2011年11月30日水曜日

佐竹知事と県議会等に陳謝


 昨日の午前11時45分、県知事室を訪問。仙北市が行ってきた「所得税還付等調査」に関し、県及び県民に大変なご迷惑をおかけしたことを佐竹知事に陳謝。その後、大里県議会議長、佐藤総務企画常任委員会委員長、川口決算特別委員会委員長、また大山代表監査委員、阿部監査委員の皆様に重ねて陳謝。

 佐竹知事は「民間会社であれば粉飾決算。全くあきれた話し。心を鬼にして対応にあたって欲しい」との言葉。申し開きできません。自分は「当初、司直(警察等の機関)の手に委ねることも考えたが、市民との信頼関係を再構築するためには、自前での調査課程が必要と判断した。県から税務事務に精通した職員をいただき調査局を立ち上げ、これまで調査を続けてきた。一部税目(軽自動車税・固定資産税)以外は、その作業が終局した。問題を一刻も早く解決し、信頼される行政体へと生まれ変わりたい」とお話しをさせていただきました。

 庁舎に帰った後、午後6時すぎに調査委員会委員長(石山副市長)、また市民検証委員会委員長(佐藤秋田銀行田沢湖支店長)から、正式な報告書をいただきました。これを本日開催の市議会に提出します。市民検証委員会の報告では、「徹底解明が成された報告書。着実に調査を進めた当局の決断に敬意を表する」とありました。いよいよです。これからが、いろんな意味で仙北市は再スタートのポジションにつきました。

 市民の皆様、県民の皆様、本当に申し訳ありません。市職員には、この問題の解決に向け心を1つに結び合うことをお願いします。

存続経営にまっしぐら


 昨日午後1時、秋田市ル・ポールみずほで、秋田内陸縦貫鉄道臨時株主総会。退任をされる若杉清一社長にかわり、社長公募で最高評価だった酒井一郎氏(63歳)、また米山浩文監査役の後任として、藤田直人氏(51歳)の人事案件についてお認めいただく会です。

 臨時取締役会をはさんで両人事が可決し、新体制がスタートすることになりました。若杉社長の任期は12月4日までで、12月5日からは酒井社長が秋田内陸縦貫鉄道の社長です。共に頑張りましょう。このままではダメですから。赤字額2億円は高いハードルですが、平成24年度で達成しないと元も子もありません。

 酒井新社長は、「地域の公共交通として存続するため、観光戦略を徹底したい。それが住民の足を守ることになるはず」と話しています。長く百貨店の経営に携わった手腕で、レールのように存続経営にまっしぐらです。

2011年11月28日月曜日

角館まちづくり地域運営体・発足


 11月27日午後、角館樺細工伝承館ホールを会場に「角館まちづくり地域運営体」の設立総会が開催され、角館地域の町内会や町内会に準ずる団体等を束ねた地域運営体が正式に設立となりました。

 はじめに、準備委員会委員長の佐藤喜裕さんが「決まっていない部分もあるが、まずは会を立ち上げ、歩きながら成長をしていこう」とあいさつ。これまでの経過報告、また会則の審議などを活発な意見交換の中で決定しました。

 また役員についてもそれぞれ決定(下参考)し、本格的な動きが間もなく始まります。最後まで残っていた運営体の設立で、市内に9地域運営体が出そろったことになります。これからが勝負。本当に多彩な才能と特徴に恵まれた角館まちづくり運営体です。いろんなカラー、いろんな味を出してください(イメージ写真)。
 会長~幹事長役員名簿は下記の通り。

会 長:小林郁男
副会長:藤田利孝 佐藤喜裕 菅原正一 田口直太郎
幹事長:田口勝次

台北市内の高校生と


 記念の壷を受け取りに行った台湾訪問弾丸出張。そんな中で、とても良かったと思うことが台北市内の高校生とお話しができたこと。

 北投温泉の心臓部、地熱谷を玉川温泉の関社長と見学中、同行してくれた周理事長が見学者の高校生に声をかけたことが始まりです。周理事長が「日本から仙北市長、それに姉妹温泉の玉川温泉から関社長が来ていますよ~!」的呼びかけが成されたと推察します。そのことを聞いた1人の男子高校生が、仲の良い同級生数名に声をかけ合い、地熱谷を見学していた1クラスが全員集まって、写真のような塊になりました。自分はどこにいるでしょう。

 高校生からは、北投温泉は国の自慢というお話や、日本に行ってみたい、雪で遊びたいなど、青年の思いを直接聞くことができました。みんな、早く大人になって世界の架け橋になってください。そして仙北市にも寄ってください。待ってます。

