2016年5月31日火曜日

カラ吹き源泉事故の法的判断

 昨年3月18日に起きたカラ吹き源泉事故は、その後、大曲労働基準監督署の調査を経て、同11月19日、労働安全衛生法違反の疑いで、仙北市が検察庁に書類送検となっていました。この事案に対し、先ほど検察庁の法的判断が示されました。

 内容は不起訴処分とのことでした。マスコミ各社から取材要請があり、次の市長コメントを発表しました。

 「司法の判断は不起訴ですが、絶対に起こしてはいけない事故でした。現在、硫化水素濃度の高い源泉から、ほかの安全な源泉に切り替える工事を行っています。安全対策の強化は今後も続けます。ご遺族の皆様の悲しみは癒えることはありません。改めて3人のご冥福をお祈りします」。絶対に、絶対に同じような悲劇を繰り返してはいけません。
※写真は、昨年12月の第5回カラ吹き源泉事故調査委員会の様子。

パワーアップして国道46号の新期成同盟会が設立

 昨年度で発展的に解消した「国道46号田沢湖~協和間整備促進期成同盟会」が、昨日、「国道46号地域高規格道路盛岡~秋田道路整備促進期成同盟会」として生まれ変わり、パワーアップしてスタートしました。

  以前の国道46号期成同盟会は、昭和60年に組織されました。当時の構成メンバーは協和町・角館町・田沢湖町で、それが平成の合併で大仙市・仙北市の構成となり、活動を継続しながら危険箇所の改良や、角館バイパスの竣工を実現してきた実績があります。東日本大震災時の物資輸送などを見ても分かるように、今後はさらに岩手・秋田の両県交流ルートとして国道46号は重要で、田沢湖卒田~生保内間の整備改良(刺巻地区)、第2仙岩トンネルなど、盛岡と秋田のアクセス改善を主眼に、国道改良活動を強化する必要がありました。

 そんな訳で、盛岡市・滝沢市・雫石町・仙北市・大仙市・秋田市の6自治体と、それぞれの議会を会員に、新たな期成同盟会が組織されました。写真は、あいさつをいただく渡邊政義・国交省東北整備局秋田河川国道事務所長です。「盛岡市から秋田市まで、全ての市町が加盟した同盟会の設立は、まさに歴史をつくる土台が整ったということ。この場に立ち会うことができて嬉しい気持ちが半分と、重責を強く感じています」と話しました。

《同盟会役員》
会 長 仙北市長 門脇光浩
副会長 雫石町長 深谷政光
 〃  大仙市長 栗林次美
理 事 盛岡市長 谷藤裕明
 〃  滝沢市長 柳村典秀
 〃  秋田市長 穂積志
 〃  仙北市議会議長 青柳宗五郎
監 事 雫石町議会議長 前田隆雄
 〃  大仙市議会議長 千葉健

2016年5月30日月曜日

仙北市ファンになってくれたら嬉しいです

 写真は、毎週月曜日の朝に開催している市役所部長等会議の様子です。部局を超えての議論や情報共有、課題の洗い出しを行っています。この会議録は、全職員に庁内ネットワークで配信されます。ところで、一番奥手で起立している皆さんは、市町村の行政体験で着任した国の職員の皆さんです。

 今回、5日間の日程で仙北市に滞在いただく皆さんは、右から環境省自然環境局の松崎花さん、その左が外務省大臣官房の河野正憲さん、その左が農林水産省林野庁の田子大樹さんです。仙北市にとって、日頃から職務上とても深い関係にある省庁からお出でをいただきました。自治体の現状を直視して、それを国家運営に役立てて欲しいと思います。

 最終日の前日には、研修の感想をお聞きする場面があります。仙北市ファンになっていたら嬉しいです。

2016年5月29日日曜日

オール仙北で最強のタマゴかけご飯づくり始まる!

 CRYINGTIGERは、首都圏を中心に活動する企業経営者の異業種交流体です。内部に幾つものグループがあり、その中の1つ「CRYINGTIGER・IGNIS」が、仙北市内で田植えを行いました。彼らが目指すは、〝最強のタマゴかけご飯づくり〟でした。

 首都圏から参加した25人は、今朝からサンファーム西木が所有する田んぼ12aに、手植え作業を行っています。初めて田植えをする皆さんが大多数で、太田翔貴さん(静岡県出身)は、「すごく気持ちいいです!」と楽しそう。昨日は、藤原養鶏で朝取り新鮮タマゴの打ち合わせを行っていて、今日の午後には、安藤醸造元で厳選醤油について協議を行う予定になっています。

 無農薬栽培のお米を精米し、醤油とタマゴをセットにして、限定商品で販売を計画しています。オール仙北の手仕事が商品化できるのは、たぶん今年の秋冬でしょうか…。

西木の花の道に6万本のマリーゴールド

 今日は朝から、仙北市のフラワーロード・花壇一斉植栽作業(写真:開会式の様子)でした。市民の皆さん・子ども達・各種団体の応援で、国道105号の両側にマリーゴールド約6万本を植栽、距離にして往復9キロ以上!。県内最大の道路花壇です。

 この活動は、今から50年ほど前、未舗装だった国道105号沿線の集落から始まりました。往来する車で巻き起こる土ぼこりを防ごうと、お母さん達が中心になって道路に水まきをしたことが起源と言われています。その後、国道105号線は集落の横にバイパスが完成し、水まき作業も不要になったことから、代わりに道路花壇をつくり、花を植える環境美活動に転換しました。マリーゴールドは、管理が比較的簡単で開花時期が長いことで選ばれたんだそうです。

 皆さん本当にご苦労様でした。今は西木庁舎駐車場で花の市が開催されています。ご来場をお待ちします。

2016年5月27日金曜日

オバマ大統領の言葉

 本日の夕方、(一社)田沢湖・角館観光連盟総会に出席しました。私はあいさつで、「歴史と文化、温泉や恵まれた資源をしっかりと守りながら、これらをベースに新たな価値を創出しましょう。あわせてインバウンド対策の強化作業にお力をお貸しください」とお願いしました。

 その後の懇談会にも出席予定でしたが、急務に対応するため帰宅。たまたまニュースのライブ映像で流れる「米国オバマ大統領の広島訪問」にくぎ付けになりました。歴史的なシーンでした。

 オバマ大統領は「原子力は文明をもたらし、そして破壊しました。私たちは広島に立ち、改めて核兵器の根絶を追い求める決意を新たにしています」と話しました。日本原水爆被害者団体協議会の坪井直・代表委員は「不幸なあの出来事は、アメリカの過ちではなかった。人類の過ちだったのです」と言いました。ふいに涙が込み上げてきます。

 明日から、“戦後”の意味が違ったものになるような気がします。
※写真はNHK報道特番のテレビ画面を撮影したものです。

災害対応でドローン実運用の協定締結

 今日の午前、秋田市内で田沢湖高原リフト(株)の株主総会に出席。今期は一定の純利益を上げることができそうです。お昼をはさんで戻り、角館・花葉館を会場に、ドローンを活用した災害対応協定とデモ飛行を行いました。

