2021年10月4日月曜日

この橋を渡る物語


 県道白岩・角館線の大威徳橋(155m)が竣工。渡り初めの先頭は3世代のご夫婦が同居する相馬さんご家族(写真)です。その相馬さんの子ども達を見て、いろんなことを考えました。

 「急に熱が上がって、お父さんお母さんに連れられて病院に駆け込む時…」、「高校生になったら自転車通学で、気になる子にドキドキしながら横でペダルをこぐ朝…」、「会社の仕事がうまく行かなくて、同僚と酒を飲んで帰るタクシーが…」、「先方のご両親に上手く話しができずに、もどかしさで心がいっぱいになった夜…」、「お父さんとお母さんになって、誇らしく相馬家に新しい家族を抱いて帰る車で…」などなど。この後、子ども達の人生を彩る物語が、家族で歩き初めした橋の上でずっと起こって、そして橋がずっと見守ってくれる…、工作物の橋が家族のような存在に思えてきて不思議です。

 私はごあいさつで、「県議時代に橋の掛け替え計画に加わり、市長職が1ヶ月をきった今日は竣工式に参加させていただきました。この橋を渡る皆さんの物語が、幸せの多いことを心からご祈念します」とお話をしました。

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