第136回秋田県種苗交換会、またまた天候に恵まれ、晴れやかな気持ちで最終日を迎えることができました。この日の人出はJA秋田中央会の発表で、38,000人。と言うことで種苗交換会開催中の全体の来客数は864,000人になりました。
さて、午前は秋田県産米品評会褒章授与式です。出品点数は水稲うるち玄米で120点、醸造用玄米9点の129点。品種の内訳はうるち玄米では「あきたこまち」が89点、「ひとめぼれ」が16点、「めんこいな」が8点、「ゆめおばこ」が7点です。醸造用玄米は「美山錦」が2点、「秋田酒こまち」が7点でした。
審査の結果、最優秀賞に佐々木長十郎さん(美郷町金沢西根)栽培の「あきたこまち」ほか6点、優秀賞に石坂昭義さん(鹿角市八幡平)栽培の「あきたこまち」ほか9点、優良賞に小林鶴治さん(北秋田市道城)栽培の「あきたこまち」ほか14点、また特別賞7点が選定されました。
最優秀賞を受賞した佐々木長十郎さんは、受容者あいさつで「土づくり、水管理に努力して、とにかく良質米の生産に取り組んできた結果、このような栄えある賞をいただけた」と話していました。
この品評会では、仙北市の活躍も顕著でした。最優秀賞に鈴木淳寛さん(西木町西明寺)、優良賞に高橋恒吉さん(角館町白岩)・平岡春彦さん(田沢湖小松)、秋田県主食集出荷商業協同組合理事長賞に鈴木淳寛さん(西木町西明寺)が入選しました。
午後は褒賞授与並びに閉会式でした。審査長の湯川智行さん(秋田県農業試験場)が概要を説明。「変動の激しい気象条件で難しい一年だったが、生産者の皆様の努力で品質の高い農産物等が多数出品された交換会だった」と講評。最高賞の農林水産大臣賞は8点。仙北市からは、「生しいたけ」(北研705号)を出品した(有)にしきの代表取締役の佐藤操さんが同賞を受賞しています。また佐藤さんは、全ての受賞者を代表したあいさつも行い、「安全で安心な食糧を生産するのは農業者の責任。この受賞を機会にさらに努力を傾注したい」(写真)と決意を述べてくれました。
自分は協賛会会長として謝意を述べました。以下は概要です。
~種苗交換会の開催は、旧3町村時代からの長い長い夢でした。開催が決定した後、懸命に取り組んできた準備作業や、実際に一週間お客様をお迎えした経験は、反省点も含め、仙北市の農業振興・まちづくりにとって、とても大きな収穫です。このような素晴らしい機会を提供いただいた中央会の皆様、地元JAの皆様、秋田県、大仙市、美郷町、仙北市議会、ご協賛をいただいた皆様、仙北市民の皆様、ほか多くの皆様に重ねて御礼を申し上げます。これからも種苗交換会が秋田県農業発展のシンボルとして、また開催地の地域活性化や住民の意識改革を加速する機会として、愛され続けることを祈念し、閉会にあたっての感謝の言葉といたします。~
皆様、本当にご苦労様でした。ありがとうございました。
2013年11月7日木曜日
2013年11月6日水曜日
第136回秋田県種苗交換会(6日目)
種苗交換会も終盤の6日目。昨日よりも良い天気です。秋田県NOSAI大会は田沢交流センターで開催されました。里山が紅葉で燃えています。来場の方々は、その美しさに先ず感嘆の声を上げていました。自分は歓迎のあいさつで、「会場にご用意した田沢交流センターは、元は田沢小学校です。この地区はコミュニティ活動が盛んで、交流センターは、公民館活動やNPOたざわ村、地域運営体・荷葉などの活動拠点にもなっています。すぐ近くにある喫茶店は、地域運営体が経営しています。ぜひ足を伸ばしてください」とお話をさせてもらいました。
