2021年8月31日火曜日

市職員のコロナ感染について


 記者懇談会を開催し、市役所総務部総合防災課職員の感染についてお話ししました。また先週、感染者が出た総合給食センターの現状、教育旅行への対応、新たな経済対策などについてもお話ししました。

 感染は40代男性職員です。職員は8月29日から倦怠感があり、8月30日に市立角館総合病院を受診し陽性が判明。一般市民と接する窓口業務は担当していません。昨日から課員7人全員を自宅待機としています。市の危機管理能力を維持するため、大山総務部長に危機管理監の代行を、課員の補充には総務部や建設部、外部出向者の臨時帰庁などを進めています。市民の皆さまに不便と不安のないよう万全を期します。また総合給食センターの感染では、須田教育長から提供した給食の安全性は高く心配がないこと、センター職員(委託先職員・学校職員・市職員)36人全員の陰性を確認してから給食を再開したいこと、こまめに状況を保護者や関係者に発信することなどをお話しいただきました。

 教育旅行や体験学習などで、仙北市を訪ねてくれる予定だった子ども達には本当に申し訳ありません。お客さまをお迎えできない市内の皆さまにもお詫び申し上げます。市内経済を回す主力エンジンの観光が停止寸前です。昨年よりも厳しい現実を少しでも支えたいと、新たな支援メニューづくりに取り組んでいます。県支援策と連携することが効果的な対応もありそうです。臨時議会も視野に入れて作業を進めます。
※写真は記者懇談会の様子。

2021年8月30日月曜日

湖畔のひまわり


 難題に直面したら田沢湖畔をドライブします。今日は仕事帰りに走りました。

 ひまわり畑を通り過ぎる直前、雲の切れ間から陽が差して、花々がパッと元気になった様な気がしました。まるで夢に出てきそうな情景です。あれっ?、元気になったのは自分かな…。

 大沢のひまわり畑は見頃です。

一部の公共施設の利用制限について


 今朝、第30回のコロナ対策本部会議。内外から高い評価をいただく仙北市の教育旅行ですが、9月いっぱいは感染防止対策を最優先し、一部公共施設の利用をお控えいただくようお願いすることにしました。

 市内の体験学習・修学旅行では、角館樺細工伝承館や田沢湖クニマス未来館、平福記念美術館、新潮社記念文学館、思い出の潟分校、角館交流センターほか人気スポットが多数です。しかし、市内感染が予断を許さない状況で続いていることから、9月いっぱい教育旅行などでの利用はお控えいただくよう、各学校などに連絡をすることにしました。一般の観光客の皆さまにも、目安ですが20人以上の団体は入館を控えて欲しいことをお願いします。市民の皆さまの公共施設利用では、同じく20人以上の団体の使用はご遠慮をいただきたいこと、10人以上の使用は、利用者の皆さまに椅子やテーブルの消毒作業をお願いしたいこと、キャンプ場や河川敷、公園のバーベキューやナベッコでは、4人以下または同居家族のみとして欲しいことなど、今日の本部会議で総意としました。

 先週、市総合給食センターで業務委託先の職員の感染を確認し、現在は給食の提供を休止しています。保護者の皆さまなどにご迷惑をおかけしています。本当に申し訳ありません。一日も早くの再開が叶うよう、ご理解とご協力をお願いします。

2021年8月29日日曜日

シトラスリボン・プロジェクト


 市議会の審議が進む中、先週は角館赤十字奉仕団(写真中央:赤川和子委員長)の皆さん等が黒沢龍己議長を表敬し、市議会議員や議会参与職員にシトラスリボンを贈呈しました。シトラスリボン…、皆さんはご存じでしたか?。

 シトラスリボンは、新型コロナウイルスに感染した人や医療関係者に寄り添い、また感染に対する差別や偏見、誹謗中傷の根絶を目指す活動の象徴です。愛媛県の有志が始めたと言われています。赤川和子委員長からは、「このリボンは奉仕団メンバーの手づくりです。これを付けて感染拡大防止に取り組んでください」と激励もいただきました。

 同奉仕団の皆さんは、新型コロナワクチン接種会場で受付ボランティアも実施中です。皆さんのご協力が感染の連鎖を断ち切る力です。
※写真の一部は日赤秋田県支部の活動報告から。

