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来週月曜日(11月1日)朝8時、男鹿市舟越の八竜神社を参拝した後、潟上市塩口の足洗いの井戸へ移動して、ここから〝太郎ウォーク〟をスタートします。
以前から八郎太郎が歩いた道を辿り、田沢湖まで歩いてみたいと思っていました。太郎は旅先でお宿を求め、10日前後の行程で田沢湖に着いたと伝えられています。これを完歩するには歩くトレーニング、そしてお宿の調査が必要でした。ところが、太郎が田沢湖に到着する日が11月9日だと知り、慌てました。退任後では全く時間が足りません。そこで男鹿市菅江真澄研究会・潟船保存会・はちろうプロジェクトの天野荘平さん(写真)にご協力をお願いしました。天野さんは、これまでのお宿調査をもとに、お宿のご当主様との調整、お宿間の距離計測、コース設定を済ませ、さらには太郎ウォークのサポートまでしてくれるとのこと。天野さんがいなければ、今年の実施は諦めるしかありませんでした。天野さん、本当にありがとう。あとは根性で歩き続けます。
初日は潟上市の鈴木雄大市長と、足洗いの井戸から菅原家(太郎の最初のお宿)8.8キロを一緒に歩く計画です。菅原家で一息ついて、その後は19.8キロ先の秋田市茶町・吉川家を目指します。田沢湖まで全行程130.6キロです。わたし、しばらく八郎太郎になります。
※各地の資料収集で、潟上市の鈴木雄大市長、秋田市の穂積志市長、大仙市の老松博行市長にご協力をいただきました。ありがとうございました。
※草履は千葉清美さん(角館草履)、足袋は平野忍さん(わらび座)製作です。
皆さんお世話になりました。ありがとうございました。本日で仙北市長の任期を終了します。お見送りをいただいた方々には、お忙しい中で申し訳ありませんでした。
市議会の皆さん、市民の皆さん、職員の皆さんにお見送りをいただきました。倉橋副市長からは過分なお話しを、須田教育長からは応援団のフレーフレー・エールを、そしてたくさんの花束をいただきました。さらに若手職員の皆さんには、初めて胴上げまでしてもらって…。あぁ怖かったあ。でも嬉しかったです。ありがとうございました。
さあ、田口新市長を盛り立てて、まちづくり第3章が始まりますよ。
田口知明・新市長にご来庁をいただき、事務引き継ぎ書を作成しました。田口新市長はいよいよ30日から公務開始です。どうか市民を、仙北市をよろしくお願いします。
市長はマラソンランナーではなく、駅伝走者の一人です。私は石黒前市長からタスキをいただき、市民から預かった区間をどうにか走り続け、次の走者の田口新市長にタスキを繋ぐことができました。そんな繰り返しで、まちは少しずつ成長して行くのだと思います。私は引き継ぎで、「仙北市は厳しい現状もあるけれど、それ以上に多くの可能性があります。市民と一緒にまちを育ててください。市民の幸せを自身の幸せとしてください」とお話ししました。
私は明日、市役所を後にします。
秋田市で内外情勢調査会。今日は佐竹敬久・秋田県知事(写真)の講話をお聞きしました。以下は演題「時代の変化・深読みすれば」の概要です。
全国的に見ても、秋田県の人口あたりコロナ感染者数は最も少ない。これは県民性、医師会との連携、県民の協力によるところが大きい。国の感染対策は問題が多い。例えば東京都で一度感染拡大が起こると、ベット数も医師数も足りない。通常時に緊急時のボリュームを維持する財源もない。日本は和気藹々で平和ボケしているのではないか。このままでは日本はジリ貧だ。経済対策では、確かに飲食業は大変だか、スーパーや電子産業は伸びている。しかし賃金が低いと人は集まらない。コロナが次の時代を模索している。メタバースをご存じだろうか。ネット上に構築する3次元の仮想社会だ。確実にコロナで加速する。
