2016年8月31日水曜日

お梅ちゃんと福松くんの3Dフィギュア

 角館企画集団トライアングル(代表:石橋正則さん)の皆さんが来庁。仙北市角館マスコットキャラクター(兼・市役所職員)のお梅ちゃんと福松くんから、二人の3Dフィギュアをいただきました。さすが県の産業技術センターと角館きがた(代表:佐藤正美さん)の共同製作です。見事な出来です。
 ところで皆さんは、お梅ちゃんと福松くんが実在の人物だったことをご存じでしょうか。何と佐竹北家2代目の佐竹義明さんの次女がお梅さん、そして息子が福松さんです。今は市民の皆さんも愛着を込めて、「お梅ちゃん・福松くん」と呼んでいますが、由緒正しい御人なのです。


 さて昨日の台風対策で、市の観光商工課が心配した一つに置山がありました。角館のお祭りをご存じの方は「ああ、あれか」と思い出されたかと…。町内を練り歩く曳山に対し、竹骨に黒い布を巻き、雨の日も風の日も空高く天を指す、あの置山です。毎年歌舞伎の名場面などを再現し、お客様に喜ばれている、あの置山です。準備作業が進んでいたので、台風がみんな持って行ったりしたら大変だと、昨夜はお祭り実行委員会の皆さんも心配な一晩を過ごしたと思います。

 今朝方の確認では大丈夫でした。良かったです。ところで角館のお祭りも、あと7つ眠るとやって来ます。3Dフィギュアのお梅ちゃんと福松くんは、いつもは市長室でご一緒しようかと思いますが、お祭り期間中には御座所(佐竹北家21代当主が曳山をご覧になる場所)に展示して、皆さんにご覧になってもらおうかと…。

さすが靖彦さん!世界ラート選手権で大活躍

 お早うございます。台風一過で爽やかな青空が広がっています。と言うことで、爽やかな笑顔の青年をご紹介します。「第12回世界ラート競技選手権大会」(会場:米国オハイオ州シンシナティ)に出場した高橋靖彦さんです。先日、時間を見つけて市長室を訪ねてくれました。高橋さんは仙北市出身(角館)で、過去2回個人総合優勝をしていています。今大会で前人未踏の3連覇を目指しましたが、勝負の世界は厳しくて…。それでも個人総合3位は立派!。それに団体で2位、種目別跳躍で2位、同直転で優勝です。さすがです。

 前回は帰郷した際、生保内小学校と桧木内小学校で演技実演と指導をしてくれました。後継者育成とラート振興に熱心に取り組んでいます。「東京オリンピックでラート競技はないの?」と聞くと、「競技としてはありませんが、何らかの場面で、例えば5人がラートを実演し、最後にオリンピックの五輪をつくるみたいな演出ができないかなあと思っているんです」とのお答え。それ、見たいなあ。

2016年8月30日火曜日

台風10号襲来への対応状況④

 先ほど、自主避難の皆様が全て帰宅されました。各地域センターからも新たな災害報告はありません。今後の天候など気象データの分析では、状況が悪化する見積もりにはならないことから、台風10号の対応で必要な山場は過ぎたようです。警戒部は午後9時30分で解除し、連絡室を設置することにしました。
 連絡室の設置は、例えば夜間では確認できないような災害が、明日の朝に確認できたら…だったり、総合防災課職員は別として、他の職員は自宅待機に切り替える中、何らかの災害関連情報を入電するかも知れない…などに対して、迅速性を維持するためです。

 明日まで警戒態勢は続きます。警戒のし過ぎが災害時にマイナスとなることはありません。過去の辛い事案がそうさせているのかも…。
※写真は市役所警戒部の様子(30日午後7時50分ごろ)。テレビニュースからも情報収集します。

台風10号襲来への対応状況③

 写真は午後5時現在の天気図(気象庁提供)です。市の警戒部は午後5時時点で、再度新たな降雨量や風の強さなどを見積もりました。降雨量は午後6時前後から午後9時前後までは1時間に10mm程度、午後9時前後から午前0時前後までは1時間に3~4mm程度と、当初予想よりも下方修正しました。風については風速10m/s程度と予測しています。
 子ども達の対応は、午後6時30分まで放課後児童クラブの対応を行い、全員の帰宅を確認した後、警戒部で確認報告を受信します。自主避難者の皆様は、天候の回復が確認できた時点で帰宅、一部の方々については宿泊対応とし、全ての皆様の安否を警戒部と各地区職員で確認し合います。
 また停電等が発生した場合を想定し、東北電力との連絡調整作業は確認済みです。気象庁で警報を発している状況下、日没後も監視体制を維持します。

台風10号襲来への対応状況②

 午後4時現在、市の災害対策警戒部で確認できた被害情報はありません。田沢湖では雨も風もそれほど強くはありません。しかしこれから雨や風が強まる見積もりをしています。最大注意をお願いします。なお警戒部で開設した避難所で、先にお伝えしたほかに、角館庁舎西側庁舎も避難所として追加開設しました。現時点で避難勧告などは発していませんが、自主避難の皆様数名を複数の避難所でお受入れしています。
※写真は田沢湖庁舎の市長室から見た外の風景。いつもははっきり見える山の峰が雲に覆われています。

台風10号襲来への対応状況①

 昨日から台風10号の対策が続いています。本日午前10時には仙北市災害対策警戒部を立ち上げました。皆さん台風の襲来に備えてください。
 本日午前11時30分から開いた部長等会議(写真)の情報をお知らせします。


【気象分析】
   仙北市で台風の影響が顕在化する時刻は午後3時前後からで、風雨共に強まり続けます。しかし午後9時前後からは次第に弱まり、明け方近くには落ち着く見込みです。降雨量は午後6時前後から午後9時前後で、1時間あたり20mm程度(かなり強い雨です)、午後9時前後から午前0時前後までは、1時間あたり10mm程度降ると予想しています。風は風速15m/s以上で、主に東からの風と予想しています。

