2020年12月30日水曜日

ブログ年間アクセス・トップテン



 2020年も晦日です。今年も皆さまには「光と風と水の物語・みんな元気にな~れ日記」をお読みいただき、本当にありがとうございました。恒例の年間アクセス・トップテンをお知らせします。

1位 花に罪はありません 
 (4/21 2329アクセス)
2位 新たに10万円給付の推進本部
 (4/23 1551アクセス)
3位 市独自の休業補償制度づくりに着手
 (4/27 1473アクセス)
4位 角館・桜並木駐車場など閉鎖します
 (4/19 1315アクセス)
5位 角館の桜まつりを中止とします
 (3/29 1222アクセス)

 以下、角館のお祭り中止(6/18)、皆さまのご協力をお願いします(4/22)、タザワコサウナ・オープン(7/30)、チーム仙北で事業継続支援金制度を立ち上げ(4/30)、仙北市立小・中学校の休業等について(4/20)と続きます。さて来年はどんな日記が書けるでしょう。2021年こそ、みんな元気にな~れ!。
※写真は深沢公一さん(角館の夜桜2019年)

2020年12月29日火曜日

逝ってしまった皆さまに



 今年もお世話になった皆さまが何人も旅立たれました。最近は不義理を重ねた反省もあり、許していただける限り葬儀に出るようになりました。その度に、私は偶然(たまたま)生きているのではないかと不道徳な思いが頭をもたげます。

 曾野綾子さんは、著書・人間の道理(河出書房新書)で死と隣り合わせだった経験を書いています。東京空襲で隣家に焼夷弾が落ちて一家9人が焼け死んだとき、アフリカで活動中に出会った乳が出ない母と子どもの餓死を目の当たりにしたとき…、「どうしてあの人は死んで私は生きているのか」、そんな疑問に苛まれたそうです。その結果、たどり着いた答えが「運」以外に見つけることが困難だったと記しています。さらに、その「運」は個人の能力や努力や判断力や忍耐力などとは無関係で、全く筋道の通らない不平等なものだと…。

 逝ってしまった皆さまには、また年を越すことを静かにお伝えします。会えないことの寂しさ、聞いて欲しかった愚痴、少しのアドバイスもお願いしたいと思います。

2020年12月28日月曜日

今年の一文字は「新」



 2020年最後の記者懇談会。私は今年の一文字を「新」としました。

 新型コロナウイルス感染症、その対策で始まった新しい生活様式、市民の皆さんと始めた新たな価値創造、年末の新・角館庁舎の開庁など、辛く苦しく、先が見えない中でも新たな取組みに挑戦を続けた一年だったと振り返りました。また、今年の仙北市10大ニュース(下記)を紹介し意見交換を行いました。さらに来春の「角館の桜まつり」(角館の観光行事実行委員会)は、先週の会議で開催決定を確認したしたこともお話ししました。

仙北市10大ニュース(1月から順に)
・東北SDGsサミット開催
・2020W杯フリースタイルスキー開催
・中川小学校が144年の歴史に幕
・市新型コロナウイルス感染症対策本部設置
・市総合給食センターが完成
・全県一番で特別定額給付金給付の給付対応
・市政15周年記念式典開催
・就職氷河期世代の市職員採用
・西武ライオンズに赤上優人投手(西木町出身)
・組織再編と新・角館庁舎の開庁


 市民の皆さまには、ご協力とご難儀をお願いした一年でした。来年はきっと良い年になります。

2020年12月26日土曜日

前澤さんありがとう!