日本の命運を左右する課題は、食糧・エネルギー・災害対策・防衛だ。食糧を疎かにする国は滅びる。米は再生産できる米価を守ることだ。食糧は安全保障の第一番になる。エネルギーは再生可能エネルギーしかない。秋田は災害に最も強い県だ。安全が基本。だから可能性はどこよりも高い。可能性のある場所に人は集まる。防衛だが、先日は北朝鮮からミサイルが飛んできたとき、総理が官邸にいないことをマスコミは批判した。国防上で言えば、トップがどこに居るか分からないことがセオリー。そこにいることが分かればミサイルの標的になるだけだろう。
他にもSDGs、多様性、格差解消、教育・知の若返りなど、課題が多い。特に知の若返りは大変な課題だ。日本は大きな間違いをした。それは2004年の大学の独立行政法人化だ。以降、2020年まで莫大な予算削減が行われた。各大学で研究費が底をついて、日本の基礎研究は崩壊した。日本が世界に肩を並べるとしたら、最後は技術だ。人間の能力をどう引き出すか…。小畑さん(元秋田県知事)は人は死ぬまで学習が必要だと言った。私は学習力とIT力で日本一の秋田を実現したい。
何で読んだっけ…、たしか角田光代さんだったと思い文庫本をパラパラ。読み返したかったエッセイは、「愛してるなんていうわけないだろ」(中公文庫:写真)にありました。
登場人物は角田さんの友人です。~イギリスのYMCAで宿をとったら凄い山奥でびっくり。話し相手もいなくて寂しくて、それで日本に電話してオシャベリしたいと思って…。そうしたら思い出した相手は恋人ではなくて、あの人だったの~。エッセイで角田さんは、~彼女は自分の本心に気づいて、帰国後に恋人と別れたけど、あの人とどうにかなったりもしない。恋人との幸せ、安心という大きな船を転覆させて、あの人との何気ない日常のオシャベリに彼女は幸せを見つけた訳で…。ん、あんたはエライ!(と角田さん)~。
大きな幸せばかりを狙って、きらきら光る小さな幸せを見逃しては勿体ない、心の網目を細かくすれば、チリのような幸せも拾える…、そんな内容です。正直でシンプルな生き方がいいと思います。
いよいよ任期最終週、今日は最後の記者懇談会でした。この場面で市長職12年を振り返り、そして、この後に取り組みたい幾つかのお話しも…。
Q.12年を振り返って
A.周囲に助けてもらって任期を終える。感謝しかない。挑戦的なまちづくりをさせていただいたと思う。幾つもの取り組みは、市内で実を上げたモノ、市外で暮らしの改善になったモノ、様々だ。特区やスマートシティ、SDGsなど、この後のまちづくりに必要なエンジンを装備できた。これらの取り組みで結んだ人材ネットワークは、新市長に全てバトンタッチしたい。また病院や角館庁舎の建設は財政圧迫の一つの要因だが、当時の議会が病院建設を判断したことで、今日の仙北市に留まらないコロナの封じ込めにつながっている。そんな声を今年はたくさん聞いた。ありがたかった。一方で統合庁舎議論は、特別委員会で通って本会議で否決だった。あの議会判断を受け、私は角館庁舎の建築に向かう決断をした。
Q.特に嬉しかったことと悲しかったこと
A.手放しで嬉しかったことはクニマスの発見。しかし田沢湖クニマス未来館は、壊れてしまった自然を取り戻す困難さも世界に発信し続ける役割がある。悲しかったことは自然災害などで市民や職員を亡くしたこと。先達の土石流、玉川の雪崩、カラ吹き源泉…、悲しみは絶対に消えない。さらに合併前からの不適切な税対応、また職員の逮捕事案などでは、本当に申し訳なく、その責任の処し方が自身の報酬減額しかなかった無力さも重なり、これが3期目の出馬を最後まで躊躇した理由の一つだった。
Q.現在の仙北市の課題は何だと思うか
