2023年9月30日土曜日

カラスにくるみ割り②


 頭上のカラ子が言います。「くるみを割ってくれたら食べてあげてもいいヮ」。そう言えば、ゲゲゲの鬼太郎も竈門炭治郎もカラスと仲良しでした。私は妖怪トラベラーとして…。

 しばらくカラスと気心を通じる努力を怠っていました。これでは新しい冒険も始まりません。そこで今朝、散歩道で拾ったくるみを持って河川公園へ。そしたら前述のカラ子発言です。さらにガーガー「早く割ってヨ」と。セカされながら石でくるみを叩き、食べやすくしてあげて…。

 カラ子は昨年から互いを認識し合う関係です。でも…、仲間になれるでしょうか。

2023年9月29日金曜日

月もその気も…


 ABS秋田放送えび☆ステ「今週のひとこと」は、“月もその気も、満ちたり欠けたり”です。今日は中秋の名月、十五夜、満月です。でも、お月さまだって満ちたり欠けたりするんです。

 今日のAmazon日本ストアは、佐藤勘六商店(にかほ市)のいちじくの甘露煮です。これ、本当に美味しいんです。お店がある大竹地区の栽培いちじくが高品質なこと、さらにお店の加工に絶対に秘密があるはず…、ああ知りたい。取材に行った田村アナは、思うようなお話しを引き出せなくて落ち込んでいましたが、大丈夫!。上手くいかないこともあります。人間ですから、元気も勇気もやる気も、いつもマックスなんて無理です。満ち欠けがあっていいんです。

 三見月と言う楽しみ方があります。十五夜(今年は9月29日)、十三夜(〃10月27日)、十日夜(〃11月22日)の月をみんな見ることができたら、きっと願いが叶うと…。十五夜は綺麗なお月さまを見たので好スタートです。

2023年9月28日木曜日

空とぶクジラ


 イオンモール秋田の隣、住宅資料館に建つクジラ看板(写真左)が大好きです。最近、ディズニープラスの連続ドラマ「アソーカ」に宇宙クジラが登場して…。

 アソーカはスター・ウォーズシリーズの短編ドラマ。新配信しているシリーズ(毎週水曜日に新作放映)は実写版です。位置づけとしては、エンドアの戦いで共和国軍が帝国軍に勝った後年…、でしょうか。しかし帝国軍も復権を狙い各銀河で反転攻勢を仕掛け、元ジェダイのアソーカ(写真右上)やサビーヌ(写真右中)が命がけの戦いを挑んで…。そんな物語の重要な役どころに、宇宙を旅するクジラ“パーギル”(写真右下)が登場します。

 小さな頃から、クジラはきっと空をとぶと思っていました。いえ、空に浮いたクジラを見たような記憶もあります。みんな同じことを考えるんだなと、こっそりニンマリしています。

2023年9月27日水曜日

伝説の夜這いこき地蔵


 このお地蔵さまが、「秋田の伝説」(長山幹丸著)で紹介された“夜這いこき地蔵”です。仙北市角館の某集落に祀られています。モノクロ写真でアップしましたが、実物は…。

 綺麗な着物を着ています。その着物も以前の写真とは違っていて、何着か枚数があるようです。地域の皆さんから大切に守られて来たのでしょう。この美形でオシャレなお地蔵さま、昔は毎晩のように夜這いに出歩いたと伝わっています。困った村人が懲らしめのために背中に釘を打ち、それでお地蔵さまの背中は真っ赤に染まっていると…。

 背中、覗いてみたいなぁ…。

2023年9月26日火曜日

女性は実に太陽であった


 平塚らいてう(女性解放運動家:1886〜1971)さんの言葉。今日は横手市交流センターで女性応援の会にお招きをいただき…、はい、思いっきり喋らせてもらいました!。

 正式には「地域の女性リーダー応援講座in横手市」です。冒頭の言葉は「元始、女性は実に太陽であった。今、女性は月である。他に依って生き、他の光に依って輝く、病人のような青白い顔の月である」と続きます。大正から昭和に時代は移ろう中、反戦の旗も上げ活動した平塚らいてうさんの女性権利獲得運動は、皮肉にもGHQの戦後改革で叶うことに…。

 ところで、私が公職を預かっていた時、男女共同参画社会の推進、職場の女性活躍支援、イクボス宣言、SDGsで持続社会への転換などに懸命に取組みました。でも実は…、それ以前から仙北市の女性は太陽のように輝いていました。今もです。女性・男性の別ではなく、「自身に正直に行動したか、やったか、それともやらなかったか」の違いではないかと思います。もしも女性だから行動できなかったと言う理由だとすれば、あなたが起こしたい行動の理解者を増やしましょう。先ず一番先の行動は声を上げることです。あなただけが抱える課題ではありません。

2023年9月25日月曜日

サンちゃん頑張れ!


