2010年4月29日木曜日

伝承館ステージに桜、咲く!

 はい、小桜舞子さんとのツーショットです。舞ちゃん(いつからそんなに親しくなったんだ。…さっきからです)は、神奈川県茅ヶ崎市出身。本名は田中直美さんと言うんだそうで、本人も「よくある名前なんです」と笑っていました。

 今日は、桜祭り会場でステージショーの予定だったんですが、なんせ雨天で、寒いし濡れちゃうし。そこで樺細工伝承館に移動しました。ステージにあがる直前、写真に入ってもらいました。ラッキー!。で、御礼と言っては何ですが、会場にお集まりの皆さんに、ごあいさつをしました。「あんや~、えぐおざってけだんし。さびがったんしべぇ。桜っこも、ポコッ、ポコッとしか咲いでにゃくてぇ。んだども大丈夫だぁ。これがら、めんけぇ、桜みでぁんた人、出でくるぅ。舞ちゃあ~ん」 何を言っているのか、分かったでしょうか。

企業連絡協議会が設立に

 所得を10パーセント高めるには、今ある仕事の収益を高めること、またこれまで無かった営みを起こすことなど、いろんな方法が考えられます。4月から業務を開始している総合産業研究所も、所得確保の大応援部隊です。

 ここ数日、立て続けに首都圏の企業訪問をさせていただいて気が付いたこと。それは「今、仙北市にはどんな企業が集積しているのか、またどんな人材がいるのか、それが立地要件の大きな要因」だと言うこと。

 そんな中、仙北市企業等連絡協議会が設立されました。会長は安藤醸造元の安藤大輔さん。現在の参加者数は50社でのスタートです。経済の冷え込み、雇用環境の悪化などなど、良い話はありませんが、それでも「自分たちの社力、ネットワークで新しいまちづくりをしよう」と言うエネルギーは満タンです。マニフェストの「市内と市外を結ぶ産業プラットホーム事業」(市内技術を市外に売り込む発着ホーム)でも大きな役割を担っていただけると思っています。 懇親会では、講話をいただいた島澤諭秋田大学准教授も加わって、大いに盛り上がりました。参加の方々が「まず、やってみようじゃないか」と言ってくれて…。ホントにありがたかったなあ。

第2仙岩トンネルを


 仙北市から岩手に抜ける際によく走る国道46号線は、その昔(1964年)、南八幡平パークラインの別名で開業しました。でも急勾配だったり急カーブが続いたり、また冬季は積雪のため通行止めになってしまったりで、期待した効果を発揮できない状態だったと言います。そのため1970年には、新しい道路工事が始まったそうです。こうして最新の技術と莫大な建設費を投入し、トンネルや橋梁の連続する峠越え道路が1976年に開通しました。
 それから35年が経ちました。最近、沿道の崖から落石があったり、またトンネル内施設の老朽化など、不具合が目立っています。事故に繋がらなければよいのですが、本当に心配な状況です。
 昨日の秋田県国道協議会で、そんなお話をさせてもらいました。「一刻も早く第2トンネルの整備が必要ではないのか」と。また国道341号線は、仙北市と鹿角市を結んでいますが、東北新幹線の新青森駅オープンに向け、「どうか冬季交通を諦めないで欲しい」、こんな要望もさせていただきました。

市長会での議論

 秋田県市長会は、県内の13市で構成されています。会長は154回定例会(4月27日)で穂積元秋田市長が再選されました。任期は今後2年です。
 定例会では、国民健康保険事業の広域化についても議論がありました。これまで市町村単位で持っていた会計を、例えば国や都道府県が運営していく道筋を拓きたいとする提案です。既に国民健康保険法の改正で、「広域化等の支援方針」を策定できる規定が盛り込まれました。実際、京都府では研究会が立ち上がっています。奈良県や高知県でも検討が進んでいます。 秋田県市長会では、153回定例会(昨年の10月2日)で「秋田県国保制度研究会」の設置を了承しました。また昨年11月には、知事との行政懇談会でも要望しています。ただ県では「もう少し国の制度設計を見据えて検討したい」と答弁するに留まっています。早期に“制度研究会を広域化研究会”に改め、必要な作業に取りかかることが必要だと感じます。