2021年8月28日土曜日

祠の中からお面が睨む


 仙北市内2ヶ所で道祖神のお面を見つけました。左は角館羽黒堂の祠に祀られたお面、右は田沢湖碇の祠に祀られたお面です。

 お面は人形道祖神の一部だと思います。集落に悪疫が侵入しないよう、祠の中から睨みつけていました。最近の標的はきっとコロナウイルスです。人形道祖神は鹿島様と言ったりお仁王様と言ったり、ショウキサマ、ワラニンギョウ…、いろんな風に呼ばれています。この写真のお面は、昔からお面だけだったのか、それとも胴体が作られなくなってお面だけが残ったのか、地域の皆さんに聞いてもよく分かりません。

 ご存じの方はお知らせください。また市内の祠やお堂に祀られているお面があったら、ご連絡をお待ちします。
※参考文献「村を守る不思議な神様・あきた人形道祖神めぐり1/2」著者:小松和彦 絵:宮原葉月 印刷製本:株式会社グラフィック

2021年8月27日金曜日

避難勧告が廃止され避難指示に!



 災害対策基本法の改正で、避難勧告が廃止され避難指示に一元化されました。今後は、従来の避難勧告発令のタイミングで避難指示を出すことになります。

 旧法に規定された自治体発令の避難情報は、
 ・災害発生情報(レベル5)
 ・避難指示(レベル4)
 ・避難勧告(レベル4)
 ・避難準備・高齢者等避難開始(レベル3)
 の4種類でした。これが…、
 ・緊急安全確保(レベル5)
 ・避難指示(レベル4)
 ・高齢者等避難(レベル3)
 の3種類に整理されました。最大はレベル5です。レベル1とレベル2は気象庁が発表する大雨・洪水・高潮注意報にあたります。災害への心構えを高め自らの避難行動をイメージする段階です。レベル3からレベル5は自治体が発令する避難指示等をレベル分けしたもので、レベル3は高齢者や体の不自由な方が避難を開始する段階、レベル4は全ての人が避難する段階です。

 レベル5は災害が切迫しているか、既に災害が発生している段階です。ここからの避難開始は困難となる段階ですから、レベル4までに必ず避難を行うことが重要です。異常気象が続きそうです。皆さま改めてご注意を!。
※写真はウエザーニュースより。


2021年8月26日木曜日

角館のお祭り実行委員会で


 夕方から角館祭りのやま行事実行委員会(今野則夫会長)。既に今年は例祭の規模縮小、曳山の運行は中止が決まっています。さらに私から、市コロナ感染対策本部長として次のお願いをしました。

1.9月7日~9日(お祭り期間)は曳山を動かさないこと。
2.展示中の曳山や、その前後期間の曳山の移動や飾り付け時には、お囃子や踊りや食事・飲酒をしないこと。
3.感染症対策や熱中症対策等をしっかりと行うこと。
 この3点です。実行委員会にはご理解をいただくことができました。
 それにしても…、前回の実行委員会時に市内感染予測はありませんでした。それが8月中旬から仙北警察署でのクラスター、お盆帰省や夏休み、その他の会合などで感染が急拡大し、先週末の市内感染者数予測は累計で30人以上、現在は40人を超えたと推測しています。

 先週、市立角館総合病院のコロナ病床は一時満床となり、県は全域で警戒フェーズを4に引き上げました。先ずは感染を断ち切ることが最優先です。

2021年8月24日火曜日

市議会一般質問②


 昨日に続き仙北市議会定例会の一般質問。稲田修議員(市民クラブ)、荒木田俊一議員(〃)、八栁良太郎議員(蒼生会)、高橋豪議員(蒼生会)が登壇。特徴的な質問と市長の答弁概要をお知らせします。

【稲田修議員(市民クラブ)】
Q.門脇市政を誠心誠意支えてきた関係者に対する思いは。またこの12年間で有形・無形を問わず市民に何を残すことができたと分析をしているか。
A.今日まで市長職を続けてこられたのは、市民の皆さま、市議会の皆さま、後援会の皆さま、県・国議員、各省庁、2人の教育長、3人の副市長、そして家族のおかげ。心から感謝を申し上げる。何を残すことができたか…、私は具体の政策を数量まで明記したマニフェストを示し、なおかつ高い目標設定で行政運営に携わった。できたこともできなかったこともある。しかし市民の皆さまには、挑戦すること、失敗を恐れないこと、未来は自らの手でしか切り開けないこと、そんな思いは感じてもらえたと思う。