【現状の対応】
○教育委員会→小・中学校では給食を食べ速やかに
下校。
○市民福祉部→放課後児童クラブは利用者に対応。一人暮らしや高齢者との情報共有。
○商工観光課→抱返り公園入り口の封鎖。角館のお祭り行事準備作業への注意喚起。
○建設部→土嚢の確保作業。市内巡回パトロール。
○企業局→施設の安全確認。水道水の確保。
○農林部→施設の安全確認。市内巡回パトロール。土嚢の確保作業。
○各地域センター→土嚢の手配。市民対応。
※総括の総務部や関係機関・民間団体や企業の対応は除きます。


【避難所の開設検討施設】
・花葉館・角館交流センター・角館庁舎西側庁舎・田沢出張所・田沢湖総合開発センター・神代就業改善センター・西木庁舎・桧木内林業センター・上桧木内出張所・山鳩館


 皆さん、不要不急な外出はお控えください。テレビやラジオの気象情報にご留意ください。また今後も防災無線や安心安全メールで情報提供します。

2016年8月29日月曜日

国道105号の高速化に向けた勉強会を開催

 国道105号の高速化に向けた勉強会を開催中です。会場は西木温泉クリオン。正式には「地域高規格道路・大曲鷹巣道路整備に係る第5回勉強会」という長い長い名称の勉強会です。参加者は県・北秋田市・大仙市・仙北市・美郷町・国道105号西木町草峠地区道路改良促進期成同盟会・商工会・観光協会の皆さん…など。

 さて国道105号線は、県管理路線の最優先整備路線に決定(平成27年3月)していて、現在は技術的な課題の対応が進んでいます。と言うのも北秋田市・仙北市の市境には大覚野峠があって、これが難所です。急峻で地滑りや落石などがあり、どのような工法(地上路またはトンネル)が適切なのか、判断が必要です。この技術検討会(委員長は西村和夫・首都大学教授)は、今週末に第3回の会合が開催予定で、6回程度開催した後には工法の判断がなされると聞いています。

 一方で沿線地域の皆さんには、もっともっと「早くの改良整備が必要!」の声を上げてもらいたいと思っています。そのきっかけに10月28日にはフォーラムを開催する予定です。多くの皆さんがご参加くだされば幸いです。

郭仲煕・副代表の来市とご縁

 写真のお二人は、吉田裕幸・仙北市国際交流協会会長(左)と郭仲煕・台北駐日経済文化代表処副代表(右)です。郭・副代表は一昨日から仙北市に滞在し、市内視察や大曲の花火鑑賞、また来年に仙北市が取り組む台湾との交流事業予定などお聞きいただき、昨日帰路につきました。実は郭・副代表は、もう何度も仙北市をご訪問されていて、「私の日本のふるさとは仙北市です」とまでお話しをいただいています。

 さて、台北駐日経済文化代表処は都内港区内にあります。形式的には非政府組織ですが、事実上の大使館・領事館の機能を果たしています。仙北市は台湾高雄の澄清湖と田沢湖の姉妹湖協定を結んだ29年前から、代表処の皆様には何かとご支援をいただく関係が続いています。もちろん歴代代表ともネットワークが深く、今年6月に着任した謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表は、元行政院長・高雄市長・民進党主席のご略歴で、本当に心強い限りです。

 ところで仙北市国際交流協会の前身の一つに、田沢湖町国際交流促進協議会があります。この協議会を立ち上げ、澄清湖と田沢湖の姉妹湖協定に尽力された方が、吉田裕幸・現仙北市国際交流協会会長のお父様の吉田淳二さんです。時間を超え、世代を超えたご縁を感じます。

2016年8月27日土曜日

鳥海・飛島SEA TO SUMMIT会場で

 山形県遊佐町の西山海岸にいます。浜辺には色とりどりのシーカヤック。今日と明日の2日間開催の「鳥海・飛島SEA TO SUMMIT」を見学に来ました。この大会には、シーカヤックと登山と自転車を楽しむ皆さんが、約150人参加すると聞きました。実行母体は地元実行委員会と株式会社モンベルです。

 「実は海の向こうに見える飛島まで、カヤックで渡り切れたことがないんです。海が荒れたら防波堤の中です。レースではないし安全第一ですから」と、モンベルの竹村史朗・取締役が教えてくれました。私は「田沢湖と秋田駒ヶ岳、そして田沢湖周遊道路で、LAKE TO SUMMITはできませんか?」と尋ねると、「十分可能です。開催にも協力できると思います。ただし地元の関係団体や愛好者、市役所の協力体制ができるかどうか、これが分かれ目です。まずはモンベルのフレンドリー・エリアを検討してください」とのお返事でした。

 そこにモンベルの辰野勇・会長と奥さまが到着。ごあいさつの後、「すぐにフレンドリー・エリアの検討に入ること、LAKE TO SUMMITの開催の可能性、野外レクリエーションの振興やふるさと学習、防災、農林業の元気づくりなどで、モンベルと協力関係を構築したいこと」などを伝えました。来年開催だと、急がなければなりません。

予定変更で山形へ

 未来は刻々と変化します。今日は仙台で所要があり、このため台湾経済文化代表処の郭・副代表と大曲の花火鑑賞は欠席だったのですが、さらに重要な事案が入り、仙台行きを取りやめ、山形に向かうことになりました。

 山形での重要事案は、株式会社モンベルの辰野勇社長とお会いすることです。辰野社長は今日と明日に行われる「鳥海・飛島SEA TO SUMMT」(主催:観光庁)に参加のため、山形県に滞在します。この機会に是非と、同社の竹山史朗・取締役が調整してくれました。それに今晩、鳥海温泉・遊楽里(山形県遊佐町)では環境シンポジウムも開催予定で、このシンポジウムへの出席依頼もいただきました。

 仙北市は、スキーや秋田駒ヶ岳登山、変化に富んだ清流、最近遊泳者が増えた田沢湖、林道ハイク、湖畔や周辺の自転車コース、カヌーのメッカ生保内ウェーブなど…、現状でもかなりの人気スポットですが、これらアウトドア・アクティビティは、まだまだ拡充できます。子ども達のふるさと学習に最大活用したり、防災力の強化、さらに農林業の元気づくり等にも、モンベルのご協力が欠かせないと思っています。