 じっけん農場のバタフライピーが咲き続けています。と言うか…、暑さが一段落したら草勢はさらに増したように見えます。ジェラートの色素源やアンチエイジング茶として…。

 バタフライピーの栽培に取り組んで2年。完全無農薬・無消毒栽培のノウハウは何とか手にできましたが、加工の第1段階の乾燥作業は未知がいっぱいです。昨年も今年も夏はお陽さまがギンギンで、乾燥は何とか間に合っていました。でも、今年はこの後も咲き続けることが予測されます。そうなるとお陽さまパワーだけでは不安で(日干しが長くなるとカビが生えることが…)。写真のような小型のフード・ドライヤーを購入し、勝手にサンちゃんと命名しました。少し時間をかけて、花に最適な時間と温度を探り出したいと思います。

 ところで、説明書をめくったらドライフルーツもお手の物とあります(それが本業!)。これは面白いな、サンちゃん、柿の渋抜きもできるかな…。

2023年9月24日日曜日

挑戦者の後ろ姿


 早朝5時40分、100キロチャレンジマラソン第1エードステーション(仙北市西木町西明寺)です。ここは10キロポイント。一息ついて、また走り出すランナーの後ろ姿が…。

 若い方もお年寄りも、女性も男性も、それぞれ目標に向かって走っています。もちろん100キロを走り切ることが目標でしょうけれど、でも、それだけではないようで…。エードステーションでは、地元のボランティアスタッフが用意した水分や栄養を補給。一息ついて、また走り出すランナーの皆さん。素敵な挑戦者の後ろ姿です。

 皆さんの完走と、素晴らしい人生をお祈りします。

2023年9月23日土曜日

キツネ火


 秋田市内で秋田奇譚会。小松和彦さん(写真右下:秋田県)のラブコールに応え、黒木あるじさん(写真右上:山形県)、鶴乃大助さん(写真右中:青森県)が来秋。語った怖い話しは…。

 小松和彦さんは人形道祖神・郷土史研究家。黒木さん、鶴乃さんは文筆活動や講演など超多忙な方々で、以前からお名前を知る人気の研究者です。皆さんのお話しはどれも怖かったのですが…、印象深かったのは黒木さんが話した“キツネ火”のこと。山仕事に従事するお爺さんから聞いたそうです。お爺さんの話しでは…、「ずいぶん昔のこと。その日の仕事は山が深く、里に戻るころには暗くなりそうだった。それで山に入る前にお稲荷さんを参拝し、よくお願いしてから山に入った。帰りは思った通り暗くなってしまったが、里に続く道なりにキツネ火が灯って…、それで無事に家へ帰ることができた」と。

 他にも祟りのこと、辻々に潜む魔物、山の神…、怖いけれど考えさせられるお話しをたくさん教えてもらいました。次回開催が今から楽しみです。
※キツネ火(写真左)はイメージ。

少し頑張って


 ABS秋田放送えび☆ステ「今週のひとこと」は、“少し頑張って、ちゃんと秋を楽しもう”です。猛暑と大雨で苦しんだ夏。それは人間ばかりではなく、植物も動物も過酷で辛い…。

 作物は高温障害が多発しました。家畜も熱中症になりました。それでも生き抜いて稔ってくれて…、秋を迎えました。稔りは冬を越すため、春を迎えるための準備です。人間も自然の一部ですから同じこと。秋は旅も楽しみな季節ですが、遠くに出かけなくても、1本ちがう小路を歩いたり、一駅手前で降りて歩いたり、少し違う時間を過ごすだけでも転地作用は体験できます。

 時間や予算も工面も必要ですが、稔ってくれた食をいただいたり、読みたかった本を買ってみたり…。人間も冬を越す、春を待つ、いえ、人生を充実したものとするために、少し頑張って、ちゃんと秋を楽しむことが必要だと思います。

2023年9月22日金曜日

樹海ドームでドリカムの…


 大館市倫理法人会で「秋田100%プロジェクト〜伝説編〜」のお話し。あぁ楽しかった!。その後は、ニプロハチ公ドーム (樹海ドーム)でドリカムの…。

 大館は街も人もパワフルで大好きです。それに八郎太郎の一族は比内独鈷の大日堂が始まりと言われていて、とても重要な場所。ここでお話しをするからには、中途半端なことはできません。改めて資料を読み直し、田沢湖の龍神たつことの関係を再精査して臨みました。私は楽しかったのですが、皆さんいかがだったでしょう。