 前澤友作さん(株式会社ZOZO創業者・実業家)がTwitter上で寄付先を募集した8億円ふるさと納税。私も仙北市にお願いします(写真)と応募してから、ワクワクドキドキの時間を過ごしていました。結果は残念でしたが…。

 前澤さんのTwitterによれば、全国の自治体首長や関係者など156市町村から応募があったそうです。その後、応募した全ての自治体に一律500万円を寄付する情報を発信していました。そして12月21日に150団体の寄付先が発表になりましたが、でも、残念ながら仙北市はありませんでした。「あれっ?、全て自治体だったよなあ」と…。私の応募を知っていた数人がいろいろ調べてくれて、その原因を突き止めてくれました。

 少し時系列で説明すると、前澤さんが募集を始めたのが先月11月19日。私が友人からこの企画を教えてもらい、休止していたTwitterを再開し応募でしたのが12月2日です。しかし、この企画には締切りがあったのです。前澤さんは11月26日のTwitterで今週末で締切りだと伝えていました。それを知らないまま12月2日に応募していたワケです。でもコロナ時代の遊び場づくりを考える絶好の機会になりました。この経験はきっと後で役に立ちます。前澤さんありがとうございました!。

2020年12月25日金曜日

吉本興業と一緒に映画づくり



 秋田県仙北市と岩手県雫石町の2市町で立ち上げた絆の映画実行委員会は、吉本興業やクオン(株)と映画〝リフレインの鼓動〟を制作します。角館で開催したプレス発表会に、主演の工藤綾乃さん、監督の曽根剛さん、雫石の猿子恵久町長が駆けつけてくれました。

 来年、東日本大地震から10年を迎えることから、吉本興業が企画しました。絆をテーマに、東北6県でオムニバス映画づくりが進行中です。そんな中で吉本興業と曽根監督は、震災復興支援や県境を挟んで交流が深い仙北市と雫石町で1つのストーリーを構想、既に数日前から両市町で撮影が行われています。主演の工藤綾乃さんは、過去から未来へと時空を超える不思議な少女を演じます。初めての仙北市だったそうですが、「雪の風景が本当に素敵です。それに食べ物が美味しくて一度でファンになりました」と話してくれました。全作品の上映は来年3月11日、仙台ロイヤルパークホテルを会場に「絆の映画祭」を開催予定です。

 監督の曽根剛さんは「カメラを止めるな」で撮影を担当しました。音楽はTHE BOOMのボーカリスト宮沢和史さんです。素晴らしい才能が集まりました。
※写真左から猿子恵久さん、曽根剛さん、工藤綾乃さん、私。

2020年12月22日火曜日

雪が降る町のサンタとトナカイ



 可愛いサンタとトナカイは、仙北市立生保内中学校の生徒会や英語科の皆さんです。カメラの向こうには、姉妹校・北投国民中学校(台湾台北市)の子ども達のたくさんの笑顔が…。

 昨年春、北投国民中学校の皆さんが生保内中学校を訪問し、両校は姉妹校となりました。世界で台北市と仙北市の2ヶ所のみで確認されている北投石がご縁です。今年は新型コロナウイルスで海外渡航ができなくてリモート交流になりました。雪が降る町の友達がサンタとトナカイになって、ゲームやコロナ対策やお国自慢に花が咲きました。南の国の友達は、クリスマスのプレゼントをもらったような喜びようでした。

 生保内中学校の子ども達は、英語の壁も気にならなかったと話していました。子ども達はすごいです。

2020年12月21日月曜日

スタート!



 仙北市の新しいまちづくり拠点・仙北市役所角館庁舎が開庁しました。市民の皆さま本当にありがとうございます。

 立地はJR角館駅、秋田内陸線角館駅のすぐそば、角館交流センターや健康管理センターと隣接しています。事業系4部(市民福祉部・観光文化スポーツ部・農林商工部・建設部)の集約が叶ったことで、新たな価値創造の取組み、市民ニーズに対応する総合力・瞬発力が格段に向上すると考えています。でも行政サービスは人が行うもの。どうか職員への叱咤激励もお願いします。はい!、職員は張り切っています。

