2010年9月30日木曜日
ビエンナーレについて
ジャパン・フィルムコミッション全国大会で来市している崔洋一監督、ファンです。その崔監督が、「わらび座の歴史、これは映画の好素材」みたいなお話もされていて、さらに「その時は市長にも出演いただくかも」との言葉。あららっ、震えが止まらない…。
崔監督を知ったのは角川映画がきっかけで、「いつか誰かが殺される」「友よ静かに眠れ」が出会いだったと思います。そして「月はどっちに出ている」。ルビー・モレノさんが印象的でした(最近の「カムイ外伝」を観ていないので大きな事は言えません)。
今回の全国大会、映画ファンだったらヨダレものです。レセプションで皆さんに、「映像作家、視覚芸術を応援する仙北市でありたい。だから定期的に、例えばビエンナーレなど開催できれば」とお話をしました。可能性を探ります。
ジャパン・フィルムコミッション
ジャパン・フィルムコミッション第2回総会in仙北が開催中です。仙北市では角館フィルムコミッション(坂本洋会長)が平成14年に設立されていて、現在は年間30件ぐらいのロケ支援を行っています。そんな実績が評価されての全国総会です。昨年は京都で開催していますが、今回は全国54の団体に参加をいただき、たざわこ芸術村をメイン会場に2日間の日程。昨日は市内を舞台に制作された映画の上映やシンポジューム、歓迎レセプションが行われました。自分は能代市での市長会に参加してからの合流でしたが、いろんな刺激をいただいて、本当に楽しかった…。
シンポジュームは、フィルムコミッションの寺脇研理事長を進行役に、撮影監督の長沼六男さん、映画監督の金秀吉さんが対談。「まちの匂いが大切。あとは製作者側が好きなまち。縁もゆかりもないけれど、あそこへ行こう~みたいな情報があるかないか」。
その後のレセプションであいさつをさせてもらいましたが、目の前に大好きな崔洋一監督(日本映画監督協会理事長)がいて大興奮。何を話したか思い出せない…。
今日は総会です。
2010年9月29日水曜日
秋田県市長会
2010年9月28日火曜日
ルバーブジャムづくり
秋田大学の島澤先生と学生有志が、春から取り組んできた「仙北市ルバーブジャムづくり」。いよいよルバーブの刈り取り時期が近づいたことから、大学の研究室で最終打ち合わせを行いました。
3年生の中村さん(能代市出身)と鶴田さん(仙北市出身)をメインに、刈り取り日時、ジャムのレシピ、また加工後の試食会予定日などを調整。10月に開催される仙北市産業祭で第1回目の試食会、また11月に横浜で開催される山の楽市で首都圏消費者の嗜好調査も予定します。
ルバーブはハーブの一種でタデ科の植物。シベリア南部原産の多年草ですが、ヨーロッパではジャムにしたりケーキにしたりして食べるとのこと。現在、田沢湖畔のハートハーブで栽培しています。今回の取り組みはハートハーブと市総合産業研究所がバックアップをしています。
保育園の課題
今日から市内の保育園巡りを始めました。待機・保留児童の解決に向け、今できることは何か、経営体が公なのか、民間の力を借りた方が良いのか、そして保育士さんの能力を最大発現させるには…。いろいろな課題を抱えながらも、とにかく子育てを支援する具体的な手法を探しています。
午前中に駆け足でしたが4つの保育園を訪問。各保育園の園長先生から現実的なお話をお聞きすることができました。「施設をつくる際、子ども達にどんな時間を過ごして欲しいか、その視点が欠落した設計と施工では、躾もままならない」とか、「予算がないからと言われて、いろいろ工夫をしているが、物理的な限界がある」とか、「若い保育士にとっては毎日が学習の場。それを支援する人的な配備に配慮がない」とか。
ほんの少しの時間でしたが、多くのことを学ばせてもらった思いです。園児数がだんだん少なくなるから施設拡大は我慢して?は、現在の課題に対応する姿ではないでしょう。
