2016年12月30日金曜日

門脇みつひろFacebook2016Best10

 今年6月にFacebookを始め、皆さんのリアクションを力に、仙北市の紹介など続けることができました。本当にありがとうございました。年末にあたり、“いいね”の多い順に上位をまとめてみました。『門脇みつひろFacebook2016Best10』をご覧ください。

1位 ■角館のお祭りが世界遺産に!
    (11/1up いいね619)
2位 ■私なんです!

    (11/15up いいね609)
3位 ■仙北市のこの1年を「前」で総括
    (12/28up いいね592)
4位 ■たざわ湖スキー場オープン!
    (12/16up いいね559)
5位 ■ミシュランから星をいただきました!
    (12/9up いいね541)
6位 ■責任と自信
    (12/20up いいね474)
7位 ■気になっていた羽後ジェラート
           (12/18up いいね471)
8位 ■仙北市が東京オリンピックのホストタウンに
          (12/10up いいね466)
9位 ■角館の木村リウさん(99歳)を訪ねて
    (12/6up いいね465)    
        ■Bicky(ビッキー)と
         (12/15 いいね465)
10位 ■少し未来の通勤風景
          (11/13up いいね459)


 皆さん元気に行きましょう。来る年はもっともっと佳い1年です。 

2016年12月29日木曜日

秋田内陸縦貫鉄道の「秋田犬っこ列車」デビュー

 今日の午前、秋田内陸縦貫鉄道(株)の「秋田犬っこ列車」出発式に参加。場所は同鉄道阿仁合駅構内。車輌は外も内も可愛い秋田犬の写真などでいっぱいです。たくさんの皆さんに乗ってもらいたいなあ。

 一番のお気に入りは、遊び心をくすぐる新シートカバーです。無数にプリントされている秋田犬のシルエットの中に、1頭の熊のシルエットがまぎれています。犬100に対し熊1の比率なんだそうで、これは注意深く探さないと見つかりません。

 他にもWi-Fiや携帯電話の充電コンセント、4ケ国語対応のカラオケセットなど、装備充実も進みました。様々な行事等にご活用ください。あとは本当の秋田犬を、何とかして車輌に乗せる手立てを考えようっと…。

2016年12月28日水曜日

仙北市のこの1年を「前」で総括

 今年最後の記者会見を開催。仙北市のこの1年を「前」の字で総括しました。「これまで事件・事故が続き、市民の皆さんは疲労困憊していました。今年はその状況から抜け出て、前に進む機転となった1年だったと思います」と。

 そして来る年は、明らかに市を前進させる政策を展開する1年です。庁舎整備は事業の具体化に進み、新たな病院のオープン、田沢湖クニマス未来館の竣工、西木温泉クリオンプールの再開、医療と温泉を連携させた市民の健康増進事業、市独自の農林業政策、観光分野では国内外からの誘客活動の充実、特区事業の新展開などなど、多くの取り組みが加速します。企業誘致や大手企業との事業連携も進むはずです。ユネスコ世界遺産、ミシュランの評価、東京オリンピックのホストタウン…、恵まれた資源をフル活用した経済対策で突破口を開きます。

 皆さんにご協力をいただきながら、前進する仙北市を実感できる1年としましょう!。

2016年12月27日火曜日

仙北市グリーンツーリズムの記録映像です

   市農山村体験デザイン室と、農山村体験推進協議会が制作したグリーンツーリズム活動の記録映像です。昨日の「デスカバー農山漁村の宝・特別賞受章祝賀会」で上映しました。これを今日、YouTubeにアップしました。皆さんご覧らんください。

https://youtu.be/DYWfLLD1Uk0

角館の火振りかまくらは2月13日と14日です

 朝から角館の火振りかまくら行事を協議。開催日は年明け2月13日(桜並木会場)と、翌14日(町内36会場)です。

 仙北市は市内各地に小正月行事が伝わり、習俗の保存はもちろん、各行事自体が観光資源になっています。角館の火振りかまくらもその代表的な行事です。お正月の注連飾りなどを焚き上げ、豊作や無病息災をお祈りします。最近は外国人のお客様も急増しています。そこでQRコードの表記プレートを各会場に配備し、各国の言葉でインフォメーションする準備も進めています。
 毎年、火振りに使用する俵は3千個以上ですが、材料と製作者の確保が大変で…。でも皆さん頑張ってくれています。


 たくさんの方々にお出でをいただきたいと思います。

2016年12月25日日曜日

聖夜のサザンオールスターズ『バラッド3』

 仕事が終わり、たまたま入ったお店でサザンオールスターズの『バラッド3』(中古盤)を発見。自分へのXmasプレゼントにぴったりです。聖夜に車を走らせて〝真夏の果実〟を聴きましょう。

 『バラッド3』は2000年に発売されました。大きなククリで言えばバラード集で、1も2もあります(ウチにもあります)。〝真夏の果実〟は今から26年前の、『稲村ジェーン』と言う映画の挿入歌でした。この映画は桑田佳祐さんの初監督作品です。ちなみに大好きな〝希望の轍〟も稲村ジェーンの挿入歌です。この曲も『バラッド3』に収録されています。あの頃の不安や情熱を思い起こすには十分なメロディです。

 サザンオールスターズは、少し元気力が落ちた時によく聴きます(よく効きます)。

2016年12月23日金曜日

冬に訪れたい日本の雪まつり10選

 楽天トラベルが昨年末に発表した“2016年の冬に訪れたい日本の祭り10選”に、仙北市西木町の「上桧木内の紙風船上げ」が選ばれていたことをご存じだったでしょうか。さて、今年ももうすぐ発表になりますが…。

 昨年の10選は、北から北海道は「さっぽろ雪まつり」、青森県は「弘前城雪燈籠まつり」、秋田県は「上桧木内の紙風船上げ」と「横手のかまくら」、岩手県は「いわて雪まつり」、山形県は「蔵王樹氷まつり」、福島県は「会津絵ろうそくまつり」と「大内宿雪まつり」、「裏磐梯雪まつり」、栃木県は「湯西川温泉かまくら祭」でした。

 来年2月10日の「上桧木内の紙風船上げ」は、ビッグなゲストが歌を披露する計画も進んでいるようで、楽しみだなあ。

読売新聞「秋田の10大ニュース」

 今朝の読売新聞の記事です。読者が選んだ県内10大ニュース2016の投票結果が掲載されていました。仙北市に関連するものは、2位の「祭り3件、無形文化遺産登録」(角館祭りのやま行事)と10位の「無人バス公道実験」です。

2016年12月22日木曜日

株式会社モンベル(mont-bell)と野外活動・防災協力で連携協定

 先ほど、アウトドアの株式会社モンベル(mont-bell:本社は大阪府)と仙北市は、「野外活動の推進」と「防災協力」に関する協定を締結しました。場所は秋田駒ヶ岳の麓にあるアルパこまくさです。

 モンベルからは取締役の竹山史朗・広報本部長、そして金森智・課長代理が出席。仙北市側は私や倉橋副市長、熊谷教育長、阿部防災課長などです。協定の内容は、
1.豊かな自然の魅力発信
2.防災意識のと災害対応力の向上
3.自然体験の促進と環境保全意識の情勢
4.子ども達の生き抜く力の育成
5.自然体験を生かした健康増進
6.エコツーリズムの促進
7.農林水産業の活性化
 などです。


