2021年5月31日月曜日

な、なにを…


 この1枚の写真から、なにを作ろうとしているのか想像してください。分かる方の国内の広がり調査です。ところで、次の作業はこれを袋に入れ、擂りこぎ棒でブッ叩きます。

 秋田県民は大好きです。植物の正式名称はウワバミソウと言います。ウワバミソウは春から秋にかけて水辺に自生しています。この辺りでは〇〇と呼び、根元の色によってアオ〇〇、アカ〇〇など区別します。何を作ろうとしているのか…の作業に適切な方は、絶対にアカ〇〇の方です。だって粘りが違います。

 と言うわけで、調査にご協力をお願いします。

2021年5月29日土曜日

美しい自然を伝統色・和名で表す


 ふるさとの美しい自然を、周辺の複雑な色合いを、昔から使われてきた伝統色・和名で表したいと思っています。それで少し調べてみると、WEBでも和名の色見本集が公開されていて…。

 便利な色見本集は、和色大辞典などが有名とのこと。もちろん洋色大辞典もあります。ちなみに和色大辞典は日本の伝統色が465色、洋色大辞典には285色が、それぞれ名称とカラーコード、カラーデータ付きで公開されています。例えば、美しい花や雨に濡れたアスファルト道路の色を、スマホで検索した色見本と見比べて、伝統色・和名を特定して歩く、~伝統色を探す旅~なども楽しそうです。

 幾つか試してみました。先日の夕方の空は、朱色(シュイロ)か丹色(ニイロ)、稲の苗は、根元は薄緑色(ウスミドリイロ)、苗先は淡萌黄色(ウスモエギイロ)、田沢湖の水は、勿忘草色(ワスレナグサイロ)、青藤色(アオフジイロ)、浅葱色(アサギイロ)、瑠璃色(ルリイロ)などでしょうか。色は天候や場所で変化します。楽しさは無限に尽きません。

2021年5月28日金曜日

安全対策協議が始まります


 秋田内陸縦貫鉄道の中村踏切(西木町小山田)で、先月12日に列車と車の衝突事故が起こりました。この踏切は警報機や遮断機がない第4種踏切でした。

 同じ場所で、合併前の平成4年と平成16年に死亡事故が起きています。地域の皆さんは度々起こる事故を何とか防ぎたいと、昨日、市に安全対策の要望書を提出。要望書には、「中村踏切は通学ルートで地域住民にとっては生活路線。警報機や遮断機などの設置について、先ず市や鉄道事業者で協議を行って欲しい」とありました。

 そこで今日、秋田内陸縦貫鉄道(株)の吉田裕幸・代表取締役社長に、安全対策を進める協議を始めたいと文書で申し出ました(写真)。吉田社長は取締役会で、「現状は放置できないこと。しっかりと協議を行いましょう」と話しました。安全対策協議が始まります。

2021年5月27日木曜日

6月市議会への予算提案は…


 仙北市議会6月定例会に提案する補正予算案は、民間が進める小水力発電事業への資本参加、サテライトオフィス誘致促進、新型コロナのワクチン接種や各種経済対策等など。さらに経済対策事業を追加提案できないか検討中です。

 市議会の会期は6月3日から25日の23日間。一般会計補正予算の総額は1億4950万円(以降も金額は概数)で、主な内容は、再生可能エネルギー導入促進事業(20万円)、サテライトオフィス誘致促進事業(1288万円)、子育て世帯生活支援特別給付金事業のひとり親世帯以外分(2030万円)、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業(1094万円)、メガ団地等大規模園芸拠点育成事業(1006万円)、雪害対策緊急支援事業(219万円)、砂防えん堤ボルダリング・ウォール整備事業(330万円)、地域おこし企業人交流プログラム事業(280万円)、せんぼく・こまくさプラン生理用品配布事業(28万円)、FISフリースタイルスキーW杯秋田たざわ湖大会負担金(2715万円)、仙北市学校給食応援事業(2756万円)などです。

 市内経済はさらに厳しい状況が続いています。その改善策として、例えば県制度との協働運用で相乗効果が期待できる事業などは、県議会の審議日程を見ながらの調整になりました。都合上6月3日の市議会初日に予算提案が間に合わなかった事業などは、市議会の会期中に整えて追加提案できればと考えています。
※写真は、仙北水力発電株式会社が工事を進める発電所(鶴の湯・小野草)に設置予定の発電タービン(同型:写真提供は同社)