A.人口減少、少子高齢化に帯する認識の転換が必要だと思う。人口減少は今に始まったことではなく、日本ではもう10年以上も前から顕在化していたこと。これを課題と認識することが国も都道府県も遅れた。仙北市が一人で改善できる課題ではない。コロナ禍前の社会情勢に終息後も100パーセント戻れないことと同じように、人口増加や右肩上がりの経済成長は現実的ではない。しかし、それでも町が地域が、そして市民が幸せに暮らせる仕組みを作る、その意識に転換することが大切ではないかと思っている。
Q.新市長に期待すること
A.新市長は働き盛り、子育て世代と共感・共鳴しあえる年代。この層が踏ん張れば市は元気になれる。民間経営者としての視点で仙北市に新たな価値創造を進め、市民の皆さんと一緒に住み続けたいと思えるまちづくりに頑張って欲しい。
Q.門脇市長は今後は何に向かうのか
A.社団法人を立ち上げ、広くまちづくりに取り組んでみたい。また角館に昔あった酒蔵を復興できないか、様々な皆さんとお話をしている。秋田県の工業技術・IT技術を結集して電気自動車を開発し、製造販売する企業の立ち上げも夢に描いている。実は他にも色々あって…。とにかく仙北・秋田を楽しい場所、夢が叶う場所にする作業に取り組みたい。
写真右上は天野荘平さん(潟上市在住:男鹿市菅江真澄研究会会長など歴任)、左上は男鹿市船越に建つ八竜神社。天野さんのお話しから、八郎太郎が田沢湖の龍神たつこに逢う旅路は、写真右下の八郎潟防潮水門付近から始まったことを知りました。
歩き出した八郎太郎は、先ず潟上市塩口の足洗いの井戸で足を洗い、自分の姿を水に映して身なりを整えました。その後、同市新関の菅原与八郎家に一泊目の宿を求めます。以来、できるだけ川辺沿いルートで秋田市、大仙市、仙北市を10日前後かけて歩いて田沢湖に到着し、たつこと一緒に冬を暮らしました。天野さんは長年の研究で、各地に伝わる八郎太郎の宿を特定していました。現存するお宅もあって…、私は興奮しています。
八郎太郎の道、歩いてみよっかなあ。
※地名・建造物などは現在の名称
※写真左下は滝平二郎さん画の八郎太郎
角館白岩の草彅さんからショートメール。「橋の渡り初め写真DVDができたので、ネギと一緒に角館庁舎に届けておきます」…。そのネギが美しくてびっくりしました。
ネギが美しいと思ったのは初めてです。一目で草彅さんのネギに心が高鳴りました。瑞々しくてパリパリで、白から緑のグラデーションが光って見えます。花のようです。それでネギを持って写真を撮りました。やっぱり綺麗です。でも構図が退職時のセレモニーだなぁ。
仙北市はネギの産地化が進み、消費者の皆さまに高い評価をいただいています。自慢の農産物です。少したって夜にまた草彅さんからショートメール。「魚焼き機で焼いて、マヨネーズ、七味かけたら美味いよ」。はい、美味しいです!。
今日の夕方、南秋田郡五城目町をお訪ねしました。渡邉彦兵衛町長、お時間をいただきありがとうございました。これで9月から始めた全県25市町村の訪問活動が終了です。
芸術文化活動とわらびの座応援ネットワークづくり、新・秋田旅の提案、県産車プロジェクト構想、㊙酒蔵再生計画、仙北市のご案内、これまでの在任御礼、これからの仙北市へのご協力ご依頼など、さまざまなお話しをして歩きました。お忙しい中お付き合いをいただいた市町村長の皆さま、職員の皆さま、本当にありがとうございました。
お土産もたくさん持ち歩きました。でも、持って行ったお土産より美味しそうな特産品をいただくことがあって…。そんな時、私はわらしべ長者の気分になれました。
仙北市男女共同参画チャレンジ賞を創設。第1回アワードは個人の部で坂本佐穂さん、また企業・団体の部で株式会社安藤醸造が受賞しました。おめでとうございます。
仙北市と仙北市男女共同参画推進委員会(西宮三春委員長)は、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現を目指し、多くの活動を展開してきました。同賞は、その活動が他の模範となる個人、企業・団体に贈られるもの。今年度が第1回です。受賞理由は下記の通り。