 この後、年度内にモンベル・フレンドエリアの認証を経て、来年度から駒ヶ岳・田沢湖や周辺エリアを結んだバイク・カヌー・登山イベント、また防災・野外活動教室などを開催予定です。

2016年12月21日水曜日

仙北市議会12月定例会の閉会にあたり…

 仙北市議会12月定例会が終わりました。閉会にあたり行った市長発言の概要をお知らせします。既に皆様に報告済みの事案は省略します。

1.庁舎整備の新市建設計画の変更について
 12月14日、県庁と庁舎整備に関する新市建設計画の変更を協議。担当から「これまでと同様の分庁舎方式では合併特例債の対象とならない場合もある。組織の再編・集約が望ましい。また現角館庁舎の解体後に火除け復元の計画があるとすれば、それも新市建設計画に盛り込んだ方が良い」との指摘をいただきました。この協議を踏まえ、既に提案している庁舎整備構想のA案を基本に、角館交流センター隣接地を角館庁舎の建設候補地とし、各庁舎への組織の配置をさらに精査の上、新市建設計画変更の文言を整理したいと思います。1月中には新市建設計画の変更案と庁舎整備の一定の方向性を取りまとめ、議会の皆様と協議させていただきたいと考えています。


2.雪下ろし作業事故について
 12月17日午前11時ごろ、田沢湖神代地区で79歳男性が、庭木の雪下ろし作業中、ハシゴから転落し軽傷を負う事故が発生しました。市民の皆様には雪下ろし等、作業事故には十分注意していただくよう呼び掛けます。


3.株式会社モンベルとの協定締結について
 明日12月22日、仙北市と株式会社モンベルは、自然の恵みを生かした「野外活動の推進」、また自然災害発生時の「防災協力」について協定を締結します。仙北市の恵まれた豊かな自然を生かし、その魅力発信や野外活動・レクリエーションの振興、そして防災面では災害対応力の向上などに連携・協力しながら取り組みたいと考えています。


4.仙北市子ども議会について
 第2回仙北市子ども議会が、新年1月12日に開催されます。議長始め議員の皆様には是非とも傍聴の上、ご意見・ご感想をいただければと思います。


5.平成29年度の主なイベント・行事について
 来年度は4月には浜田謹吾銅像建立30周年記念式典、桜まつりには3Dプロジェクト行事、5月下旬はユネスコ関連事業、昔ばなし大学25周年事業、6月にはアジア太平洋温泉会議、7月にはマウンテンバイク大会、8月には世界合気道フェスティバル、9月には全国健康福祉祭、日本陸水学会、10月には全国京都会議、台湾澄清湖と田沢湖の姉妹湖30周年事業、日本電子情報通信学会、11月には常陸太田市・秋田市・仙北市交流10周年事業、そしてFISフリースタイルスキーワールドカップ…、この他検討中の事業も含め、毎月ビッグイベントが目白押しです。


 間もなく平成28年が終わります。今年は辛く悲しい出来事よりも、これまでの努力や多くの皆様のお力添えで、明るい話題の多かった1年だったのではないかと感じています。年明け早々、包括協定を結んだ青山学院大学の陸上競技部駅伝チームは、箱根駅伝3連覇を目指し力走してくれると思います。仙北市をあげて応援したいと思います。
 議会の皆様、市民の皆様、そして職員には、さらにご多幸に恵まれる素晴らしい年の初めをお迎えくださるよう祈念を申し上げ、閉会のあいさつとします。

責任と自信

 先週の月曜日、各省庁で行った玉川温泉の岩盤浴冬期再開要望で、さっそく反応がありました。それで昨日の午後に急きょ都内へ出張しました。新たに財務省や内閣府の皆さんと協議する中、再開の道筋かオボロげながら見えてきたような気がします。

 それにしても、やはり仙北市は恵まれています。今日お会いした方々の半数は、「仙北市には行ったことがあります。家族も喜んでくれました」などで、会話がスタートできます。多くの方々の思い出の場所に仙北市がなっているとしたら、私たちは、いい加減なことなど絶対できません。

 責任と自信を持って進みましょう。
※写真は今月号のトランヴェール(JR東日本の新幹線車内広報紙)。表紙が角館の火振りかまくらです。

2016年12月20日火曜日

若手市議も参加して「語ろで〜第2弾〜」

 “畑楽”(はたらく:畑違いな仲間たち) と言う市内若手グループが主催した、「語ろで~おらだの仙北市のいまとこれから~第2弾  市長と若手市議との車座座談会」に出席。参加者は前回より多い31人でした。

 最初に、4人の市議の皆さんが各自の庁舎整備の考え方、産業振興や定住・子育て支援など、これまで取り組んできた政策を説明。私からは前会以降の変化事項を短くお話ししました。そして、いよいよ参加の皆さんの意見発言です。内容を少し紹介すると…。

・仙北市がゴタゴタしている感じ
・将来の市のビジョンを明確に
・議論のプロセスに失望した
・女性農業者の支援の強化を
・食育は育てさせて食べさせて
・文句を言っていないで行動を
・旧町村間が不協和音
・仙北市は本当に住み易い
・自分ができることをやる
・もう少し周囲に関心を持って
・若い方々の熱心さが心強い
・仕事は自分でつくるもの
・今こそ自治基本条例の制定を
・市民意識のベクトルを同軸に
・これが特産品…が思いつかない


 などなど。次回は年明けに、とのお話しもありました。

2016年12月19日月曜日

気になっていた羽後ジェラート

 日曜日の午後は、小山田雍先生(大仙市内:小山田医院院長)の旭日小綬章・秋田県文化功労章の受章祝賀会でした。秋田県医師会長としてご尽力をいただいた小山田先生を慕って、大曲仙北医師会の皆様が主催した会です。いろんなお話もお伺いできて、ますます小山田先生が大好きになりました。重ねてお祝いを申し上げます。

 この祝賀会に出席する前、少し時間があったので、羽後町の道の駅「端縫いの郷」に向かいました。気になっていた羽後ジェラートが何としても食べたくて…。噂通り、美味しかった!。で、ついでに鴨せいろも…。

 午前も午後も、幸せを感じる日曜日でした。小山田先生の写真ではなく、ジェラートの写真になったこと、ご免なさい!!

「ジン、私のスターダスト」

 土曜日は、各新年号の祝賀原稿を日中で書き上げ、その後ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリーの鑑賞でした。完璧です。あぁ涙が止まりません。

 40年前に公開のエピソードⅣで、デス・スターの設計図を受け取ったレイアの言葉を思い出しました。「この設計図を入手するために、どれだけ多くの犠牲があったことか…」。その犠牲者がローグ・ワンの面々だったんですね。デス・スター開発者のゲイレンの口癖、「ジン、私のスターダスト」がキーワードです。
 
 それにしても不思議です。40年前のキャストが、当時のままの容姿で登場しています。ソックリさんかなあ。

2016年12月16日金曜日

たざわ湖スキー場オープン!