 協定の相手方は、田沢湖RCフライングクラブ(田村清一会長)と角館ラジコンクラブ(芳賀嵩会長)です。協定締結には、市議会から青柳宗五郎議長、またオブザーバーとして仙北警察署や角館消防署の方々も参加してくれました。ありがとうございました。

 さて仙北市は2つの活火山があり、監視体制が継続しています。また登山や山菜取りなどで毎年10名以上が遭難し、豪雪災害、豪雨災害、台風被害など例年のように発生しています。そこで災害対応や火山観測、遭難者捜索などを迅速に、しかも立体的に行うため、国家戦略特区法に基づく近未来技術実証特区の強みを生かして、両クラブと協定を締結しました。今後、両クラブが所有する10機のドローンは、実証実験のレベルを超えた実運用機として、大きな役割を果たしてくれることを期待しています。
 締結式後は、同館グラウンド・ゴルフ場に出てデモンストレーション飛行を実施しました。

2016年5月26日木曜日

地域運営体の連絡協議会を開催

 平成22年4月1日、田沢地域運営体「荷葉」が本格的に活動を開始し、その後、全地域(9地域)で運営体を核とした地域づくりが進んでいます。運営体連絡協議会は、それら各団体の相互交流と情報交換の場として、平成24年に組織されました。

 今日の午後、同連絡協議会の平成28年度第1回会議が開催されました。場所は田沢湖畔ハートハーブです。それぞれ昨年度の取り組みを報告し、今年度の活動計画説明を行いました。また役員改選が行われ、新会長に桧木内地域運営体の野中秀人会長を、新副会長に田沢地域運営体の浦山久二会長、中川地域運営体の照井栄治会長を選任しました。

 意見交換では、市役所の業務と運営体の取り組みの境い目が分かりにくいことや、防災無線の放送の在り方、ラジオ難視聴解消などが話題となり、行政側からは、特区事業の進捗状況や自然災害と対策手法について、担当から情報提供を行いました。

 仙北市のまちづくりは、着実に市民の手で前進しています。

チャレンジデーの結果は…

 お早うございます。昨日のチャレンジデー、本当にご苦労様でした。対戦として勝利することはできませんでしたが、スポーツを始めるきっかけになった方も多いと思います。自分に合った運動と長く付き合う喜びを感じていただければ幸いです。

 ところで対戦結果ですが、上富田町の参加率が61.3パーセント、仙北市は51.8パーセントでした。仙北市悲願の金メダル獲得基準(55パーセント以上)にあと少しです。来年また頑張りましょう。

 さて藤あや子さんからいただいた応援メッセージ、見ることができなくて残念…、と言うお電話もいただきました。少しでも多くの皆さんにご覧になっていただきたいと考え、原文をアップします。
 藤あや子さんの誠意に心から感謝申し上げます。また市民の皆さん、ご苦労様でした。

2016年5月25日水曜日

石川県加賀市で全国伝建群役員会・総会

 北陸新幹線に乗って、半日がかりで石川県加賀市に到着。全国伝統的建造物群保存地区協議会(通称:伝建群協議会)の役員会・総会(写真)に出席しました。伝建群協議会は昭和54年の設立ですが、その発起メンバーに旧角館町も参加していました。当時はわずか全国13市町村のスタートでした。

 それが現在では90市町村に増え、指定も111地区を数えるまでになりました。角館は設立時から理事団体で、その流れが今も続いています。面々が集まっての会議ともなると、野村会長(山口県萩市長)、小口副会長(長野県塩尻市長)・宮本副会長(石川県加賀市長)の次席あたりに、いつも仙北市の席があります。
 さて役員会では、これまで次の規制改革を国に要望してきました。
①伝統的建造物の利活用にかかる建築基準法と消防法の規制緩和
②伝統的建造物の耐震化についての支援
③伝統的建造物を支える職人の研修体制確立と材料確保支援
④空き家対策特措法の特定空き家から伝統的建造物を除外する規制緩和
⑤伝統的建造物の相続にかかる登記の義務化
 …などです。

 さらに今回は、具体的な詰めを行うワーキンググループを設置する提案が全会一致で可決しました。伝建群協議会は伝統的建造物群を守りながら、現在にしっかりと利活用できるような法律改正に長く取り組んできました。現実的に、伝統的建造物群は各地の自治体の稼ぎ頭になっています。

 総会でも同様の提案を行い、可決いただきました。事務職員や地域から参加した皆さんは明後日まで視察や協議がギッチリです。私はと言えば、明日からの公務に備え爆走する新幹線に乗って東京を目指しています。

塩野七生さんが思うオバマ大統領の迎え方

 都内はどこも厳重警戒体制です。いま石川県加賀市に移動のため、北陸新幹線に乗っていますが、車内も警察の方々が頻繁に行き来します。G7伊勢志摩サミットの対応です。

 ところで今日の朝日新聞を読んで、人間の知恵と言うか良識と言うか、心から感動した記事があったので紹介します。私の分際で触れる軽率さを、先ず最初にお詫びしておきます。それは米国オバマ大統領の広島訪問についてです。朝日新聞編集委員の方が、作家の塩野七生さん(イタリア在住)にインタビューした内容が載っていました。塩野七生さんの本はお恥ずかしい限りですが、これまで「日本人へ」しか読んだことがなく、それでも素晴らしい知恵者が居るんだと感じたことを覚えています。

 さて塩野さん、どんな風にオバマ大統領の広島訪問を迎えるべきかを問われ、次のように答えています(概要です)。「日本側が謝罪を求めないと言っていることは、大変に良い事です。久方ぶりの日本外交の嬉しいニュースでした。謝罪を求めず、無言で静かに迎える方が、謝罪を声高に求めるよりも、断じて品位の高さを強く印象付けることになるのです。オバマ大統領だけでなく、サミット参加国のトップたちが広島を訪問して欲しいです。ただ静かに無言で迎えることです」と。

 オバマ大統領の広島行きが公式発表になった夜、広島の被爆者の会の方がテレビインタビューに答えていました。「来ていただくことが本当に嬉しい」と言う内容だったと思います。その時は、正直なところ何かしら違和感を感じていました。でも今日の朝日新聞の記事で、その違和感も氷解しました。

2016年5月24日火曜日

藤あや子さんからのメッセージ

 明日はいよいよチャレンジデー。47都道府県で全市町村が参加するのは秋田県だけです。日ごろの運動不足を15分で解消はできません。でも運動を始めるきっかけにして欲しいと思っています。

 写真は、今年の対戦相手に決まった上富田町の山本敏章・副町長と、電話でエール交換をしている様子。この会話は和歌山放送で生中継(ラジオ)されました。その上富田町、町名を聞いて「あれっ?」と気が付いた方、かなりの演歌通です。そうです、上富田町は坂本冬美さんの出身地です。さらに「あれっ?」と気が付いた方、もうかなりの芸能通です。そうです、坂本冬美さんは藤あや子さんの大親友なのです。

