2014年1月29日水曜日

全員無事下山!

午後4時5分、全員、無事下山との連絡が入りました。下山先は孫六温泉でしたが、大釜温泉に移動後、必要であれば救急車での搬送を行うと言う移動計画です。

 無事で何よりでした。また多くの皆さんにご努力をいただきました。ありがとうございました。

11時44分、遭難者4人と合流

午前11時44分、救援隊と遭難者4人が合流できたとの情報がありました。皆さん元気との情報(お一人足に軽いケガ)です。下山の方法などは目下検討中ですが、荒天のため、ヘリによるリフトアップが困難との状況もあるようです。

 良かった。まずはご報告まで。

雪山遭難、救助活動を継続中

男性3人、女性1人が乳頭山から下山できていない事案で、昨日から救助活動が行われてきました。一緒に登山した5人は昨夜9時前にペンションに戻っていて、皆さんは無事です。今日の活動は、午前6時40分から始まっています。大まかな動きは以下の通り。

4:33 蟹場温泉前に現地本部を設営
5:30 田沢湖庁舎で後方活動開始
6:40 活動再開
7:40 遭難者と連絡がつき無事を確認
 現在は田代山荘での合流を目指して進行中

 全員無事で下山できるよう、消防・県警・県警機動隊・民間サポート・市などが全力を傾注しています。

2014年1月28日火曜日

森吉のじゅうべえ

昨日の夕方、急きょの用件で秋田内陸縦貫鉄道本社へ。約束の時間に少し早くついたので、阿仁合駅を訪問。こぐま亭は午後3時までの営業なので既にクローズしていましたが、待合室のベンチに腰掛ける「森吉のじゅうべえ(写真:秋田内陸縦貫鉄道の宣伝隊長)が迎えてくれました。

 さて内陸線本社は旧阿仁庁舎の中にあって、北秋田市阿仁支庁の職員とワンフロアで仕事をしています。ところで庁舎玄関に「病院の受付ができます」の張り紙。聞いてみたら北秋田市民病院の外来受付けは、市内各庁舎に設置している自動受付機でもできる仕組みになっていて、これは便利です。補助事業だったそうで、その事業内容を調べたいと思います。

 用件は、酒井社長と観光振興に重要な組織体制についての協議でした。お互いにできることを出し合えば、課題を克服する手法はきっと見つかるはずです。

2014年1月27日月曜日

角館高校、熱く燃えています

昨年、第65回秋季東北高校野球県大会をはじめ各大会で大活躍だった角館高校野球部。本当にたくさんの感動と元気をいただいた思いです。そんな皆さんをご慰労しようと、24日に少し遅めの祝賀会が開催されました(写真は会の冒頭であいさつの同窓会副会長・石川円さん)。

 実は当日、午後3時過ぎに、21世紀枠での甲子園出場チームが発表されることになっていました。そこに角館高校の名前はありませんでした。一番に辛かったのは野球部の子ども達だったでしょう。そして親の会の皆さん、先生方…。祝賀会で隣り合わせた山手校長先生に「子ども達は大丈夫ですか?」と尋ねたら、「落胆の様子でした。でもね…」と様子を教えてくれました。

 現実を現実として受け入れ、目標に向かって既に練習を再開したとのこと。ショックがないと言えばウソです。でも子ども達は夏の大会に向けて、仕切直ししました。実力で甲子園の出場権を勝ち取ろう、そんな闘志に熱く燃えています。この4月から、統合校として新たな歴史を歩む角館高校です。私たち大人は、故郷をあげて応援する体勢を整え、子ども達の活動を最大支援しよう、そんな覚悟を新たにできた祝賀会でした。

2014年1月20日月曜日

内外情勢調査会の議論

内外情勢調査会に出席。会場は秋田ビューホテル。今回の調査会は新年初と言うこともあって、賀詞交換会としても開催されましたが、こちらの方は時間がなくて欠席させていただきました。

