2017年12月28日木曜日

内陸線ねこプロにご協力を!



 可愛い(…可愛くなくても可)ねこの写真かデータをいただき、仙北市内の各駅舎に展示する『秋田内陸線ねこプロジェクト』を実施中です。ぜひ皆さんから提供をいただきたいと思います。写真は1ねこ2枚まで(写真の返却はしません)。既に角館駅・羽後太田駅を手がけ、現在は西明寺駅まで進みました。

 ところで秋田内陸縦貫鉄道(株)は、年末年始に「県内小学生無料体験乗車」を展開中です。年明けには「内陸線に乗ってプロ野球選手に会いに行こう」や「樹氷と星とマタギ小屋ごはん」など、企画列車は目白押し。今回の内陸線ねこプロは市地域おこし協力隊や市民の取り組みです。詳しくは市HPなどでご確認ください。列車内に写真を展示する「ねこっこ列車」の運行も目指しています。

〇郵送の場合
014-1298 秋田県仙北市田沢湖生保内宮ノ後30
仙北市田沢湖庁舎 総務部企画政策課 地域おこし協力隊

 折笠 宛

〇E-mailの場合
 
kikaku@city.semboku.akita.jp

2017年12月27日水曜日

玉川温泉で水素の生成実験


 今年の8月1日、市内に眠るレアメタル活用、水素生成と実運用、森林の高度活用、人材派遣などをテーマに、仙北市と東北大学(同大学院環境科学研究科)は連携協定を締結しました。
 さて現状は…。

 昨日の夕方、大学構内の環境科学研究科エコラボを訪ねました。研究をリードする土屋範芳教授や研究チームから現状の報告をいただき、正直言って驚きました。研究の全容を公にすることはできませんが、玉川温泉の強酸性温泉水とアルミニウムを接触反応させ、水素を生成する実験は大きな成果を上げていました。温泉水は㏗が低いほど水素の生成量が多いことや、温泉水の温度が高い方が生成量が多いことも分かったそうです。

 私からは、「できるだけ早期に実験レベルから実運用レベルに移って欲しいし、経済活動に参画いただける民間企業との連携も進めて欲しい」ことをお願いしました。
 来年、モデルプラント事業に手が届くかどうかです。楽しみな取組みです。

2017年12月25日月曜日

今年の漢字一文字は『歩』


 今年最後の定例記者会見にて。仙北市の平成29年を表す漢字一文字に、『歩』を選んだと発表しました。

 他もいろいろ思い浮かびましたが、自分的には『歩』がシックリきました。選んだ理由として、「クマの出没で痛ましい事故が発生し、また大雨災害では多くの被災者を出しました。天候不順は作物の出来にも大きく影響し、市内経済は依然として低迷しています。でも一方で、懸案だった市立角館総合病院の移転改築、クリオン温泉プールや田沢湖クニマス未来館の竣工など、拠点施設の整備を進めることができました。子育てや福祉、定住支援の拡充も進みました。行政課題はまだまだありますが、地道に愚直に立ち止まることなく、少しずつ前進できた一年だったと思います」と、お話をさせていただきました。

 皆さんのおかげです。来年も一歩一歩です。思う未来が一気に実現するなんて、多分ありません。

2017年12月23日土曜日

西明寺小学校の理科研究が日本一に!



 第61回学芸・サイエンスコンクール(主催:旺文社/後援:内閣府・文部科学省・環境省)で、仙北市立西明寺小学校のくりっこサイエンスクラブが全国一位の金賞を受賞しました。


 受賞はサイエンス分野の理科自由研究で、テーマは「うずに関する研究~お風呂そうじの時間短縮大作戦~」とのこと。数日前に飛び込んだ情報なので、詳しいことは未だ不明です(また後日しっかりお知らせします)。同校は、市が指定した「ドローンを用いたロボットプログラミング学習研究推進指定校」第1号で、様々な科学の学習に積極的に取り組んでいます。子ども達の頑張りと先生の情熱が、また一つ大きな成果になって現れました。
 さらに同校は、MOA美術館全国児童作品展で文科省大臣奨励賞も受賞しました。スゴイ!。


 年末に嬉しいニュースでした。

戸越銀座を歩いて



 先日、品川区内で企業訪問を終えた後、一度訪ねたいと思っていた「戸越銀座」を歩いてみました。全長約1.3kmに個性的なお店が軒を連ねて賑やかな商店街です。こんな商店街が仙北市内にあったら楽しいだろうなあ。


 ここは日本で2番目に長い商店街なんだそうです。店内だけでなく路上にまで商品を広げていたり、店先に椅子を置いて食べて飲んで…が自由だったり、毎日がお祭りみたいなムードなのでしょう。唐揚げのお店も目につきます。その唐揚げで昼間っからビールをグビッとやってるお姉さん達もいます。と言うことで、私はたい焼きを一個買って食べました。私は粒あん派です。もちろん最高に美味しかったです。


 〇〇〇モールも魅力的ですが、こんな雑多な商店街はさらに魅力的です。地元の皆さんや観光客が支持する理由がよく分かりました。

2017年12月22日金曜日

仙北市「国際ドローン映像コンテスト」作品を募集



 正式にはSemboku International drone film festivalです。現在32作品(うち海外から5作品)の応募をいただいています。募集期限は来月7日まで。まだまだ間に合います。


 ドローンを活用し、創造力を膨らませた新たな映像表現を切り拓くような作品、テクノロジーに負けないクリエティブ豊かな作品を求めています。そして新しい映像世界を仙北市から地球規模で発信したいと思っています。主催は仙北市・仙北市近未来技術を活用した新たな産業づくり支援協議会、運営は(株)秋田ケーブルテレビです。どちらでもお問合せにお答えしています。

仙北市議会が閉会しました



 11月30日開会の仙北市議会12月定例会が閉会しました。全ての議案を可決・承認いただきましたが、多くの論点が明らかになった議会でした。税の収納力強化策、第3セクターの健全化、ヘルスケアー事業…。改善し前進する作業を繰り返します。


 また議会終了にあたり、次の行政報告を行いました。先に皆さんに報告している案件以外をお知らせします。
〇職員採用試験
 例年実施している大学卒業程度・高校卒業程度のほか、初めて社会人経験者と学校校務員採用試験を実施。
〇玉川ダム湖総合開発株式会社の解散
 同社の解散作業は、12月1日に清算結了。市への出資金返還は1,625万円となった。
〇田沢湖クニマス未来館へのクニマス補充
 12月14日、県の北秋田内水面試験池から2尾のクニマスが補充された。田沢湖クニマス未来館は従前の5尾態勢となり、仲良く水槽内を泳いでいる。
〇休業中のホテル・グリーンヒルズ田沢湖の新事業
 同ホテルの運営会社マーケットミル株式会社より、障害者福祉施設に転用して新たな事業に取り組みたいとの申し出を受けている。
〇仙北市消防団が「表彰旗」受賞
 来年実施の第70回日本消防協会定例表彰式で、仙北市が栄えある「表彰旗」を受賞する連絡があった。心よりお祝いを申し上げる。
〇雪下ろし作業事故
 12月14日、田沢湖刺巻地区の男性が雪下ろし作業中で、はしごから転落する事故が発生した。市民の皆様に作業事故の注意喚起を行う。
〇田沢湖・澄清湖姉妹湖提携30周年記念事業
 年明けの1月17日から21日まで、秋田空港からのチャーター便を活用して訪台する。総勢100名を越える参加をいただいた。
〇第7期仙北市高齢者福祉計画
 12月15日、医療・保健・福祉・介護の分野14名の皆さんに委嘱状を交付し、第7期仙北市高齢者福祉計画第1回策定委員会を開催した。
〇薬用作物の実用栽培拠点化
 平成26年度に植付けをしたシャクヤクの収穫作業が終わり、標準値を確保することができた。今後もツムラ・薬草生産組合・市の3者が連携し、産地化・拠点化を進める。
〇横町橋東交差点の信号機設置
 12月15日、市道岩瀬北野線の横町橋東交差点信号機が運用を開始した。秋田県警のご協力とご理解に深く感謝する。
〇サイエンスコンクール・児童作品展の受賞
  全国学芸サイエンスコンクールで、西明寺小学校のくりっこサイエンスクラブが最優秀賞を受賞した。また同校がMOA美術館全国児童作品展で文科省大臣奨励賞を受賞した。