【個人の部 坂本佐穂さん】
平成13年度から現在まで、あきたF・F推進員。仙北市男女共同参画推進委員会で前会長。ワークライフバランスをテーマとしたフリーマガジン“Sぷれっそ”を発行。仙北市の活動推進に大きく寄与。
【企業・団体の部 株式会社安藤醸造】
長年、会社をあげて男女共同参画社会の実現に向け取り組む。社員の仕事と家庭の両立支援、特に男性社員の育児休業の取得を推進。平成25年度から“男女イキイキ職場宣言事務所”として県と協定。大きな成果を上げている。
※写真は、右から同委員会の西宮三春会長、株式会社安藤醸造の安藤まさこ取締役、坂本佐穂さん、自分。
子ども達と給食をいただきました。トロ~りチーズのハンバーグ、豚肉と野菜のみそ炒め、大根と具だくさんのお味噌汁…、あぁ、ウワサ通り仙北市の給食は美味しいです。
昨年度から新しい総合給食センターが稼働しています。それまで(旧町村の3施設)の給食センターは老朽化が著しく、また他市に米飯をお願いするなどの不具合が続いていました。これらを改善し新センターは最先端の安全対策を実現。栄養士さんや調理員さんの努力も実を結び、ますます給食は美味しくなったとのウワサを耳にして…。我慢できずに須田喬教育長に「給食が食べたいです」とお願いしました。
生保内中学校(布谷英司校長)で給食をいただきました。コロナ対策で距離をとりながら、生徒会の森春奈さん(生徒会長)、永井一花さん(〃副会長)、田口璃空さん(〃執行部)との会食は、ワクワクなお話しもたくさんで、楽しくて美味しい給食でした。ありがとうございました。
※お皿には仙北市を代表する花(サクラ・ミズバショウ・カタクリ類)が描かれています。
さつまいもが美味しい季節です。でも…、さつまいもを見ると思い出す忌まわしい事件があります。それは35年前、パリ・サンジェルマン通りの安宿で起こりました。
【お食事前には読まないでください】
飛び込みで宿泊交渉したホテル・スチュデオは自室にトイレがなく、同じ階の宿泊客がその階のトイレを共用するタイプでした。当時、パリ市内はアラブ系移民のテロ事件が頻発し、一時、私もスイスに逃げ出したくらいに緊迫していました。ですから旅行客も少なく、部屋は相部屋ですが一人で使うことができました。同じ階にはお隣りに可愛い金髪ショートの女の子が1人、他に毛むくじゃらの大男が1人、どこかの部屋で寝泊まりしていました。
さて翌朝、私は共用トイレに入ってビックリしました。太いさつまいもが便器に落ちています。どうしてトイレにさつまいも?…、いえ、良く見るとその物体はウ〇コです。毛むくじゃらには公共心がないのか、まったくフン慨しました。しかし、私が流すしかありません。そんな日が数日は続きました。
ある日の朝、チェックアウトしている毛むくじゃらを見かけました。ホッとしました。もう流さなくて済みます。そして翌朝、えっ?、どうして?、便器には、いつもの太いさつまいも…。
今日と明日、仙北市民会館で「北投石が結ぶ温泉提携10周年記念~台湾祭~」が開催中です。台湾映画「KANO」の上映や台湾料理のテイクアウト、抽選会などで台湾を満喫ください。
主催は仙北市国際交流協会。会場内には北投石が展示されているほか、台湾グッズ、写真展、温泉資料、台湾書道体験など、さらにタピオカミルクティー、台湾牛肉麵、葱油餅、ルーローハンなどのテイクアウトコーナーもあります。初日の今日は、台湾台北市・北投温泉と市民会館をライブ回線で結び、台北市温泉発展協会理事長の周水美さんに登場いただきました。周さんは「仙北市の玉川温泉と提携を結び、両市・両温泉の交流が続いて10年が経ちました。コロナの終息後に、また往来を復活させましょう」と話してくれました。また都内の台北経済文化代表所(台湾大使館)の謝長廷駐日代表が、「両市・両温泉の交流を礎にますますの発展をご祈念します」とビデオメッセージを寄せてくれました。