 ところで、写真は定例会後の視察研修です。場所は大仙市内の(株)小松煙火工業。現代表取締役の小松忠信さんから、工場内の各施設について説明をいただきました。花火製造部門で21名、打上部門で139名をかかえる、市内でも屈指の花火会社です。寒い中、ご案内をいただき本当にありがとうございました。 

2010年4月25日日曜日

県立高校の在り方議論スタート

 第1回「明日の県立高校を考える市民会議」が、田沢湖開発センターを会場に開催されました。平成17年に発表となった県の県立高校総合整備計画が今年度できれ、新しく第6次の整備計画がこの2月県議会に素案として提示されています。県の構想では、仙北市内の角館高校と角館南高校の統合で、1校を整備する案(前構想と同様)となっています。

 さて市民会議は、委員長に藤川浄之さん、副委員長に阿部善朗さんがそれぞれ就任。委員はお2人を含む21名の皆さん(公募委員9名、他役職委員)です。一般の傍聴者も多数参加いただき、皆さんの関心の高さが伺えます。

 最初に自分からは、これまで議論をいただいた市民団体、また市議会の皆さんに謝意を伝え、「子ども達の教育環境を整え、夢の実現に向かって走り出せる人材の育成を進めるために、市民の皆さんの議論で方向性を導き出したい」とお話をさせていただきました。角館高校と角館南高校の並立存続の意見、また統合校を考えるべきだとする意見、いろいろいただきました。ただ学校数に縛られた議論にならないよう、また既成概念に拘束された狭義の議論とならないよう注意が必要です。

 市民会議は、公開制をとっていて誰でも参加できます。またその議事録はインターネットで開示する準備にも取り組んでいます。たくさんのご意見をお聞きしたいと思っています。
 次回は5月16日(日)、西木の開発センターを会場に開催の予定です。

2010年4月24日土曜日

鳩山総理大臣をお見かけしました


 写真のほぼ中央、鳩山内閣総理大臣です。企業訪問を終え、帰路についた東京駅で偶然見かけました。何人ものSPと一緒にホームを移動していました。お声がかかる度に足を止め、握手やご挨拶をしている姿はとても紳士的です。少しお疲れの表情のようですが、それはこの政局では当たり前かな、なんて思ってしまいます。でも、いろいろ言われていますが、誰かれ出来る仕事じゃありませんから…。

日本映画学校に合宿事業を紹介

 今回、川崎市の伸和コントロールズに行った際、時間調整で降りた駅前に、今村昌平監督が創設した「日本映画学校」を見つけました。「エンターテイメントコンテンツを新たなまちづくりの主柱にしたい」と、この前の溝端観光庁長官に要望したこともあり、また個人的な興味もあって飛び込み訪問を断行!勇んで玄関をくぐると、「ご用のある方は事務室まで」との張り紙、それで事務室へ。ところが、声をかけても皆さんお忙しい様子で、まどろっこしくなって、一番年長問い思われる人に「無理だったら結構です」と話しかけたら、その人が佐藤忠男学校長という偶然に恵まれて…。「いや、無理じゃないよ。ついてきなさい」と、さっさと歩き始めます。映画ファンだったら誰でも知っている評論・文筆家です。豪華な水先案内人でした。感謝を申し上げます。

 見学が終わった後、佐藤校長は、「昨年は岩手で学生の合宿を行っています。その時に撮った映画がとても好評です」とお話くださって。それで「仙北には映画の素材になる風景や祭り、文化、人材が豊富です。フィルムコミッションもあります。もし合宿を行うのであれば、合宿応援事業制度もあって経費の削減にもなりますよ」とお話しさせてもらいました。
 同校は来年度、4年制の日本映画大学に改組する準備を進めていました。

幸島社長とのご面談

 神奈川県川崎市にある伸和コントロールズ株式会社を訪問。幸島宏邦社長(写真)からいただいたお話には、今後、企業誘致を進めるためのヒントが盛りだくさんでした。
 以前、「桜の花が美しい町に立地したい」と言う社長談話が業界紙に載っていて、それだけを頼りに直接電話し、今回のご面談が実現しました。幸島社長に心より感謝を申し上げます。

 さて同社のご紹介を少し。精密温湿度空気供給システム装置、チラー、超高純度空気供給システム、ドライエア供給システム装置、電子冷却応用システム装置、ソレノイドバルブ、モーターバルブ、マイクロバルブの開発・設計・製造・販売を行っています。本社が川崎で、大阪営業所、九州営業所、長野営業所、熊本工場、伸和エクセル株式会社、エムケーフロンズ株式会社などのグループ企業もあります。