角館のお祭りに向けて全体会議

 9月7日・8日・9日の3日間、角館祭りのやま行事(国指定重要無形民俗文化財=角館のお祭り)が開催されます。今日は関係の皆さんが集まっての全体会議でした(写真)。昨年、本当に痛ましい事故が起こりました。実行委員長(当時)として、「絶対に同じような事故を起こさない」、「伝統としきたりを順守する」の思いを皆さんと確認し合い、「角館のお祭り安全対策委員会」を設置しました。各町内、各団体の間でも、何度も何度も協議がありました。これらをまとめ16項目の安全対策ができました。

 さらに、お祭りの実行組織として、新たに「角館祭りのやま行事実行委員会」を組織いただき、今野則夫さん(角館のお祭り保存会)が実行委員長に着任しました。学校でもお祭りの学習会や安全対策講話を開催し、準備を進めてきました。まち全体で、一年がかりでお祭りの在り方を正す作業を進めてきました。

 角館のお祭りは、大切なものを取り戻そうと懸命です。どうかご支援ください。そして大勢の皆さんにお越しをいただければと思います。

2016年8月26日金曜日

台湾トップセールス2016⑨

 さて仙北市独自ミッション③です。この協議は台湾政府自来水公司の第7区庁舎で行われました。高雄市民267万人の生活用水を一手に担う人造湖“澄清湖”を管理するセクションです。元立法委員(台湾の国会議員)の郭俊銘・董事長が出迎えてくれました。

    時間が迫っていたこともあり、歓迎の果物を前に、さっそく尋ねました。「郭先生、澄清湖と仙北市田沢湖との交流が始まって、来年で30年が経とうとしています。歴史的な祝事です。どのような形で開催することがよろしいでしょうか」。すると郭・董事長は、「25周年では、仙北市からたくさんの皆さんにお出でをいただきました。私どもとしては、この30周年を機会に、田沢湖を訪ねたいと思っています」とのご返事でした。

 これは台湾政府の自来水公司として、正式に仙北市を訪問したいとの申し出です。さらに続けて「季節としては10月以降、人数は30人前後になると思います」と、かなり内容の精査が進んでいることが伺えます。私は「郭先生、本当にありがとうございました。今後1年をかけて、皆様をお迎えする準備を進めさせていただきます」とお答えしました。 

    22日から県のミッションに参加しながら、市独自のミッションに取り組んだ台湾トップセールス。独自ミッションでは多くの展開を見ることができました。皆さんに感謝します。
 

台湾トップセールス2016⑧

 秋田県と高雄市の国際交流覚書書調印式が終了後、高雄物産館では高雄市政府主催の昼食会が開催されました。仙北市の独自ミッション②は、この場面での重要協議でした。実は午前の調印式舞台セッティングで、天井から降りてきた「マラソン交流」は、アジア圏域で屈指の規模(参加者数3万人以上)の高雄マラソンと、仙北市の田沢湖マラソンを示したもの。写真中央は高雄マラソンを統括する高雄市政府教育局の范・局長です。この范・局長との協議が整い、姉妹湖協定から30年、仙北市は高雄市との新たなスポーツ交流に向かうことになります。

 范・局長は「まず来年2月の高雄マラソンを見てください。それで最も良い連携の姿をお互いに探りましょう」とお話しをいただきました。私は「田沢湖マラソンは9月に開催します。ここで高雄マラソンへに派遣する市民ランナーを選んで、できれば高雄を走ってもらいたいと考えています」。范・局長は「それは素晴らしいですね。ランナーの交流ができれば、姉妹マラソンとして正式に認定できます」とのことでした。

 田沢湖マラソンンは“田沢湖国際マラソン”に…。

台湾トップセールス2016⑦

 8月25日の朝8時31分、台北駅から台湾高速鉄道に乗って高雄へ出発。所要時間約1時間30分。着後、高雄物産館で秋田県と高雄市の国際交流覚書書調印式に出席。ステージスクリーンは、全面を二分して高雄市の澄清湖と仙北市の田沢湖の風景。写真はこのスクリーンの前に立つ佐竹敬久・秋田県知事と陳菊・高雄市長。そこに天井から6本の旗が降りてきて、「ワールドゲームズ開催地」・「直行チャーター便」・「マラソン交流」・「学校交流」・「文化交流」・「特産品販売」の文字。これは今後の交流テーマを予見した未来フラッグです。

 私的には、澄清湖と田沢湖の姉妹湖交流の文字がないのが少し残念でした。来年で交流30周年を迎える歴史もあります。実は午後からの仙北市独自ミッションは、この30周年をどんな風に迎えるか、高雄の澄清湖を管理する台湾自来水公司(台湾政府)をお伺いし、代表との打ち合わがありました。ここで元立法委員(台湾の国会議員)の郭俊銘・董事長から「予期しない嬉しい申し出」をいただくことに…。

 ところで覚書調印式には、秋田から由利高校民謡部の生徒も駆けつけてくれました。若々しくてキレれがあって、素晴らしい「こっから舞」をご披露いただきました。高雄市の皆さんからも盛大な拍手が巻き起こりました。

2016年8月25日木曜日

台湾トップセールス2016⑥

 今日は朝から晩まで県ミッションに同行。午前10時から長栄航空、11時からは中華航空の各本社で、チャーター機の増発と定期便就航の可能性を協議しました。特に中華航空では、今年秋に秋田空港へ22機のチャーターフライトを予定しているとが分かりました。これはこれまでで最大便数です。

 また午後からは、「うまい!秋田の食」試飲試食商談会を開催。大変な入場者をいただくことができました。同時進行で秋田銀行の台北駐在所を視察。オープンは秋となりますが、国内地方銀行に先駆け(全国で2番目)ての取り組みで、秋田県内の海外ビジネスチャンスが広がりそうです。

 夕方は、「秋田の食と観光交流懇談会」でした。JAL台湾の林田充・支店長との協議で、オフィスから東北担当者を仙北市に視察派遣いただくことにしました。どれだけ言葉を尽くしてお話しても、“百聞は一見に如かず”です。先ずは角館の武家屋敷や田沢湖、紅葉の抱返り、温泉の素晴らしさを体験してもらいます。
※写真は長栄航空本社、手前右の後姿は佐竹知事。

2016年8月24日水曜日

台湾トップセールス2016⑤

 本日夕方、台北市大安区にある国立台湾師範大学附属高級中学(日本の高等部)を訪ねました。昨年10月、同校と県立角館高等学校は姉妹校締結を結び、既に修学旅行などで交流が活発化しています。今年の10月には角館高校生徒が、台湾への修学旅行を行います。