 

楽天から5億円売上げプレート


 楽天グループ・楽天市場から、写真のプレートと感謝状が届きました。仙北市ふるさと納税が、2020年で年商5億円を突破した記念品です。

 仙北市が楽天市場にふるさと納税を〝開店〟したのが2018年5月。それから3年弱で年商5億円を突破したことになります。いただいた感謝状には、「2020年は新型コロナウイルス感染症の世界的流行で、誰もが暮らし方に変化を必要とした一年でした。~この未曾有の激動の中で、困難を乗り越え飛躍的な結果を出されたことは、様々な試行錯誤と創意工夫が結実し、大きな糧になっていることと存じます。未来は常に不確定ですが、それでも可能性を信じることができる根拠となるような経験です。~店舗の皆さまの持続的な成長を応援し、ともに未来の楽天市場を築いていきたいとの思いで、2021年より年商突破記念を開始しました。ささやかな記念品ですが、皆さまの励みになれたら幸いです。そして、さらなる成長を信じ、ともに歩んでいきましょう」。

 ありがとうございます。そして重ねて重ねて、仙北市民の皆さまに感謝を申し上げます。皆さまの努力の賜です。
※2020年度の仙北市ふるさと納税総額は14億5874万円で全県1位でした。

2021年5月26日水曜日

伝統行事の安全対策


 秋田市の竿灯まつり実行委員会役員会が、今年の竿灯まつりを中止と方向付けた報道がありました。現状のコロナ禍では安全対策が困難との分析です。本当に辛い判断だったと思います。

 また同じ報道に、佐竹知事の「竿灯まつりだけではなく、県内のほとんどのお祭りの開催は厳しいのではないか」とのコメント。ご指摘の通り、土崎港曳山まつりや花輪ばやしが既に中止を決めています。日本3大祭りの祇園祭(京都府)、天神祭(大阪府)、神田祭(東京都)は、いずれも神事のみ催行との情報です。仙北市には集落の集まりから全国に知られるお祭りなど、たくさんの伝統行事が伝わっています。そんな中、角館祭りのやま行事実行委員会(今野則夫・実行委員長)が、先週21日に第1回の実行委員会を開催しました。この実行委員会からの要請を受け、市長(市コロナ対策本部長・実行委員会顧問)・市危機管理監・市医療局長が参与として会議に出席しました。私は「お祭りがどんなカタチになっても新型コロナ感染者を発生させないよう、そのために要請をいただいたと受け止めています」とお話をしました。

 会の後半で、先の桜まつりと同様に専門医師の指導を提案しました。ただし曳山巡行は、桜まつりとは比較にならないほど感染リスクが高いと言われています。はたして何か対策は考えられるのか検討素材を精査し、実行委員会の判断をサポートしたいと考えています。
※写真はアキタファンより。

 

2021年5月25日火曜日

新たな経済対策を検討中です


 ハローワーク角館や各金融機関、経済団体の代表者をお迎えして経済支援対策会議。さらに厳しさを増した地域経済の下支えに、官民の知恵の出し合いが続きます。

 私は最初に、「仙北市内の事業所や店舗から、昨年よりも厳しい状況だとのお話を聞いています。国内でのワクチン接種はこれからが本番ですが、ワクチン接種を待つだけでは地域経済が破綻してしまいます。独自対策を拡充して生活を守るしかありません」とお話ししました。参加の代表者からは、旅館・ホテルが低迷し、卸売業もダメージが深いこと、市独自の観光プランの造成、県の各種支援に漏れた業界の再支援など、複眼的な提案をいただきました。市役所の各部からは、この6月市議会に提案したい取り組み、今後タイミングをみて事業化が必要と思われる幾つかを説明しました。このうち、6月議会には子育て世帯の経済支援を中心に、ワクチン接種体制の確保と推進、健康増進や野外活動の魅力づくりなどで、新たな取り組みがスタートできればと考えています。

