2011年11月2日水曜日

西湖・田沢湖の姉妹湖提携


 11月2日、山梨県富士河口湖町の西湖と田沢湖の姉妹湖提携が行われました。場所は富士河口湖町役場3階防災対策室。

 提携書へのサインは、富士河口湖側は渡辺凱保町長や古屋一哉議長、三浦久西・湖漁業協同組合長、三浦美信・西湖観光協会長、仙北市側は、自分、佐藤峯夫議長、吉田裕幸・田沢湖漁業協同組合長、佐藤和志・田沢湖観光協会長、それに立会人として中坊徹次・京都大学教授の面々。

 さて提携書は次の内容で作成されました。

湖は、私たちに自然の大切さを教えてくれました。
湖は、私たちに恵を与えてくれました。
湖は、私たちの生活を豊かにしてくれました。
絶滅したと思われたクニマスが西湖で確認されました。私たちは、このクニマスを絶滅させないため、西湖・田沢湖の環境保全について協力し、観光・漁業・文化・人的往来など親善関係を深め、互いの発展のため末永くお付き合いをすることを約束します。

 この方針に基づいて、いよいよ人的交流が本格化します。クニマスの里帰りを実現するため国民の世論喚起を促しながら、田沢湖の水質改善を進める技術移入(産学官協働プロジェクトに発展できれば…)、また両市町は災害協定の締結も見込んでいます。

 写真は立会人を務めていただいた中坊教授のあいさつ。中坊教授は「今回の提携の本当の仲人はクニマス。ただしこのクニマスは、富士河口湖町のモノでも仙北市のモノでもなく、日本の宝、地球の宝です。でも特別の存在になってはいけません。漁もするし食べもする、そんな魚です。大切に守り、また増殖に向けた研究を進めます」、と話してくれました。ありがとうございました。

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