 竣工式にご参列いただいた皆さま、この後もご指導をお願いします。仙北市は誰ひとり取り残さない、生命と健康と生活を守る行政を目指します。

2020年12月20日日曜日

長い間ご苦労様でした



 もうすぐ60歳になる角館庁舎、本当に長い間ありがとうございました。ご苦労様でした。いよいよ明日、新角館庁舎の開庁です。でも教育委員会が西木庁舎に移転するまで、もう少し頑張って!。

 職員には、日常業務をしながら新庁舎への引っ越し作業をお願いしたので大変だったと思います。ご難儀をかけました。広く見えたオープン事務スペースも、書類を持ち込んだらいっぱい感があります。市民の皆さまの共用スペースはゆったりとしていて、これは使い勝手が良い空間です。明るくて木の温もりも気持ち良いので、先ずお越しになってください。

 重ねてこれまで踏ん張ってくれた角館庁舎に感謝です。旧庁舎同様、市民の皆さまには新庁舎も大事に育てていただきたいことをお願いします。

2020年12月18日金曜日

ふるさと納税さらに上方修正



 仙北市議会の最終日。ふるさと納税の寄付見込みを13億円から15億円に上方修正、また新型コロナウイルス対策ひとり親世帯の臨時特別給付金再支給事業費など、約3億4350万円の追加補正案を提案。これを含む全ての案件を可決いただきました。

 以下は閉会のあいさつでお話しした内容です(ブログ報告事案は省略)。
〇昨年7月22日に発生した生保内中学校での職員死亡事案が、地方公務員災害補償法の規定に基づき公務上の災害と認定されました。改めて職員のご冥福をお祈りします。
〇12月4日、仙北市の例規集を管理している第一法規(株)から、市の国民健康保険税条例の改正漏れの指摘を受けました。給付や税の徴収等で市民の影響はありません。原因調査や改正案の作成を行い、次の議会に提案します。
〇角館総合病院で毎週水曜日に実施している新型コロナウイルスの自主検査は、来年1月から市民・市出身者枠をつくり検査件数を2件増やします。田沢湖病院の発熱外来は、来週21日から新型コロナウイルス感染症の検査を開始します。
〇生保内小学校の三浦和義教諭が、令和2年度の文部科学大臣優秀教職員表彰を受賞することが決定しました。またSDGs未来都市の活動で、市内各小中学校・大曲支援学校せんぼく校の児童・生徒・教職員一人ひとりにSDGsバッジの贈呈を行っています。

 この1年、市議会の皆さまには新型コロナウイルス対策で大変ご難儀をおかけしました。お陰様でたくさんの制度が生まれ市民の日常を支えています。ありがとうございました。

2020年12月17日木曜日

仙北市冬の観光支援事業について



 昨日、仙北市議会は予算常任委員会を開催し、一般会計補正予算第11号を賛成多数で可としました。コロナ感染検査の助成制度や冬期の観光対策などを盛り込んだ予算案です。明日の本会議で市議会としての判断をいただきます。

 補正予算の総額は、各診療所運営費、冬のプレミアム観光支援事業、新型コロナウイルス感染症病原体検査費助成事業、秋田県信用保証協会保証料補給金、教育コンピューター推進事業、旧石黒(恵)家公開事業ほかで9436万円。この提案に対し、反対と賛成の立場で3人の議員から討論がありました。どの討論も冬の観光支援事業が中心です。反対討論では、「国のGOTOトラベルも一時停止を国が判断した。市は利用対象者を全国から市民・県民に変更したが、県内でも感染者が発生している。この状況で観光支援は行うべきではなく、別の経済支援メニューに切り替えるべきだ」。一方で賛成討論は、「 GOTOトラベルの停止でさらに辛い状況になる。そんな中でこの冬の観光支援事業は、市内お土産店・宿泊施設・飲食店等などの下支えになる。また医療の充実もあり重要な予算だ」。さらに賛成討論で、「冬の観光支援事業には賛成だ。しかし利用できる範囲など事業者に詳細説明が必要。万が一、県内で感染の拡大が進んだ場合は事業停止もあり得る。申込み方法も検討して欲しい」などの内容です。