 市議会予算常任委員会の後「たざわ湖スキー場」へ。今日はスキー場開きです。かもしかコース・駒ヶ岳第2コースは午前9時からオープンしました。お祝いに駆けつけてくれた上村愛子さんに、少し早めのクリスマスカードも差し上げて…。

 ところで仙北市は、今シーズンからウィンタースポーツ・パワーアップ事業で、市内小中学生のリフト券補助を始める予定です。今回の市議会で補正予算をお願いしています。地元の皆さんは「近いからいつでも行ける」みたいな安心感があって、一度もスキーを履かずに春がやってきたりします。世界に誇るスキー場です。どんどん利用して欲しいと思っています。

 FISフリースタイルスキー・ワールドカップ2017は、2月18日(土)~19日(日)です。たくさんの皆さんの観戦もお待ちします。

BS朝日「ジャパン大逆点」放送は24日です

 
BS朝日「ジャパン大逆点」で、仙北市の特区の取り組みが紹介されます。~東北の小さな町の大きな挑戦~と題した1時間番組です。放送日は24日(午後1時)。お時間があったらご覧ください。

2016年12月15日木曜日

市長に挑戦状を叩きつける!

 仙北市産業振興推進委員会を開催。後藤悦朗・新会長は「市長から、執行部の追従委員会は止めて欲しいと強烈な要請があった。市長に挑戦状を叩きつける気持ちで議論しよう」とあいさつをいただきました。これは面白くなりました。

 これこそ市民会議の在るべき姿です。市民の皆様に委員をお引き受けいただく全ての会議が、こんな覚悟で議論したら間違いなく市は変わります。職員や市役所の変化は加速します。

 さて同推進委員会では、創業・起業のさらなる支援、地場産食材と観光事業のリンク強化、ユネスコ世界遺産やミシュラン登録の高度活用などが話題になりました。意見の幾つかでも来年度当初予算に反映したい旨をお願いし、年明けに再度の委員会を開催いただくことで散会しました。

2016年12月14日水曜日

水資源を活用した電力開発と産業振興

 仙北市は秋田県の水瓶です。豊富な森林と降雪の恩恵は、地元はもちろん秋田市民の皆様や工業団地でもご活用をいただいています。水力発電(東北電力・秋田県)は戦前から行われ、県内の水力発電出力比は仙北市が45%を占めています。この水資源をさらに産業振興に結びつけたいと考えています。

 市政公約にも新エネルギーの開発を明記し、また奥羽山系仙北平野水資源利用調査研究会の会長という立場で、これまで小水力発電の普及振興を進めてきました。本年7月、同会のメンバーが一念発起し、仙北水力発電(株)を立ち上げました。現在は鶴の湯水力発電所(199kw)、小野草水力発電所(325kw)の開発を進めています。各種の許認可申請手続きをほぼ終え、経済産業省の設備認定も11月に決定し、いよいよ工事に取りかかる段階ですが、東北電力への接続協議で足踏み状態となってしまいました。電力開発に関する環境の変化が要因ですが、この協議が整わなければ、仙北水力発電(株)で発電した電気を電線に接続できません。

 と言う訳で、今日の午後はいつもお世話になっている東北電力秋田支店の皆様と会議です。何とか皆様からお知恵をいただき打開策を探りたいと思います。

2016年12月12日月曜日

省庁要望と企業訪問と高井先生お別れの会

 今回の出張には、3つの目的がありました。1つは玉川温泉の冬期岩盤浴再開に向けた省庁要望活動、1つは(株)ツムラとの薬用作物事業の打ち合わせ、あと1つは高井有一先生お別れの会への参加です。

 玉川温泉の岩盤浴再開については、夕方にお会いできた今井敏・林野庁長官との協議で、霧の中に進むべき道筋を見た思いがしました。「二度と同じ事故を起こさない安全対策を、国と県と市がどう役割分担をして実現するか、誰が事業主体となるかは別としても、再開できる手法の洗い出しには、再度の調査検討と分析が必要。特区も活用できるのではないか」との結論を共有することができました。午前の環境省と文化庁では、それぞれ協力体制を確認できたことから、安全対策の実施に向け、先ずは基礎調査に着手することから始めたいと思います。また(株)ツムラ本社では、幹部の皆様に時間をいただき、薬用作物栽培の今後について大いに意見交換できました。この件に関しては少しお時間をいただいた後、きっとご報告できる機会があると思います。

 夜は、仙北市にご縁が深く、芥川賞作家として活躍した高井有一先生お別れの会です。会場には、日本の文壇を代表する皆様がお集まりでした。その中で、あいさつに立った仙北市在住の塩野米松さんが、「高井先生は、死ぬまで自分を育ててくれた角館にご恩返しをしてくれた。自分の後を歩く人たちを応援したい気持ちに溢れた人だった」と故人を偲んでいました。高井先生、本当にありがとうございました。安らかにお眠りください。

2016年12月11日日曜日

玉川温泉の冬期岩盤浴再開と湯治文化の振興を要望

上京のため新幹線です。明日の朝から山本公一・環境大臣、亀澤玲治・自然環境局長、宮田亮平・文化庁長官、今井敏・林野庁長官の皆様に、「玉川温泉の冬期の岩盤浴の再開とヘルスケア施設の設置等」について要望活動を行います。

 東日本大震災の前は、30万人以上のお客様をお迎えしていた玉川温泉郷でしたが、平成23年の雪崩事故、この対応で始まった冬期岩盤浴の閉鎖などが重なり、平成27年度は16万人台と半減しています。とても厳しい経営環境が続く中、12月3日には政府系の地域経済活性化支援機構(REVIC:日本航空を再生した国内最大手の再生組織)が支援を正式発表。様々な情報から考えると、国も玉川温泉を日本の宝と認識していることが予測できます。とても心強い味方です。

 これを好機ととらえ、環境省が策定作業中の「国立公園満喫プロジェクト事業」に、玉川温泉の冬期岩盤浴の再開対策、また湯治文化(ヘルスケア)の振興対策を盛り込めないか、その他の事業予算の確保も含め、強く要望したいと考えています。
 頑張ります。

2016年12月10日土曜日

仙北市が東京オリンピックのホストタウンに

 昨日、丸川珠代・五輪大臣の記者会見で、仙北市を東京オリンピックのホストタウン(カヌー競技:タイ王国)とする発表がありました。

 この夏、指定に向けたアピールでタイを訪問し、一定の感触はありましたが、心配もしていました。本当に良かったです。秋田県の皆様にも感謝を申し上げます。
 今後は生保内カヌー練習場を拠点に、タイのナショナルチームをご案内しての事前合宿、また市内小・中学生との市民交流、カヌー教室の開催などなどを実現したいと考えています。また練習や大会開催の環境整備として、更衣室・トイレなどの設置も急ぎます。

 ホストタウン指定で、合宿誘致など必要な費用は国から応援をいただくことができます。インバウンド対策も加速できます。

ミシュランから星をいただきました!

 世界的な観光ガイドブック「ミシュラン・グリーンブック」に、初めて仙北市内の各地を評価(星)いただきました。超嬉しいです!。

 ミシュランはご存知の通りフランスのタイヤメーカーです。同社が長く手掛けているのが、世界中の料理や観光地の評価(格付け:★)。その観光分野の格付けをまとめたミシュラン・グリーンブックに、初めて仙北市内の8ケ所が掲載されました。

・★★ 武家屋敷通り 乳頭温泉郷
・★  角館 田沢湖 抱返り渓谷
・星なし掲載 角館樺細工伝承館 安藤醸造 金峰神社

※★★★は「わざわざ旅行する価値がある」、★★は「寄り道する価値がある」、★は「興味深い」に分類されています。

2016年12月9日金曜日

ところで一般質問って?