 そこでダメモトで、藤あや子さんに直接お話ができる人を介し、チャレンジデーに対するメッセージを依頼しました。そうしたら藤あや子さん、しっかりと応えてくれて。今日の朝、自筆のメッセージが届きました。何が書いてあったかと言うと…、秘密です。明日、主会場の一つになっている生保内球場に張り出します。お楽しみに!。

東北市長会で

 今日午前は都内で火山砂防フォーラム幹事会。活火山を抱える自治体が連携し、火山活用や火山砂防対策の推進活動を行っています。仙北市では平成24年に全国フォーラムを開催しました。幹事会で協議の結果、今年は長野県木曽町での開催を決定しました。

 さらに午後は仙台で東北市長会に出席。第1分科会(行財政改革)で、「施設の統廃合で障害となる適正化法の規制緩和」を主張しました。国庫補助金を導入して建設した公共施設は、その後の用途変更や廃止で多数の手続きが必要で、全く時流に合っていません。この提案は、全国市長会に持ち込まれて議論することになりました。

 その後、仙台から再び上京。明日は石川県加賀市で全国伝統的建造物群協議会役員会・総会に出席します。

2016年5月23日月曜日

中国国家観光局の仙北市特区視察

 本日午後、仙北市の特区事業(温泉と医療を連携したヘルスケアーツーリズム)調査団をお迎えしました。メンバーは中国国家観光局中日日本代表所の羅玉泉・首席代表、富士通株式会社、LAOXなどの皆さんです。

 写真の右端は青柳宗五郎・市議会議長、その左側が羅玉泉・首席代表です(場所は角館情報センター)。歓迎のごあいさつを行った後、さっそく懇談会に入り、羅玉泉・首席代表から様々なアドバイスをいただくことができました。「中国はここ4~5年、大変な健康ブームです。温泉も人気が高く、海外の温泉地に出かける方々は急増しています。医療機関と温泉の連携は魅力です。まず中国国内の旅行業務関係者に、仙北市の優位性をアピールしてください。私どももお手伝いをします。それと中国国内の航空会社から秋田空港に定期便かチャーター便の就航が理想です。この話は少し時間をください。インターネットでどんどん仙北市を発信することは、今も取り組んでいると思いますが、これを強化してください」…。

 短い時間でしたが、必要な具体のアクションが見えました。ありがとうございました。

2016年5月22日日曜日

国立公園を分離独立?

 昭和11年2月1日、十和田湖・奥入瀬・八甲田等を構成地域に十和田国立公園が誕生しました。その20年後の昭和31年7月10日、十和田国立公園に八幡平・岩手山・秋田駒ヶ岳等が加わって、現在の十和田八幡平国立公園が誕生しました。

 今日の午後、この八幡平地域が国立公園に編入してから60周年となったお祝いの会に出席しました。会場は八幡平ロイヤルホテルです。主催者あいさつに平口洋・環境副大臣が、来賓あいさつに鈴木俊一・元環境大臣がそれぞれ登壇しました。平口さんは20年前、秋田県警本部長で秋田暮らしをした方で、秋田通として知られています。

 仙北市からも、私のほかに青柳宗五郎・市議会議長、荒木田俊一・市議会副議長、黒沢龍己・市議会産業建設常任委員長、佐藤和志・田沢湖角館観光連盟会長など、関係者多数が参加しました。

 さて記念式典後の基調講演やパネルディスカッション、それに祝賀会などで「国立公園の分離独立」が話題に上がりました。十和田地域は十和田国立公園、八幡平地域は八幡平国立公園として、独立して活用と保全対策を充実させようと言うお話です。以前から関係者の宴席などでは聞く機会もありましたが、今日のような公式行事で話題に上がったのは初めてだと思います。関係者の中には、森吉山も加えて八幡平国立公園を構成するチャンスと言う方もいます。環境省の皆さんに水を向けると、「そのような議論はテーブルの上にはありません」とのこと。
 これは真剣に検討する価値が十分にあるのでは…。

カヌーのNorthJapancup大会開催

  カヌー競技の国体予選会を兼ねたNorthJapancup大会が開催中です。会場は田沢湖・生保内カヌー競技場。県内外から出場した選手の皆さん、頑張って!。

  私はこの後、岩手県八幡平市に移動しなければいけなかったので、開会式のみの参加でした。それでも増田弘毅・大会会長や柴田康二郎・県連最高顧問、それに関係者や選手の皆さんとお話しすることができました。皆さんは「このコースは本当に日本トップです。オリンピック選手が出たこともあり、国内の認知度、また設定条件で高い評価があります」とお話をいただきました。さらに今後は、競技場周辺の環境整備を進める必要性があると、ご指摘をいただきました。

  県や協会や選手と連携し、トイレや更衣室、シャワー室などの実現に向け、具体的な作業を進めたいと思います。これらの取り組みがオリンピック選手等の合宿誘致にも繋がりそうです。
 何よりも玉川を活用したアウト・ドアのアクティビティが充実できれば、若い皆さんが住みたい、移住したいと思える街の魅力度アップもできるかな…。そんなことを考えています。

2016年5月21日土曜日

たざわこクラフト市が人気です

 今日の夕方、今回で5回目となった「たざわこクラフト市」を訪ねました。場所は田沢湖畔の潟分校です。このお二人は同市実行委員会の桜田祐美代表(写真左:仙北市)と、漆器を出展した夢積工房の高橋睦さん(写真右:美郷町)。

 今回の出展者は45個人・団体と、回数を重ねるにつれ規模が拡大しています。ガラス工芸や木工・陶器・雑貨・洋服・お菓子・ジャム・コーヒー・カレー…。どの品物も、他にはない光や匂いや質感を放っていて、とても素通りできません。ちょっとのぞこうかと言った気持ちで行くと、予想以上に時間が過ぎてしまうのでご注意を。

 明日も10時から16時まで開催しています。じっくりとお楽しみください。

秋元さんと加藤さんに表彰状

 本日午前、秋田県スキー連盟理事会に出席しました。私は様々な理由があって、今年度から連盟の副会長を務めています。お役に立てるでしょうか…。
 続いて午後一番で仙北市グラウンド・ゴルフ連盟の総会に出席。昨年のわかやま国体で大活躍した二人に、表彰状の伝達が行われました。

 ところで、総会のごあいさつで、私は「今年のチャレンジデーも、グラウンド・ゴルフ大会が主要種目です。今回の対戦相手は和歌山県上富田町で強敵です。その上富田町とはご縁があります。この町の出身者に演歌歌手の坂本冬美さんがいます。仙北市出身の藤あや子さんとは親友関係と聞きます。負けたくありません」などと、お話をさせていただきました。

 さて前回のわかやま国体で、グラウンド・ゴルフは初めて公開競技になりました。秋田県では12名の選手を国体に派遣しましたが、今日の表彰状伝達は、秋田県チームで2位となった秋元ヒサさん(写真:前列右)、4位となった加藤義尚さん(写真:秋元さんの左隣)に贈られました。
 本当にご苦労様でした。