 冬のプレミアム観光事業は、9月議会終了後から早々と準備を始めたため、第3波に直面している現状とズレがありました。そこで議会の皆さまのアドバイスをいただきながら、500円で1000円の額面券発行はそのままに、利用できる対象者を全国から市民・県民に限定し、プロモーション経費を本券発行予算に加えて枚数を4万枚から4万6000枚に改めました。購入も1人1セット20枚(額面2万円)から10枚(額面1万円)と改めました。このような対応に、議員からは「提案がふらついているのではないか」とのお叱りもあります。刻々と変化するコロナの感染状況、冬の伝統行事の中止なども受け止めながら、経済支援を行う難しさを感じています。
※写真はコロナ感染対策を優先し中止とした紙風船上げ

安穏と生きてはいけない



 テレビで加藤登紀子さんを見かけました。亡くなった夫(藤本敏夫さん)のことを、「彼は安穏と生きてはいけなかったのでしょう」と話していました。ハッとしました。

 藤本敏夫さんは、学生運動で実刑判決を受け中野刑務所に収監。獄中で加藤登紀子さんと結婚します。その後、学生運動から離脱し仲間たちと理想の有機農業を追求。千葉県鴨川に農事組合法人自然生態農場・鴨川自然王国を拓きます。その後も農水省の諮問委員や企業を起こしたりしますが、ガンで亡くなるまで百姓として生きた人です。昭和の時代のエネルギーだったかも知れません。矛盾だらけの世の中で普遍を求め抗った藤本敏夫さんの生き方を、加藤登紀子さんは「彼は安穏と生きてはいけなかったのでしょう」と想起したのです。

 新型コロナウイルスで世界は新たな価値創造を求めています。こんな時こそ「安穏と生きてはいけないのだ」と、心のどこかで何かが弾けます。

2020年12月15日火曜日

田沢湖再生ネットワークが発足



 2010年12月15日、朝刊に山梨県富士河口湖町西湖でクニマス発見の記事。京都大学・中坊徹次先生の研究グループの快挙に、行方不明になった子どもが見つかったような気持ちでした。あれから10年です。

 未だ田沢湖はクニマスが暮らす湖に再生できていません。県市協働で建設した田沢湖クニマス未来館のオープニングセレモニーで、私は「この未来館は水質環境の改善手法や魚類学的識見などを収集し、これを子ども達に伝え、田沢湖再生の課題を発信し続けます。実行と検証、問題提起を繰り返します」とあいさつしました。10年経ってその思いを新たにしています。この間、地元の皆さまの取り組み、市外・県外の皆さまの実験や研究、そして激励、資金提供…、本当に多くの情熱に触れることができました。いま全国の中学生は、国語の教科書で田沢湖とクニマスの歴史を勉強しています。その中には未来館の水槽で泳ぐクニマスを見て、田沢湖再生の担い手になってくれる人がきっといます。

 今日、市民の皆さまと田沢湖再生ネットワークを立ち上げました。子ども達や産学官で活動する皆さま等、様々な方々とネットワークを構築し、田沢湖の水質改善、クニマスの里帰りを進めたいと思います。ご参加をお待ちします。


2020年12月14日月曜日

W杯たざわ湖大会が中止に



 FISフリースタイルスキーW杯秋田たざわ湖大会組織委員会(矢舩保夫委員長)は、新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、SAJ全日本スキー連盟に大会の中止を申し入れ、そのSAJが本日FIS国際スキー連盟に正式に中止の申し入れを行って…。

 同大会は2021年3月6日~7日に開催予定でした。FISは申し入れを受けて大会は中止となる見込みです。W杯たざわ湖大会以外にも、国内開催が予定されていた国際大会が中止になるなど、新型コロナウイルス対策での判断が続いています。仙北市は開催地として海外選手・スタッフをお迎えすための安全対策、また滞在先や移動時の接客、大会運営に携わる多くの市民の安全対策に全力で取り組んできました。しかし現状で海外選手をお迎えすることは困難だと、そうお話をさせてもらっていました。本当に残念です。