〇新角館庁舎の基本設計企業の選定
 12月19日、新角館庁舎建設の基本設計企業選定に係る第3回プロポーザル選定委員会を開催し、株式会社佐藤総合計画東北事務所を委託候補者とすることに決定した。


 平成29年も残すところあと僅かです。皆様には穏やかな年の瀬、年の初めとなるようご祈念を申し上げます。

2017年12月19日火曜日

仙北市が総務大臣表彰を受賞



 総務省は先月20日、地方自治法施行70周年記念行事(会場は東京国際フォーラム)を開催しました。ここで仙北市は全国124の自治体とともに、最高賞の総務大臣表彰を受賞しました。


 総務大臣表彰は、「自らの創意工夫で優れた施策を実施し、地方自治の充実発展に寄与した」自治体に贈られたもの。仙北市は「ドローン活用など先進的な規制緩和に取り組んだこと、地域資源(クニマス)を活かした賑わい創出に取り組んだこと」などが理由です。
 私は当日、公務が重なり記念行事に出席することができませんでした。それで今日、秋田県仙北地域振興局の渡辺兵衛局長が、雪の中わざわざ表彰状と記念プレートを届けてくれました。本当にありがとうございました。


 総務大臣表彰は、市民の皆さんが受賞したビックタイトルです。今後も皆さんと一緒に取り組みを続けます。よろしくお願いします。
※秋田県内での受賞は湯沢市・五城目町・仙北市

2017年12月18日月曜日

木村リウさん100歳おめでとう!



 写真前列中央が木村リウさんです。今月で100歳になりました。仙北市角館のご町内にお住まいです。長くお花やお茶の先生をしていた方です、とっても魅力的な方です。


 昨年99歳のお祝いにお伺いしましたが、今年から最高齢のお祝いを100歳(百寿)にしました。制度変更で木村さんには2度もご面倒をおかけしました。でもご自宅で教え子の皆さんからお茶をたてていただき、甘~いお菓子もご馳走になって…。本当に良い時間を過ごすことができました。長生きの秘訣を聞くと、「好き嫌いなく何でも食べることでしょうか。こんなに細いのですが、朝昼晩のご飯が美味しくて」と。


 好き嫌いがあって、こんなに体格の良い私です。人生の大先輩に返す言葉が見つかりません。

2017年12月16日土曜日

安倍総理にサンドボックス制度を提案


 昨夜、総理官邸で開催された国家戦略特区諮問会議に出席。今回は近未来技術の開発を加速するため、私からサンドボックス制度(様々な規制のフリーゾーン化)を提案しました。

 仙北市はこれまで、国際ドローン競技会・ドローンの図書配送実験・公道での無人バス実証など、日本初の技術開発フィールドとして実績を積んできました。しかし実施までには多くの事務手続きや法律の整理があり、即時対応ができない現状です。事業者などにお待たせをする場面が幾度もありました。これでは世界に比べて最先端技術の開発に後れを取るばかりです。そこで特区を活用し、総理が主導して実証実験のしやすい規制フリーゾーンを設定して欲しいと提案しました。

 これを受けて総理は、「全国初の近未来実証実験をリードしてきた門脇仙北市長に、本日は同分野のサンドボックス制度の重要性をご紹介いただき、また民間委員からも事後チェックと事前規制を撤廃・最小限化する、サンドボックス制度について提案をいただきました。~特区を活用した規制改革に一層力強く取り組みます」とのご発言をいただきました。

2017年12月14日木曜日

仙北市地域おこし協力隊との懇談で






 仙北市に着任をいただく、地域おこし協力隊5名の皆さんと懇談会を開催。活動報告の場面で、多くの思いをお聞きすることができました。それぞれの分野で活躍する皆さんの取り組みが、地域に変化をもたらしていることは確実です。

 尾崎美由紀さん(平成27年9月着任)、袴田誠さん(平成27年12月着任)、小林裕高さん(平成29年2月着任)、折笠靖子さん(平成29年7月着任)、播磨靖之さん(平成29年8月着任)、皆さん本当に前向きで魅力的です。今は市役所の各セクションに籍をおき、メンタルヘルスの普及活動から、グリーンツーリズム、ユニバーサルツーリズム、国際交流や新観光メニューの造成、秋田内陸縦貫鉄道の乗車拡大、近未来技術・ドローンの普及振興などなど、その活動範囲も実に多彩です。

 お話を聞いて、いろんなことに気が付きました。活発な取り組みは、協力隊の皆さん一人ひとりの情熱が原動力です。それに市は甘えていたかも…。また各部署に机を置く仕組みですが、良い部分と窮屈な部分がありそうです。市民と協力隊のネットワークづくりに市が積極的に関わったり、明確な活動目標の共有化も必要だと感じました。しっかり対応を改善します。

2017年12月13日水曜日

角館高校の台湾修学旅報告



 〝小さな国際文化都市〟づくりに向け、仙北市は角館高校の台湾修学旅行を応援しています。今年は10月31日~11月2日の日程で、7人の生徒が初めての海外旅行を経験しました。いろんな思いが芽生えたようです。


 昨日は、そのうちの3人が旅行報告で市長室を訪ねてくれました。写真手前から、渡邊義基さん、菅原翔さん、田口陽介さんです。台湾では姉妹校の台北国立師範大学付属高級中学で、香港からの修学旅行生も加わっての交流活動や、夜市など市内視察もできたそうです。3人は「町の様子が日本と違いました。空気も言葉も違いました。行く前は不安でしたが、滞在中は本当にワクワクの連続でした。台湾や香港の学生は英語がとても上手くて、でも私たちの英語は思うように伝わらなくて、本当に残念で悔しかったです」と。

 それで、もっと英語を勉強しよう、しっかり故郷を理解しようと思ったそうです(さっそく英語の勉強を始めた人もいました)。そうなんです。それって、とても大きな成果ですよ。

仙北市議会一般質問の答弁概要②




 2日目の市議会一般質問の様子です。初日と同様に4名の議員の質問でした。特徴的だった各質疑の内容をお伝えします。



〇阿部則比古議員  
  門脇市政2期8年の間で、議会が採択した請願の本数は何本あるか。それがどのように取り扱われているか。土木・建築関係の請願を中心に伺う。
【市長答弁】
 議会に提出された本数は全体で29件。そのうち採択となったのが21件。さらにその中で土木や建築等ハード事業は12件ある。この12件の中で、事業が完了したもの、実施中のもの、調査が始まっているものなど、着手済みのものは8件。未着手は4件だ。この4件の内訳は、県道広久内角館停車場線菅沢踏切付近の道路改良工事(県が事業主体なので県に要望中)、市道神代西明寺線道路改良工事(防護柵・側溝改良は着手済みだが、基盤整備事業との調整事業あり)、武蔵野下5町内地内の側溝設置と舗装工事(平成30年度で予算化を準備)、市道小倉山校線電柱移設工事(〃)となっている。



〇田口寿宜議員
 門脇市政の今後4年間の行政運営スタンスについて問う。
【市長答弁】
 行政の進め方のスタンスは、議会や市民の皆様との議論を重視する。そのプロセスを無視した行政運営はあり得ない。オープンな議論は民主主義の根幹だ。市民協働・チーム仙北で、官民総出でまちづくりに取り組みたい。現実を見極めながらも、理想を決して投げ出さない、皆様が希望を抱けるまちを育てたい。そのためには人育てと財政の健全化が何より重要だ。自身のひ弱さが、この取り組みの遅延要因にならないよう、自己改革に務めたい。そして、しがらみや既成概念に囚われることなく、一時一日を政治活動の集大成とする思いで、市政運営に臨む。



