先月お受けした取材が、今日オンエアになったようです(見ていなかった…)。番組はテレビ朝日のナニコレ珍百景。地域でまったく違う桃太郎・浦島太郎伝説のコーナー企画で、角館の浦島太郎を…。
取材クルーは一日市内で聞き取りしたそうですが、「門脇さんがお話しした浦島太郎伝説は、誰に聞いても誰も知りません。知らな過ぎます。これはボツになるかも知れません」と言っていました。でも使ってくれたんですね、ありがとうございました。お話しは〝あきた怪異幻想譚(加藤貞仁著・無明社)に載っています。元ネタは武藤鉄城さんの〝全国昔話資料集成・角館昔話集〟です。どんなお話しかと言うと…。
角館の浦島太郎は、漁師ではなく炭焼き職人です。また海もカメも出てきません。彼は桧木内川に毎正月マツやユズリ葉を流し、龍宮の繁栄を願っていました。これに感動した乙姫がお礼に彼を龍宮へ迎え、4日間を過ごして河原に戻ると400年の歳月が過ぎていたと言うもの。ちなみに最後は玉手箱ではなく、驚きと悲しさで流れ出た涙が、彼の身体を溶かして土に変えた、と…。桃太郎も浦島太郎も地域バージョンが多彩です。
※左上の写真は番組HPより
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