 田沢湖や角館を奥様と歩かれた経験のある幸島社長、「地元に愛されない企業は滅びます。出会いを大切に育て、地域と一緒に成長できるよう各地で業務をさせていただいています」と思いをお話くださって。こちらも少し気持ちが大きくなり「仙北に何かお仕事をいただくことはできませんか?」と尋ねると、「長野と仙台の間ぐらいの場所に事業所をと思っていました。でも人生は一期一会です。仙台まではどのぐらいの距離ですか」、また「機器の修理などサービスセンターも東北拠点が必要と考えています。高い溶接技術を持った人材や空調システム技術の集積した企業はありませんか」など、立地を考える際、同社の考える要件なども教えてもらいました。
 幸島社長、どうかこの後もご指導をよろしくお願いします。

2010年4月22日木曜日

溝畑宏観光庁長官と

 昨日、とんぼ返りでしたが国交省観光庁を訪ね、溝畑宏長官(写真)に市の要望をお伝えしてきました。何をお願いしてきたかと言うと、「従前の仙北市の観光素材に加え、今後はエンターテインメントコンテンツの活用を基軸の一つにしたい」こと。その為に、
①フィルムコミッションに対する支援。特に海外映画、ドラマのロケ誘致
 に関する支援。
②仙北市に縁のあるアニメ、音楽関係者等の顕彰施設等開設に対す
 る支援。
③市内劇団、郷土伝統芸能等の海外発信に対する支援。
 の充実をお願いしました。
 要望活動でびっくりしたのは、溝畑長官ご本人のお人柄です。パワフルで明快で親しみやすくて、こんな官僚見たことがありません。本当に素敵な方でした。
 今回の要望活動では、総務省の黒田武一郎財政課長(秋田県庁で勤務経験)に省内をご案内いただきました。また椎川忍地域力創造審議官(ご両親が県内出身)からも、様々なお話をお伺いする時間をいただきました。
 皆さん、ありがとうございました。

2010年4月19日月曜日

お弁当の味方③


 さらに企業訪問は続き…。ライフフーズ株式会社を訪ねました。応対いただいたのは安藤幹雄会長。実は安藤会長、秋田県のサポータークラブリーダーズに在籍する、大の秋田ファン(ご本人は出雲の出身)でした。冷凍食品業界のお話はもちろん、「実は総務課には北秋田市出身の社員がいて…」と、ふるさと会のようなムードに。さっそくお呼びくださって、工藤光子さんをご紹介いただきました。阿仁合出身なんだそうです。「秋田県のためにも、また仙北市のためにも何とかお役立ちをしたいと思っているんですよ」とお話をいただいて。上京の際には、また立ち寄らせてくださいとお願いをして、あったかな気持ちで最終のこまちに飛び乗りました。
 首都圏には、仙北市のファンがいっぱいいるぞ!、そんな皆さんのご強力をいただいて、一歩踏み出す元気をもらい帰路についています。

お弁当の味方②

 午前に続き、ニチレイフーズ本社(中央区築地)を訪問。応対いただいたのは、品質情報センターの宮田昌明所長。宮田所長も、お兄さんが秋田大学に学んだことや、ご自身が山形勤務の経験もあり、秋田のことはとても詳しい方でした。
 宮田所長は、「おにぎりは、加工には粘りの高い米は向いていないと言うこともあって、最近は北海道産米を使用しています。良い米です。産地をうたった商品づくりを進めています。地元JA等との連携も強まっています」と話していました。新しい加工工場については、関係部門から事前に情報の収集をしてくれたそうですが、現在は希望に添える内容を見つけることができなかったと申し訳なさそう…。そうですよ。そんな簡単に誘致が進むなんて、そんなことはあり得ません。
 角館・田沢湖の名前は、どこでもフリーパスになります。良いところですよね、と先にお話をおかけいただいて、こちらが恐縮します。有り難いことです。