9月定例会の閉会で
9月市議会定例会が閉会しました。平成21年度の一般会計決算承認はこの後です。それ以外の全案件は可決・承認をいただきました。
閉会のあいさつで議会に報告した内容は次の通りです。
①国保調整交付金の返還は、議会全員協議会でご相談した手法、自分も含めた特別職、参事以上の一般職、当時の税務課担当者から寄付を募りたいこと。また最重要なことは再発防止で、そのシステムの再構築を図りたいこと。
②国保の事案に限らず、市の政策全般については、議会と恒常的・常態的に意見交換、協議の場が必要で、その進め方などを相談したいと思っていること。
③予防接種事業について、季節性と新型の両方に対してのワクチン接種とし、今年度は接種対象者を65歳以上の皆さんに加え、1歳から18歳までに拡大し、1回につき1千円を市単独分で助成したいこと。日本脳炎については、11歳、12歳の皆さんを対象として実施したいこと。
④高規格救急自動車の田沢湖分署への配備が内定し、2月~3月から運用ができる報告があったこと。
⑤22年産米の仮払い金が大幅な低下となったことで、米個別所得補償モデル事業の交付金の早期支払いや、備蓄米の買い入れを国に要望すること。またJA秋田おばこや各金融機関に対し、営農つなぎ資金の融資制度創設をお願いし、市ではその利子補給を行いたいこと。
⑥NPOアート夢ネットで申請した「広域連携・対流推進交付金事業」に市として支援体制を強化すること。
⑦JA秋田おばことの人事交流は半年づつ新職員を派遣したいこと。
⑧各行事での参加人数について、などです。
2010年9月26日日曜日
「バ~ン」でスタート
午前3時30分、息子に声をかけてもらって起床。いよいよ100キロチャレンジマラソンで、スターター役を務める朝。以前に一度だけ(先週の田沢湖マラソン)経験があるものの、やはり緊張していることが自分でも分かって、それでまた緊張。
ジャケットの下にウインドブレーカーを着け出発。「変かな」…。まだ周囲は真っ暗。情報センターに車を止めスタート地点の交流センターへ。同じ方向に歩く何人ものランナーと「お早うございます」の掛け合い。気持ちいい。
会場には多くの市役所職員、市民ボランティアの皆さん。受付会場、本部などへ熊谷教育長と「ご苦労様です」のごあいさつ。出発係の皆さんと綿密?な打合せ。時間は既に4時50分。会場内進行の佐藤さんが「気合いは入っているか~」とあおりにあおって…。これでバ~ンじゃなく、パチッ(不発)だったら「どうしよう」。でもランナーの方がもっと不安かも。あれこれ考えているうちに「30秒前」。ざわめきから静寂へ。
そしてバ~ン。良かった。音が出た。ランナーは一斉に鷹巣目指して走り出して。みんなガンバレ。沿道のボランティアも、応援隊も、みんなガンバレ。
朝焼けに染まる空を見ながら、角館バイパスを飛ばし西明寺へ。事務所前でランナーに声援。前夜祭でお話ができた北林県議(昨年も出場。脚力は議会随一)の他、何としても声援を送りたい二人を捜すことに。来ないなあ。本当に出場しているのかなあ…。あっ、来た来た。「足達さん(県総務部長)、ガンバレ~」「淡路さん(県議)、バンザ~イ」。みんな無事(時間内)に100キロ走りきりますように。
2010年9月25日土曜日
100キロマラソン前夜
100キロチャレンジマラソンの開会式、及び前夜祭が始まりました。最初に20回を記念し、これまで大会開催に功績のあった皆さんを表彰。行政関係では秋田県が、また協賛企業では秋田銀行が代表で賞状と記念品を授受。ほかにもランナーへの感謝状、ボランティアへの感謝状などなど、大会が多くの皆さんのご協力で続いてきた歴史を感じます。
さて写真は、埼玉県から参加の小松佑子さんによる選手宣誓。この辺りから会場はお祭りムードが盛り上がって…。小松さんが宣誓を忘れ、言葉を探している合間に大きな拍手が沸き起こったり。スポーツイベントはこうでなくちゃ。