〇八栁良太郎議員
 今議会の初日本会議で、平成28年度決算が否決された。不祥事があったわけでもない。少なくとも正常ではない。税の公平に対する不信感ではないか。早急に是正策を講ずるべきだ。
【市長答弁】
 不祥事があったというような事件に起因しない決算の不認定だった。議会の判断は、首長に対する不信任案を議決したに等しいと受け止めている。平成28年度の私たちの行政運営に対しては、評価がゼロだったと言うことになる。
 一方で、第193回国会で地方自治法の改正があり、議会選出も監査委員から外部監査委員の創設を可能としたり、また決算不認定の判断があった後、首長がが行った措置を議会に報告する行為も定められた。これらの流れを見ると、決算の認定・不認定行為は、そこに至るまでの、議会と執行部の操法の在り方が問われていると解釈できる。~税に対する不公平感を払拭するために、来年度は組織改編を行い、これまでの収納対策室を収納推進課(仮称)とし、専任の職員と徴収嘱託員など10名程度の人員を配置し、徹底した収納対策を行う。


〇安藤武議員
 庁舎整備事案で、議員有志が西木庁舎に農林部を継続して配備すべき、また健康管理センターは解体せずに活用すべきとの内容で要望が出ている。この取り扱いをどうするか。
【市長答弁】
 今年4月に、仙北市庁舎整備基本構想を議会に示した。角館庁舎の老朽化が激しく、一刻も早く立て替えが必要なこと、また角館庁舎を改築する際は、分庁舎方式の現状を少しでも解消したいこと、さらに人口規模に見合った行政組織を考えると、角館庁舎に事業部門を集約することが最も効率的と判断した。
 財源となる合併特例債の活用でも、合併による効率化・合理化が見込める整備計画が求められている。本計画はこれに沿う構想だ。この内容で6月議会に補正予算を計上し、地質調査や基本設計に係る経費について、議会もこれを可決している。現状で議会のコンセンサスは、これ以外のプランはない。もちろん農林部が角館庁舎に移っても、農家の皆様にはご不便やご迷惑をかけないよう対応する。また健康管理センターは解体しないで活用する方針だ。

2017年12月11日月曜日

仙北市議会一般質問の答弁概要①


 今日から市議会一般質問が始まりました。4名の議員の質問で、特徴的だった質疑の内容をお伝えします。

〇佐藤大成議員  
  近年の小水力発電の研究を見ると、今後は大きな産業振興になるのではないかと期待している。鎧畑発電所のみでなく、市内各所で可能ではないか。仙北市としての考え方を伺う。

【市長答弁】
 仙北市の水力発電は、秋田県内全ての水力発電の出力中45パーセントを占めている。県内有数の水資源に恵まれている仙北市だからこそ、私も1期目のマニフェストで新エネルギー・再生可能エネルギー、特に小水力発電の開発を目指した。平成24年から「奥羽山系仙北平野水資源利用調査研究会」(大仙市・美郷町・仙北市)で研究活動を続けてきたが、その中から市内で初の民間電力会社「仙北水力発電株式会社」が立ち上がり、来年2つの水力発電所を稼働させる準備が進んでいた。
 しかし昨年10月中旬、突然に東北電力から「送電設備の容量が足りないため、大規模な増強工事の必要があるので電力の受け入れは保留する」との発表があり、本事業は進みようのない状況に陥った。昨年12月と今年5月に東北電力本社を訪ね、何とか打開策を探ったが改善が見られない。


〇伊藤邦彦議員
 かつて仙北市病院事業の責任者として着任いただいた宮川先生は、その在職中「1自治体で2つの病院経営は無理三昧」だと話されていた。この宮川先生の忠告に当局はどう対応してきたか。

【市長答弁】
 伊藤議員が指摘した宮川先生の発言は、どの場面でのお話しだったか。少なくとも私はそのようなお話を先生が公の場でされた記憶はない。先生は全国自治体病院連絡協議会の副会長だった方で、先生を仙北市でお願いする段階では、確かに全国的には1自治体1病院が理想との議論があることは聞いた。しかし仙北市に着任いただいた後は、広大な行政面積だったり、地域特性をご理解いただき、田沢湖病院・角館病院の2病院を機能分担させ、存続を図ると言う共通認識に立って陣頭指揮にあたっていただいた。両病院とも苦しい運営だが、例え不採算部門であっても地域医療を担う宿命を全うしたい。


〇平岡裕子議員
 学校給食の無償化に取り組む自治体が増える傾向にある。実施には財源の確保が難しいと以前も答弁があったが、給食費の未収金徴収に取組みながら、無償化を考えてみてはどうか。

【市長答弁】
 特に成長期にある子どもにとって、健全な食生活は健康な心身を育み、将来の食習慣の形成に大きな影響を及ぼす。給食は極めて重要な行為ととらえている。仙北市では、子ども達の保護者から児童1食283円、生徒1食319円の負担をいただいている。要保護・準要保護児童生徒修学援助費支給制度で給食費を支給する制度は実施済みだが、多子世帯への減額だと、例えば第3子以降だと現状では小・中学校に115人の在籍がある。さらに全世帯を対象に給食費を無償化した場合は、年間で1億円を超える財源が必要になる。私は、家庭の経済状況で給食費が払えないのではなく、保護者が自分の趣味や娯楽の支出を優先し、その結果として給食費を支払わないと言うことを許すことができない。保護者が子どもへの支出責任を果たし、それが未収金の整理へとつながる状況を確認したい。


〇高橋豪議員
 子育て支援・結婚支援・定住支援について、さらなるメニュー拡大を求めたい。この4年間でどのような政策を実施するか。

【市長答弁】
 子育て支援では、在宅保育事業を強化したい。これまでの子育て支援は「家庭の経済負担を軽減する」考え方だが、これを「子どもたちを支援する」考え方に改める。そして所得制限を撤廃したい。また放課後児童クラブでは施設整備も急ぎたい。結婚支援は来年度から「幸せのキューピット隊」を委嘱したい。民間企業等で営業を担当している方々50名程度を想定している。ひと昔前のお節介おばさん・おじさんのイメージ。移住定住推進では空き家活用の制度も拡充する。空き家情報はもちろん、周辺の利用可能な農地や自然環境、伝統文化もセットでお伝えする手法を検討している。空き家を登録した方には、売買の成約時点で家屋内の不用品を処理する経費の助成なども進める。

2017年12月10日日曜日

日本タウン誌・FP大賞でD-PRESSが最優秀賞!



 秋田県南地区でお馴染みのフリーペーパーD-PRESSが、12月2日に開催された“日本タウン誌・フリーペーパー大賞2017”(後援:内閣府・経済産業省・農林水産省・観光庁・日本観光振興会)の観光部門で、みごと日本一の最優秀賞に輝きました。


 D-PRESS(発行は仙北印刷所)は、毎月20日発行の月刊フリーペーパー。最優秀賞を受賞した9月号は、角館のお祭りを特集していました。地元のお祭りを丁寧に取材し、同時に「お祭りをもっと知りい」と思わせる編集が高く評価されました。表紙のデザイン、誌面の写真も美しく、地元でも評判になった特集号で、たぶん手元に置いて見返している読者も多いかと…。


 ユネスコ世界遺産に登録された、角館祭りのやま行事自体の魅力はもちろんですが、編集スタッフの努力、お祭り関係者の協力が、今回の日本一受賞の大きな要因になったと思います。
 本当におめでとうございます。

2017年12月9日土曜日

質問の答弁を準備中です



 来週から、市議会は議員質問が始まります。市民代表の皆さんからいただく質問です。できる限り正確に、前向きに、しっかりと私の思いをお伝えするために、ここ数日かけて準備を進めてきました。が、平日だけでは間に合いません。この分だと明日も…。