午後から秋田県農業委員大会。これは市民会館が会場です。今回の種苗交換会は、TPPや減反見直しなどの議論が騒々しい中での開催で、各農業関係団体の総会で決議される内容は、次の日の新聞に必ず掲載があります。自分はあいさつで、「ここに暮らす生活者であっても、また国内外の消費者であっても、生きる基本は食であり、安心安全な食糧を生産するのは農業者の責任です。TPP交渉の行方如何では、日本農業の形が大きく変わるかも知れないと言う不安と、さらに今度は減反政策の見直し議論が唐突に噴出しています。経済・産業としての農業感しか見えないのが残念でなりません。農業は消費者に支持をいただきながら、地域と共存してこそ維持・発展できることを、私たちは今こそ主張しなればいけないと強く感じています」と、日頃の思いを伝えました。
物故者悼式は東源寺で開催されました。種苗交換会の産みの親で、秋田県の農業三大人・石川理紀之助さん・森川源三郎さん・齋藤宇一郎さん、また畠山義郎さん(旧下大野村農業協同組合組合長)、清水秀夫さん(旧能代市農業協同組合組合長で農業功労者)、安井操さん(農業功労者)、神田一善さん(旧大正寺農業協同組合組合長)、鎌田亮三さん(旧秋田本荘市農業協同組合組合長)、黒澤二老さん(旧角館農業協同組合専務理事)、樋渡孝さん(旧湯沢市農業協同組合副組合長)、高橋郁郎さん(種苗交換会事務局員)のご冥福をお祈りしました。
夕方、JA秋田中央会理事会がホテルタザワで開催され、ここで6日目の人出は121,000人とお聞きしました。1日を残して80万人を超えました。もちろん来場者数だけで種苗交換会を評価することは適切ではありませんが、「本当に良かった」と言うのが正直な気持ちです。JA秋田中央会の木村会長、阿部副会長からも「素晴らしい交換会でした」との言葉をいただきました。あと1日、気を引き締めて頑張りましょう。
最終日の行事予定は次の通りです。
・秋田県産米品評会褒賞授与式(午前11時~田沢湖総合開発センター)
・褒賞授与並びに閉会式(午後1時~市民会館)
※写真は期間中に関連事業だった「千葉克助写真展」
午後から秋田県農業委員大会。これは市民会館が会場です。今回の種苗交換会は、TPPや減反見直しなどの議論が騒々しい中での開催で、各農業関係団体の総会で決議される内容は、次の日の新聞に必ず掲載があります。自分はあいさつで、「ここに暮らす生活者であっても、また国内外の消費者であっても、生きる基本は食であり、安心安全な食糧を生産するのは農業者の責任です。TPP交渉の行方如何では、日本農業の形が大きく変わるかも知れないと言う不安と、さらに今度は減反政策の見直し議論が唐突に噴出しています。経済・産業としての農業感しか見えないのが残念でなりません。農業は消費者に支持をいただきながら、地域と共存してこそ維持・発展できることを、私たちは今こそ主張しなればいけないと強く感じています」と、日頃の思いを伝えました。
物故者悼式は東源寺で開催されました。種苗交換会の産みの親で、秋田県の農業三大人・石川理紀之助さん・森川源三郎さん・齋藤宇一郎さん、また畠山義郎さん(旧下大野村農業協同組合組合長)、清水秀夫さん(旧能代市農業協同組合組合長で農業功労者)、安井操さん(農業功労者)、神田一善さん(旧大正寺農業協同組合組合長)、鎌田亮三さん(旧秋田本荘市農業協同組合組合長)、黒澤二老さん(旧角館農業協同組合専務理事)、樋渡孝さん(旧湯沢市農業協同組合副組合長)、高橋郁郎さん(種苗交換会事務局員)のご冥福をお祈りしました。
夕方、JA秋田中央会理事会がホテルタザワで開催され、ここで6日目の人出は121,000人とお聞きしました。1日を残して80万人を超えました。もちろん来場者数だけで種苗交換会を評価することは適切ではありませんが、「本当に良かった」と言うのが正直な気持ちです。JA秋田中央会の木村会長、阿部副会長からも「素晴らしい交換会でした」との言葉をいただきました。あと1日、気を引き締めて頑張りましょう。