 さて今回は、「空から広がる秋田の未来~総合戦略産業としての観光振興~」がメインテーマです。基調講演で吉田雅彦・観光庁観光地域振興部長と夏目誠・成田国際空港株式会社代表取締役社長が登壇しました。その後のパネルディスカッションには吉田・夏目両氏に加え、佐竹敬久・秋田県知事と三浦廣巳・秋田商工会議所会頭が議論の輪に入り、多くの着眼点をいただくことができました。以下は各氏の主張主旨です。

《佐竹知事》
 人間の潜在意識に秋田を植え込む作業を行ってきた。秋田びじょんに代表されるイメージアップ戦略だ。絶え間なく大きなイベントを仕掛ける。それが成功するかどうかと言うことに意味を見出すものではない。とにかく場数を増やすこと。その意識も持ち続けること。各界のリーダーにはとにかく外に出ていってもらいたい。飛び出してもらいたい。遊んでもらいたい。そんな行動がなければ観光客を理解できるものではない。

《三浦会頭》
 ワールドゲームズを開催し、秋田を世界にアピールした経験がある。その秋田を国民が余り知らないことに愕然とした記憶がある。まず秋田に来てもらう、とにかく来てもらう、それが大切だ。さらにせっかく来てもらったのに、例えば駅を降りて乗ったタクシーの運転手さんが、秋田を自虐的に否定したり、またお客さんに愚痴をこぼしたり…。モッテノホカとしか言いようがない。企業の一つ一つが秋田をアピールし、また露出を増やしていく覚悟が必要だ。

《吉田部長》
 観光振興に必要なことを大まかに整理すると、
①ルート観光で自治体間の堺を超える努力
②観光資源やコンテンツの造成
③人材の育成
 だが、例えば人材の育成などは、自治体では定期人事異動が発令されるとご破算。ネットワークもノウハウの蓄積も、個人の資産にしかならない。これは本当にもったいのないことだ。

《夏目社長》
 成田国際空港には、101の都市とのネットワークがある。秋田空港から成田に乗り込んでもらえれば、秋田と世界は直結できる。このメリットは計り知れない。また成田は国内線も充実していて、特に西日本の各都市の就航は充実度が高い。これまで秋田にお出でいただくお客様に加え、西日本からの誘客には大きな役割を果たすことが予想できる。

 勉強になりました。

2014年1月19日日曜日

仙北市芸術文化章での余計なお話

第8回仙北市芸術文化章並びに第8回新春の集いに出席しました。右から芸術文化章を受けた加藤敏雄さん(盆栽)、黒澤宗節さん(茶道)、鬼川浩さん(郷土史)、一番左側が栄光賞を受賞した細川雪子さん(日本画)です。本当におめでとうございます。

 創作活動など、打ち込める文化的対象があることは羨ましいし、幸せなことです。継続は力と良く言いますが、今回受賞された皆さんも、コツコツと人知れず努力を継続して来られたことは間違い在りません。きっと辛いこともあったと思います。でもやはり幸せな人生です。

 それで少し悔しくなって、あいさつで余計なお話をしてしまいました。「自分も何か仕事以外で創造的な時間を過ごしたいと思って、短編小説のプロットを考えています。ハタハタが世界で禁漁となる中、県民魚に指定していた秋田県だけが、学術的調査採取を許されます。しかしそのハタハタは闇ルートで県内料亭に流れ、夜な夜な秘密のハタハタパーティが繰り広げられ…。と、まあそんな筋書きです。書き上げることができたら、来年のこの席で発表します」。
 本当に余計なお話をしました。

リキノスケ、走る!