2016年5月20日金曜日

国家戦略特区諮問会議で仙北市事業を認定

 昨日、総理官邸で国家戦略特区諮問会議が開かれ、仙北市が申請していた「NPO法人の設立認証スピードアップ化」が事業認定されました。また総理は、今後の特区の姿にも触れ、その中で仙北市が提案作業に取り組む規制緩和案にも言及されました。

 総理発言にある「地域限定の旅行業法~」は、これまで仙北市と国が共同作業してきた「農家民宿などが行う農林業体験メニューの企画立案や販売、代金収集などを可能とするための旅行業法の規制緩和」です。また「働き方改革~」は、先の区域会議で仙北市から要望した「労働時間貯蓄制度の一般化」をイメージさせる内容で、外国人の就業についても積極的な発言でした。

 さらにドローンなど、成長戦略素案(写真:今日の日本経済新聞から)で興味深い提案が多数あります。市で活用できるメニューの精査を急ぎます。

※下記のURLで、総理発言をご覧いただけます。
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/actions/201605/19senryaku_tokku.html

※下記のURLは動画です。
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg13722.html

2016年5月19日木曜日

本気で医療連携に立ち向かう

 この一週間、出張と6月議会準備作業(補正予算や議案作成)、それに各種団体の総会懇談会が続き、情報発信が思うようにできていません。済みません…。写真は全国自治体病院設立者協議会の様子です。国に対し11項目の要望を提出することを決めて散会しました。医師・看護師・薬剤師の確保、医療事故調査制度の堅持と周知などです。

 さて4月から、新たに仙北市病院事業管理者が着任しています。仙北市にとって今年度はまさに重要な年度で、新角館総合病院も完成予定です。また特区事業「温泉と医療の連携による国際的なヘルスケアツーリズム」を推進する医師も着任しています。でも新病院の完成や特区事業の進展で、仙北市が抱える医療課題を全て解決できるかと言えばそうではありません。何よりも大切なことは、安心できる医療をしっかりと市民に提供するため、それぞれの機関が内部調整や周囲の関係機関と連携し、「市民のために働こう」と言う使命の結集、その決意ではないかと思っています。

 昨夜は「仙北市医療協議会」が開催されました。同協議会は医療と福祉と保健など、病院・診療所・民間医院と行政がスクラムを組み、市民の命を守る屋台骨です。皆さん本気です。

2016年5月17日火曜日

バスクリンの古賀社長と

 全国自治体病院開設者協議会に出席後、都内九段下にある株式会社バスクリン本社へ。古賀和則・代表取締役社長(写真:左)、額賀芳孝・常務監査役、東原好克・DM部長と懇談の時間をいただきました。

 古賀社長は、仙北市の観光大使を一番最初にお引き受けくださった方で、仙北市ピーアール隊のお父さん的存在です。また国内最大手の漢方薬品メーカーと、仙北市の連携に橋渡し役を果たし、これがきっかけで市内の生薬栽培が始まりました。さらにバスクリンは、毎年開催している田沢湖マラソン、W杯スキーモーグル大会の協賛スポンサーです。

 今回の訪問では、各種大会の開催報告と御礼、次回大会へのご協力のお願い、特区事業で取り組むヘルスケア・ツーリズムの進捗状況の説明、そして幾つかの提案など…行いました。古賀社長は「仙北市の役に立つことがあったら、何でも言ってください」と。本当にお世話になりっ放しです。

2016年5月16日月曜日

頑張れ三重県!

 昨年の11月17日、日本プレスセンターで行われた「地方創生・第2ステージの処方箋」のPRチラシです。この時ご一緒した鈴木英敬・三重県知事のことを、最近よく思い起こしています。

 と言うのも、5月26日~27日に開催される主要7ヶ国首脳会議(通称:G7伊勢志摩サミット)の開催が近づき、鈴木知事のご心労はいかばかりかなあと…。あの時も、世界に三重県の素晴らしさをアピールできる絶好の機会に恵まれたと、本当に嬉しそうにお話をしていました。しかし各国の要人をお迎えするとなれば、これは本当に大変な対応が必要なんだと、テレビや新聞を見て改めて思い知りました。ほんの数時間ご一緒しただけのご縁で差し出がましいのですが、サミットの大成功を心からお祈りします。

 頑張れニッポン!。頑張れ三重県!。頑張れ鈴木知事!。

庁舎整備特別委員会の市議会全員協議会報告

 本日午前、市議会全員協議会が開催されました。先月市内5ヶ所で庁舎建設特別委員会が統合庁舎についての報告説明会を実施しましたが、その様子を市議会全員で共有するための会と言う位置づけです。

 執行部からは私や倉橋副市長、熊谷教育長、進藤病院事業管理者などの特別職、各部長や関係職員等が参与しました。報告は先の特別委員会(5月2日)で新たに選任となった熊谷一夫特別委員長が行い、黒澤龍己副委員長の着任報告もありました。また同特別委員会で現在決定している事項も報告されました。改めて1月の中間報告の内容、建設候補地を角館駅前に決定したことを再確認したこと、アンケート調査は実施しないこと、角館駅前の地盤については、支持基盤まで杭を打つ事業費を見込んでいて心配ないこと、災害対応では、万が一の場合に各機関との連携や指揮系統の一本化が図りやすいこと、27億円の事業費に角館病院・角館庁舎・中町庁舎の各解体費用が盛り込まれていることを、しっかり説明すること…、などで再度説明会を開催することことにした、との報告でした。そのほか、5ヶ所での市民からの意見一覧も提出されました。

 その後、特別委員会に所属しない各議員との質疑応答も行いました。
 さらに執行部へ資料の提出依頼も受けています。病院と庁舎の公債費(借金)償還シミュレーション、分庁舎で継続した場合と統合庁舎との住民負担額の比較試算、統合庁舎整備事業費表です。できる限り早く作成し、特別委員会に提出したいと思います。

2016年5月15日日曜日

天寿がん的生き方

 本日午後、「市民を大腸がんから救う市民公開フォーラム」に参加しました。会場は大仙市フォーシーズンです。日本初の大腸がん検診事業は、仙北市と大仙市の市民の協力をいただき、もう少しで受検者が1万人になります。

 この大腸がん検診事業は、昭和大学横浜市北部病院消化器センター長の工藤進英先生と国立がん研究センターの斎藤博先生が提唱、平成21年に仙北市で始まりました。平成23年には大仙市が参加し、目標とした1万人の受検者掘り起こしは今年が最後となります。今日のフォーラムでは、このお二人から大変興味深いお話をお聞きできました。その中で、工藤先生(写真)が口にした「天寿がん」が心に残ります。

 天寿がん…、高齢者ががんに罹患した場合、外科的対処をすることなく、がんと一緒に生活を続けて天命を全うすることのようです。
 高齢者に限らず、またがんに限らず、そんな生き方もありそうです。

中坊徹次先生と

 昨日の夕方、田沢湖再生や里帰りプロジェクト、また田沢湖クニマス未来館についてのアドバイスをいただこうと、中坊徹次・京都大学名誉教授に委嘱状を交付しました。併せて第1回の未来館展示コンセプト会議も開催しました。