最終日の行事予定は次の通りです。
・秋田県産米品評会褒賞授与式(午前11時~田沢湖総合開発センター)
・褒賞授与並びに閉会式(午後1時~市民会館)
※写真は期間中に関連事業だった「千葉克助写真展」
2013年11月5日火曜日
第136回秋田県種苗交換会(5日目)
種苗交換会5日目。会場周辺の天気は晴れ。各会場は多くのお客差をお迎えし、JA秋田中央会発表で176,000人を数えました。ところで自分は朝から「農村で楽しむ仙北はあーと展」(主催:仙北市農山村体験推進協議会)巡りをしました。このイベントは種苗交換会の関連事業として開催されました。県内外の様々な創作活動や料理、マッサージなど、農家民宿にあったら楽しいだろうな…が、期間限定で全て実現したような、そんなワクワク感があります。市内には20軒以上のグリーンツーリズム実践者がいますが、今回のはあーと展には、このうち7軒が参加しています。
まず星雪館。ここには「しろ工房」(布小物)、「魔女の香房」(アロママッサージ・ハーブティ)、「大橋工房」(樺細工)の3つがお店を開いていました。先日、ここの主で災害と食のシンポジウムに出演してくれた門脇富士美さんにお礼を言って、お茶やリンゴをご馳走になって、お土産にオヤキをもらって…。朝からお腹がいっぱいになりそうです。
続いて一助。農家のお蕎麦屋さんです。座敷の奧にはいると、「雫石窯」(陶芸作品)、「あとりえ咲楽」(手作り洋服)の2軒がお店を並べていました。とても味わい深く手に馴染む、湯飲みを1つ買いました。そうこうしていたら、宮城県女川町のご一行が来店。仙北市での避難生活中、一助に来て農作業を手伝ったり、またお蕎麦を打ったりしていて、、もう親戚付き合いです。特別に獅子振りを披露してもらい、頭もカンでもらいました(写真)。お蕎麦もご馳走になって大満足。
続いて、くりの木。ここはカタクリ群生地の近くにあります。栗生産農家です。「saqte」(布製品)、「陶芸工房ももねり」(陶器小物)、「さくら樺染めサークル」(ろうけつ染め)が入っていて楽しそう。少し渋めのブックカバーが目にとまり、思わず買ってしまいました。お話の輪にはいると、まあ楽しいこと。
ここでお昼。午後から市役所で作業があるので、移動しなければいけません。7軒中3軒しか訪問できませんでした。
急いで田沢湖庁舎へ。渋滞を逃れようと田沢湖を回って生保内へ。会場周辺はすごい人。3時過ぎになって作業が終了。そこで今度は角館の「まちなかミュージアム」へ。角館高校・角館南高校の共同美術展、千葉克助さんの「北の彩り写真展」を訪ねました。本当に素晴らしい。
さて6日目の種苗交換会は次の通り。
・JAわくわく食農教室(午前9時30分~角館交流センター)
・秋田県NOSAI大会(午前10時30分~田沢交流センター)
・秋田県農業委員大会(午後1時~仙北市民会館)
・物故者追悼式(午後2時~東源寺)
・JA秋田中央会理事会(午後4時~ホテルタザワ)
まず星雪館。ここには「しろ工房」(布小物)、「魔女の香房」(アロママッサージ・ハーブティ)、「大橋工房」(樺細工)の3つがお店を開いていました。先日、ここの主で災害と食のシンポジウムに出演してくれた門脇富士美さんにお礼を言って、お茶やリンゴをご馳走になって、お土産にオヤキをもらって…。朝からお腹がいっぱいになりそうです。
