商談会の中で、日本産農林水産物、食品の輸出促進に繋げることを目的に開催されたものです。
全国から131社が出展し、バイヤーは日本と東南アジア諸国からあわせて102社の参加でした。今後、市内業者の海外輸出システムの構築を目指すため、(株)アジア・メディアプロモーションのご協力もいただき、ANAとヤマトホールディングスの沖縄ハブ構想を活用していきたいと考えています。
◇教育旅行誘致について
9月29日から10月1日の台湾国立師範大学附属高級中学31人、10月21日から23日には、台湾国立曁南国際大学附属高級中学37人が修学旅行で仙北市を訪れ、2泊3日の行程で滞在しました。武家屋敷の散策や農家民宿への宿泊活動で、農村の暮らしや歴史・文化に触れる機会となりました。
また、角館高校・角館南高校との交流を行い、飾山囃子の披露や、踊りなどの伝統芸能、マーチングなどをお互いに披露し合った他、調理実習や文化体験交流などを行いました。
台湾からの修学旅行受入れは、昨年度から取り組んでいる「台湾からの修学旅行誘致促進事業」によるものです。今年は9月22日から26日に担当職員が訪台し、現地での商談会や学校訪問で、今年度冬季及び来年度の修学旅行誘致活動を行っています。
【建設部】
◇国道46号、鷹巣大曲道路期成同盟会について
豪雨災害のため延期していた「国道46号に係る地域懇談会」を11月11日に開催しました。秋田河川国道事務所職員や仙北市議会産業建設常任委員会の皆様にも出席をいただき、地域の方々から貴重なご意見を伺うことができました。
この懇談会を踏まえて11月25日から26日に両同盟会で東北地方整備局、国土交通省、財務省、地元国会議員などへ要望会を実施しています。
【医療局】
◇災害派遣医療チームについて
市立角館総合病院は、被災地からの傷病者の受入れや医療救護班の派遣等を行い、災害医療の中核となる災害拠点病院として、大仙仙北二次医療圏で指定を受けています。秋田県から、平成25年度に県内すべての災害拠点病院への災害派遣医療チーム(通称 DMAT(ディー マット))の設置編成の依頼があり、同病院でもDMATチームの設置を検討してきました。
このたび市立角館総合病院では、厚生労働省の実施する「日本DMAT隊員養成研修」に参加し認定試験等を修了しました。今後公式な手続きを経て、厚生労働省にDMAT隊員として登録されることになります。
今回、正式にDMATチームを設置するにあたり、DMATとしての活動に必要な装備にかかる経費について補正予算を計上しています。ご審議をよろしくお願いします。
なお、DMATの装備等に係る経費について、秋田県医師会及び秋田県から補助金の交付が予定されています。
◇仙北市地域医療計画策定委員会について
平成20年度に策定した「仙北市立病院等改革推進計画」の計画期間が今年度で終了することに伴い、平成26年度以降の地域医療のあり方を検討するため、市内医療関係者等による仙北市地域医療計画策定委員会を設置し、第1回委員会を10月30日に、第2回委員会を11月27日に開催しました。今年度中の計画策定を目標に協議を進めています。
※生薬栽培の勉強会。
市議会12月定例会「市政報告」③
次に各部関連のご報告です。
【総務部】
◇地域協働協定等について
10月28日、誰でも安心して観光できるまちづくりを目指し、全日空株式会社のシンクタンク「ANA総合研究所」と「地域協働協定」を締結しました。これに先立ち、総務省補助事業のシニア地域づくり人に関する調査研究事業に採択いただき、シニア地域づくり人としてANA総合研究所からの人材派遣を受けています。この方を10月から「仙北市観光振興アドバイザー」に委嘱し、来年3月まで半年間の期限で観光商工部観光課に常勤いただいています。
また、10月29日には、芸術・文化によるまちおこしを目指して「公立大学法人秋田公立美術大学」と「連携協力協定」を締結しました。市内の様々な素材と芸術・文化の融合を目指す市と、地域貢献、研究成果の地域還元と拡がりを目指す大学との思惑が一致したことによるものです。
今後、それぞれの協定に基づき連携を深め、各種施策を着実に展開していきます。
◇光ブロードバンド設備整備事業について
上桧木内地区の光ブロードバンド敷設等工事は、平成26年3月の供用開始を目指し順調に進んでおり、11月末現在の進捗率は、79.7%となっています。