 今回の訪問は、角館高校生徒の受け入れや交流のお願いが目的でした。少し時間が遅れての到着でしたが、洪仁進・同校校長(写真中央で白いワイシャツ姿)は、校門前まで出てきてお出迎えをしてくれました。ありがとうございます。それにしても学校の大きいこと…。附属中学だけでも3,000人の生徒数があり、大学には20,000人の学生が在学しているそうです。

 ところで、中学の中庭に山桜が植樹されていました。洪・校長に「桜は花をつけますか?」とお伺いしたら、「咲きますよ」とのこと。だったら…と、角館高校が桜の名所の学校だとお伝えし、「今度は角館の桜の苗木をお持ちしますので、植樹祭をしましょう」と提案してみました。洪・校長、もちろん快諾でした。

台湾トップセールス2016④

 本日午後、台北市中正区にある外交部(日本の外務省)の亜東関係協会(対日本セクション)を訪問し、李世丙・副参事(中央)と対談しました。これまで台湾で行ってきた仙北市の活動は、例え外交上の課題があっても、多くの場面で同協会が解決してくれました。そんな経緯もあり、先ずはこれまでの御礼をお伝えし、今後のインバウンド対策についてご意見を伺いました。

 李・副参事は「5月に就任した蔡英文総統は、バランスを大切にしています。例えば台湾から日本への観光客数、逆に日本から台湾への観光客数です。現在は台湾から日本への観光客数は台湾の全人口の7人に1人が既に日本を訪ねています。日本からのお客様は桁が違ほど少ない状況です。仙北市がインバウンドをもっと進めることができるかどうかは、実はいかに多く台湾への旅行者をつくり出せるか、と言うことです。あと無いものを補完することです。台湾には雪がないけれど、仙北市には邪魔なほどある。スキー場もある。でも台湾の言葉を話せるスキー指導者はいません。言葉のできる人を雇用すれば、必ず台湾からのスキー客は増えます。これは北海道で既に実証済みです」など、示唆に富んだアドバイスをいただくことができました。

2016年8月23日火曜日

台湾トップセールス2016③

 台湾での仙北市独自ミッション①は、台北市温泉発展協会が来年に日本国内で開催を計画している「国際会議・アジア温泉サミット(仮称)」の招致です。協議の会場は台北市内の北投地区にある温泉会館。協議には同協会の周水美・理事長や多数の理事、また台北市政府産業発展局から王三中・副局長に出席をいただきました。

 仮に仙北市を会場とした場合、開催日程としては春の桜シーズンを考えていること、開催母体に実行委員会等の組織を立ち上げたいこと、仙北市の豊富な温泉資源をアピールしながら、湯治文化を世界に発信できるサミットにしたいことなどをお伝えしました。さらに精度を高め、11月まで最終的な詰めを行い、判断するとのお答えでした。

 仙北市開催は、かなりの可能性が高いと感じています。

台湾トップセールス2016②

 秋田県の台湾トップセールスで、仙北市が定宿としているホテルは、ロイヤルイン台北(老爺商務會館)です。他と比べて宿泊費が安いこと、交通の便が良いこと、通信環境が安定していることがあります。大通り向かいには新光三越デパート、中山駅は歩いて1分という立地環境です。でも一本路地に入ると、写真のような朝ごはん屋台が幾つも軒を連ねていて、何だか安心できます。

 さて今日は、仙北市の独自ミッション第1弾に取り組みます。まずホテル横の中山駅からMTRに乗り新北投温泉駅まで移動。同駅から歩いてすぐの台北市温泉発展協会を訪ね、周水美会長との会見です。来年、日本国内で開催予定の「国際会議・アジア温泉サミット(仮称)」の招致について、可能性を探ります。
 午後は、仙北市の台湾交流を長く支えてくれた亜東関係協会(政府のアジア外交組織)を表敬訪問し、姉妹湖締結や温泉締結、子ども達の国際交流など、インバウンド対策の新たな基軸づくりを協議します。
 さらに夕方は、角館高校と国際交流をいただく国立台湾師範大学付属高級中学と、今後の国際交流に関する打ち合わせです。

   どの場面も気が抜けません。

台湾トップセールス2016①

 秋田県の台湾トップセールスに参加。午後3時のチャーター便で秋田空港から出発し、台湾桃園空港に入りました。3時間半ぐらいのフライトです。県内の14市町村が参加していますが、議会議長も参加しての誘客活動を行うのは、仙北市の他は大館市のみです。

 実質的な行程は、明日の23日から始まります。仙北市は市独自のミッションが幾つもあることから、県の動きと絡み合って複雑です。再度の日程確認を行いながら、先ずは腹ごしらえ…と、到着後、参加メンバーの団結会のような交流親睦会が開催されました。

 台風の進路が気になります。夜中でも電話が入る段取りを整え…、明日に備えて眠ります。お休みなさい。

2016年8月21日日曜日

ドローンの体験プログラムを実施します

 写真のような「ドローンの近未来技術体験プログラム」参加者を募集しています。講習内容は、
①ドローン飛行原理や活用状況、関連法律など習得。
②シュミレータでパソコン上でドローンの操縦も体験。
③200g以下機体(GPS・小型カメラ搭載)など使用。
④ファントム3はリアルタイム空撮画像を確認し操縦。
⑤東光鉄工製造の自動航行機デモ飛行を体験…。

※申し込みは仙北市総務部地方創生・総合戦略室
  TEL 0187-43-3315
 FAX 0187-43-1300
 Mail 
sousei@city.semboku.akita.jp

日本農業新聞に仙北市のインバウンド対策が



  明日の午後から台湾トップセールスで台北市・高雄市を訪ねます。26日の午後に戻ります。佐竹県知事を代表に、県内市町村長や議会議長などが台湾の旅行社担当に直接相対して売り込みをする場面です。仙北市は、早くから東アジアで誘客促進活動を展開してきたことから、おかげ様で現在は県内で最大の入込み数と宿泊数です。