弾丸出張で台湾往復


 先週末、弾丸出張で台湾に行って来ました。今年8月、台北市の北投温泉と仙北市の玉川温泉の温泉提携の際、台湾の高名な陶芸家・翁國珍先生が会場で瞬時に造形した記念の壷が焼き上がったので、ぜひ受け取りに来て欲しいとお声がかかっていました。すぐに12月議会もあり、でも、いつまでもせっかくの記念品を預けておくのも失礼だし…。

 そんな訳で木曜の夜6時に羽田を出て、台湾のホテルには10時過ぎに到着。次の日、金曜日にセレモニーを取り仕切った北投温泉組合の周理事長(写真左)を玉川温泉の関社長(写真左から2人目)と訪ね、そのまま歓迎会に突入(自分の左手が壷の製作者・翁國珍先生)、次の日の朝6時にホテルを出て、日本に戻ってきました。

 周理事長には、またまたご迷惑をおかけしてしまいました。感謝感謝です。ビックリしたのは、翁國珍先生と自分は同年同日生まれ!の51歳だったこと。芸術家は同い年でも仕草が違います。とても魅力的な方でした。

2011年11月24日木曜日

パソコン不具合で


 良くないときには良くないことが続くもので…。ここ何日間か積極的にブログ更新できていないのは、パソコンの不具合が起きているからです。スケジュール表の更新は、公用範囲との考え方で職場のパソコンを使っています。記事掲載にもの凄い時間がかかります。今、改修中です。

 ご意見への回答も、システムに問題が起こっているみたいで、自分を認識してくれません。なので書き込みができません。少し休めという神様の優しさかな…、などと都合よく考えています。決してブログ更新に飽きているのではないことをご理解ください。

おとなの運動会でMVP


 写真はマメ飛ばし競争(枝豆を口に含み、ペッと飛ばした飛距離を競うマジメな競技)。先日開催の「秋田県VS岩手県おとなの大運動会」(岩手県雫石町橋場小学校体育館)の1コマです。

 ワタクシもこのマメ飛ばし競争に出場しました。そして奇跡は起こります。雫石の深谷町長が打ち立てた11メートルという大記録をさらに上回り、なんとワタクシ、14メートルという前代未聞の大・大記録保持者になりました。今回の運動会のMVP最優秀選手賞もいただき、秋田県チーム優勝に大きく、大きく貢献できました。

 たまには自慢話もさせてください。

2011年11月19日土曜日

溝畑宏観光庁長官から感謝状


 18日午後6時、霞ヶ関にある観光庁にお邪魔しました。溝畑宏長官(写真中央)と面会し、「秋田美人100人キャンペーン」(田沢湖・角館観光連盟主催:会場は都内上野駅構内・有楽町駅前広場)を実施したことに対しての、感謝状を贈呈いただきました。

 今回の贈呈は、溝畑長官から100人の皆さんに感謝状を贈る事前交付です。そこで観光庁での代表受領という意味合いで、田沢湖・角館観光連盟の佐藤会長、小林副会長が同席し、100人を代表して田口沙和子さん(秋田おばこ農業協同組合)、長澤彩香さん(山のはちみつ屋)に出席をいただいて実施されたもの。

 感謝状の文面がとても良かったので紹介します。「貴殿は、平成23年10月1日に実施された秋田美人100人キャンペーンにおいて、積極的に秋田観光の魅力を発信されました。秋田観光のため、自らを観光資源とする貴殿の熱意とおもてなしの心は、今後の秋田観光の需要回復に繋がるものと確信しております。よってここに深く感謝の意を表します」。観光庁長官 溝畑宏

 本当にありがたい限りです。余りに嬉しくて、思わず溝畑長官と抱き合い、お互いのホッペにチューをしました。レディ・ガガと同じステージに秋田美人は立っています。

2011年11月14日月曜日

東京かくのだて会総会・懇親会


 写真は第26回東京かくのだて会総会の様子。参加いただいた皆さんに、仙北市の現状などをお話しさせていただきました。

 会場はサポーター会議と同じく中野サンプラザ。午後2時から始まったのですが、懇親会が盛り上がり、新幹線の時間に間に合わなくなりそうで、ついには途中退席をしてしまいました。

 さて総会では、東日本大震災後の仙北市の状況を細かに説明しました。避難者の皆さんの数は延べで3万人を超えていること、市民が災害支援の各場面で、献身的な取り組みをしていること、支援先から災害協定の締結申し込みが相次いでいること…などなど。

