2025年2月17日月曜日

ガンバれ!早春バッキャ


 生まれた時から住み続けている集落ですから、バッキャがどの沢で早く芽を出すとかは基礎の基礎レベルの常識です。はい、予想通り出てましたね。メンコイです。皆さん春は近いですよ。

 この様子だと、角館中川の◯◯沢にも、田沢湖畔の◯◯沢にも、バッキャはきっと芽吹いています。夜半から警報級の寒波がやって来る…、テレビではそんな風に言ってましたから、また春は雪の下になってしまうのでしょう。でも大地は、人知れず季節の入れ替え作業を静かに進めています。ガンバれ!。

 本当はバッキャ味噌とか作りたかったのです。でも止めました。メンコ過ぎて摘み取ることができなくて…。

2025年2月16日日曜日

守るもの・変えるもの


 横手市大森町の山下記念館にて。大森地区・大中島地区・本郷地区環境保全集団の「地域住民との意見交換・ワークショップ・交流会」で、〝守るもの・変えるもの〟と題し、90分の…。

 ノンストップ講演をさせてもらいました。あぁ楽しかった!。事務局の備前さんがブログから抜粋した資料を配ってくれたこともあり、本題に入る前に健康とウォーキングのお話しに飛んで…。朝日を浴びて散歩をするとセロトニンが分泌されて、やる気や幸福感が高い一日を過ごせること、そのセロトニンは15時間後にはメラトニンに変質し、睡眠導入の役割を果たしてくれること、結果サプリも買わずお金もかけずに痩せられること等々…、寄り道をさんざんしてから伝統文化、産業、日常生活で次代に伝えたいこと、いっそ変えた方が良さそうなこと、農業の新たな可能性やアレコレについて、思いっきりお話しをさせてもらいました。

 山下太郎顕彰育英会常務理事の菊地さんからは、時間の合間に山下太郎さんと妻の文子さんのお話しをお聞きしました。私の方こそ新発見を幾つもいただいた一日でした。皆さんありがとうございました。


2025年2月15日土曜日

青空をいただいて…


 春隣を感じる一日。朝はスノーシューを履いて雪原(集落の田んぼ)を歩きました。日中は軒下の雪をただただスノーダンプで排雪し、一息つこうと汗を拭きながら見た雪の雫に感動で…。

 青空をいただいて、気持ち良く仕事ができました。本当は田沢湖畔をスノーシューで歩きたかったのですが、靴に固定するゴムベルトが劣化で切れて、足慣らしの田んぼウォーキングでゲームオーバー(これはとても残念)。そんな訳で、もう排雪作業に全力投球するしか選択肢は残ってません😂。

 各地で雪祭りが開催中です。天気が良くて本当に良かった!。

2025年2月14日金曜日

思えば始まる


 ABS秋田放送えび☆ステ生放送。業界トップが選ぶ「全国の占い師100人」の一人、松山恭子さん(秋田市)に手相を見てもらいました。私、健康・知能・財力・人気・人望…、の全てで…。

 他の追従を許さない最強の手相(少〜し大げさ…)なんだそうです。特に財力は金銭線が何本もあって(写真)、さまざまな収入と支出が続くとお話しをいただきました。私は昔から自分の運の良さを信じています。運が良いと思っている人は幸せを探す日常になり、失敗を運のせいにしません。でも運が悪いと思っている人は辛い毎日が当たり前と考えるようになって…、この違いが将来の人生を大きく分ける原因になります。人間に降り注ぐ良いこと・悪いことは総量で大差がない、これは統計学では常識です。つまり考え方一つと言うことです。

 〜思えば始まる〜は、(自分は運が良いと)思えば、(幸せを感じる日々が)始まる…、です。

2025年2月13日木曜日

ハタハタの柿漬け


 大根の柿漬けが食べごろです。なぜ渋柿が大根を美味しくできるのか分かりませんが、知人から食べたいリクエストがいっぱいです。寂しいのはハタハタの柿漬けで、もう幻のご馳走に…。

 このハタハタの柿漬け写真は、2021年12月に撮影したもの。当時も高いなあと思いましたが、それでも柿で漬けてみたくて頑張って買った記憶があります。今シーズンのハタハタは漁獲量が過去最低で13.9トン(沿岸2.1トン・沖合11.8トン)、季節ハタハタ本隊の接岸もなく、ほとんどの県民は食べることが叶わなかったと思います。他県や隣国で水揚げしたハタハタを見かけましたが、心が動きませんでした。

 ハタハタの柿漬けは、秋田県の南部のごく一部で食べられてきた伝統食です。それが資源の枯渇や嗜好の変化などで、今やもう風前の灯火です。

2025年2月12日水曜日

真冬のジーマーミ


 温室で発芽実験中のサトウキビを見ていて、「よし、ジーマーミ豆腐を作ろう」と思い立ちました。ジーマーミは沖縄で落花生のことですが、土の中の豆なので地豆(ジーマーミ)と呼ぶらしく…。

 土の中で発芽するサトウキビの願掛けみたいな気持ちです。クックパッド先生はピーナッツクリームと豆乳、片栗粉、料理酒を用意してくださいと言ってますが、片栗粉よりタピオカ粉が良いと聞いていたので、タピオカ粉を料理酒で溶かして使いました。動画を見て分かる通り、モッチモチ、プルンプルンの仕上がりです。美味しい!。

 さあ、これで願掛けもできました。秋田育ちのサトウキビさん、発芽してください。

2025年2月11日火曜日

12日はカンデッコあげ


 仙北市西木町「中里のカンデッコあげ」が、12日夜6時から行われます。他に類のない奇祭です。今の秋田に最も重要な民俗文化財(国・県)だと…。

 豊穣多産・災疫退散を願う小正月行事です。私の中では良縁成就(人や仕事など良いご縁に恵まれる)、子授祈願(子どもが授かるよう願う)で、ここ以上にご利益がある話しを聞いたことがありません。まさに人口減少が著しい秋田県の救世主です。行事は旧暦1月15日の夜、中里塞の神堂の前で行われます。まず堂内に何体も並ぶ巨大な金勢様をお参りください。そしてカンデッコ(鍬の方言:朴の木で作った鍬と、胡桃の木を彫った男根を注連縄の両端に結わえたもの)をいただき、願い事を心で念じながらお堂前のご神木に投げかけてください。上手く枝にかかれば願いは叶います。そのカンデッコを落として家に持ち帰り、果実の木にかけると豊作になると信じられています。

 今年のカンデッコは約100個。保存会の布谷毅久雄会長(写真)は、「遠慮しないでお申し出ください。皆さんにカンデッコあげを体験して欲しいと思っています」と話していました。