 写真の左が中坊先生、右は仙北市職員で、奥から小田野地方創生・総合戦略統括監、大竹田沢湖再生専門官、斎藤担当官です。本当に多くの課題と可能性を認識できた会議でした。私は、これまで多くの皆さんが口にする「国が戦争に向かう時の判断なのだから、田沢湖再生は国がその経費を負担すべき」との議論には違和感を感じています。それよりも、会議でも方向性が示されましたが、「一度失ってしまった自然環境を取り戻すことが、如何にもの凄いエネルギーと時間を要するのか」を、しっかりと伝えることが大切ではないかと思います。また未来館がクニマスの生態を展示するなど、観光施設的な面が強調されている中で、本当は学術的な研究や博物館的な「過去を知り未来を拓く、その決意を伝える空間」にしなければいけない、そんな風に感じています。

 中坊先生は、「田沢湖再生は、農業用水と水力発電の機能を保ちながら、同時に湖水の水質改善を進めると言った、3つの要素を全て生かす取り組みが重要です。困難で厳しいイバラの道を進むしかありません」と話しています。

2016年5月14日土曜日

角館武将隊が銀座にデビュー

 今日の午後、秋田県と大館市・男鹿市の都内イベントに飛び入り参加しました。場所は銀座中央通りの歩行者天国です。秋田犬となまはげの行進に、仙北市の角館武将隊を加えていただきました。皆さんありがとうございました。

 この企画、県と大館市と男鹿市が進めてきたもので、秋田犬ウォークは以前から銀座で行われていたそうです。
 私は今日、都内で別件公務があって上京することから、「皆さんの行事に加えてもらえるかな…」と、ダメもとで大館の福原市長(写真:左端)にお願いしました。この無理なお話をご快諾いただき、男鹿の渡部市長(写真:左から2人目)の横で、そっと武者姿になって立つことができました。佐竹知事(写真:手前)は、秋田犬が可愛くて可愛くて仕方ないといった様子でした。

 少しは角館のピーアールになったかな…。

2016年5月12日木曜日

これから阿曽沼元博代表をお迎えします

 本日これから、都内の医療法人社団・滉志会の阿曽沼元博代表(写真:TV番組「賢者の選択」より)をお迎えします。阿曽沼代表はガンの免疫細胞療法を提供する瀬田クリニックを率い、また国家戦略特区のワーキンググループ委員も勤めています。

 私が初めて阿曽沼代表とお会いしたのは、市が特区テーマとした「温泉と医療を連携した国際交流」の内閣府ヒアリングでした。医療分野の知識もなく、ただ“思い”だけの提案に、「今後の日本にとっては必要な考え方だ」と発言をいただき、これが特区指定に大変な力となりました。以来、多くのことを学ばせてもらっています。

 今回の阿曽沼代表の来訪目的は、玉川温泉の視察です。私は、瀬田クリニックが展開する「ガンの免疫細胞療法」と、多彩な温泉資源を活用した「温泉・温浴療法」の組み合わせで、仙北市が世界のどこにも存在しないガン治療先進地になれると考えています。そのためには、外国人医師の招へいや田沢湖病院の機能強化が何としても必要です。

 お会いするのが楽しみです。

最先端技術で道路面の性状調査デモ走行

 仙北市では、近未来技術特区の強みを活かし、民間企業と連携して最先端技術の開発支援を進めています。さて私の後ろに黒い車が写っていますが、この車両は特殊な機材を装着し、道路面の性状を記録する能力があります。

 と言うことで、仙北市の市道を使ってデモ走行を行ってもらいました。システムの開発者は、株式会社リコーICT研究所フォトニクス研究センターの中村孝一郎所長(写真右)や、平井秀明室長(写真中央)をはじめとする開発室の面々です。日本に1台しかない車両なんだそうです。
 先ず車両を走らせながら、カメラなどで道路のひび割れ・わだち掘れ・パッチング・ポットホールなどの現状を記録します。これを後年も繰り返し、それらがどう変化するのかを分析すれば、路面を構成する材質の改善や、道路の改修にどんな手法が最も効率的なのかが分かると言う技術です。すごい!。

 さらに開発が進めば、道路補修を低コストで実施することも可能です。今後もこの研究を仙北市が応援できたらと考えています。

2016年5月10日火曜日

内閣府の特区会議で規制緩和を提案

 本日の午後、内閣府合同庁舎で開かれた国家戦略特区の区域会議に出席しました。石破地方創生担当大臣が招集し、自治体側から東京都の桝添知事(写真左端)、大阪府の松井知事(左から2人目)、そして仙北市が、またアドバイザーに慶応大学大学院の岸教授(右端)もいます。

 区域会議は、国家戦略特区・地方創生特区・近未来技術実証特区の指定になっている自治体が、既存の特区メニューの事業申請、また新たな提案を国に行う重要な場面です。会議冒頭、石破大臣からは「特区でできないことは、この国ではできないということ。特区の存在意義は増すことはあっても減ずることはない。果たす役割の重さを認識して欲しい」とあいさつがありました。
 さて今回は、東京都(東京圏特区)から外国人の家事労働に関する規制緩和を、大阪府(関西圏特区)からは待機児童解消対策を、仙北市からはNPO法人の設立認証のスピードアップを申し出て、いずれも速やかに認定する事業として承認されました。

 また新たな提案として、仙北市から農家民宿の体験を旅行業法規定から除外して欲しいこと、また労働時間の時間外を越年貯蓄して休暇が取れるよう、労働法の規制改革を要望しました。これらの案件は今後国が法的な協議を行うことになります。

 特区指定自治体には、現法改正について直接国と協議する機会が制度化されています。今回の提案も市民の皆さんからの提案です。今後も、使い勝手が良くない法律の見直しアイディアをお待ちします。

2016年5月9日月曜日

角館のお祭り実行委員会を解散

 角館のお祭り実行委員会を開催しました。開催のあいさつで、「昨年の事故以来、多くの皆さんにご協力をいただき、既に新たなお祭りの実行母体が誕生しています。しかし前回のお祭りの決算を審議し、新体制への円滑な移行について新旧実行委員会の間で認識の共有が必要と考え、この会を開催することにしました」とお話をしました。

 また「今日は、新たな実行委員会・角館祭りの山行事実行委員会から今野会長、また事務局となる角館町観光協会の青山さんにも参加をいただきました。どうか皆さんには、しきたりと伝統を重んじた、安全なお祭りの開催に最大のご努力をお願いします。もちろん私どもも今まで通り全力で対応します。私は事故が起きたことで、日ごろからご慈愛をいただく神明社さん、お薬師さんの思いに応えられなかった、多くの市民の皆さんにご心配をおかけした実行委員会が、今後お祭りを主催することはできないと、率直に感じます。お祭り保存会も加わった新実行委員会が既に立ち上がったこともあり、皆さんのご了解をいただくことができれば、本日でこの実行委員会は解散したいと思います。長くお祭りを開催してきたこの実行委員会、歴代委員の皆さんには、本当に感謝でいっぱいです。今後については、事故後の法的な措置などが必要な場合は、実行委員長を務めていた私が責任を持って対応します。ご理解をお願いします」とお話させていただきました。