【荒木田俊一議員(市民クラブ)】
Q.ふるさと就職応援金制度について、もっと拡充するべきではないか。民間の人材確保にも対応できる制度に改善すべきではないか。住宅支援など同時支援はできないか。
A.現在は新規学卒者に対する同就職応援金と、一般就職者・雇用企業主への雇用促進助成金がある。コロナ禍で地方に住んで仕事がしたいとの声が増え、市もそんな皆さまを呼び込みたい。また人材の確保にも活用できるようにとの指摘、これは行政も他機関からの人材の採用を行っているが、人材が組織にとって持続可能な条件となることが分かっているからだ。民間の人材育成にも貢献できるような制度とすること、そして住宅支援などもあわせたワンパックの総合型支援にフレームを改善できるか、協議を始めたい。

【八栁良太郎議員(蒼生会)】
Q.仙北市観光について、市長は以前から資源を活かし切れていないと度々の発言があった。活かし切れていないとする観光資源は何を言ったものか。またクリアする方法は何か。
A.仙北市は全国から羨ましがられるほど、観光資源が豊かな自治体だ。しかし素材の1つ1つが個別に活用されている場面が多く、お料理で例えると食品の原材料勝負の域を超えていないと感じる。これが発言の本意だ。素材に手を加え調理してこそ観光になる。煮る、焼く、蒸す、炒める、茹でる、揚げる、和える…、さらに多くの和洋中、エスニックな調味料を遣い、盛り付け、テーブルに出す順番、並べ方、添え物の季節感、演出、デザート…。工夫で1は100になる。この意識を地区を越えて市民全員が持つことだ。

【高橋豪議員(蒼生会)】
Q.仙北市の豊富な資源を活用した所得アップ、農業振興や6次産業化、観光ブランドの構築の成果を伺う。また特区の近未来技術実証ワンストップセンターはどう機能しているか。A.市民所得10%アップは達成しても余裕を感じることができない。農業振興では農業産出額が増え続け、平成26年は51.8億円だったが平成30年は65.6億円に伸びた。観光業界が厳しい中では農業生産の高次化に取組むべき。観光のブランド戦略は、先ず3つの観光協会の統合、グリーンツーリズムの躍進、体験型・滞在型への転換、アジア進出などが進んだ。造成した工業団地に企業を迎えることができず残念。近未来技術実証ワンストップセンターは、大手電機メーカーなど8件の極秘の技術開発に協力している。
※写真は観光を料理に例えたイメージ。

2021年8月23日月曜日

市議会一般質問①


 仙北市議会定例会は今日から一般質問です。門脇晃幸議員(蒼生会)、真崎寿浩議員(〃)、伊藤邦彦議員(市民クラブ)、熊谷一夫議員が登壇。特徴的な質問と市長等の答弁の概要をお知らせします。

【門脇晃幸議員(蒼生会)】
Q.市内の小・中学校学は、児童生徒数の推移を注視しながら財政や教育環境の在り方も考慮し、施設の適正配置について検討していく必要がある。具体的な検討に入っているか。
A.(教育長)平成28年度に策定した学校適正配置に関する提言書では、具体的な統合検討に入る要件に、①小学校では継続して複式学級が発生し、かつ全校児童数が50人を下回ることが予想される場合、②中学校では学年内に複数の学習グループを構成できない状況が継続することが予想される場合、③は①と②に該当しなくても近隣の学校への就学指定校変更を希望する傾向が顕著な場合、としている。児童生徒の減少や校舎の劣化を考えると、小中学校の統合や再編は必然。今後さまざまな要素を含めて検討したい。

【真崎寿浩議員(蒼生会)】
Q.先に策定された仙北市水道事業基本計画で、神代地区で計画から除外された地域についは今後どうなるのか、年度毎の事業見通しなど住民に示す必要があると思うがどうか。
A.(市長)水道未普及地域の解消のための整備計画区域の決定は、住民アンケート調査のでの加入見込み、水質、水量の不具合などの緊急性、費用対効果などを加味し総合判断をしている。この計画は5年で見直しをする。その際に事業の優先順位などを改めて検討する。事業会計の健全化を図るには、投資と回収(水道管の敷設と水道利用者からの使用料の徴収)のバランスを保ちながら、できる限り市民の要望を実現したい。しかしそれには時間もかかる。

【伊藤邦彦議員(市民クラブ)】
Q.市道・西明寺~神代線について、西明寺小学校に通じる道路で、しかも交通量が多い。車の速度制限やグリーンベルト、ガードレール、横断者用信号機の設置はできないか。
A.(市長)平成28年12月1日に、地元の皆さんからも要望書をいただいている。その時から計画的な準備が必要と回答したが、幾つか条件が整ってきた。先日は仙北市通学路安全推進協議会の現地点検もいただいた。車の速度制限について、また国道105号と市道の交差点への横断者用信号機の設置については、いずれも秋田県公安委員会の管轄だが、仙北警察署を通じて設置要望をする準備を進めている。またグリーンベルトの設置は来年度予算に計上予定だ。ガードレールについては、危険箇所を優先して設置したい。

