2010年11月30日火曜日
保育園の訪問
午前中、市内保育園を4ヶ所回りました。どこの園も元気な子ども達で賑やか賑やか。写真は中川保育園の発表会練習風景です。歌、上手かったなあ。
先週、保育士さん達との意見交換会に出席させてもらいました。皆さん民営化について大変心配をしていました。今の段階では、様々な現状課題を解決する手法として公設民営もあると考えています。民営については、自分は市の関与がしっかり担保された民間法人などの設立が望ましいのではないかと思います。また、その経営体は、保育士さん達の納得のいく姿・方針を持っていなければいけません。23年度でこのあたりの作業を本格稼働したいと考えています。
その前段で、まず今やらなければいけない修繕や改修はキッチリやろう、人的パワーの充填を進めよう、必要経費は来年度の予算に計上しよう…、そんな思いで全部の園を訪問しています。回ってみると色々な意見を聞くことができます。
また保護者との意見交換会もこの後開催予定です。これは子ども達をあずけるご家族として、園にどんな要望があるのか、また子育て環境の充実を図る手法などについてのお話会です。どうぞよろしくお願いします。
2010年11月28日日曜日
地域特産手づくりコンクール
今日は、午前から桧木内地域運営体(橋本左武郎会長)主催の「産業振興集会」でした。この会の中心事業が地域特産手づくりコンクール。初めての開催でしたが、3部門(お菓子・漬け物・総菜)に35点が出品されました。自分も審査員に加えていただきましたが、本当にどれも美味しくて…。
審査員代表の泉牧子さん(市総合産業研究所)の評価によれば、「地域の皆さんは、地域の産物を良く知っていて、加工技術、食味も大変高いレベルにで驚いた」とのこと。また「甘みを抑えること、容器を小さなものに変えるなど工夫を重ね、商品化できれば」と話していました(泉さんはこの後「地域資源の活用による商品化とノウハウ」と題した講話も行いました)。
さらに上桧木内出身の鈴木勝男さん(日本炭の会)から、「桧木内地域の活性化をどう考えるか」と言うお話を聞くことができました。皆さんありがとうございました。
《各部門金・銀受賞者》
お菓子の部 金賞 佐々右ェ門さんちのゆめおばこと西明寺栗のコラボシフォンケ ーキ(布谷裕美子さん)
銀賞 ブルーベリージャム(若松田鶴子さん)
漬け物の部 金賞 カブ漬け(橋本敦子さん)
銀賞 アケビの山ぶどう漬け(橋本よりえさん)
総菜の部 金賞 巻きずし(門脇トキヨさん)
銀賞 ホウレン草ゆべし(門脇トキヨさん)
祝・西木ホワイトエンジェル20周年
写真はフラダンスです。西木ホワイトエンジェル(現社屋は田沢湖神代地内)20周年祝賀会で、社員の皆さんが披露してくださいました。素晴らしい動きに思わず立ち上がり、シャッターを2度3度…。この他にも、志村けん踊り、ナースダンス、AKBばりの女子高生などなど、座ってみていることなど不可能です。いやあ、盛り上がったなあ!。
代表取締役の鈴木弘正社長は、昔から何かとお世話になっている方。西木にホウレン草栽培を移入し、大規模施設園芸を始めたのも社長でした。いつも真剣勝負で真っしぐら。仕事の鬼のような社長ですが、昨夜は思わぬハプニング。
賑やかだったダンスタイムが終わり、司会者が社長をステージに誘導し…。そこで30名以上いる社員の代表から「今までありがとうございます」と花束を贈呈されると、社長、不覚にも涙があふれ出て。後で聞いたら、本人はこんな演出知らなかったそうで。祝福に駆けつけた皆さんも感動していました。素晴らしい社長と社員のいる会社です。
仙北市若者会議
若者の発想は、やっぱり違います。昨日、クリオンで行われた「仙北市若者会議制作DVD発表会」で、つくづく思い知らされました。何たって郷土の偉人〝小田野直武〟をNHK大河ドラマにしちゃおうと言うアイディアです。さらに凄いことに、そのプロモーションDVDを自作したって言うんですから。
若者会議(芳賀高士代表は、地域の若者の活動を活発化しながら、まちづくりに新風を吹き込もうとスタートした取り組みです。構成は地元高校生から30代の若者17人。これまで県・市・県南NPOセンターが協力し合って事業推進してきました。仙北市の場合、この具体的アクションが小田野直武~だったわけです。労作のDVDを贈呈いただきましたが、これを手にしたからには、足繁くNHKに通わなければいけません。
試聴会のあとのパネルディスカッションで、進行の奥さんが「高校生に望むことは何ですか?」と聞くので、「高校生市長(ヤング・メイヤー)の誕生かな」と答えました。決して冗談ではありません。
角館芸能チャリティショー
2010年11月27日土曜日
比内地鶏を凌ぐ…
臨時議会が終わった夜、「どの鶏が美味しい?食べ比べ会」に参加。実は以前から鶏について研究していた先輩がいて、その先輩のお話だと「昭和30年代に比内鶏の改良を行う中、交配種の選定過程で、もう1種たいへんに優秀な地鶏が誕生していた」んだとか…。
と言うわけで、稲穂さんの腕にすがり、著名な地鶏を色々調理方法を変えながら、食べ比べてみる会が開催されたのであります。
今回の地鶏は青森シャモロック、岡崎おうはん、比内地鶏の3種。どれも特徴があります。が、岡崎おうはんが中々よいねぇ~等と知ったかぶりをしていたら、この岡崎おうはんが、比内地鶏を選抜する際の隠れた1種を継承する鶏なんだそうで。写真は唐揚げですが、その他にも串焼き、お鍋、茶碗蒸し他、食べ切れません。おっと、今回は量をお腹に入れるのではなく、食べ比べる会だった。
2010年11月26日金曜日
市議会臨時議会
本日、市議会臨時会がありました。災害関連予算、人事院勧告に係る予算関連、また新たに教育委員として河原田修氏(50歳)の任命についてご同意をいただきました。