 県との合同ミッションの他、仙北市独自の動きが幾つもあって、かなり複雑な日程になっています。例えば台北市では、台北温泉発展協会との会議(来年に日本国内のいずれかで開催予定になっているアジア温泉協議会について)、例えば高雄市では高雄・澄清湖と仙北・田沢湖の姉妹湖締結30周年記念事業の開催について、台湾の各学校と仙北市の子ども交流などなど…。

 台湾での活動については、通信状況にもよりますが、できるだけブログでも毎日掲載したいと思っています。

 さて、写真は8月12日の日本農業新聞の記事です。仙北市のインバウンド対策が大きく報じられています。記事が読めるよう2枚に分けてアップしましたが、読めるかな…。

2016年8月20日土曜日

頑張れ!KAMIKOANIプロジェクト

他人様のお宅をのぞき込んでいるのではありません。KAMIKOANIプロジェクトの作品鑑賞です。写真は貝塚歩さんの屋外作品で、窓から中をのぞくと絵画が展示されています。それにしても新潟県の「大地の芸術祭」の飛び地開催を決断した上小阿仁村ってスゴイ!、とずっと注目していました。それから5年、村も集落もアーティストの皆さんも、財政難を乗り越える工夫を重ね、今年もしっかり開催中です。

 会場は村内2ヶ所です。1つは道の駅近くの小沢田会場。ドキッとする美人画が展示されています。期待してください!。もう1つは八木沢会場。ここは少し山間部に入ります。午後2時から八木沢番楽・小沢田駒踊り・大林獅子踊りなどなど、多くの民族芸能が披露される予定です…。が、次の予定があって、直前に移動しなければいけません。う~ん残念。

 どちらの会場も、村役場の皆さん、地域の皆さん、参加する各大学の学生さんなど一生懸命でした。それに暑い中、多くの皆さんにお声をかけていただきました。ありがとうございました。みんな頑張れ!。

2016年8月19日金曜日

角館高校で地方創生講演会

 角館高校1年生の全クラス210名を対象に、「地域のこと・仕事のこと」と題した地方創生講演会を開催しました。場所は同校講堂。講師は内閣府審議官の藤原豊さんです。藤原さんは、政府が進めるアベノミクスとは何か、3本の矢(①金融政策 ②財政政策 ③成長戦略)の内容、そして規制改革がもたらすもの…などを分かりやすく説明。「国とやる気のある自治体がタックを組んで地域発・オンリーワンのまちづくり」を実現するために、全国10地域が国家戦略特区に指定されていること、そして仙北市の特区が国にとっても重要な位置づけになっていること、さらに仙北市が目指す近未来の姿などを紹介しました。

 後段は「本当の地域の元気」のイメージ、また「仕事に就く」ことへの不安はどうして起こるのか、自身の経験を織り込んだ、メッセージ性の高い講話になりました。その中で、「情報が氾濫していることで、むしろ戸惑う時代になっています。そして就職先でやっていけるのか、不安に駆られる人もいるでしょう。大切なことは自分が好きなこと、得意だと思っていることに正直になることです。それでダメだったら、またやり直せばいいんです」の言葉がありました。
 きっと若い皆さんには、何よりのエールだったと思います。


※藤原豊さん:千葉県船橋市出身。東京大学経済学部を卒業後、経済産業省に入省。現在は内閣府に出向中(内閣府地方創生推進室)。

2016年8月18日木曜日

東北の産業と交流を考えるシンポジウムで

 今日の午後、東北圏広域地方計画協議会(国交省や東北経済連合会など)が主催したシンポジウムに参加。会場は東北大学構内にある川内萩ホール。テーマは“震災復興から自立的発展~産業・交流拠点を目指す東北にっぽん”です。

 基調講演に里見進・東北大学総長、コーディネーターに大滝精一・東北大学大学院教授、パネリストは東北各県の代表者です。私は秋田県代表(行政代表かな)の立場で出席を求められました。私の発言をギュッと要約すると、「産業育成も交流促進も、またインバウンド対策も、先ずは交通体系の在り方が問題になる。あるものを活用する視点で言えば、高速道路の接続、日本海側と太平洋側の港湾の連携、空港の相互活用などが重要ではないか。県が違うことで施設の活用に壁があるのはマイナスだ。そもそも地域間連携と言う言葉が必要ではないぐらい、例えば東北が一つの行政体だというくらいの親密度が欲しい。東北がその強みを発揮するには、オール日本共通の制度の中では限界がある。農地の有効活用、自然環境の保全と利活用などで、特別ルール・規制緩和を進めることも必要」とお話をさせていただきました。

 主催者側には、仙北市が外国人旅行者を確実に伸ばしている成功自治体との認識があるようですが、秋田県の資源・東北の資源を考えたら、まだまだです!。

2016年8月17日水曜日

リオ五輪の佐々木将汰さんと翼さん

 写真は、リオデジャネイロ・オリンピックのカヌー競技(男子カナディアンペア)に出場した佐々木将汰さん(右)・翼さん(左)です。お二人は仙北市内にある(株)万六建設に所属し、これまで多くの国内外大会で活躍してきました。今日はお忙しい中、わざわざオリンピックの報告にお出でをいただいて…。本当にありがとうございます。

 二人のホームリバーは玉川です。秋田県が運営する保呂羽山少年自然の家でカヌーに触れ、それがオリンピックに出場する選手に成長したきっかけとなりました。二人は、「今回は予選を通過できませんでしたが、世界の壁が高いと言う感じは受けませんでした。次の東京オリンピック、その次のオリンピックでメダルを狙います」と話してくれました。また「仙北市の玉川のように、年間を通じて水が豊富で綺麗な場所はそうありません。地元の子ども達にはもっともっとカヌーを楽しんで欲しいし、そのお手伝いをしたいと思います」と話してくれました。

 私からは、「オリンピック本当にご苦労様でした。ところで最近、二人に刺激されてカヌーを始めたので、ぜひご指導をお願いしたいです。また仙北市は東京オリンピックのカヌー・ホストタウンを目指していて、二人からも関係者に働きかけができないでしょうか」とお願いをお伝えました。二人からは「どちらもOK」のお返事をいただきました。
 やったあ!!。