 大会レベルが世界で最も上質と言われる秋田たざわ湖大会です。安全を最優先した対応・判断に間違いはないと思っています。しかし楽しみにしていた皆さまには、本当に申し訳ありません。


2020年12月13日日曜日

こんにゃく芋との出会い



 手作りこんにゃくの美味しさは格別だと聞きます。いつか作って食べたいと思っていました。昨日、たまたま立ち寄った直売所でこんにゃく芋と出会いました。

 思わず買いました。大ぶりなもの小ぶりなもの色々でしたが、果たして作れるか自信がなくて一番小さな可愛い芋にしました。レジのお母さんに聞くと、「こんにゃくを芋から作るのは大変だよ。頑張って」と。この芋で3年ものです。そんな長い時間を土の中で過ごしてくれて、そして出会ってくれてありがとう。ところで、いよいよ作ろうと思ってネットで手順を検索すると、使用する凝固剤の薬品名がバラバラでワケが分かりません。

 焼成カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸ソーダ、精製ソーダ、石灰、重曹…、えっ?、どれ?。

子どもの遊び場づくり



 新角館庁舎が21日に移転開庁後、市教育委員会や中央公民館、各種団体事務局の入居に向け西木庁舎改修工事が本格化します。新たに整備する市民休憩室内「子どもの遊び場」の遊具選定作業も始まりました。

 子どもの遊び場は、雨や雪などで屋外遊戯ができない時も、また土・日、祝祭日も保護者同伴で気軽に訪ねることができるスペースです。その遊具の選定で、市内各こども園の保護者会の皆さんにご協力をお願いしました。各園の園長や副園長も検討会に加わってもらっています。先日は広場になる現西木市民センターを実際に見て、広さをイメージして遊具選定を考えました。

 子どもの遊び場が足りません。今回の子どもの遊び場づくりを契機に、市内の遊休施設の子どもの遊び場化、屋外公園の在り方議論など、市民の皆さんと一緒に進めたいと思います。

2020年12月11日金曜日

頑張れ赤上優人選手!



 今日午前、埼玉西武ライオンズへの入団を決めた赤上優人さん(仙北市西木町出身:角館高校→東北公益文科大学)が、その報告で市役所を訪ねてくれました。150㎞を超える速球と変化球は球界でも大注目です。赤上優人選手おめでとう!。頑張れ!。

 仙北市役所には職員に角館高校野球部OBが26人、議会議員にも多数のOBがいて、市役所をあげて赤上さんをお迎えしました。報告会では野球部だった市職員から、「いつの間にそんなにいい体をつくったのか」、「マスコミ対応がヘタ。もっと練習した方がいい」、「今日は随分緊張している。いつもと違う」など友だち発言が続出。赤上さんは苦笑しながらも、「故郷の皆さんの応援に応え、早く1軍でマウンドに立って活躍する姿を見せたい」と話してくれました。私からは「子どもたちにとって赤上さんは夢と希望。頑張って!」とエールを送りました。

 赤上さんをスカウトしてくれた水沢英樹さん(仙北市田沢湖出身)にも感謝です。その水沢さんからは、「仙北市と西武ライオンズの親交が始まった。球団も仙北市を応援したい」と嬉しい提案がありました。

2020年12月10日木曜日

師走を元気に!