○11日(月曜日)
10:00~ 佐藤大成議員
       伊藤邦彦議員
       平岡裕子議員
       高橋 豪議員

○12日(火曜日)
10:00~ 阿部則比古議員
       田口寿宜議員
       八栁良太郎議員
       安藤 武議員



 さらに13日(水曜日)からは、議案質疑や委員会審議と続きます。皆さん議会の傍聴をお待ちします。

2017年12月5日火曜日

新たな観光圏づくり



 JR東日本やJR北海道、それに函館市・弘前市・仙北市ほか内外市町11自治体が参加して、函館・津軽・秋田広域観光推進協議会が発足しました。


 この協議会は、JR東日本秋田支社の菊地正支社長が提案したもの。今年3月に立ち上げた3D連携プロジェクト(北海道函館市・大館市・仙北市)を拡大し、北東北と北海道を結んだ新たな観光圏づくりの布石です。参加自治体は、函館市・弘前市・秋田市・能代市・横手市・大館市・男鹿市・大仙市・北秋田市・仙北市・小坂町。
 
 私は協議会設立に向け、菊地支社長に次の提案をしました。「平泉町など岩手との連携も欠かせません。国際化が進む仙台空港も大切な存在です。JRとして、この協議会への参加を呼びかけてください。各地の港湾もあわせ、鉄路に限らず、空路も海路もどんどん取り込んで、奥の細道を返上しましょう」と。菊地支社長は既に動いています…。


2017年12月1日金曜日

市議会定例会がスタート



 10月の選挙以降、はじめての市議会(12月定例会)が昨日からスタートしました。会期は12月22日まで。私は冒頭の市政報告で、今後4年間のまちづくりに向け、次のようなお話をしました。


 「選挙戦では、行く先々で市民の皆様から多くのご意見をいただき、大変に有り難い経験をさせてもらいました。市役所がもっと市民に寄り添う存在だったらと悔しさが込み上げるお話、大雨被害の地域では厳しいご指摘を幾つも頂戴しました。また8年前(前回は無投票再選)は明かりが灯っていた住宅に人の気配がなかったり、既に崩壊しかけた住宅、荒れ果てた田畑など、市が抱える課題を目の当たりにしました。一方で当時の中学生が元気に仕事をしていたり、グラウンドの子ども達から声援をかけてもらったり、赤ちゃんを抱いたお母さんや走り寄ってきたお婆ちゃんから嬉しいお話を聞いたり、明るい未来を予感した場面にも遭遇できました。本当に多くの皆様の思いを受け止めることができました。向こう4年間でお示しした公約の達成、抱えた課題や手がけた仕事に答えを出し、人を育て、まちを育てます」と。


 平成28年度決算の認定では、本当に残念ですが議会の判断は不認定でした。理由は市税の収入率が低いこと、田沢湖クニマス未来館での設計違算問題、給食費の滞納が多いことなどが主な理由でした。来年度は税等の収納対策を強化するため、収納推進課(仮称)を新設することをお話ししました。もちろん税金等の徴収能力を高めるだけで、課題が解決するものではありません。経済活動の活発化を同時進行しないと…。

2017年11月30日木曜日

全県新人駅伝で角館中学校が大活躍



 写真の男子は、仙北市立角館中学校陸上部キャプテンの渡邊大成さんです。第7回全県中学校新人駅伝競走大会で初優勝した報告に来てくれました。スゴイ!。おめでとう!。


 大会は11月11日、県立中央公園内周回コース5区間(15.1㎞)で実施。男子部門に全県から47チームが参加する中、角館Aチーム(渡邊大成さん・伊藤廉さん・戸澤翔さん・古郡愛斗さん・高貝拳汰さん)が、50分33秒で見事優勝を果たしたもの。このうち、古郡さんと高貝さんは、それぞれ4区と5区で区間賞でした。また女子部門4区間(9.4㎞)でも角館中学校は大活躍で、角館Aチーム(戸村ふうかさん・青柳紅愛さん・伊澤遙佳さん・三浦葵さん)は第5位に入賞しています。


 実は角中陸上部は、大会シーズンに各運動部などから選手を集めて組織される部です。それでこの戦績は本当にスゴイ。
 子ども達は大活躍です。
 大人も負けないで頑張ろう!。

2017年11月26日日曜日

国境も年齢も身長も飛び越えて…


 JICA2017アフリカ青年研修団22人とのお別れ会で…。一行は約半月に渡る日本滞在で仙北市にお越しをいただき、昨晩は市内6軒でファームスティ体験でした。滞在先の子どもが彼のそばから離れません。友情は国境も年齢も身長も簡単に飛び越えます。

 アフリカのフランス語圏13国からの参加でした。皆さん各国の政府関係者で、次代の国家を背負う若者です。「来る前、秋田・仙北にはほとんど期待していなかった。しかし今は違う。日本に家族ができた。ありがとう」と、多くの方々からお話をいただきました。お別れ会で一緒に食事をとり、歌を歌い、そしてダンスを踊りました。「こんなシンプルな時間が人生の喜びかな」みたいな気持ちになれました。

 仙北市は小さな国際文化都市を目指しています。今日は同時進行で、別プログラムの外国人交流活動も行われています。こんな日常が当たり前になったら本物です。

2017年11月23日木曜日

抱返り紅葉祭に6万7千人



 今年で60回を数えた抱返り紅葉祭。10月中は天候不順でお客様も伸び悩みましたが、入込み数は11月に入って回復し、昨年と比べても1千人多い6万7千人で幕を閉じました。


 11月に入ってからの増加要因は、紅葉が見頃になったことや天候の回復のほか、ミシュランガイド(世界的な旅行ガイドブック)で星をいただき知名度がアップしたこと、インバウンド対策で進めていた台湾チャーターの便利用者が訪れてくれたこと、各旅行会社のバスツアーの増などが考えられます。


 今年は選挙期間中と重なり、初日のセレモニーや60周年記念事業に出席できませんでした。来年は神社横の遊歩道改修も終わり、障がいを持った方でも散策しやすい環境が整備されます。新緑の季節も魅力ですよ。皆さんでお越しください。
※写真はフリー写真からお借りしました。

2017年11月20日月曜日

首都圏やまばと会に参加して



 第12回・紙風船やまばと会(西木町上桧木内ふるさと会)に参加しました。首都圏に住む同郷の皆さんですが、なかなか集まることはないそうで…。懐かしい顔ぶれと門脇成英会長(親子)の大黒舞が、会を大いに盛り上げてくれました。

    場所は上野オーラム。地元からは松本秋男・集落会会長、阿部明雄・紙風船あげ保存会会長、鈴木英二・上桧木内郵便局長が出席しました。その他たくさんのゲストもお迎えし、お酒が進むほどに、まるで故郷を元気づける拡大作戦会議のようなムード。郷土愛は距離や時間を超越します。雪を活用したインバウンド観光戦略なども興味津々です。

    門脇会長の「会は高齢化していますが、参加したい人が一人でもいる限り、開催を続けようと思います」のごあいさつが耳を離れません。地域づくりも一緒です。

    

2017年11月16日木曜日

全国市長会で「子ども・子育てフォーラム」


 村木厚子さん(現・津田塾大客員教授で元・厚生労働省事務次官)を講師にお招きし、全国都市会館で全国市長会「子ども・子育てフォーラム」。パネルディスカッションを通じ、緊急アピールも採択しました。子育て政策の充実は日本の未来を左右する最重要課題です。

 村木さんは言います。「現在は3人に1人が高齢者を支えています。この後は2人で1人、そして1人で1人を支える時代がやってきます。第2次ベビーブームで生まれた子どもが、結婚しない・できない世の中になってしまいました。その原因は何か、結婚にあたっては経済基盤・雇用・キャリアの将来性や安定性の不安、出産については子育てしながら仕事を継続できるのか、子育てでは旦那が帰ってこない家庭での育児分担…。諸外国では人口を維持しながら、また増やしながら女性の就業率が高い国は幾つもあります。日本は子育て政策が遅れてしまいました。財源が問題となっています。しかし子育て政策にかかるお金は、将来への投資です」とのお話をいただきました。