続いて一助。農家のお蕎麦屋さんです。座敷の奧にはいると、「雫石窯」(陶芸作品)、「あとりえ咲楽」(手作り洋服)の2軒がお店を並べていました。とても味わい深く手に馴染む、湯飲みを1つ買いました。そうこうしていたら、宮城県女川町のご一行が来店。仙北市での避難生活中、一助に来て農作業を手伝ったり、またお蕎麦を打ったりしていて、、もう親戚付き合いです。特別に獅子振りを披露してもらい、頭もカンでもらいました(写真)。お蕎麦もご馳走になって大満足。
続いて、くりの木。ここはカタクリ群生地の近くにあります。栗生産農家です。「saqte」(布製品)、「陶芸工房ももねり」(陶器小物)、「さくら樺染めサークル」(ろうけつ染め)が入っていて楽しそう。少し渋めのブックカバーが目にとまり、思わず買ってしまいました。お話の輪にはいると、まあ楽しいこと。
ここでお昼。午後から市役所で作業があるので、移動しなければいけません。7軒中3軒しか訪問できませんでした。
急いで田沢湖庁舎へ。渋滞を逃れようと田沢湖を回って生保内へ。会場周辺はすごい人。3時過ぎになって作業が終了。そこで今度は角館の「まちなかミュージアム」へ。角館高校・角館南高校の共同美術展、千葉克助さんの「北の彩り写真展」を訪ねました。本当に素晴らしい。
さて6日目の種苗交換会は次の通り。
・JAわくわく食農教室(午前9時30分~角館交流センター)
・秋田県NOSAI大会(午前10時30分~田沢交流センター)
・秋田県農業委員大会(午後1時~仙北市民会館)
・物故者追悼式(午後2時~東源寺)
・JA秋田中央会理事会(午後4時~ホテルタザワ)
2013年11月4日月曜日
第136回秋田県種苗交換会(4日目)

さて午前は 「農村における健康を考える集い」でした。種苗交換会の期間中に開催して54回を数える歴史があります。農業者等の健康、農村医療・保健・福祉に関し意見交換を行う主要事業です。今回のテーマ「正しく知ろう・冬場の感染症」は、仙北市が注目をしていた課題でした。新型インフルエンザについて言うと、平成21年6月、県内で初めて仙北市で患者が確認されました。観光・交流都市と言うこともあり、病気の入り具合も他市等と比べて早い現象が既に起きています。そんな現状から、意見交換会に参加する市立病院の関係者の顔、市内医院の先生の顔が多く見られました。
午後は「絆・未来へのプロローグ」です。仙北市民が芸能を発表できる場面が欲しいとの要望に応えようと、種苗交換会で初めて開催されました。出演者の年齢層もジャンルも大変バラエティに富んでいますが、その一つひとつは、生きている素晴らしさを実感し、また生きる勇気を奮い立たせてくれるものばかりでした。わらび座による演奏では「ミュージカル・リキノスケ、走る」の一場面を、かたっこの会では脂ののった新舞踊を、コール駒草のコーラスでは会場の皆さんと秋田県民歌(写真)を、吉崎さとしさんはピアノの弾き語りで美空ひばりさんの“川の流れのように”を、西木連合婦人会は「ニュー西木音頭」で華やかな踊りを、ストリートダンス角館スクールの子ども達は、ステージいっぱいに見事なダンスパフォーマンスを、それぞれご披露くださいました。
特に今回、宮城県女川町から竹の浦地区獅子振り保存会の皆様の友情出演がありました。竹の浦地区の皆様は東日本大震災直後、集落で仙北市に避難され、その後も様々な場面で市民との交流が続いています。ダイナミックな囃子と獅子の舞い…。またまた獅子振りを見ていて泣けてきました。
さて今日は、秋田クボタ・プレゼンツ「秋田民謡フェスティバル」が市民会館で開催されます。併せて各催事をお知らせします。
・「秋田民謡フェスティバル」(午後1時30分:市民会館)
・「農村で楽しむはーと展」(終日:西木田沢湖地域の農家民宿)
・「平福百穂没後80年展」(終日:平福記念美術館/樺細工伝承館/新潮社記念館)
・「アートdeまちあるき」(終日:角館町内)
2013年11月3日日曜日
第136回秋田県種苗交換会(3日目)