このほか、NTT東日本による光ファイバーの敷設工事が、田沢湖潟エリア、玉川エリアで進められ、年度内にサービス提供開始されるよう働きかけています。市と通信事業者の今年度工事完了で、市内の光ファイバーのエリアカバー率が100%になり、通信格差が解消されます。
【市民生活部】
◇交通指導隊表彰について
平成25年10月25日、秋田市で開催された第40回記念秋田県交通指導隊大会で、仙北市交通指導隊が優良交通指導隊として表彰されました。
また、永年勤続(20年以上)優良隊員として5人、7年以上勤続優良隊員として1人、更に特別功労表彰(30年以上勤続)として5人の隊員が表彰されました。
この度の受賞に対し、心からお祝い申し上げます。
今後も引き続き、地域に密着した交通安全活動を積極的に実践されることをお願いします。
【福祉保健部】
◇秋田県大雨災害義援金について
8月9日に秋田県において発生した、大雨災害による被災者の生活支援を図るため、8月14日から9月30日まで広く一般の方に義援金の募集が行われ、全国から1,270件、4,548万9,299円が寄せられています。秋田県大雨災害義援金募集・配分委員会(事務局:県福祉政策課)で、大館市・鹿角市・北秋田市・仙北市に配分が決定され、本市には1,467万3,900円が10月31日に送金されています。死者・重傷者の人的被害と住宅被害の全壊・半壊・床上浸水を対象として決定された配分割合で、被災者等へ送金しています。
◇生活保護基準改訂に伴う審査請求について
国(厚生労働大臣)が定める生活保護基準が改定され、8月から保護費が減額されたことを不服として、行政不服審査法に基づく審査請求が、県内の生活保護受給者から秋田県知事に対して244件出されています。この244件のうち、本市の受給者によるものは6件で、現在、審査庁(県知事)において審査中です。
◇仙北市子ども・子育て会議について
平成27年4月からの子ども・子育て支援新制度に向けて、教育・保育両分野の関係者や子育て当事者など委員15人で11月11日、第1回「仙北市子ども・子育て会議」を開催しました。今後、子ども・子育て支援に関するニーズ等調査を行い、子育てニーズの反映など子育て家庭の実情を踏まえた「子ども・子育て支援事業計画」の策定を進めます。
※写真は秋田公立美術大学の樋田学長と。
【総務部】
◇地域協働協定等について
10月28日、誰でも安心して観光できるまちづくりを目指し、全日空株式会社のシンクタンク「ANA総合研究所」と「地域協働協定」を締結しました。これに先立ち、総務省補助事業のシニア地域づくり人に関する調査研究事業に採択いただき、シニア地域づくり人としてANA総合研究所からの人材派遣を受けています。この方を10月から「仙北市観光振興アドバイザー」に委嘱し、来年3月まで半年間の期限で観光商工部観光課に常勤いただいています。
また、10月29日には、芸術・文化によるまちおこしを目指して「公立大学法人秋田公立美術大学」と「連携協力協定」を締結しました。市内の様々な素材と芸術・文化の融合を目指す市と、地域貢献、研究成果の地域還元と拡がりを目指す大学との思惑が一致したことによるものです。
今後、それぞれの協定に基づき連携を深め、各種施策を着実に展開していきます。
◇光ブロードバンド設備整備事業について
上桧木内地区の光ブロードバンド敷設等工事は、平成26年3月の供用開始を目指し順調に進んでおり、11月末現在の進捗率は、79.7%となっています。
このほか、NTT東日本による光ファイバーの敷設工事が、田沢湖潟エリア、玉川エリアで進められ、年度内にサービス提供開始されるよう働きかけています。市と通信事業者の今年度工事完了で、市内の光ファイバーのエリアカバー率が100%になり、通信格差が解消されます。
【市民生活部】
◇交通指導隊表彰について
平成25年10月25日、秋田市で開催された第40回記念秋田県交通指導隊大会で、仙北市交通指導隊が優良交通指導隊として表彰されました。
また、永年勤続(20年以上)優良隊員として5人、7年以上勤続優良隊員として1人、更に特別功労表彰(30年以上勤続)として5人の隊員が表彰されました。
この度の受賞に対し、心からお祝い申し上げます。
今後も引き続き、地域に密着した交通安全活動を積極的に実践されることをお願いします。