さて、市政報告でお知らせした主な内容は次の通りです。
◇病院事業の管理者について
先ごろ開催の市議会全員協議会でもご報告をしましたが、本市病院事業の管理者として宮川信医師をお迎えする準備を進めています。ご本人からは既に承諾書をいただいている状況です。宮川医師は昭和12年生まれの73歳。信州大学医学部を卒業、地域医療の確立に医師人生をかけてこられた方で、内分泌外科を専門領域とする先生です。昭和62年より長野県飯田市立病院院長、平成16年より全国自治体病院協議会副会長、平成17年より日本病院団体協議会代表者などを歴任しています。現在、複数の大学で後継医師の指導を行っていることもあり、その調整などありますが、来年4月からは着任いただけるものと思います。
◇仙北市民ガイドドブックの共同発行に伴う協定について
合併時に「仙北市民ガイド」を発行しましたが、それから5年が経過したことから、新たなガイドブックを作成することにしました。今回は官民共同発行のガイドブックとすることとし、10月28日、株式会社サイネックスと発行に関する協定書の調印を行いました。発行にあたり、市からの行政情報のデータ提供と校正を除き、制作から配布まで、株式会社サイネックスが広告収入で行うため、市の財政負担はありません。来年の4月中の発行を目途とし、市内全世帯及び転入者分を含めて13,000部の発行を予定しています。
◇田沢湖マイムマイム推進事業について
水の大切さや田沢湖の役割について一緒に考え、その思いを共有することを目的に、「田沢湖マイムマイム推進事業」が10月17日、田沢湖畔で開催されました。この事業は、田沢湖を中心に活動している「田沢湖マイムマイム推進実行委員会」が主催したもので、午前中に田沢湖一周クリーンアップを行いました。また午後からは、東京農工大学大学院の千賀裕太郎教授、心理学者で仙北市ふるさとサポーターもお務めいただく熊沢専三先生や、地元市民が参加してのフォーラム「みんなの水・みんなの田沢湖」のほか、大曲農業高等学校農業クラブの皆さんによる「卵の殻を使った新しい中和方法について」の研究発表が行われました。参加した方々からは、改めて水の大切さや役割について考えた一日だったとの感想をいただいています。
◇稲作の作柄状況と農家支援策について
本年の稲作は、米価の下落に加え、10月15日現在の作況指数が秋田県全体では93の不良となったほか、一等米比率の低下もあり、農家にとっては非常に厳しい一年でした。本年度から戸別所得補償モデル対策がスタートしましたが、減収となった場合に支払われる変動部分の補てんがあっても、前年度より減収となる農家が生じることが予測されています。こうしたことから、JA秋田おばこでは、戸別所得補償モデル対策の交付金が支給されるまでのつなぎ資金制度を創設し、当面の支援策を講じており、関係市町では、1.1%の利息について利子補給を行うことにしました。一方、秋田県では、来年度の営農に支障をきたすことのないよう「秋田県営農維持緊急支援資金」を新たに創設し、農家の支援を行います。2.85%の利息のうち2.35%を県、市町村、金融機関で利子補給、借り入れ利率を0.5%としています。本市では、さらに上乗せして利子補給を行い、無利子で借り入れできるようにしたいと考えています。いずれも本臨時会の補正予算に計上してあります。
◇国民健康保険普通調整交付金の過大受給に伴う国民健康保険特別会計への補てんについて
市民の皆さんにご迷惑をお掛けしない方法で、国保会計へ補てんする財源を確保したいと、去る10月25日、仙北市役所職員返還会を組織し、市職員にその協力をお願いしてきました。その結果、多くの職員から協力の申し出を受け、補てんする財源確保の見通しが立ったことをご報告させていただきます。速やかなる予算措置を提案し、ご審議いただきたく、現在諸準備を進めています。
なお、本事案に関連して、仙北市の組織の長としての責任を明確にしなければならないと考え、本臨時会に私の給与から50万円を減じるための関係議案を提案しています。
他にも叙勲受賞者報告(前のブログでアップ済み)、台湾関連(〃)、まちづくり懇談会(〃)、市政5周年産業祭(〃)、ふるさと企業大賞(〃)、デマンドタクシー(〃)、地域運営体(〃)、などなど。
なお、報告4件、条例関係7件、補正予算1件、人事案件1件は全てお認めいただきました。
2010年11月25日木曜日
交通安全市民大会
降雪期を迎えようとしています。各庁舎でも、除雪機械運行の安全を祈願する式典が開催されています。ところで雪道はそれまでの道路状況とは全く違っていて、本当に危険がイッパイ。そこで昨日、事故の撲滅と安全・安心な暮らしを願って、仙北市交通安全市民大会を開催しました。
はじめに功労者表彰で、白川フミ子さん、佐藤公平さん、茂木俊彦さんに個人表彰、また交通安全母の会生保内支部に団体表彰を贈呈。にこにこ保育園のお友達から「お父さん、お母さん、車を運転するときは、十分に気を付けてね。そしてお仕事頑張ってください」とのメッセージをいただきました。
その後、母の会劇団の寸劇。コウちゃん、ツウちゃんの仲良し2人組が遭遇した自転車事故を、巧みな演出で披露いただきました。写真は出演オールキャスト。とても急ごしらえとは思えない内容に、会場から万雷の拍手が巻き起こりました。もっと観たい!。
2010年11月21日日曜日
前向きに、とにかく前向きに
俳優の黒沢年雄さんとパチリ。今日は午後から「仙北市大腸がん撲滅キャンペーン」のイベントがありました。この会は「仙北市民のがんで亡くなる人をゼロにしたい」、これを実現するために、特に大腸がん検診を昨年度から実施していますが、その検診活動に参加をいただく方の輪を広めようと開催したもの。講演やパネルディスカッションがあり、黒沢年雄さんはそのパネリストの一人として来市くださったわけです。
