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2020年3月10日火曜日

日経新聞~新型コロナがもたらす意識転換~


 今朝の日本経済新聞〝真相深層〟で気になる記事。石鍋仁美さん(編集委員)は~新型コロナがもたらす意識転換~で、「自粛は消費を落ち込ませるけれど、同時に新しい消費の芽を生んできた」と述べています。

 石鍋さんは、紙面上で幾つかの取組みを紹介しています。例えば、北海道網走市の田中聡志さん(アウトドアガイド)のみんなで雪だるまを作ろうプロジェクトは、1ヶ所に集まるのではなく、それぞれの自宅で家族と一緒に作って写真を投稿してもらう企画。例えば、茨城県のバーベキュー食材や器具販売会社のサービスは、トングは1人で使用するよう指導しながら、屋外での少人数のキャンプが人気だと記しています。

 日本ではバブル景気の後にモノから体験へ、東日本大震災では共感や応援の消費行動が起こったと振り返っています。このように、これまで経験してきた自粛行為が、その後の価値観の転換につながった事実から、今回の新型コロナ対策の自粛は何を産み出すだろうと…。

 今はとにかく感染防止に全力を尽くしましょう。そして、その後の望ましい社会の実現に向け、皆さんも思いを巡らせてください。そうすれば、今から始めなければいけない取組みが、もっと鮮明に見えて来るかも知れません。
※写真はインターネット・フリー写真から。

感染症専門家会議の会見ダイジェスト



 政府の新型コロナウィルス感染症対策本部で、医学的な見地から助言をする専門家会議(座長は脇田国立感染症研究所所長)の現状分析です。昨日9日に発表した会見内容のうち、市民の皆さんと共有したい部分をダイジェストでお知らせします。


1.感染拡大の防止に向けた日本の基本戦略
 基本的な考え方は、社会・経済機能への影響を最小限としながら、感染拡大の効果を最大限にする。具体の戦略は、「クラスターの早期発見・対応」、「患者の早期診断・医療提供」、「市民の行動変容」だ。


2.現在の国内の感染状況
 現時点では感染者は増加傾向。クラスターも各地で発生している。しかし国全体で見れば感染者の80%は他人に感染させていない。本日時点での日本の状況は、爆発的な感染拡大には進んでおらず、一定程度持ちこたえているのではないか。しかし警戒を緩めることはできない。


5.今後の長期的な見通し
 国内で感染拡大を抑制できたとしても、世界的な流行を完全に封じ込めることはできない。国内ではしばらくの間はいつ再流行してもおかしくない状況。また、世界的な流行が進展していて、国外から感染が持ち込まれる事例も、今後繰り返されると予想。


6.お願いしたいこと

 これまで集団感染(クラスター)が確認された場所に共通する条件は、①換気の悪い密閉空間、②多くの人が密集、③近距離での会話や発生、と言う3つが同時に重なった場所。このような場所、またそうなりそうな場面を予測し、避ける行動が必要。



 また、会見では新型コロナウイルス感染症の対応について「数ヶ月から半年、年を越えて続くかもしれない」との発言がありました。ウイルスとの戦いが長期化する可能性も否定できません。
※写真はYouTubeニュースから。

2020年3月8日日曜日

対策のヒントを探して


 新型コロナウィルス対策のヒントを探し、市内を行ったり来たり。この2日間、卒業式を終えた親子、人気のランチ、窮状に立ち向かう観光業、そして美しい風景に出会いました。仙北市は魅力的なまちです。

 仙北市内は、世界的な新型コロナウイルス対策の出控えで、どこも混み合っているような場所はありません。皆さん静かに対応している感じです。天気が良かったので、桧木内堤の土手を散歩するおじいちゃん、田沢湖畔ではサイクリングやランニングの若者、公園では子どもと遊ぶお父さんやお母さんに会いました。観光施設の駐車場には、県外ナンバーの車は余り見かけません。反対に地元で美味しいとウワサの食堂などは、駐車を待つ秋田ナンバーの車がありました。そもそも感染拡大を防ぐため、日常生活の全てをオフにすることは不可能です。それでは地域経済が崩壊します。先に市民の暮らしが立たなくなったら元も子もありません。何に我慢をいただき、行政はどんな支援を行うべきか…、明日も対策部会議で協議が行われる予定です。

 地域内で用事を済ませることが感染対策上も有効です。必要なものは地域にほとんどありそうです。うがい・手洗い・咳エチケットの基本は徹底してください。高い意識を持って新型コロナウィルス対策に取組みます。
※写真は市内の田んぼで落ち穂を探す白鳥

2020年3月7日土曜日

市民の皆さまへ(新型コロナウイルス対策)

 昨日、秋田県で初めて新型コロナウィルス感染者が確認されました。1人は秋田市内に在住の60代男性、もう1人は北海道から秋田市を訪れていた10歳未満の女子です。仙北市民の皆さまには、感染予防の観点から…。


 60代男性は、ダイヤモンド・プリンセス号に乗船中に感染しました。2月19日に陽性反応、同日には都内の病院に入院。回復して28日に退院。その後、秋田市に戻り再検査で再び陽性反応です。もう1人の女子については、来秋の経緯など不明です。
 情報が不足していて、新たな対策を講じることが困難な情勢です。市の対策部は情報収集に努め、現行の対応を継続します。市民の皆さまには、感染予防の観点から、手洗いの徹底、うがいの励行、マスクの着用などを改めてお願いします。


