2010年5月30日日曜日

ルバーブをテーマに共同活動


 午後から、秋田大学の島澤先生と「秋田大学生と仙北市の共同活動」について打ち合わせ。島澤先生は「学生に農産物の生産と加工、販売の一貫した作業を体験させたい」と言います。そこでこれから植え込みができて、加工の可能性が高い品目を検討するため、田沢湖畔のハートハーブへ。同社の三浦さん、浦山さんと相談して行き着いたのがルパーブ。ハーブの一種でタデ科の植物です。シベリア南部原産の多年草ですが、ヨーロッパではジャムにしたりケーキにしたりして食べるとのこと(緩下作用があるといわれているので、大量には食べない方が良いかも…)。ハーブ園にもありますよと言うので、これは面白いとばかり、ルパーブ様とご対面(写真。右端が島澤先生)サシホかスカンコの親分みたいな感じ。かじってみると、まあスッパイ。こりゃジャムになる。

 詳しいことはこれから。可能性があることは何でもやります。

田沢湖でお待ちします


 田沢湖をざっくばらんに語る会や田沢湖観光協会、湖畔の旅館ホテル関係者、そして田沢湖が大好きな皆さん等が集まり、今朝は田沢湖畔清掃活動でした。ざっくばらんに語る会が以前から取り組んできた「鳴き砂復活事業」(湖畔の白浜を散歩すると、以前はキュッキュッと鳴いた)の恒例行事でもあり、また観光シーズン到来に備え、綺麗な田沢湖でお客様をお迎えしようと、毎年この時期に開催されています。

 9時30分から作業開始ですが、少し早く湖畔に着いて、ゆっくり辺りを見ていると…、スコップを片手に車から降り立つお嬢様がいたり、軽トラックから鉢巻き姿でヨッと手を挙げる若者がいたり、登場の仕方が見事で、大昔のアメリカ映画「荒野の7人」を思い出しました(ユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン…。特にスティーブ・マックイーンが格好良かった)。そう言えば、この映画は黒澤明監督の「7人の侍」をリメイクした映画です。世界の多くの映画作家に影響を与えた黒澤明監督。例えばスター・ウォーズのジョージ・ルーカスは、7人の侍をSF化しただけと言い、またスティーブン・スピルバークは、制作に悩んだ時に必ず見直す映画が7人の侍と言っています。あれっ?、なんか清掃活動のお話から離れてしまった。

 それで、今朝は相当な人数が集まりました。50人以上は参加していたと思います。実は午前中の作業予定だったのですが、急きょお客様が田沢湖庁舎にお見えになることになって、途中で戦線を離脱してしまいました。重ねてゴメンナサイ。そしてその1時間の作業中にご提案をいただいたこと。とても素敵なお話でした。あと何十年かかるのか分かりませんが、田沢湖を「桜のリング」にすること。駒ヶ岳の真白な残雪、青い湖、そして桜。このコントラスト、見てみたいなあ。

2010年5月29日土曜日

仙北市消防団が最高賞


 国土交通省と東北6県が持ち回りで、毎年水防訓練大会を開催しています。今回、秋田県が会場となって開始したのが米代川水防演習です。この大会に仙北市消防団が参加するため、応援で能代市の会場へ。朝6時に家を出て(作業服が小さくなっていてアタフタ…)、会場到着は8時10分。河川敷と言うこともあってか、行き交う人達も“寒い、寒い”の連発。

 さて演習は第1部と第2部に分かれていて、この1部で開催された東北6県代表消防団による「東北水防技術競技大会」で、仙北市消防団が見事最優秀賞を受賞(写真は授賞式の風景)。佐竹知事も加わって記念撮影もできました。さあ、帰れば祝勝会でしょ。

2010年5月28日金曜日

NPO法人連絡協議会が設立


 アッという間に週末です。そう言えばブログの更新が滞っていました。済みません。24日に講話をさせていただいた角館町観光協会総会。ここでは「次世代の観光産業について」をテーマにお話しさせていただいて…。「これまでの観光産業は交流人口の増加や経済効果を期待していたが、これからは定住人口の獲得を視野に入れたステージに立たなければいけない」と言う内容です。26日の国保運営協議会では、国保税の税率改正について委員の皆さんから多義に渡るご提言。ありがたい限りです。今日は八幡平直轄砂防同盟会会長として湯沢河川国道事務所へ。要望書は京野きみこ事務所にもお届けしました。民主党では、全国からの要望を幹事長室で収集するシステムです。たぶん、大変な数が集まるんだろうな。

 そして写真の仙北市NPO法人連絡協議会の設立総会。県内市町村では初めてのネットワークづくりです。「行政サービスを補完するんじゃなくて、新しいニーズに速攻で対応するニュータイプの公になって欲しい」とお願い。市でもNPO活動を支援する条件整備を進めるゾ!。