 また、今日の県議会で可決した飲食店認証制度の導入、市民の新たな物流への挑戦、宅配便の送料支援なども検討中です。

2021年5月24日月曜日

オンライン移住相談を始めました


 仙北市では、遠隔地からの移住相談に随時対応するため、ビデオ通話アプリZoomを利用したオンライン移住相談を始めました。お気軽にご相談ください。

 相談時間は平日10時から16時までで、事前の予約制とします。相談は市の移住・定住担当者がお聞きしますが、相談内容によっては他の関係機関や、先輩移住者との意見交換も可能です。できる限り知りたい情報をワンストップでお伝えします。相談希望日の3日前までメールsousei@city.semboku.akita.jpで次の事項をお知らせください。
(1)漢字氏名(ふりがな)
(2)年齢
(3)郵便番号
(4)住所
(5)電話番号
(6)出身地(○○県○○市)
(7)希望する相談日
(8)希望する相談時間帯
(9)相談内容

 後日、Zoomの招待URLをメールで送信します。
※お問合せは仙北市総務部 地方創生・総合戦略室
℡:0187-43-3315
mail:sousei@city.semboku.akita.jp

2021年5月23日日曜日

山椒味噌の焼きおにぎり


 ワクチン接種に不安を感じていた父母も、今日の1回目の接種で安心した様子です。お昼が少しずれ込んだので、自宅に帰り山椒味噌の焼きおにぎりを作りました。

 小雨の中で山椒の木から茎ごと葉を摘み、家に入って台所で葉1枚いちまい丁寧に落としました。香りが台所いっぱいに広がって楽しい作業でした。後は味噌や砂糖と一緒にすり鉢であたるだけ。これをおにぎりにまとわせて、フライパンで焼いて出来上がりです。

 おにぎりを焼きながら思いました。「仙北市が発祥の味噌たんぽ、山椒味噌バージョンも作ったら、もっと売れるんじゃないかなぁ」…。

2021年5月22日土曜日

提案「新・秋田旅~八郎の宿~」


 今回は~八郎の宿~です。八郎潟の龍神・八郎太郎が、田沢湖に住む龍神・たつこと一冬を共に過ごすため、八郎潟から歩く距離は片道で約100キロ。その間に定宿が9軒あったと伝えられています。実際に訪ねてみると…。

 早朝に自宅を出発し鹿角市草木へ。ここに八郎太郎生誕の碑が建立されています。今日は道路向かいで草刈りをしていた黒沢さんと立ち話しができました。仙北市から来たと言うと、「おお、八郎がお世話になっています」と。さらに「八郎は山の掟を破って龍に化身し、その後は十和田湖に住み、しかし南祖坊に追いやられ、米代川を下り、やっと八郎潟に落ち着いたんです」と八郎の半生を教えてくれました。次に潟上市昭和へ。ここには八郎神社があります。参拝に来ていたお婆さんのお話では、八郎はこの神社の近くに住んで漁を生業としていたそうです。この辺りから、まるで八郎が実在の人物のように思えてきます。そしてある日、八郎は渡り鳥から田沢湖に住むたつこの話を聞き、何としても逢いたくなって田沢湖への旅を決意します。

 八郎は毎年の往来に立ち寄る定宿がありました。今に伝わる宿は、新関(旧昭和町)→久保田(秋田市)→仁井田(秋田市)→船沢(旧協和町)→上淀川(旧協和町)→大浦(旧神岡町)→土川(旧西仙北町)→中川(旧角館町)→西明寺(旧西木村)の9ヶ所で、特定できる家もあります。ここを車でなぞって走ると、ルートが最短ではないこと、宿と宿の距離が近すぎるなど気になりました。例えば角館の中川(仙波家)から西明寺(赤坂家跡)までは16キロ、ここから田沢湖までは8キロしかありません。大男だった八郎は1日で歩ける距離です。

 私の推測ですが、八郎はゆっくりと遠回りで各地を訪ね、たつこにお土産を仕入れて歩いたのではなかったか…。十和田湖を追われた後から八郎潟に落ち着くまで、本当に辛いこと続きだった八郎でしたが、たつこはそんな八郎を受け入れました。霜月の9日、八郎はたくさんのお土産を背負い、愛おしいたつこの待つ田沢湖を目指したんだと思うのです。

2021年5月20日木曜日

罪深い3秒ルール


 コロナ禍の影響もあり、台所に立つことが増えました。私はよく食材を床に落とします。でも3秒ルールを守って素早く拾い、少しドキドキしながら調理を続けていました。これ、ダメみたいです。