はじめにがん撲滅推進ボランティアの方々に委嘱状を交付しました。検診活動をご理解いただくための啓発活動を行ってくれる皆さんです(マスコミの力と同様に口コミが重要です)。その後、角館スタディでお馴染みの工藤進英さん(昭和大学横浜市北部病院副院長)のお話を聞いた後、パネルディスカッションです。国立がん研究センターの齋藤博さんや黒沢年雄さん、水泳の岩崎恭子さんを交え、がんのお話を明るく元気良く聞くことができました。
黒沢年雄さんは、ご自身が大腸がん・膀胱がんを克服した経験があります。どうやって克服したのかと司会の伊藤さんにふられ、「つまらない事を考えない、くよくよしない。一度きりの人生を楽しく過ごすために、楽しくなることをいつも考えて行動している」と答えていました。とにかく前向きな方で、魅力的でした。
未知の駅〝白岩夢畑〟
白岩地域運営体の活動で、今日は「未知の駅〝白岩夢畑〟のオープンセレモニー。未知の駅は道の駅よりも、さらに奥深いネーミングだなあ。場所はみずほの里ロード白岩館山天神堂付近。野菜を中心とした無人直売所ですが、以前から取り組んでいる「ひでこの里事業」で実績を上げつつある山菜ひでこの加工品も販売されています。
セレモニーには白岩地域運営体の木元会長をはじめ、白岩燈火祭に参加をいただく国際教養大学の橋本芽衣さんなども参加。また横手市の奥山勝栄さん(NPO森の王国サルパ)がチェーンソーアートを披露したり、集落の皆さんによる餅つきがあったり…(めっちゃ美味しかった)。賑やかでした。
どうかこれからも、地域の皆さんの所得が少しでもアップできる仕掛けの一翼を担えますように。
歴史・文化・観光のまちづくり
文化庁「文化芸術創造都市モデル事業」第2回トークセッションに参加。今回のテーマは「歴史・文化・観光のまちづくり」です。パネリストに安藤大輔さん(仙北市NPO法人連絡協議会会長)、佐藤貢一郎さん(仙北市観光産業拠点特別区観光戦略会議座長)、坂本佐穂さん(ワークライフバランス応援マガジン「Sぷれっそ」発行人)の3人が、各々のフィールドから提言を行いました。
安藤さんは「守っていかなければいけないこと、変化を促進し新たな創造基盤を作らなければいけないことの2つが混在している」と指摘。佐藤さんは「田沢湖・角館の新観光ブランドは、これまでの商品を高品質化し、お互いの単独ブランドで足りなかったものを補い合える環境を実現できる」としました。坂本さんは「基本は人材。女性がもっともっと社会で活躍できれば、地域も市も県も変わる。子ども達が帰って来たくなるまちづくりを進める必要がある」と話してくれました。
この他にも食のこと、文化のこと、芸術のこと等々、3人のお話を聞いていて「仙北市は素晴らし素材が天こ盛りだ」と改めて実感。働き盛りの皆さんの意見をカタチに変えなければ…。
学力向上県民フォーラム
昨日は、全国から700人もの先生方にご参加をいただき、第3回学力向上県民フォーラムが開催されました。主催はNPO法人あきた・まなVIVA創造塾(三浦理事長)です(1回目、2回目は県教委区委員会の主催)。公開授業会場は生保内小・中学校、パネルディスカッション会場はわらび劇場で、どちらも超満員。全国トップレベルを走り続ける秋田県教育の秘密を探ろうと、参加の皆さんから気迫のようなものを感じました。
パネルディスカッションは、トップレベルにある秋田と福井を比較して、さらに学力向上を図ろうと言う徹底討論。3人のパネリストの印象的な言葉を照会すると…。秋田大学の阿部昇さんは「秋田県内の学校で不登校やいじめが少ないのは、教師に対し家庭や地域が信頼を寄せている事実。この関係が大きい」。また福井県教育庁義務教育課長の牧野行治さんは「福井の子ども達は、大学入学を小さな頃から意識している。学習に対するモチベーションが高い」。小学館記者の矢ノ浦勝之さんは「福井は他の誰にも真似できない授業を構成したがる商工業型教師、秋田は均一な高品質を追求する農耕型教師、この2タイプに大別できる」、としました。どれもナルホド!の分析です。
2010年11月20日土曜日
頑張れ!ノーザンハピネッツ
先ごろ発表になった、第2回観光庁長官表彰を受賞した佐藤京子さん(妙の湯社長)の祝賀会に参加。写真は祝賀会に駆けつけてくれた秋田ノーザンハピネッツの長谷川誠監督(兼選手)と水野勇気社長。水野社長は以前からの知り合いですが、長谷川さんとは初めての面会です。
「お酒は飲まれないんですか?」と長谷川さんに聞くと、「優勝するまでは禁酒です」。さすが、勝負の世界に生きる男は心構えが違う。で、この長谷川さん、笑顔が可愛らしい。雄物川出身の40歳。「マスコミの表情と全く違うよ」と言えば、「ね、恐くないでしょ」と茶目っ気も…。まあ好青年です。こんな方々が、秋田に新風を巻き起こしてくれるんだなあ、と何だか嬉しくて。頑張れ!ノーザンハピネッツ。
台北プロジェクト~番外編②~
番外編その②は食です。写真のように台北には多くの屋台があります。夜市と称した屋台街が市内に何ヶ所も点在します。市民の食生活はこの屋台に依存していて、外交部の洪さんによれば、朝ご飯、昼ご飯、夕ご飯の全部を屋台で済ませる家族も多いんだとか。洪さんの奥さんは熊本県出身で、台北の食事は「準備も必要なくて、しかもバリエーションが豊富で、まるで天国」と言っているそうです。
観光客も、この夜市を徘徊するツアーが人気です。何より安くてお腹がイッパイになります。海鮮・肉・野菜・デザート…、全てそろっています。まるで上野のアメ横状態です。ただ気を付けなければいけないこともあります。通訳の李さん曰く、「外国の食事ですから、お腹に合わない人もいます。その一番は臭いのキツイ料理。例えば臭豆腐ですね」。で、試してみました。「美味い!」。体に合います。自分は何処ででも暮らせそうな気がします。