2010年5月22日土曜日

文化財保護協会総会


 午後から角館町文化財保護協会(高橋雄七会長:会員104人)の総会に参加して、ごあいさつをさせてもらいました。
「自分的には、角館で一番好きな季節です。緑降る角館です。角館は北浦の文化の中心ですが、その文化は道徳ではないかと思います。往事の生活、生業、建物様式、みんな時代の常識が具現化されたもので、これが現代では薄れてしまった道徳ではないかと。守るべきものではなく、守り伝えなければいけないものをキチンと持っている豊かさが、この街の強みです」と。あんまり偉そうなことを言ったからでしょうか、協会の顧問に就任してしまいました。

 角館庁舎までは、会場の伝承館から歩いて3分程度。ゆっくり歩いていたら人力車と遭遇して。ついでにパチリ。

ピッカブーまつりで読み聞かせ


 お昼をはさんで「ピッカブーまつり」に参加しました。ピッカブーはお母さん達の子育てサークル。活動を支援する輪が広がって、おまつりを毎年開催しています。フリーマーケットやら出店やら、まあ賑やかなこと。何たってフリーマーケットですから、ほとんどの商品のお値段はワンコイン。トレーナー(ちょうどのLLサイズ)を買っちゃいました。話題の神代カレー、まめ太のお豆腐、米パンも美味しいのなんの。
 
会場の角館交流センターで、子ども達、お母さん達、お父さん達、お爺ちゃん、お婆ちゃん…。たくさんの皆さんの笑顔に出会うことができました。写真はわらび座の名優で素敵なお声の持ち主、小松強さんによる読み聞かせのスナップです。聞いていて余りに感動的で涙が溢れます。大人の紙芝居(変な表現かな)みたいなカテゴリー、あってもいいです。

寿楽荘とさくら苑


 角館にある養護老人ホーム寿楽荘と、特別養護老人ホームさくら苑を訪問。この2つの施設は民間に移譲する予定となっていて、諸作業が続いています。そんな中、嘱託医の佐藤先生と一緒に、2つの施設を訪問させてもらいました。職員の方々や入所されている方とお会いし、あれこれお話をして回りました。写真は寿楽荘を訪ねて見つけたストロー活用のパンダです。ストローを切ってボンドで貼り立て、見事に立体的なパンダを表現しています。その他、切り絵、書道など、力作がホールや廊下に展示されていて、とっても楽しくなりました。

 さくら苑は自立歩行ができる方は数人とのこと。ベットに横たわるお婆ちゃんの寝顔を見て、2月に亡くなったババ様を思い出しました。今ごろ、何をしているでしょう。自分をどう見ているでしょう。

2010年5月17日月曜日

まちづくりミーティング


 午後5時過ぎまで議論した県と市町村の協働政策会議を終え、急いで仙北市へ。7時から田沢湖開発センターで「まちづくりミーティング」。新年度予算がスタートしてから初めてのミーティングと言うこともあり、全部長の出席をお願いしていました。もちろん石山副市長、熊谷教育長も参加です。50分ぐらいの時間をお借りして、自分から市政報告(先週の臨時会で議員の皆さんに報告した事項など)、また佐藤総務部長からは新年度予算の概要・事業内容・新条例の制定状況などを説明。その後で40分ぐらい参加いただいた皆さんとの意見交換を行いました。JR田沢湖駅の2階の利活用方法、地域運営体のこと、自殺対策、在宅介護と医療の問題点、子ども達の地域活動参画促進、桜の植栽作戦…、人数は少なかったのですが、気付きの多い、充実したミーティングでした。参加いただいた皆さんありがとうございました。
 
 まちづくりミーティングは、
・5月18日(火)午後7時~ 角館交流センター
・5月19日(水)午後7時~ 桧木内公民館
 と続きます。ご来場をお待ちします。

県と市の協働政策会議


 昨年10月13日の協働政策会議に次いで2度目の総会。全県25の市町村長、知事をはじめとした県幹部、広域組合、市長会、町村会などが出席しました。これまでの取り組み、今後の取り組み、そして市町村からの要望(フリートーク)、ざっくり分ければこんな構成です。市長会からは、地域主権改革への対応、不法投棄への対応、町村会からは農林業分やでの雇用確保対策、地域量の確保などについて要望がありました。フリートークで大仙市の栗林市長は、「国民健康保険事業の広域化」の必要性に言及。自分は「高校教育でのキャリア教育充実に向けた地元人材の登用」を提案しました。
 佐竹知事が提唱した「機能合体」は、これまでの行政構造を大きく改善できる可能性に満ちています。行政(県・市)にとっては二重構造の是正と組織や経費のスリム化、サービスの受け手にとっては即時性と高密度化が期待できます。モデル的に先行させてもらった「仙北市ツーリスト・インフォメーションセンター(TIC)」は、メリットが最も分かりやすい機能合体組織だと思います。

2010年5月16日日曜日

第2回「高校を考える市民会議」


 2回目となる「仙北市明日の高校を考える市民会議」が、16日の午後1時30分から西木総合開発センターで開催されました。今回は、先の第1回会議で委員の基本的な意見を聞いた後、現状として学校では何が起こっているのか、また耐震対策との関係、財源、仮に新校舎建築が決定した後の事業スパン、中学生やその父兄からの意見聴取の必要性、少子化問題、地域として県立高校にどんな支援ができるのかなど、角館高校と角館南高校の「統合or両校存続かの選択」から少し離れた視点で、多くの意見交換がありました。