【福祉保健部】
◇秋田県大雨災害義援金について
8月9日に秋田県において発生した、大雨災害による被災者の生活支援を図るため、8月14日から9月30日まで広く一般の方に義援金の募集が行われ、全国から1,270件、4,548万9,299円が寄せられています。秋田県大雨災害義援金募集・配分委員会(事務局:県福祉政策課)で、大館市・鹿角市・北秋田市・仙北市に配分が決定され、本市には1,467万3,900円が10月31日に送金されています。死者・重傷者の人的被害と住宅被害の全壊・半壊・床上浸水を対象として決定された配分割合で、被災者等へ送金しています。
◇生活保護基準改訂に伴う審査請求について
国(厚生労働大臣)が定める生活保護基準が改定され、8月から保護費が減額されたことを不服として、行政不服審査法に基づく審査請求が、県内の生活保護受給者から秋田県知事に対して244件出されています。この244件のうち、本市の受給者によるものは6件で、現在、審査庁(県知事)において審査中です。
◇仙北市子ども・子育て会議について
平成27年4月からの子ども・子育て支援新制度に向けて、教育・保育両分野の関係者や子育て当事者など委員15人で11月11日、第1回「仙北市子ども・子育て会議」を開催しました。今後、子ども・子育て支援に関するニーズ等調査を行い、子育てニーズの反映など子育て家庭の実情を踏まえた「子ども・子育て支援事業計画」の策定を進めます。
※写真は秋田公立美術大学の樋田学長と。
市議会12月定例会「市政報告」②
次に、平成25年秋の叙勲受章者についてです。
元仙北市田沢湖消防団団長の大石正文氏、元仙北市角館町消防団団長の林崎一美氏、元角館町消防団副団長の鎌田義太郎氏が、それぞれ消防功労により瑞宝単光章を受章されました。
さらに高久昭二議員が地方自治功労により、秋田県地方自治功労者表彰を受賞されました。
この度の受章・表彰は、永年にわたる職務の精励や功績・功労が認められたものです。市民の皆様と共にご労苦に感謝し、心からお祝いを申し上げます。
次に、一般会計補正予算についてです。
補正額は1億2,438万3千円で、補正後の額は198億833万2千円となります。主な事業は子ども・子育て支援推進事業費、戸別所得補償経営安定推進事業費、木質バイオマス施設管理運営費、企業誘致対策事業費、8月9日に発生した豪雨災害にかかる農業施設・林道・市道の各災害復旧事業費等です。
次に、平成26年度の財政見通しについてです。
歳入面では、政府は、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の「三本の矢」による経済政策に取り組んでいるところですが、地方小都市にはまだその波及効果が現れず、固定資産税を中心とした市税の減収が続き、地方交付税については国の平成26年度概算要求段階で約3千億円の減、対前年度比1.8%の減となっています。自主財源の確保に苦慮しており、消費税率引き上げと社会保障制度改革については、まだ明確な方向性が見いだせないことなど非常に厳しい状況です。
一方、歳出は、人件費及び公債費について一定の減少が見込まれるものの、消費税率の引き上げや電気料金の値上げによる歳出増のほか、社会保障関係経費の増大が見込まれます。
総務省では、地方の安定的な財政運営に必要となる地方の一般財源総額については、平成25年度地方財政計画の水準を下回らないよう確保するとともに、地方交付税については、地方のきわめて厳しい経済情勢及び地方財政の現状を踏まえ、本来の役割である財政調整機能と財源保障機能が適切に発揮されるよう総額を確保する基本的な考え方が示されています。
仙北市の平成26年度当初予算編成は、国や県の動向を注視し、社会経済情勢を的確に把握することはもちろんですが、10年・20年先といった市の将来を見据え、今から取り組まなければならない諸政策については、果敢に挑戦を始める、攻めの市政を行う心構えで臨みます。産業育成や自主財源の確保対策、組織再編、現行の事務事業の大胆な見直しやアウトソーシング、少子対策、第2次行政改革大綱に掲げた事項の着実な実施など、施策の選択と集中で事業と財源の重点化を行い、2期目の市政運営に取り組む覚悟です。
