2016年12月12日月曜日

省庁要望と企業訪問と高井先生お別れの会

 今回の出張には、3つの目的がありました。1つは玉川温泉の冬期岩盤浴再開に向けた省庁要望活動、1つは(株)ツムラとの薬用作物事業の打ち合わせ、あと1つは高井有一先生お別れの会への参加です。

 玉川温泉の岩盤浴再開については、夕方にお会いできた今井敏・林野庁長官との協議で、霧の中に進むべき道筋を見た思いがしました。「二度と同じ事故を起こさない安全対策を、国と県と市がどう役割分担をして実現するか、誰が事業主体となるかは別としても、再開できる手法の洗い出しには、再度の調査検討と分析が必要。特区も活用できるのではないか」との結論を共有することができました。午前の環境省と文化庁では、それぞれ協力体制を確認できたことから、安全対策の実施に向け、先ずは基礎調査に着手することから始めたいと思います。また(株)ツムラ本社では、幹部の皆様に時間をいただき、薬用作物栽培の今後について大いに意見交換できました。この件に関しては少しお時間をいただいた後、きっとご報告できる機会があると思います。

 夜は、仙北市にご縁が深く、芥川賞作家として活躍した高井有一先生お別れの会です。会場には、日本の文壇を代表する皆様がお集まりでした。その中で、あいさつに立った仙北市在住の塩野米松さんが、「高井先生は、死ぬまで自分を育ててくれた角館にご恩返しをしてくれた。自分の後を歩く人たちを応援したい気持ちに溢れた人だった」と故人を偲んでいました。高井先生、本当にありがとうございました。安らかにお眠りください。

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