2014年11月28日金曜日

秋田大学と連携し田沢湖再生へ

先日、国立大学法人秋田大学と念願の事業提携が整いました。「田沢湖を再生するには、田沢湖の現状をしっかりと認識する必要があって、それは湖底に沈殿する物質の分析が重要(できれば湖底にカメラを入れて目視したいな)と考えています。どうか大学にご協力を仰ぐことはできないでしょうか」。こんなお話を今年4月、恐る恐る澤田賢一学長にご相談しました。

 澤田学長は、その場で「本当にロマンを感じる提案です。秋田大学が蓄積した研究成果とネットワークは、きっと市民のお役に立てると思います。やりましょう」。即決でした。さらに大学の対応は加速し、6月には大学内に「田沢湖湖底研究所」を創設していただきました。また「何も正式な約束事がない状況ではお互いに困るでしょうから」と、事業提携の協定まで、トントン拍子に話が弾んで、今回の調印式を迎えたという次第で…。

 大学との連携内容は、教育や芸術の振興、まちづくり全般と多分野に拡大することも想定しての協定です。2年くらい先になりますが、田沢湖クニマス未来館が湖畔に建築となった後は、この中に田沢湖湖底研究所が入り、日常的な研究や、子ども達に向けた教育活動を展開する計画です。

 さて調印式は、大学のブラスアンサンブルの皆さんにもお越しをいただいて、記念演奏会を開催してくれました。写真は国際資源学部の石山大三教授による記念講演の様子です。湖水を希釈して中和する実験で、参加した方々も興味津々。こんなワクワク感が、これからずっと体験できると思うと本当に嬉しくなります。

2014年11月19日水曜日

秋田・岩手両県一緒の国道要望活動

写真は、財務省の副大臣執務室。図面の説明をする山本正徳・岩手県宮古市長(写真:中央)らと、その説明に聞き入る御法川信英・財務副大臣(写真:左)。
 昨日、治水砂防大会で意見発表をした後、午後からは秋田県と岩手県の関係市町村が連携して、国道の整備促進に向けた財務省や国土交通省での要望活動でした。

 国会行事で忙しいことが分かっていたので、御法川副大臣に直接お話しをする場面設定は困難と、そんな風に思いながらの財務省訪問でした。それでも諦めきれず直前に電話したら、「何とか時間を確保します。執務室に来てください」と、副大臣本人からご連絡があり、面会が叶いました。本当にありがとうございます。

 今回の要望は、岩手県三陸縦貫自動車道整備、国道45号線岩手整備促進、宮古・盛岡・秋田間国道整備、国道106号指定区間編入促進、及び同線高規格道路整備促進の、各期成同盟会の活動で、仙北市は宮古・盛岡・秋田間国道整備の46号の秋田県側代表です。国道46号線は、第2仙岩トンネル事業や刺巻バイパス構想など、巨大プロジェクトとして事業化を要望していて、実現に向けて岩手県側の応援は不可欠です。その信頼関係を築き上げるためにも、最近は両県一緒の活動が増えています。今回は御法川副大臣に強力なバックアップをいただいた思いです。

全国治水砂防促進大会で

昨日、大曲駅から朝一番の新幹線で上京。砂防会館を会場に開催された全国治水砂防促進大会に出席。昨年8月9日に発生した先達供養佛の土石流災害について、その復旧状況や安全対策を発表しました。

 写真は、同大会で来賓あいさつの太田昭宏国土交通大臣。太田大臣から「昨年の土石流災害で被災した仙北市の門脇市長から、意見発表をいただくことになっています」とお話があり、一気に緊張が増しました。

 意見発表では、国や県のスピード感に満ちた対応に感謝しながら、「悲し過ぎる災害でしたが、今後は何処で起きても不思議ではないほど、雨の降り方は異常です。災害対応は初動がとても大切だと改めて認識をしました。当時の対応が適切だったかどうか時系列で詳細な分析を行い、そのまま公表しました。この記録が必ず誰かの役に立つと確信しています」、また「市が独自に設置した監視復旧センターが、災害の復旧と地域の安全確保に向けた行政の本気度を示す象徴になり、地域の皆さんとの信頼構築を構築する役割を果たしてくれました」など、お話しさせていただきました。

2014年11月16日日曜日

藤田ゆうみんさんをお迎えして

写真は昨日、角館交流センターで開催された「藤田ゆうみんさんと考えるちょっと先の仙北市」の一コマ。藤田ゆうみんさん(一番左:国民文化祭あきた2014テーマソング・ボーカリスト)をお迎えし、これまでの活動についての講演、そしてパネルディスカッションの進行役もお引き受けいただきました。パネリストは左から赤上マツさん、浅野慎太郎さん、村岡歩さん、安藤雄介さん。

 子育てやワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)について考えてみようと、仙北市男共同参画推進委員会と仙北市が共催しました。始まる前から楽しかったのが会場のセッティング。手作りスイーツやパン、漬物、手作り雑貨、フェイスマッサージなどチャレンジマーケットや、女性消防団の紹介コーナーもありました。賑やかです。

 藤田さんは、都会で故郷を自慢する沖縄県民や北海道民と比べて、秋田はどうなんだろう…、そんな疑問を持ち、結局、故郷を知らないから自慢ができないことに気付いたんだそうです。知ろうとする気持ちが大切だったと。

 パネリストの皆さんから、とても良いお話しを聞くことができました。市の未来を考える中で、「仙北市はモノではなくて、子どものような存在。優しく厳しくゆっくりと育てていきたい」の感想に、涙がこみ上げてきました。感動しちゃった…。

