全力で仙北市を前に、そしてもっと良質な自治体に変革したい、この思い一つで毎日を過ごしています。市のホームページや広報、それぞれの会議やまちづくり懇談会などはもちろんですが、ご覧いただける方々が限られていることを承知しながらも、自分が具現化したい仙北市を伝えることで、市民の皆さんと建設的な意見交換ができたら…。そんな期待感をもってブログをアップし続けてきました。
ブログは自分が個人で始め、個人で運用しています。自分にとって、ブログを書くことは、文字通り一日の日記をつけるようなもので、結構大変だけれども、楽しみも感じていました。市内を移動する車の中や新幹線、宿泊先…(もちろん私用パソコンですよ)。市民の皆さんと「今を共有」できたら、こんなに素晴らしいツールはありません。会議ではその後にお酒の会も多く、それでも会議の内容を伝えることで、何かしら市民の皆さんに役立つことを連想し、ワクワクしながらアップを続けてきました。
所得税の不正還付問題は、ある側面では行政の限界を感じた事案です。懲戒免職以外(もちろん懲戒免職事案かどうかも、十分に精査をしました)では、職員の氏名を公表しない県の規則や、全国の自治体実例に準じた判断です。刑事事件とならないのは、調査した多数の項目が時効期限に達していたからです。残る一部の項目について立件を検討はしました(告訴事案として)が、専門家から困難とのアドバイスがあり断念しました。当時の町長の責任追及は感情でするものではなく、あくまで法律に立脚したツメが必要です。まとめられた調査報告書、その他の関連項目からも、管理責任を問えるものではないというのが司法関係者の見解です。
これらは、既に何度も市民の皆さんにお伝えした事です。事実以外のことを、例えば恣意的に、例えば政治的に、隠したり吹聴したりしていません。信頼を回復したい、ただただ市民との関係を改善したいと願う仙北市です。事実を隠蔽することの恐ろしさは一番感じている行政体です。そして自分はその責任者です。
皆さんに自分の思っていることを、本音をお伝えしてきたつもりです。そして書き込みの質問に対しても知る限りのことをお答えしてきたつもりです。ですが、時間を割いて書いても書いても、思いが伝わりません。とても残念です。自分のブログを開くことが、この1ヶ月は辛くて、それで書き込みができないでいました。皆さんが自分をどう思っているのか、市長ライフを楽しんでいると思っているとか、役所の秘密を漏らさないで私欲に走っているとか、神経が図太くて何を言っても懲りないだとか、悪徳政治屋…。いろんな市長像があるようです。ガレキの受け入れと関連させて、所得税の問題から目をそらすために、ガレキを持ち出したかの内容、さらには知事に対するお詫び、こんな話しにすり替わってしまうなんて、本当にショックです。被災地の方々の日常を、少しでも改善する力に仙北市がなりたい、その思いが所得税問題を覆い隠すための策略だと受け止められるなんて、開いて読むことに堪えられません。
そして今、玉川温泉の雪崩事故、市内全域の雪害対策、またガレキ受け入れか否かの判断、所得税問題の返還財源のこと、3月市議会への対応などなど、とにかく「課題を先送りしないで、とにかく前に進もう」と言う気持ちで向かっています。そんな中、匿名の市民の皆さんに、お返事を書くことが苦しい作業になっています。ブログのテーマが「みんな元気にな~れ」ですが、誰も元気になっていないと、そんな評価もいただいています。自分のブログなのですから、少し休んでもいいかな、そう思っています。市が公設で運営しているホームページでも意見交換をしていますので、このブログは少しの間お休みさせていただきたいと思います。