2017年10月30日月曜日

吉田集落のワラ人形づくり


 日曜日、仙北市西木町桧木内の吉田集落(37軒)でワラ人形づくりがありました。場所によってはお仁王様とか鹿島様とか、いろんな呼び方があるようです。集落の疫病退散や五穀豊穣を願い、毎年この時期に作り替える恒例行事です。

 あいにくの雨模様の中、集落の代表者が集まって2時間ほどかけて作ります。場所は集落の礎前神社(いそざきじんじゃ)です。昔は稲刈りが終われば、新しいワラが豊富に手に入りました。でも今はコンバインでの収穫に変わり、あえて稲を裁断しないでワラを確保する手間がかかっています。それに工程全般がワラ細工の集大成みたいな作業で、技術の伝承も心細いと言っていました。仙北市内のどこでも同じお話を聞いています。

 ワラ人形づくり、途絶えさせたくない文化です。集落内の共同作業もだんだん消えています。この現実を時代の流れと割り切ること、できません。

「地域輝き表彰」に鈴木定平さん



 仙北市には、縁の下の力持ちで地域づくりに貢献する皆さんに感謝の思いを伝える「地域輝き表彰制度」があります。今年の受賞者は4人。このうち、昨日は西木町上桧木内の鈴木定平さんを表彰させていただきました。


 場面は桧木内小学校の学習発表会。鈴木さんは、平成18年7月設立の内陸線(秋田内陸縦貫鉄道)を守る会初代会長として、以降8年間にわたり多くの活動に取り組んできました。存続に向けた署名活動、乗車推進看板の設置、企画列車の運行(愛のり列車などでは成婚カップルも誕生!)、第1回全国高校生地方鉄道交流会などなど、乗車促進や観光振興に大きな足跡を残しています。


 この後も、地域を元気にする活動をよろしくお願いします。ありがとうございます。

2017年10月28日土曜日

澄清湖・田沢湖の姉妹湖締結30周年


 1987年11月4日、澄清湖(台湾高雄市)と田沢湖が姉妹湖締結を交わしてから30年の月日が経ちました。昨日はその式典と祝賀会(会場は駒ヶ岳グランドホテル)を開催、台湾側の出席者33名を含め、100名を超える皆さんに参加をいただきました。

 姉妹湖締結の根っこには、冬季の田沢湖観光を振興する目的があったそうです。吉田淳二さん(旧田沢湖町商工会会長)の肝煎りでその手法を探るシンポジウムを開催し、パネリストで参加した加瀬英明さん(外交評論家)が姉妹湖の締結を提案、同じくパネリストで参加した渡部亮次郎さん(一般社団法人国際平和戦略研究所元理事長)、台湾駐日経済文化代表処の皆さんなど、多くの方々のご尽力で世界初の姉妹湖締結は実現しました。昨晩は吉田さん、加瀬さん、渡部さん、駐日代表処の皆さんにも出席をいただくことができました。ありがとうございました。

 それから30年、高雄市民とは毎年のように相互交流を続け、さらに2011年には温泉協定(台北市北投温泉と玉川温泉)、2015年には姉妹校連携(台湾国立師範大学高級付属中学と角館高校)、そして現在はマラソン交流(台湾高雄マラソンと田沢湖マラソン)を行っています。秋田県内で最も多く台湾からの観光客をお迎えしている仙北市ですが、澄清湖と田沢湖の姉妹湖締結がその第一歩になったことは間違いありません。
 ただただ先達の皆さんに感謝です。

2017年10月26日木曜日

東北市長会と「母に捧げるバラード」



  昨日は山形県鶴岡市で開催の東北市長会に出席。ここで全国市長会の松浦正人会長(山口県防府市長)から聞いたお話しが、とてもショッキングな内容でした。


 松浦会長は、「私が会長職を拝命してから14ヶ月が経ちました。この間、全国の市長さん方の6人が頓死しました。また家に帰ったら奥様が亡くなっていた市長さんが2人います。ゆっくり家人と会話する時間もないうちに、こんな人生の閉じ方をしている現状です。皆さんは市民の生命と財産を守るために命がけの仕事をしています。でもそれは、生きていればこそ、ですよ」と。
 さて、市長会は3分科会に分かれて議論を行いました。私が参加した厚生関係分科会では、「地域医療の充実と医師確保対策」や「地域の社会保障基盤の充実・強化」を国に要望することに決めました。
 それにしても…。