 総会に参加した方々のほとんどは、「災害でお客が減ったから、お客になって来てくれの呼びかけに答えて、友達つれて何回も角館に帰ったよ」といっていました。里帰りキャンペーンの効果は絶大だったようです。重ねて御礼を申し上げます。

サポーター会議


 13日午前10時、都内中野サンプラザで「仙北市ふるさとサポーター会議」。首都圏に約60名の名簿搭載がある中で、半数の方々が出席してくれました。

 サポーター会議制度は平成20年からスタート。企業誘致・定住促進・観光PR・産業振興をお手伝いいただく首都圏在住者の皆さんで構成されています。仙北市出身者でなくても参加できます。

 会議ではたくさんの苦情や提言がありました。「市が何をやっているのか、また私たちに何をやって欲しいのか分からない」とのご指摘、また「先日の山の楽市にお手伝いに行こうとしたら必要ないといわれた」、「こんな短い時間ではとても意志疎通ができない」、「内陸線を大切に活用すべきだ。SLを走らせたらどうか」…。

 全体として、市とサポーターの皆さんとの情報共有量が不足し過ぎでした。これは大きな反省です。さらにサポーター同士の横の連携が何もないという不具合があることも分かりました。できることから解決していきましょう。

2011年11月12日土曜日

森づくりフォーラムで


 ずいぶんとブログの更新を滞ってしまいました。市民会館天井の蛍光灯カバーが落下した事件で、気持ちも落ち込んでいました。でも自分から“元気と笑顔”が無くなったら何も残らないなと思い直し、またツンノメルぐらい前向きに踏み出しています。

 写真は12日に秋田市内の県児童会館で開催された「2011国際森林年~森づくりフォーラム」で、トークショーPartⅡに出演した面々。テーマは「山村と都市との交流による森づくり」。左からNHKの阿部由佳キャスター、佐藤清太郎さん(秋田森の会・風のハーモニー代表)、県職員の森っち、芳村真里さん(NPO法人MORIMORIネットワーク副代表)、そして自分です。

 打合せなしでトークショーがスタート。いいたいことをいおうということになって…。自分は「山道を歩くのは、その向こうに何かドキドキする楽しみがあるから。昔は仙北市の上桧木内と北秋田市の阿仁の間は、大覚野峠を挟んで、夜這い街道と呼ばれていた。山に入って山菜を採り、薪を蓄え、家を建てる木材を育て、全ては山道と日常生活が婚前と一体だった。そんな宝物に気付き、足りないところは都市部の皆さんの力を借りて、里山の再生を進めることが大切。山の神様と生活者の喫水域が里山で、これが荒れることは神様も人間もここに住めなくなる」とお話しさせていただいて。支離滅裂だったかな。

2011年11月5日土曜日

角館中学校のオーケストラ


 仙北市にはオーケストラがあります。もっと正確にいうと角館中学校にあります。正式名称を角館中学校ウィンドミル・オーケストラといいます。

 たぶん、オーケストラを持っている市町村はそんなに多くないでしょう。中学校だとナニオカイワンヤです。少なくとも県内には存在しません。さてこのオーケストラ、結成は昭和54年とのこと。なので29年を迎えています(来年は30周年だぞ)。

 で、今日は定期演奏会でした。会場の角館交流センターはご家族の皆さんやOB・OGでいっぱいです。さて室内は除々に暗転し、始まりました…。最初は角館中学校の校歌です。弦の音が深くていいなあ。フロアでノンビリしていた男子生徒がスクッと立ち上がり、合唱パートを受け持ちます。絶妙のコンビネーションを見た思いでした。

 演奏会は2部構成になっていて、1部がウインド・ミルのオーケストラとしての演奏、2部は吹奏楽部としての演奏です。個人的な好みは「カノン」かな。練習が行き渡っているからか、本当に気持ちの良い演奏会でした。そして感じたことは、「やっぱり生の音が一番」なこと。皆さんが活き活きとした部活を送っている様子が見えること、などなど。元気をいただきました。ありがとうございます。そしてご苦労様でした。

鈴木一枝さんの絵手紙教室


 朝から仙北市文化祭(西木地区)。明日までクリオンと隣の体育館が会場です。コンパクトな展示場ですが、子ども達の作品など、素晴らしいものが多いです。

 会場には様々な体験コーナーがあります。お茶もご馳走になれるし…。ところで、いつも広報の表紙を書いてくれている鈴木一枝さん(上桧木内在住;写真中央)の「絵手紙教室」を発見。余り気が進みませんでしたが、せっかくだなあと思い、手ほどきをいただくことに。「それでは今日のテーマは、この柿(枝・葉つき)です。まずは手で持ったり、臭いをかいだり、五感で柿を感じてください」。「なるほど。まずは画材を感じることが大切なんだ。こりゃ哲学的だな」と思いながら、絵の具の説明、どんな色を使うか、余白や無色スペースの重要さ、などなど丁寧に教えてもらいました。これがとっても楽しく楽しくて。

 結果的には絵は上手く描けませんでした(皆さんに梨だといわれてショックです)。が、絵手紙、オモシロイ!!