2010年11月19日金曜日
台北プロジェクト~番外編①~
タクシーで夜の市内を移動中、余りのバイクの多さにビックリして撮影。これを起点に車内はバイク談義に。と言うことで市内の交通事情で感じたことを少々。
もともと台北市内は交通渋滞が激しい場所だったそうです。モノレールの駅周辺にショッピングエリアやオフィス、また夜市が形成されて(市政府の政策だったらしい…)、それが各地に幾つもあるんだとか。結果的には5~10分程度の移動で、ほとんどの用が足りる便利な町に変身しています。だから自家用車での移動は無駄?と言うわけで、市民の多くは自家用車を持っていながら、月~金はバイクが普通というライフスタイルみたいです。
公共交通を見ると、まずタクシーの初乗りは日本の半分以下、市バスも同様です。地下鉄は至る所で工事が進められていました。きっとますます便利になるんでしょう。
ちなみに市内を走るバイクは50ccと125ccしかありません。50ccは緑ナンバー、125ccは白ナンバーです。これも市政府の政策でした。
2010年11月18日木曜日
台北プロジェクト⑦
飛行機のチェックまで、あと2時間もありません。一方で福華大飯店に荷物を残して出てきてしまいました。ホテルに行って空港に行くと時間はギリギリです。焦っているこのタイミングで洪さんが言います。「小皿の美味しいお店が近くにあります。軽く麺などいかがですか。前祝いをしましょう」。えぇ~?!。間に合うんですか。食事は無理でしょ。すると洪さん、「大丈夫ですよ。門脇市長が乗らないと飛行機は飛びません」…。
30分程度の食事会でしたが、市民が出入りする台湾料理の名店なんだそうで、確かに最高美味しかった。ヒョウタン炒、イカ団子天、牡蠣の揚げ物、豆腐の天ぷら…、短時間ながら紹興酒も1本いっちゃいました。洪さんご馳走様。多少もつれ気味になった足を意識的に前に進め、グラグラに酔いが回るころ空港に到着。
あれよあれよと出国ゲートを通過することができたのは、洪さんとANA台北支店の平島マネージャーのご尽力です。お陰様で無事羽田に向かう飛行機に乗れました。
たくさんの皆さんのご協力で、目的に近づけたことを実感しています。重ねて皆さんに御礼を申し上げます。この後も一緒に台北プロジェクトを進めましょう。
それにしても…、なぜか窓から見えるちぎれ雲が小籠包に見えました。
写真は大急ぎで北投温泉を往復したメンバー(左から張さん、洪さん、自分、李さん)。
台北プロジェクト⑥
処長室で張さんが提案しました。「時間があるんだったら、ぜひ北投温泉を見てください」。「実は昨日も行ってきました」と外交部の洪さんに伝えると、「張さんはぜひ見せたいところがあると話しています」とのこと。それじゃあと言うわけで、またまた北投温泉へ。
飛行機の時間を気にしながら、北投温泉へ10時30に到着。張さんはここで、実際に温泉を担当している李峰杰さんを紹介してくれました。李さんの案内で、前回見ていなかった露天風呂や北投石記念館を訪ね説明もいただきました。記念館で李さんは「姉妹温泉の締結が済んだら、ここに玉川温泉コーナーをつくりましょう」。本当に嬉しい提案です。台湾の皆さんの温もりに感動、謝謝!。さらに「年が明けた1月、横浜で温泉会議があります。このとき、玉川温泉の関係者とお会いできたら良いですね」と言及。ただし姉妹温泉の交流締結は前例がなく、正直どのように進めたら最短なのか考えましょう、とも。
写真は露天風呂に来ていた近所のお父さん。玉川温泉を知っていました。
台北プロジェクト⑤
朝の9時20分、滞在している福華大飯店に政府外交部の洪英傑さんが来られて、自来水事業処(市水道局)での姉妹温泉締結に向け、あれやこれやの細かな調整。どのように話を進めたら良いのか心配です。洪さん曰く、「もうここまで来ましたから、思い通りにお話しして結構です」。そんなものかしら…。悩んでいる内に車は大安の自来水事業処に到着。
出迎えてくれたのは総務科の張序周さん。通り一遍のあいさつの後、すぐに処長室へ。そこで郭瑞華さんとお会いすることができました。ビックリしたことに「私は昨年、秋田に行きました。ちょうど台風の直撃で新幹線が遅れて大変でした」とのこと。こりゃ話が早い。思い切って「郭処長、北投温泉と玉川温泉の姉妹温泉についてご協力をいただきたいのですが…」。「門脇市長のそのアイディアに、私も賛同します」。あっさりと交渉は成立です(写真は左から外交部の洪さん、郭処長、自分)。
台北プロジェクト④
昨日は政府外交部の配慮で、朝から市内の2施設を視察。一つは世界の宝物と言われる故宮博物院、そしてもう一つは全く新しい台湾の名所台北101(ビジネスビル)。101は高さ508メートルで世界第2位のノッポビルです。ちなみに現在1位はドバイタワーですが、来年になれば東京スカイツリーに追い越されてしまいます。
通訳の李さんにお願いして、市内のスーパーや百貨店を一緒に訪ね歩いてもらいました。台湾以外では大陸の中国商品が目立ちます。特に農産物はその傾向が高く、例えば仙北の食材を陳列するには、今のところはイベントで知名度を上げ、あとは価格勝負なんだそうで…。これはかなり厳しい商談です。
台北市民は舌が肥えています。それは食事で出かけた士林夜市でもはっきりと認識しました(写真)。四川料理・台湾料理・北京料理・広東料理…、あらゆる食材が町にあふれ、その隙間に入り込むのは難儀な作業になりそうです。
さて時間になりました。これから台北市の自来水事業処(市水道局)の処長と姉妹温泉についての会議に出発します。どうなることか…。
2010年11月17日水曜日