 昔、武田鉄矢さんが歌っていた「母に捧げるバラード」を思い出しています。次のような歌詞です。


 遊びたいとか、休みたいとか、
 そんなことおまえ、いっぺんでも思うてみろ。
 そん時ゃ、そん時ゃ、テツヤ、死ね!。
 それが人間ぞ。それが男ぞ。


2017年10月25日水曜日

ツアー先に仙北市を決定いただきました


 米国ザンテラ・パークス&リゾートのウィンドスター・クルーズ社から、ジェームズ・グリフィス船長(兼配船統括責任者)をお迎えしました。商談の結果、同社が所有するクルーズ船が秋田港に入港した際、そのオプションツアー先に仙北市を決定いただきました。

 先週は同じ場所(市立角館樺細工伝承館)で、同じく世界的な豪華客船運営会社ホーランド・アメリカライン社と商談しました。その時は確約をいただくまで話を詰めることができず、悔いが残っていました。しかし今回は責任者から約束を取り付け、固く握手もできました。2019年4月~5月のオプションツアーは確実視して良いと思います。

 東北経済連合会、東北観光推進機構、東北運輸局、秋田県、そして(株)海事プレス社など、多くの皆さんのご配慮に心から感謝を申し上げます。

2017年10月24日火曜日

クニマス1尾が亡くなって思うこと



 先週19日、田沢湖クニマス未来館で飼育していたクニマス5尾のうちの1尾が亡くなりました。性別はメス。おなかの中に卵を抱えていました。


 このメスは全長24㎝、体重が114gの3歳魚です。9月末から婚姻色となり、注意深く飼育・観察をしていました。病変等は見られなかったことから、成熟に伴う衰弱によるものと推測しています。死魚は冷凍保存して山梨県に返却する予定です。同館の大竹敦館長は、「大変残念なことです。しかし未来館の展示水槽でクニマスが成熟できることが判明した側面もあり、クニマスの里帰りを進める貴重な手がかりです」と話しています。同館で飼育している他のクニマス、また北秋田市の秋田県内水面試験池のクニマスに、現在のところ成熟の兆候はありません。補充については秋田県と協議中です。


 山梨県から秋田県に移住し、“新居”で約3ヶ月暮らして亡くなったクニマス。おなかに卵を抱えていたことを考えると、故郷で里帰り出産をしたかったのかなあ…と。あなたの死を絶対に無駄にはしませんよ。

2017年10月23日月曜日

台湾国立師範大学附属高級中学から修学旅行団


 平成27年10月14日、台湾国立師範大学附属高級中学と秋田県立角館高校は姉妹校提携を結びました。以降は毎年両校間で交流事業が行われています。そして今日は、同高級付属中学から25人の修学旅行団をお迎えしました。

 写真は西木温泉クリオンでの歓迎会。今晩はクリオンに宿泊し、角館高校との交流事業は明日です。子どもたちがお互い伝統芸能を披露し合ったり、調理実習やまち歩き、茶道体験などで交流を深めます。さらに明日の夜は市内の農家民宿に分泊します。たくさん楽しい思い出をつくって欲しいなあ…。

 みんなガンバレ!

台風21号について



 今朝現在、仙北市内の数カ所では倒木や電柱の傾き、空き屋の屋根の破損などが発生しています。市内小・中学校は全校休校です。河川の水位は心配するレベルではありません。しかし今後の変化には十分なご注意をお願いします。


 午前3時23分に暴風警報、午前5時41分に大雨注意報が発令されています。台風の北上に伴い、風雨が強くなると思われます。今日の正午から午後3時頃までは、大雨にご注意ください。引き続き風雨に関する警戒を継続します。午後6時ぐらいからは風雨ともに落ち着くと見積もっています。


 市民の皆様のご協力をお願いします。
※写真はyahoo天気・災害(今朝7時45分発表)

2017年10月22日日曜日

再びクルーズ船のオプションツアー誘致で



 写真は、世界で大人気のクルーズ会社ホーランド・アメリカライン (Holland America Line)で、客船配備と旅行行程の統括を務めるダーク・ヴァン・デラーデットさん。今日は田沢湖と角館をご覧いただき、夕方に市立角館樺細工伝承館で会見しました。