仙北市民会館の事故について


 仙北市民会館の天井材が落下し、お客様に骨折をおわせてしまいました。お詫びとお見舞いを申し上げます。またご不安に感じる市民の皆さんにも重ねてお詫びいたします。状況と、事後対応などについてお知らせします。

 当日(3日)は、生保内中学校吹奏楽部の演奏会が行われていました。その演奏会の休憩時間に天井材が落下し、下にいたお客様が被害に遭われました。職員がすぐに田沢湖病院にお連れした後、角館病院に整形外科の先生がいることを確認し、角館病院に走り、検査の結果、骨折していることが判明しました。入院は必要ないとのことで、その夜はご自宅に帰っています(この状況は、秋田市内で開催されていた会議の途中で携帯に入りました。会議が終わって角館病院に向かいましたが、既に帰宅した旨の連絡が途中で入り、お見舞いは被害に遭われた方のご都合もあって後日ということになりました)。

 次の日(4日)朝一番に、市民会館の職員も含めて教育委員会から報告を受け、被害に遭われた方のその後の状況、会館の点検状況などを聞きしました。私からは、事故が起こった直後、被害に遭われた方への対応が適切だったかどうか、他のお客様への対応はどうだったか、事故報告の仕方について指摘し、また専門機関に会館の点検を至急依頼すること(この時点で、教育委員会で既に手配済み)、安全が確認できるまで、会館の使用を禁止することが適切ではないかと、教育委員会に伝えました。

 4日正午から午後にかけて、市民会館を設計した会社代表者の訪問を受けました。さきほどまで現場を確認してきたので、その報告をしたいということでした。会議が入っていましたが、そちらに待機をいただいてお話しを受けました。要約すると、天井材がなぜ落下したのか、天井で割れてから落下したのか、それともずれて落ちた後に割れたのか、そもそも同様の天井材の落下事故はこれまであったか(この時点では聞いたことがないとのこと)、などなど確認が必要とのことでした。市民に不安を抱かせながらの使用は有り得ません。その対応策についても検討をお願いし散会しました。

 市民の皆さんにはご心配をおかけしますが、しばらくの間、対策をお待ちいただきたいと思います。

2011年11月3日木曜日

「県産車でドライブできる日」の夢


 ブログに自動車づくりのことを書いたら、質問メールをいただきました。嬉しくなって、平成8年10月の「原点」“こんな秋田であって欲しい”懸賞論文を、自分自身、もう一度読み返そうと探しましたが見つかりません。ただネット上には簡略版があったので、参考までにアップします。


《本文》
 秋田県が全国でも数少ない人口減少県で、同時に高齢化比率が高いことは、広く知られる事実である。県民所得も国内では下位に位置すると聞いている。これらは複数の要因が絡み合っての減少であり、各々を切り離して論ずるべきではない。しかし問題が高度になればなるほど、細分化して原因を見極め、その対策を急がなければならない。(中略)

 ここに、県下の頭脳と技術力を集積し、国際市場に参入できるレベルを持った「県産車製造販売」の夢を提案する。秋田県の工業技術レベルは、複合化がやや立ち遅れている状況にあるものの、決して低いものではない。そこでコンプレックス化を促進し、ないものは補充して県産の自動車を製造販売しようと言うものだ。このプランは、県内の商・工業を一躍トップビジネスに押し上げるばかりでなく、既存の人口問題や就労の場の確保、所得向上などの過疎対策とは、全く違う取り組みであることをご理解いただきたい。(中略)

 自動車は開発部門、製造部門などで職種が多彩であり、部品工場だけでも県内69市町村に分散設立できる。販売店等の人員も必要で、これだけでも県内での就業能力は格段に向上するし、各自の個性にあった仕事を選び出す選択肢も広がる。自動車は先端技術の産物で、科学者、エンジニア等の研究の場となり得ることも見逃せない。
 利益を追求する企業体ではない。秋田県民の公共企業体である。その利益を永続的に地元に還元する。(中略)