【熊谷一夫議員】
Q.移住・定住対策で、仙北市のテレワーク・ワーケーションの件数を増やし、定住人口の増加を目指しているが、目標ボリューム、情報発信、費用対効果をどう考えるか。
A.(市長)年間定住人口の目標件数と人数は、現在の20人から5年後は40人に、定住件数(相談含む)も現在の10件から20件を目指している。今年から取組む事業内容は、①サテライトオフィス誘致調査・企画委託事業、②新型モビリティサービス事業化調査・企画委託事業、③デジタル人材育成研修企画・運営委託事業の3本柱だ。地方創生交付金を活用し、事業費は全体で約4,800万円。これだけの金額を投下する覚悟は並大抵ではない。議会が承認した期待にしっかりと応える成果を出す。
※写真は市道・西明寺~神代線と交差する国道105号の信号機。横断者用信号機の設置が望まれている。


2021年8月22日日曜日

ミョウガの甘酢漬け作りました


 明日から市議会は一般質問です。その答弁準備に入る前に…、裏庭のミョウガを採って甘酢漬けを作りました。

 今朝は小雨が落ちていて、ミョウガの葉も緑みどりで本当に綺麗。10分で50粒くらい採れました。これを丁寧に洗い、大きなものは2つに切って、小さなものは丸ごと食べることに。今年は初めて甘酢も作ってみたので、自分の中ではハンドメイド感が上がっています。今日の夕ご飯でいただきます。

 市内でコロナ感染が急拡大しています。出歩かなくても楽しいこと、もっと探そうと思います。

2021年8月21日土曜日

市立角館の病床が一時満床に


 21日午前9時、緊急のコロナ対策本部会議を開催。市民のコロナ感染はさらに拡大し、30人を超えた見込み(市独自推計)。市立角館総合病院のコロナ病床は、一時的に満床になった報告がありました。

 仙北市では、8月に入って初めて市内感染を確認。それ以降の発症者数を、秋田県・秋田市・仙北市で比較(8月19日現在)すると、人口10万人あたりでは秋田市の約2.5倍、秋田県の4倍の感染があった推計になりました。夏休みで増加した人流、その他事案を勘案すると、今後さらなる感染拡大を否定できません。医療現場のひっ迫度は急激に増し、市立角館総合病院では20日に一時満床になったと。この傾向はしばらく続くと見ています。私は、「既に仙北市は災害レベルから戦火の中にあり、危機的・緊急的な対応が何としても必要です」とお話ししました。今日のコロナ対策本部で危機意識を一段高め、これを市民に共有すること、そして市民お一人おひとりの行動の有り様を、現状に対応できるよう改めていただくことをお願いしました。以下は今回の会議で決定した重点防止対策です。
・会合などは真に必要なもの以外は避けて。
・飲酒を伴う快食は控え少人数(同居家族)で。
・検温など健康観察を行い、発熱・倦怠感・ノドの痛みがある場合は必ず発熱外来を受診。
・濃厚接触者になった場合は他人との接触はしない。
・マスク(不織布)着用と手指消毒等を必ず行う。
・3密の回避。
・日常的に会う人以外との接触は自粛。
・県外との不要不急の往来自粛

 また、公共施設等の使用上の留意点、使用後の拭き取り作業のお願い、検温モニターの設置なども決定しました。ワクチン接種は全力で進めます。市民の皆さまにはどうか罹患しないよう最大のご努力をお願いします。もちろん感染者に対する誹謗中傷やウワサの流布など絶対にしないでください。
※生保内節全国大会の代替イベントは延期、仙北市産業祭は中止となりました。


2021年8月19日木曜日

今日のコロナ対策本部会議で


 第28回仙北市コロナ対策本部会議を開催。クラスターや別ケースの感染拡大に対し、私は「現状は災害下と同レベル。行事等で感染要因となりそうな行為には自粛を要請したい」と提案し、これを本部会議で了承いただきました。