お弁当の味方①

 昨日の角館ライオンズクラブ40周年記念式典が終わった後、上京。冷凍食品関連企業の訪問をしています。今回は味の素冷凍食品、ニチレイフーズ、それにライフフーズの3社です。お弁当食材で人気の高い冷凍食品の生産体制を実現するためには、どんな条件整備が必要か、それが少しでも理解できたらと言う思いで出張に出ました。で、今回は県の企業立地事務所(秋田県東京事務所内)の黒田主査にも同行を依頼。と言うか、日程調整はみんな黒田さんがやってくれて…。感謝!。
 さて、午前に訪ねた味の素冷凍食品株式会社のご報告を。湯沢市出身、協和の峰吉川にご本家があって、秋田の事情を十分ご承知の進藤大二社長、それにこの連休には角館にお出でいただくという久保田正男執行役員が応対をしてくださり、これまた感謝!。進藤社長は「すぐに企業進出は難しいですね。加工用米や米粉の製品づくりは研究が必要です。また冷凍餃子の原料になるニラやニンニクは原材料価格がハードルです」と話していました。
 新設した市の総合産業研究所をご利用いただければとお伝えしました。ごあいさつのような訪問でしたが、長いお付き合いの中で何か生まれたらイイナァ。

2010年4月18日日曜日

寺脇さんのお話し

 寺脇研さんの講演を聴きました。寺脇さんは長く日本の文化行政に携わっています。今回の肩書きは「ジャパン・フィルム・コミッション(JFC)」理事長です。寺脇さんが言います。「現在の政府で、一番変わったのは文化行政ではないか。しかも新しい公共と言う概念が示され、国民一人ひとりが、その担い手になっている。例えば子ども手当。これは親として、子どもに映画や演劇でも観に行くかと言う自発性を要求している」と説明していました。

 JFCは、この秋に仙北市を会場に全国の総会を開催する準備を進めています。

2010年4月17日土曜日

ご冥福をお祈りいたします

 今日は朝からのスケジュールを全部キャンセルして、都内で午後から行われた告別式に出席してきました。場所は武蔵野市の吉祥寺、喪主は平福久子さん。そうです、亡くなったのは平福周蔵さん89歳。平福百穂さんの次男で、これまでも角館の平福記念美術館に、多くの美術品を寄贈いただいた方です。式の最後、喪主に変わってあいさつした志賀さんが、「個人は穏やかな人で、子ども達にも愛されていました。体調が崩れた後に一度回復しましたが、その後肺炎を併発し、静かに逝きました」との言葉に、故人のお人柄が偲ばれます。

 心よりご冥福をお祈りいたします。

最新の水耕栽培

 石黒恵家一般公開の式典を終え、天気もいいし、「どっかに昼ご飯食べに出かけたいなあ」…。

 で、思い出しました。農業法人の中仙さくらファームが、農家レストランをオープンしたんだ。それでさっそく車を走らせ、道の駅なかせんへ。なかなか混んでます。注文した杜仲豚丼は味もボリュームもグット。サラダバーがあって、レタスなんか食べ放題です。

 近くにいた田村代表に「このレタスもさくらファームでつくっているんですか?」と聞いたら、「水耕栽培で育ててます」との返事。良い話を仕入れたな。栽培ハウスの場所などは、何と仙北市内だったりで、こりゃご縁があります。

 水耕栽培の方法は、今まで見た中では最もローコストで合理的なシステムでした。できそうです。

石黒恵家の一般公開


 角館の石黒恵家(民家)の修復が終わり、一般公開がスタートしています。建てられたのは1935年。千葉県に移り住んでいた持ち主の石黒恵さん(故人)が、99年に同家を角館町に寄贈しました。名前の通り、石黒直次さん(石黒家)の分家に当たるんだそうです。仙北市では、一昨年から補修工事に着手、それが竣工したというわけ。かなり近代的で和洋折衷のムードが漂います。
 さて使い方ですが、歴史を学ぶ場やイベント会場などに利用できます。公民館的活用が可能です(市民利用は無料)。ご利用をお待ちします。

2010年4月15日木曜日

絶好調なワケ

 朝一番で、田沢湖畔にある「湖畔の杜ビールORAE」(株式会社トースト)の門脇社長が来庁。全国酒類コンクールの地ビール部門で、総合1位に輝いた「天涯(てんや)」と、種類別で1位となった「ホットアンドクール」のご紹介をいただきました。どちらも黒ビールのような味わいです。一口だけテイスティングさせてもらいましたが、美味い。朝一番にビールをナメルことができて、気分的にはバカンス先での仕事みたいな感じ。その開放感が幸いしたのか、今日は一日絶好調で…。