台北プロジェクト③
台北市内は午後5時過ぎから仕事帰りの市民で渋滞が続きます。北投温泉からの帰りが遅れながらも、政府の交通部観光局を目指して爆走。午後6時過ぎに庁舎に到着し、さっそく面会となりました。相手は交通航空部国際局国際組福組長の頼麗幸さん。様々なアドバイスを受けました。
例えば「北投温泉は組合に参加する各温泉などの共同運営体。まずここにお話をしておくことが大切」とのアドバイス、また台北市内への仙北市のディスク開設は、「やはり何と言っても、旅行エージェントの役割が大きい。連携は民間だったらエージェントだろう」との指摘をいただきました。
この後、外交部からお声かけをいただき、歓迎会を開催いただきました。朝お会いした陳さんの上司、外交部亜東関係協会秘書長の黄明郎さんなど、情報交換に花が咲きました。
台北プロジェクト②
ホテルには通訳の李大文さんがいました。時間がもったいないので、今日のうちに北投温泉を下見したいと申し出。政府の交通部観光局との面談は6時なので、あと4時間以上あります。李さんから「OK」が出て、ホテルから北投温泉へ向かうことに。時間は渋滞に巻き込まれなければタクシーで40分くらいとか。
予想通りの時間で北投温泉へ。ここは1905年、日本人学者の岡本要八郎氏により北投石が発見されて脚光を浴びた温泉街です。ラジウムを含む岩石があるのは、北投温泉と玉川温泉のみ。世界でただ2つの温泉郷です。何とか姉妹温泉に向けて、一歩でも前に進みたいと思っています。
台北プロジェクト①
羽田発9時40分発のANA1185便で台北松山空港へ。訪台の目的は2つあります。1つは台北市内に仙北市・秋田県の観光物産ディスクを開きたいと考えていますが、その取り組みに協力をしてくれる組織探し、あと1つはラジウム系温泉として、世界で2ヶ所しかない台北市の北投温泉と、仙北市の玉川温泉の“姉妹温泉化”に道筋をつけること。
現地時間で12時45分に台北着。空港には台湾政府の外交部から陳言楷さん、それにANAの小西さんがお出迎えくださいました。こんな状況になって入国審査は外交ゲートからスルーパス。並んで待っている皆さんに申し訳ありません。外に出ると結構寒くて…。小雨、気温20度でした。ここで時計の針を1時間もどします。お世話になる西南旅行社の王裕仙さんが車を回してくれて、福華大飯店(ホテル)へ。まずはチェックインです。
2010年11月15日月曜日
JICAの観光研修
今日の午前、JICA(独立行政法人国際協力機構)が主催する観光研修で、フィリピンの皆さん20名を田沢湖庁舎にお迎えしました。自分はこの席上、仙北市の観光の現状や将来展望をお話しましたが、何だか申し訳ないような研修会になったと反省をしています。
まず初めに、市で作成した5~6分程度の映像を上映。仙北市のアウトラインをつかんでもらって、それから国際都市・仙北の戦略などをお話しました。これからは歴史や文化、自然景観を守りながら、民謡・方言の継承に力を注ぎたい、伝説も重要な資源と考えていますなど、ここまではかなりの出来栄えだったと思います。でもこの後がいただけません。調子に乗って「ヘバ」の意味、「エグ、オザッテケダンシ」の使い方、「メンコイ」は綺麗とどう違うのか等々…、どんどん方言教室と化して行き、この辺りで修正しようと思いながら、さらに話題は拡散を続け、ついには「辰子と南祖坊と八郎太郎の愛憎物語」まで脱線するあり様。
もうJICAからお声かけがないかも知れない…。
難波さんの叙勲
今朝、生保内の難波和夫さんの瑞宝単光章(消防功労)で、難波さんと角館消防署の菅原達美署長がわざわざ受賞報告に来てくれました。難波さんは元大曲仙北広域市町村圏組合消防司令長を務めた方で、消防功労により瑞宝単光章を受章。その堅実さと指導力は誰もが認めます。また写真の腕前は相当で、山歩きも達人の域に達しています。
授与式当日の皇居のこと、また陛下のご様子などは滅多に聞くことができません。その他にもあっちこっちに話が飛んだ中、秋田駒ケ岳の地温上昇のお話がありました。皆さんは秋田駒ケ岳の噴火周期のことはご存知でしょうか。だいたい駒ケ岳は40年に一度噴火をすると言われているんだそうです。前の噴火は1970年でした。それから40年と言うことは…。アレッ?今年ですねぇ。数箇所に探知機がセットされていて、確かに地温は上昇しているんだそうで。どの辺りが上昇地域なのかは、雪がパラリと振った後、融け具合で分かると言っていました。天気のよい日に登って、写真撮影も予定しているそうです。
山を知り尽くした難波さんに、これからも教わることがいっぱいです。
角小の発表会
昨日は、市内最大の規模を誇る角館小学校(児童数533人)の発表会でした。自分が行ったときには「ネズミの嫁入り」(1年生と6年生の合同発表)で、みんな活き活き!。会場の体育館は父兄などで超満員です。以前、他の学校の学習発表会に行ったときに感じた〝セリフが聞き取りにくい〟こともなく(舞台の前にマイクが3本もセッティングされていて)、心ゆくまで発表を堪能できました。
帰り際に武藤校長に声をかけてもらって、しばらく校長室でお話をすることができました。3つの小学校が統合して1つの学校になった後、子供たちには一体感が成長して、とても雰囲気がよくなっていること、この夏には川遊びを計画したけれど、天候不順で実現で傷に残念な思いをしたこと、校舎と体育館の間には保安上の扉が必要なこと、そして何よりも、まず行政関係者が、もっともっと足しげく学校に出入りをしなければいけないこと…。
ほんと、そうです。子供たちは次代を担う市民です。子供たちの様子を知らなければ明日は語れません。
2010年11月13日土曜日
医療と健康を考える