 2016年、アメリカの食品科学者ドナルド・シャフナー博士が、学術誌「Applied and Environmental Microbiology」に論文を発表しました。内容は「この都市伝説は安全ではない」と言う結論です。ちなみにアメリカは3秒+2の5秒ルールが定番だそうで…。ところで博士は結論を導き出すまで、何と2500回以上の科学的測定を行いました。ルールが不適切なことを突き止め、さらに接地してからの時間よりも、落下食材の水分量で細菌保有数が大きく変わること、また床の材質でも細菌の伝播は大きく違うことを明らかにしました。

 その上で、3秒ルール(5秒ルール)は、この後も信じ続けられるだろうと予測しました。理由は「皆そうであって欲しいと思っているから」なんだそうです。これは、ますます罪深い3秒ルールです。そろそろ細菌が増殖しやすい季節です。食中毒に気をつけてください。

2021年5月19日水曜日

彩乃さんに入浴剤をプレゼント


 東京五輪のカヌー競技で代表内定の佐藤彩乃さん(仙北市出身)を応援しようと、市議会の黒沢龍己議長と一緒に入浴剤をプレゼントしました。お受けいただいた方は彩乃さんの父さん、佐藤保さんです。

 私はあいさつで、「仙北市民はカヌーに対する思い入れが強く、そのカヌーでオリンピック選手が誕生したのですから喜びもひとしおです。練習で冷えた身体を芯から温め、リフレッシュして最高の競技ができるよう入浴剤を贈ります」と贈呈理由をお伝えしました。お父さんの保さんは、「本当にありがとうございました。コロナの感染拡大でオリンピックはどうなるのか…、どんな状況になっても皆さんの応援を力に彩乃は全力を出し切ってくれると思います」と話していました。

 入浴剤の購入・手配は、仙北市と包括連携協定を結ぶ都内の著名企業からご協力をいただきました。本当にありがとうございました。なおオリンピック憲章40条の規定を尊重し、当該会社名・商品名などは公表を控えます。
※写真は右から黒沢議長・私・佐藤保さん・市カヌー協会の田中恒雄会長、そしてモニター画面に佐藤彩乃さん。


生保内節全国大会を延期して…


 生保内節全国大会の開催を協議。35回大会は来年度への延期が決まりました。代わりに生保内節を唄う会(仮称)やオンライン配信等で、継承と普及活動に取り組みます。

 担当者からは、事前会議でも大会の開催は難しい論調だったと報告を受けていました。新型コロナの感染拡大が続く中では当然の判断です。また、民謡王国と言われる秋田県で、生保内節全国大会は内閣総理大臣賞・文部科学大臣賞を冠する県内最高位の大会です。もし感染者が出たりしたら民謡界に多大な迷惑をおかけします。それでも私は、「確かに従来スタイルの開催は困難かも知れません。でも、何もしないで2年連続中止で良いでしょうか。何か来年に繋がることができないでしょうか」とご相談をさせていただきました。

 私より、会議に出席していた民謡関係者の皆さんが実はずっと悔しい思いをしていました。そんな思いをくみ取って、大会事務局から小さな規模で唄う会(仮称)等を開催してはどうでしょうかと…。この提案に全員が賛同しました。私には、皆さんの表情がパッと明るくなったように見えました。
※写真は第34回大会で一般の部・最優秀賞の吉田友音さん(仙北市)ほか

2021年5月18日火曜日

美しい公園に複合遊具


 田沢湖の生保内公園つつじ祭りは中止となりましたが、自生つつじが美しい花を咲かせています。園内広場には、複合遊具の設置準備も進行中です。

 つつじ祭りは、コロナ感染警戒フェーズを考慮し実行委員会が中止を判断しました。でも自然豊かで美しい公園です。どうぞ日常の散策をお楽しみください。見応えのある大株のつつじが多数あります。公園入口近くの広場には、この夏の完成を目指して複合遊具の設置準備が進んでいます。こちらは少しお待ちください。

 公園は元気になれる色で溢れていますよ。
※写真は園内のつつじや設置予定の遊具イメージ。

人が動けなかったらモノを動かす



 5月17日現在、緊急事態宣言は9都道府県、まん延防止重点措置は10県です。都道府県で言えば19自治体、その人口を全国と比較すると、約7割の国民がコロナ対策法の中で暮らしています。