晴天。本当に爽やかな秋晴れでした。市民会館周辺の協賛第1会場や田沢湖スポーツセンター周辺の協賛第2会場は、朝から多くの皆さんの来場でいっぱい。主催者(JA秋田中央会)は164,000人の人出と発表しています。
今回の種苗交換会は、東日本大震災で被災した東北農業を、秋田県農業はどんな風に応援できるか、地域農業と東北農業の共存するヒントを探ることも一つの目的になっています。そんな理由で「復興支援と地域の力・食の力」と題したシンポジウムが開催されました。まず基調講演で、震災で妹夫婦が犠牲となった生島ヒロシさん(宮城県気仙沼市:フリーアナウンサー・東北福祉大学客員教授)が「地域の絆」についての特別講演。続いて、震災をきっかけに自治体連携を強く結んだ岩手県山田町の佐藤信逸町長、東日本大震災の際に多くの被災者を受け入れてくれたハイランドホテル山荘の佐々木謙亮総支配人、都市農村の交流の拠点、また震災時のボランティア活動に積極的だった農家民宿「星雪館」の門脇富士美代表、防災の観点から仙北市役所環境防災課の加古信夫危機管理監、そして私も少し参加させていただいて、「地域と食の力」をテーマにパネルディスカッションを行いました。
皆さんのお話を要約すれば、「当たり前だけれど、食べると言う行為が人に生きる力を再生させる力がある。もっと食を大切に、農を大切にしよう」です。
写真はパネルディスカッション終了後、生島ヒロシさんを囲んでの記念スナップ。山田町の佐藤町長が帰った後で残念。右からシンポジウム進行役だった工藤東子さん、門脇富士美さん、生島ヒロシさん、自分、佐々木謙亮さん、加古信夫さん。
さて4日目となる11月3日は、次のイベントなどがあります。どうぞご来場ください。
・健康を考える集い(午前9時30分~角館交流センター)
・市民参加ステージ「絆/未来へのプロローグ芸能発表(午後1時~市民会館)
・農村で楽しむ仙北はーと展(随時~主に市内各農家民宿)
・アートdeまちあるき・まちなかミュージアム(随時~角館町内)
・アートdeまちあるき・蔵の中の音楽会(午後6時~太田家の蔵)
今回の種苗交換会は、東日本大震災で被災した東北農業を、秋田県農業はどんな風に応援できるか、地域農業と東北農業の共存するヒントを探ることも一つの目的になっています。そんな理由で「復興支援と地域の力・食の力」と題したシンポジウムが開催されました。まず基調講演で、震災で妹夫婦が犠牲となった生島ヒロシさん(宮城県気仙沼市:フリーアナウンサー・東北福祉大学客員教授)が「地域の絆」についての特別講演。続いて、震災をきっかけに自治体連携を強く結んだ岩手県山田町の佐藤信逸町長、東日本大震災の際に多くの被災者を受け入れてくれたハイランドホテル山荘の佐々木謙亮総支配人、都市農村の交流の拠点、また震災時のボランティア活動に積極的だった農家民宿「星雪館」の門脇富士美代表、防災の観点から仙北市役所環境防災課の加古信夫危機管理監、そして私も少し参加させていただいて、「地域と食の力」をテーマにパネルディスカッションを行いました。
皆さんのお話を要約すれば、「当たり前だけれど、食べると言う行為が人に生きる力を再生させる力がある。もっと食を大切に、農を大切にしよう」です。
写真はパネルディスカッション終了後、生島ヒロシさんを囲んでの記念スナップ。山田町の佐藤町長が帰った後で残念。右からシンポジウム進行役だった工藤東子さん、門脇富士美さん、生島ヒロシさん、自分、佐々木謙亮さん、加古信夫さん。
さて4日目となる11月3日は、次のイベントなどがあります。どうぞご来場ください。
・健康を考える集い(午前9時30分~角館交流センター)
・市民参加ステージ「絆/未来へのプロローグ芸能発表(午後1時~市民会館)