 現在、市内各地で市・県民税の申告相談が行われています。明日からは、混雑が予想される角館広域交流センターが会場です。そこで、できる限り皆さまの分散を図るため、受付け時間を1時間早く午前8時からとしました。また、待合スペースの分散やお車での待機など、ご協力をお願いします。
 さらに、申告期間自体を延長します。これまでは3月16日が最終日でしたが、3月17日から4月16日までを延長期間とし、同様の申告相談をお受けすることにしました。延長期間中は、田沢湖庁舎と総合情報センターが会場です。詳細が決定次第、改めてお知らせします。


 市内の商店や観光関連業、事業所などは、コロナウィルス対策によるお客さまの減少で本当に厳しい状況です。感染対策に十分ご留意の上、ご近所の商店のご利用など、あわせてお願いします。

2020年3月3日火曜日

仙北市新型コロナウイルス対策部から②


 仙北市新型コロナウイルス対策部で、新たに決定した対策内容は以下の通りです。市民の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いします。


1.市内の体育館など屋内施設は、当分の間(3月31日が目処)利用をご遠慮ください。
2.公民館など公の施設は、来訪者への手洗い・咳エチケットの推奨、アルコール消毒液の設置、こまめな喚起の実施など、感染予防対策をとるよう周知して、20人以上もしくは不特定多数の方が参加する場合は、利用をご遠慮ください。図書館は開放しますが、利用者の皆さまには利用記録をお願いします。


 また、スポ少活動も部活動も自粛いただきますようお願いします。放課後児童クラブは午前7時30分から午後6時30分までです。保育園・認定こども園は通常通りです。市民の皆さまには外出の際など、手洗い・咳エチケット・体温測定を日常的に実施して感染予防に努めてください。
 仙北市は、県内でも屈指の観光客数と交流人口を誇る町です。仙北市の対応がゆるいことで、市民の皆さま、他市町村の皆さまにご迷惑をおかけすることがないよう、感染症対策に取り組んでいます。皆さまのご不便、本当に申し訳ありません。

※中止・延期が決まった会議等は市のホームページで確認ください。
※一部のお知らせに間違いがありました。訂正してお詫びします。
※写真は角館雛めぐりの押絵雛から。


2020年3月1日日曜日

きっと、できることがあります!

 今日は角館高校の卒業式。卒業生の皆さんおめでとうございます。式には出席できませんが、皆さんの明日を応援しています。頑張って!。それにしても、新型コロナウィルスの感染対策で日常が大きく変質しました。明日から市内の小・中学校も全校休校です。残念なことがたくさんですが、力を合わせ、知恵を出し合って乗り越えましょう。きっと、できることがあります!。


 日本も世界も、新型コロナウィルス対策に真っ正面から取組んでいます。人命に関わる感染症で経済の落ち込みも深刻です。それに子育てや教育…。市でも独自対策の議論が始まっています。未来を信じて最善の策を探るのです。クヨクヨしてはいられません。私は昨日の交通安全協会総会で、次のようなあいさつをしました。「皆さん、辛さに身を縮めてはダメです。うつむいてはダメです。こんな時ほど笑うことをお薦めします。そして笑いは感染症の予防にとても有効です。身体の抵抗力を高めてくれるんです。あるお医者さんは1回笑うとコロナウィルス1個を撃退できると言ってましたよ」と。


 さらに私の周囲には、いろんなアイディアをお持ちの方々がいます。「休校を活用して子どもに読書習慣を身につけてもらおう」とか、「放課後児童クラブのサポーター募集をしてはどうか」とか、「外出禁止だからインターネットで商品販売を検討できないか」とか、「キャンセルになったホテルや旅館の客室でテレワークを始めよう」とか…。仙北市民の気質を感じる前向きなお話です。
 ありがとうございます。皆さん、できることから始めましょう。

2020年2月28日金曜日

仙北市新型コロナウイルス対策部から①



 仙北市では、2月3日から連絡室を設置して対応してきましたが、警戒レベルを引き上げる必要があると判断し、本日午前8時30分に新型コロナウィルス対策部(部長:倉橋副市長)を設置しました。


 対策部では、今後仙北市民もしくは仙北市内で感染者が派生した場合、ただちに市長を本部長とする対策本部の設置し、全庁体制で対策にあたることにしました。また、その際の罹患者情報の公表は、大仙保健所と情報共有や個人情報に最大配慮すること、感染拡大防止の必要情報の提供は的確に対応することを申し合わせました。


 政府は昨夜、全国の小・中学校、高校、特別支援学校に対し、3月2日から臨時休校する旨の要請を発表しました。仙北市教育委員会はこの政府要請に応じ、3月2日から3月21日まで臨時休校とし、引き続き3月22日から4月4日までを春季休業とする対応を決定しました。


 対策部では、仕事を休めない保護者を支援するため、小学生には緊急の放課後児童クラブを3月2日から開設します。中学生には各学校に相談することによる対応とし、臨時の教育委員会・校長会で各学校の協力を確認しました。なお、教育委員会では、小・中学校の卒業式について、秋田県教育委員会の要請を受け、卒業生と教職員だけで開催することとしました。この他、児童生徒を含む市民に対し、毎日の検温による健康管理の他、手洗い、うがい、マスクの着用の徹底を周知する他、不特定多数が訪れる公共施設等においては必要に応じ消毒作業も実施します。
※写真は新型コロナウィルスのイメージ