2024年11月30日土曜日

雪だるまプロジェクト


 今シーズン初の雪だるまです。黒い育苗ポットをかぶり、赤い靴下をマフラーに、キャベツ畑で記念撮影。さあ今年もいろんなところで雪だるまを作りますよ。雪だるまプロジェクトは…。

 皆さんの周りの人を思い、疫病退散と幸せを願う雪だるまを作って、お地蔵さまか道祖神さまのように鎮座してもらう…、まったく勝手連なプロジェクトです。今日から始まりました。いつでもどこでも、気に入った雪を見かけたら雪だるまを作ってください。ルールは特別な準備はしないこと、周辺の素材、作り手が身につけていたものだけで、雪だるまを完成させてください。

 雪だるまプロジェクトに賛同の雪だるまは、できればSNSでお知らせいただけたら幸いです。

2024年11月29日金曜日

脇役が主役になる時


 産学官連携で生まれたクラフト・ジン。秋田杉の葉を使った爽やかなフレーバーが人気で、在庫がないお店も多いとを聞きました。試飲で感動したのは、その美味しさ、そして脇役が主役に…。

 先ず杉の葉が持つ清涼感、爽快感がこのジンの特徴です。甘くなく消費者に媚びないスタンスも共鳴できます。秋田の森林は日本の宝だと言われていていますが、清浄な水や空気を生み出し、それがコメや作物・魚類を育てて、豊かな食文化が多くの美人を輩出してきました。杉自体は建材として活用されてナンボです。でも…、今日いただいた秋田杉GINは、葉を使って商品性を高めていました。何と言うか、脇役が主役になったような、そんな存在意義を確認できたような爽快感です。

 秋田は、生活にも文化にも日常にも、美がよく似合います。


2024年11月28日木曜日

柿酢を育てています


 渋柿を使って柿酢を育てています。柿100%の柿酢です。昨年は室内に置いて数日ごとに撹拌していましたが、今年は作場場に置きっ放しで…。それが良かったのか順調です。

 柿酢は昔から健康に良いと言われて来ました。特に高血圧や脳卒中の予防、血行促進、老化防止、肥満防止などに効果があると…。作り方も超簡単(ブログ・Facebookで11月2日に紹介)です。まだ各地の柿の木は実をつけているので、これからの仕込みでも十分間に合いますよ。

 樽の中の柿酢はまだまだ熟成途中でした。味見してみてましたが、キリッと酸っぱい輪郭が見え始めた段階です。この成長スピードだと、濾過はやっぱり春になってからかな…。

2024年11月27日水曜日

好きっ!から始めましょう


 秋田市社会福祉大会(会場:あきた芸術劇場ミルハス)でお話し会。本番に入って突然に映像が出なくなってドキドキ…。皆さんにご迷惑をおかけしました。でも、ああ楽しかったあ。

 演題は「好きっ!から始めましょう」です。例えば好きなオカズは最後までとっておく人がいますが、その前に肉団子を食べて喉をつまらせて死んじゃったら、好きなオカズは口にできないことになりますよ。例えば他人の生き方に惑わされたり、お付き合いで嫌いな人と出かけたりしたら、一番に大切で誰より愛したい、そんな自分がおろそかになってしまいますよ。人生は思ったよりずっと短いんです。だから優先順位は好きっ!から始めましょうね、と、大体そんなお話しです。

 瀬戸内寂聴さんは、「努力しなくても続いていることは、きっと好きなことですよ。それがその人の天分、才能です。何にもならないことを一生懸命にやっている人、たまに見かけますよね。それはそのままやらせておけばいいんです。だってその人は楽しいと思っているんだから。人の楽しみなんて人の数だけありますから」と。はい、本当です。皆さんも自分の好きを止めないでくださいね。

2024年11月26日火曜日

落ち葉のハート


 ウォーキング先で落ち葉のハートづくり。今朝は真っ赤なもみじです。でも、これ以外に難しくて…。

 少し厚みのある立体ハートをつくったら、朝日で影が伸びて思うような写真が撮れません。風が吹いてカタチが崩れるし…。ハートに見えますか?。

 今日は、明日のお話し会のパワーポイント作成で終わりそう。


2024年11月25日月曜日

本堂城跡のショウキサマ


 美郷町本堂城跡のショウキサマ。あちこち県内の道祖神を訪ね歩いていますが、大名の居城跡を守る藁人形は初めてです。でも少し調べてみると、昔は別の場所に立っていて…。

 まん丸に目を見開き、前面を正視するお顔が好きです。頭から伸びた2本の角も立派。何より大きな身体が迫力満点で頼りがいがあります。このショウキサマ、昔は館間集落の入口にある橋のたもとに立っていたとのこと。でも矢島川の氾濫で度々流されて、可愛そうに思った地元の皆さんが城跡に連れてきたんだそうです。

