2020年12月17日木曜日

仙北市冬の観光支援事業について



 昨日、仙北市議会は予算常任委員会を開催し、一般会計補正予算第11号を賛成多数で可としました。コロナ感染検査の助成制度や冬期の観光対策などを盛り込んだ予算案です。明日の本会議で市議会としての判断をいただきます。

 補正予算の総額は、各診療所運営費、冬のプレミアム観光支援事業、新型コロナウイルス感染症病原体検査費助成事業、秋田県信用保証協会保証料補給金、教育コンピューター推進事業、旧石黒(恵)家公開事業ほかで9436万円。この提案に対し、反対と賛成の立場で3人の議員から討論がありました。どの討論も冬の観光支援事業が中心です。反対討論では、「国のGOTOトラベルも一時停止を国が判断した。市は利用対象者を全国から市民・県民に変更したが、県内でも感染者が発生している。この状況で観光支援は行うべきではなく、別の経済支援メニューに切り替えるべきだ」。一方で賛成討論は、「 GOTOトラベルの停止でさらに辛い状況になる。そんな中でこの冬の観光支援事業は、市内お土産店・宿泊施設・飲食店等などの下支えになる。また医療の充実もあり重要な予算だ」。さらに賛成討論で、「冬の観光支援事業には賛成だ。しかし利用できる範囲など事業者に詳細説明が必要。万が一、県内で感染の拡大が進んだ場合は事業停止もあり得る。申込み方法も検討して欲しい」などの内容です。

 冬のプレミアム観光事業は、9月議会終了後から早々と準備を始めたため、第3波に直面している現状とズレがありました。そこで議会の皆さまのアドバイスをいただきながら、500円で1000円の額面券発行はそのままに、利用できる対象者を全国から市民・県民に限定し、プロモーション経費を本券発行予算に加えて枚数を4万枚から4万6000枚に改めました。購入も1人1セット20枚(額面2万円)から10枚(額面1万円)と改めました。このような対応に、議員からは「提案がふらついているのではないか」とのお叱りもあります。刻々と変化するコロナの感染状況、冬の伝統行事の中止なども受け止めながら、経済支援を行う難しさを感じています。
※写真はコロナ感染対策を優先し中止とした紙風船上げ

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