 実行委員会は、前回のお祭りに関する事業や決算、申し送り事項の伝達、また実行委員会の解散について審議し、了承いただき閉会となりました。重ねて皆さんに御礼を申し上げます。

2016年5月8日日曜日

仙北市の市議会だよりで

 仙北市の市議会だよりに“控室”というコーナーがあります。議員の皆さんの率直な思いが綴られていて、毎回興味深く読んでいます。今回の5月1日号は「能弁市長と職員の自発度」と題した所感でした。

 市議会だよりはインターネットでも見ることができます。ぜひ皆さんもお読みください。ところで“控室”では、私を能弁と評価いただきました。市長の能弁は天与のもので、その割に失言が少ない…。しかし、それが職員の自発度を阻害しているとのご指摘です。これを読んで、「前大阪市長の橋下徹さんを思い出した」と言う方もいました。その橋下さんと、以前に角館でお会いしたことがあります。

 伝統的建造物群の保存に興味があり、その先進地として仙北市を視察したそうです。冷たい雨が振る中、互いに傘をさしてのごあいさつでした。当時は大阪都構想が論点となっていて、連日ニュースで橋下さんの顔を見ない日がないような時期でした。しかし、実際にお会いした橋下さんは、静かで思慮深く、穏やかな笑顔で控え目な政治家と言った印象です。このギャップに少々驚きました。

 橋下さんと比較いただくなど、とても恐れ多いことですが、私もいつも能弁なわけではありません。

2016年5月7日土曜日

仙北市・春の花紀行の入込み客数速報

 この連休中、仙北市・春の花紀行(サクラ・ミズバショウ・カタクリ)にお出でをいただいた方々の入込み客数速報です。サクラは128万人(昨年118.6万人)、ミズバショウは9.2万人(昨年11.5万人)、カタクリは1.1万人(昨年1.5万人)でした。

 サクラは、開花前からプレ・オープンでお客様をお迎えしたことや、各マスコミが積極的に取り上げてくれたこと、またインバウンド対策の成果で外国からのお客様が急増したことなどから、昨年に比べて大きく入込み数を増やしました。ミズバショウやカタクリは、連休前半で花の勢いが衰え、個人旅行者の入込みが伸び悩んだことが伺えます。

 お出でをいただいた皆様には、心から感謝を申し上げます。また連休を返上しておもてなしに当たった皆様、本当にご苦労様でした。

「今日もていねいに。」

 大好きな本を紹介します。今回は松浦弥太郎さんの著書「今日もていねいに。」です。松浦さんは暮らしの手帳の編集長でCOWBOOKS代表。今日みたいな雨の日に、ゆっくりページをめくりたい一冊です。

 一文一文が短いので、とても読みやすいことも気に入っています。内容は静かでシンプルで優しくて…。例えば「噂話に深呼吸」の項には、次のようなことが書かれています。「人はあなたが気にしているほど、あなたを注目してはいません」や、「ネガティブな声は自然に耳に入ってきても、ポジティブな声はひそやかで聞き取りにくいものです」、また「それでも心が波立ってしかたがないときは、深呼吸をしましょう」など、対処の方法まで教えてくれています。

 誰かの一言で助けられた、逆に辛い思いをした人は、心に沁みると思います。

2016年5月6日金曜日

今年の仙北市産業祭は…

 今年の仙北市産業祭の概要が決まりました。日時は10月22日(土)~23日(日)の2日間。会場は神代市民体育館と周辺です。展示・即売会はもちろん、食育推進事業やドローンの農業活用事業など、新たな取り組みにも挑戦します。

 今日の午後の同実行委員会で検討が行われました。農産物や工芸品等の出品がしやすいよう、早め早めの情報発信を強化することも話し合われました。またダリアやシャインマスカット(種なしブドウ)、生薬など、最近になって栽培が始まった生産ほ場の視察研修会や、市内で製造された焼酎をテーマとしたブースの開設、子ども達の参加を促す新企画など、様々な新イベントについても、今後の担当者会議で協議が行われます。

 皆さん今からご準備を!!。

FMあきたの番組で

 今朝の仕事始めは、FMあきた「モーニングアップ・フライデー」でした。左はラジオ・パーソナリティの保泉久人さん。仙北市角館出身です。右はアシスタントの大田久美子さん。元気いっぱいです。

 今回の話題は、秋田駒ヶ岳の山開きが6月1日に行われること。安全祈願祭に参加したい方は、5月19日まで市観光課に申し込んで欲しいとお話ししました。また8人目の仙北市観光大使にお願いしたグッチ裕三さんとのご縁(実はグッチさんの奥様のおばあ様は角館出身)のこと、料理愛好家としても活躍されている方なので、仙北市の食材を使ったレシピ作成もお願いしたことなどを紹介しました。最後はドローン特区の目指すものについてですが、こちらは時間切れで…。

 ラジオ番組は時間との勝負。華やかに見えて大変な仕事でした。

2016年5月5日木曜日

さくらカップが開幕しました

 第15回あきた南北ジュニア強化サッカー交流会「さくらカップ」が開幕。県北から4チーム、県南から8チームの参加です。選手宣誓はFC角館セレジェスタJr.のGK大屋敷舟さん(写真)が行いました。

 同サッカー交流会は毎年2回開催しています。秋田内陸縦貫鉄道に乗って県北と県南会場で交互に開催し、春は「さくらカップ」、秋は「もみじカップ」と命名されています。いつもは落合運動公園のサッカー場が主会場ですが、今回は落合サッカー場が芝生の養生中で、8月まで使用をご遠慮いただいている状況です。そんなわけで、会場は角館小学校と角館東公民館の各グラウンドになりました。

 ところで、私のあいさつの何倍も大屋敷舟さんの選手宣誓が良かったです。「友達を信じ、思いっきりプレーします」…。
 みんな頑張れ!。

2016年5月4日水曜日

美味しいそばの力

 山形県の大石田町を往復しました。以前に食べた次年子そばの食感を確かめたくて、最近にないロングドライブになりました。

 もう何年前になるでしょう。仙北市でそば栽培が広まって、そば打ち機運が高まった時分だと思います。中山間地に所在して多くのお客様を集めているそば店や、美味しい手打ちそばを探して、相当箇所のそば産地を食べ歩きました。そんな中で友人から次年子そばを教わり、七兵衛さんを訪ねましたが、あの時は田舎風の板そばとキクラゲの相性にびっくりしました。

 その後、仙北市内にもそば店が続けて開店し、今では県内でも「そばのまち」としてかなり認知度が高まってきました。私自身は何の役も立っていませんが、そば好きは相変わらずです。

    と言う訳で、今日は名店の多い次年子そばの中で、キジ汁で有名なそば切り源四郎さんの暖簾をくぐりました。期待通りキレのある汁と力強い田舎そばでした。やはり次年子そばは、こうでなくてはいけません。