昨日初演の「リキノスケ、走る!」。良かったです。わらび座ミュージカルの新境地でしょうか。だって普通は想像がつかないっでしょ、石川理紀之助が歌ったり踊ったりするのです。女性に移り気な理紀之助も人間臭くてgoodです。

 写真は、ミュージカルが上演される前に特別に開催されたトークショー「石川翁の精神と秋田の未来」の様子。草木谷を守る会会長の石川紀行さん(石川理紀之助から数えて5代目)と、JAあきた湖東代表理事組合長の舘岡誠一さんが出演しました。二人とも共通していたことは教育の大切さについてしっかりとした思いがあったこと。確かにそうです。集落経営もそう、JA組織(全ての組織)もそう。もちろん役所もです。

 ミュージカルを観て、石川理紀之助が師と仰いだ高橋正作が、今まで以上に気になる人物になりました。理紀之助を生涯を走り続けさせたエネルギーは、高橋正作の教えにルーツがあるようです。偉い人には、偉い師がいるんだなあ…。そう言えば坂本龍馬にも吉田松陰がいたなあ。
 自分は…、とにかく走り続けましょう。

2014年1月18日土曜日

お母さん達の生活工夫展

写真は、JA秋田おばこの田沢湖女性部(田口幹子部長)が主催する生活工夫展です。昨日17日、神代地区就業改善センターを会場に開催されました。今年で16回を数える歴史があります。主にお母さん達の自慢料理が出品されていて、何とその全てが試食できます。

 さらに女性部のお気遣いで、お昼には少し早いものの、来場の方々に炊きたてご飯とお味噌汁が振る舞われます。食いしん坊の面々にとっては最高のお・も・て・な・し・です。自分はいただいたドンブリご飯の上に、各種漬物を乗せ、また懐かしい塩ップリカドの切り身も添え、特製漬物丼をつくっていただきました。本当に美味しかったです。

 それにしても、漬物のバリエーションは驚異的です。絶対に商品になります。開催地、神代地域では、神代地域運営体の努力で加工所「ゆきつばき」が開設されています。生活工夫展の後、少しの時間で立ち寄ってみましたが、イブリガッコのパッキング作業を行っていました。とても楽しそうでした。楽しくてお金にもなって、仲間づくりも進んだら、言うことなしです。

【各部門の最優秀賞】
第1部~お米を使った料理 細川貞子さん(揚げおにぎり)
第2部~漬物         津島敏子さん(チンゲン菜のわさび漬け)
第3部~おやつ        草彅真喜子さん(黒豆ドーナッツ)
第4部~我家の自慢料理  高倉登美子さん(柿コロッケ)

2014年1月15日水曜日

台湾の皆さんをたざわ湖スキー場に

佐竹敬久秋田県知事や鈴木洋一秋田県スキー協会会長、大関衛県議会スポーツ振興議員連盟会長に同行し、台北市内でスキー客誘致に関する協議を行ってきました(1月10日~12日)。

 写真を少し説明すると、佐竹知事の左隣が中華民国滑雪滑草協会の陳理事長、知事の右隣は高豊旅行社の高副社長です。高副社長の右隣にいる鈴木洋一会長は、全国のスキー協会の会長で、大関衛会長はスポーツマン、一番左です。

 中華民国滑雪滑草協会の皆様とは初めてお会いしたのに、実際、秋田県に(特にたざわこスキー場に)誘客する際の課題などを遠慮なく言い合えました。まるで旧知の間柄のような会話でした。こちらから、いかにたざわ湖スキー場が交通アクセス上で優位か、素晴らしい雪質とスキー学校の教授陣の充実ぶり、周辺の温泉や武家屋敷等、恵まれた観光環境にあること、そして来シーズンには、モーグル競技の世界選手権会場になるかも知れない…、などを伝えました。
 先方様からは、ホテルや旅館の設備のこと、飛行機代金は決して安くないこと、スキー指導者の言葉の課題などについて心配をしている発言がありました。

 ところで、特別なことがない限り、台湾からは飛行機で来日します。中華民国滑雪滑草協会を訪ねる前にごあいさつに伺ったトランスアジア航空(復興航空)では、1月以降でチャーター便を10便用意してくれるとのことでした。こちらとしては定期便も検討して欲しい旨をお話ししましたが、青森や岩手などと連携すれば、例えば、月・木を秋田空港とか、火・金を花巻空港とか、そんなローテーションでの対応が考えられるとのこと。可能性はゼロではありません。