たくさんの方々のご支援に心より感謝、またエントリーした1722名のランナーの、最大パフォーマンスを期待して、明朝5時のスタート号砲、お任せください。
2010年9月24日金曜日
2010年9月23日木曜日
生保内節全国大会
第25回を数える生保内節全国大会に参加。大会は昨日から開催されています。今日(23日)は、全国から出場の約200名の中から予選を通過した60名、また年少の部の子ども達約40名が節まわしを競います。
自分は大会会長でごあいさつをさせていただきます。それで、本番前の緊張を解きほぐそうとステージに向かったら、最終チェックに忙しい新田さんと遭遇。「生保内節の大会だから、やっぱり唄った方がいいかなあ」とお聞きすると、「そうだよね~」的リアクションで…。
そんな訳で、ごあいさつは「♪吹けや生保内東風(だし)♪~」の一節をうなって始めました(会場の皆さん、手拍子ありがとうございました)。「生保内節は風の唄。宝風の吹く様をいかに表現できるかの難曲です。頑張ってください」と激励をさせていただきました。
その後、医師確保活動で長野県へ出発。さっき停車の駅は軽井沢だったような。
2010年9月22日水曜日
西明寺栗コレクション
秋の交通安全運動
2010年9月20日月曜日
力を合わせ明日へ
田沢湖マラソンのドキドキ
フルマラソンのスターター役を仰せつかり、開会式のあいさつよりもドキドキしました。「位置について」はありだけど、「ヨ~イ」はないよとか、「もし火薬が湿っていてバンと音が出なかっらたら…」とか、いろんな不安を抱えながらトボトボとスタート地点に向かうしかなくて…。
その間にも「今ごろ20キロスタート地点で、淡路県議も気合いが入っているんだろうな」と人の心配までしてまして…。結果的にはちゃんとピストルを撃てたし、淡路県議は2時間5分で完走できたそうです(アップした証拠写真)。メデタシ、メデタシ。
その淡路県議、「今回のマラソンはトレーニングです。本番はもうすぐやってくる」みたいな謎の言葉を残して秋田市に帰っていきました。まさか…。
田沢湖マラソン
9月19日、第25回田沢湖マラソンの前夜祭に参加しました。主催と会場は湖畔の杜ビールORAEです。田沢湖にジュッと音が聞こえるような太陽が沈む頃に開幕。日本陸連の佐々木先生がお声かけをしてくれた市橋有里さんをゲストランナーに迎え、また毎年参加をいただく山田敬蔵さんと奥様も駆けつけ、和やかに会が始まりました。
市橋さんに「お酒はいける方かな?」とお声かけをしたら、「はい」と元気なお答え。ORAE自慢のピルスナーを味わいながら、「他にどんなビールがあるのかしら…」と、その片鱗が垣間見れて、一気に親近感増幅。
さて翌日、いよいよ本番。全体で5000人規模の大会の準備ボリュームはクラクラするほど(だったようです)。もっと皆さんと一緒に準備作業に加わりたかったのですが、スケジュールがそれを許しません…。市役所職員の皆さん、協力いただいた多くの関係者の皆さん、本当にご苦労様でした。そしてありがとうございました。
昨日の好天も元気をなくし、当日朝は雨模様。でもきっと昨夜、市橋さんがお天気祭りをしてくれたので(彼女は「私は天気女です」と言い切っていたし)、何とかなるかと思っていました。そしたらさすが凄い!。レース中はしっかり天気がもって。閉会式が終わったとたんにパラパラ雨が落ちてきて…。
多くの感動が生まれた大会でした。重ねて御礼を申し上げます。
田沢湖でG・G交歓会
芥川龍之介展にお越しを
今、市内角館町内の3施設をで「芥川龍之介~内なる歓びと苦悩~」が開催されています。大正と言う時代
に生きた作家だからこそ、文学に身を投じた歓びや、時代のうねりの痛みや苦悩が、さまざまな展示物から感じることができます。開会式には、日本近代文学館の理事長を務める高井有一さんや、新潮社社長の佐藤隆信さんも出席していただきました。