 そんな中、委員から「県教育委員会の第6次案(第5次と変化はほとんどありません。5次から凍結状態のまま6次に盛り込まれていると言った方が適切かも…)について、直接お話を聞くべきではないか」の提案がありました。複数の委員も同様の思いがあったようで、藤川委員長は委員の全員に諮り、この提案を会の総意として、県教育委員会に伝えると意見集約をしました。
 日程的には、第3回の市民会議(6月13日の午後1時30分から角館交流センターを予定)が、県の案をお聞きする場となりそうです。ただ県との調整を踏んだ日程ではないので、明日にでも連絡を取り合うことにして閉会しました。

※写真手前が藤川浄之委員長。今日は角館町内で同窓会があったそうですが、それを取りやめ市民会議に参加くださったとのこと。恐縮です。

無い物ねだりはやめて


 仙北市ボランティア連絡協議会(高橋達会長)にお招きいただき、講話もさせてもらって…。またまた恐縮至極です。仙北市でボランティア活動を実践する皆さんはとても多く、団体・個人で900名を越える方々の登録があります。活動の場も多彩です。読み聞かせの会から集落会、体操の会、手話の会、歌の会、除雪サポートの会…。枚挙に暇がありません。そんな皆さんに講話をするのですから、背筋の凍る思いです(いつものことですが…)。
 講話のテーマは「新しいまちづくり」。そこで「無い物ねだりはやめて、あるものを何と高度に活用できるか、そこに知恵を出し合うまちづくりをしましょう」とお話をしました。「半ば自分のため、半ば他人のため」がボランティア活動を長く続けるコツだと思います、とも。市の現状をお話ししているとき、「どこの市町村も財政難です。でもお金がないことより恐いのは、人材がいないことです」とお話をしたら、後で「仙北市は人材は豊富だと思いますよ」とご指摘をいただきました。済みません。その通りです。財政難と人材難のクダリは、あくまで一般論です。仙北市は人材の宝庫であることに異論はありません。

※写真は閉会の合唱「ぼくらはみんな生きている」のスナップ。大きな声を出すのは本当に気持ちがいいです。そう言えば、この一年カラオケにも行ってないなあ。

2010年5月15日土曜日

伊藤髟耳さん


 平福記念美術館で開催の伊藤髟耳(いとうほうじ)展に。日本画展を観るのは何年ぶりかな。既に4月17日から始まっていて、連休中も多くの皆様が足を運んでくれています。6月6日までの開催ですが、今日は午後から子ども達とワークショップがあって、先生が直接絵の楽しさを教えてくれると言うのでご挨拶。そしたら…。なんて魅力的な人なんでしょう。画壇の最高峰のお一人というので、気難しい方と言う先入観がありましたが、これがとんでもない。本当に気さくで穏やかで。
 「画材とお話をして、画材からいろんなことを教えてもらっています」、「人間は生き物ですから変化し続けるんですよ」と一言一言が心に染みます。お話でギスギスした心を氷解くださった上に、市に大切な一枚をご寄贈しましょうとのお申し出。ウ~ン、どうやって謝意をお伝えしたらよいのでしょう。卓上に置ける絵もいただいちゃった。

※伊藤髟耳氏
 日本画の発色の美しさを追求し続ける日本美術院の重鎮。生き生きとした人物を描くことを仏像の写生から出発し、人物や原風景、郷土民具を題材に独特の絵画の世界を築くが、作風は留まることなく変化し続けている。伝統的な日本画に明るい爽やかな画面と現代の日本画表現を追い求めた力強さ、率直で自由な表現が観る者の心を離さない。

2010年5月14日金曜日

東北市長会にて


 第156回東北市長会(会長は奥山恵美子仙台市長)に参加。朝一番の会議を終えて新幹線に飛び乗って、市長会で議案の説明をして、情報交換会にさらりと出席して、また新幹線で帰る途中のレポートです。それにしても仙北市は交通の便が良いんです。他の秋田県内の市長さん達は、前泊だったり今晩の宿泊だったり…。最近は東京出張も日帰りですから、仙北市の立地条件は県内随一です。

 さて市長会では、新人市長のごあいさつタイムがありました。写真はそのスナップです。総会開催後、3つの分科会に分かれて国への要望事項を審査しました。自分は医師確保対策について提案の理由をおはなしさせていただきました(可決)。その他、どんな要望事項があったかと言うと、例えば、
1.地方財政基盤の強化(交付税の確保)など
2.災害対策事業の整備
3.農林水産業振興策の充実
4.子宮けいガン予防ワクチン接種の国の支援策
5.国民健康保険制度の堅持
6.交通体系の整備促進
 などなど。
 どこの市長さんも一生懸命です。