私はごあいさつで、「台湾が大好きです。親戚付き合いをいただく北投の皆さまに、コロナで2年間もお会いできなくて寂しいです。それで台湾料理を自分で作って懐かしんでいます。早く会いたいです」とお話をしました。
※14日未明に起きた高雄市のビル火災のお見舞い募金を始めます。募金箱は市役所庁舎などに設置予定です。市民の皆さんのご協力をお願いします。
写真は小坂町・赤煉瓦倶楽部のバニラソフトです。係の人が「アカシアの蜂蜜をかけますか?」と聞くので「おいくらですか?」と返したら、にっこり「サービスですよ」。
今日は、鹿角市、小坂町、北秋田市、上小阿仁村を順に訪ねました。連携して取り組んできた、例えば観光振興、誘致企業の情報共有、国道整備期成同盟会、秋田内陸線活動などで謝意をお伝えし、今後のご協力もお願いしました。特に国道105号の仙北市側・大覚野峠トンネル化事業は、県北の皆さんとの連携が事業化の原動力だったことは間違いありません。さらに秋田新幹線の防災トンネル事業を待つ声をたくさん聞きます。
県北部の皆さんにとって、大覚野峠のトンネル化は秋田新幹線をさらに活用しやすくしてくれるはず。そんなことを考え、それより3人でソフトクリームを食べて、なぜ私だけに蜂蜜をかけてくれたのか、それは私だけバニラだったからか…、そのドキドキ感と美味しさが後をひいた帰路でした。
※お会いいただいた皆さん、ありがとうございました。
秋田県の水瓶と言われるほど水資源が豊富な仙北市で、地元企業等が主体となって新たに設立した仙北水力発電株式会社(佐藤育男社長:写真上)が、今日2つの発電所を同時竣工させました。
1つは鶴の湯発電所(最大出力199㎾)、もう1つは小野草水力発電所(最大出力325㎾)です。その電気は地元企業等で優先活用され、また売電収益の一部は市に地域振興基金として提供いただけるシステムです。仙北市は国家戦略特区やSDGs未来都市指定を受け、2019年に地域新エネルギービジョンを策定しました。脱炭素社会の形成を目指し、クリーンエネルギーの導入に向けた様々な政策が加速しています。同社が進める濁沢第1・第2水力発電所計画では、仙北市も資本参加を行う予定です。
今日の竣工式では、発電所で使用するチェコ製の水車発電機(佐藤社長の横の青い装置)をご縁に、チェコ共和国駐日特命全権大使のマルチン・トムチョさんもご参列をいただきました。ありがとうございました。
玉川温泉と北投温泉(台北市)の温泉提携10周年事業・記念碑除幕式に出席。主催は仙北市国際交流協会(吉田裕幸会長)です。記念碑は十和田八幡平国立公園の玉川温泉地内に建立されました。
2011年8月19日、台湾・台北市政府市民大ホールで「北投石が結ぶ温泉提携協定書」締結式が行われました。秋田県の佐竹敬久知事と台北市の郝龍斌市長には立会人をお願いし、玉川温泉の関雅文社長、台北市温泉発展協会の周水美理事長、台北市産業発展局の陣雄文局長、そして私の6人で署名しました。当初は3月25日の締結式を予定していましたが、東日本大震災が11日に発災していったん延期。その後の日程調整を東京都内の台北駐日経済文化代表所(台湾大使館)にお願いし、馮寄台・駐日代表や代表所幹部の皆さんには本当にお手数をおかけしました。
あれから10年経過しました。仙北市は国家戦略特区の指定で台湾医師を招へいした国際交流の実証事業、温泉を核としたヘルスリゾート事業などを進めてきました。コロナ禍以前は、全国トップレベルで台湾との相互交流を重ね、台湾の皆さまとお付き合いが深まる度に、仙北市は新たな可能性を手にしてきたように思います。今日の記念碑除幕式は、仙北市の市民交流・国際交流の象徴的なできごと、同時に挑戦を続ける仙北市の旅の途中の一コマです。近い将来、必ず頻繁に台湾と秋田間で自由に往来できる日がきます。台湾との人事交流、姉妹校の学校間交流も盛んです。今できることを全力でやりましょう。