 これまで仙北市内での感染は確認されていません。しかし全国的には市中感染レベルで、さらに変異株の脅威が高まっています。人流抑制でお店も事業所も昨年に増して厳しく、ワクチン接種に頼るばかりで、思い描く将来に到達できるか未知数です。でも、このような困難の中で踏み出す一歩が重要です。3月市議会で可決いただいた各種の経済対策は、人流抑制の中で執行のタイミングを見計らっているメニューも多数ありますが、さらに地域の経済を下支えできるアイディア、人が動く代わりにモノを動かす仕組みづくりなど、6月市議会の議論の下地づくりを全庁に指示しました。新しい双葉を芽吹かせたいと思います。

 有効な対策になりそうな取り組みの種など、皆さんからも情報をお待ちします。

2021年5月16日日曜日

初めての庁舎コンサート



 仙北市役所角館庁舎で奇跡のピアノコンサート。Otoを楽しむ会と新設の市文化創造課の共同開催です。山崎圭子さん(ピアノ)、藤原滋さん(ファゴット)、安藤満里さん(クラリネット)に出演をいただきました。

 角館庁舎は昨年12月に現在地に移転開庁しました。行政サービスを提供するばかりではなく、市民の多様な活動にも利用きるよう工夫を凝らしています。今回のコンサート会場は101・102会議室でしたが、ここは屋外にフルオープンでつながる開口空間となっています。私はごあいさつで、「文化振興はきっと地方創生の新しいエンジンになります。皆さんで角館庁舎を思う存分に活用してください」とお話ししました。

 コンサートは、山崎さんの独奏で、献呈、エリーゼのために、幻想即興曲を、そこに藤原さんが加わって、誰かが私を見つめてる、グリーンスリーブスを、続いて山崎さんと安藤さんで、チャップリン・シネマ・ミュージックメドレーを、さらに三人で、悲愴三重奏曲を演奏いただきました。コンサートが終了した後、皆さんから音の響きとても良かったと嬉しい感想もいただいて…。ありがとうございました。
※市文化創造課では、角館庁舎1階のフロアを利用して、音楽・舞踊・朗読・演劇などの発表を行う出演者を募集しています。お気軽にお問い合せください。


2021年5月15日土曜日

桜の嬉しいこと、悲しいこと


 角館の桜まつりが終わって今日で10日です。開花前後を合わせた約50万人のお客さま、またお迎えした市民に新型コロナの感染情報はありません。ホッとしています。一方で、古城山に植樹した桜が切り倒される事案が判明して…。

 桜まつりは多くの催事を中止しましたが、桜まつり自体は中止せずに開催できました。これは市民の桜を愛する思い、また感染対策意識の高さ、さらに情報発信や地元の体制強化で、お越しいただくお客さまにも感染対策にご協力をいただける見込みが立ったこと等が要因です。まつりを開催できたことで多くの知見も得ています。改めて皆さまに御礼を申し上げます。

 一方で、市民の皆さまと協働し古城山に植えた桜の木2本が、最近になって切り倒されていた事案が判明しました。コロナ禍でも市民の努力で安全な桜まつりを開催した仙北市で、その同じまちで起きた事案です。何がこれほどの行為の原因か、ずっと考えています。
※古城山から4月24日撮影。このとき2本は健在でした。

2021年5月13日木曜日

野外活動で新たな取り組み


 今年度初の秋田アウトドアベース(東海林文和代表)ミーティング。会場は田沢湖畔縄文の森オートキャンプ場特設テント。市内の野外アクティビティ事業者等が立ち上げたネットワークをベースに、新たな取り組みや商品造成などを話し合いました。

 温泉、スキー、テントサウナ、キャンプ、登山、カヌー、サップ、釣り…、それぞれの分野の代表者が連携し、さらに楽しく安全な野外活動を提供します。魅力的な新体験メニューが続出でした。空中テント・湖上テント、高品質BBQ、サイクリング、焚き火、ドラム缶風呂、ヒュッゲ体験、グランピング…。これらをインスタグラムで情報発信することにしました。私は、市民の皆さんからキャンプ活動についての要望(初心者のキャンプ講座、かたまえ山の桜キャンプ、出会いのキャンプ、冬季宿泊キャンプ)があったことを紹介し、実現に向けてお願いしました。