 本部会議時点の市内感染者は累計27人(市独自推計)。お盆帰省や夏休みの人流増加も考えると、この後も感染者が増えることを想定しなければなりません。市内の医療体制は発熱外来やPCR検査の継続、医療圏域からの入院患者の受入れもあって急激に逼迫度を増しています。県内の医療機関では、院内クラスターの発生や医療従事者の感染が多数で、県の警戒フェーズの見直しがあるかも知れません。このような現状から、本部会議で、私は「市が主催、または関係する行事等について、感染が心配される場面が想定された場合は、中止や延期、事業内容の見直しなど、本部として要請を行いたい」と提案し、本部会議でこれを了承いただきました。今回は、玉川温泉と北投温泉の10周年記念碑除幕式や台湾祭の延期、田沢湖駅伝は他会場の検討、民謡を楽しむ会(仮称)の再検討、角館のお祭りは展示曳山周辺での踊りや飲食の自粛、市産業祭は開催自体の再検討…、などを例示しました。個別対応は関係部との調整になります。また、集団健診や各種相談事業、子ども達の安全対策や修学旅行、介護施設勤務の留意点や観光客の受入れなどについても、活発な意見交換がありました。

 市民の皆さまには、マスクの常時着用、手指消毒、3密回避、県境をまたぐ往来の自粛などの徹底をお願いします。当たり前のことですが、感染者に対する誹謗中傷などは絶対に行わないでください。

2021年8月18日水曜日

行事延期のお知らせ


 明日開催予定だった「玉川温泉と北投温泉の提携10周年記念碑除幕式」、また9月4日~5日開催予定だった「北投石が結ぶ温泉提携10周年記念イベント・台湾祭」は延期することになりました。


 延期の日時については、仙北市国際交流協会や市など協議が整い次第お知らせします。参列予定だった方々、期待していた皆さん、映画上映や台湾グルメ出店関係者など、本当に申し訳ありません。新型コロナウイルスの感染を、これ以上拡大させないための判断です。この他、8月24日~25日に予定していた「新しい自然体験・キャンプ等無料体験会」も延期となりました。

 その他にも、行事日程の変更など情報をご確認ください。

2021年8月17日火曜日

26歳のエアメール


 今から35年前、モスクワから職場に送ったエアメールです。横浜から船でナホトカへ、さらにシベリア鉄道で9,300キロを移動。出国してから既に2週間が経っていました。

 このエアメールは、職場からいただいたお餞別のご恩返しに出した絵はがきです。どう言うわけか私が持っていました…。おかげで26歳の自分に再会したような気がしています。「~たくさんのロシア人と知り合いました。そしてもっとたくさんの人々に会う為に、明日ウィーンへ向かいます。世界は広い!!」。

 一日も早くコロナを終息させて、世界中の若者が自由に旅ができて、国境を越えた友情を結び合える世の中を取り戻さなければなりません。

2021年8月16日月曜日

オンライン懇親会がすごい!


 (株)ドリームリンクが企画したオンライン懇親会。全国1800自治体の第1号に仙北市が登場しました。自慢のご馳走や地ビールを楽しみながら、A-CAR(秋田県産車)計画や田沢湖水上飛行場の実現に真剣議論をいただきました。

 22人の皆さんが、画面の向こうで仙北市の可能性に思いを巡らせくれて…。オンラインでなければ、直接お話しすることができない方々ばかりでした。コロナ後の観光の姿、新たな産業の種、少子高齢社会とSDGs、特区の優位性など、それぞれ専門領域を持った皆さんの意見は目からウロコで値千金。これがオンライン懇親会の強みだと改めて感じました。きっと何かが始まります。

 皆さん本当にありがとうございました。
※写真の水上飛行艇は(株)せとうちSEAPLANES。

2021年8月15日日曜日

パラリンピック守る白岩ささら


 東京2020パラリンピック聖火の「採火式」。仙北市は白岩地区のお盆行事に加えていただき、白岩ささら舞のかがり火から採火を行いました。ささら舞で清められたかがり火は悪疫退散にご利益が抜群です。記録によると…。

 白岩ささら(県指定無形民俗文化財)は、400年前に佐竹氏がお国替えで常陸から久保田へ入る際、その行列の先頭で行われていた悪疫退散の演奏や舞が源流だと伝わっています。私はごあいさつで、「佐竹氏を悪疫から守って来たのが白岩ささらです。きっとコロナの感染拡大から、今回の東京パラリンピックを守ってくれると思います。そして日本を世界を守って欲しい、そんな思いで聖火の種火に白岩ささらのかがり火を提供することにしました」と。

 仙北市内には多数のささら舞が伝わっています。しかし、お盆にご先祖さまの慰霊の舞を奉納できる地域は数ヶ所しかありません。改めて採火にご協力をいただいた白岩地区の皆さまに感謝を申し上げます。