 先日、ある方から「一般質問の仕組み」が分からないとのお問いかけをいただきました。疑問に感じている人も多いかなと思い、12月議会を例に簡単にお知らせします。

 11月29日、市議会が始まりました。この日、市議会冒頭で私から市政報告(9月議会以降の主な取り組みや新たに抱えた課題)を行い、これを受け、または議員活動を日夜行う中で、「~について市長の考え方を正す」や、「~について提案する」など、それぞれの思いをまとめ、議員が質問を投げかけ執行部が答える、このキャッチボールが一般質問です。今回は12月7日と8日の2日間で8人が行いました。一人の持ち時間は1時間です。この模様はインターネットでも配信されています。

 一般質問を行う議員は、事前作業として議長に一般質問発言通告(どんな発言内容か書いたもの)書をつくり提出します。この内容に沿って執行部は答弁案を準備します。「何だ、シナリオがあるのか」と思うかも知れませんが、一般質問は議員への答弁を通して、市民に現状と考え方や課題を発信する重要な役割を果たしています。あらかじめ議員の質問内容を把握することで、初めて適切な答弁ができることが多いのも事実です。さらに議員から説得力のある再質問や再々質問、また提案を受けると、事前に準備した答弁から一歩も二歩も前進することが多数あります。一般質問は市政が前進するかどうか大切な場面です。市民の皆様にはさらに注目して欲しいと思っています。

 さて議員から通告書が提出された後、一般質問当日まで執行部は一般質問検討会(12月1日・2日・5日)を開催し、全庁あげて可能な限り前向きな答弁案をまとめます。答弁者(私や教育長、各担当部長など)は、土・日も返上しての作業がよくあります。そして当日を迎えます。

2016年12月8日木曜日

仙北市議会一般質問②

 2日目の市議会一般質問が終わりました。質問者は、昨日と同様の4人で案件は多数です。主な質問内容と、市長答弁の概要をお知らせします。

1.平岡裕子議員
①就学前教育の充実を目指して
②親の教育費負担の軽減政策
③高校卒業までの医療費の無料化・予防接種の拡大
④基幹産業の安定こそ展望は開ける


《市長答弁》
 就学前と義務教育の連携はますます重要になる。支援が必要な子どもに対するサポートも充実したい。国の根拠法令が各省庁にまたがっているからと言って、自治体の福祉部門と教育部門に溝があってはならない。高校生までの医療費の拡大は叶えたい政策だが、高校生までとするか18歳とするか、これを検討したいので時間をいただきたい。インフルエンザの接種助成は、先ずは小学校まで拡大できないかと考えている。いずれも単年度事業ではなく、継続事業としなければ意味がない。財源が問題だ。農業はやる気のある農家を応援するメニューをさらに充実したい。薬草栽培は有望な産業になる。既に全県で一番の栽培地となっている。ツムラと栽培拠点の約束を取り交わせればと思っている。


2.小林幸悦議員
①庁舎建設に伴う総合計画の見直し
②観光客の受け入れ体制と施設整備・環境整備
③小規模修繕等契約の上限額の見直し


《市長答弁》
 統合庁舎に対する9月議会の判断で、現実的には不可能な状況となってしまった。行政コストを削減して、その分を市民に還元できる政策経費の財源としたかったが、それも困難な現状だ。市の総合計画は統合庁舎を想定した内容だった。各種事業の財源確保には影響がある。しかしだからといって、求める姿を示した総合計画を放棄できない。ハードルがさらに高くなっても、有るべき仙北市の実現に向けて努力するしかない。特に病院や診療所など、命と直結するサービスを切り捨てることは出来ない。内陸線は乗車促進が叶わなければ、代替手段も含めた対応の見直しも否定できない。観光地周辺のトイレ改修は続けたい。角館のお祭りがユネスコの世界遺産登録で、世界に果たす役割を担った。伝統を時代に継承し、観光客をお迎えする場の確保に向け、来年度予算に準備段階で必要な経費を計上したい。小規模修繕等契約額は、来年度から50万円未満に改めたい。


3.八栁良太郎議員
①きれいで切れ目のない日本一の桜で景気回復
②財政の交付税依存体質からの脱却を目指して


《市長答弁》
 古城山がウソの餌場で良いという認識はない。どのような対策が効果的か、情報収集し実践して、古城山の景観保全と桜の名所化を実現したい。また古城山にお出でをいただくための手段として、ケーブルカーの提案をいただいたが事業費が莫大にかかる。スロープカーでは工事費で1億5千万円で維持費が7百万円弱かかる資産があり、これよりケーブルカーはかかり増しとなる。実現は困難だと思う。しかし遊歩道等の手立てはあると考えている。山全体が民有地なので、地権者に構想案を提示するなど事前の対応が必要だ。角館まちづくり地域運営体の活動を支援し、行政も懸命に取り組みを行う。里山の保全に努力しているが、熊の目撃情報は今年は141件あり、昨年の55件に比べて2倍以上の異常事態だ。議員のご提案もあり、注意看板の設置を行う。財政に関する質問で、入湯税の滞納をご心配いただき申し訳ない。入湯税は申告がないと課税できない。今年度は申告しない事業者に対し、不申告加算金を課している。さらに毅然とした対応を強化する。


4.高橋豪議員
①市役所庁舎整備の今後
・内容多数


《市長答弁》
 9月議会の判断を受け、統合庁舎は諦めざるを得ないと判断した。しかし可能な限りの行政コストの削減と、市民サービスの維持・向上が行政の役割なので、次に効果的と思われるA案、A案よりも効果は薄いがB案と、2つの提案をさせていただいた。私としてはA案をお認めいただきたい。その説明に必要な財政計画などシミレーションは作成する。角館庁舎の場所は、現有施設の相互補完で庁舎建設のボリュームを抑えることが可能となる、角館交流センターへの隣接が最適と考えている。先ず議会で合意をいただきたい。それがなければ新市建設計画の変更が出来ない。それが出来なければ、合併特例債をいただくことも出来ない。総合計画に盛り込んだ各事業で、統合庁舎が実現できなかったことから、事業実施が困難となるメニューも考えられる。しかし、それも飲み込み、必要な事業はしっかりと実施しなければならない。ハードルはどんどん高くなっている。

2016年12月7日水曜日

仙北市議会一般質問の概要❶

 一日目の市議会一般質問が終わりました。質問者は4人で案件は多数です。主な質問内容と、市長答弁の概要をお知らせします。

1.阿部則比古議員
①マニフェストの大罪・市と市長に何を残したか
②市長の政治手法と角館病院の接遇
③地域運営体は二重行政
④総合産業研究所とは何か
⑤バイオマス発電の失敗の責任
⑥堆肥処理場事業と仙北夢牧場
⑦司食品工業誘致の失政
⑧庁舎建設問題で市長は特A級戦犯
⑨門脇市政は直感市政
⑩歓呼で迎えられ石もて追われる日が近い