・農村で楽しむ仙北はーと展(随時~主に市内各農家民宿)
・アートdeまちあるき・まちなかミュージアム(随時~角館町内)
・アートdeまちあるき・蔵の中の音楽会(午後6時~太田家の蔵)
2013年11月2日土曜日
第136回秋田県種苗交換会(2日目)
種苗交換会2日目。天気は曇りですが雨が降らないことでお客様の出足も好調でした。JA秋田中央会では113,000人のが来場したと発表をしました。市内各地の催事もメイン事業が開催されました。角館交流センターでは稲作地帯における担い手経営体の発展・成長に向けた経営マネジメントの展開方法についての談話会(写真)が、また市民会館では土地改良事業推進大会が、樺細工伝承館では県とJAの6次産業化応援セミナーが、田沢湖病院では地域特産品せんぼくマッチングフェアが、またクリオンでは北東北グリーンツーリズムネットワーク情報交換交流会が…、それぞれ大盛会でした。
このうち、談話会では議長を務めた長濱健一郎さん(県立大学生物資源工学部アグリビジネス学科学科長・教授)が話していた「国が進める農業政策は産業政策としての農業で、そこには地域という概念が欠落している。私たちは地域を守り共存する農業を追い求めなければならない」の発言が印象に残ります。
また土地改良推進大会では、「外的要因の如何に関わらず、農作業の効率化、生産コストの低減などは不可欠な対応で、基盤整備事業は何としても進めなければならない」との意見を多数聞くことができました。全くその通りです。
地域特産品マッチングフェアでは、気候風土や栽培者が少ないことで小ロット生産になっている農産物に、光をあて、料理者の工夫で高いレベルの商品をつくる可能性が開けた思いがしました。種苗交換会期間中に開催できた意義は大きく、この後の展開に期待を寄せています。
グリーンツーリズムネットワーク情報交換交流会は、楽しい一時でした。と言っても懇談会のほんの少しに参加しただけですが、青森・秋田・岩手の北東北の実践者がみんな活き活きしていました。これです。
交換会3日目は、「シンポジウム復興支援と地域の力・食の力」が市民会館で開かれます。皆さんのご来場をお待ちします。
このうち、談話会では議長を務めた長濱健一郎さん(県立大学生物資源工学部アグリビジネス学科学科長・教授)が話していた「国が進める農業政策は産業政策としての農業で、そこには地域という概念が欠落している。私たちは地域を守り共存する農業を追い求めなければならない」の発言が印象に残ります。
また土地改良推進大会では、「外的要因の如何に関わらず、農作業の効率化、生産コストの低減などは不可欠な対応で、基盤整備事業は何としても進めなければならない」との意見を多数聞くことができました。全くその通りです。
地域特産品マッチングフェアでは、気候風土や栽培者が少ないことで小ロット生産になっている農産物に、光をあて、料理者の工夫で高いレベルの商品をつくる可能性が開けた思いがしました。種苗交換会期間中に開催できた意義は大きく、この後の展開に期待を寄せています。
グリーンツーリズムネットワーク情報交換交流会は、楽しい一時でした。と言っても懇談会のほんの少しに参加しただけですが、青森・秋田・岩手の北東北の実践者がみんな活き活きしていました。これです。
交換会3日目は、「シンポジウム復興支援と地域の力・食の力」が市民会館で開かれます。皆さんのご来場をお待ちします。
2013年10月31日木曜日
第136回秋田県種苗交換会(初日)
第136回秋田県種苗交換会(主催:JA秋田中央会)がスタートしました。生保内中学校吹奏楽部の演奏でオープニング(よかったあ!)。開会式では農業功労者として、秋田県畜産試験場の義平福造成グループ、神戸和猛登さん(果樹振興)、高野一彦さん(農村医療)、伊藤博さん(施設野菜振興)を表彰。多くの来賓もお迎えできました。