2021年8月14日土曜日

ウディ・ショウとK青年


 写真左はジャズ・トランペッターのウディ・ショウ。写真右はウディが大好きだったK青年です。

 K青年は五木寛之の小説「青年は荒野を目指す」に感動し、小説の登場人物ジュンに憧れてトランペットを吹き始めます。さらに社会人になった後、小説にある横浜~ナホトカ航路でモスクワに入り、ジュンがそうしたように地下のジャズバーで演奏を企てます。ところが…(このクダリはまた後ほど)。このモノクロ写真は高校時代のK青年。長髪だったと言うウワサは本当です!。

 さて、K青年はウディ・ショウが大好きでした。しかし残酷なほどK青年のトランペットは稚拙で、それはウディの足下の砂の一粒にも届かないほどです。後年になり、ウディがチェック柄のシャツで演奏している写真を見つけ大喜びしました。だって…、演奏スタイルがよく似ているって言えるかもって…。

2021年8月12日木曜日

いいぞ!ゆざわ-Biz


 湯沢市ビジネス支援センター・ゆざわ-Bizを訪ねました。藤田敬太センター長(42歳)とお話がしたかったから…。オープンして1年10ヶ月、無料経営相談は短期間で多くの実績を上げています。

 藤田さんは、ゆざわ-Bizセンター長の募集があることを前任地のベトナムで知ったそうです。彼にとって湯沢市は全く縁のない土地でした。ここに移り住んで信頼を結び、相談業務で業績を上げることは並大抵の努力やセンスでは叶いません。そして次のようなお話をしてくれました。「藤田が取組んでダメだったら、それは湯沢では無理だと言われるくらいの仕事がしたいと思います。湯沢市の皆さんは事業に対してとても真剣です。そんな皆さんを支え、一緒に考え、具体策を探し、繰り返し繰り返しカタチになるまでお付き合いをします。売り上げが伸びることも大切ですが、もっと重要なことは人がその気になることです。一番にならなくても、もうワンランク上を目指して経済を活性化させたり、事業所が一人ずつでも雇用を増やせるようになればと。これは究極の地方創生です」と。

 ゆざわ-Bizは、中小企業・小規模事業者や起業を希望している人を応援する、市直営の無料経営相談窓口です。商品づくり、仕事づくり、ネットワークづくり…、広範なインキュベーションで多くの実績があります。素晴らしい取組みです。藤田さん魅力的です。
※写真の一部はゆざわ-Biz・Facebookから。

2021年8月11日水曜日

最後の市議会


 市民の皆さまから市長職をあずかって12年、今日から最後の市議会定例会が始まりました。

 議会への提案一つひとつに思いを込めて、また間違い発言はすぐに訂正をして…、そんな丁寧な対応で最終日(9月6日)まで頑張ろうと思います。案件は前年度決算認定、コロナ対策経費や除排雪等の補正予算、条例の改正、人事案件など27件です。少し補正予算の内容を説明すると…。田沢交流センター体育館の照明設備交換(488万円:一部財産区)、秋田内陸線の列車整備事業(500万円)、低コスト農業機械導入事業(5,325万円:県費)、生保内南中心経営体交付金(1億1,166万円:国費)、プレミアム宿泊支援事業(1,076万円:一部国費)、冬期除雪経費(4億3,178万円)、高齢世帯火災警報機設置事業(179万円)、小・中学校コロナ感染症対策経費(920万円:一部国費)、子どもスノースポーツ交流事業(44万円)など、です。

 また、市議会に本日判断をいただきたい人事案件等で、教育委員に橋本勲さん、人権擁護委員に伊藤政和さん、お二人の再任を了承いただきました。
※写真は子どもスノースポーツ交流事業イメージ(休暇村乳頭温泉郷ブログより)
※予算額は概数。

2021年8月10日火曜日

踏ん張りどころ


 本日午前、第27回仙北市新型コロナウイルス感染症対策本部。先週8月6日、秋田県が仙北警察署に勤務する警察官の感染を発表してから、今日まで警察官4人、その家族2人の感染を確認しています。

 市内感染を受け、私は対策本部で「憶測や噂話などに惑わされないよう、また誹謗中傷など絶対に行わないよう、この本部会議を通じ関係者と市民の皆さまにお願いします」と話しました。また本部会議では、濃厚接触者となった後、検査で陰性だった方の同居家族や職場に関し、経過観察日数の間は出勤を控えて欲しいこと、さらに感染対策の強化では、マスクの常時着用、3密回避、他県との往来の自粛など、基本的な事項を改めて市民に周知することにしました。