《市長答弁》
 マニフェストは、大罪と言われるような反社会的・破壊的な内容ではない。市民検証委員会の評価は「必要な取り組みを実践しているが課題を抱えて推進途上」だ。40政策のうち実現できたものが多いが、所得10%向上は数値的には18.49%。一方で田沢湖病院救急医療の再開などは困難を極めている。何を残したかと言えば、全ての政策は議会にお認めいただいて、総合計画や総合戦略に組み込まれた。私自身は苦悩の毎日が続いている。石もて追われることについては、政治家は判断と実行が求められている。今は多数の理解がなくても、数年後・数十年後に評価をいただければ良い。その間はずっと石もて追われる批判が続くのだろう。それでも腹をくくり、覚悟を決めて市政前進にあたる。


2.安藤武議員
①角館庁舎建設について
・各庁舎整備は行政改革に沿ったものか
・角館庁舎の位置の決定はいつ、どんな方法で
・総合支所方式の考え方


《市長答弁》
 先ず、それぞれの庁舎整備を進めて良いという合意の形成が必要だ。2月市議会定例会まで整備方針と角館庁舎の位置について議会の合意を得たい。私が提案した総合支所方式のイメージは、それぞれの庁舎に配備した部課以外の業務に対し、それらが配備されていない庁舎でも、対応をしっかりと行うことができる体制づくりだ。現在の地域センターを高度化し、職員の配置やIT機器の導入などで、地域住民の利便性を向上させたい。庁舎整備事業で今よりも便利な市役所をつくらないと意味がない。いま提案している内容は、統合庁舎ほど効率化は出来ないけれど、現在の分庁舎方式を進化させたレベルを持っている。現状では実現の可能性が最も高い手法だと考えている。


3.高久昭二議員
①仙北市の福祉行政の充実
・高齢者憩いの家の設置
・学校給食の一部助成と放課後児童クラブの充実
②株式会社司食品工業の進出断念とその対応
・進出断念後の市の助成負担と対策
・新たな企業の進出見通しと工業団地の利活用
③黒倉地内の文化財遺跡の保存と観光資源活用


《市長答弁》
 今後はますます高齢者の集える場所づくりが必要になる。既に市や地域、社会福祉協議会、NPO団体などが様々な場所を活用して実践活動を行っている。先日、市内の若者有志が開催した勉強会に参加した。西木庁舎活用のメニューで中央公民館を実現し、子ども達の屋内の遊び場をつくることに賛成の声が多かったが、同じく隣接して多世代交流も出来る高齢者憩いのスペースもあれば良いとの意見もあった。また放課後児童クラブは角館スマイルバスを活用しての移動経費を12議会に提案している。司食品の進出断念後に、新たに経費がかかることはない。新たに進出を考える企業との交渉が既に始まっていて、先ずこれを実現したい。この取り組みに、司食品を訴える裁判はプラスにならないと判断している。


4.佐藤大成議員
①専門職員の採用の現状
②働く場づくりと娯楽の場づくり
③馬を活用した地域づくりの現状
④ふるさと納税に政策提案型を盛り込むこと
⑤合宿誘致の目標数値
⑥無人バスの将来プラン
⑦庁舎再編の考え方
・内容多数


《市長答弁》
 専門的知識を有する職員の採用が進んでいる。危機管理監は自衛隊から、地方創生・総合戦略統括官は国の機関から、田沢湖再生専門官は県の水産振興センター所長を、病院事業管理者には県健康福祉部長を、といった状況。さらに来年はインバウンド対策の強化を進めるため(株)JTBから職員を派遣いただく準備を進めている。また来年度の職員採用では、社会人枠を設定したい。働く場の必要性について異論はない。娯楽の場は、大規模なアミューズメントパークやショッピングモールは難しい。仙北市内でホテルを経営する母体企業に相談したが、人口規模と年齢構造で無理とのことだった。ふるさと納税は仕掛けを見直しする。無人バスはお話ししたように2020年の実運用を狙う。庁舎再編では私としては統合庁舎に次ぐメリットのあるA案が良いと思っている。市民の地域感情が庁舎整備にブレーキをかけたとしたら全く残念なこと。私の行政運営もその責はある。しかし合併してからもう11年が経とうとしている。この間に生まれた子ども達は、生まれながら仙北市民だ。この子ども達が主役の時代がすぐに来る。地域感情は持ち込まないで、次代の主役を応援したい。

2016年12月6日火曜日

角館にお住まいの木村リウさん(99歳)を訪ねて

 今日12月6日は、仙北市角館にお住まいの木村リウさんのお誕生日です。99歳になりました。市の敬老祝い事業で駆けつけましたが、玄関口から「わざわざ済みません」と言ってお出迎えをいただき、「お茶のご用意を」と周囲に促していた方が、まさかリウさんご本人とは思わず…。

 大変な失礼をしました。客間で少し待機した後、立派な茶室に導かれ、お茶を点てていただき、楽しいお話をお聞きしました。「お花は昭和12年から池坊に、お茶は最近で昭和30年から裏千家に学んでおります」と。私は「リウさん、私は昭和35年生まれですから、最近でもないと思いますよ」と答えると、「あらお若いんですねぇ」。茶室にはお花とお茶のお弟子さんも大勢集まっていてくれて、中には日頃からお世話になる方々もお出でです。数年前までは地元高校で指導されていたんだそうです。

 8人兄弟の3番目のリウさん。孫・曽孫は何人ですかと聞くと「数え切れません」。では長寿の秘訣はと尋ねたら「しっかりと食べ、しっかり寝て、好き嫌いなく、毎日楽しく過ごしていたら今日でした」。
 何だか恥ずかしくなりました。リウさん、益々のご活躍を!

2016年12月4日日曜日

大好きな浅田次郎さんも言ってます

 「温泉×医療で仙北市ヘルスケアツーリズム」の準備が進んでいます。明日は第3回の検討会です。そうしたら、たまたま写真の「マンスリーとーぶ12月号」で、大好きな浅田次郎さんが同じようなお話をしていました。

 仙北市ヘルスケアツーリズムは、「温泉資源に恵まれた仙北市で、湯治文化を再生して市民の健康増進に活用し、併せてインバウンド対策を強化する」政策です。私はこの会議で“世界遺産に日本の湯治文化を登録しよう”とお話しています。一方、創刊800号を迎えた「マンスリーとーぶ12月号」で、記念インタビューに登場した作家の浅田次郎さんは、“温泉は日本の宝だから、これを世界遺産に指定することはできないかって真剣に考えたことがある…”と、こんな発言しています。う~ん、嬉しい!。

 その前段で浅田次郎さんはお気に入りの温泉を尋ねられ、“素晴らしいのは、まず秋田の乳頭温泉郷。遠くて不便だけど、温泉の本来の形が見事に維持されている”と答えてくれています。
    浅田次郎さん、ますます大好きになりました。

仙北市農山村体験推進協議会がビックタイトル!

   内閣官房及び農林水産省は、800の応募の中から選出した30地区の農山漁村活性化の優良事例の中から、さらにグランプリと特別賞を選定し発表しました。

 12月2日、官邸で開催された授賞式には安倍総理大臣も出席し、活動を激励されたそうです。仙北市の農山村体験推進協議会(写真は門脇富士美会長)は、株式会社べつかい乳業興社(北海道別海町)のグランプリに次ぐ特別賞(フレンドシップ賞)に輝きました。

 春のオーライ!ニッポン大賞受賞に続く快挙です。おめでとうございます!