今日は、亡くなった高橋練三さん(初代仙北市国際交流協会会長)も参加していたと思います。練三さん、喜んでいるかな…。
※同10周年記念イベント「台湾祭」を開催します。皆さんのご来場をお待ちします。
・期日 10月16(土)~17日(日)
・会場 仙北市民会館
詳しくは市ホームページまたは各SNSで。
仙北市田沢地区の歴史を収蔵し、「田沢のミュージアム荷嶽館(かがくかん)」がオープンしました。これは見応え十分です。
場所は田沢交流センター内。田沢湖郷土資料館(平成29年閉館)で収蔵していた農具と生活具、閉校して15年以上経った田沢小学校・田沢中学校の歴史や歩み、昨年閉園した田沢幼稚園に関する資料など、3つのゾーンに分けて分かりやすく整理展示しました。昔から林業が盛んな土地がら、人材育成など教育に熱心だった地域の息づかいも感じられるような、そんな工夫された見せ方で楽しく学習できます。
当館の整備にあたり、田沢財産区から多大な財政支援をいただきました。また北浦史談会、田沢地域運営体からのご指導とご協力に助けられました。ありがとうございました。
※荷嶽館:田沢小学校の前身「荷嶽学校」に由来する名称。
食文化あきた考(あんばいこう著 無明舎)によると、納豆に砂糖を入れる食習は北海道や東北各地、新潟、沖縄などにあるそうです。どことなく背徳感のある食べ方です。
でも、この食べ方が実はコロナ対策で注目されていることを知りました。秋田県の中でも、特に県南部は砂糖を入れて食べる人が多いと思います(私もそうでした)。最近の研究成果で、砂糖を入れると納豆菌の活動が活発化し、納豆キナーゼが増え、結果的に免疫力を高める効果が期待できるとの報告があります。コロナの感染対策で食生活の見直し、中でも発酵食品が話題です。砂糖入り納豆を食べるムーブメントが秋田県南から起こるかも知れません。
明日の朝は、久しぶりに砂糖入り納豆を食べて出勤しようと思います。
昨日の選挙結果で、仙北市は10月30日から新市長に田口知明さんをお迎えします。その準備を始めるよう、朝一の庁内部長等会議(リモート会議)で指示を出しました。
私は、「新市長と新県議会議員が決定しました。田口・新市長は51歳と若く、民間企業人からの着任で行政経験がありません。その強みを発揮いただきながらも、行政のプロフェッショナルの皆さんはしっかり新市長を支え、市民と交わした公約の達成に向け最大努力を傾注してください。先週は、財政課と第1回・来年度予算打合せ会議を開催しました。しかし新市長が確定した後、新市長の意向をできる限りくみ取り、これを反映させた新年度予算とすることが重要だと指摘し、今週から対応を始めて欲しいことを副市長や総務部長にお願いしています。皆さんにも十分な配意をお願いします」とお話をしました。
この会議の後、当選証書交付式で来庁した田口知明さんが市長室に立ち寄ってくれました。私も29日まで積み上がった課題の幾つでも改善を進めて、新市長の負担を少なくできるよう頑張ります。
10日投票の仙北市長選挙と県議会議員補欠選挙の結果です。最終投票率は市長選挙が68.31パーセント、県議会議員補欠選挙が68.37パーセントでした。
開票は中川コミュニティセンター。開票作業は20時30分スタートでした。確定得票数は発表順に次の通り。
《県議会議員補欠選挙》
髙橋豪さん 8,242
田口寿宜さん 6,642
《仙北市長選挙》
田口知明さん 7,031
佐藤雄孝さん 6,246
高久昭二さん 1,441
私の住む仙北市西木町は栗が有名です。そこで地元食材でモンブランケーキを焼きました。台座は米粉マフィンで、卵は近所の養鶏場から、栗はもちろん西明寺栗です。