 それにしても…、です。道路事情など決して良くない場所に、全国からお客様が集まっています。車が路上にあふれています。これも美味しいそばの力です。つまり仙北市も、次年子地区のようになることが可能だと言うことです。

物語のある人・まち

 毎日大曲(旧田村薬舗)の内蔵には、写真のような若手職人さん製作の生活器、焼き物(白岩焼:渡邊葵さん)、漆器(夢積工房:高橋陸さん)、木工(秋田杉桶樽:清水康孝さん)、ガラス(星耕硝子:伊藤嘉輝さん)が展示されていました。

 また県内各地で活動を続ける作家の手づくり小物、大曲に伝わる伝統遊び玩具、甘酒や鮭のジャーキーなどの食べ物、国内産花火など、物語にあふれた商品が多く興味は尽きません。一日じっくりと空間に身を置いて、そんな製作者の話しが聞きたいな、そんな風に思えてきます。

 物語のある人・まちは魅力的です。

2016年5月3日火曜日

“毎日大曲”で辻卓也さんと

 “毎日大曲”を経営す「ひなび大曲」代表の辻卓也さんと懇談(写真)。“毎日大曲”は、大曲駅前花火通り商店街の不思議空間です。

 雑貨屋さん?、イベント会場?、アンテナショップ?。そうですね、みんな正解です。

 数年前、田村薬舗の閉店でプロジェクトは動き出しました。でも辻さんは不思議空間を作りたいと思っていたわけではありません。「ひなび大曲」の究極の目標は映画制作です。
 辻さんは言います。「大仙市大曲に矜持を持って欲しいと思っています。全国の大仙市出身者が、住む町で大仙市を舞台とした映画がかかったら、自慢したくなるでしょ。でも、もう2~3年はかかるかなあ」と笑います。
 彼は、日々の暮らしを見直し、手の周りの日常を大曲ブランドとして磨き込み、このムーブメントの対象年齢を30歳~40歳に設定し、徹底して地元価値を発信する…。う~ん、これはかなり遠くにゴールがある計画です。

 以前からご親交をいただいている皆さんですが、ガンバレ!。

芸術村の手創る市が楽しいぞ!

 昨年「たざわこ芸術村・春の手づくり市」でスタートした野外クラフト展が、「あきた芸術村・手創る市」にパワーアップして開催中です。楽しくて時間を忘れてしまいます。

 作家さんは、県内外から40組が出店していました。小物、焼き物、ウッドワーク、茅葺き職人さん、コーヒー屋さん、焼きそば屋さん、スチールドラムの演奏ワークショップなどなど…、芝生の上や木陰の下で思い思いにお店を広げて、お客さんもあっち行ったりこっち来たり。

 明日まで開催しています。皆さんもお出かけください。あと田沢湖・思い出の潟分校を会場に毎年開催する「たざわこクラフト市」は、たぶん今月の21日~22日だと思います。こちらも楽しいですよ。

2016年5月2日月曜日

臨時議会の閉会で…

 以下は、臨時議会の閉会にあたって、皆様にお話しをした内容です。率直な心境です。

 ~現在の私の思いをお伝えします。まず初めに、今議会で提案した専決処分案件について、全てを承認いただき、ありがとうございました。

 さて、先月20日から庁舎建設特別委員会の皆様と一緒に、市内5ヶ所の説明報告会に参与をさせていただきました。市民の意見は、未だ何故に統合庁舎が必要なのかと言う、本事案の根本にかかる投げかけが多く、市として、これまで、その必要性についての説明が不足していたことを反省しています。同時に、市民の住民感情は10年経っても変わっていなかった、これも私たちの努力不足が原因の一つと言えるかも知れませんが、本当に愕然とした思いです。

 財政構造の健全化は、歩みは早くはないけれども、確実に進んでいます。また合併特例債は借入金に違いはありませんが、これ以上、庁舎建設に有利な資金を、今後、国が制度化できるかと言えば、国家財政を考えると相当に困難であることは、誰もが予測できることでしょう。私は、この機を逃せば、最少の自己資金で庁舎建設を実現するチャンスは、もう訪れないのではないかと考えています。
 
 また人口減少対策は、現状下で移住定住対策・子育て支援対策・産業振興対策に全力で取り組んで、先ずその減少スピードを鈍化させることがやっとではないかと考えています。市民人口の減少で、見守る市の面積が小さくなることはなく、一方で基礎的自治体として、国や県からの委任事務は増えるばかりです。その中で、市民に不便をかけないよう、今から準備が必要です。

 東日本大震災、そして熊本地震など、いつどこでも大地震は起こることを、私たちは経験しています。市民の命を守る防災力の強化に、これまで努力を重ねてきましたが、起こってからでは遅い、口惜しい思いを幾度も味わってきました。私は、頑丈な防災指令拠点が、すぐにでも必要だと考えています。

 今こそ、議会も市民も行政も一丸となって、統合庁舎の実現に取り組むべきです。
 将来、仙北市民が、ここに生まれ、営みを続け、暮らしを立てる、行政は行政で、しっかりと行政サービスを持続して提供できる、その基軸を整えなければ、それは正に仙北市の存亡に関わる重大な事態を引き起こしかねないことを心配しています。私たちは、責任ある議論、責任ある判断が求められています。

 議員の皆様一人ひとりが、市民の皆様一人ひとりが、将来の市民に、厳しい現状にあっても、未来を拓く決意で、小異を乗り越え、本事案に臨んでいただきたいことをお願いし、また当然ですが、私たち当局も最大最善の努力を傾注することをお誓い申し上げ、閉会のあいさつとします。~

臨時議会での市政報告②

 今日は市議会臨時議会が開催されました。市政報告①に続き②を掲載します。なお①でもお伝えしましたが、既にブログでアップしている事項は表題のみとします。市HPでは全文アップです。

◇暴風被害について
◇認定こども園の法人化について

◇神代診療所の診療体制について 
 常勤医が不在となった神代診療所は、各関係機関のご協力をいただき4月以降も診療を継続しています。その体制は、月曜日の午後が角館総合病院、火曜日の午前が田沢湖病院、水曜日の午前と午後、木曜日の午前と午後が秋田大学附属病院、第2、第4金曜日の午前が田沢湖病院から医師を派遣いただいての診療です。ご協力をいただく皆様に感謝しながら、今後とも引き続き常勤医の募集と招聘に務めます。


◇角館祭りのやま行事実行委員会の設立について
◇桜まつりの状況について
◇仙北市観光大使の任命式ついて
◇仙北市インバウンド誘客促進事業について


◇司食品工業の企業誘致について
 司食品工業の企業誘致について、昨年12月24日に滝本社長から企業進出は難しいとのお話しがあり、それ以来、書面での提出を度々お願いしてきました。去る4月14日、滝本社長が来庁し、書面で進出断念書が提出されました。これを受けて4月22日の産業建設常任委員会協議会で、その内容について報告をしました。同日午後には担当職員が市の顧問弁護士を訪問し、今後の市の対応・対策等について法的措置も含め協議をしています。これらの対応と、議会や市民へのさらなる説明、新たな企業誘致に向けて、全力で取り組みます。