2010年5月13日木曜日

余熱を活用した屋内プール


 弘前市を主会場として開催中の伝統的建造物群保存地区協議会研修会を切り上げ、午前中に帰路につくことに。途中で興味深い施設を見つけ思わず飛び込みました。場所は弘前市立温水プール石川。弘南鉄道大鰐線の石川プール前駅下車0分と言う好立地条件です。なぜここにプールが建設されたかと言うと、プールのすぐ隣には弘前市の南部清掃工場があって、つまりこのゴミ焼却炉の余熱を利用して温水や館内暖房を行っていると言うわけです。地域のコミュニティ施設としての機能も担っているとのことで、会議室なども併設されていました。プー
ル25メートル×6コース、歩行用プール、エアロバイク、ウォークマシンなども備えてあります。
 このような余熱利用のプールは盛岡市にもあります。盛岡市クリーンセンターのゴミ焼却時の余熱を利用した「ゆぴあす(余熱利用健康増進センター)」です。この施設は数年前、県議の時に訪問して政務活動レポートを書いています(旧ホームページに入って見てね)。仙北市のプール構想には、この2つの施設を研究する必要があるように思えます。

臨時議会、そして弘前へ


 全国伝統的建造物群保存地区協議会の総会と研修会が、昨日(12日)から3日間のスケジュールで始まりました。昨日は午前から臨時議会の議会運営委員会や本会議が開催されていて、弘前に向かったのは午後の3時。そんなわけで6時30分過ぎからの交流会に参加をさせていただきました。写真は交流会前に披露された津軽三味線の演奏風景。かなり感動します。今から20年以上前、ウチの近所の日月田神社を会場に、青年会が主催した「津軽三味線を聞いて朝まで呑もう会」を思い出しました。津軽三味線とお酒は切っても切り離せない…。
 ところで昨日の臨時議会。後になって複数の方から「控訴の判断は適切だったか」と電話をいただいています。国保が全額減免となっている人で、病院にかかる経費の一部個人負担分も全部国保で担うべきだとする判決に対する提訴案件のことです。自分は「命を守るための財源負担の公平性、恣意的判断を抑制するための基準の考え方、本判決が他市町村に与える影響」など、いろいろな局面を考え抜いて、議会に控訴の議案を提案することにしました。原告の方と“争う”気持ちではありません(むしろ、現制度のもとで市町村長に裁量権を委ねている国に対してかな…)
。今回の判決を受け入れた場合、毎日を必死に暮らしている人たちが頑張って納めてくれた国保税と言う小さなお財布から、さらに今回のような個人の一部負担を賄わなければならなくなります。このような事態になれば、国保会計は破綻です。それでなくとも仙北市の国保会計はひっ迫していて、加入世帯の59パーセントが既に国保制度上の減免や一部減免を受けている状況です。生活保護法の対称となる方は、国の制度(大きなお財布)で医療扶助サービス等も受けられます。でも申請主義ですからどちらかでとは強要できません。
 財源の負担者に不公平なことが起こらないよう、また市町村長に委ねられた「判断上の適切な基準」とはどのようなものなのか、そして全国の財政力が乏しい市町村での命を守る財源問題などなど、もう一度司法の判断を仰ぎたい思いで控訴したことをご理解ください。

2010年5月9日日曜日

地域の取り組み


 仙北市田沢湖の岡崎環境保全組合通常総会に参加。ここで自分は「融和と協働で陽のあたる地域づくり」と題した講話を行うことになっていました。清水会長からご案内のあった時間より少し早く付いたので、そのまま総会でのやりとりを聞くことに。かなり分析された10年後の組合地区の姿が議論となっていました。清水会長は、「現在の世帯数は96戸ですが、推計すると10年後には92戸になります。人口も380人から300人に。独居老人世帯は4戸から10戸、空き家は現在ありませんが、10年後には4戸出現する予測です。営農の継続、地域共同活動、老人の見守りなど、まず支え合いの気持ちを高めることが大切です」と言っていました。まったくその通りです。

 自分の講話は、今募集中の市民会議委員の話から、あっち行ってこっち飛んで、申し訳なかったなぁと。いつものことですか?

《参考 現在募集中の市民会議委員》
①みんなの庁舎検討委員会…5月21日まで応募のこと
②公募型公共事業選定委員会…5月31日まで応募のこと
③観光産業拠点特別区観光戦略会議…5月31日まで応募のこと

2010年5月8日土曜日

臨時議会で…その4


 臨時議会での報告内容、その4です。

《低温による農作業への影響と経済・雇用状況》
 天候不順による低温が続き、農作業の遅れや農作物の生育への影響を心配しています。
 4月の気温は、平年より2℃~3℃低い日が続いていて、農作業には1週間程度の遅れが出ているようです。
 このため、県普及指導課、共済組合、JA等の関係機関と情報交換を行い、稲作情報や技術情報等により、育苗ハウス内の温度や農作物の管理について注意を呼びかけています。
 5月以降は、平年並みか気温の高い日が多いとの見込みですが、今後とも関係機関との連携のもとに、適切な技術指導に努めます。
 次に経済・雇用状況についてです。
 仙北市における現在の雇用状況は、3月末現在、ハローワーク角館で有効求人倍率0.31倍です。昨年同期が0.22倍で若干改善していますが、依然として低水準で、景気の回復には至っていません。4月に入り、立て続けに市内建設業者の事業停止もあり、むしろ大変厳しい状況と認識しています。
 市としては、国の「中小企業緊急雇用安定助成金」制度を利用して、休業を実施した事業主に対し、休業等に係る手当の一部を補助し、雇用の維持と解雇予防を図ることや、事業所が従業員の技術習得・資格取得研修を実施する場合、その経費の一部を補助することなどで、企業を支援しています。
 また、仙北市雇用創造推進協議会による雇用拡大や、人材育成・就職支援の各種セミナーの実施で、少しでも雇用の拡大につながるよう努力を続けます。