 同社は、アメリカのシアトルに本拠を置くクルーズ会社。秋田港入港後の県内オプションツアー候補地を視察する中、仙北市に立ち寄っていただきました。ダークさん、雨で少し残念そうだったので、「田沢湖の守り神たつこは龍神様です。たつこは水神様ですから、雨はおもてなしの証です。今日はにハンサムなダークさんを歓迎して雨を降らせたんです」とお話しすると、とても喜んでくれました。またダークさんは、「角館の町並みが本当に美しくて、ぜひ桜の季節や紅葉の季節を皆さんにお見せしたいと思います。でも2018年まではスケジュールが決まっていて、入港はそれ以降です」と話していました。


 地域経済に大きな波及効果が見込めるクルーズ船のオプションツアー。今後も誘客活動を継続します。

2017年10月21日土曜日

仙北農業賞が決定、そして産業祭スタート


 仙北市産業祭がスタートしました。会期は明日22日まで、場所は神代市民体育館と駐車場です。テープカットに先立ち、開会式で小玉均さん・高橋勉さん・伊藤則夫さんに仙北市農業賞を、また産業祭に出品いただいた皆さんに褒賞授与を行いました。

 仙北市農業賞は昨日からスタートした表彰制度です。農業賞を受賞した皆さんには、事業導入の際の補助率アップなど特典があります。今夏受賞した児玉さんは稲作のプロ、高橋さんは園芸のプロ、伊藤さんは畜産のプロです。今後とも仙北市農業の指導者として後継者育成にご尽力をお願いしました。
 また産業祭の各部門1等賞受賞者は以下の通りです。
・第1部(水稲・豆類・雑穀) 

   佐藤一也さん(玄米)
・第2部(特用林産物・果実・苗木・花き)

   青柳忠明さん(シイタケ)
・第3部(野菜・いも類)

  ★若松金男さん(ほうれん草)ほか
  ★藤原晴夫さん(馬鈴薯)
   佐藤治栄さん(さやえんどう)
   千田光琉さん(牛●)
   新山良和さん(キャベツ)
   高橋節子さん(玉ねぎ)
   藤川栄さん(山の芋)
   田中弘正さん(ねぎ)
   菅原清康さん(白菜)
   青柳忠明さん(ブロッコリー)
・第4部(食品加工) 

   千田ミワさん(長いもおやこ)
・第5部(葉たばこ)

   門脇政広さん(葉たばこ)
・第6部(工芸品・手芸品)

  ★冨木真喜子さん(籐細工籠)
※★印は市長賞


 野菜部門などで昨年と比べ100点近く出品物が増えました。天候に苦労した一年でしたが、市民の皆さんの産業祭を盛り上げようと言う思いに心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。

2017年10月20日金曜日

旧角館高女・角館南高校の記念碑建立



 昭和3年の角館高等女学校から始まり、昭和23年に学制改革で角館南高校へ改組、そして平成26年に統合角館高校となった角館南高等学校。その歩みを後世に継承するため、旧角館高女・角館南高校の記念碑が建立されました。


 記念碑には、次のような歴史が刻まれています。
・昭和 3年3月 秋田県立角館高等女学校設置認可
・昭和 3年4月 火除公会堂を仮校舎に開校・入学式
・昭和 3年4月 新校舎この地(小館)に新築・翌年落成式
・平成23年4月 学制改革にて県立角館南高等学校
・昭和26年4月 統合で県立角館高等学校と改称・本校を南校とす
・昭和27年4月 分離独立し校名を元に戻す
・昭和46年2月 校舎改築落成記念式典
・平成26年4月 統合角館高等学校この地で開校
・平成27年4月 全日制課程細越の新校舎に移転



 角館に高等女学校ができたのは、地元の皆さんの女子教育にかけた情熱、そして建設に向けた多くの資金提供があったからです。今回の記念碑建立も、角館高等学校駒草同窓会が中心になり、多くの賛同者がいて実現しました。文教の地は今も健在です。

2017年10月18日水曜日

樺細工伝統工芸展で鈴木保さん県知事賞


 昨日の午後、第45回樺細工伝統工芸展の審査会がありました。樺細工(かばざいく)は美しい山桜の樹皮を使った伝統工芸です。今年は鈴木保さんが最高賞の県知事賞に輝きました。工芸展は明日19日から25日まで、角館樺細工伝承館で開催します。皆さんご来場ください。

