2016年12月9日金曜日

ところで一般質問って?

 先日、ある方から「一般質問の仕組み」が分からないとのお問いかけをいただきました。疑問に感じている人も多いかなと思い、12月議会を例に簡単にお知らせします。

 11月29日、市議会が始まりました。この日、市議会冒頭で私から市政報告(9月議会以降の主な取り組みや新たに抱えた課題)を行い、これを受け、または議員活動を日夜行う中で、「~について市長の考え方を正す」や、「~について提案する」など、それぞれの思いをまとめ、議員が質問を投げかけ執行部が答える、このキャッチボールが一般質問です。今回は12月7日と8日の2日間で8人が行いました。一人の持ち時間は1時間です。この模様はインターネットでも配信されています。

 一般質問を行う議員は、事前作業として議長に一般質問発言通告(どんな発言内容か書いたもの)書をつくり提出します。この内容に沿って執行部は答弁案を準備します。「何だ、シナリオがあるのか」と思うかも知れませんが、一般質問は議員への答弁を通して、市民に現状と考え方や課題を発信する重要な役割を果たしています。あらかじめ議員の質問内容を把握することで、初めて適切な答弁ができることが多いのも事実です。さらに議員から説得力のある再質問や再々質問、また提案を受けると、事前に準備した答弁から一歩も二歩も前進することが多数あります。一般質問は市政が前進するかどうか大切な場面です。市民の皆様にはさらに注目して欲しいと思っています。

 さて議員から通告書が提出された後、一般質問当日まで執行部は一般質問検討会(12月1日・2日・5日)を開催し、全庁あげて可能な限り前向きな答弁案をまとめます。答弁者(私や教育長、各担当部長など)は、土・日も返上しての作業がよくあります。そして当日を迎えます。

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