《お花見の状況》
 角館の桜まつりは、4月17日にスタートしましたが、前半低温が続いて開花が遅れ、見頃がゴールデンウイークにずれ込んだため、「角館の観光行事実行委員会」の判断で、会期を5月9日まで延長しました。これに伴い、警備費等がかかり増しになるため、「桜まつり事業費補助金」の増額については、専決処分で対応させて頂きたいと思います。刺巻湿原ミズバショウまつりも会期を1日延長しました。八津・鎌足のかたくりも盛況でした。
※もう少し詳しく議会に報告しましたが、人出の数などは概数のため省略します。

《温泉事業》
 温泉造成の殆どを賄っているカラ吹き2号井は、掘削後36年が経過して老朽化が進み、平成20年度に地上に出ている管の放射線検査を行いました。その結果、管が著しく薄くなっていることが判明し、早期に埋め戻しをしなければならないとの報告を受けています。
 その対策を講ずるには、カラ吹き2号井の噴気を再利用するとしても、代替井戸を新たに掘削した後、現井戸を埋め戻したうえで温泉を供給することになります。そのためには、どうしても一定期間温泉供給を停止しなければいけません。温泉供給停止というリスクを免れるためには、新たな源泉を確保した後、カラ吹き2号井の代替井戸を掘削するという手法が最善との判断から、新たな温泉井戸の掘削に最適な位置を選定するための調査を行い、候補地を選びました。今後の事業推進には、近傍にある乳頭温泉郷の温泉旅館施設各位の同意を得ることが前提で、関係各位に、ご理解とご協力をお願いしている状況です。
 このような事情から、カラ吹き2号井の管理には万全を期してきましたが、本年1月末に蒸気漏洩を確認しました。漏洩箇所の詳細を調査したところ、直径3ミリメートルの穴を発見しました。早急な対策の必要があったため、雪解けを待ち、4月6日及び7日に蒸気管修繕工事を実施して、応急措置を施しました。
 残りの部分についても、引き続き補修工事を実施し、設備の保全に努め、現段階で取り得る限りの対策を講じています。
 また、根本的な解決策となるカラ吹き2号井に替わる井戸の掘削については、入念な調査のうえ関係各位のご理解とご協力をいただきながら、今後も協議を進め、早期に代替源泉を確保して、温泉の安定供給に努めたいと考えます。
 カラ吹き2号井が使用不可能となれば、国民休暇村から田沢湖高原地区までの施設へ温泉供給が停止することになり、その影響は計り知れません。同地域だけにとどまらない、本市にとって重大事案と言う危機感を持ち対応します。

《老人保健医療特別会計繰上充用専決処分》
 同会計は、平成20年度に後期高齢者医療制度に切り替わったことで精算の段階にあります。平成21年度分の国、県からの交付金が翌年度に精算されるため、平成21年度分交付金の歳入不足額を繰上充用するものですが、専決処分で対応させて頂きたいと思っています。ご理解くださいますようお願いいたします

臨時議会で…その3


 臨時議会での報告内容、その3です。

《生活バス路線》
 民間生活バス路線「桧木内線」の松葉以北路線が本年3月をもって廃止になり、廃止沿線地域の公共交通空白地域の拡大を懸念しています。現在は同地域市民で組織するNPO法人が、秋田内陸縦貫鉄道の利用拡大等も包括した移送サービスの提供に取り組んでいます。本格的なサービスの提供に課題もありますが、今後、NPO法人・関係機関との協議を進め、地域の皆様がより利用しやすい移送サービスの提供がされるよう、交通体系の整備に努めます。
 そのためにも、今年度計画している「高齢者生活実態調査」の調査と、結果分析を急ぎます。

《火災と風害事故》
3月に全焼1件、部分焼1件の2件の住家火災が発生しました。気候的にも乾燥時期になっていますので、予防啓発活動に一層努めます。また風害ですが、4月14日の暴風雪警報の発令を受け、午前11時30分に「仙北市災害警戒部」を設置し、各部所に注意を促すとともに被害状況の把握に努めました。なお同警戒部は、同日午後5時10分に解散しました。被害状況としては、住家1棟・非住家4棟の屋根のトタン剥離、倒木による停電などでした。また、農業施設の被害については、いずれもビニールハウスで倒壊が2棟、半壊が4棟、ビニール剥離が29棟、被害金額は348万3千円となっています。