元仙北市田沢湖消防団団長の大石正文氏、元仙北市角館町消防団団長の林崎一美氏、元角館町消防団副団長の鎌田義太郎氏が、それぞれ消防功労により瑞宝単光章を受章されました。
さらに高久昭二議員が地方自治功労により、秋田県地方自治功労者表彰を受賞されました。
この度の受章・表彰は、永年にわたる職務の精励や功績・功労が認められたものです。市民の皆様と共にご労苦に感謝し、心からお祝いを申し上げます。
次に、一般会計補正予算についてです。
補正額は1億2,438万3千円で、補正後の額は198億833万2千円となります。主な事業は子ども・子育て支援推進事業費、戸別所得補償経営安定推進事業費、木質バイオマス施設管理運営費、企業誘致対策事業費、8月9日に発生した豪雨災害にかかる農業施設・林道・市道の各災害復旧事業費等です。
次に、平成26年度の財政見通しについてです。
歳入面では、政府は、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の「三本の矢」による経済政策に取り組んでいるところですが、地方小都市にはまだその波及効果が現れず、固定資産税を中心とした市税の減収が続き、地方交付税については国の平成26年度概算要求段階で約3千億円の減、対前年度比1.8%の減となっています。自主財源の確保に苦慮しており、消費税率引き上げと社会保障制度改革については、まだ明確な方向性が見いだせないことなど非常に厳しい状況です。
一方、歳出は、人件費及び公債費について一定の減少が見込まれるものの、消費税率の引き上げや電気料金の値上げによる歳出増のほか、社会保障関係経費の増大が見込まれます。
総務省では、地方の安定的な財政運営に必要となる地方の一般財源総額については、平成25年度地方財政計画の水準を下回らないよう確保するとともに、地方交付税については、地方のきわめて厳しい経済情勢及び地方財政の現状を踏まえ、本来の役割である財政調整機能と財源保障機能が適切に発揮されるよう総額を確保する基本的な考え方が示されています。
仙北市の平成26年度当初予算編成は、国や県の動向を注視し、社会経済情勢を的確に把握することはもちろんですが、10年・20年先といった市の将来を見据え、今から取り組まなければならない諸政策については、果敢に挑戦を始める、攻めの市政を行う心構えで臨みます。産業育成や自主財源の確保対策、組織再編、現行の事務事業の大胆な見直しやアウトソーシング、少子対策、第2次行政改革大綱に掲げた事項の着実な実施など、施策の選択と集中で事業と財源の重点化を行い、2期目の市政運営に取り組む覚悟です。
2013年12月3日火曜日
市議会12月定例会「市政報告」①
昨日から仙北市議会12月定例会が始まりました。議会冒頭に行った市長の市政報告をダイジェストでお知らせします。
はじめに、田沢財産区管理会委員の中で、お一人の方の任期切れを失念し、大変なご迷惑をおかけしています。心よりお詫び申し上げます。行政の責任者として、改めて今会期中に総務文教常任委員会で、事情を申し上げることが議会への礼儀と考えています。なお私も含め、関係職員の処分も検討をしています。
次に、第136回秋田県種苗交換会についてです。
仙北市で初めて開催された種苗交換会は、10月31日から11月6日までの7日間の日程で開催されました。農産物品評会には、昨年より400点以上多い2,433点の農産物の出品がありました。このうち、仙北市内からは396点の出品があり、審査の結果、農林水産大臣賞1点、秋田県知事賞7点の他、各部門で多数受賞することができました。JAの日頃からの栽培指導と各生産者の積極的な取り組みの成果と感謝を申し上げます。
会期中は各種大会や関連イベントが、市内の各所で開催されました。JA秋田中央会からは86万2千人の来場者があったと発表があり、また感謝の言葉もいただくことができました。ご協力をいただいた関係の皆様に重ねて御礼を申し上げます。
次に、6次化拠点施設等の現状についてです。