第1回市民の医療と健康を考える会を、仙北市医療協議会(鬼川温会長)と共催しました。会場は樺細工伝承館です。
最近は毎日のように医療崩壊と言う言葉を聞きます。医師や看護士さんなど、医療関係者にとっては今何が起きているのか認識できていても、一般の市民からすれば〝よく分からない〟が本音ではないでしょうか。この認識のズレが病院・診療所に対する過度な要求や、医療そのものを疲弊させる原因であってはならないとの思いもあり、両者の課題や問題点の共有を進める第1歩として開催したものです。
基調講演で秋田大学の長谷川仁志先生(写真)は、「国の医療対策が世界水準からすれば高くない。それに反して、医師一人が診療する患者数はヨーロッパに比べ3倍、医師の育成も10年は立ち後れた状態。ますます高齢社会となり、これからを考えると医師の育成・研修、また予防対策を進めることが重要」と話していました。
この後、私立角館病院から西野克寛院長、私立田沢湖病院から佐々木英人院長の講演をいただきました。またパネルディスカッションを開催し、大仙市の石井伸明医師をコーディネーターに市民代表で菊地道彦さんも登壇し、医療再生に向けた環境づくりを議論しました。
消防ひろば
今日は角館消防署の「消防ひろば」(秋の火災予防運動事業)でした。全国縄綯競技大会の後、市役所の角館庁舎で打合会があり、近道しようと消防署の横を走って発見。消防署の敷地には、日頃あんまり見えない子ども達やお母さん・お父さん達がいて、何やらウサギさんやクマさんもいて、賑やかでした。
お話を聞くと、昨年から消防署を会場に行っているそうですが、昔はスーパーの駐車場などで開催していたんだとか。消防をテーマにしたゲーム、消防たいこの演奏、お絵かき、働く車と記念撮影など、お楽しみが盛りだくさんです。写真は高所作業車への体験搭乗。自分も新年の出染め式で乗りましたが、結構怖いんです。子ども達は大丈夫だったかな…。
全国縄綯競技大会
第2回の全国縄綯競技大会に参加。昨年に比べて参加者数も増え、今回は50人近くの方々が腕を競います。簡単そうに見えるかも知れません。でも実は「テンド(器用さ)」が分かってしまう、世にも恐ろしい競技なのであります。自分は公民館時代に、地元のおじいちゃんにコツを伝授いただき、神事の際に使われる〝左縄〟を綯うことができます。これが唯一の自慢です。
会場の花葉館では、競技前に餅つきもあったりで賑やかでした。主催は平成縄綯塾(菅原誠晃塾長)で、「私たちは縄を綯いながら夢も一緒に綯っています。皆さんの夢が実現しますように」とあいさつがありました。
競技は個人の部と団体の部で競い合います。昨年度の優勝者は三種町の田村さんでしたが、さて今年の優勝者は…。
2010年11月12日金曜日
山の楽市
仙北市の観光と物産展・山の楽市を激励。楽市は商工会などが横浜市二俣川駅構内(相模鉄道)で行っている恒例の特産販売会です。今回で17回(合併前は旧田沢湖町が実施)を数えます。
これだけ長く開催していると、横浜市内の皆さんにもお馴染みさんが増え、毎年訪れてくれる方も多いとか。またふるさと会の皆さんも強力なバックアップ体制を準備してくれて、本当にイイ感じ。天候にも恵まれ、客足も順調、売り上げも順調でした。写真は列をつくって福引きを待つお客様のスナップです。
この後、相模鉄道本社を表敬訪問、沼野恵一社長と面会をさせていただきました。沼野社長は穏やかで話題が豊富、そして温泉が大好きと言う方です。一度でファンになりました。ぜひ仙北市にお越しください。
国会議員への要望
さて今回の東京出張、朝一番で京野君子代議士へ事業要望。それにしても衆議院議員会館の立派なこと。本当にビックリです。前の執務室の3倍はあるんじゃないかと思えるぐらいの広さで、総理官邸、公邸を上から見下ろせる位置関係に。何だか複雑…。
要望の内容は次の4項目。
1.医師確保対策
2.田沢湖護岸崩落防止事業
3.第2仙岩トンネル実現運動
4.雇用対策事業
第2仙岩トンネルの実現については、その運動の起こし方など手順をアドバイスいただきました。まず仙北市(市民)が声を上げ、期成同盟会を設立する準備を進める中で、県や関係市町、経済団体との連携を深め、国会議員や県議会議員などに輪を広げていこうとお話をいただきました。動きましょう。
県自然公園連絡協議会
秋田市内のル・ポールみずほで開催された秋田県自然公園連絡協議会総会に参加。参加と言うか、自分が協議会の会長です。この協議会は昭和42年に組織されました。その当時は自然環境の保護と適正利用の増進思想の普及が目的で、その役割は今日に至るまで大きなものがあったと思います。
さて、今年度の総会で、年度事業を実施した後、会を解散する提案を行いました。理由は本来秋田県や各市町村が実施する事業との重複が多かったこと、また最近は自然重視の政策が国内外で展開されていて、協議会が目的としていた思想普及は既に達成されているとの思いからです。
これまで多くの皆さんのご協力をいただき、事業が推進できたことに心よりの御礼を申し上げます。
種苗交換会で入賞
2010年11月10日水曜日
どれだけ心を込めたか…
樺細工伝承館で自殺予防講演会がありました。写真は講師の袴田俊英さん(藤里町月宗寺住職・秋田県ふきのとう県民運動実行委員会会長)をお迎えする前に行われた、お話コンサートのスナップ。朗読しているのは小柳生子さん。この他、ピアノ演奏で倉持千恵子さん、独唱で鈴木明美さんが出演してくれました。
小柳さんの朗読に感動しました。〝マザー・テレサ愛の言葉〟等からの引用で、「本当に辛い飢えは、お金がないとかお腹がへったとかよりも、人から必要と思われないことの寂しさだ」、「大切なことは、どれだけのことを成し得たのかではなく、どれだけ心を込めたかにある」…、どれも胸に染み入る言葉です。