2016年8月15日月曜日

仙北市成人式で大合唱

 仙北市市民会館を会場に成人式を開催しました。地元に暮らす成人者有志が企画運営をしてくれました。今年の成人者数は284名で、皆さんを代表し藤村立さん、清水大輝さん、澤山健人さんが誓いの言葉を発表。力強くてたくましくて、感動的なお話でした。写真はアトラクションの合唱の一コマです。成人者はもちろん、担任だった先生や私、市議会議員もステージに上がり、「未来へ」(Kiroro)、「秋田県民歌」を歌いました。大合唱になりました。爽やかな成人式をありがとうございました。

 以下は私が皆さんにお話しした式辞です。全文を紹介します。

 成人おめでとうございます。ご来賓各位には、お忙しい中ご臨席をたまわり、厚くお礼を申し上げます。
 新成人の皆さん、今日は終戦の日です。1945年8月15日、第二次世界大戦で日本が降伏したことを昭和天皇が玉音放送しました。その後、国民は非常に厳しかった戦後を乗り越え、努力に努力を重ね、現在は世界有数の経済大国に成長を遂げることができました。皆さんが今日ここに存在し、成人式を迎えることができたのも、ご両親、そのまたご両親と、命のリレーがあった証しです。戦後復興と言い、命のリレーと言い、本当に奇跡のような巡り合わせで、今、私は皆さんに語りかけています。
 私は、これらの出来事が偶然だったとは思っていません。これらは皆、起こるべくして起こった必然だと、そう考えています。例えば、支援が必要な諸国に対する日本のODA・政府開発援助で、どれだけの命が救われてきたか…。そして救われた命は、また別の命を救うのです。
 それでは皆さんはどうでしょうか。これまでは、もしかしたら自分のことで精いっぱいで、周囲を見渡す余裕などなかったのではないでしょうか。しかし成人となったら、それでは済まされない、社会に対する責任や義務があります。これは重荷ですが、この荷物をしっかりと背負う姿を示してください。それが結局、皆さんの夢を実現する近道になります。そして命のバトンを渡してください。
 今日、ここで皆さんにお話ししたいことは、現在、仙北市に住んでいる皆さんはもちろん、就職や学業で仙北市を離れている方々にも、どうかこのふるさとに帰って来て、今まさに作業が始まった、仙北市の次の10年のまちづくりにご協力をいただきたいと言うことです。仙北市は次の10年の姿を「小さな国際文化都市」と定めました。歴史や文化、自然環境など素晴らしい資源に恵まれた仙北市です。しかし、まだまだ上手く活用できていません。何としても皆さんの力が必要です。また、政府から指定をいただいた国家戦略特区では、観光振興や農林業振興、働き方改革などで、多くの事業に取り組んでいます。さらに先端テクノロジーの開発・集積を目指した、近未来技術実証特区の指定もいただき、日本を代表する企業やべンチヤーとの共同事業が始まっています。まさに若い皆さんの力が必要なカテゴリーです。市内でのビジネスチャンスは大きく広がっています。世界を相手に、ふるさとで汗を流す皆さんであって欲しいと強く思っています。
 次代の創造者は皆さんです。皆さんには、どうか変革期を迎えた仙北市のまちづくりに、主人公として参加していただきたいのです。現状が苦境の中にあっても、これをチャンスと捉える気構えで、ここで将来を拓いて欲しい、そんな生き方が、皆さんにとって必然であって欲しい、その思いを伝えたくて、私は皆さんの前に立っています。
 皆さんの将来は、きっと輝かしいものになります。皆さんの力が仙北市を前進させるエネルギーです。ともに頑張る仲間として皆さんにエールを送り、成人式の式辞とします。

2016年8月13日土曜日

早起きは三文の徳

 仙北市倫理法人会の第133回モーニングセミナーに参加。早起きは三文の得です。早朝6時からのセミナーで、いろんな皆さんとお話に巡り合うことができました。ありがとうございました。講話のテーマは「特区の現状と今後の展開」です。企業活動で地域の元気づくりを日々実践している皆さんに、お役に立てたでしょうか…。

 はじめに特区って?を少し説明します。国家戦略特区法に基づく地域指定(全国10地域)を、通称で特区と呼んでいます。仙北市は地方創生特区・近未来技術実証特区のダブル指定地です。特区の有益性は、指定された地域から「法律の規制緩和を政府に直接提案し、協議し、これが認められた場合はそれを運用できる」点にあります。しかも特区指定を返上しない限り、この行為を繰り返し行使できます。規制緩和を進める役割は自治体が担い、緩和された法律を運用してビジネスを展開するのは民間の皆さんです。将来的には、特区指定地でうまく経済循環などが始まれば、この規制緩和を全国で運用できるよう、さらに法律の改正を行います。つまり仙北市は、次の日本の姿を作り出す実験室と言うことができます。

 モーニングセミナーでは、現在仙北市が取り組んでいる幾つかの事例を紹介しました。国有林の民間活用、高齢者の就業時間の柔軟対応、農業生産法人の農地法の特例、NPO法人の設立の迅速化、温泉と医療の連携(ヘルスケアツーリズム)、近未来技術実証(ドローン他)などです。他に今後に取り組む規制緩和提案(グリーンツーリズムの旅行業法の規制緩和)などもお話をさせていただきました。

 皆さんからも邪魔になっている法律の改廃について、提案をいただければ幸いです。よろしくお願いします。

2016年8月11日木曜日

山の日の駒ヶ岳登山

今日は新たに制定された「山の日」です。そこで私も駒ヶ岳登山に出かけました。市役所の登山愛好会は、中生保内口~男岳駒形神社の参拝を計画していましたが、このコースは私には実力以上で、皆さんにご迷惑をおかけすること間違いなし!。もともと中生保内口は山岳信仰で拓かれた登山ルートですから、半端な決意で登ることはできません。

 そこで私は、ごくごく一般的にアルパこまくさから登山バスに乗り、駒ヶ岳八合目下車で男岳を目指すルートにしました。アルパこまくさでは、登山者へ市役所の観光課職員が「山の日記念木製プレート」(提供:日本森林林業振興会秋田支部)を配布していて、大変な人気でした。
 登山は久しぶりでした。一人は心細かったので、市役所の高橋良典さんを誘いました。彼は角館高校の山岳部出身です。山の日の最強パートナーでしょう。