これまで(株)あきた食彩プロデュースが取り組んできた仙北市内での6次化拠点施設の建設については、過日、閉館が決まった角館プラザホテルの跡地を活用した計画になっている旨の報告をいただきました。当該地を来年1月に設立予定の株式会社町家ホテル(仮称、佐藤永代表取締役(予定))が取得する見通しです。ここに宿泊施設・物販施設・銀行施設・農畜産物の付加価値を高める6次化拠点施設等の複合施設を整備する計画で、地域経済の活性化と雇用の創出を図るための拠点と位置付けています。また複合施設は、観光スポットとしての機能だけでなく、地域住民の生活にとっても利便性の高い空間として整備を行い、高齢者や周辺飲食店等に配慮したものにしたいとのことです。機能や景観、駐車スペース等に配慮して、できるだけの敷地面積を確保したいという考えから、(株)あきた食彩プロデュースの出資元、(株)北都銀行から、現在の北都銀行角館支店と市中町庁舎(観光商工部)の等価交換の可能性について打診をいただきました。民間事業を支援し、また経済対策・雇用対策の上からも、できる限りの協力をしたいと考えています。
なお、これら一連の事業は、平成27年度の完成・開業を目指し、建物の解体工事や設計業務は来年早々から本格化する予定とお聞きしています。
次に、災害義援金の第1次配分についてです。
8月9日の豪雨災害の支援として市内外の多くの皆様から義援金が寄せられました。11月1日に「仙北市8月9日豪雨災害義援金配分委員会設置要綱」を制定し、同月11日に第1回目の配分委員会を開催して、義援金の配分の対象、基準、時期や方法を審議いただきました。
審議結果を受けて、第1次配分として、「弔慰金、見舞金」を死亡、重傷、軽傷及び避難勧告地域見舞金の区分に応じ、また、「生活支援金」を住居の全壊、半壊、床上浸水の区分に応じて、義援金を配分支給させていただくことにしました。第1次配分としては、636万5千円を予定し、今月中には対象となる皆様へ支給を終えるよう配分事務を進めています。
次に、8月豪雨に関する災害査定についてです。
8月の集中豪雨により農林業関係で甚大な被害を受けたことから、農林業関係の激甚災害区域に指定されました。その後、被災箇所の確認作業を行い、対応に努めています。
林道関係では、申請した田沢湖・西木地区9路線17ヶ所について、11月11日の週に補助災害現地査定を受け了承を得ています。
また、農業施設(頭首工、水路)関係では西木地区の3件について、11月18日の週に同様に補助災害現地査定を受け了承をいただきました。
これらについては、今後復旧に向けての工事に入りますが、農業施設については年度内に完成させて来春の農作業に対応できるように、一方、林道関係は雪消えを待って取りかかる予定で、関連する予算について本定例会に計上しています。
公共土木施設災害4箇所については、10月21日、22日において災害査定を受け事業が決定しました。応急本工事をしていた先達地区都市災害については、11月5日に災害査定を受け事業が確定し、工事費を本定例会に計上しています。また台風18号の影響により、片側交互通行規制中の国道341号は、11月12日に災害査定が実施されています。
厚生労働省所管の田沢簡易水道施設災害は、11月20日・21日に災害査定を受け、事業が確定しました。応急本工事分は査定前着工し現在工事中です。一部は農林水産省所管の前郷沢林道災害との関係から、繰り越しの予定をしています。
なお、8月9日に設置した仙北市災害対策本部は、国直轄の砂防事業がスタートしたことから、11月5日に解散しました。また先達地区監視・復旧センターも二次災害の監視と防止、生活再建などで一定の役割を果たし終えたと判断し、11月28日に撤去作業を終えています。住民の皆様の心配ごとや相談などは、継続して田沢出張所で対応を行っています。
※写真は仙北市で初めて開催された秋田県種苗交換会の様子。
はじめに、田沢財産区管理会委員の中で、お一人の方の任期切れを失念し、大変なご迷惑をおかけしています。心よりお詫び申し上げます。行政の責任者として、改めて今会期中に総務文教常任委員会で、事情を申し上げることが議会への礼儀と考えています。なお私も含め、関係職員の処分も検討をしています。
次に、第136回秋田県種苗交換会についてです。
仙北市で初めて開催された種苗交換会は、10月31日から11月6日までの7日間の日程で開催されました。農産物品評会には、昨年より400点以上多い2,433点の農産物の出品がありました。このうち、仙北市内からは396点の出品があり、審査の結果、農林水産大臣賞1点、秋田県知事賞7点の他、各部門で多数受賞することができました。JAの日頃からの栽培指導と各生産者の積極的な取り組みの成果と感謝を申し上げます。