 さてこの17日、さっそくですが高豊旅行社の社長さんのたざわ湖スキー場視察が決定しました。台湾の皆さんの行動力は、大いに見習いたいと思います。

素晴らしかった子ども議会

1月9日、仙北市では初めての「子ども議会」がありました。主催は仙北市教育委員会で、これまで学校側と入念な事前準備を行っての開催でした。その分、子ども達からの質問は磨き上げられていて、多くのヒントをいただくことができました。本当に皆さんご苦労様でした。そしてありがとうございました。

 質問者は山上涼さん(西明寺中学校)、荒川海さん・佐藤慶一さん(角館中学校)、大牧亮子さん・高橋留唯さん(桧木内中学校)、吉田大成さん(生保内中学校)、大山陽介さん(神代中学校)で、答弁者は大人の議会と同様に、市長、副市長、教育長、各部課長などです。

 本当にどれも素晴らしい質問でした。指摘のあったことで改善が必要な事項については、もちろん改善をします。また提案のあった事項については、実現の道を検討します。

 そして本音のところ、子ども達が欲しいと言っていた各種のスポーツ施設(総合グラウンド・テニスコート・プールなど)は、自分も思いっきり欲しいのです。財政状況の好転を何とか叶えて、また良い資金をゲットして、実現したいと強く思った子ども議会でした。

消防出初め式

1月6日の仙北市消防団出初め式風景です。今年は角館の武家屋敷前を400人以上で行進させていただきました。時おり青空も見えたりで、「恵まれた天候」だったと思います。でも、寒かったぁ。

 午後からの式典が始まる前、自分は田沢湖病院で新年の訓辞をしていました。時間の都合で背広に着替えることができなくて、消防の正装で臨みました。午前の角館病院でも同様で消防の正装スタイルです。不思議なもので、正装したら気持ちもピリッとして、新年のごあいさつは、いつもよりも力が入ったかな。

 さて式典では、感謝状の贈呈や無火災表彰を行いました。そんな中、新たに入団した団員の紹介がありました。20人以上のフレッシュな皆さんが、新たに消防・防災活動に参入いただけるとのことで、本当に在りがたいことです。ケガや病気に気を付けて頑張れ!!。

2014年1月4日土曜日

今日から作業再開!

平成26年がスタートしています。自分的には年末29日まで新年度予算の編成作業があり、今日(4日)またその作業を再開しています。財政課の皆さんには本当に難儀をかけてしまっていて…。

 お正月は1日の午前に初詣(御座石神社)をすることができました。午後は集落や町内の集会があって、御神酒をいただきました。何だか「うまどし」と言うこともあってか、どこでも皆さんの表情は「今年はうまく行くぞ~!」みたいな明るさを感じます。ミニバブルと言う方々もいるくらいですから、経済状況は好転しているのかなあ。でも実感が全くないわけで…。

 写真は仙北市の平成26年度当初予算編成資料です。赤や青の付箋が山ほどついています。政策として練り込みが足りなかったり、各課間の調整が取れていないなどで、まだまだ査定が必要です。現状では歳入と比べて歳出が9億円ほど上回っています。と言うことは、簡単に言えば9億円分の要求をバッサバッサ切り捨てなければ、予算は成立しないと、そんな感じです。

 ところが、ほとんどの経常経費は査定が尽くされていて、削減できる部分は全て赤ペン(減額削除)が入っています。もう鼻血も出ません。事業を削る以外に方法がない中で、攻めの当初予算を編成したいけれど、現下の情勢(①歳入では税の伸びが期待できないし国からの地方交付税も伸びない、②歳出では社会保障費関連が大幅に増加する、③消費税のアップで必要額が軒並み増加する、④将来の芽出しをする予算は確保したい…)では、ほとんど困難です。職員数の減少に伴って人件費は減額、また市借金の償還額が少しずつ小さくなっていて公債費が減額、なことは事実ですが、これらを政策予算に回せない悪循環をどうやって断ち切るのか…。

 どこかに埋蔵金はないかなあ。