戦時中、防空壕に血まみれで逃げ込んだ人々の中に、産気づいた女性がいたそうです。マッチ1本ない場所で、子供は産めるだろうか…。すると、それまでケガで呻いていた老婆が「私は産婆だから」と言い、無事新しい命を取り上げ、そして産声を聞きながら亡くなった逸話も心に残ります。
札幌で意見交換会②
意見交換会の会場は、札幌第1合同庁舎(様々な省庁の機関が入っているビル)。今回の出席者は、道内から釧路市長の蝦名大也さん、恵庭市長の原田裕さん、東神楽町長の川野恵子さん、東北から名取市長の佐々木一十郎さん、そして自分の5人。あとは国交省本省から官房審議官の森下憲樹さんほか関係課長など、また北海道開発局長の高松康さん、東北整備局副局長の澤田和宏さんなどなど。
自分は仙北市の現状や観光客の動向、角館駅周辺の整備などについて報告しました。課題として申し上げたことは災害に対する備えが脆弱なこと。また整備がきれいなまちづくりになるだけではなく、産業が逞しく、猥雑とした路地や小さな商店が複数ある人間都市を目指したいこと。産業が元気でなければ人は住むことさえできません。
意見交換会が終了後、最上階の喫茶ルームで懇談。まあ、ビックリしました。この夏、田沢湖・角館を回ってきましたとか、何何さんは元気?とか、角館の冬も良いんですよねとか…。皆さん仙北市にお出でくださった方々ばかり。人間都市、国際都市目指してみたいなお話、ホラ吹きの戯言ではありません。
札幌で意見交換会①
2010年11月7日日曜日
伝建群防災訓練
仙北市角館町の武家屋敷エリア一体(伝統的建造物群)で、防災訓練が行われました。主催は市教育委員会と角館消防署。市消防団、角館北部地域自主防災会、角館伝建群地区の町並みを守る会、市交通指導隊、角館警察署など、多くの団体の協力をいただいての実施です。
このエリアでは、絶対に火災を起こしてはいけない、もし万が一にも起きたときの初動や人命救助を想定しての内容です。時折降る雨の中、一部を交通規制し、車両を通行止めにしました。観光客の皆さんの往来も多く、そんな中での訓練でした。バケツリレーや放水訓練が行われたのは岩橋家。また伝承館向かいの広場では天ぷら油からの出荷に対する消火訓練、煙道体験、消火器操作訓練なども行われ、無火災への誓いを新たにすることができました。
昨年度まで、同訓練は1月26日の文化財防災デーに行われていましたが、冬期間では放水した後の水が凍結したり、また家屋周辺の雪で訓練が思うようにできなかったりだったため、今年は秋の火災予防週間にあわせて実施したものです。観光客の皆さんにとっては迷惑なことだったかも知れません。でも混乱なく終了することができました。
角館ゲートボール協会杯で
2010年11月6日土曜日
国際教養大生と交歓交流
今、角館はまさに秋彩(あきいろ)に染まっています。毎年この時期に角館観光協会では「秋の観光キャンペーン~秋彩角館~」を開催しています。今年の期間は10月30日から11月14日まで。特に今年は秋田国際教養大学(AIU)の学生と地元の角館高校・角館南高校の皆さんが意見交換を行う企画がありました。
その交歓交流会の開会式にお邪魔をしました。総勢で50名ぐらいでしょうか(両者半々ぐらい)。何よりもAIUの女子学生が、着物を着ての参加で会場は本当にあでやかです(地元の子ども達も着たかったかな…)。開会前にお話を聞くと、絵馬に色付けをしたり、おにぎりを作って食べたり、茶の文化に触れたり、武家屋敷を着物姿で散策したりと和の文化を体験するプログラムになっていて、海外からの参加者は興味津々だったそうです。
AIUの学生からは「着物を着るのが夢だった。もうこんなチャンスは二度とないかも」の発言(大丈夫大丈夫、何回でも来てね)。地元の高校生からは「様々な国の皆さんとお話ができて、とても楽しかった」と活き活きした表情で話していました。
子ども達の順応力はすごいと思います。こんな機会が日常的にあれば、国際都市も夢じゃないかな。
ホテル天空でミニ学会
田沢湖を一望できるホテルグランド天空。ここで今日の午後、秋田県国民健康保険診療施設協議会(齋藤井川町長が会長)の総会・研修会(ミニ学会)が開催されています。
国保診療所は、仙北市内では神代診療所(伊藤所長)ですが、今から50年ほど前には全県33市町村で68施設ありました。現在では9市町村14施設に減少しています。地域医療の確保が困難な状況の中、診療所の重要性は論を待ちません。
写真は協議会副会長の小野横手市立大森病院長の開会のごあいさつ。以前、小野院長にお会いさせていただき、地域医療についてアドバイスをいただいたことがあります。ところで今回のミニ学会の講師は、神代診療所の伊藤所長です。日頃からいろんな政策を立案いただいています。助言者には前述の小野院長。これは内容の濃い研修会になりそうです。
ボランティアまつり
写真は第5回仙北市ボランティアまつりのオープニング。白岩小学校アンサンブルミュージックの皆さん8名によるハンドベルの演奏風景。とっても良かったです。もうすぐ訪れる「クリスマス・ソング」に季節を感じることもできました。
主催は市の社会福祉協議会と実行委員会。ボランティア団体連絡協議会の皆さんが企画を深め、多くの団体に呼びかけたこともあって、会場となった交流センターはほぼ満員でした。ハンドベル演奏の後も、ブラボー中谷さんのマジックショーや角館高校飾山囃子同好会の演奏、田沢湖かたりの会の昔語り、また午後からはアトラクション(芸能ボランティアの皆さん)等々、盛りだくさんです。ホール前ではバザーがあったり、ボランティア活動紹介があったり…。
ごあいさつの機会をいただいたので、「オープニングのハンドベルのように、みんなが一つひとつの音を響き合わせることで、美しいメロディとなります。大げさに考えないで、自分ができること、今チーンと鳴らしたいと思ったときが、ボランティアを始めるきっかけです」とお話をさせてもらいました。