会期中は各種大会や関連イベントが、市内の各所で開催されました。JA秋田中央会からは86万2千人の来場者があったと発表があり、また感謝の言葉もいただくことができました。ご協力をいただいた関係の皆様に重ねて御礼を申し上げます。
次に、6次化拠点施設等の現状についてです。
これまで(株)あきた食彩プロデュースが取り組んできた仙北市内での6次化拠点施設の建設については、過日、閉館が決まった角館プラザホテルの跡地を活用した計画になっている旨の報告をいただきました。当該地を来年1月に設立予定の株式会社町家ホテル(仮称、佐藤永代表取締役(予定))が取得する見通しです。ここに宿泊施設・物販施設・銀行施設・農畜産物の付加価値を高める6次化拠点施設等の複合施設を整備する計画で、地域経済の活性化と雇用の創出を図るための拠点と位置付けています。また複合施設は、観光スポットとしての機能だけでなく、地域住民の生活にとっても利便性の高い空間として整備を行い、高齢者や周辺飲食店等に配慮したものにしたいとのことです。機能や景観、駐車スペース等に配慮して、できるだけの敷地面積を確保したいという考えから、(株)あきた食彩プロデュースの出資元、(株)北都銀行から、現在の北都銀行角館支店と市中町庁舎(観光商工部)の等価交換の可能性について打診をいただきました。民間事業を支援し、また経済対策・雇用対策の上からも、できる限りの協力をしたいと考えています。
なお、これら一連の事業は、平成27年度の完成・開業を目指し、建物の解体工事や設計業務は来年早々から本格化する予定とお聞きしています。
次に、災害義援金の第1次配分についてです。
8月9日の豪雨災害の支援として市内外の多くの皆様から義援金が寄せられました。11月1日に「仙北市8月9日豪雨災害義援金配分委員会設置要綱」を制定し、同月11日に第1回目の配分委員会を開催して、義援金の配分の対象、基準、時期や方法を審議いただきました。
審議結果を受けて、第1次配分として、「弔慰金、見舞金」を死亡、重傷、軽傷及び避難勧告地域見舞金の区分に応じ、また、「生活支援金」を住居の全壊、半壊、床上浸水の区分に応じて、義援金を配分支給させていただくことにしました。第1次配分としては、636万5千円を予定し、今月中には対象となる皆様へ支給を終えるよう配分事務を進めています。
次に、8月豪雨に関する災害査定についてです。
8月の集中豪雨により農林業関係で甚大な被害を受けたことから、農林業関係の激甚災害区域に指定されました。その後、被災箇所の確認作業を行い、対応に努めています。
林道関係では、申請した田沢湖・西木地区9路線17ヶ所について、11月11日の週に補助災害現地査定を受け了承を得ています。
また、農業施設(頭首工、水路)関係では西木地区の3件について、11月18日の週に同様に補助災害現地査定を受け了承をいただきました。
これらについては、今後復旧に向けての工事に入りますが、農業施設については年度内に完成させて来春の農作業に対応できるように、一方、林道関係は雪消えを待って取りかかる予定で、関連する予算について本定例会に計上しています。
公共土木施設災害4箇所については、10月21日、22日において災害査定を受け事業が決定しました。応急本工事をしていた先達地区都市災害については、11月5日に災害査定を受け事業が確定し、工事費を本定例会に計上しています。また台風18号の影響により、片側交互通行規制中の国道341号は、11月12日に災害査定が実施されています。
厚生労働省所管の田沢簡易水道施設災害は、11月20日・21日に災害査定を受け、事業が確定しました。応急本工事分は査定前着工し現在工事中です。一部は農林水産省所管の前郷沢林道災害との関係から、繰り越しの予定をしています。
なお、8月9日に設置した仙北市災害対策本部は、国直轄の砂防事業がスタートしたことから、11月5日に解散しました。また先達地区監視・復旧センターも二次災害の監視と防止、生活再建などで一定の役割を果たし終えたと判断し、11月28日に撤去作業を終えています。住民の皆様の心配ごとや相談などは、継続して田沢出張所で対応を行っています。
※写真は仙北市で初めて開催された秋田県種苗交換会の様子。
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