 仙北市は新緑の季節を迎えています。最も美しい季節の一つです。

2021年5月11日火曜日

きゃらぶきを作りました


 伽羅蕗(きゃらぶき)を作りました。家の周りに自生している水蕗を摘み、湯がいてアク抜きをして…。じっくり炊いた伽羅蕗を大切にいただいています。

 私が住む集落には山歩きの達人が何人かいて、時季それぞれの山菜を差し入れしてくれます。ある日は新聞紙に包まれたタラの芽やコシアブラが、またある日はワラビやササダケが、玄関の踏み台にチョコンと置かれてあったりします。そんなご近所さまに甘えて、私はこれまで山菜採りを目的に山に入った経験がありません。それが最近、ご近所さまの季節と一緒に時を重ねる生活が素敵に思えて来て…。この思いはコロナ禍で加速したような気がします。

 そんな心の移ろいがあって、先週の日曜日は家の周りで水蕗を摘みました。蕗は春の天然ハーブです。アク抜きをしてから、昆布、醤油、みりん、砂糖などを加え、水気がなくなるまで煮詰めれば伽羅蕗(きゃらぶき)が完成します。ご飯のおかずに、ビールのお供にベストマッチです。

2021年5月10日月曜日

森山直太朗さん田沢湖畔で歌う


 森山直太朗さんのYouTubeチャンネル「森山直太朗のにっぽん百歌」で、〝最悪な春fest.安藤サクラ/にっぽん百歌〟が話題です。撮影は田沢湖畔で行われました。下記URLからご覧ください。

 「森山直太朗のにっぽん百歌」は、森山さんが好きな場所で好きな曲を歌う音楽プログラム。今回公開中の〝最悪な春〟は、コロナ時代の日常と切なさを歌った森山さんの作品で、さくら(二〇二〇合唱)と両A面シングルに収録されています。雪が残る秋田駒ヶ岳と静かな田沢湖、春の日ざしの中で安藤サクラさんが詩を詠み、森山直太朗さんが歌います。波の音、鳥のさえずり、風の息づかい…、朗読も歌も全てが心に染み入ります。じっくりとご覧ください。
https://youtu.be/61jFLgjH6gQ


 お二人にはお出でをいただき本当にありがとうございました。また本ブログのアップについても、森山直太朗さんサイドからご協力をいただきました。重ねて感謝を申し上げます。

2021年5月9日日曜日

ワクチン接種が始まりました


 今朝から75歳以上の皆さんを対象に、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりました。9時から正午までは西木コミュニティセンター、14時から17時までは田沢湖健康増進センターです。

 角館交流センターもあわせ、どの会場も同じ手順で接種を行います。①体調確認、②受付・本人確認・予約確認、③体温測定・予診票確認、④診察、⑤ワクチン接種、⑥接種済証発行・2回目予約、⑦経過観察の順にお進みください。今朝は何人かの皆さんにお話をお聞きしましたが、特に不安や心配はなくて
接種も痛くなかったと。注射が気絶するくらい苦手な私でも、これは何とか頑張れそうです。

 あらためて接種を受ける市民の皆さんのご協力、また接種にあたる医師会の皆さん、看護師や保健師の皆さん、コールセンター・市職員など、多くの皆さんの対応に深く感謝します。1日も早く希望する皆さんがワクチン接種を終えられるよう、全庁をあげて取り組みます。

2021年5月6日木曜日

スーパーシティで課題解決に挑む


 秋田県庁に佐竹敬久知事を訪ねました。仙北市が国に認可申請をしたスーパーシティ構想について、知事からアドバイスがいただきたかったこと、そして県支援のお願いです。

 仙北市が申請したスーパーシティ構想は、しあわせな未来のいなかづくりがメインテーマ。「健康長生き」、「稼げる農業」、「つながる観光」、「便利な移動」、「どこでも市役所」の5つの領域を軸に、先進的な情報通信技術等の活用で、市民が抱える日常課題の解決に挑みます。中でも市民の「健康長生き」は一番に注力したい分野で、コロナ対策で限定実施のオンライン診療や服薬指導などは、コロナが終息した後も恒久提供を目指します。今日はそのデモンストレーションとして、(株)ORANGE kitchen(都内)の若子みな美代表にリモート参加をいただき、佐竹知事の食生活の聞き取りや栄養相談を行いました。佐竹知事からはデモ体験の感想も含め、「オンライン端末の普及、アプリケーションの開発、周辺の環境整備等がキーポイントだろう。ウエアラブルの活用も視野に入れた方が良い」とのアドバイスがありました。