 パネルディスカッションでは、泉房穂・明石市長の事例が印象的でした。「明石は大阪・神戸・姫路に囲まれた街(30万人都市)です。18年前までは人口減少傾向だったのですが、一点突破で子ども政策にお金をつぎ込む政策を続けた結果、人口も増加、市内も活気が戻っています。納税者が増えたことで税収も増えました。全ての子ども達を全ての市民が応援する街です」…。多くのヒントをいただきました。

田沢湖・角館観光協会の誕生に向け調印


 田沢湖・角館観光協会の誕生に向け、合併契約調印が行われました。新体制のスタートは、法的な手続きを経た後の来年4月です。

 仙北市内には、昭和32年に発足の田沢湖町観光協会(平成7年に社団法人化)、昭和39年に発足の角館町観光協会(平成23年に一般社団法人化)、そして昭和31年に発足の西木村観光協会、さらに各観光協会の橋渡しを行うため、平成22年に発足した田沢湖・角館観光連盟がありました。これらを全て合併し、平成30年4月から、一般社団法人として田沢湖・角館観光協会を立ち上げようと言うものです。

 佐藤和志会長は、「これまでも、各地の観光環境の特異性を活かしながら、緩やかに連携して観光振興に取り組んできました。これからは一つになって、観光ブランド力を磨き上げていきたいと思います」とお話ししました。私は、「平成20年のリーマンショック、平成23年の東日本大震災、そして日本の人口減少国への変質、各国の自国優先政策、テロ事案など、これまでの組織では対応が困難でした。これらを乗り越え、県内はもちろん、国内で屈指の観光交流を推進するために、新たな田沢湖・角館観光協会に大きな期待を寄せています」とお話しをしました。
 さあ、進みましょう!
 

2017年11月11日土曜日

3市連携10周年記念で常陸太田市です


 佐竹氏のご縁をいただき、茨城県常陸太田市・秋田市・仙北市が3市連携交流を始めて10年が経ちました。今日はその記念式典で常陸太田市を訪ねています。朝5時30分、仙北市を出発して8時間弱のバスの旅も楽しかった!。

 5年前は仙北市で記念式典を開催しました。その時は「災害時における相互応援に関する協定書」を取り交わしました。以降、大雨や台風被害が発生する度に常陸太田市から多額の義援金をいただいています。今回の10周年記念では、「3市連携交流共同宣言書」にサインし、観光・文化・青少年・スポーツ等の広範な分野で、さらに交流を加速することを約束しました。

 今日と明日、同市内は「常陸秋そばフェスティバル」を開催しています。秋田市や仙北市の物販販売、竿燈やおやま囃子(秋月会)披露が大人気でした。

2017年11月8日水曜日

事業創造研修会にご参加ください



 仙北市内で起業や事業化を考える人、またIoT・ICT等の近未来技術の活用に取り組む人をサポートするため、研修会や個別相談会を開催します。講師陣等の詳細などはセミナーのホームページ http://www.semboku-seminar.jp/ をご覧ください。


◎事業創造研修会
・第1回 12月9日(土)~10日(日)

      会場はTAZAWAKOベース
・第2回 12月16日(土)~17日(日)

      会場は角館樺細工伝承館


◎個別相談会
・第1回 平成30年1月13日(土)
・第2回 平成30年1月20日(土)
・第3回 平成30年1月27日(土)
 ※日時と会場は後日セミナーのホームページに掲載



 皆さんのご参加をお待ちします。

2017年11月4日土曜日

仙北市文化祭(角館地区)がスタート



 昨日は西木地区の文化祭に参加し、多くの感動をいただきました。そして今日は仙北市文化祭(角館地区)がスタートしました。会期は明日まで。場所は角館交流センターです。


 オープニングでは、角館中学校オーケストラの皆さんが、見事な演奏を披露してくれました。作品は書道・陶芸・俳句・川柳・パッチワーク・樺染め・手芸・七宝焼き・日本画・生花・水墨画・俳画・押し花・ペーパークラフト・編み物…、他にもシルバー人材センターや角館地区4保育園・幼稚園児の作品など、センターいっぱいの展示です。また今日は呈茶で裏千家~小原宗博社中~(明日は表千家~佐藤宗説社中~)、それに食のコーナーもあって一日中センターで楽しむことができます。明日は芸術文化協会会員の芸能発表もあります。


 角館の武家屋敷通りは紅葉が見事です。角館を丸ごと堪能できる欲張りな文化祭に是非お越しください。

クニマス2尾目のへい死について



 一昨日、全国伝統的建造物群保存地区協議会で東京出張でした。会場の都道府県会館に向かう途中で、予想もしないクニマス2尾目のへい死(突然死)連絡を受けました。ショックでした。


 同協議会では、役員会終了後に財務省や文化庁、それに国会議員への要望活動を予定していました。しかし皆さんにクニマスが死んでしまったことをお伝えし、急きょの帰庁をお許しいただきました。何か人的な原因があっては大変と考え、状況確認の会を開催するよう市役所に電話で指示し、18時過ぎに田沢湖庁舎に着きました。既に田沢湖クニマス未来館の大竹敦館長や市担当職員、秋田県水産振興センターの皆さんなどが集まってくれていました。
 確認できたことは以下の通りです。
1.へい死したのは11月2日で性別は不明。全長30.1㎝、体重は336g
2.前日までは遊泳や餌の摂取に異常は見られず、体色の変化もなかった
3.すぐに県水産振興センター研究員が水質調査を行ったが異常はなかった
4.与える餌の量は適切だった
5.エラや皮膚への寄生虫の付着、外傷等もなかった
6.腹部も通常の膨らみで消化不良は考えられない
7.これらの状況から成熟の進行に伴う衰弱死と推定する

 まとめると、このような分析です。大竹館長は、「3歳魚と言うことを考えると、寿命のカウントダウンは既に始まっています。とても残念ですが…」と悲しそうでした。


 70年間、その生態がベールに包まれていたクニマスです。研究は始まったばかりで、今後も多くの困難に立ち向かわなければなりません。秋田県・山梨県、そして関係の皆さんの努力は今日も明日も続きます。

2017年11月3日金曜日

「山の楽市」にお出かけください



 昨日から、相模鉄道三ツ境駅・三ツ境ライフで「山の楽市」(仙北市観光物産展)が開催中です。会期は明日4日(土)まで。首都圏にお住まいの皆さんなど、お誘い合わせでお出かけください。


 出展の皆さんは、三吉(ふきのとう味噌・山菜加工品・ハタハタ加工品等)、ペンション孫兵衛(稲庭うどん・古代米・ピクルス等)、農家工房小田島(米・切り餅・いぶりがっこ等)、アロマ田沢湖(もろこし・つと納豆・きりたんぽ等)、百年や(和菓子等)、夢創倶楽部(米・野菜・小豆等)、スローフードこのみ(漬け物・山菜等)、川魚の茶屋(山菜・岩魚ずし・鯉の甘煮等)、さかい屋(りんご・ラフランス・栗等)、アルク(ラーメン・もろこし・地酒等)、忠右衛門ファーム(米・もち米等)、養蜂黒澤屋(はちみつ等)、漬け物久太郎(いぶりがっこ・漬け物等)、安藤醸造(味噌・醤油・漬け物等)、工房北の仲間たち(土人形・土鈴等)など。他にも観光PRコーナーや豪華賞品プレゼントなど催しも多数あります。


 毎年人気の「山の楽市」です。そして相模鉄道株式会社には大変にお世話になっています。今年は応援に駆けつけられませんが、出店の皆さん頑張って!。

生保内小学校「仙北市PR隊」ありがとう



  生保内小学校4年生が取り組んだ「仙北市PR隊」(※活動場所は秋田駅前広場)は、生保内地域運営体やペンション孫兵衛・川魚の茶屋・島川商店、友情出演の神代カレンジャーなどのご協力もいただき大成功でした。みんなありがとう!。


 学校で開発した“あんべいいなチャーハン”、B級グルメでお馴染みの神代カレー、今回が初お披露目のブルーベリークッキーなどを販売しながら、行き交う人に話しかけての仙北市PRは大変だったと思います。特に今回は角館地区・西木地区も一緒に紹介してくれたこと、本当に素晴らしいと思います。同時に行ったアンケートでは、「説明がわかりやすかった」、「台湾との交流がすごい」、「大人になっても仙北市に住み続けて欲しい」など、嬉しい反響がいっぱいだったことも大きな成果です。


 この後も、ふるさとをいっぱい勉強してください。知れば知るほど仙北市が大好きになりますよ。このまちはそんなまちですよ。

仙北市出身の柳家さん若さんを応援しよう!