仙北市内の各会場は初日から多くの皆さんが来場し、今日1日で72,000人が訪れたそうです(JA秋田中央会発表)。「おばこと願う輝く大地ふかまる絆」を合い言葉に、明日も多彩な事業が実施されます。
朝のオープニング、また開会式では「仙北市の今日は、素晴らしい自然環境や文化遺産を守り伝えてくれた先達の営みの上に築かれたものです。私たちは、これら掛け替えのない可能性を資源に地域再生・協働のまちづくり・産業の6次化など各分野で挑戦を続け、小さな国際文化都市を目指しています。今回の種苗交換会は、被災地・岩手県と接し、また日本の穀物倉庫と称される仙北平野に位置する自治体として、震災後の東北を、秋田県農業はどのように支援できるか、将来の農業・農村が持続し発展するためのヒントを探りたいと思っています」などと、ごあいさつをさせていただきました。
さて、明日の催事の主なものは、「談話会・稲作地域における担い手経営の発展・成長に向けた経営マネジメントの展開方法について(角館交流センター)」、秋田県土地改良事業推進大会(仙北市民会館)」、「秋田県・JAグループ6次産業化応援セミナー(樺細工伝承館)」、「農と地域の応援フォーラム(西木温泉)」、「北東北グリーンツーリズムネットワーク情報交換交流会(西木温泉)」などなど。農産物展示や特設食堂、農機具フェアなども大好評です。
写真は、協賛第1会場の生保内中学校体育館展示フロアにある種苗交換会シンボルマーク。リンゴ・ピーマン・栗・菊・リンドウなどが使用されています。「左の円形で秋田のアを、右の円形で若芽の伸びる姿を図案化」しているそうです。昭和52年に制定されていて、考案者は秋田市在住の鈴木靖夫さんです。見事な出来映えでした。明日も晴れたらいいな!。
仙北市内の各会場は初日から多くの皆さんが来場し、今日1日で72,000人が訪れたそうです(JA秋田中央会発表)。「おばこと願う輝く大地ふかまる絆」を合い言葉に、明日も多彩な事業が実施されます。
朝のオープニング、また開会式では「仙北市の今日は、素晴らしい自然環境や文化遺産を守り伝えてくれた先達の営みの上に築かれたものです。私たちは、これら掛け替えのない可能性を資源に地域再生・協働のまちづくり・産業の6次化など各分野で挑戦を続け、小さな国際文化都市を目指しています。今回の種苗交換会は、被災地・岩手県と接し、また日本の穀物倉庫と称される仙北平野に位置する自治体として、震災後の東北を、秋田県農業はどのように支援できるか、将来の農業・農村が持続し発展するためのヒントを探りたいと思っています」などと、ごあいさつをさせていただきました。
さて、明日の催事の主なものは、「談話会・稲作地域における担い手経営の発展・成長に向けた経営マネジメントの展開方法について(角館交流センター)」、秋田県土地改良事業推進大会(仙北市民会館)」、「秋田県・JAグループ6次産業化応援セミナー(樺細工伝承館)」、「農と地域の応援フォーラム(西木温泉)」、「北東北グリーンツーリズムネットワーク情報交換交流会(西木温泉)」などなど。農産物展示や特設食堂、農機具フェアなども大好評です。
写真は、協賛第1会場の生保内中学校体育館展示フロアにある種苗交換会シンボルマーク。リンゴ・ピーマン・栗・菊・リンドウなどが使用されています。「左の円形で秋田のアを、右の円形で若芽の伸びる姿を図案化」しているそうです。昭和52年に制定されていて、考案者は秋田市在住の鈴木靖夫さんです。見事な出来映えでした。明日も晴れたらいいな!。
登録:
投稿 (Atom)