 審査は伝工品と一般の2部門で競い合われます。伝工品は茶筒や小箱、煙草入れなど昔ながらの生活用品、一般の部は自由なデザインや使い方の作品が多く、どれもとにかく美しい品々です。今年のテーマは「つぼみ」でした。様々な解釈があって面白く、私の場合、審査判断は「好み」になってしまったかも…。
 各賞は次の通りです。

秋田県知事賞 鈴木保・作 茶筒「蔵」
東北森林管理局長賞 福井正人・作 茶筒
仙北市長賞 米沢研吾・作 茶入
(財)伝統的工芸品産業振興協会賞 佐藤大・作 茶入
秋田県伝統工芸品等産業振興協議会長賞 福井正人・作 茶筒
秋田県議会議長賞 角館工芸協同組合・作 創作仏壇
仙北市議会議長賞 (株)秋田銘商・作 流紋花瓶 
角館町観光協会賞 (資)経徳製作所・作 総桐カラクリ引き出し
仙北市商工会賞 (株)八柳・作 花器
角館町樺細工振興育成協会長賞 (有)冨岡商店・作 オリジナルプレート
田口鉄蔵賞 鈴木保・作 抹茶入れ「蔵」
秋田魁新報社賞 三浦勇・作 茶筒
NHK秋田放送局賞 木元明彦・作 抹茶入(つぼみ)
ABS秋田放送賞 米沢研吾・作 茶入
AKT秋田テレビ賞 (資)経徳製作所・作 新茶托新銘々皿セット
AAB秋田朝日放送賞 角館工芸協同組合・作 ディフューザースタンド

2017年10月17日火曜日

公約を予算に盛り込む作業がスタート



 朝から各庁舎で市長訓示。お昼は市財政課と翌年度予算編成方針の策定作業を行いました。市民の皆さんと約束した公約を実現するための協議です。

 市長訓示で、私は「今回の選挙戦で、市民の皆さんの“今”を垣間見ることができました。本当に重要なご意見をたくさんいただいています。職員の対応で申し訳ない事案もたくさんありました。これらを反省し、改めて、市民に寄り添い、市民の役に立つ市役所づくりに本気で取り組みましょう。市民生活を守り、人を育て、まちを育て、無い物ねだりではない、先ず足下にある資源を高度活用しながら、地場産業の活力づくりに取り組みましょう。住んで良かった、住みたいと思ってもらえる、そんなまちづくりに最大の努力をお願いします」と呼びかけました。

 市民の皆さん、どうかご協力をよろしくお願いします。

2017年10月16日月曜日

新たな決意で公務再開!



 選挙戦が終わり公務を再開しています。期間中は皆さんから多くのご意見をいただきました。ありがとうございました。


 これまでの2期8年、本当に多様な対応課題があって、高速道路をスピード違反で走ってきた感覚です。でもこれからの4年は、じっくり市民の皆さんと一緒に毎日を過ごしたいと思っています。自分が変われば役所も変わる、まちも変わる、変化は進化…、そんな思いを胸に初登庁しました。また仙北市選挙管理委員会の佐藤透・委員長から当選証書をいただきました。「先ず健康に留意し、希望ある仙北市の発展に尽力されるようご祈念します」と佐藤委員長。はい、頑張ります!。


 また今日から、新たな決意で「ひと育て・まち育て」です。

2017年10月6日金曜日

田沢湖再生に向けて



 先日開催の日本陸水学会・田沢湖大会では、湖沼再生と水環境保全に取り組む研究者の皆さんから、重要な提案を多数いただきました。ありがとうございました。昨日は、同学会に参加した工学博士の一瀬諭先生(琵琶湖環境化学研究センター)から、次のようなメールがありました。


 「学会時、田沢湖岸や湖中の数地点でプランクトン調査をしました。沖帯には殆どプランクトンはいません。しかし、クニマス未来館周辺で水草が残っているようなところには、プランクトンが多く観察されました。水質→植物プランクトン→動物プランクトン→ベントス(底生生物)→ネクトン(魚類)のサイクルがとても重要です」とのご指摘です。また、「田沢湖全体の水質改善は時間がかかりますが、日光が届いて微生物が育つ浅場環境の見直しは、今後、生態系を確実に自然な形で回復・複雑にして行くと確信しいます」とのこと。嬉しいお話です。