《高齢者福祉施設の民営化》
 平成23年4月の民営化に向けて作業を進めている、養護老人ホーム「角館寿楽荘」及び特別養護老人ホーム「かくのだて桜苑」の状況をご報告します。応募のあった4つの社会福祉法人について、仙北市高齢者福祉施設移譲先候補選定委員会の選定結果報告書をもとに、昨年度末、「社会福祉法人 仙北市社会福祉協議会」を移譲先候補に決定しました。現在、補助金適正化法に基づく財産処分の報告・申請の手続きを国県に対して行っています。この承認等が得られた後、関連議案を議会に提案します。

《あきた杉バイオエネルギーセンター》
 4月1日、木質バイオマス施設(あきた杉バイオエネルギーセンター)の竣工式を、市議会議員の皆様はじめ、関係者多数の出席をいただき開催しました。
 バイオエネルギーセンターは、1日10トンのチップを使用し、重油換算で約700リットル相当の熱量と300キロワットの電力供給が可能です。
 4月下旬からは西木温泉ふれあいプラザクリオン及び介護老人保健施設にしき園に電気と熱を供給しています。5月からは熱源としての循環水も試験供給しています。

《総合産業研究所》
 仙北市立「総合産業研究所」が、4月1日から西木庁舎で業務を開始しました。
 所長には秋田県立大学の荒樋豊教授を迎えたほか、専任スタッフとして、地域資源活用専門員(任期付職員)2名、JA秋田おばこからの派遣職員1名を含む常勤職員7名を配置し、情報収集と試験・研究活動の展開、食品加工産業の育成、地消活動の展開及び市内流通システムの構築、マーケテング業務・流通・市場開拓の総合的強化等、産業全般の所得アップを目指し、取り組みを始めています。
 この総合産業研究所の取り組みに連携いただきたいと、先ごろ、食品加工分野で実績のある味の素冷凍食品・ニチレイフーズ、ライフフーズの各本社を訪ね、社長や担当役員などから、様々な情報やアドバイス等をいただきました。企業訪問は、マニフェストにもあるように、年間50社を目処として今後も精力的に継続します。

《仙北市起業等連絡協議会》
 市内企業50社の参加をいただき、「仙北市企業等連絡協議会」を4月28日に設立しました。同協議会は、マニフェスト40政策の1つ、「市内と市外を結ぶ産業プラットホーム事業」に大きく貢献いただけるものと期待をしています。
 ところで、先にお話をした企業訪問などでは「現在、仙北市にはどんな企業が集積しているのか。またどんな人材がいるのか。それらが企業進出の大きな要因」との指摘をいただいています。今回参加いただいた各企業は、個々が挑戦力の高い組織集団であり、今後も引き続き参加を呼びかけ、雇用確保や地域振興に向け、情報交換や各種研修をしながら連携の強化を図ります。

《仙北市観光協会連絡会議》
 角館町観光協会・(財)田沢湖観光協会・西木観光協会の連携を高め、仙北市の観光振興に寄与することを目的として、3月30日、「仙北市観光協会連絡会議」を設立しました。
 同会議では、各観光協会が独自で行っていた活動の横ぐし事業、例えば情報交換や観光情報の受発信、観光客誘客の共同キャンペーン等、観光に関連する団体や企業と協力強化を促進します。同時に、仙北市における3つの観光協会の在り方について議論を進めます。
 同会議の活動と議論は、将来の仙北市における観光産業を左右するものと捉え、注目をしています。

《ジャパンフィルムコミッション全国大会》
 国内のフィルムコミッションネットワークとして活動している、「特定非営利活動法人ジャパン・フィルムコミッション」(通称:JFC)の総会が、本年9月29日と30日に、仙北市で開催されることが決定しました。
 JFCには、全国88のフィルムコミッションが参加していて、日本映画においては8割以上の作品がこのフィルムコミッションの政策支援を受け、魅力あるロケーションや地元の方々のエキストラ出演など、観光振興や地域の活性化に貢献をいただいています。
この総会の開催を機に、市内における撮影環境等の整備を図りながら、映像産業の振興や文化振興、観光振興につなげたいと考えています。
 この動向をさらに実効性の高いものとするため、4月21日に国土交通省観光庁を訪問し、溝畑宏長官に対し要望活動を行ってきました。仙北市観光の柱である「1.自然・温泉」「2.歴史・文化」「3.グリーンツーリズム」に、「4.エンターテイメントコンテンツの活用」を新たな基軸に加え、さらなる観光振興の広がりを目指すとする内容です。
 現在、韓国ドラマの「アイリス」で、韓国からの観光客が増加しています。海外ドラマ、映画の誘致などフィルムコミッションへの支援、アニメや音楽の顕彰や劇団、郷土芸能の海外発信など、今後、東アジアを視野に入れた観光政策に、協力、支援をお願いしました。

《仙北市ツーリスト・インフォメーション・センター》
 県内初の“観光振興の県市機能合体組織”として仙北市ツーリスト・インフォメーション・センター、通称、仙北市TICを4月1日にオープンしました。
 同センターは、仙北市を起点とした周辺地域への観光客の一層の流動促進を目的に、秋田県観光の玄関口である角館駅前蔵内に開設、基本的なサービスを開始しています。
 配置スタッフは、県職員1名、仙北市職員2名、観光協会職員3名の計6名で、今後、秋田内陸縦貫鉄道株式会社旅行センターの1名も加え、業務に当たる予定です。これにより、広域の観光案内、着地型旅行商品の企画・造成、そして旅行商品の販売が行えることになります。