 と言う訳で、駒形神社をしっかり参拝できました。その後、帰路は阿弥陀池から横岳、そして焼森経由で駒草を見ることもできました。
 良典さんありがとう。気持ち良い山の日でした。

2016年8月9日火曜日

供養佛の土石流災害から3年が経って

平成25年8月9日、田沢湖の供養佛で大雨による土石流災害が発生し、6人の市民の皆さんが犠牲となりました。その後、国は1年を待たずに両翼121mの巨大砂防堰堤を完成させ、3年後の今日、現地は静かな夏を迎えています。しかし悲しみが癒えることはありません。

 地元の皆さんが建てた慰霊碑には、「ここに生きる」と文字が刻まれています。亡くなった皆さんがここで生きた証し、そして災害後、悲しみを乗り越えてここで生きるという決意、この一言に託した地元の皆さんの思いが強く伝わってきます。

 この慰霊碑に献花に伺った午後、既に多くの花束が供えてありました。集落の皆さん、ご親族の皆さん、自衛隊の皆さん、市役所の職員…。あの日のことは誰も忘れていません。これからも忘れることはありません。

2016年8月7日日曜日

辰子と八郎

第46回たざわ湖・龍神まつりで、「辰子と八郎」役をお引き受けいただいた、佐藤裕里さんと菅野優磨さんです。お2人とも市内にお勤めです。

 初々しい辰子と八郎のおかげで、多くの皆さんに田沢湖伝説を堪能いただきました。2人の幸せを祝福する湖上花火も美しかった…。さて田沢湖伝説は、辰子と八郎の恋愛物語です。ハッピーエンドで現在につながっているので、田沢湖は恋愛成就のパワースポットとして支持されています。

 本当にたくさんの方々のご協力で、お祭りは賑やかに盛り上がりました。ありがとうございました。龍神の担ぎ手として、市外から参加をいただいた学生の皆さん(秋田大学・国際教養大学・秋田県立大学・台湾台北科学技術大学など)、ご苦労様でした。また来年も参加して欲しいなあ。

2016年8月6日土曜日

9人目の観光大使に青学副学長の橋本修さん

 仙北市で9人目の観光大使の誕生です。今日の午後、たざわ湖・龍神まつり特設会場近くのハートハーブで、仙北市角館出身の橋本修さん(写真:前列中央)に観光大使任命証を手渡しました。橋本さんは青山学院大学副学長(学生数約17,000人)を務めていて、また日本電子情報通信学会(会員数約30,000人)の前代表だった方です。

 任命証を交付後、橋本さんは「角館高校を卒業後に東京へ、また一時期はアメリカにも住みましたが、人生の多くを故郷以外で過ごしたことで、多くの人的ネットワークに恵まれました。青山学院大学は巨大な大学ですが、その分さまざまな活動が多彩です。学長からは、仙北市との包括協定についても相談してきなさいとお話しをいただいています。仙北市を学内でも首都圏でも、また各種の学会でもアピールし、お世話になった故郷へご恩返しができればと思いお受けしました」と話してくれました。

 橋本さんを架け橋に、観光振興はもちろん、包括協定などを締結しながら、青山学院大学の学生の学習・部活動支援、また地域づくりでもご協力をいただきたいと思います。ご活躍をご祈念申し上げます。

《仙北市観光大使の皆さん》
株式会社バスクリン 代表取締役社長 古賀和則さん(H25.8)
日本オリンピック委員会 理事 荒木田裕子さん(H25.12)
小説家 西木正明さん(H26.4)
演歌歌手 小桜舞子さん(H26.4)
音楽プロデューサー ha-jさん(H26.5)
俳優 中尾彬さん(H27.12)
エッセイスト 池波志乃さん(H27.12)
タレント・歌手・料理研究家 グッチ裕三さん(H28.4)

たざわ湖・龍神まつりにお越しください!

 今日は「第46回たざわ湖・龍神まつり」です。湖畔特設会場には,、既に多くの出店にお客様が集まり、白浜は湖水遊泳の家族ずれ(写真)で賑わっています。

 これまでの「龍神まつりは7月第4週」の常識を変えての開催です。夏休みに入った直後の子ども達の部活の練習試合日程、また秋田の竿灯祭りとの連携などを検討した結果です。お天気の応援もいただき日中の人出は良好です。夜の花火が楽しみです。

 ご家族連れで龍神まつりへお越しください!。

第2回仙北市防災の集いを開催中

 仙北市防災の集いを開催中です。会場は市民会館と駐車場、隣接する生保内体育館です。地震体験車、パトカー、白バイ、消防車、自衛隊装甲車など、国交省災害本部車など、災害時に活躍する車両が勢ぞろいです。午後3時まで体験搭乗できます。写真は未来の消防士さん。皆さんご来場ください。

 防災の集いは、昨年から始めました。仙北市は大規模な自然災害に数度見舞われています。古くは昭和35年8月の生保内大水害、この水害で16人の方々が犠牲となりました。昭和45年には秋田駒ヶ岳の噴火がありました。秋田駒ヶ岳は40年周期で噴火すると言われている活火山で、現在も観測を継続中です。また最近では平成25年8月の田沢地区先達で発生した土石流災害があります。この時には6人の方々が犠牲になってしまいました。

 仙北市では、これまでの災害を教訓に、地域の皆さんと一緒になって自主防災組織の設立に取り組むなど、防災対策を強化しています。その象徴的な行事が今日の防災の集いです。今回の集いでは、市社会福祉協議会がボランティアセンターを開設(生保内体育館)し、ボランティアの受付や装備の貸与チェックなど、実際の対応を想定した訓練が行われています。

 多くの皆さんの思いが防災の集いに結集しました。前述の災害対策を行っていただく関係機関のご協力で、災害車両の展示と体験搭乗、みどり十字さんによる非常食の試食、県や市民団体の皆さんのご協力で、防災読み聞かせ紙芝居や新聞紙を使った防災用具の作り方など、多彩な取り組みが実現しました。ぜひご来場ください。

2016年8月5日金曜日

第1回仙北市総合政策審議会を開催

 第1回仙北市総合政策審議会を開催しました。昨年までは各地の地域審議会(合併特例法に基づく10年間の必置機関)で政策検証や提案作業を行ってきましたが、今回の総合政策審議会はこれを改め、新たにスタートした組織です。