 春、田植えの後に行われる作り変え作業を見てみたいなあ。

2024年11月24日日曜日

ミルハスでお待ちします


 11月27日(水)は、秋田市社会福祉大会(あきた芸術劇場ミル)でお話し会です。ご来場の皆さんに喜んでいただけるよう、一生懸命お話しをさせていただきます。ぜひお越しください。

 演題は「好きっ!から始めましょう」。毎日は決して楽しいことばかりではありません。でも工夫次第で日常を気持ち良く過ごすことができます。どうして好き!から始めた方が良いのか、心が楽になる裏技、人生の先輩の言葉、そして太郎とたつこの物語、ほか伝説が今に語ること等々、だいたい1時間のお話しになりそうです。

 ご来場をお待ちします。


2024年11月23日土曜日

その情報は真実か…


 AKT秋田テレビの土曜LIVE!あきた。さらに公共施設の建て替えは難しくなりそうです。円安、資材高騰、人手不足…。でも一番の心配は日曜日に投開票があった兵庫県知事選挙で…。

 番組は今週一週間の振り返りからスタート。月曜日の報道だった横手市民会館新築計画の一時中断、火曜日の報道だった新立体育館の事業費増額(火)…。直し直し使っても建物は老朽化するし、建て替えを計画したら建築コストは計画当初に比べて倍増していて、本当に大変な行政課題です。2024年に建築業界へ拡大した働き方改革の各法適用、2025年には高齢者雇用安定法の施行で65歳社会の到来ですが、建築業界の現状に法律が追いついていません。来年度は熟練の職人さんの大量退職も予測されています。どれもが事業主体や施設利用者の思いの外にある要因です。

 さらに困惑を感じた出来事が、先の日曜日に投開票を行った兵庫県知事選挙です。全国放送のニュースやワイドショーの報道内容と全く別の情報が、選挙期間中に様々なSNSで発信されて、それが有権者の投票行為に直結したと言われています。立候補者の近くにいて人柄や政策を知る人はごくごく一部で、これまで、その他の大多数は街頭演説や選挙広報、情報媒体などを通じて知る以外に方法はありませんでした。でも最近はSNSです。媒体が増えることは歓迎できますが、その情報の精度はどうだったか、公職選挙法に抵触はしなかったか、当落とは別の心配が残った事案でした。と、そんな思いを番組でコメントしました。

2024年11月22日金曜日

あたまで考えるな


 リー先生と連名できる日が来るなんて…。初めて先生にお会いして50年が経ちましたが、先生の教え「考えるな、感じろ」を忘れた日はありません。今日のABS秋田放送えび☆ステで…。

 番組の特集で、能代市出身の総合格闘家・斎藤裕さんに登場いただきました。斎藤さんは初代RIZINフェザー級チャンピオンです。すんごい人なんです。そんなこれまでの闘いっぷりを思い出し、さらに今回の秋田市内・猫舌ラーメンレポートを拝見して、一瞬でリー先生を思い出しました。その姿はまさに「考えるな、感じろ」でした。秋田はもうじき降雪の続く冬がやってきます。この時季の体調不良は外気温の低下と日照も要因で、おなかに温かな食べ物や飲み物を入れると、症状が改善されたとの報告があります。頭で考えるのではなく、おなかで感じることが大切です。

 写真左はリー先生。右上は20歳の私。右下は今日の私。諸行無常です…。

2024年11月21日木曜日

感情はお腹から生まれる


 横手市の金沢孔城館でお話し会。メンタルヘルスサポーター・ひだまり(石田裕美子会長)からお声かけをいただき、お話し、歌、意見交換で2時間があっと言う間に過ぎて…。楽しかった!。

 今回のお話しは脳と腸の関係からスタート。最近さかんに言われている脳腸相関についてです。感情は上半身(脳とか目とか…)の情報で左右されると思っている皆さん、実は感情は身体全体の情報で起伏する、そんなレポートが世界中で着目されています。足の親指を深爪したら不快、すね毛の処理をミスったらスカートは履けない、お腹が空いては戦ができぬ…。特に腸は第2の脳と言われていますから、毎日を快適に過ごすには腸内環境を整えることが大切ですよと、そんなお話しから横手市に伝わる伝説、たつこと太郎のラブロマンスや新解釈などなどであっちへ行ったり、こっちへ来たり…。