◇畜産環境総合整備事業に係る公害防止協定について

◇基盤整備事業について
 生産基盤整備のため、市内各地で事業化に向けて準備を進めています。西木町潟野・十二峠地区の基盤整備は、県営事業として昨年度から工事を実施しています。平成28年度工事は、既に入札が終了し市内業者2社が落札、12.2ヘクタールの面工事2工区と、橋梁上部工を実施します。工期は本年11月末までとなっています。このほか、生保内南地区は、本年度事業採択予定となっているほか、神代地区・八津鎌足地区についても事業化に向けた計画策定を行っています。


◇平成28年度道路整備国庫補助事業について
 平成28年度社会資本整備総合交付金事業費国庫補助金について、当初予算の内示率は、栃木六本杉線・東田鎌川線を整備している社会資本整備総合交付金事業が32.6パーセント、神代中央線・橋梁補修等を整備している防災・安全社会資本整備総合交付金事業が50.6パーセントと大変低い内示率です。現状のままでは予定している工事量が望めない状況です。早期に全力で要望活動を展開します。また、都市計画道路岩瀬北野線整備事業は、事業を完成すべく要望していましたが、昨年度末の追加配分を含めた内示率は71.9パーセントに留まっています。早期に全力で要望活動を展開します。


◇平成28年度水道施設整備費国庫補助事業について
 4月1日現在、内示率は雲然田中・八割水道未普及地域解消事業と、西明寺(神代)水道未普及地域解消事業が、ともに50.1パーセントと大変低い内示率です。西明寺(神代)地区は今年度が事業終了予定で、早期に全力で要望活動を展開します。

臨時議会での市政報告①

 今日は市議会臨時議会が開催されました。市政報告の概要についてお知らせします。なお、既にブログでアップしている事項は表題のみとします。市HPでは全文アップです。

◇贈収賄事件の報告書について
 一般廃棄物最終処分場の委託業務に係る贈収賄事件について、市としての調査報告書が、部長等会議での精査・検証を経て終了しました。内容は事件の経過や事件発生の要因、具体的な再発防止対策等の構成とし、9項目の参考資料を添付しています。議会からのご指摘、ご提言をしっかりと受け止め、再発防止に職員一人ひとりが真摯に取り組むことを改めて徹底します。


◇平成28年春の叙勲受章者並びに褒章受章者について
 春の叙勲受章者が発表され、仙北市では元西木村消防団分団長の糸井伊一氏、元田沢湖町消防団分団長の小玉兼治氏が、消防功労により瑞宝単光章を、また褒章受章者では、カネエイ書店代表の佐藤榮爾氏が業務精励により黄綬褒章を、統計調査員の草薙英子氏が統計調査功績により藍綬褒章を、それぞれ受章されました。心からお祝いを申し上げます。


◇仙北市関係者のオリンピック出場について
 仙北市の万六建設に勤務する大仙市協和の佐々木将汰・翼兄弟が、4月24日富山市で開催されたカヌー・スラロームのリオデジャネイロ五輪アジア最終予選で、オリンピックの出場権を手に入れました。佐々木兄弟は、本市事業所に勤務していることや、先の国体では本市でカヌー競技が開催されたことなど、仙北市との関わりがとても深く、市としてできる限り応援したいと考えています。


◇熊本地震の義援金について
◇地方創生・総合戦略室の設置と職員配置について
◇サクラの保全活動に関する協定締結について


◇FPV Robotics株式会社との連携協定について
 4月22日、仙北市は、国家戦略特別区域会議で計画認定を受けているFPV Robotics株式会社と連携協定を締結しました。当事業者は、ドローン競技会の運営について実績があり、屋外でのコース設定や安全性の確保等に係るノウハウをもっていて、7月末に予定している仙北市主催の「ドローン競技会」の開催では、事業の一部を委託する契約の準備を進めています。
 実証実験は今後も続きます。これら技術をどう市民の皆様へのサービスに活用していくか、市内の民間事業者との経営支援に繋げられるか、具体的な方策を示していくことが喫緊の課題です。


◇田沢湖クニマス未来館(仮称)整備について
 4月20日には田沢湖クニマス未来館(仮称)の造成工事の入札を実施し、事業者が選定されました。立木伐採は既に始まっていて、造成については6月上旬の完成予定です。この後、本体工事・展示工事・外構工事を実施し、年度内の完成を目指します。一連の工事に伴い、靄森の自転車道については、来年の外構工事完成まで安全確保のため通行止めになります。う回路として田子の木集落から思い出の潟分校前を通り、大沢集落に至るルートに案内板を設置します。


◇西湖クニマス展示館開館記念式典について

◇火災の発生について
 4月10日12時50分頃、角館西長野地区で原野の枯れ草約600平方メートルが焼損しました。原因は、枯れ草焼きをしていた際に、強風で燃え広がったものと思われます。今後も林野火災等の対策に取り組み、関係団体と連携しながら、防災行政無線等を活用した注意喚起を続けます。


◇行方不明者の発生について
 3月31日、夕刻に行方不明事案が発生しています。4月1日午前3時頃、角館町勝楽地内に住む83歳の男性が帰って来ないと家族から仙北警察署へ通報があり、朝方より警察署員が捜索にあたりましたが発見に至りませんでした。同日夕刻、市へ消防団員出動要請があり、同日は防災行政無線及び安全安心情報メールでの呼びかけを行い、また2日7時30分からは、警察・消防・消防団23人体制で自宅付近を中心に捜索活動を実施しました。さらに10日にも警察・消防・消防団及び町内会の協力のもと、51人体制で捜索活動を実施しました。しかし現在も発見に至っていません。

※②に続く。

2016年5月1日日曜日

仙北市観光大使にグッチ裕三さん

 昨日の午後、都内千代田区「おーる秋田・東京ふるさと館」で、8人目の仙北市観光大使任命式を行いました。お引き受けをいただいたのは、タレントのグッチ裕三さんです。任命式を盛り上げようと、ふるさと会の皆様(写真)も集まってくれました。

 グッチ裕三さんは、一昨年テレビの収録で仙北市を訪れました。そのときの武家屋敷の風情や古木の美しさに接し、全国に紹介したいと強く思ったと言います。また武将隊の活動が面白く、地元をピーアールするために汗を流す職員の姿に感動したとも。そこで武将隊の歌を即興でつくり、これが番組でも放映されました。

 任命式で、私からは「テレビやラジオで仙北市の観光ポイントをお知らせいただきながら、料理番組や料理本で、仙北市の食材を使ったレシピの作成もお願いしたいと思います」と話しました。
 グッチ裕三さんは「仙北市は、皆様が当たり前と思っている全てが素晴らしい観光資源です。芸人なので名刺を持ったことがありませんでしたが、仙北市観光大使の名刺をいただき、本当に喜んでいます。地域に伝わる昔ながらの料理も勉強して、さらに現代風ティストを加え、もっと多くの方々に食してもらえるよう工夫してみようと思います」と話していました。