 子ども達の夏休み、それにお盆帰省やお墓参りなど、人流の増加が心配です。今を最大の注意で乗り切るしかありません。踏ん張りどころです。
※県は本日(10日)夕方、仙北警察署でさらに3人の感染を確認し、クラスターが発生したとしました。

2021年8月9日月曜日

8年目の慰霊と報告


 連日の猛暑、新型コロナ感染対応…。そんな中で田沢供養佛地区を訪ねました。8年前の今日(2014年8月9日)、土石流災害で亡くなった皆さんの慰霊と報告です。

 あの日は、明け方から昼過ぎまで局地的に激しい降雨でした。各地の降雨量は観測史上最大値(鎧畑84mm/h)を記録しています。私は角館交流センターで「仙北市追悼式・広域遺族地方大会」に出席中で、その会場で災害の第1報を受電しました。最初は河川の氾濫との情報でした。しかし全容が分かるにつれて土石流災害だと分かりました。6人の皆さんが亡くなり、重軽傷者が2人、そして建物被害は17棟(住家全壊5棟、住家半壊1棟、非住家全壊10棟、非住家半壊1棟)と、被害は甚大でした。

 国の直轄砂防災害緊急事業で、堰堤工事は1年を待たず完成しました。その後、地区の皆さんの取組みでコミュニティの再生も進みました。亡くなった6人の皆さんは、そんな様子を見てくれていると思います。私は「どうか安らかに、この後も皆さんをお守りください。私は今秋で公務を退きます。12年間の力不足をお詫びします」と心の中で…。

2021年8月8日日曜日

演劇から学ぶこと


 今年の「子ども演劇体験講座」も、いよいよ明日が総仕上げと舞台発表です。仙北市は子ども達の表現力・コミュニケーション能力の開発に、わらび座の全面協力で演劇体験を導入しています。

 講座期間は夏休みの4日間。今年は市内小・中学校から6人の子ども達が参加してくれました。指導はわらび座で活躍する久保田美宥さん、佐藤千明さんと豪華です。2人は講座で取り上げた題材がミュージカル「空!空!!空!!!」の出演者。子ども達は舞台に立つ女優から、台詞や間合い、感情の表し方、共演者間の関係の持ち方等を学びました。その知識や心の持ち方は、日常生活でもきっと役に立つはずです。

 明日の舞台発表はわらび劇場で15時30分から。子ども達がミュージカルのシーンを再現したり、群読やダンス披露もあるそうです。子ども達の成長を皆さんご覧ください。

2021年8月7日土曜日

初めてのコインランドリー


 近くのコインランドリーにデビュー!。そうか、洗剤は持ち込む必要がないのか、それに涼しくて…、いいなあ。

 洗い物で洗濯機の大きさや料金が違うこと、乾燥も時間メニューがあること、ズック専用洗濯機が便利そうなこと…、いろんな発見がありました。確かに、待ち時間はコーヒーを飲みながら本を読んだりできそうです。

 何より明るくて衛生的で、また一つ、気持ち良い場所を見つけました。

2021年8月6日金曜日

76年目の夏


 ご遺族などお迎えし仙北市戦没者追悼式。戦後76年目の夏はうだるような暑さです。

 追悼式で私は、「日本は戦争を知らない世代中心の社会になりました。しかし現在の平和と繁栄は、戦没者一人ひとりの犠牲の上に築かれたものです。戦争の事実を次代に語り継ぎたいと思います」とお話ししました。武藤啓司・市遺族会会長は、「仙北市の戦没者数は1,112人、遺族会の会員は年々減少し現在は156人です。それでも私たちは戦争を風化させないよう活動を続けます」と話しました。

 祖父がシベリヤで亡くなったので、私は遺族会の青年部に参加しています。孫世代・ひ孫世代にもっと活動の輪を広げることが大事だと感じています。
 それにしても…、コロナ感染対策で2年続けて県間往来の自粛をお願いをするお盆になってしまいました。残念です。

2021年8月5日木曜日

ドリームリンクと新たな試み


 株式会社ドリームリンクの村上雅彦社長と記者会見。同社が新たに立ち上げた「オンライン懇親会サイト」事業の第一弾に仙北市が登場します。

 簡単に言えば、コロナ禍で人の往来が制限される中、ご当地の首長(初回は私)と参加者のZoomオンライン飲み会です。事前に参加者へ特産品を宅配し、美味しいアレコレを共有して、消費支援や自治体ピーアールに役立てたい考え。村上社長は、「仙北市が最初ですが、この後も県内の首長がたくさん登場します。全国約1800自治体にも活用を拡大する予定です」と。私は、「初回出場で責任重大です。仙北市の話題はもちろん、秋田を元気にするアイディアや夢など、賑やかに意見交換を楽しみたいと思います」と話しました。