2010年4月12日月曜日

仙北市議会議員選挙速報

 4月11日に投開票が行われた仙北市議会議員選挙(定員22人)の、開票結果をお知らせします。投票率は83.04パーセント。前回を2.92パーセント下回りました。

高橋   豪  1,472 新1
阿部則比古  1,121 元1
門脇  民夫 1,095 新1
伊藤  邦彦   979 元1
黒沢  龍己   955 現2
田口  寿宜   946 現2 
佐藤  直樹   944 現2
熊谷  一夫   923 新1
稲田   修   917 元1
田口  喜義   804 現2
小田嶋  忠   793 現2
荒木田俊一   781 元1
八柳良太郎   754 現2
安藤   武   741 現2
小林  幸悦  736 現2
高久  昭二  727 現2
藤原  助一  718 現2
平岡  裕子  710 新1
青柳宗五郎   706 現2  
佐々木  章  699 現2
佐藤  峯夫  645 現2
狐崎  捷琅  627 現2
真崎  寿浩  626 現
浅利  則夫  591 現
大石  温基  579 現
田口   信  443 新
浅利佳一郎  177 新  (敬称省略)

2010年4月11日日曜日

初の県と市の機能合体チーム

JR角館駅・秋田内陸j縦貫鉄道角館駅に隣接する「駅前蔵」に、仙北市TIC(ツーリスト・インフォメーション・センター)を開設した後、改めて県の皆さんと行った打ち合わせのスナップ。打ち合わせというか、視察というか…。現状説明や、今後の取り組みについて意見交換かな。

 いろんなお話が出ましたが、「県と市町村の機能合体を初めて具現化したチームで、成果が問われるのは県も市も同様」が共通認識。仙北市を訪れてくれた観光客と市民をつなぐ結束点になれるか、そして公約の所得10パーセント向上に向けて、どれだけ商品を開発し販売できるか、観光シーズンを目前に控え、いよいよ本格スタートです。

2010年4月10日土曜日

元気にお迎え

 昨日、市内で唯一の私学「かくのだて幼稚園」入園式に出席しました。同園は昭和25年頃には在園児が280人ほどいたそうです。でも今年度の入園児は11名。お友達は少なくなりましたが、お迎えした年長さんは元気いっぱいです。
 4月に入ってから、小学校や中学校、高校、そして保育園と、入学や入園の場に立ち会うことができました。緊張と希望が混在した表情を見るだけで、こっちもドキドキ。一番の失敗は、入学式の祝辞で「新入生の皆さん、ご卒業おめでとう」と言ってしまったこと。
 父兄から「何と、早くて卒業がや」と失笑をいただいて…。皆さんも緊張してのスピーチにはご用心を。

2010年4月4日日曜日

年度はじめのご挨拶


 4月1日、田沢湖・西木・角館の順で庁舎を回り、職員の皆さんに年度はじめのご挨拶をさせていただきました。当日お話しした内容(各庁舎でお話しした概要)をお知らせします。

 市政公約は、選挙の際、最小で最大効果を発揮できる政策集として提案したものです。それから僅か5ヶ月間で、文字でしかなかった政策集が、ヨチヨチと歩き出しました。職員の皆さんが、新条例や規則、予算編成などで、命を授けてくれました。心から感謝を申し上げます。
 しかしながら、それも過去のことで、社会は変化を続けています。新年度予算の執行にあたっては、常に新しい価値、昨日よりも今日、また今日よりも明日が良い状態になるよう、心がけてください。単に昨日の次の日ではない、今日の次の日ではない新しい価値を創出してください。

 外見やカタチ、規模に価値を求めないでください。できないと言うスタンスでものを考えない、どうすればできるのか、そこから思考をスタートしてください。そして根本の機能、役割に価値を見いだし、行政は何のため、誰のためのものか、今一度、初心に立ち返ってください。