 柳家さん若さんは仙北市田沢湖の出身で、真打ち昇進が確実な実力派の落語家です。お会いしたいなあと思っていたところ、先月開催のわらび劇場寄席「柳家さん若独演会」で、その軽妙洒脱な落語を楽しむことができました。面白い!。


 柳家さんは1969年生まれで、本名は山田耕一郎さんと言います。高校まで秋田で過ごし、現在は日本落語協会に所属して大活躍しています。お人柄を感じるお話にどんどん引き込まれる語り口調で、例えば「わらび座での独演会は来年10回記念になります。さてさて来年は特別企画となるんでしょうか、いつも通りの独演会なんでしょうか、これはどっちなんでしょうねえ」とか…。


 仙北市民・秋田県民みんなで、さん若さんを応援しましょう!。

2017年10月30日月曜日

吉田集落のワラ人形づくり


 日曜日、仙北市西木町桧木内の吉田集落(37軒)でワラ人形づくりがありました。場所によってはお仁王様とか鹿島様とか、いろんな呼び方があるようです。集落の疫病退散や五穀豊穣を願い、毎年この時期に作り替える恒例行事です。

 あいにくの雨模様の中、集落の代表者が集まって2時間ほどかけて作ります。場所は集落の礎前神社(いそざきじんじゃ)です。昔は稲刈りが終われば、新しいワラが豊富に手に入りました。でも今はコンバインでの収穫に変わり、あえて稲を裁断しないでワラを確保する手間がかかっています。それに工程全般がワラ細工の集大成みたいな作業で、技術の伝承も心細いと言っていました。仙北市内のどこでも同じお話を聞いています。

 ワラ人形づくり、途絶えさせたくない文化です。集落内の共同作業もだんだん消えています。この現実を時代の流れと割り切ること、できません。

「地域輝き表彰」に鈴木定平さん



 仙北市には、縁の下の力持ちで地域づくりに貢献する皆さんに感謝の思いを伝える「地域輝き表彰制度」があります。今年の受賞者は4人。このうち、昨日は西木町上桧木内の鈴木定平さんを表彰させていただきました。


 場面は桧木内小学校の学習発表会。鈴木さんは、平成18年7月設立の内陸線(秋田内陸縦貫鉄道)を守る会初代会長として、以降8年間にわたり多くの活動に取り組んできました。存続に向けた署名活動、乗車推進看板の設置、企画列車の運行(愛のり列車などでは成婚カップルも誕生!)、第1回全国高校生地方鉄道交流会などなど、乗車促進や観光振興に大きな足跡を残しています。


 この後も、地域を元気にする活動をよろしくお願いします。ありがとうございます。

2017年10月28日土曜日

澄清湖・田沢湖の姉妹湖締結30周年


 1987年11月4日、澄清湖(台湾高雄市)と田沢湖が姉妹湖締結を交わしてから30年の月日が経ちました。昨日はその式典と祝賀会(会場は駒ヶ岳グランドホテル)を開催、台湾側の出席者33名を含め、100名を超える皆さんに参加をいただきました。

 姉妹湖締結の根っこには、冬季の田沢湖観光を振興する目的があったそうです。吉田淳二さん(旧田沢湖町商工会会長)の肝煎りでその手法を探るシンポジウムを開催し、パネリストで参加した加瀬英明さん(外交評論家)が姉妹湖の締結を提案、同じくパネリストで参加した渡部亮次郎さん(一般社団法人国際平和戦略研究所元理事長)、台湾駐日経済文化代表処の皆さんなど、多くの方々のご尽力で世界初の姉妹湖締結は実現しました。昨晩は吉田さん、加瀬さん、渡部さん、駐日代表処の皆さんにも出席をいただくことができました。ありがとうございました。

 それから30年、高雄市民とは毎年のように相互交流を続け、さらに2011年には温泉協定(台北市北投温泉と玉川温泉)、2015年には姉妹校連携(台湾国立師範大学高級付属中学と角館高校)、そして現在はマラソン交流(台湾高雄マラソンと田沢湖マラソン)を行っています。秋田県内で最も多く台湾からの観光客をお迎えしている仙北市ですが、澄清湖と田沢湖の姉妹湖締結がその第一歩になったことは間違いありません。
 ただただ先達の皆さんに感謝です。

2017年10月26日木曜日

東北市長会と「母に捧げるバラード」



  昨日は山形県鶴岡市で開催の東北市長会に出席。ここで全国市長会の松浦正人会長(山口県防府市長)から聞いたお話しが、とてもショッキングな内容でした。


 松浦会長は、「私が会長職を拝命してから14ヶ月が経ちました。この間、全国の市長さん方の6人が頓死しました。また家に帰ったら奥様が亡くなっていた市長さんが2人います。ゆっくり家人と会話する時間もないうちに、こんな人生の閉じ方をしている現状です。皆さんは市民の生命と財産を守るために命がけの仕事をしています。でもそれは、生きていればこそ、ですよ」と。
 さて、市長会は3分科会に分かれて議論を行いました。私が参加した厚生関係分科会では、「地域医療の充実と医師確保対策」や「地域の社会保障基盤の充実・強化」を国に要望することに決めました。
 それにしても…。



 昔、武田鉄矢さんが歌っていた「母に捧げるバラード」を思い出しています。次のような歌詞です。


 遊びたいとか、休みたいとか、
 そんなことおまえ、いっぺんでも思うてみろ。
 そん時ゃ、そん時ゃ、テツヤ、死ね!。
 それが人間ぞ。それが男ぞ。


2017年10月25日水曜日

ツアー先に仙北市を決定いただきました


 米国ザンテラ・パークス&リゾートのウィンドスター・クルーズ社から、ジェームズ・グリフィス船長(兼配船統括責任者)をお迎えしました。商談の結果、同社が所有するクルーズ船が秋田港に入港した際、そのオプションツアー先に仙北市を決定いただきました。

 先週は同じ場所(市立角館樺細工伝承館)で、同じく世界的な豪華客船運営会社ホーランド・アメリカライン社と商談しました。その時は確約をいただくまで話を詰めることができず、悔いが残っていました。しかし今回は責任者から約束を取り付け、固く握手もできました。2019年4月~5月のオプションツアーは確実視して良いと思います。

 東北経済連合会、東北観光推進機構、東北運輸局、秋田県、そして(株)海事プレス社など、多くの皆さんのご配慮に心から感謝を申し上げます。

2017年10月24日火曜日

クニマス1尾が亡くなって思うこと



 先週19日、田沢湖クニマス未来館で飼育していたクニマス5尾のうちの1尾が亡くなりました。性別はメス。おなかの中に卵を抱えていました。


 このメスは全長24㎝、体重が114gの3歳魚です。9月末から婚姻色となり、注意深く飼育・観察をしていました。病変等は見られなかったことから、成熟に伴う衰弱によるものと推測しています。死魚は冷凍保存して山梨県に返却する予定です。同館の大竹敦館長は、「大変残念なことです。しかし未来館の展示水槽でクニマスが成熟できることが判明した側面もあり、クニマスの里帰りを進める貴重な手がかりです」と話しています。同館で飼育している他のクニマス、また北秋田市の秋田県内水面試験池のクニマスに、現在のところ成熟の兆候はありません。補充については秋田県と協議中です。


 山梨県から秋田県に移住し、“新居”で約3ヶ月暮らして亡くなったクニマス。おなかに卵を抱えていたことを考えると、故郷で里帰り出産をしたかったのかなあ…と。あなたの死を絶対に無駄にはしませんよ。

2017年10月23日月曜日

台湾国立師範大学附属高級中学から修学旅行団


 平成27年10月14日、台湾国立師範大学附属高級中学と秋田県立角館高校は姉妹校提携を結びました。以降は毎年両校間で交流事業が行われています。そして今日は、同高級付属中学から25人の修学旅行団をお迎えしました。

 写真は西木温泉クリオンでの歓迎会。今晩はクリオンに宿泊し、角館高校との交流事業は明日です。子どもたちがお互い伝統芸能を披露し合ったり、調理実習やまち歩き、茶道体験などで交流を深めます。さらに明日の夜は市内の農家民宿に分泊します。たくさん楽しい思い出をつくって欲しいなあ…。

 みんなガンバレ!