2016年12月3日土曜日

仙北市で青少年の国際交流を考える集い

 「北海道・東北ブロック青少年国際交流を考える集い」が始まりました。“地域資源を発掘し、活用できる発想力豊かな人材育成に取り組もう”をテーマに、今日と明日の2日間あきた芸術村で熱い議論を交わします。

 こんな大切な会議で、私が基調講演をさせていただきました。伝える力のなさを反省するばかりです。でも分科会がすごくて、オーライ!ニッポン大賞や、ディスカバー農山漁村の宝を受賞した仙北市農山村体験推進協議会の門脇富士美さん、バリ舞踏家の阿部歩さん、トラベルデザイン株式会社の須崎裕さんが、それぞれ講師を務めます。きっと多くの気づきをいただくことができます。

 明日は田沢湖ビールの工場見学、わらび座ミュージカル「ハルらんらん♪」観劇などがあります。皆様、仙北市をご堪能ください。

2016年12月1日木曜日

車座座談会で刺激的なご意見をいただきました

 「語ろで~おらだの仙北市のいまとこれから~市長と車座座談会」に出席。主催は“畑楽”(はたらく:畑違いな仲間たち) と言う市内若手グループです。参加した28人の皆さんから、刺激的なご意見を幾つもいただくことができました。

 先ず、こちらから庁舎整備の現状をお話ししました。この話題提供を踏み台に、少しずつ話題が広がりました。いただいた意見を少し紹介すると…。
・若い人が活躍しにくいムードがある。
・旧町村の意識の壁を感じる。
・文句を言って終わりではなく行動して意見したい。
・若い世代をもっと信じて応援して欲しい。
・市のマークはプロペラに見えるが回っていない。
・庁舎整備B案に安心を感じる。
・もっと市民に課題を預けて欲しい。
・課題解決の市民プロジェクトを設立してはどうか。
・人口増加を実現している離島もある。
・お城の庁舎で観光のシンボルに。
・若いことは失敗を許されるということ。
・外国人旅行者が増えたが案内力が弱い。
・松葉駅~田沢湖間の交通手段が必要。
・農業者を育てる農業生産法人をつくりたい。
・広域的視点がないと地域課題は解決できない。
・庁舎A案で子どもの遊び場と高齢者の憩いの場も。
・周囲が元気でなければ自分も元気になれない。
・庁舎整備手法の成否は今より便利になれるかどうか。
・消極的思考では成功は手にできない
 などなど。


 次回も参加したいと思います。

北浦地方の皆様に感謝を申し上げます

 「角館祭りのやま行事」がユネスコの無形文化遺産に登録となったことで、角館交流センターを会場に共同記者会見を開催しました。写真中央は、角館のお祭り保存会の今野則夫・会長。左側が仙北市教育委員会の熊谷徹・教育長、右は私です。

 今野会長は「昨年は痛ましい事故が起こりました。今回の登録をお祭りの伝統やルールをいま一度確認する機会とし、安全で楽しいお祭りをしっかりと開催できるようしたいと思います」と話していました。私は「この行事は、曳山の巡航や囃子の奏者、踊り手など、たくさんの皆さんの手を借りて開催できています。保存会や実行委員会、町内の方々はもちろん、北浦地方の多くの皆様のご協力にあらためて感謝を申し上げます」とお話しさせていただきました。

 ユネスコ世界遺産の登録で、さらに多くの国内外からのお客様をお迎えすることになります。その準備を怠りません。

先人に感謝、そして次代へ。角館のお祭りがユネスコ世界遺産に!

 
 
 
 
 本日午前2時ごろ、エチオピアのアディスアベバで開催されている政府間協議は、「角館祭りの山行事」をユネスコの無形文化遺産に登録することを正式決定しました。

 この行事は角館のお祭りとして、芦名義勝の時代から四百年近く受け継がれてきた歴史あるものです。角館神明社と薬師堂の祭典として9月7日~9日の3日間開催され、平成3年には国指定重要無形文化財に指定されました。多くのお客様もお迎えしています。市民の誇りで郷土の宝です。

 同行事が全国の「山・鉾・屋台行事」の一つとして、ユネスコ無形文化遺産に登録されたことを大変嬉しく思います。今日までやま行事の保存と催行にご尽力をいただいた皆様、関係省庁・国内外の専門家の皆様など、多くの皆様に感謝と御礼を申し上げます。

 “小さな国際文化都市”を目指す仙北市は、この登録を機に「角館祭りのやま行事」を全世界に発信し、多くの皆様に素晴らしい郷土文化をご覧いただけるよう、体制整備の準備を進めます。同時に、後世にもしっかりと継承し、安全で楽しいお祭りが催行できるよう、関係者をはじめ市民の皆様と取り組みを強化します。

 「土崎神明社祭の曳山行事」と、「花輪祭の屋台行事」を大切に継承されてきた両市民の皆様にも、心よりのお祝いを申し上げます。

2016年11月29日火曜日

無人運転バス公道実証実験の短編ビデオ

  11月13日に実施した「無人運転バス公道実証実験」を、2分の記録ビデオにまとめました。制作は市役所の若手グループ〝近未来のまち映像プロジェクト〟です。ユーチューブにもアップしています。ご覧ください。
https://youtu.be/3-7-vgYlL9E

12月定例議会がスタートしました

12月議会がスタートしました。冒頭の市政報告は、http://www.city.semboku.akita.jp/government/mayor/documents/H28_08shiseihoukoku.pdf
でご確認ください。また市議会庁舎建設特別委員会委員長から、重要な報告がありました。

  同委員長からは、先の9月議会で同特別委の提案が議会本会議で否決となったことで、これ以上の調査研究は理論矛盾に陥ると判断し、特別委員会は終了することが決定しました。また議員報酬の改定条例案では、庁舎事案で議会責任が果たせなかったこと等を理由に否決。連動して支給月額の引上げ予算案も否決しました。

  なお平成27年度の一般会計決算は、企業誘致の不調や、職員の贈収賄事件の発生などで不承認となりました。人事関連2案は可決となりました。

2016年11月28日月曜日

仙北市と青山学院大学が包括連携協定を締結

 本日の午前、仙北市と青山学院大学は包括連携協定を締結しました。写真は中央が三木義一・青山学院大学学長、左が立会人の青柳宗五郎・仙北市議会議長、右が私です。

 締結式は、同大学の田中正郎・副学長、橋本修・副学長にも出席をいただきました。冒頭、私から「青山学院大学の人的資源とネットワークで、様々な取り組みを展開する基盤ができました。子ども達の修学旅行先として、また英語力向上プログラムのパートナーとして、また大学キャンパスでの仙北市PR作戦、芸術活動の相互乗り入れ、学内の駅伝チームや各運動部・文化部の合宿誘致などを進めたいと思います。世界に開かれた渋谷の街に、仙北市の最前線基地ができた思いです」とあいさつ。特に正月明け早々の箱根駅伝の3連覇を期して、美味しいあきたこまち180キロを贈呈しました。

 三木学長は、「大学が取り組むグローバル化、さらにグローカル化の実践地として、国内の複数の自治体との包括協定を締結してきましたが、仙北市はその中でも最も北の街です。観光素材の豊かさや、英語特区のステージとして、また学生の合宿先として、超イイ条件が揃っています。これからの展開が楽しみです」とお話をいただきました。