11月3日まで開館しています。会場は新潮社記念文学館、平福記念美術館、樺細工伝承館です。皆さんも是非ご来館ください。
※お問い合わせ先
新潮社記念文学館 ― TEL 0187-43-3333
角館町平福記念美術館 ― TEL 0187-54-3888
角館樺細工伝承館 ― TEL 0187-54-1700
2010年9月15日水曜日
一般質問(14日)
(続いて)仙北市議会9月定例会で、13日~14日に行われた一般質問と答弁について、ダイジェストでお伝えします。
《荒木田議員Q》 仙北市地域防災計画は絵に描いた餅ではないか。
《市長答弁A》 今回の災害で危機管理上の問題点が明らかになった。絵に描いた餅ではないが、速やかに実効性の高い計画に改訂する。同時に危機管理計画・マニュアルを策定する。
《荒木田議員Q》 高速情報通信網の未整備地区対策(田沢湖高原)は。
《市長答弁A》 8月に同地区でアンケート調査を行い、全戸数の52%が希望をしている状況を把握したので、NTT東日本へ早急な整備を要望した。
《熊谷議員Q》 仙北市に防災の日を制定してはどうか。
《市長答弁A》 昭和35年の田沢湖災害など、忘れることのできない・忘れてはいけない災害に見舞われている。教訓として後生に伝えるため、きっちりと検討作業を行う。
《熊谷議員Q》 田沢湖病院の救急医療再開とドクターヘリの導入については。
《市長答弁A》 全力で医療スタッフの確保に務めているが、成果を上げることができていない。現在は救急再開を今は約束できない状況。ドクターヘリは期待をしている。
《八柳議員Q》 木質バイオマス発電の今後の見通しなどは。
《市長答弁A》 当初に予定した計画通りの稼働状況に至っていない。申し訳ない。チップの水分含有量を調整し、今は2系統のガス化炉が稼働している。今後も課題を洗い出し、安定稼働に努める。
《八柳議員Q》 国保返還金問題、高校の統合問題など、議会との協議が十分ではない。《市長答弁A》 今回の国保返還問題は個人情報が多く、明確な調査結果が委員会から報告されるまで中間で報告できなかった。また高校の統合問題なども含め、今後は一層の協議の場を増やしたい。
これまでもしてきたように、今後も協力について要請をしていく。
※荒木田議員=荒木田俊一議員
熊谷議員=熊谷一夫議員
八柳議員=八柳良太郎議員
一般質問(13日)
仙北市議会9月定例会で、13日~14日に行われた一般質問と答弁について、ダイジェストでお伝えします。
《安藤議員Q》 各河川の常習的な氾濫にどのような対策をとるか。
《市長答弁A》 これまでの国や県に対する要望活動は強力に行うが、市でも事業に関わり、役割を果たすことで事業の進捗を早めたい。
《安藤議員Q》 神代地区の水道環境を早期に改善できないか。
《市長答弁A》 真崎地下道周辺の水源調査、西明寺簡水からの拡張調査(八津第2水源など)をします。まずは水源の確保です。
《高橋議員Q》 観光戦略で「田沢湖・角館」を統一ブランドとする考え方を問う。
《市長答弁A》 今後の市の主軸と考える。「田沢湖・角館」をフラッグシップと位置付け、全ての産業・情報・文化・環境・福祉等と言った地域力を総合的に発信する。
《高橋議員Q》 今回の統一ブランドで最もインパクトがあるのは市名の変更ではないか。
《市長答弁A》 これまでの議論を踏まえ、紆余曲折した経緯を考えると、今、市名の議論をすることは不適切。まずは仙北市として内なる力を蓄積し、仙北市をPRしていく。
《狐崎議員Q》 議員報酬の引き下げを市長は提案しないか。
《市長答弁A》 市が報酬審議会に諮問し議会へ提案する方法もあるが、議員の皆さんが市民の意見や経済状況を考慮し、議員提出議案として議会へ提案することが適切と思う。