2014年11月14日金曜日

石破大臣の言葉

一昨日から昨日までの出張内容をお知らせします。
 12日のお昼に市役所を出て、夕方にかけて都内の企業訪問。既に秋田市内に支社のあるICT関連の企業で、その業務拠点を県内3ヶ所程度に実現したいとのお話を受け、さっそく視察をさせていただきました。「企業は人なり」の社訓で、社員育成に充分な時間とお金をかけていることが伺えます。角館高校の新卒生を考えている旨のお話もありました。都内の本社等で知識を積み、地元で仕事ができるビジネススタイルの定着を目標とする頼もしい企業でした。

 さて明けて13日の午前は、県選出の国会議員の皆さんをお迎えしての要請活動・意見交換会でした。“解散風”の中で、村岡議員、御法川議員(代理秘書)、冨樫議員、中泉議員、金田議員、石井議員(到着順)に出席をいただきました。平成27年度の政府予算に関する要望では、主に税制改革について議論を行いました。会話の節々に衆院の解散の話題が入り、議員の皆さんは気忙しそうです。日程等はマスコミ報道の通りと思って間違いなさそう。

 また午後からは、全国市長会理事・評議員合同会議でした。写真はこの会議に出席をした石破茂大臣の様子。
 石破大臣は「何としても今臨時国会で地方創生関連法案を成立させたい。全国で人口が減少し、特に東京がひどい。また世界基準で見れば海外企業の投資は首都圏でも良いとは言えない。つまり、この後の日本を考えると、東京に頼っていてはダメだと言うこと。これまでは地方が優秀な人材を東京に提供してきたが、これからはその逆になる。やる気のある町には、人材も国から提供したい。日本の再生・創生は地方創生にかかっている」と話していました。
 

2014年11月11日火曜日

士の日に殿と姫と角館武将隊

角館武将隊に守られて、深秋の武家屋敷など城下を散策する殿と姫のご一行。抜けるような小春日和、全国から紅葉狩りに町を訪ねたお客様でにぎわう通りをそぞろ歩けば、まあ、あちらこちらからお声がかかり、3歩進んで記念写真、また3歩進んで記念写真…。

 角館武将隊は毎月11日を「士(サムライ)の日」とし、観光客の皆さんの思い出づくりに参加しようと言うもの(市の観光課職員が頑張ってます)。主に記念撮影に加えてもらって喜ばれています。どうして11日が士の日なのか、そうです。十と一で士、サムライです。

 今日は韓国から青年交流団が来市していて、西宮家でお昼ご飯をご一緒しました。その際も「士の日なので、武家屋敷通りに向かった方がいいよ」とお話ししたら、ご飯もそこそこに皆さん慌てて出かけていきました。ちゃんと合うこと、できたかなあ。

2014年11月10日月曜日

みちのくダム湖サミットin田瀬

みちのくダム湖サミットin田瀬(岩手県遠野市)に出席しました。自分は東北ダム事業促進促進連絡協議会管理研究部会長で、主催者の一人です。また「水・地域・人 明日へつなぐ」と題したサミットのパネラーとしても参加しています。

 写真は、そのパネルディスカッションの風景。コーディネーター役をお引き受けいただいた平山健一さん(岩手大学元学長)は、「田瀬ダムは完成後60年が経過した。生まれた時には既にダムがあった人たちが多い。地域資源として活用されていることを嬉しく思う」と話していました。玉川ダムのように観光スポットとして誘客力となっているダム湖も多い中、さらに交流の幅を広げ、またそれぞれのダム湖間の情報共有を進めることが必要との意見が多数聞かれました。

 来年のダム湖サミットは、仙北市が会場となります。昨年の土石流災害でいただいた国土交通省や秋田県の支援の心に感謝をしながら、充実したダム湖サミットにしたいと思っています。

みちのく三大桜名所でキャラバン

先週末、「みちのく三大桜名所首都圏キャラバン」に参加し、都内の旅行関係機関などを訪問しました。みちのく三大桜は、弘前公園・弘前城の桜(青森県)、北上展勝地の桜(岩手県)、そして仙北角館の隣(秋田県)。毎年季節になれば都内の各駅に大型ポスターが張り出され、認知度は以前に比べ格段に向上しました。

 写真は、田端にある東日本旅客鉄道(株)東京支社でのスナップ。自分の隣は北上市の高橋市長です。会社の皆さんは仕事の手を休め、最後までプレゼンテーションを聞いていただいて…(本当にお忙しい中で済みませんでした)。またその後、別室で担当者間の意見交換も行いました。(株)ビュートラベルサービスを訪ねたときもそうでしたが、新たな商品造成(個々のニーズに対応できる小さな知的旅行)を求めていることが分かりました。仙北市だったら、まだまだ進めます。

 それと、しばらく途絶えていた桜サミッですが、来年の桜の時期に再開してはどうか、それを先ず仙北市から初めてはどうかと言う提言がありました。来年は市誕生10年の記念すべき1年になります。取り組みを実現したいと強く思っています。

国文祭ありがとうございました

皆さん、第29回あきた国民文化祭2014では、本当にご難儀をおかけしました。仙北市内で開催された全ての取り組みが、無事に終了したことはもちろん、多くの気付きを得た機会となりました。

 写真は、先週3日に開催となったフィナーレ・閉会式での一コマ。秋田市広小路を通行止めにして山車が練り歩きましたが、終了後、路上に“駐車”した山車の雄姿です。一番手前が角館の山車、その後ろに花輪の山車、そして土崎の山車が見えます。
 やっぱり、角館のやまぶっつけが一番熱かった!!。
 重ねて皆様に感謝を申し上げます。ご苦労様でした。ありがとうございました。