 リクエストにお応えして…、スター誕生(46年前の秋田オーディション)で歌った「アニメ宝島のテーマ」を熱唱させていただき、私的には大満足のお話し会でした。そのスタ誕で一緒だった柳葉敏郎さん、あの時「どっちが合格しても落ちても、お互いを引っ張り合って芸能界で頑張ろう!」と言ってくれて…。でも今回も映画出演のお誘いがありませんでした。次回作かな。

2024年11月20日水曜日

噂の丸いたい焼き


 たい焼き研究家を自称しています。そんな私に信じられない噂が聞こえて来ました。盛岡に丸いたい焼きがあった…。えっ?、丸いたい焼き?、大判焼きの間違いでしょうと思いながら…。

 大通3丁目のクロステラス2階、えびすそばさんに駆け込んで…。はい、ありました。固定概念をあっさり飛び越えた丸いたい焼きです。これだとシッポまであんこが入っている・入っていない問題は、そもそも起こりようがありません。あんこは大人の粒あんで甘さ控えめ、さすがお蕎麦屋さんのアダルトなデザートです。もちろん、たい焼きだけ買って帰る皆さんも多数いるそうです。

 いかにも縁起が良さそうなフォルム、願掛けしたい疫病退散や縁結び、商売繁盛や試験などはもちろん、日常の細やかな幸せもそっと演出してくれそうです。
※写真の一部はネットからお借りしました。

2024年11月19日火曜日

泥炭の可能性


 鈴木長悦さん(横手市大雄字福島)が持っているのが田村根っこです。根っこは泥炭のことで草などが時間をかけて炭化した燃料。10年ほど前、有志がこの根っこ掘りを復活させ…。

 地域内の交流促進に泥炭を活用した活動をスタート。これが全国でも着目されて問い合わせが何件もあったそうです。様々な事情で、現在は泥炭の掘り出しができていないとのことですが、お話しを聞けば聞くほど、泥炭にはすごい可能性があると感じます。例えばウイスキーづくり。スコッチウイスキーの本場スコットランドでは泥炭はピートと呼ばれ、発芽した大麦麦芽を乾燥する時の燃料に使用されます。ピートを燃焼した時の煙香が、ウイスキーの品質を左右する重要なファクターです。

 昔は風呂やストーブの燃料として使われ、近隣集落にも販売していたとのこと。小さい頃、父母と泥炭掘りをした時のお話しもしてくれて…。泥炭はとろとろと優しい燃え方で、身体も心も底から温まったそうです。魅力的なお話しです。
※突然のお伺いでしたが、鈴木さんからいろんなお話しをいただき、その上サンプルの泥炭と黒ニンニクをお土産に頂戴しました。この泥炭でご飯を炊こうかと思います。黒ニンニクはまるでゼリーです。すごく美味しい!。ありがとうございました。
※写真の一部は、あきた元気ムラなどネットからお借りしました。
※泥炭発見には、諸国を行脚中の弘法大師さまが深く関わっていた…、この件は後日のお話しとします。

2024年11月18日月曜日

母の柿漬け


 初雪の時季は大根の柿漬け作業です。今年も母の手伝いで漬け込みを始めました。昨年と違うことは、自宅の柿の木がスズナリで全量を調達できたこと、あとは母の永遠のレシピで…。

 大根40キログラムが基本単位です。柿は大根の半分ですが、以前は1:1だったそうで(毎年おなじ話しを聞きます)。砂糖は各種混合で2キログラム、塩2キログラム、酢1リットル、焼酎は35度720ミリリットル。初めに柿と調味料を別樽で合わせ馴染ませておきます。馴染んだら漬け込み用の樽底に敷き、その上に大根を敷き、またその上に柿を敷き…、この繰り返しで1樽を仕上げます。

 今からもう食べたくなっています。

2024年11月17日日曜日

禅と瞑想とお茶の会


 由利本荘市矢島の金嶺山龍源寺で、国際教養大学(AIU)の皆さんの禅と瞑想(メディテーション)とお茶の会に合流。あぁ、土屋泰順住職の言葉が心に染み入ります。

 龍源寺は生駒家の菩提寺。山門の仁王像に感動し、本堂の大きな茅葺屋根に驚き、庭の美しさに溜息がもれて…。これまでお寺を開放した多くの取り組みがあったと聞きました。今日のお茶会もその一つです。瞑想を説明する土屋住職の説法、「諸々のものは移り変わります。だからこそ今を大切に、今に集中してください」の言葉、「今日は雨が降っていますが、雨が降っていたら雨を入れて…」、そんな柔らかな心持ちが大切だと教えてくれます。