臨時議会で…その2


 臨時議会での報告内容、その2です。

《春の叙勲》
 春の叙勲に、仙北市からは藤原貫一氏(自治功労)、小林康次郎氏(水位観測業務功労)、菅原與太郎氏(消防功労)の3氏が受章しました。おめでとうございます。

《地域運営体》
 4月1日、田沢地域から地域運営体の届出がありました。名称は「荷葉」です。地域住民を主体として、地域を持続的に運営していく本質的な地域自治のスタートです。担当職員や主幹課には、田沢地域の取り組みが他地域での設立モデルとなることから、情報の蓄積と発信を心がけるよう指示をしています。

《市民会議》
 マニフェストでお約束した市民会議での議論が始まっています。4月25日には、「明日の県立高校を考える市民会議」の最初の会議が田沢湖総合開発センターを会場に、市民公開で開催されました。今後も議論を重ねていただき、市内の県立高校のあり方、よりよい教育環境等について、ご提言を頂けるものと思います。
 また、市庁舎の機能などを検討いただく「みんなの庁舎検討委員会」については、5月21日までを期間として、12名の市民委員を募集中です。公共事業の優先順位などを指導いただく「公募型公共事業選定委員会」は、期間を5月31日までとし6名の募集、また、規制の解除などを検討しながら、予算の集中投資を進める事業選定の「観光産業拠点特別区観光戦略会議」は、同じく5月31まで、設定した3地区から概ね9名の市民委員を募集中です。
 「行政改革懇談会」や「マニフェスト検証市民委員会」の各市民委員の公募もこの後始めます。さらに必要に応じ、各種の市民会議の設置も検討します。

《北海道・北東北知事サミット》
 北海道・北東北知事サミットが、本年8月25日、仙北市で開催されることが決定しました。同サミットは、4道県の共通の政策課題について意見交換し、連携を図ることを目的に毎年各道県が持ち回りで開催されているものです。仙北市をアピールし、また各道県トップの発言を肌で感じることのできる絶好の機会です。お迎えの体制づくりなど、秋田県と共に準備を進めます。

《職員提案システムと職員研修》
 職員と市長・副市長の意見交換会を随時行っていますが、時間的制約があるのも事実で、職員の自由な発想が埋もれている現状は否めません。そこで職員個々やグループが、所属する部局にとらわれない政策提案ができるシステムの構築を検討しています。
 優秀な提案については予算化や人員配置も行います。これらの手法は、職員の政策形成能力の向上や、ネットワークづくりにも有効で、日常的な職員研修と言うこともできます。この他、外部講師を招聘しての研修事業も検討しています。

臨時議会で…その1


 昨日、市議会の臨時会が開催され、選挙の結果、議長に佐藤峯夫氏、副議長に青柳宗五郎氏が就任しました。各委員会の構成も決定し、新たな市政がスタートしています。議会冒頭で、自分は「議会と当局がそれぞれの立場で責任と能力を発揮し合い、議論を尽くすことが大切だ」とあいさつをさせてもらいました。
 また市政報告では、①低温による農作業への影響と経済・雇用状況 ②国保に関する事案3件 ③春の叙勲 ④地域運営体 ⑤市民会議 ⑥北海道・北東北知事サミット ⑦職員政策提案システムと職員研修 ⑧生活バス路線 ⑨火災と風害事故 ⑩高齢者福祉施設の民営化 ⑪木質バイオマス施設 ⑫総合産業研究所 ⑬仙北市起業等連絡協議会 ⑭仙北市観光協会連絡会議 ⑮ジャパンフィルムコミッション全国大会 ⑯仙北市ツーリストインフォメーションセンター ⑰3つのお花見での人出 ⑱温泉事業 ⑲老人保健医療特別会計繰り上げ充用 について現状と課題などを説明しました。

 国保に関して少し詳しく説明すると、
《1.会計検査院の指摘事項》
 平成20年11月に会計検査院の調査が始まり、先の定例議会で予算承認の後、年度末に返還した旧角館町国民健康保険会計普通調整交付金に関し、石山副市長を委員長とする調査委員会を立ち上げました。同委員会には、この4月から仙北市の顧問弁護士を依頼した秋田市の伊勢法律事務所、伊勢昌弘弁護士も参画をいただいています。全力で真相究明です。

《2.秋田地方裁判所での処分取り消しの判断》
 国民健康保険の一部負担金の減免申請を承認しなかったことを違法とし、平成18年から処分取り消しを求めた訴訟について、4月30日、秋田地方裁判所から処分取り消しを命ぜられました。控訴するかどうかは、他市町村にも影響する判断ですので、今少お時間をください。

《3.国保税の税率改正》
 国保会計は、何かと運営の難しさが指摘されている状況です。国の制度改正を待つだけでは、市民の健康を守ることは出来ません。健全な会計・財源の確保が何としても必要ですが、近年の医療費の増加や昨年の後半から流行した新型インフルエンザの影響等で、かなりひっ迫しています。近々、回復基調にのらない景気の低迷による被保険者の所得の落ち込みや、固定資産評価額の低下の影響などにより、当初予算で見込んだ歳入の確保が困難な状況になると推測しています。歳出の抑制や歳入動向を慎重に見極めますが、市民の健康を守りながら財政運営の安定化を図るため、出来る限り早期の段階、6月定例議会において国民健康保険税の税率改正に係るご議論をお願いしたいと考えています。

2010年5月4日火曜日

目指せJリーガー!