 今回の機構改革、組織再編、新条例の制定、当初予算の策定などは、政策を具体化し、そのことで市民の所得、幸せ度を高める、まったくシンプルな電子基盤だと理解してください。だから不完全で、しかも未熟です。 自分も含めて、上司への不満、人事の不満、日常業務の不満など、多くの不満を感じているはずです。理解できます。ただその気持ちに飲み込まれて、主役である市民を忘れないで欲しいと思います。
 そのために、言葉を大切にして欲しいと思います。市民の皆さんには、行政のプロとして、分かりやすい言葉での説明に心がけてください。
 最後に、職場は一日の多くの時間を過ごす場所です。健康に留意することはもちろん、職場を明るく、仕事を楽しむ心構えをもっていただきたいと思います。

 共に良い仕事をしましょう。

30年前に合宿をした町


 今日一日いっぱい列車で帰路を走っています。朝、8時過ぎに松山を出発。JR四国のしおかぜ(エル特急)で瀬戸大橋を超え岡山へ。そこからはのぞみで東京まで、さらにこまちで角館へと、こんな行程です。
 さっき、香川県の多度津に停車したときは、思わず降りて写真を撮ってしまいました。今から30年前、自分を含む数名の秋田農業短大少林寺拳法部は、聖地の本山合宿を行いました。そうです。日本少林寺拳法の本山は多度津にあるのです。
 あの合宿が終わって、一緒に沖縄に渡った鈴木は数年前に自動車事故で亡くなりました。北海道中頓別出身の鈴木の墓参りに、何とか今年は行きたいと、そんな思いで車窓を眺めています。

パワフルな高須賀市長と

 昼ご飯をいただいている間のお話で、高須賀市長のパワフルな人柄に圧倒されました。まあ、こんな市長もいるのかと。その高須賀市長に、ミュージカル正岡子規が始まる直前まで、市内のご案内もいただきました。写真は東温市を見晴らす高台です。背中にはAーX(アクロス…人工降雪機を備えたスキーセンター。ハーフパイプ練習場もあり、バンクーバーオリンピックで9位になった青木令さんを生んだ)、前面には四国癌センター、愛媛大学医学部などの医療機関があります。「お医者さんもいっぱい居るんでしょうね」と質問をすると、「全国でも屈指の医師数ですよ」とのお答え。

 少し詳しく聞いてみたら、人口あたりの医師数が全国でもトップレベルなんだそうです。頭脳が集まり、学生が集まり、患者が集まると、医療関連企業の集積が高まって…。医療分野での好循環地域が形成されています。「だったらお医者さんを仙北市にも紹介してください」。いつでもどこでもまた医師確保対策を忘れません。

 坊ちゃん劇場や観光振興をご縁に、また災害協定や医師確保に向けたセーフティネットづくりに、東温市との交流はますます強く、深まる予感がします。楽しそう~!

坊ちゃん劇場で初演

 愛媛県東温市、人口は約3万5千人、松山市のベットタウンとしても開発が進む街です。今回の東温市訪問は、坊ちゃん劇場の5周年祝賀、ミュージカル正岡子規初演レセプションに参加するためでした。

 坊ちゃん劇場(2006年オープンで450座席)はわらび座と松山市に本社のあるビージョイグループが協力しあって運営していて、年間7~8万人が観劇するとのこと。西日本の舞台芸術のメッカに成りつつあります。そこまで短期間に急成長したのは、自らを広報部長と言い切る高須賀功市長の功績です。高須賀市長は、県庁で経済労働部長を務めた方で、政界や経済界に太いパイプがありました。レセプションでも愛媛県の加戸知事や愛媛県選出の国会議員、県議会議長や地元県議、近隣市長、商工会長、大手企業社長などなど、実に多くの皆さんが駆けつけています。

 そんな中で、皆さんにご紹介いただいて、仙北弁でご挨拶までさせてもらいました。ご配慮に感謝いたします。

2010年4月3日土曜日

仏様の智慧を持つ子ども

 広島港から連絡船で瀬戸内海を渡っています。行先は愛媛県松山港。今日、午後からの「東温市坊ちゃん劇場・オープン5周年記念式典」にご招待をいただいていて、最も安価な経費(市役所の旅費規程)が船便だったわけで。金額とは裏腹に何だかとても贅沢な気分です。
 昨日からの移動中、「こだわりを捨てる」(ひろさちや著)という文庫を読んでいます。般若心経の解説本みたいな本です。