でも…、次回はさらに地元食材を調達したいと思います。地元産牛乳で生クリームとバターを作ったり、ラム酒の代わりに山葡萄ワインを、トッピングに使う栗の光沢は、地元養蜂家から蜂蜜を分けてもらいます。どこよりも安全で、どこよりも美味しくて、100パーセント仙北市産の最強モンブランケーキです。
皆さん食べたくないですか?。
※10月10日は市長選挙・県議会議員補欠選挙の投開票日です。投票をお忘れなく。
上の写真は、旧角館庁舎解体工事のバリケード塀内部。整地作業がほぼ終わり、来週13日からの囲い撤去作業が済めば、火除け(ひよけ)全景が見渡せるようになります。
角館は南北に長い町割りで、その中央に火除けと呼ばれる防火広場がありました。この広場をはさんで北が内町(武家町)、南が外町(町人・商人町)です。城下町の歴史を伝える文化遺産ですが、この広場の上に昭和36年、角館町役場の庁舎が建設されました。当時も火除けを守りたいとの意見があったようです。近年、角館は重要伝統的建造物群の指定、ミシュラングリーンブックでの星の獲得、お祭りはユネスコ無形文化遺産の登録などが続き、歴史的な町並み再生と保全に向けた社会ニーズが増しています。昨年12月の新角館庁舎の完成、そして今回の旧庁舎の解体終了で、火除け復元の物理的な障害は無くなりました。
今春、仙北市景観づくり市民会議(島崎辰雄代表)から、景観形成重点地区と火除けの景観に関する上申書をいただきました。市役所のプロジェクトチーム、市民間の議論はさらに加速します。60年来の思いを叶える時がいよいよ近づいています。
※写真上は現状、左下は工事期間中の状況、右下は旧角館庁舎
10月11日(月)、田沢湖レイクリゾートに北東北初のグランピングフィールドがオープンします。アウトドアのsnow peakと建築家の隈研吾さんのプロデュースで…。
設置されたモバイルハウス「住箱~jyubako~」は本当に魅力的な空間です。周辺は秋田駒ヶ岳、田沢湖、多彩な温泉郷、角館…。この恵まれた自然の中で、あなただけの時間をお楽しみください。詳しくは天然温泉田沢湖レイクリゾートへ。
仙北市は、ポストコロナの新しい旅のカタチ・野外活動を応援しています。
株式会社ツムラ(本社:東京都港区)から感謝状をいただきました。仙北市の生薬生産は高い評価です。市薬草生産組合の皆さん、ありがとうございます。
医療用漢方薬市場で8割以上の圧倒的シェアを誇るツムラと、10年ほど前からお付き合いをいただいています。お世話になるバスクリンを通じて本社を訪ね、仙北市内での生薬栽培をお願いしました。その後の動きを支えたのが市薬草生産組(佐々木英政・組合長)です。組合の皆さんはツムラの高品質で安全な薬草栽培技術を熱心に学び、市は細やかですが財政支援を続けました。おかげで今では県内随一の生薬生産地に成長しています。
現在、市内のシャクヤクなど作付け面積は約10ヘクタール。薬草生産組合の佐々木組合長は、「稲作作業とはあまり重複しないし、薬草が域内雇用や農家所得に有効なことも分かりました。今後さらに栽培を拡大したいと思います」と話しています。皆さんのおかげ様です。
県道白岩・角館線の大威徳橋(155m)が竣工。渡り初めの先頭は3世代のご夫婦が同居する相馬さんご家族(写真)です。その相馬さんの子ども達を見て、いろんなことを考えました。
「急に熱が上がって、お父さんお母さんに連れられて病院に駆け込む時…」、「高校生になったら自転車通学で、気になる子にドキドキしながら横でペダルをこぐ朝…」、「会社の仕事がうまく行かなくて、同僚と酒を飲んで帰るタクシーが…」、「先方のご両親に上手く話しができずに、もどかしさで心がいっぱいになった夜…」、「お父さんとお母さんになって、誇らしく相馬家に新しい家族を抱いて帰る車で…」などなど。この後、子ども達の人生を彩る物語が、家族で歩き初めした橋の上でずっと起こって、そして橋がずっと見守ってくれる…、工作物の橋が家族のような存在に思えてきて不思議です。