 第3回あきた南北ジュニア強化サッカー交流大会の開会式です。この交流会、昨年の春から始まりました。秋田内陸縦貫鉄道の元気づくりと交流促進も兼ねて、春は仙北市で(この時はさくらカップと言います)、秋は北秋田市で(この時はもみじカップと言います)開催しています。で、今日は花館サッカースポーツ少年団、FC角館セレジェスタ、大館サッカースポーツ少年団、鹿角FCジュニアSSS、神岡FC、大曲レッドファイヤーズ、中仙おおたアルティスタFC、田沢湖エスペランサ、比内サッカースポーツ少年団の9チームが参加してくれました。目指せJリーガーです。

 この開会式での関係者との立ち話。「少年少女のサッカー熱は高まるばかり。でも県北、県南地域は、もう一つ…」。へえ、そうなんですか。どうしてでしょう~と、やんわり水を向けると、「競技場の整備が進んでいる地域は、やっぱりね」。なるほどなるほど。でも、世界的に有名な選手は、少年期とっても貧困で、整備された競技場とは縁がなかったようなテレビをみたなあ。ペレもジダンもロナウジーニュも、少年時代はみんな空き地か路上でボールコントロールを体得したって。環境よりもハングリー精神が大事なんじゃないかな。ハングリー精神…、最近死語でしょうか。

2010年5月3日月曜日

春の柔道大会

 5月3日、第47回大曲仙北青少年保護育成柔道大会・第18回大曲仙北中学校柔道大会が角館武道館で開催されています(自分は事務所で来客の約束があり、開会式に出席させてもらった後すぐに事務所詰めの状況です…)。この大会は冬期間、寒い中でも一生懸命練習を積んできた少年少女が、春になって、今シーズンの幕開けとなる初の競技会です。なので気合いも十分。選手代表で宣誓をしてくれた角館中学校柔道部主将の杉本龍也くん(写真)のあいさつが、元気で良かった。

 武道館の外は武家屋敷の垂れ桜がやっと花を開き、桧木内堤の桜トンネルを歩く皆さんも凄い人出です。やっと春が来たって感じ!
※選手宣誓を受けている大きな背中は、福島正人大会会長です。

男は愛嬌・女は度胸


 抱返り踏査の後、急いで戻って礼服に着替えて…。幸せいっぱいなお二人にアテられる覚悟で結婚披露宴へ。カップルは市役所に勤務してくれる門脇寿樹くんと若松絵美ちゃん。会場で司会の佐々木さんから「最初にいただくごあいさつは、門脇市長だけです。お噂だといつもスピーチが短いそうですが、どうぞ思いっきりお話ください」…。そりゃあマズイ。寿樹くんも絵美ちゃんも好人物です。人間としても仕事面でも、アドバイスは無理無理。ウンチクのある話なんか、しかも長くなんかデキマセン。思いあまって以下のごあいさつとなりました。寿樹くん、絵美ちゃん、ご両家・ご親族の皆さん、そしてご列席の皆さん、ゴメンナサイ。
「世の中には男と女しかいませんで、まあ、最近は真ん中あたりに位置する方々もお見受けしますが…。今日は男と女についてお話をします。男は度胸、女は愛嬌と言います。でもこれはソモソモ違います。男は愛嬌で仕事をこなし、女は度胸で子供を産んでくれます。だから寿樹くんは絵美ちゃんに愛嬌を求めたり、絵美ちゃんは寿樹くんに度胸を求めたりしないでください。無いものを補い合って、エンドレスな夫婦ゲームをお楽しみください」。
…失礼。

抱返りを舞台に協働事業は?

 5月2日早朝、白岩地区の内沢林業生産組合の皆さん・広久内集落会の皆さん等と現場踏査。場所は県立自然公園抱返り渓谷遊歩道の未整備部分。飯村少年殉難の碑までは、県事業で歩道整備がされていますが、それより奥は橋が朽ち落ていたり、落石や土砂崩れがあったりで、散策ができない状況です。かりに整備した場合、夏瀬温泉に抜ける絶好の散策路になります。でも県では費用対効果が薄いと言う理由で事業化が困難な状況です。
 これを地域の皆さんの手を借りて、何とか歩けるようにできないか…、と言うわけで現地踏査を行いました。「県立自然公園内なので、落石も倒木も勝手に寄せられない」と、地元の皆さん。そこで「県と市の協働事業で公園内の環境保全を行う」、そんなシステムの必要性を思い付きました。近いうちに県に提案しよっと。
※写真左端は、山歩きだ~い好きな石山副市長。