 こんなことが書いてあります。著者の知人宅に子どもが3人いて、真ん中の子が“知恵遅れ”と言われているんだそうです。先日、その知人から聞いたお話…。「母親はどうしても真ん中の子どもに手を多くかける。例えば兄や妹が外に遊びに出ている間、真ん中の子どもにだけおやつをあげたり。ところが子どもは食べようとしない。例えばケーキを兄と妹には半分こで、真ん中の子どもには1個をあげると、やっぱり食べようとしない。でもね、兄や妹が帰ってくると食べるし、自分が1個もらったケーキを、母親と半分こにするとやっぱり食べるんだよ」。

 著者はこの真ん中の子どもは、知恵は遅れているかも知れないけど、それよりも大切な「仏の智慧がある」と言います。大多数の世間が付ける価値に惑わされないようにとも言っています。そしてこだわらないこと、作り出された物欲の奴隷にならないこと。ああ、人間はやっぱり奥深い。

マンマ・ミーア

 最近、出張で県外に出かけた際にホテルのビデオで観るのが「マンマ・ミーア」。今回も同様です。博多の駅前ホテルで夕飯にモツ鍋を食べて帰ってきて、さっきまで観てしまいました。
 さて、マンマ・ミーアは2008年に公開されたミュージカル映画で、40~50代には懐かしいアバのヒット曲が全編に流れます。映画の舞台はギリシャ・エーゲ海の架空の島にあるホテル。ホテルのオーナーであるドナ・シェリダン(メリル・ストリープ)の娘、ソフィー(アマンダ・セルフライド)には出生の秘密があって…。 
 このアマンダ・セルフライドがグット。ルックスも歌も抜群で、"I Have a Dream"のシーンは何度観ても(聴いても)泣けてきます。「人生は楽しまなきゃ」と言う台詞、それが難しいんです。

2010年4月2日金曜日

大村にて


 角館神明社に建つ浜田謹吾少年像。彼は九州大村藩士で、15歳のとき父親の代わりに戊辰戦争に二番隊鼓手として参戦、刈和野の戦いで戦死しました。戊辰戦争をご縁に長崎県大村市と旧角館町が姉妹都市の提携を結んだのが1979年。今年で31年目になります。今回、はじめて大村市を訪ねました。市役所では「やあ、よくお越しいただいた」と松本崇市長。元気で大らかで魅力的な先輩です。しばらくアレコレお話をお伺いした後、我が儘を言って大村公園へ。公園内には浜田少年の像、大村・角館姉妹ロータリークラブ結成30周年記念碑(写真)、角館の垂れ桜(写真)がありました。姉妹都市を大切に思っていただいていることが、とっても嬉しかった!。
  ちなみに大村市は明治政府の要人もたくさん輩出していますが、現代で自分が知っている人と言ったら、田崎俊作(田崎真珠株式会社創業者)、長与千種(プロレスラー・クラッシュギャルズ)、松尾伴内(タレント・たけし軍団)かな。

新たな役割③

 マニフェストでお約束した「総合産業研究所」がスタートしました。市役所職員の他、任期付き職員採用条例をつくって民間スタッフを募ったり、JAとの人事交流を申し出たりして、高度知識と実践力を有した人材をいただくことができました。所長は県立大学の荒樋豊氏。アグリビジネスが専門の方で、これ以上の方は思い付きません。
 研究所の別名は「所得を生み出す玉手箱」。さあ、その神髄を発揮いただきましょう。

新たな役割②

 仙北市ツーリスト・インフォメーション・センター(仙北TIC)を開設しました。場所はJR角館駅・秋田内陸縦貫鉄道角館駅に隣接している「駅前蔵」です。市・県・秋田内陸線・観光協会の合体チームで、お客様の感動観光を支えます。仙北市をはじめ、秋田県全体の観光インフォメーションが業務です。またこれまで多くの皆さんが提案してきた観光メニュー(グリーンツーリズム・町並み探訪・味な小旅行などなど)の商品化を進めます。もちろん販売も行います(少しお時間を)。内陸線への導線づくりも強化します。

 新スタッフの皆さん、頑張れ!。

新たな役割①

 写真は木質バイオマス施設(バイオエネルギーセンター)内部の発電エンジン。4月1日から稼働する森林資源活用型発電所です。ここでつくった電気や温水は、隣の西木温泉クリオンや福祉施設にしき園に供給します。材料となる林地残材・建築廃材を安定収集するため、市内の林業関係者が連携してシステムをつくりました。
 一昔前、森林資源で発電しようなんて考えた人、いたのかな…。