 会を終えニプロハチ公ドーム(樹海ドーム)に移動。実は直前に電話でお聞きしたら、「今日は日中は他の予約がないので、はい、お貸しできます。1時間あたり160円です」と。「え〜?、あのTRFが、あのB'zが、あのSMAPが、あのKinki Kidsが、そしてDREAMS COME TRUE(リハーサル)が立った場所に、オレも1時間160円で立てるのか…」。で、窓口で使用願いを書いて2時間分(320円)をお支払いし、1人でSMAPやドリカムの歌を口ずさみながらウォーキング。これは贅沢だ!。

2023年9月21日木曜日

魔物が湖面に踊る


 月夜の晩、魔物が湖面に踊るお話し(田沢湖の面箱石伝説)で、ハイライトシーンをビジュアル化してもらいました。デザイナーは由利本荘市の東海林結花さんです。

 面箱石伝説は、田沢湖の大沢集落で語り継がれてきました。月夜の晩になると、魔物が裏山の祠から翁面を持ち出し、顔につけて湖面に飛んで行って…、ダミ声で唄い朝まで舞い続けると言うもの。村人はこの狂宴を恐れ、魔物が翁面を手にできないよう、巨大な石で封印したのが面箱石です。今回、東海林さんに描いてもらった場面は、まさに物語のハイライトシーン、月光を映す湖面で舞う魔物です。

 曖昧な頭の中のイメージをお伝えしただけで、こんな絵が描けるなんてビックリです。思い通りに場面再現ができました。ありがとうございました。

2023年9月19日火曜日

ひまわりの笑顔で…


 秋田内陸縦貫鉄道の八津駅横に咲くひまわり。24日は秋田内陸リゾートカップ100キロチャレンジマラソンですが、早朝の国道105号に立ち、ひまわりに負けない笑顔で…。

 現体制での100キロチャレンジマラソンは、今年ファイナルになることが決まっています。初回が1989年ですから、あれから34年が経ちました。当時は…、内陸線の応援や内陸線沿線の町村の連携、地域おこし、いろんな思いがありました。たしかトライアスロンを模索したことも…。以来、本当に多くのランナー、地元の皆さん、関係団体が汗を流し、共に作り上げたマラソン大会でした。

 マラソン当日、ひまわりに負けない笑顔でランナーや関係の皆さんをお迎えしようと思います。


2023年9月18日月曜日

狐の窓


 やっと遠野市立博物館の「遠野物語と呪術」へ。呪術は神仏や精霊など神秘的な力を借りて、願望を叶えようとする行為です。現代でもけっこう普通に行われていて…。

 受験の合格祈願、住宅の棟上げで行う餅まき、トイレの神様への感謝などなど…、身近なところで日常的に呪術(おまじない)は受け継がれています。一方でオドロオドロしい呪術はワラ人形などを使った呪詛ですが、この呪詛に対抗する呪術(呪詛返し)もあります。興味津々の展示物の中で、特に気になっていたのが「狐の窓」(写真右上)でした。怪しいモノと出会ったら、この絵のように指を組み「化生(けしょう)のものか魔性のものか、正体を現せ」と3回唱えて覗くのです。

 そうすれば異界や異界のモノを見ることができます。でも…、見てしまったことで厄介が起こることも多数あるそうで…。

2023年9月17日日曜日

クマ対策の根本


 連日のクマ被害・クマ目撃情報で、野外作業を躊躇している皆さんも多いと思います。原因はさまざま考えられますが、クマ対策の根本は豊かな森づくりが一番だと…。

 私の周辺にいるクマはツキノワグマで、自然界には天敵がいないと言われている猛獣です。クマは雑食性ですが、もともとは肉食獣ですから本能的に動物を襲います。進化の中で木の実や植物を食べるようになったと…。一方で森林の今昔を考えると、スギ人工林の拡大から伐期の到来、国産材の低迷と高値安定、さらには異常気象と自然災害の多発…。山の様子が一変していることは、たまに山歩きをする私でも一目瞭然です。ましてクマの生息環境は、きっと大きな変化が起きているはずです。

 有害鳥獣の駆除対策は、人員確保がさらに難しくなります。時間はかかりますが、クマが人里におりて来なくても食糧を確保できるよう、豊かな森づくりが一番の対策だと思います。