 これまでの国家戦略特区・地方創生特区などの取り組みは、社会実験が多くて市民の課題解決に直結していない反省があります。スーパーシティで同じ轍は踏みません。
※写真下2枚はABS秋田放送のニュース報道から。

2021年5月4日火曜日

田沢湖再生のバイブル


 中坊徹次先生から届いた「絶滅魚クニマスの発見(新潮選書)」を読み終えたタイミングで、今朝の秋田魁新報に〝この春読んだ最高の一冊〟と西木正明さん(作家・仙北市出身)の時評。同書は田沢湖再生・クニマス里帰りのバイブルです。

 ずっと以前から、田沢湖再生・クニマス里帰り事業に取組む西木さんは、朝刊紙面で「~(同書は)スリリングなストーリー展開や生態などの集大成。ばりばりの学者である中坊氏は、現在の田沢湖とクニマスの状況についてこれ以上にない書き手~」と述べました。私は同書の中、田沢湖再生の手段として農業用水の確保と発電を担う現状の役割返上論に対し、「問題はそのように単純ではない。時計の針を戻すことはできないし、現在の状態から出発するしかないのだ。田沢湖の漁業を復活させるなら、農業とエネルギーとともにある三者並立の道しかない」との指摘に、新たな覚悟が必要だと感じています。

 さて、中坊先生は田沢湖クニマス未来館の名誉館長で、展示替えなどでも大変なご難儀をかけています。今春もご来市をいただける予定でしたが、「コロナ感染拡大で緊急事態宣言が出ている場所から行ってはいけないでしょう。今回の訪問はご遠慮します」との連絡をいただきました。お目にかかりたい人に会えない連休も終盤です。

2021年5月2日日曜日

提案「新・秋田旅~名水編~」


 新たな秋田旅の提案~名水編~です。県内300ヶ所以上の名水・湧水の中、友人が勧める羽後町七曲峠の長命水、東成瀬村田子内の蛭川清水、仙北市田沢の茶立ての清水を訪ね、持ち帰った水で夕ご飯を作ってみました。

 羽後町の長命水でお米を研ぎ、ご飯を炊きました。東成瀬村の蛭川清水はお味噌汁になりました。仙北市の茶立ての清水は緑茶です。どんなに美味しいか説明は不要かと…。水に恵まれた秋田の贅沢さを、本当に改めて思い知りました。今回の新・秋田旅は、小さな旅気分が味わえて、持ち帰った水で美味しいご飯も楽しめる、山菜採りに匹敵の2度美味しい企画です。

 名水・湧水の場所が分からない方は、環境省が発表の「秋田県の代表的な湧水」で県内157ヶ所の概要等が公表されています。

2021年5月1日土曜日

子ども達の遊び場にご利用を


 仙北市役所西木庁舎の1階に、広い市民休憩室ができました。大人はもちろん、雨の日や寒い日など、小さな子ども達が走って遊べるスペースです。どんな使い方ができるか…、先ずはご利用をお待ちしています。

 キッズ・スペースを兼ねた室内整備は、子どもの遊び場検討チーム(市建設部・農林部・市民福祉部)の提案です。また各こども園の保護者や園長先生などが、遊具の選定協議に参加をしてくれました。この作業の中で授乳室や空気清浄機、非接触型蛇口の必要性が指摘され、下足箱についても整備がやっと叶いました。今年の連休は天候が崩れがちとの予報です。ここはオモチャや絵本の持ち込みも自由な無料空間です。使い勝手を試す意味で先ずはご利用いただき、良かったことや改善点などお知らせください。

 休憩室は年末年始(12月29日~1月3日)を除く9時から16時まで。玄関正面のカウンターに申込書がありますのでご記入をお願います。
※コロナウイルス感染対策にご協力ください。