 素敵な一日でした。以前から色々なご縁をいただく矢島ですが、また宝物のような時間を過ごすことができました。ありがとうございました。


2024年11月16日土曜日

大潟村で八郎太郎展


 大潟村創立60周年記念事業で龍神八郎太郎展へ。会場は大潟村干拓博物館です。太郎の生い立ちや躍動と苦悩、南祖坊との戦い、たつこへの愛…、良い企画展でした。坂本みほ子さんの…。

 展示スペースの所々に坂本みほ子さん(人形劇同好会・八郎)の絵があって、これが本当に素敵でした。その表情で太郎の強さや優しさ、たつこの美しさや深い愛が理解できます。ところで太郎に関して、幾つか新しい発見がありました。例えば太郎がお世話になった天瀬川の爺さんは夫殿権現として祀られていますが、その祠の所在を同博物館の方からお聞きできました。そうか、あそこだったか…。

 皆さんも、ぜひ八郎太郎展をお訪ねください。

2024年11月15日金曜日

整える。変える。進む。


 次代のムーブメントは、いつも気づかないうちに始まっています。えび☆ステ(ABS秋田放送)の東成瀬村特集で強く感じました。だから今週のひとことは「整える。変わる。進む。」で…。

 レポート役の酒井茉耶アナウンサーが髪を切ったカット&パーマゆーみん、2拠点居住で夢を追うお笑いコンビこころ、そして台形CSG工法の皆瀬ダム…。それぞれの取り組みが「整える。変わる。進む。」でした。特に酒井さんが前髪を切ったVTRを見て、ココ・シャネルさんの名言「髪を切る女性は人生を変えようとしている」、孫正義さんの「私の髪の毛が後退したのではない。私が前進したのだ」を思い出しました。これに私の思い「頭髪はこれから生え揃う。現状は発毛の場所を確保しているだけ」を足して…、3人がかりで今日のひとことを完成させました。

 世界的に著名なお2人の横に、スキマみつをの名前を並べて書いてドキドキしました。何だか…、スキマみつをも世界のスキマみつをになったような勘違いをしそうです。

2024年11月14日木曜日

サツマイモの葉


 仙北市・角館の武家屋敷通りは紅葉が見頃です。その光景は、今年も一年間頑張って来た皆さまへのご褒美。心ゆくまでお楽しみください。同市・田沢湖の今朝はマイナス2度で…。

 じっけん農場にも霜が降りました。写真はサツマイモの葉に付着した霜です。ウォーキングしている間に、太陽は少しずつ輝きを増して空に昇り、葉を透過しながら氷を溶かして…。その変化がキラキラして綺麗です。お日さまはすごいな。

 一日は父の歩行器選定、トラクターの廃棄処分、冬囲い作業などでバタバタ過ぎました。サツマイモの葉のように、
キラキラできなかったな…。

2024年11月13日水曜日

湖畔の夕焼け喫茶店


 田沢湖畔にある秘密のビーチで喫茶店をオープン。辺りは夕焼けに染まって本当に綺麗です。ホーローのマグカップは直火にあてても大丈夫と聞きました。それで試してみようと…。

 自動販売機で買ったコーヒーを持って、大好きなプライベートビーチ(気持ちだけ…)へ。水鳥がビックリしています。ごめんなさい、コーヒー飲んだら帰るからね。レギュレーターストーブに火を入れ、カップにコーヒーを注いでゴトクに置いて…。火力が強いのか、ホーローの熱伝導率が良いのか、すぐにコーヒーから湯気が上がりました。

 夕焼けの田沢湖畔で美味しくコーヒーが飲めました。ホーローはスグレモノでした。また来ようっと。

2024年11月12日火曜日

冬囲い作業を始めました


 雨の晴れ間をぬって、冬囲い作業を始めました。昔ながらの家なので屋根が大きく、例年だと軒下に2メートル以上の雪が積もります。その雪で雨戸や窓が押し潰されないよう…。

 でもカマキリの雪予想では、それほどの降雪にはなりません。そこで少し手抜きをしながら冬囲い作業をしています(大丈夫かなあ)。この作業、実に歩数を稼げます。材料を持ってきて、合わなくて戻して別の材料を持ってきて…、おかげさまで今日はウォーキングの目標以上の歩数をカウントできました。

 冬囲い作業は間違いなく里山アウトドアです。そう思ったら雨も苦になりません。

2024年11月11日月曜日

そのサルは誰だ



 毎日、仙北市の防災無線で「◯◯地区でサルが目撃されました。注意してください」とお知らせをいただきます。その情報で妄想しています。今から800万年前、アフリカのサバンナで…。