2023年9月16日土曜日

違うこと


 ABS秋田放送えび☆ステ「今週のひとこと」は、“もっと自由に心のままに、みんな違ってみんないい”です。だって、あなたは世界にたった1人の存在で…。

 番組の特集で紹介したのは、ラーメンAo、ハンバーガーとパスタのAce、町酒場ペッシバル。3人のアナウンサーの食レポも楽しかった…。お店はどこも個性的で本当に美味しそう。この個性、どことも違う、誰とも違うことが重要です。個性的なお店が増えれば、その町はもっと魅力的になります。個性的な人が暮らす町は素敵です。

 後半の“みんな違ってみんないい”は、大好きな金子みすゞさんの詞です。これ以上の言葉を知りません。


2023年9月14日木曜日

じっけん農場の現状


 写真左はウコン(ターメリック)、右は甜菜(砂糖大根)です。あきた100%プロジェクトに欠かせない原料で、門脇じっけん農場の目玉作物でしたが…。 

 ウコンは秋田カレーに欠かせません。11月にハウス食品さんと開催予定のスパイス・カレッジでも使用します。でも成長が思ったより遅く、秋以降も土の中で成熟を続けた方が良いかも…。今のままだとクルクミンの含有量が不安です。甜菜は畑が水浸しになったり日照りになったり、除草も手が回らず終いで可哀想なことをしました。これから根に糖分を蓄える時期ですが、切ってみたら中が空洞で…。あきた100%プロジェクトのジャムづくり、砂糖がどれだけ作れるかにかかっています。

 今年は大雨と異常高温で、農家の皆さんも大変な一年でした。これからできること、あとは何かなあ…。


2023年9月13日水曜日

走るなメロス


 飯島塾(野中和郎塾頭)公開講座では、たくさんの皆さんにお話しをお聞きいただきました。その中で過去の評価は見方で変わることをお伝えしたいと思い、「走るなメロス」を…。

 「走れメロス」は、最も健康的で人間愛に満ちた太宰小説の代表作品です。この傑作をユーモアあふれる新解釈で評論したTBSの安住紳一郎アナ。SNSの動画などを見ると、安住アナの結論は「走れメロス」ではなく、「走るなメロス」になっています(すぐに検索できるのでご覧ください。素晴らしい理論展開で最高に面白いです)。過去の評価だって変わるんです。自分が苦々しく思っていた過去の失敗は、いつまでも失敗だとは限りません…、とお話しをしました。

 公開講座の終わり際、カッパは本当にいるんですか?と質問をいただいて…。嬉しかったなあ。

2023年9月12日火曜日

時間は未来から過去に流れる


 明日、秋田市の飯島塾(野中和郎塾頭)の公開講座でお話しをします。内容は3部構成で、1部が「未来から現在を見る」。実は最近「時間は未来から過去に流れる」と感じていて…。

 ずっと「過去は変えられない」に違和感を感じていました。例えば失敗だと思っていた過去の取組みが、今になって思うと反対に成功だった、あの時の意味付けが今は正反対になっている…、そんなことは少なくありません。未来の事実が成立した時、過去の評価は一変します。「過去は変わる」のです。むしろ過去に拘泥しない、明確に望ましい未来をイメージして、そこから現在の行動を組み立てる…。これって、時間は未来から過去に流れることではないでしょうか。

 第2部は「あきた100%プロジェクト」、第3部は「伝説の向こう」です。会場は秋田市飯島のコミュニテイセンター、時間は14時から16時まで(入場自由・無料)。お時間のある方はどうぞ。

2023年9月11日月曜日

鈴とお菓子を持って


 この数日間、周囲は熊の目撃情報でいっぱいです。朝夕の農作業や散歩などは十分に注意を!との呼びかけに従い、今日から鈴とお菓子を持ってウォーキングに出ていますが…。

 隣の地区で人身被害が起こりました。もう農村部でも都市部でもかまわず熊は出没します。安全地帯はありません。できる限り視界が利く場所で、暗くない時間帯でのウォーキングに切り替えました。また鈴が熊よけには有効とのことで、今日から持って歩いています。でも…、この鈴、魔除け鈴(まよけすず)です。自称・妖怪トラベラーが魔除け鈴を持ち歩くのは如何なものかと思い、携帯を躊躇していました。“く”が足りませんが音が良いので“苦”になりません。