 新型コロナの対策で一色だった1年も師走です。その疲れがドッと出てきたような毎日を過ごしています。そんな時には甘いものが欲しくなって…。たい焼きを焼いてみました。

 Amazonで焼き型を買いました。小豆は自宅の畑で栽培したものですが、昨年産だったので数日水につけてから炊きました。砂糖は通常の3分の2と控え目です。皮はグルテンフリーの米粉を使いました。私の周辺に小麦粉アレルギーの子がいて、彼女に食べさせたいなあと。

 写真自体が赤と白とたい焼きで、何だか元気が出てきそうな気がします。皆さんも師走を元気に!。

2020年12月8日火曜日

市議会12月定例会の一般質問②



 仙北市議会12月定例会は、昨日に続いて一般質問2日目。今日は高久昭二議員、荒木田俊一議員(市民クラブ)、門脇晃幸議員(蒼生会)、武藤義彦議員(〃)の4人です。特徴的な質疑を概要版でお知らせします。

【高久昭二議員】
Q.仙北市の少子高齢化がさらに進行する中で、市民、特に高齢者、障がい者、子育て世帯、生活困窮者に手をさしのべるネットワークが構築できないか。
A.田沢湖先達の土石流災害を教訓に、災害対策などで地域に住む職員から情報提供をいただく仕組みができている。今回の議員の提案は、この仕組みを拡大してできそうな気がする。そもそも福祉対策は、その対象年齢や法的の種類で、市民福祉部の各課が個別に対応してきた。間もなく新・角館庁舎が開庁するが、市内でバラバラだった市民福祉部が1ヶ所に結集する。これまでの縦割り支援から、部をあげた丸ごと支援にシフトする。

【荒木田俊一議員(市民クラブ)】
Q.コロナ禍の中で1次産業の持つ力を改めて認識している。林業を含めた1次産業は仙北市の資源、環境を守り、産業を発展させるためにも重要だが市長の認識を伺う。
A.仙北市の重要な産業だ。コロナ以前は観光産業を支える周辺産業的な感覚があったかと思うが、今は1次産業の生業、その環境も含めて極めて重要な安全資源と言う認識だ。国の林業政策は環境税の導入で財源を確保した。しかし農業者が林業者と言う場面が多く、農業の所得も切り離せない。総合計画・総合戦略でコロナ時代の1次産業の姿を描きたいと思う。

【門脇晃幸議員(蒼生会)】
Q.令和元年度決算で市監査委員から意見書が出ている。この意見書を踏まえ市長はどんな実感を持ったか、その実感で予算をどう改善するか。
A.決算では経常収支比率が改善しているが、公債費比率と同負担比率は悪化している。財政調整基金は1億4000万円減少の11億8000万円。収入未済額、市税、給食費等の滞納繰越分は前年度比で改善している。しかし特別会計への操出金は、下水道事業など6会計で11億6000万円、企業会計では病院事業も増加している。これら特別会計、企業会計の体質改善、操出ルールの見直しが必須。第3セクターも同様と考えている。

【武藤義彦議員(〃)】
Q.仙北市のいじめや児童虐待について心配している。現状をどのように把握しているか。その対策の取組みなどを伺う。
A.私からは市内未就学児童について答弁する。児童虐待の相談・対応状況は、平成29年度は44件、30年度は51件、令和元年度は62件だ。市の要保護児童対策地域協議会が、関係する機関と連携し対策を講じている。来年度からは新たに子ども家庭総合支援拠点を開設する。(教育長)平成29年度は小65件・中25件、30年度が小59件・中33件、令和元年度は小75件・中34件だ。学校では学校いじめ防止基本方針を策定し、また学習の中でも指導を行っている。
※写真は能代市道の駅ふたついキッズコーナー。

2020年12月7日月曜日

市議会12月定例会の一般質問①



 仙北市議会12月定例会は、今日から一般質問が始まりました。初日は高橋輝彦議員(蒼生会)、田口寿宜議員(〃)、小木田隆議員(市民クラブ)、熊谷一夫議員の4人です。特徴的な質疑を概要版でお知らせします。

【高橋輝彦議員(蒼生会)】
Q.角館総合病院、田沢湖病院に発熱外来を開設し、発熱患者の診療や検査を実施するとのことだが、両病院で新型コロナとインフルエンザの両方の検査が可能と言うことか。
A.角館総合病院では、11月18日からインフルエンザと新型コロナウイルス感染症の検査を実施している。田沢湖病院では、11月25日からインフルエンザのみの検査を実施している。しかし田沢湖病院では新たな対応として、新型コロナウイルスの検査態勢を整えて準備できたら検査を始める予定だ。同病院のコロナ検査は、検査キットの導入、またはPCRの外注を考えている。