 同審議会の設置の目的は、「仙北市の総合計画や重要施策の調整と、その実施に関して必要な調査及び審議を行う」です。これから取り組む事業の成果を客観的に分析し、この結果に基づいて対策の提案や検証を行う重要な審議会です。委員は9人で、門脇健郎さん(一般社団法人 田沢湖・角館観光連盟選出委員)、佐藤正美さん(仙北市商工会選出委員)、能美忠堯さん(社会福祉法人 仙北市社会福祉協議会選出委員)、草彅隆さん(秋田おばこ農業協同組合選出委員)、伊藤順さん(仙北市PTA連合会選出委員)、池本敦さん(国立大学法人 秋田大学選出委員)、中村正孝さん(学識経験者枠)、新山睦子さん(学識経験者枠)、赤上マツさん(学識経験者枠)に委嘱状を交付しました。

 なお、会長には佐藤正美さん(写真は会長あいさつの一コマ)、副会長には中村正孝さんが委員の互選で選出されました。

2016年8月4日木曜日

田沢ナガイモ焼酎「荷葉のめぐみ」デビュー!

 田沢産ナガイモで仕込んだ芋焼酎・荷葉のめぐみ(写真)が、ついにデビューします。平成26年に田沢地域運営体が準備に取りかかり、酒類販売の免許取得でNPO法人「荷葉工房」を立ち上げ、昨年末から醸造に入っていました。3年をかけた念願の焼酎です。

 分類は焼酎乙類、720ml入りでアルコール分は25パーセント。以前に試飲させていただいた時は、ナガイモの味わいが良く出た力強い焼酎だなあと、そんな印象でした。芋焼酎ファンにとっては、幻の一本になること間違いなしです。だって2500本の限定出荷なんですから。

 そもそも田沢産ナガイモは、その粘り、また歯応えが他のナガイモとは全く違い、一度食べたら他のナガイモは食べられない、そんな評価をいただく逸品です。秋の販売会は毎年開催と同時に即完売の人気で、数年頑張って、やっと口にできたとお手紙をいただいたこともありました。田沢の気候と土壌、真面目な栽培者の努力の結晶です。

    そんなナガイモを原料とした焼酎です。販売は田沢活性化センターで一本1500円…とのお話しを聞きましたが、確認してからお出かけになった方が良いかと思います。

2016年8月3日水曜日

仙北市が企業版ふるさと納税の選定団体に

 インフォテリア株式会社(本社:東京)と仙北市は、「サクラの保全活動に関する協定書」を締結(4月20日)しています。その時に思い描いた「インフォテリアからの寄付を継続するためにも、企業版ふるさと納税の第1号を目指します」の約束が実現しました。昨日内閣府から発表があり、第1回認定(全国102事業)事業に選定をいただきました。秋田県内では4事業の中の1つです。インフォテリアでは、この経緯をプレス発表しています。
※下記URL

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000131.000010008.html

 私は、「今後はインフォテリア様と協働し、桜の保護管理や桜を題材とした交流事業等を加速しながら、仙北市の掲げる“小さな国際文化都市”を具現化する作業を本格化させます」とコメントを出しました。

2016年8月2日火曜日

山の日に駒ヶ岳登山をすると…

 一般財団法人・日本森林林業振興会秋田支部から、首にかけられる「花の山 秋田駒ヶ岳 山の日登山記念プレート」を寄贈いただきました。「8月11日に駒ヶ岳登山をする皆さんにプレゼント(2種先着100人)してください」とのことです。ありがとうございます。

 “山の日”は、今年からスタートする新しい国民の祝日です。日本山岳会や仙北市など各地の自治体、自然保護団体等からの要望で、国会議論を経て2014年に改正祝日法が可決し、その実施を2016年からと決めて準備が進められて来ました。ちなみに山の日の祝日化で、年間の祝日日数は16日になりました。

 プレートにある「花の山」の文字が嬉しいではありませんか。その高山植物、今年は例年より少し早めに成長しているようで、詳しい方のお話では、「雪が少なかったこと、地球温暖化も影響しているのかなあ」とのことです。

2016年8月1日月曜日

事業要望で仙台から東京へ

 新幹線こまちの中で今日を振り返っています。今日は…。道路事業について朝から要望活動でした。午前は東北地方整備局(仙台市内)、午後は国土交通省本省(都内)です。事前に作成した資料を持参し、事業効果や必要性を説明します。写真のように、本省説明では御法川信英代議士(右端)にも同席をいただきました。

 東北地方整備局では、川瀧弘之・整備局長と面談しました。川瀧局長は以前に秋田県の土木部長だった方です。仙北市の実情をよくご存じで、幾つかアドバイスがありました。国道46号と105号の改良も話題になりました。
 また夕方の本省訪問では、栗田卓也・都市局長(中央)、廣瀬隆正・大臣官房技術審議官(後姿)にお時間をいただきました。最初に個別事案の進捗状況、また昨日まで開催したドローン・アジアカップの後援協力にも御礼をお伝えしました。今回持ち込んだ事業については、今後に想定される事業日程や効果など、数点の質問がありました。とても熱心な協議でした。本当にありがたい限りです。


 今日は参議院議員選挙後の初の国会召集日でした。御法川代議士や国土交通省の皆さんには、お忙しい中で対応をいただき、重ねて感謝を申し上げます。

台湾のイベントで角館おやま囃子が高評価

 今朝の河北新聞に、台湾で開催した「第2回Touch The Japan」に出展した秋田県が、角館おやま囃子の活躍で、全出展者の中のベストアトラクション賞に輝いた記事が載っていました。超うれしいです。

 新聞の見出しには「おやま囃子高評価で秋田県ベスト賞」です。7月15日から18日に開催された同イベントには、日本国内の企業や団体が62参加しましたが、「角館御山囃子保存会・秋桜会」(渡部昭二郎会長)の13人が繰り広げた太鼓や三味線、手踊りが高評価で、秋田県がベストアトラクション賞になったと、そんな記事の内容です。

 伝統文化は、確かに国境を越えます。それは今までも多く経験してきたことです。仙北市は、国際文化都市を目指します。