 お菓子は、熊と遭遇したときに差し出そうと…。今日は東ハト製菓のオールレーズンです。昔、埼玉県の工場でバイトしていて、焼き立てが美味しくて美味しくて、今も大好きなお菓子です。今日は熊に出会わなかったので、食べながら帰りました。明日は…。

2023年9月10日日曜日

武道教室と沖縄ランチと…


 由利本荘市岩野目沢で充実の一日。武道教室で“力を抜く秘伝”を教わり、沖縄ランチでソーキそばを堪能し、地域の偉人・岡田藤九郎の紙芝居を見て…。結ま〜る、大好き!。

 企画は沖縄カフェ結ま〜るの東海林あゆ美さん。私たちも田沢湖ジェラート結ま〜る店を開店し、田沢湖シアターをお楽しみいただきました。武道教室で教わった“力を抜く秘伝”こそ、頑張り過ぎる日常に必要な知識・テクニックだと確信しました。私、明日から力が抜けてフニャフニャになっていると思います。岡田藤九郎の紙芝居も素晴らしく…、東海林さんは直系の子孫にあたります。納得です!。

 パワー充填の日曜日、休日はこうでなくちゃ…。

2023年9月9日土曜日

畏怖畏敬の物語


 AKT秋田テレビの土曜LIVE!あきた。この前、能代市と男鹿市で収録した怖〜いお話し、オンエアになりました。能代市は湯殿山龍泉寺の生面、男鹿市は封蛇石です。

 詳しくは4日のブログをご覧ください。それにしても…、あのロケを素材に特殊編集も行って、手前味噌と言われそうですが見応えのあるVTRでした。明日から龍泉寺では生面の公開を行うそうです。稀有な物語は県内には結構あります。秋田は昔から自然の恵みで暮らしを立てて来ました。自然が豊富な分、お話しの種もバリエーションも多彩です。

 その根底は自然や理解できない現象、見えない異界に対する畏怖畏敬ではないかと思います。そんな物語が埋もれかかっています。掘り出さないと…。

2023年9月8日金曜日

ごしゃぐな


 ABS秋田放送えび☆ステ「今週のひとこと」は、“まんじ(づ)ごしゃぐな、おもしぇぐおもしぇぐ”です。秋田弁です。()書きは地域で違う語尾を表記しました。意味はと言うと…。

 まんじ(づ)は“まあ”とか“本当に”とか、軽い感嘆や接続詞のような使い方をします。全体の意味は…、“まあ怒らないで、面白く面白く”的なニュアンスでしょうか。酒井アナが特集で訪ねた湯沢市は、ご登場いただいた川連塗り職人の阿部さん、釣り堀の菊池さんや沼倉さん、稲庭うどんを作る東海林さん、同社社員で自販機部門代表の高倉さん…、皆さんの地域愛、ユーモア、生き様に感動しました。湯沢市は食べ物・飲み物、伝統工芸、人も魅力なんだと。特に東海林さんが着ていたTシャツに、“ごしゃぐな”のバックプリント。これです!。

 腹立たしいことが多い世の中ですが、怒りにまかせて不満をまき散らかすか、受け止めて改善まで楽しむか…、素晴らしい先輩方にお会いした思いです。

2023年9月7日木曜日

角館のお祭りが始まりました


 角館のお祭り(角館祭りのやま行事)が始まりました。9日まで。角館総鎮守神明社と勝楽山成就院薬師堂の祭典に合わせて行われます。この間、町は祭り一色に染まり…。

 400年以上の歴史を誇ります。武者人形や歌舞伎人形をのせた曳山には、笛や太鼓の奏者、手踊りの秋田おばこも乗り込み、おやま囃子を披露しながら丁内を巡航します。本当に優美な祭りです。一方、神明社や薬師堂への参拝を終えた曳山同士で、狭い道路の通行権を争った交渉が決裂すると激突(やまぶっつけ)になります。あまりに力強く激しく…。日本の祭りの原点、エッセンスを今に伝えるお祭りです。

 1991年に国指定重要無形無形民俗文化財、2016年にユネスコ無形文化遺産に指定されました。3日間の主な動きは、7日は各曳山の神明社参拝、8日は各曳山の佐竹北家ご上覧、おやま囃子コンクール、観光山ぶっつけなど、8・9日は各曳山の薬師堂参拝…などです。皆さまのお越しをお待ちします。