【田口寿宜議員(蒼生会)】
Q.仙北市は様々な子育て支援策を講じているが、少子化に対する歯止めがかからない現実がある。この事実をどう分析し、打開するか。
A.これまで県内外の多くの市町村を訪ねた。その度に先々の行政の方や住民の方のお話を伺って来たが、子育てに熱心なまちほど元気があると言う印象だ。仙北市と何が違うか、子育て支援の幅やボリュームか、それとも…。さらに新たにコロナ禍で、これまでの分析や解決策と違う議論が必要になった。仙北市は本当に魅力的なまちだが、条件を生かし切れていないと言うことか。下を向いてもしょうがない。改善に向かって進もう。

【小木田隆議員(市民クラブ)】
Q.来年度の予算編成について、コロナウイルスの影響で法人税、個人住民税は大変な落ち込みになるのではないか。財源の確保策を伺う。
A.来年度の税収は、当初予算との比較だが個人市民税は9300万円の減、法人市民税は1000万円の減、固定資産税は1億円超の減、たばこ税は1400万円の減、入湯税は4200万円の減などで、2億から3億円規模で減少する見込みだ。財源の確保に向けては、遊休資産の処分などを加速する。一方ふるさと納税は好調で、昨年度の総額8億2172万円を昨日で上回った。ご寄付いただく皆さまに心から感謝する。

【熊谷一夫議員】
Q.行政はポストコロナ時代を見据え、デジタル化へスピード感を持って転換しなければならない。市の現状と今後の方向性について伺う。
A.行政のデジタル化は、令和元年に閣議決定された基本方針で位置づけられた。デジタル化を推進する部局を整備し、担当者をピックアップし、ワーキンググループ等にデジタル化に向けた業務の洗い出しが最初ではないか。その後にデータ化、情報の共有化、利活用方法の調査等を行い、それらを全体計画に描き込む作業が必要だ。先ずは年明けに、市役所内に行政デジタル化推進チームを立ち上げる。
※写真は町田市の「こどもセンターまあち」。

2020年12月6日日曜日

皆さまありがとうございます



 仙北市ふるさと納税の寄付額が、今日12月6日で昨年度の総額8億2172万円を超えました。皆さま本当にありがとうございます。この後も、さらにご寄付をいただけるよう市民協働で取り組みます。

 今年は「さとふる」と「JRE MALL」の2つを追加し、11サイトで皆さまからのご寄付をお待ちしています。人気返礼品の造成や数量準備、お問合せ等にしっかりお応えようと、市民も企業も職員も張り切っています。生産者との団結力はどこにも負けません。新型コロナウイルスの感染拡大で皆さま辛い毎日を過ごしている中、市はいただく寄付金の活用事業を再検討し、自治体おまかせでコロナ対策を一番に改めました。全国からのご厚情を、市民の健康と生命と生活を守ることに使わせていただきたいと思います。重ねて感謝を申し上げます。この後もよろしくお願いします。

 仙北市は秋田県屈指の観光地で、その分コロナの影響は本当に甚大です。いえ世界中が大変な状況になっています。日本には助け合い文化がありますが、ふるさと納税にその助け合い文化を強く感じています。
※写真は総務省ふるさと納税PSから

2020年12月5日土曜日

弱み×弱み=強み



 秋田県ワーケーション推進協会(松浦隆一会長)が、仙北市わらび座で「地域力を考えよう!ミニフォーラム」を開催。ゲストスピーカーは内閣府の井上貴至さん。冒頭から「本当に東京は日本経済を引っ張ってるんでしょうか…」。