《狐崎議員Q》 スポーツ等の運動参加率を競うチャレンジデーに参加してはどうか。
《教育長答弁A》 実際にチャレンジデーに参加している自治体などから、来年度の参加に向けて、その準備の進め方などアドバイスをいただいている。
《小林議員Q》 農家などが受けた被害に対する救済措置は考えられないか。
《市長答弁A》 農作物の被害は、水田利活用自給力向上事業の対象作物はその救済策を水田農業推進協議会で検討し、また被害世帯の救済と言うことでは見舞金制度を見直す。
《小林議員Q》 市の助成や補助で建築される民間施設も、市内業者を元請けとする方策は。
《市長答弁A》 あくまでも発注者(施主)の考え方次第で、法的な縛りは難しい。しかしこれまでもしてきたように、今後も協力について要請をしていく。
※安藤議員=安藤武議員
高橋議員=高橋豪議員
狐崎議員=狐崎捷琅議員
小林議員=小林幸悦議員
2010年9月11日土曜日
「連」の概念
角館樺細工伝承館のホールで開催された「秋田蘭画~光と影と~」(主催:ルネッサンス・角館)に参加。今回は田中優子さん(法政大学社会学部メディア社会学科教授)を招いての講演会です。
田中さんからは、平賀源内と小田野直武の関係についてお話をいただきましたが、自分が興味を持ったことは、江戸時代の「連」という概念でした。
「江戸文化のキーワードは連です。連と言う概念は、例えば文化が創られるとき、一人の天才がそれを為し得るモノではなく、多くの才能が連なり、渦巻きながら構成されて、初めて魅力的な文化が生まれます」。また「欠如が大切です。欠けていることで、初めてその部分を補う才能の必要性が高まります」など、ウ~ンと考えさせられた言葉が続きます。時間の都合で途中退場しましたが、これは本当に残念。
※連:会社組織などとは異質な一回性をもち、思想運動・芸術運動などとは異質な、純粋に機能的な性格をもっている。ひとつの具体的作業のために集まり、それが終われば解散する。
神代こども園の親子運動会
神代こども園の親子運動会の様子。雨の影響で会場を隣接する体育館に移動して開催していました。こども達は少し残念そう。今回は市政5周年の冠を付けていただいての開催です。
高齢の皆さんから「子ども達の声を聞くことが少なくて寂しい」とのご意見、また議会では「敬老の気持ちを大切に、何かお年寄りに楽しい行事が考えられないか」とのご指摘があって、それでこども園にお願いをして、近所のお年寄りにも参加をしてもらったら…、こんな気持ちでした。決して5周年に拘ったつもりはありません。そうしたら、やっぱりです。神代こども園は、日常的にお年寄りとの交流が深く、〝誰も特別〟だとは思っていないようです。こっちの方が正解です。例えば畑ではサツマイモの収穫まで、ベテランのおじいちゃん、おばあちゃんが手伝いに来てくれているんだとか。
さて運動会、盛会でした。ユニークな競技種目が多く、大人の方が楽しんでいたかな…。
恒例の森林作業体験
西木町で10年前から始まった「森林作業体験交流会」が、9月11日、西明寺篠路林内で実施されました。交流会は、都市住民と地域住民が協働し、森林整備に汗を流そうというもので、毎年6月と9月の年2会実施されている恒例行事です。
一晩バスに揺られて到着した首都圏からの参加者は、西木・田沢湖・角館の各ふるさと会の皆さんや、森林ボランティアの皆さん等約40名。迎える側は、主催団体のふれあいの森推進協議会(伊藤和彦会長)や地元の篠路愛林組合から約15名、指導者としてご協力をいただく仙北東森林組合職員約10名、また美味しい昼食と夜のご馳走を準備する炊事班にお母さん達約15名、それに県の森づくり推進課職員や市役所職員約10名と、総勢90名が参加するアウトドア・イベントです。
でも雨が時折強く降ったりで、予定していた面積に手入れができませんでした。その分、夜の交流会で盛り上がろう!