2010年11月4日木曜日
国道整備で要望活動
午前11時。国交省の秋田河川国道事務所(柴田所長)で要望活動。出席者は自分と大仙市の久米副市長、佐藤仙北市議会議長、両市の建設部長など。
国道46号線関係では、角館バイパスの早期完成や、神代~生保内間でのバイパス事業も含めた整備促進、国道105号線では大曲~鷹巣間の地域高規格道路計画路線への昇格、また同時に危険箇所の改修、などです。
柴田所長からは、何よりも地域の要望が事業の推進に不可欠なこと、両路線共に十分必要性を認識していること、国の予算配分について最大努力するなどのお話がありました。また費用対効果の指標には、経済効果のみではなく、地域住民の命の重さや防災上の観点も必要と言及し、認識は全く共通なんだな、と有り難くなりました。
余談ですが、第2仙岩トンネルの話しもほんの少し…。これは決して夢物語ではなく、安全面からの議論が必要です。日本海と太平洋を内陸部から交流促進するためには、何としても30数年前の規格ではなく、現代、そして将来を見据えたトンネル整備を進める時期です。あっちこっちでお話ししていれば、どこかで機会に恵まれるかと思っています。
2010年11月3日水曜日
田沢湖の文化祭
田沢湖地区の市民文化祭に参加。会場となっている生保内体育館いっぱいに出展された作品の数々…。見入ってしまう力を持っています。それぞれ地域によって作品も多彩な特徴があるようで、来場者側から言えばやっぱり同一会場で、作品を鑑賞したいなあ。それにしても、今年は角館会場の日に出張などの公務が重なって来場できなかったことが残念!
写真の可愛い女の子がお茶をたててくれました。ザワザワした心をきちんと静めてもらい、どうもありがとう。結構なお手前でした。
異なる文化が触れ合って、新たな文化が生まれるものと思います。仙北市の文化祭は、地域地域に伝わるもの、個人が極めたもの、今まさに発展系の中を歩いているもの、多彩な「生の証」を多くの市民と共有することが大切ではないでしょうか。県下でも分厚い文化力を誇る仙北市の力を、広く発表する場に成長して欲しいと考えています。
2010年11月2日火曜日
みちのくダム湖サミット
山形県西川町で開催された「第4回みちのくダム湖サミットin西川」に参加。玉川ダムの所在市として、現状や課題の発表も行いました。
発表(写真)では、玉川ダムの機能や中和処理施設の役割、また産業や観光への影響力などを説明。その後の課題の議論で自分は、「4つの課題を抱えていると思う。1つ目は交通アクセス。国道341号の冬期交通を確保できれば、鹿角市と仙北市の中間点に位置する玉川ダム湖に対する認識も深まり、利水での啓発も進む。2つ目はダム湖周辺の環境整備。プレイパーク戸瀬などは魅力のポイント。体験メニューなどの充実を図りたい。3つ目は工業用水としての活用。これは県都秋田市での工業集積力や企業誘致が問題。そして4つ目は田沢湖の再生。中和処理施設のあり方を再度検討したり、能力向上対策などが必要だと考えている」と、お話をさせてもらいました。
サミット終了後も会議があり、全日程を終了したのが午後5時30分でした。この後の懇親会に参加したいところを我慢して、今、帰りの車の中です。明日は文化の日。行事がたくさんあります。
斉藤クラフトを視察
山形県中山町の斉藤クラフトを視察(写真)。奥手に見えるのが社長の斉藤秀雄さん。社長自身もレース経験が豊富で、大潟村のソーラーカーラリーには毎年参加をしているそうです。なぜ斉藤さんの会社を視察したかというと、業務内容に「FRP・CFRP・電気自動車デザイン企画製作」とあったから…。初対面でしたがご相談をしてみました。
「仙北市は年間600万人近い観光客にお越しをいただく町です。人に優しい観光地にできたらと思い、身障者の方々も安心して訪れることができるよう、一人乗りのタウンモービルを作りたいと思っています。駅前などで貸し出しをするイメージです。自動車製作には仙北市内の関連業界の参画を考えていますが、技術的にはどんなもんでしょう」と自分。
斉藤さんは「電気自動車のキットが市販されているので、難しいことではありません。でも福祉車両は、安全基準をクリアしながら、改良に改良を重ねてきたメーカーのノウハウ、技術の積み上げで成り立っています。製作は困難なことではないにしても、万が一、身障のお客様に貸し出しをして、車両のトラブルや転倒などで事故が発生した場合、その責任の果たし方が問題です」。と斉藤さん。なるほどその通りです。
福祉車両などの製作は、需要動向も高いと言われていています。また電気自動車関連産業は、次世代産業として最有望の分野です。さらに情報収集をします。
2010年11月1日月曜日
秋田県農業委員会大会
第54回秋田県農業委員大会に参加。会場は種苗交換会が行われている北秋田市文化会館。秋田県農業会議の二田会長は「戸別所得保障制度の本格実施に向けて、ぜひ現場の声に耳を傾けて欲しい。EPA・FTA交渉は、国内農業に大打撃を与えることが明白で、政府の慎重な対応を強く望む」など、農業の未来に関わる重要な判断が続くことから、農業者のリーダーとして、農業委員の皆さんの毅然とした態度を求めたあいさつが印象的でした。
農家は春先の冷温・夏以降の高温で、出来秋を喜べない複雑な心境です。農協などに対する借入金の返済も迫っていることから、市では利子補給制度の準備を進めます。また農業者に対し、来年度の営農意欲を減退させない行政支援の在り方も、引き続き検討したいと思います。
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