 井上さんは言います。「平成29年版の都民経営計算年報では、2006年度から2017年度までの全国の成長率は3.5パーセント。でも同期間の東京都の成長率は1.5パーセントに過ぎません。実は日本経済の牽引役は地方が担っています。トヨタは愛知、パナソニックは大阪、ユニクロは山口、TDKは秋田です」と。さらに、「弱み×弱み=強み、です。瀬戸内海岩城島のレモン栽培は、20年間も耕作放棄された土地を切り開いて行われています。20年間も放置された農地ですから完全無農薬農地です。ここのレモンは皮まで食べられるレモンとして大人気です。地方には東京にはない強みがあります。スターバックスコーヒーもマックのハンバーガーも、地価の高い東京と秋田が同じ値段で売られていること、変だと思いませんか?」と。

 刺激的なお話しが幾つも飛び出しました。ありがとうございます。さて、秋田のワーケーションについて、私は「参加者数とか経済効果で評価するのではなく、その土地土地の力をベースに、新たな価値創造や自己再生の取組みに成長して欲しいと考えています」と…。
※井上貴至さん:1985年大阪生まれ。2008年に総務省入省、2015年から鹿児島県長島町副町長、2017年から愛知県勤務、現在内閣府勤務。現在も週末自費で全国をミツバチのように飛び回る。

2020年12月2日水曜日

近未来技術を市民の日常へ



 昨夕(12月1日)、リモートで国家戦略特別区域会議。出席は坂本哲志・内閣府特命担当大臣、特区側からは湯崎英彦・広島県知事、髙島宗一郎・福岡市長ほか。仙北市からは新たに2つの提案を行いました。

 1つは、「近未来技術を活用した実証実験をさらに促進するため、民間企業・大学・研究機関が行う実験を支援するワンストップセンターを開設すること」で、国と市が連係して市役所内に設置しようと言うもの。もう1つは、「新たに規制緩和が必要な近未来技術実証について、民間企業や国や市が実務検討を行う組織として分科会を設置する」と言うもの。ドローンや自動走行はもちろん、コロナ時代を生き抜く新技術が生まれる仙北市になりたいと考えています。

 今回の区域会議で、2つの提案は了承をいただきました。次回開催の特区諮問会議(議長は菅義偉・内閣総理大臣)で正式認定を目指します。様々な分野で技術革新をサポートしながら、それが市民の日常を助ける存在に早くなって欲しいと思います。


2020年12月1日火曜日

今日から新組織がスタート



 仙北市は、今日(12月1日)から新組織をスタートさせました。観光文化スポーツ部、農林商工部が誕生し、コロナ時代の新たな価値創造とまちづくりを進めます。市民の皆さま、よろしくお願いします。

 12月21日移転開庁の角館庁舎に事業部門を集約し、総合力で市民ニーズへの対応をスピードアップします。今朝の部長辞令交付で私は、「角館庁舎も組織再編も市民の幸せづくりを叶える取組みですが、庁舎建設や組織再編の成果が新たな2部の仕事ぶりで評価される場面もあると思います。でも萎縮しないでください。市民と職員を信頼し思う存分の仕事をしてください」と激励しました。

 新組織が本格稼働するのは、角館庁舎の開庁日からになります。それまで各庁舎に分散していたセクションの引っ越しが続きます。みんな頑張ろう!。
 なお、主な組織再編は以下の通り。
※総務部:事務事業総合調整室、管財課(管財係+国土調査係)、各市民センター・農林建設班と市民サポート班の設置・契約検査室の所管替え等
※観光文化スポーツ部:観光課と交流デザイン課(国際交流推進室+農山村体験デザイン室)+文化創造課(新設)+文化財保護室+スポーツ振興課の4課1室
※農林商工部:農業振興課+農林整備課+商工課+角館樺細工伝承館の3課1館
※教育委員会:教育総務課+学校教育課(新設)+生涯学習課+角館町平福記念美術館の3課1館
※写真は右が細川観光文化スポーツ部長、左が八柳農林商工部長