災害復旧要望
2010年9月8日水曜日
角館のお祭り
2010年9月6日月曜日
神代地域運営体・発足
神代地域運営体の設立総会。初めに準備会の古郡事務局長から経緯説明。何度も事前の協議を行って設立総会の開催に漕ぎ着けた様子が分かります。規約の議論、事業計画や予算の議論も、まさに真剣討議でした。
同運営体は30集落、53の各種団体により設立されました。初代会長は準備会会長だった細川俊雄さんが着任しました。
自分は、「新しい国づくりと同じ気持ちで、どうか挑戦をお願いします。運営体は地域のセーフティネットと同時に、民間企業と言うこともできます。神代株式会社が今日船出したと思ってください。将来に向けて生産活動・経済活動にも精進いただきながら、その利益を地域の市民と共有してください」と、お話をさせていただきました。
2010年9月5日日曜日
誰もが笑顔
9月5日の午前、運動会3会場に顔を出しての激励回り。写真は朝一番だった国館のスポーツを楽しむ会(会場は神代小学校)。地域の皆さんがグラウンド・ゴルフに汗を流します。その後、鎌川の大運動会、谷地川の大運動会と走り回りました。暑さが半端ではなかったので、皆さん体調など崩さなかったかなあ。
実は午後から神代地域運営体の設立総会があったので、いつもは競技が終わるまで参加できる会場もご免してもらって(某運動会では、自分は縄ない競争の第1人者ですから)。途中退場になってしまい、後ろ髪が引かれる思いした。ハハハ。
子どもの頃、運動会は大嫌いでした。走っても飛んでも半人前でしたから。でも今は運動会が大好きです。大切な地域のコミュニケーションの場です、それに誰もが笑顔です。
おめでとう!!
市役所企業局のホープ、高橋三輝くんと佐藤暁美さんの結婚ご披露宴。いや~、ご披露宴はイイッ!。特に若い二人、しかも美男美女の場合は、どこかに悔しさが引っかかっている感覚があって、なおさらイイッ!。
写真は三輝くんのお父様のお仲間が、きよしのズンドコ節を生保内バージョンに変え、会場を賑やかしているシーン。終始こんな和やかなパーティでした。
ちなみに自分も上司としてごあいさつをさせていただきましたが、「最初のあいさつで宴のムードが決まる」と〝披露宴のあいさつ心得〟に書いてあったので、努力して砕けた内容、雰囲気づくりを心がけました。しかし、やはりTPOはわきまえないと…です。「おめでたい席で無粋な人生訓など必要ありません。ただただお二人をお祝いしましょう」ではマズかったと反省(心の中にはたくさんの言葉が浮かんでいました)。厳粛なあいさつも、ちゃんとできるよう練習します。
2010年9月3日金曜日
夏紀さん優勝
8月29日に開かれた第41回ジュニアオリンピック陸上競技選手選考会で、桧木内中学校の門脇夏紀さんがジャベリックスロー競技で優勝、全国大会へ進むことが決まりました。
さてそのジャベリックスローなる競技、皆さんはご存じでしょうか。実は自分も分からなくて、ウィキペディアで調べてみました。そしたら…、「ジャベリックスロー(Javelic Throw)とは、陸上競技におけるやり投の小中学生版種目。近年ではジュニアオリンピック等の各種大会でも正式種目として実施されている」とあります。なるほど。それじゃジャベリックって何?と続きを読むと、「直訳するとヤリのような物投。この競技は日本独特のもので、ほかの国々では実施されていない」とあります。夏紀さんが持っているのは、この種目に使用される用具でターボジャブと言うんだそうです。これは重量が300グラムで、以外と軽いので、むしろ遠投が大変じゃないのかなと。でも夏紀さん、33メートルも投げての堂々優勝です。頑張れ!!