 この提言が多くの県民に支持され、世論となり、休日を県産車でドライブできる日の来ることを期待する。

 エ~っと、たしか海外販売網もつくる構想だったと思います。そこには、~「隣んチのお姉ちゃんが、ローマ支店から北京支店に転勤だと」~みたいな会話が、秋田のそこいらで耳に入るようになると書いた記憶もあります。

 また、平成18年3月8日の県議会本会議で、寺田知事に質問をしている記録がありました。そこには「~今回の自動車関連産業を育てるという発想の根幹が、岩手県で増産体制に入った車体組み立てメーカーへの部品取引の可能性を高めるというような、そんなスケールの小ささにはがっかりです!~」…。かなり厳しいことを言っていています。それだけ思いが強いと言うことです。お許しください。

2011年11月2日水曜日

西湖・田沢湖の姉妹湖提携


 11月2日、山梨県富士河口湖町の西湖と田沢湖の姉妹湖提携が行われました。場所は富士河口湖町役場3階防災対策室。

 提携書へのサインは、富士河口湖側は渡辺凱保町長や古屋一哉議長、三浦久西・湖漁業協同組合長、三浦美信・西湖観光協会長、仙北市側は、自分、佐藤峯夫議長、吉田裕幸・田沢湖漁業協同組合長、佐藤和志・田沢湖観光協会長、それに立会人として中坊徹次・京都大学教授の面々。

 さて提携書は次の内容で作成されました。

湖は、私たちに自然の大切さを教えてくれました。
湖は、私たちに恵を与えてくれました。
湖は、私たちの生活を豊かにしてくれました。
絶滅したと思われたクニマスが西湖で確認されました。私たちは、このクニマスを絶滅させないため、西湖・田沢湖の環境保全について協力し、観光・漁業・文化・人的往来など親善関係を深め、互いの発展のため末永くお付き合いをすることを約束します。

 この方針に基づいて、いよいよ人的交流が本格化します。クニマスの里帰りを実現するため国民の世論喚起を促しながら、田沢湖の水質改善を進める技術移入(産学官協働プロジェクトに発展できれば…)、また両市町は災害協定の締結も見込んでいます。

 写真は立会人を務めていただいた中坊教授のあいさつ。中坊教授は「今回の提携の本当の仲人はクニマス。ただしこのクニマスは、富士河口湖町のモノでも仙北市のモノでもなく、日本の宝、地球の宝です。でも特別の存在になってはいけません。漁もするし食べもする、そんな魚です。大切に守り、また増殖に向けた研究を進めます」、と話してくれました。ありがとうございました。

2011年11月1日火曜日

ネオ・クラシック!角館


 文化庁の文化芸術創造都市モデル事業にお認めいただき、産学官が連携し実行委員会を立ち上げ行った異空間イベント。角館町に残る101棟の蔵のうちの5つを借りて、県内外で活動している若手アティーストなどの作品が展示されました。

 写真を撮ってもいいのかなあ…、と思いながらも堪えきれずにパチリ。ゴメンサイ。最終日に訪ねた太田家蔵の中の「open sculpture」(秋田美術工芸短期大学准教授 芝山昌也さん作)です。

 その他の蔵も巡ってみましたが、作品の力はもちろん、展示されている蔵の力、歴史の魅力…、とにかく立ち去りがたい空気が漂うイベントでした。見なかった方、残念!

ゆめおばこコンテスト


 昨日、JA秋田おばこ主催の「秋田おばこ米2011」に出席。会場は大仙市ふれあい文化センター。この大会で、新銘柄米ゆめおばこ生産者コンテストの成績発表がありました(写真:携帯で撮った写真です。手ブレでピンボケ…済みません)。

 ところで“ゆめおばこ”ってどんなお米?。はい、簡単にご紹介すると、次世代版“あきたこまち”です。あきたこまちやひとめぼれの良いトコドリで、食味が良く粒も大きく、タンパク質含有量は少ないなどの特徴があります。中食市場も有望視されている品種です。

 このコンテストは今回が初回。秋田おばこ管内で応募した41人の中から、たった10名しか選ばれない「狭き門」ですが、その中に仙北市の生産者が3人も入っていて、これは凄い(角館支店から小玉均さん、田沢湖支店から高橋寿孝さん、西木支店から鈴木良栄さん)。受章者の皆さんは高い栽培技術を持ったパイオニア的立場の方々ばかりでした。おめでとうございます。入賞したゆめおばこは、あきたこまちの1等米と同じ価格で買い取られるという副賞もありました。