 田沢湖再生に向けた研究者の輪がどんどん広がっています。研究者の皆さん、市民の皆さん、県や国、関係民間企業などで取り組みを続ければ、きっといつの日か、魚介類が豊富だった田沢湖の再生が叶うと信じています。

2017年10月4日水曜日

角館で全国京都会議


 角館交流センターを会場に、第33回全国京都会議がスタートしました。会期は明日までの2日間。京都会議は、全国の小京都や京都ゆかりの市町、それに京都市などが核になり、昭和60年に発足しました。角館での開催は平成7年以来の2回目です。

 現在は46団体が加盟していて、今回はこのうち20団体が「みちのくの小京都」に集まってくれました。主な議題は京都会議や各団体の活動報告です。私は歓迎のあいさつで次のような提案をしました。「外国人観光客にとって京都は憧れの観光地です。でも全国には京都とはまた一味も二味も違う小京都があります。ちょうど四国88ヶ所を巡るお遍路さんのように、全国46ヶ所を回る小京都ツアー(エクスカーション)を商品化できないでしょうか。地球規模で観光客が動く現代ですから、日本国内を縦断するツアーの距離感はさしたる問題ではありません」と…。

 人が動けが経済循環は起こります。どちら様か具体に商品化を検討いただければ幸いです。

白岩地域運営体の原木マイタケ栽培



 仙北市の白岩地域運営体(会長:菅原秀俊さん)は、地域の特性を活かした産業振興事業で、平成25年から原木マイタケ栽培に取り組んでいます。大自然の中で育った原木マイタケは肉厚で風味も強く、シャキシャキとした食味が絶品。3年前から学校給食でも活用が始まりました。


 昨日は、この原木マイタケの栽培普及促進研修会があり、私も参加をさせてもらいました。菅原会長のあいさつと経過報告が終わると、さっそく食味会です。先ずマイタケ料理のバリエーションにビックリ。お鍋、和え物、蒸し料理、天ぷら、炊き込みご飯…。本当にマイタケ三昧です。菅原会長は「原木栽培なので収穫期間は限られます。しかしマイタケは保存することでうま味が増す食材ですので、多くの皆さんに食べてもらいたいと思います」と話していました。


※地域運営体:平成22年から始まった市独自の制度です。市内全地区(9地区)でそれぞれ設立されています。地域特性を活かし、自主的に地域課題の解決や所得向上、生活基盤の整備、文化の継承などに取り組んでいます。

2017年10月3日火曜日

市民の皆さんと「人育て・まち育て」



 先月9月20日、仙北市は12歳の誕生日を迎えました。人に例えると小学校6年生で、来年は中学校に入学します。同じように仙北市も毎日成長しています。可能性に満ちた若い仙北市を、市民の皆さんと一緒に育てたいと思っています。


 抱えた課題と手がけた仕事に答えを出す4年間です。第一に市民の皆さんの生活向上を掲げ、そして可能性に満ちた仙北市を拓く思いで、活動テーマは「今を生きる。そして、明日へ」としました。すぐにでも取り組みたい政策、市民の皆さんからの改善要望は幾つもあります。でも、実行する財源の確保がなければ、それは夢物語で終わってしまいます。今後は国からの仕送り(交付税など)がますます減少します。この状況を見越し、仙北市は地道に財政再建に取り組んできました。借金の返済や人件費の抑制を続けてきましたが、今後は公共施設の在り方を見直し、維持補修費等の軽減化を進めます。また、成果の出ない補助金などは改廃します。民間委託がサービス向上となる業務は移転します。市民の皆さんからいただいた税金は、1円も無駄にしません。


 そして、何より大切な視点は人材の育成です。次の仙北市を背負ってもらえるよう、若者や女性の活動に最大支援します。人口減少を嘆くばかりでは市の存続は叶いません。やれることは何でもやりましょう。様々な場所と場面で、市民の皆さんと意見交換しながら市内を遊説したいと思っています。