9月定例会~医療~
全国的に医師不足が叫ばれる中、仙北市としては秋田大学医学部附属病院をはじめとする関連病院への訪問、秋田県健康福祉部医務薬事課及び医師確保対策室などの関連機関に対し、医師の招聘活動を積極的に展開していますが、なかなかその成果が見えていない現状です。
このような中で、8月10日に自治医科大学地域医療推進課を訪問する一方、秋田県健康福祉部医務薬事課に自治医科大学卒業医師の継続配置をお願いし、併せて中野健康福祉部長あての要望書を提出しました。また首都圏在住者で地域医療を目指す医師がいるとの情報から、議会の皆様方や各病院の先生方のご助言により、公的病院に限らず広く私立病院等にもアプローチする予定です。医師確保対策については、いつも申し上げているとおり、一朝一夕に効果の出る特効薬がないことから、地道で息の長い活動だと言うことを肝に命じ、さらに積極的に活動を推進します。
そんな中で、医療局の設置と事業管理者の選任について作業を進めています。仙北市立病院等改革推進計画では、平成23年度から組織再編による事業の一元化を行う予定でした。しかし経営の効率化を図る見地から早い段階での設置が望ましと判断し、現在組織の立ち上げに向けて準備を進めているところです。また、医療局の設置に伴い、経営はもとより人事等、病院事業管理者の辣腕に期待がかかることから、この選任についても鋭意努力しています。
9月定例会~保育園・幼稚園~
市立保育園・市立幼稚園のあり方の検討内容について報告します。現在、保留児童・待機児童は30名以上に上っています。解消に向けては、現在の取り組みでは根本解決できないのではないかと感じています。所得対策としての子育て環境の整備など、将来の保育・幼児教育ニーズの多様化に、一刻も早い対応が必要です。
これまで庁内検討会では、関係部署間での協議、園長・副園長たちとの意見交換など、現状の運営形態の課題・問題及びその解決方法について検討してきました。
市立保育園を取り巻く主な課題・問題点として、前段でも述べた通り、保留児童・待機児童をどのように解消するか、どのように保育等の質を高めるか、また保育士の6割以上が臨時保育士などの有期雇用で、さらに今後5年間に17人の正職員が定年年齢に達するなど保育士の確保をどう進めるのか、また昭和50年代に建築され、老朽化した施設の改築も大きな課題です。これらの解決方法として、市立保育園の民営化は有効な手法と考えられます。すべての保育園を民営化しなくても、公立保育園と私立保育園が併存することも、選択肢の一つと考えることもできます。一般的に市立保育園は、公設が故、サービスの質が平準化し、地域の特性を活かしながら、保護者の要求に応えることのできる保育園づくりが難しいと言われています。仙北市の場合、保留児童・待機児童を解消するために、今後も採用が必要な保育士は、有期雇用では集まりにくく、仕事に対するモチベーションを高める職場環境とは言えない状況です。しかし、現状では全ての職員を正規職員として迎えることは困難です。
この際、これらの課題を発展的に解決する手法として、保育園の民営化に向けて本格的な検討を始めたいと思います。民営化を考える場合は、運営主体として既存法人を選定する方法や、新たな社会福祉法人を設立し移譲する方法があります。今年度は、保護者の皆様の意見等も聞きながら更に研究を進め、その結果として方針を明らかにし、早ければ平成24年度には、民営化による保育園の運営を開始できればと思います。また、国では「こども園」として幼保一元化の実現に向けて検討していますが、保育要件の緩和を国・県に要望するなど、今年度内には方向性を導き出したいと考えています。
なお、待機児童や保留児童の解消対策は、あり方の検討スケジュールとは切り離し、できる部分から取り組まなければならない課題と認識します。
民営化については、議会の皆様にも活発な議論をいただきたいと思います。
2010年9月2日木曜日
9月定例会~新たな観光ブランド~
次に、新観光ブランド「田沢湖・角館」についてです。観光産業拠点特別区観光戦略会議から、8月9日付けで緊急提言として、中間報告が提出されました。その内容は、仙北市の新観光ブランドを「田沢湖・角館」と決定し、ロゴマークを作成しその統一使用を実施するというものです。