私はごあいさつで、「県議時代に橋の掛け替え計画に加わり、市長職が1ヶ月をきった今日は竣工式に参加させていただきました。この橋を渡る皆さんの物語が、幸せの多いことを心からご祈念します」とお話をしました。
仙北市の蕎麦が美味いと、皆さんからお褒めをいただきます。きっと地元産の蕎麦だからです。中でも貴重な品種がヒマラヤ原産の高嶺ルビー。この赤い花のライトアップが始まりました。
「赤そば畑のライトアップ」は今月1日から。場所は仙北市田沢湖生保内浮世坂、グランマート田沢湖店の向かいの赤そば畑です。ライトアップ時間は17時から22時ごろ。食べても観ても感動する高嶺ルビーです。駐車場は田沢湖病院正面駐車場をご利用ください。もちろん3密回避、マスク着用などコロナ感染対策をお願いします。
日中だったら、秋田内陸縦貫鉄道の松葉駅周辺でも高嶺ルビーを観ることができます。生産者など関係の皆さん、ご協力ありがとうございます。
朝日の中、畑でもってのほか(食用菊)を摘みました。炊き込みご飯でいただきます。今日は市長選挙と市議会補欠選挙の告示日。紫の菊の花言葉は、勝利、真実、夢が叶うと…。
全ての候補者の皆さま、市民の皆さまの夢を叶えるスタートの日です。秋田県議会の補欠選挙も始まっています。特別な朝なので、特別な朝ご飯にしました。食用菊の花言葉は見つけることができませんでしたが、紫の菊の花言葉は「恋の勝利、夢が叶う」。恋はともかく勝利は重要です。その他の菊の花言葉を見ると、真実や高潔などもありました。特別な朝の花言葉としては、全体で合格点にしましょう。
どうかご無事で、それぞれの思いを叶えることができますように。
仙北市役所の30代男性職員が、新型コロナウイルスに感染しました。9月30日から発熱があり、昨日に医療機関を受診し陽性が判明しました。
当該職員は市民と接する窓口業務は担当していません。感染した職員の関係職場内で、必要な箇所については10月1日に消毒を実施しました。仙北市役所の各庁舎では業務中はマスクを着用し、業務カウンターには飛沫防止用のアクリル板を設置するなど対策を徹底しています。
個人情報保護の観点から、感染した職員やその家族、関係者等が特定されないように特段のご配慮をお願いします。皆さまにはご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません。
※写真は米国アレルギー感染症研究所画像
秋田弁護士会のリモート勉強会で、県議時代に取り組んだ消費者を守る県条例案を紹介しました。コロナ禍で通販被害が増加している中、やっぱり有効なルールが必要です。
政府は特定商取引法を改定し、今年7月6日以降は商品等の即処分を可能にしました。消費者庁では「一方的な送りつけ行為への対応3ヶ条」を発表し、①商品は直ちに処分可能、②事業者から金銭を請求されても支払い不要、③誤って金銭を支払ってしまったら相談(ホットライン188)を呼びかけています。今から15年ぐらい前、秋田県議会では超党派有志がプロジェクトチームをつくり、消費者が望まない商行為を禁止する県条例の制定を目指しました。自民党会派から津谷永光さん、小田美恵子さん、平山晴彦さん、近藤健一郎さん、みらい会派から瀬田川栄一さん、三浦英一さん、社民党会派から石川ひとみさん、公明党会派から田口聡さん、会派いぶきから私の9人がメンバーでした。
当時も欧米が先進的で、カナダやアメリカの法律を研究し現地も視察しました。消費者が登録した電話番号に勧誘電話をかけてはいけないドゥ・ノット・コール規制、ステッカーを貼ったり登録済みの家で訪問販売してはいけないドゥ・ノット・ノック規制など、あの時に制定できなかった県条例案も、改めて検討する価値があると思います。