台風21号について



 今朝現在、仙北市内の数カ所では倒木や電柱の傾き、空き屋の屋根の破損などが発生しています。市内小・中学校は全校休校です。河川の水位は心配するレベルではありません。しかし今後の変化には十分なご注意をお願いします。


 午前3時23分に暴風警報、午前5時41分に大雨注意報が発令されています。台風の北上に伴い、風雨が強くなると思われます。今日の正午から午後3時頃までは、大雨にご注意ください。引き続き風雨に関する警戒を継続します。午後6時ぐらいからは風雨ともに落ち着くと見積もっています。


 市民の皆様のご協力をお願いします。
※写真はyahoo天気・災害(今朝7時45分発表)

2017年10月22日日曜日

再びクルーズ船のオプションツアー誘致で



 写真は、世界で大人気のクルーズ会社ホーランド・アメリカライン (Holland America Line)で、客船配備と旅行行程の統括を務めるダーク・ヴァン・デラーデットさん。今日は田沢湖と角館をご覧いただき、夕方に市立角館樺細工伝承館で会見しました。


 同社は、アメリカのシアトルに本拠を置くクルーズ会社。秋田港入港後の県内オプションツアー候補地を視察する中、仙北市に立ち寄っていただきました。ダークさん、雨で少し残念そうだったので、「田沢湖の守り神たつこは龍神様です。たつこは水神様ですから、雨はおもてなしの証です。今日はにハンサムなダークさんを歓迎して雨を降らせたんです」とお話しすると、とても喜んでくれました。またダークさんは、「角館の町並みが本当に美しくて、ぜひ桜の季節や紅葉の季節を皆さんにお見せしたいと思います。でも2018年まではスケジュールが決まっていて、入港はそれ以降です」と話していました。


 地域経済に大きな波及効果が見込めるクルーズ船のオプションツアー。今後も誘客活動を継続します。

2017年10月21日土曜日

仙北農業賞が決定、そして産業祭スタート


 仙北市産業祭がスタートしました。会期は明日22日まで、場所は神代市民体育館と駐車場です。テープカットに先立ち、開会式で小玉均さん・高橋勉さん・伊藤則夫さんに仙北市農業賞を、また産業祭に出品いただいた皆さんに褒賞授与を行いました。

 仙北市農業賞は昨日からスタートした表彰制度です。農業賞を受賞した皆さんには、事業導入の際の補助率アップなど特典があります。今夏受賞した児玉さんは稲作のプロ、高橋さんは園芸のプロ、伊藤さんは畜産のプロです。今後とも仙北市農業の指導者として後継者育成にご尽力をお願いしました。
 また産業祭の各部門1等賞受賞者は以下の通りです。
・第1部(水稲・豆類・雑穀) 

   佐藤一也さん(玄米)
・第2部(特用林産物・果実・苗木・花き)

   青柳忠明さん(シイタケ)
・第3部(野菜・いも類)

  ★若松金男さん(ほうれん草)ほか
  ★藤原晴夫さん(馬鈴薯)
   佐藤治栄さん(さやえんどう)
   千田光琉さん(牛●)
   新山良和さん(キャベツ)
   高橋節子さん(玉ねぎ)
   藤川栄さん(山の芋)
   田中弘正さん(ねぎ)
   菅原清康さん(白菜)
   青柳忠明さん(ブロッコリー)
・第4部(食品加工) 

   千田ミワさん(長いもおやこ)
・第5部(葉たばこ)

   門脇政広さん(葉たばこ)
・第6部(工芸品・手芸品)

  ★冨木真喜子さん(籐細工籠)
※★印は市長賞


 野菜部門などで昨年と比べ100点近く出品物が増えました。天候に苦労した一年でしたが、市民の皆さんの産業祭を盛り上げようと言う思いに心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。

2017年10月20日金曜日

旧角館高女・角館南高校の記念碑建立



 昭和3年の角館高等女学校から始まり、昭和23年に学制改革で角館南高校へ改組、そして平成26年に統合角館高校となった角館南高等学校。その歩みを後世に継承するため、旧角館高女・角館南高校の記念碑が建立されました。


 記念碑には、次のような歴史が刻まれています。
・昭和 3年3月 秋田県立角館高等女学校設置認可
・昭和 3年4月 火除公会堂を仮校舎に開校・入学式
・昭和 3年4月 新校舎この地(小館)に新築・翌年落成式
・平成23年4月 学制改革にて県立角館南高等学校
・昭和26年4月 統合で県立角館高等学校と改称・本校を南校とす
・昭和27年4月 分離独立し校名を元に戻す
・昭和46年2月 校舎改築落成記念式典
・平成26年4月 統合角館高等学校この地で開校
・平成27年4月 全日制課程細越の新校舎に移転



 角館に高等女学校ができたのは、地元の皆さんの女子教育にかけた情熱、そして建設に向けた多くの資金提供があったからです。今回の記念碑建立も、角館高等学校駒草同窓会が中心になり、多くの賛同者がいて実現しました。文教の地は今も健在です。

2017年10月18日水曜日

樺細工伝統工芸展で鈴木保さん県知事賞


 昨日の午後、第45回樺細工伝統工芸展の審査会がありました。樺細工(かばざいく)は美しい山桜の樹皮を使った伝統工芸です。今年は鈴木保さんが最高賞の県知事賞に輝きました。工芸展は明日19日から25日まで、角館樺細工伝承館で開催します。皆さんご来場ください。

 審査は伝工品と一般の2部門で競い合われます。伝工品は茶筒や小箱、煙草入れなど昔ながらの生活用品、一般の部は自由なデザインや使い方の作品が多く、どれもとにかく美しい品々です。今年のテーマは「つぼみ」でした。様々な解釈があって面白く、私の場合、審査判断は「好み」になってしまったかも…。
 各賞は次の通りです。

秋田県知事賞 鈴木保・作 茶筒「蔵」
東北森林管理局長賞 福井正人・作 茶筒
仙北市長賞 米沢研吾・作 茶入
(財)伝統的工芸品産業振興協会賞 佐藤大・作 茶入
秋田県伝統工芸品等産業振興協議会長賞 福井正人・作 茶筒
秋田県議会議長賞 角館工芸協同組合・作 創作仏壇
仙北市議会議長賞 (株)秋田銘商・作 流紋花瓶 
角館町観光協会賞 (資)経徳製作所・作 総桐カラクリ引き出し
仙北市商工会賞 (株)八柳・作 花器
角館町樺細工振興育成協会長賞 (有)冨岡商店・作 オリジナルプレート
田口鉄蔵賞 鈴木保・作 抹茶入れ「蔵」
秋田魁新報社賞 三浦勇・作 茶筒
NHK秋田放送局賞 木元明彦・作 抹茶入(つぼみ)
ABS秋田放送賞 米沢研吾・作 茶入
AKT秋田テレビ賞 (資)経徳製作所・作 新茶托新銘々皿セット
AAB秋田朝日放送賞 角館工芸協同組合・作 ディフューザースタンド

2017年10月17日火曜日

公約を予算に盛り込む作業がスタート



 朝から各庁舎で市長訓示。お昼は市財政課と翌年度予算編成方針の策定作業を行いました。市民の皆さんと約束した公約を実現するための協議です。

 市長訓示で、私は「今回の選挙戦で、市民の皆さんの“今”を垣間見ることができました。本当に重要なご意見をたくさんいただいています。職員の対応で申し訳ない事案もたくさんありました。これらを反省し、改めて、市民に寄り添い、市民の役に立つ市役所づくりに本気で取り組みましょう。市民生活を守り、人を育て、まちを育て、無い物ねだりではない、先ず足下にある資源を高度活用しながら、地場産業の活力づくりに取り組みましょう。住んで良かった、住みたいと思ってもらえる、そんなまちづくりに最大の努力をお願いします」と呼びかけました。

 市民の皆さん、どうかご協力をよろしくお願いします。

2017年10月16日月曜日

新たな決意で公務再開!