これは、「田沢湖」と「角館」とそれぞれ独立したイメージから、「田沢湖・角館」と発信力の強い単一ブランドを早期に確立しなければ、本市の観光を取り巻く環境を打破できないという危機感、切迫した懸念からの緊急提言だと受け止めます。観光客数の伸び悩みに加え、青森新幹線開業という本市観光にとって計り知れない影響を与える現実が目の前に迫っています。観光産業の後退は、雇用・製造業・農業等本市の経済全体の後退を意味するものです。この提言は、私の市政公約、マニフェストとも合致する上、これからの観光行政にとって新たな基軸になるものと判断し、新観光ブランド「田沢湖・角館」をフラッグシップとして今後の観光戦略に取り組むことを改めて決意しました。
なお、関係予算を提案しておりますので、議員各位のご理解をお願いします。
9月定例会~国保の返還問題~
次に、国民健康保険普通調整交付金の返還問題についてです。本事案は、平成22年3月及び6月定例会で報告し、4月1日号の広報で市民の皆様にお詫びを申し上げました。また国保調整交付金調査委員会を設置し、市独自に原因の究明と再発防止策を講じると約束をしてきたところです。
今般、8月31日付けで調査委員会から調査報告書が提出されましたのでその内容を報告申し上げます。~報告書では、本事案での根拠なき調定の減額について、「国保税に係る現年課税分の収納率が一定基準を下回ることで、国からの調整交付金が減額されるのを回避するため、不適切な事務処理であることを認識しながらも、最終的にやむを得ない手法として、組織的かつ意図的に行われたもの」と結論づけています。
この行為が、結果として市及び市民に対し多大な損害を与え、行政不信を招きました。係る責任は重大です。~補てん対象とするべき額としては、合計で9,153,565円となっています。報告ではこの金額の取り扱いについて、「損害を与えた部分について市民に迷惑のかからない方法で国民健康保険特別会計へ補てんすべき」としています。この他、職員への法令遵守意識の徹底及びセキュリティ機能の強化を図り、全庁を挙げて再発防止に取り組み、市民の皆様の信頼回復に努めるよう強く要望する報告となっています。
この調査報告書の内容を極めて重く受け止めています。会計検査院からの報告も待たれるところですが、市としての態度を律し、市民の皆様から納得を得られるよう本件の事後処理を行い、国民健康保険特別会計への補てんを、今年度末までには完了したいと考えています。併せて今後の再発防止と信頼回復に全力を挙げる所存です。
9月定例会~災害への対応~
はじめに、豪雨災害による被害状況について報告します。~大雨により、8月14日から17日にかけての民生部門の被害状況は、住宅床下浸水27棟、非住家65棟の被害を受けました。
農林部関係では、農作物の被害が、水稲、野菜等の浸水や倒伏が1,153a、農地・農業用施設の被害が水田55箇所、農道3箇所、ため池1箇所、頭首工5箇所、水路39箇所、農村公園3箇所の計106箇所、林業関係では、補助災害に該当する林道被害が1路線となっています。被災箇所については、緊急性を要するものについては応急措置を講じたほか、補助災害、単独災害に該当する施設については、それぞれ調査を行い、被災農家及び水利組合等の関係団体と協議しながら施設の復旧に取り組んでいます。
建設部関係では、河川護岸決壊等4箇所、道路法面崩落・路肩決壊等12箇所、水路埋設等3箇所、急傾斜地崩落1箇所、山腹崩落亀裂等3箇所に災害が発生しました。この内、道路3箇所、河川1箇所を公共土木施設災害復旧事業として国に申請しています。
お盆期間のさなかに度重なる水害を受けたことで、市民の皆様には大きな衝撃と不安を与えてしまいました。8月20日には、これまで不幸にして被害にあわれた家々を訪問し、お見舞いに上がりました。
現行の災害復旧事業は、制度上は原形復旧が原則です。ただ、これまで何度も同じ箇所での決壊や溢水など、繰り返し被害を被る市民はまさに我慢の限界点に達していると感じます。現に営農に対し意欲を失いかけている農家の皆さんや、家族ごと洪水のない地域に引っ越したいと漏らす市民の声を聞きます。被災箇所は原形に復するだけではなく、将来の災害をもくい止めることが可能となる「プラスα事業・防災事業」の制度確立に向け、国・県に強く要望を行う決意です。さらに農林業や商工業など、生業に被害が及んだ場合の補償についても、前例にとらわれない制度設計を急ぐよう、関係各部に伝えてあります。
~雷によりIP電話交換機を含むネットワーク機器が損傷したことへの対応は、交換機の代替機を準備するとともに、停電等被災時でも使用できるようアナログ電話を各庁舎に複数台配置します。また、各庁舎の代表番号を着信できるようにし、市民からの緊急通報を確実に受け入れられる体制を整えます。
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