 この後、控え室で三木学長から、「先ずは学生に冬場の雪下ろし体験をさせたいですね。それと冬の年中行事を組み合わせて、魅力的な体験プログラムを検討してくださいとのご要望もいただきました。すぐに着手します。
 なお、この包括連携協定にあたり、角館出身で仙北市観光大使の橋本副学長には大変なご尽力をいただきました。ありがとうございました。

2016年11月27日日曜日

仕事と床屋と宇多田ヒカル

 昨日は市政報告の調整で田沢湖庁舎。でも休日仕事も辛くありません。だって夕方は散髪でしたから!。床屋さんが大好きです。クラシックなお店も全国チェーンも特定しないで、いろんなお店を訪ねます。腕が良いのに不愛想なおじさん、世間話の度が過ぎてお客を逃しそうなおばさん、耳掃除やマッサージを売り物にしているお姉さん…。近いうち、「アナタのまちの床屋さん」と言う本を出版しようと思っているくらいです。

 今日のお店のご主人は〝ラジオ派〟とお見受けしました。ラジオはニュースも天気予報も音楽もあって、何だか得した気分になれます。そして突然、宇多田ヒカルの「真夏の通り雨」が流れました。
    彼女はデビュー以来、私の人生の分岐点でいつも一緒です。

 「Automatic」を歌う彼女は15歳でした。私は地域活動にも行政機能にも限界を感じ、実体的なまちづくりの情熱に戸惑う39歳。そこに無名の少女がさっと現れ、世の中の価値観を一変させてしまったのです。彼女自身が「留まっていては何も生まれない」と言うメッセージでした。さらに3年後に18歳で紀里谷和明氏と結婚。同月、私も42歳で県議選に出馬するため役所を退職しました。

 「Keep Tryin'」は、2度目の県議選を悩んでいた頃のヒット曲です。「標的になって泥に飛び込んでLadyレッツゴー」のフレーズに、どれだけ励まされたことか。以降、何かに立ち往生する度に、耳の奥で彼女の歌声が聞こえました。しかし彼女は5年前から「人間活動」に入り、姿を見ることができませんでした。そんな経緯があって先月の「NEWS ZERO」です。まさに積み上がった懸案に判断が必要なタイミングで、彼女と再会できました。

 話が長くなりました。そんな訳で床屋さんを出て真っすぐCDショップへ向かいました。いま「ファントーム」からエネルギーを充電中です。

2016年11月25日金曜日

財務省と国土交通省で事業要望活動

 財務省と国土交通省の事業要望で、仙台・都内を歩いています。案件は国道46号と国道105号の整備促進、八幡平山系の直轄砂防事業(3つの整備期成同盟会会長は仙北市長:写真は国土交通省の武藤浩・事務次官、財務省の福田淳一・主計局長など)です。

 昨日の東北地方整備局を皮切りに、今日午前はまず国土交通省、続いて財務省を訪ねました。さらに国会議員の皆さんに要請活動中です。
 ところで国土交通省では武藤浩・事務次官、道路局では石川雄一・局長、水管理国土保全局では山田邦博・局長に面談。事業の必要性を説明させていただきました。また財務省では主計局を訪ね、福田淳一・局長に予算要望を行いました。道路2本は国土の縦と横の重要路線です。46号はサンセット・サンライズラインと言えます。日本海側と太平洋側の産業文化、医療連携に欠かすことができませんが、線形がひと昔前の状況で何としても早期の高規格化が必要です。仙岩トンネルの改修も視野に入れています。105号は秋田県の背骨です。生活安定は当然のこと、インバウンド路線としても注目度が高まる中、大覚野峠が難所となっています。冬まつりが盛んな地域で、「秋田の観光は冬にあり」と声を高く説明をしました。また直轄砂防は活火山を抱え、著名な温泉群が集中している地元にとって、安全対策は欠かせません。
 いずれの対策も早期の改善を目指します。住民の皆さんが積極的に活動を展開してくれる今がチャンスです。

 各省の訪問に随行をいただいた御法川信英・財務金融委員会委員長、ありがとうございました。

2016年11月23日水曜日

広瀬栄・兵庫県養父市長の言葉

午後に上京。内閣府永田町合同庁舎で旅行業法の規制緩和を議論。内閣府・国家戦略特区ワーキンググループ・観光庁…。皆さんのスピード感は本当にスゴイ!。その後、仙北市地方創生アドバイザーで、テレビでもお馴染みの岸博幸先生(慶應義塾大学大学院教授)、そして国家戦略特区の先輩、兵庫県養父市の広瀬栄市長と対談。この様子は12月24日にBS朝日特番で放送予定です。

 岸先生には、最近の仙北市の様子、特区進捗状況などを報告し、様々なアドバイスをいただきました。近いうちにお出でをいただけるかも知れません。広瀬市長は選挙が終わったばかりで、お疲れだったと思います。さらに収録が22時を超えていました。それでも秋田の地酒、稲庭うどん、きりたんぽ鍋を飲んで食べて、たくさんのお話しもいただきました(写真)。

 広瀬市長の印象的だった言葉は、「特区は可能性の扉を開く鍵です。養父市はこの鍵を使って、養父市が抱える問題を解決するんです」。少しショックでした。仙北市の取り組みは、少し肩に力が入り過ぎていたかも知れません。早く取り組み実績を上げないと、規制緩和メニューの全国展開を考える国にブレーキをかけてしまう、ご迷惑をおかけしてしまう…、そんな思いが強くありました。広瀬市長の言う通り、何より「市民に役立つ特区」です。

2016年11月21日月曜日

田沢湖高原で源泉の切り替え通水式

 本日午前、田沢湖高原地区の宿泊施設が使用してきたカラ吹き源泉を、新源泉(水沢源泉)に切り替える通水式を行いました。半世紀を超え愛されてきた市の温泉事業は、安全な新源泉からの引湯でさらなる発展を目指します。

 カラ吹き源泉は老朽化で湯量や湯温に問題を抱えていました。そこで平成26年の年末、地元の温泉関係者と市の連携で温泉利用連絡協議会を立ち上げ、カラ吹き源泉から新たな源泉に移行する準備を進めていました。その直後、平成27年3月にカラ吹き源泉の調整作業で死亡事故が起こりました。亡くなられた3名の皆様に改めてお悔やみを申し上げます。また事故調査委員会からも硫化水素ガス濃度の高い源泉使用を改めるよう、答申がありました。これらにしっかり対応したいと事業化を早め、延長約3.3㎞に及ぶ引湯管を敷設するなどして、今回の切り替えが実現できました。

 新源泉は10月末から供用を開始しています。関係の皆様のご協力とご理解に、心から感謝を申し上げます。仙北市観光の主力と言える温泉事業です。ますます多くの皆様のご来市をお待ちします。

2016年11月20日日曜日

麻生太郎・副総理へ事業要望

 本日の午後、衆議院財務金融委員会の御法川信英・委員長のご配慮で、財務大臣を勤める麻生太郎・副総理へ仙北市の懸案事項を要望させていただきました。会場は大曲エンパイヤホテルです。

 要望会は、佐竹敬久・県知事や県南の市町村長、市町村議会議長などが出席しました。先月の国家戦略特区諮問会議(会場:総理官邸)で、麻生副総理とお会いしていたこともあり、仙北市からの要望は「この前の話だね」的な距離感です。

 要望内容は、玉川温泉の岩盤浴再開や田沢湖再生、国道46号と国道105号の整備促進、農業農村整備事業の早期完成など。また会話の中で「無人バスの走行実験」についてお話が及びました。
 麻生副総理、金田大臣、ありがとうございました。