 選挙戦が終わり公務を再開しています。期間中は皆さんから多くのご意見をいただきました。ありがとうございました。


 これまでの2期8年、本当に多様な対応課題があって、高速道路をスピード違反で走ってきた感覚です。でもこれからの4年は、じっくり市民の皆さんと一緒に毎日を過ごしたいと思っています。自分が変われば役所も変わる、まちも変わる、変化は進化…、そんな思いを胸に初登庁しました。また仙北市選挙管理委員会の佐藤透・委員長から当選証書をいただきました。「先ず健康に留意し、希望ある仙北市の発展に尽力されるようご祈念します」と佐藤委員長。はい、頑張ります!。


 また今日から、新たな決意で「ひと育て・まち育て」です。

2017年10月6日金曜日

田沢湖再生に向けて



 先日開催の日本陸水学会・田沢湖大会では、湖沼再生と水環境保全に取り組む研究者の皆さんから、重要な提案を多数いただきました。ありがとうございました。昨日は、同学会に参加した工学博士の一瀬諭先生(琵琶湖環境化学研究センター)から、次のようなメールがありました。


 「学会時、田沢湖岸や湖中の数地点でプランクトン調査をしました。沖帯には殆どプランクトンはいません。しかし、クニマス未来館周辺で水草が残っているようなところには、プランクトンが多く観察されました。水質→植物プランクトン→動物プランクトン→ベントス(底生生物)→ネクトン(魚類)のサイクルがとても重要です」とのご指摘です。また、「田沢湖全体の水質改善は時間がかかりますが、日光が届いて微生物が育つ浅場環境の見直しは、今後、生態系を確実に自然な形で回復・複雑にして行くと確信しいます」とのこと。嬉しいお話です。


 田沢湖再生に向けた研究者の輪がどんどん広がっています。研究者の皆さん、市民の皆さん、県や国、関係民間企業などで取り組みを続ければ、きっといつの日か、魚介類が豊富だった田沢湖の再生が叶うと信じています。

2017年10月4日水曜日

角館で全国京都会議


 角館交流センターを会場に、第33回全国京都会議がスタートしました。会期は明日までの2日間。京都会議は、全国の小京都や京都ゆかりの市町、それに京都市などが核になり、昭和60年に発足しました。角館での開催は平成7年以来の2回目です。

 現在は46団体が加盟していて、今回はこのうち20団体が「みちのくの小京都」に集まってくれました。主な議題は京都会議や各団体の活動報告です。私は歓迎のあいさつで次のような提案をしました。「外国人観光客にとって京都は憧れの観光地です。でも全国には京都とはまた一味も二味も違う小京都があります。ちょうど四国88ヶ所を巡るお遍路さんのように、全国46ヶ所を回る小京都ツアー(エクスカーション)を商品化できないでしょうか。地球規模で観光客が動く現代ですから、日本国内を縦断するツアーの距離感はさしたる問題ではありません」と…。

 人が動けが経済循環は起こります。どちら様か具体に商品化を検討いただければ幸いです。

白岩地域運営体の原木マイタケ栽培



 仙北市の白岩地域運営体(会長:菅原秀俊さん)は、地域の特性を活かした産業振興事業で、平成25年から原木マイタケ栽培に取り組んでいます。大自然の中で育った原木マイタケは肉厚で風味も強く、シャキシャキとした食味が絶品。3年前から学校給食でも活用が始まりました。


 昨日は、この原木マイタケの栽培普及促進研修会があり、私も参加をさせてもらいました。菅原会長のあいさつと経過報告が終わると、さっそく食味会です。先ずマイタケ料理のバリエーションにビックリ。お鍋、和え物、蒸し料理、天ぷら、炊き込みご飯…。本当にマイタケ三昧です。菅原会長は「原木栽培なので収穫期間は限られます。しかしマイタケは保存することでうま味が増す食材ですので、多くの皆さんに食べてもらいたいと思います」と話していました。


※地域運営体:平成22年から始まった市独自の制度です。市内全地区(9地区)でそれぞれ設立されています。地域特性を活かし、自主的に地域課題の解決や所得向上、生活基盤の整備、文化の継承などに取り組んでいます。

2017年10月3日火曜日

市民の皆さんと「人育て・まち育て」



 先月9月20日、仙北市は12歳の誕生日を迎えました。人に例えると小学校6年生で、来年は中学校に入学します。同じように仙北市も毎日成長しています。可能性に満ちた若い仙北市を、市民の皆さんと一緒に育てたいと思っています。


 抱えた課題と手がけた仕事に答えを出す4年間です。第一に市民の皆さんの生活向上を掲げ、そして可能性に満ちた仙北市を拓く思いで、活動テーマは「今を生きる。そして、明日へ」としました。すぐにでも取り組みたい政策、市民の皆さんからの改善要望は幾つもあります。でも、実行する財源の確保がなければ、それは夢物語で終わってしまいます。今後は国からの仕送り(交付税など)がますます減少します。この状況を見越し、仙北市は地道に財政再建に取り組んできました。借金の返済や人件費の抑制を続けてきましたが、今後は公共施設の在り方を見直し、維持補修費等の軽減化を進めます。また、成果の出ない補助金などは改廃します。民間委託がサービス向上となる業務は移転します。市民の皆さんからいただいた税金は、1円も無駄にしません。


 そして、何より大切な視点は人材の育成です。次の仙北市を背負ってもらえるよう、若者や女性の活動に最大支援します。人口減少を嘆くばかりでは市の存続は叶いません。やれることは何でもやりましょう。様々な場所と場面で、市民の皆さんと意見交換しながら市内を遊説したいと思っています。

2017年10月2日月曜日

JTB東北の来年度採用予定者をお迎えして


 来年度にJTB東北へ入社予定の皆さんをお迎えしました。皆さんは今日の午前、仙台本社で森吉弘・同社代表取締役社長から訓示を受け、その後に秋田新幹線で仙北市入りしたもの。さすが超人気企業はスピード感が違います。

 角館に到着後、皆さんは秋田内陸縦貫鉄道で阿仁合駅へ移動。吉田裕之・同社代表取締役社長、門脇富士美・星雪館代表、佐藤朋紀・仙北市国際交流推進室長と面談、その後は私のお話にもお付き合いをいただきました。私は「仙北市の観光課題の一つは滞在時間の短さです。入込数が同程度の函館市は夜景があるので宿泊者数も多く、経済効果は莫大です。仙北市も宿泊者を増やす作戦を検討中です。春の夜桜観光は可能性が高いと考えています。そして夜のまちの散策です。実現したら送客商品の造成と販売をお願いします」と…。

 観光事業は交流人口の拡大に欠かすことができません。若い皆さんには、もっともっと仙北市や秋田県の魅力を知って欲しいと思います。皆さん頑張れ!。