 オンライン飲み会は8月16日(月)18:30~20:00です。ご参加など詳しくは、http://dreamlink.co.jp/ontsuma/ へ。

2021年8月4日水曜日

国・県ダムを防災で一体運用


 秋田県の水瓶と言われる仙北市田沢湖地区。複数あるダムのうち、国所管の玉川ダムと県所管の鎧畑ダムを一体的に運用し、防災対策を強化する連携強化推進室が誕生しました。

 正式名称は玉川ダム・鎧畑ダム連携強化推進室(室長:庄子克実・玉川ダム管理所長)。今日は、國友優・国土交通省東北地方整備局河川部長、田中倫英・秋田県建設部建設技監などが参加して、同推進室の設置式とデモンストレーションが行われました。私は設置式で、「市民と流域住民を代表して、この取り組みに感謝する。国・県所管の枠を超え、情報の一元化が叶ったことは、私たちからすれば命に直結するメリットだ。仙北市は8月に多くの大雨災害が発生している。国・県の2者ではなく、市も加わった3者連携が整ったくらいの気持ちで、防災対策に一緒に取り組みたい」とお話ししました。

 式典後は仙北市役所とオンライン会議を行い、高橋宏和・危機管理監と情報共有のデモンストレーションを行いました。改めて、国・県の皆さまに感謝を申し上げます。
※写真はデモンストレーションの様子。

2021年8月3日火曜日

ああ、かき氷が美味しい!


 暑い…。仕事を済ませ角館の信田商店へ。イチゴのかき氷くださーい。

 昔、よく高校の部活帰りに寄りました。あの頃は先代でしたが、お店は当時と変わらずクラシックです。そしてお値段も…。ご主人に聞くと「平成20年までは1杯150円。今は180円です。ウチは地元の子ども達が多いから。でもベースのシロップは自家製だったりで、結構手がかかっているんですよ」と。

 この後も暑い日が続く予報です。熱中症にはくれぐれもお気をつけて。

2021年8月2日月曜日

門脇さんにライフスタイル賞


 仙北市西木町桧木内で農家民宿を経営する門脇富士美さん。第18回オーライ!ニッポン・ライフスタイル賞(主催オーライ!ニッポン会議:養老孟司代表)を受賞しました。

 同会議は、都市と農山漁村の往来や双方の生活文化を楽しみ、日本が元気に…all rightになることを目的に設立されました。門脇さんは首都圏の短大を卒業後、千葉県の民間企業に就職しますが、OL生活に見切りをつけて帰郷。さらに中国への留学などで視野を広め、故郷の農業に魅せられ両親と営農に打ち込みます。1998年から農家民宿「星雪館」、2002から菓子製造に取り組むなど、常に新しい農業経営と農村の可能性を標榜。日本文化が集積する中山間地で海外からの来訪者にも対応し、仙北市農山村体験推進協議会副会長、NPO法人秋田花まるっグリーンツーリズム推進協議会理事長としてもご活躍です。

 都市居住者から農村生活へ、そして農業や地域の磨き上げなど新たな価値創造、活動の広域化などが高く評価され、今年度東北で唯一の受賞となりました。おめでとうございます。
※仙北市農山村体験推進協議会は2016年第13回オーライ!ニッポン大賞を受賞。


2021年8月1日日曜日

高品質の市産メープルシロップ


 どんぐり山荘(梁田良雄代表)さんから、手づくりメープルシロップ1瓶を分けてもらいました。田沢湖高原周辺のイタヤカエデなどから採取した樹液が原料で…。

 100パーセント仙北市産のメープルシロップです。特徴は綺麗な琥珀色で甘さも抑え目、雑味やエグ味など全くなくて、むしろサラサラとしています。梁田代表からお話しを聞くと、「実は数年前から作っています。2月末から3月中旬に周辺の山に入って、イタヤカエデなどから樹液を採取します。多い年は500リットルほど集めました。この樹液を煮詰めて10分の1ぐらいまで濃縮します。アク抜きなどは徹底しています」とのこと。

 私はメープルシロップが大好きで、今までカナダ産のものを食べていました。でも、このメープルを食べてしまったら後戻りできません。それほど市産メープルシロップは高品質です。明日のお弁当は、シンプルにメープル・パンサンドにしたいと思います。