2023年9月6日水曜日

ワンダーで武家まん


 明日からお祭りが始まる角館、今日は前夜祭で賑わっています。その町内のワンダーモール・タカヤナギ店で、武家まんの販売が始まったと聞き行ってみました。あった!。

 アイスと一緒に壁側フリーザーに入っています。パックは西長野の自動販売機と同じで2個入り(冷凍)です。武家まんパックを手に写真を撮る挙動不審男を横目に、続けて2パック売れました。武家まんファンのお母さんにしたら、お祭りで帰ってきた息子に武家まんを食べさせたかったんだろうなあ…。

 有限会社ゆかり堂製菓さん、ワンダーモールはきっと売れます。

2023年9月5日火曜日

お面の不思議な物語


 AKT秋田テレビの取材チームに同行。能代市の湯殿山龍泉寺で、二の舞い翁面と舞楽の嫗面を見せていただきました。お面には不思議で恐ろしい物語が…。

 木村祥泉住職や旦那様のお話しは、残暑も忘れる恐ろしいもの。お面は秋田の昔話に登場する羽鳥沼の生面(いきめん)で、美しい年頃の女に化けて人々を惑わせたそうです。退治された時の武士の刀傷が痛々しく残っています。さらに…。男鹿市では霊蛇を閉じ込めた封蛇石を取材。蛇は1000年生きると龍になり、その時、世の中に災いを起こすと言われています。これを阻止しようと徳善禅師がやって来て…。

 続きは今週の土曜LIVE!あきたをご覧ください。心臓が弱い方は気をつけて…。

2023年9月4日月曜日

宮沢海岸を歩く


 秋田県立大学大潟キャンパスで打ち合わせ。新築の牛舎も見せてもらいました。その後、宮沢海岸をウォーキング。学生時代はお腹が減ったらハマグリを…。

 よく宮沢海岸でハマグリを採って食べました。素足の裏に意識を集中し、波打ち際を行ったり来たり…。殻も多いのですが結構たくさん採れました。寮に帰って砂抜きをして、あとは鍋にしたりご飯と一緒に炊いたり…。宮沢海岸は当時からデートスポットで、あこがれの場所でした。足の裏でハマグリを探しながら、頭の中でオフコースの「汐風のなかで」が流れて…。

 そんな思い出の宮沢海岸を歩いてみました。そうか、あれから40年の時間が流れたんだ…。

2023年9月3日日曜日

ススキ野を歩く


 札幌のナイト・ウォークではありません。秋を感じたくて、記憶にある各地のススキ野を訪ねました。でも先々で熊が怖くて…。

 最近は「熊は山にはいない。里にいる」から、「熊は里にはいない。家にいる」事案も発生して、全く笑えません。これだけ暑かった夏は経験がなく、きっと山の中でもこれまでとは違う変化が起きています。さらにあの豪雨です。いつも行く山菜ポイントが無事か、そこに辿り着けるか、そもそも山菜が生えるか…。細心の注意で出かけないと危険です。

 ススキも何だか少ないなあ…。


2023年9月2日土曜日

おばけ屋敷を作ろうか…


 小さい頃、角館のお祭り(9月7日〜9日)にはおばけ屋敷(小屋)が建ちました。入りたくても怖くて決心できず、入り口の前を行ったり来たりで…。

 今年の夏、近隣数か所のおばけ屋敷を事前リサーチし、ソロ活でおばけ屋敷のハシゴをしようと計画していました。でも1ヶ所も訪ねることなくシーズンは終了。残念です。こうなったら、来年はおばけ屋敷を作ろうかと…。市内には未利用の空き家が何軒もあるし、その地域に伝わる怖いお話も多彩です。

 キャストを引き受けてくれる人、いるかなあ。

2023年9月1日金曜日

夢しゃべれ・心ひらげ


 ABS秋田放送えび☆ステ「今週のひとこと」は、“夢しゃべれ・心ひらげ”です。秋田県人が寡黙だと言うイメージは全国で定着した県民性ですが…。

 その要因の1つと言われた寒さ(寒くて口を開けられない…、本当?)ですが、この夏の猛暑と言ったら殺人的でした。さらに温暖化が続くので暖冬傾向は否めない現状です。首都圏などで秋田弁を封印する人も多数ですが、生まれ故郷の方言を隠してどうするんですか。それで上手に共通語が話せないから無口になってしまう…、その悪循環を今すぐに断ち切りましょう。方言で良いから心をひらいて思いを語るのです。以心伝心なんてありませんよ。

 特集で紹介した笑点(秋田県収録版:この後2週連続放送予定)で、楽屋に突撃インタビューした関向良子アナとお師匠さん達の軽妙な掛け合い…。言霊は人を楽しく幸せにするお話しにこそ宿っています。