新たな市役所庁舎整手法の説明会がスタート

仙北市役所の庁舎整備説明会が、本日(19日)田沢湖地区からスタートしました。明日は角館地区、明後日は西木地区で開催します。

 統合庁舎の整備案については、市議会特別委員会が執行部案の角館病院跡地案を修正し、角館駅前案をまとめました。しかし同案の関連議案は9月定例議会本会議で否決され、特別委員会は議論が中断、市議会全会派が解散するなど、事態の進展が困難な状況になっていました。私は現状下で統合庁舎の建築は困難と判断し、組織再編と合わせ、老朽化した角館庁舎の移転改築も含め、分庁舎方式から総合支所方式への転換を議会に再提案しました。今回の市民説明会は、その内容を市民にお伝えし、ご意見をいただこうと開催するものです。

 今日の田沢湖会場でも、様々なご意見をいただきました。角館地区・西木地区の説明会に多くの皆さんのご来場をお待ちします。
・20日(日) 18時~ 角館交流センター
・21日(月) 18時30分~ 西木開発センター

2016年11月19日土曜日

アロマセラピー学会が東北地方会を仙北市で開催

 本日の午後、日本アロマセラピー学会が東北地方会を仙北市で開催しました。国家戦略特区・地方創生特区として、温泉療法の確立を目指す仙北市の取り組みに着目をいただいての開催と聞きました。終了後、同学会関係者の皆さんと記念写真をパチリ!。

 学会では「総合医療による地方創生」と題した塩田清二先生(日本アロマセラピー学会理事長・星薬科大学教授)のお話、「仙北市の温泉療法の取り組み」と題した柴田裕先生(田沢湖病院副院長)のお話、「菊芋の成分分析と機能的意義」と題した田母神繁先生(秋田大学教授)のお話、「美郷雪華の開発と取り組み」と題した川人紫先生(熊本大学客員准教授)のお話、高橋玄朴先生(筑波大学講師)にはヨガ実技の指導など、とても多彩なプログラムでした。

 市が進めるヘルスケアツーリズムと重なり合うことで、大きな効果が期待できます。アロマセラピー学会との連携を強化します。

2016年11月18日金曜日

第2回の仙北市総合教育会議を開催

 本日午前、第2回総合教育会議を開催しました。案件は市立小・中学校の適正配置(8月に行ったアンケート調査結果の分析)や、総合給食センター、総合体育館の建設…など。またインバウンド対策でも新たな提案を行いました。

 小・中学校の適正配置については、この後、市議会や市民の皆さんに説明報告をし、議論を高めていきたいと思います。給食センターは市内の3ヶ所のどれもが老朽化していて、これらを何とか統合新築したいと言う構想の素案づくりです。総合体育館は各種大会を開催できる体育館の実現を図ろうというもので、余り時間をかけずに実現したいと考えています。

 インバウンド対策は、例えば海外からお迎えするお客様に、日本古来の各種競技の実演をお見せすることができないか(写真は弓道)、仙北市体育協会などの協力もいただきながら、検討を進めて欲しい旨を指示しました。

経営情報学会の中小企業TI経営研究部会が仙北市で大会開催を決定

 来年3月、経営情報学会の中小企業TI経営研究部会(事務局:都内)が、「近未来技術で地方は変わる、秋田から革新の潮流を起こす」をテーマに、仙北市で全国大会・秋田大会を開催することを決定しました。

 代表の伊嶋謙二さん(写真)は、「仙北市を選んだ理由は、国家戦略特区として近未来技術を活用した事業創造を進めていること、またドローン産業の育成を中核に種々な活動に取り組んでいる現状があること」と話してくれました。

 大会には、経済産業省東北経済局や、各自治体、企業、研究者などの参加を予定しています。皆さんのご来市をお待ちします。

2016年11月17日木曜日

日本陸水学会の仙北市開催が決定しました

 写真の方は、東北大学生命科学研究科教授で、湖沼や河川など内陸水域を研究する日本陸水学会の占部城太郎先生です。先ほど第82回日本陸水学会の仙北市開催が決定した報告をいただきました。来年9月28日から10月1日の間、全国から陸水研究者や学生、官民関係者が仙北市に結集します。

 学会誘致は、占部先生をはじめ多くの皆さんのご協力をいただき実現しました。主要テーマは田沢湖再生になると思います。陸水学会所属の専門研究者から世界の湖沼問題、酸性環境下での生物と生態系の特徴などを紹介いただき、地元からは田沢湖の将来ビジョン、克服すべき問題点などを提起します。研究者と市民が一緒になって、課題や改善策を議論するイメージです。

 次代を担う子ども達の参加も促そうと、水生生物同定会(生物の種類など判別する会)を開催したり、学会員から説明を聞いて学習する観察会を開催したり…。市民が楽しく参加できる公開講座も開設する予定と聞きます。
 私は今から開催を心待ちにしています。

角高生が台湾修学旅行で得たもの

 初の角館高校台湾修学旅行(10月6日~9日)は、姉妹校協定を結ぶ国立台湾師範大学附属高級中学の訪問など日台交流を行いました。帰国後の生徒に変化が起きているようです。

 昨日、修学旅行の概要を報告いただきました。生徒代表を務めた佐藤友紀さん(2年)に嬉しかったことをお聞きすると、「日本と関係の深い台湾文化に触れ、友達を作ることができたことです」と。また困ったことを尋ねたら、「台湾では英語もよく使われていています。私は英語力が弱くて思った会話ができませんでした。もっと英語を身につける必要があります」と話してくれました。高校時代にこの体験は大きいでしょう。その他、日本を海外から見る、自身と向かい合って会話する、そんな作業がずっと続いた結果、心の内部に変化があったとことは想像に難くありません。

 今井智幸校長先生は、「良い経験になったと思います。この取り組みを継続できればと考えています」。また随行の福原幸子先生や高橋健一先生は、「修学旅行から帰った後の生徒の表情が違います」と、それぞれお話しくださいました。仙北市は“小さな国際文化都市”を標榜しています。そんな政策上の判断で、修学旅行経費の応援を行いました。来年以降も継続したいと思いますが、県も助成制度の立ち上げを検討いただければと考えています。

2016年11月16日水曜日

道路を3次元コピーする新技術の開発

 仙北市は近未来技術実証特区として、(株)リコーのICT研究所と国・県の4者で、「路面性状モニタリング実証実験コンソーシアム」を春に立ち上げました。リコーが世界に誇る光学技術を高度化し、道路を丸ごと3次元コピーする新技術の開発が目標です。

 道路を3次元コピー(データ化・数値化)するとどうなるか…。年ごとのコピーを比較すれば、時間的経過の中で、道路のひび割れ、パッチング(補修)、わだち掘れ、平坦性などが、どう変化するかが分かります。これを繰り返すことで、例えば「あと何年で補修が必要になる」かも予測ができます。これを裏付けに、国からの交付金や自治体の補修計画をつくり、最少コストで最大効果を上げることが可能になります。

 今日から1週間、専用の撮影車輌が市道5路線・県道2路線・国道1路線の、併せて3,250mをコピーして回ります。リコーICT研究所は機材のコンパクト化も進めていて、市の公用車に装備できるサイズにしたいと話していました。