2013年12月16日月曜日

市議会12月定例会「市政報告」④

【農林部】
◇薬用作物の実証栽培について
 大手生薬メーカーとの連携で、生薬の原料となる芍薬の実証栽培がスタートしました。10月1日現在、農業認定者など6人が栽培意向を示しており、年度内に「仙北市生薬栽培の会(仮称)」の組織化を目指します。
 平成26年度には、国の新規事業「薬用作物等地域特産作物産地確立支援事業」の活用を視野に、試験圃場の設置や栽培支援のほか、出荷体制の整備にかかる関係予算を計上したいと考えています。

◇沖縄大交易会について
 11月14日から15日の二日間、沖縄コンベンションセンターにおいて沖縄大交易会が開催され、秋田県から(株)あきた食彩プロデュース、仙北市から(株)アルクが出展企業として参加しました。
 この交易会は、ANA・ヤマト運輸等のロジスティックス(物流・輸送)を活用した沖縄ハブ化を促進し、全国の農林漁業者等と国内外の流通事業者等が質の高い商談会の中で、日本産農林水産物、食品の輸出促進に繋げることを目的に開催されたものです。
 全国から131社が出展し、バイヤーは日本と東南アジア諸国からあわせて102社の参加でした。今後、市内業者の海外輸出システムの構築を目指すため、(株)アジア・メディアプロモーションのご協力もいただき、ANAとヤマトホールディングスの沖縄ハブ構想を活用していきたいと考えています。

◇教育旅行誘致について
 9月29日から10月1日の台湾国立師範大学附属高級中学31人、10月21日から23日には、台湾国立曁南国際大学附属高級中学37人が修学旅行で仙北市を訪れ、2泊3日の行程で滞在しました。武家屋敷の散策や農家民宿への宿泊活動で、農村の暮らしや歴史・文化に触れる機会となりました。
 また、角館高校・角館南高校との交流を行い、飾山囃子の披露や、踊りなどの伝統芸能、マーチングなどをお互いに披露し合った他、調理実習や文化体験交流などを行いました。
 台湾からの修学旅行受入れは、昨年度から取り組んでいる「台湾からの修学旅行誘致促進事業」によるものです。今年は9月22日から26日に担当職員が訪台し、現地での商談会や学校訪問で、今年度冬季及び来年度の修学旅行誘致活動を行っています。

【建設部】
◇国道46号、鷹巣大曲道路期成同盟会について
 豪雨災害のため延期していた「国道46号に係る地域懇談会」を11月11日に開催しました。秋田河川国道事務所職員や仙北市議会産業建設常任委員会の皆様にも出席をいただき、地域の方々から貴重なご意見を伺うことができました。
 この懇談会を踏まえて11月25日から26日に両同盟会で東北地方整備局、国土交通省、財務省、地元国会議員などへ要望会を実施しています。

【医療局】
◇災害派遣医療チームについて
 市立角館総合病院は、被災地からの傷病者の受入れや医療救護班の派遣等を行い、災害医療の中核となる災害拠点病院として、大仙仙北二次医療圏で指定を受けています。秋田県から、平成25年度に県内すべての災害拠点病院への災害派遣医療チーム(通称 DMAT(ディー マット))の設置編成の依頼があり、同病院でもDMATチームの設置を検討してきました。
 このたび市立角館総合病院では、厚生労働省の実施する「日本DMAT隊員養成研修」に参加し認定試験等を修了しました。今後公式な手続きを経て、厚生労働省にDMAT隊員として登録されることになります。
 今回、正式にDMATチームを設置するにあたり、DMATとしての活動に必要な装備にかかる経費について補正予算を計上しています。ご審議をよろしくお願いします。
 なお、DMATの装備等に係る経費について、秋田県医師会及び秋田県から補助金の交付が予定されています。

◇仙北市地域医療計画策定委員会について
 平成20年度に策定した「仙北市立病院等改革推進計画」の計画期間が今年度で終了することに伴い、平成26年度以降の地域医療のあり方を検討するため、市内医療関係者等による仙北市地域医療計画策定委員会を設置し、第1回委員会を10月30日に、第2回委員会を11月27日に開催しました。今年度中の計画策定を目標に協議を進めています。
※生薬栽培の勉強会。

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