2017年10月2日月曜日

JTB東北の来年度採用予定者をお迎えして


 来年度にJTB東北へ入社予定の皆さんをお迎えしました。皆さんは今日の午前、仙台本社で森吉弘・同社代表取締役社長から訓示を受け、その後に秋田新幹線で仙北市入りしたもの。さすが超人気企業はスピード感が違います。

 角館に到着後、皆さんは秋田内陸縦貫鉄道で阿仁合駅へ移動。吉田裕之・同社代表取締役社長、門脇富士美・星雪館代表、佐藤朋紀・仙北市国際交流推進室長と面談、その後は私のお話にもお付き合いをいただきました。私は「仙北市の観光課題の一つは滞在時間の短さです。入込数が同程度の函館市は夜景があるので宿泊者数も多く、経済効果は莫大です。仙北市も宿泊者を増やす作戦を検討中です。春の夜桜観光は可能性が高いと考えています。そして夜のまちの散策です。実現したら送客商品の造成と販売をお願いします」と…。

 観光事業は交流人口の拡大に欠かすことができません。若い皆さんには、もっともっと仙北市や秋田県の魅力を知って欲しいと思います。皆さん頑張れ!。

子ども達が各地の駅伝大会で大活躍


 先月24日に開催の全県中学校駅伝で、角館中学校が女子チーム2位、男子チーム5位とアベック入賞を果たしました。また今月1日に開催のふるさとあきたラン!男鹿大会は、初めて市部6位入賞となりました。子ども達の頑張りが原動力だったようです。
        
 写真は、全県中学校駅伝の報告に来てくれた角館中学校の皆さん(佐藤里緒さん・高橋弘翔さん・千葉洸之介さん)。角館中学校は陸上部がなく、3人とも陸上シーズン以外ではバスケットやサッカーの選手です。駅伝の好成績は、毎日7時からの朝練と放課後の本練で、徹底的に走り込みをしたからなんだそうです。そんな努力があって、高橋さんは男子5区・区間賞ランナーに、また、女子チームは11月初旬の東北大会に出場します。ますますガンバレ!。


 ところで、1日に開催のあきたふるさとラン!男鹿大会は、佐藤さんが中学女子、千葉さんが中学男子で出場しました。その他にも市内各小中学校、角館高校から出場した選手が元気いっぱいの走りをしてくれたそうです。参加をいただいた子ども達、一般男女・壮年の皆さん、ありがとうございました。

2017年10月1日日曜日

日本陸水学会82回大会の公開講演会を開催



 9月29日から始まった「日本陸水学会82回大会」(主会場:駒ヶ岳グランドホテル)で、全国から200人の研究者が仙北市に集っています。湖沼の再生や水環境の保全など第一線で活躍する皆さんです。そのフィナーレ事業が、本日午後1時からの公開講演会になります。会場は生保内小学校体育館、入場無料です。多くの皆さんのご来場をお待ちします。

中学生選手権で角館中が最優秀賞


 昨日は、秋田魁新報社と共催した「さきがけin仙北」の初日。文字通りたくさんの発見と感動がありました。一時的に雨が降ったこともあり、屋内(思い出の潟分校など)で開催した「仙北活性化中学生選手権」、「山の分校コンサート」などが人気でした。

 「仙北活性化中学生選手権」は、市内の中学校5校が地元企業を訪ねて研究を深め、企業や市の活性化策をまとめて披露する競技会です。厳正な審査の結果、角館歴史村・青柳家に角館中学校が提案したヒストリップ体験型歴史旅(ヒストリーとトリップを合わせた造語)が最優秀賞を受賞。また、わらび座に芸術村パーク&ステージなどを提案した神代中学校、藤原養鶏場に田沢湖高原地鶏・田沢コケッコーの開発と卵料理などを提案した西明寺中学校、県南ケアシステムにSNSの活用と高齢者の活躍の場づくりなどを提案した桧木内中学校、鶴の湯温泉に自然を活かし地元を活かす温泉づくりなどを提案した生保内中学校が、それぞれ優秀賞を受賞しました。どれもワクワクする提案でした。

 続いて開催した山の分校コンサートは、地元の音楽家を中心に気持ち良い音があふれました。音楽劇「クニマスの色はいのち色」には涙が込み上げました。
 今日も盛りだくさんの事業が行われます。雨も上がりました。皆さんでお越しください。