 群れを追われたサルは森を出て、草原の中で立ち上がり二足歩行を始めます。すると両手が使えるようになって脳が発達し、旅を続け交配を重ねるうちに人類の祖に繋がった…、そんな学説です。だとしたら、今この辺りに出没するハグレザルも、次の進化に何か重要な役割を担っているかも知れない、未来の誰かになるかも知れない、などと様々な深読みが連鎖を続けて…。

 いえ、ハグレザルはとても危険です。興味本位で近づかないように!。

2024年11月10日日曜日

薪ストーブがすごい


 薪ストーブの多機能性は本当に驚きです。昨日からの留学生の農業体験プログラムでも、古い薪ストーブが大活躍!。例えば焼き芋づくり、柿の煮沸消毒、マシュマロを焼く、炭をおこす…。

 何よりも寒い朝は、薪を割ってストーブで燃やせば速暖です。コーヒーをいれるお湯を沸かしたり、その気になればパンも焼けます。ご飯だって炊けます。そう考えたら、この2日間の使い方はほんの一部ですが…、2つの作業を同時進行できて助かりました。干し柿をつくる時、熱湯10秒の煮沸消毒をしながら、おやつで食べるサツマイモを焼きました。昨日はスモアにはさむマシュマロを焼きながら、きりたんぽを焼く炭をおこしました。

 焚き火…、楽しいな。

2024年11月9日土曜日

里山アウトドア


 県内各地の大学に留学中の皆さんをお迎えし、農業体験を行う交流プログラムの初日です。畑で大根を掘り、藍の種を採取し、インゲン豆の後片付けをしました。家の冬囲い作業の後で…。

 ブレイクタイムにスモアづくり。薪ストーブに火を入れて、マシュマロ焼いてビスケットでサンドしました。この火で炭をおこして、手づくりきりたんぽを焼きます。作業の多くは野外活動ですが、皆さん本当に楽しそう。

 そして良く食べます。明日も頑張ろうね。

2024年11月8日金曜日

朝日を浴びて


 お布団を出るのが辛い季節です。が…、頑張って起きて朝日を浴びてください。早起きは三文の徳と言いますが、身体にも心にも想像以上のメリットがあります。朝日でセロトニンの分泌を…。

 セロトニンは体内で分泌される代表的な幸せホルモン。朝日を浴びると生成が促進されます。セロトニンの主な役割は、気分を安定させたりストレスを軽減したり、やる気を起こさせたり集中力を維持したり…、身体と心を前向きにする本当に重要な神経伝達物質です。さらに13時間から15時間でメラトニンに変異し、睡眠導入・寝つきを促してくれます。

 1年の計は元旦にあり、1日の計は朝にあり、早起きして朝日を浴びるだけで、その日のパフォーマンスが違うことは皆さんも経験済みかと…。全くすごい身体メカニズムです。

2024年11月7日木曜日

高関上郷農場を訪ねて


 大仙市の㈲高関上郷農場を訪ねました。いぶりがっこの生産現場が見たくてお願いしました。秋田のいぶりがっこは全国で引っ張りだこです。伝統の発酵食品・漬け物加工をさらに…。

 お忙しい中、お付き合いをいただいた同社常務の藤井邦欣さん(写真)、本当にありがとうございました。ところで最近になり、私の知人の数人も漬け物加工を廃業しました。原因はHACCP対応の加工施設を諦めたからです。やはり個人農家などで設備投資は厳しくて…。秋田の食文化が先細りしていくような不安を感じます。さらに人手不足の現状もあり、高関上郷農場では機械化を進めてきましたが、まだまだ消費者ニーズに応える生産量には到達していないとのこと。藤井清徳社長は、使い勝手の良い補助制度が欲しいと話していました。さらに原料の大根調達にも苦労しているそうです。専門に大量・高品質の大根栽培を行う農業法人の育成が必要ですが、農業に新規参入したい若者にとってはビジネスチャンスになるかも…。

 と言うことで、金のいぶりがっこ他、数種のいぶりがっこをお土産にいただき、夜はいぶりがっこ三昧の夕ご飯になりました。ああ美味しかった!。

2024年11月6日水曜日

カマキリの雪予想


 朝のウォーキングでカマキリの巣(たぶん)を発見。地表から30cmの高さです。昔から「カマキリはその年の積雪量を予想して、雪に埋もれない高さに卵を生む」と言われていて…。

 この言い伝えに対し、高名な研究者が賛否の立場から論戦を展開しています。例えば1997年の日経サイエンスで、酒井與喜夫・湯沢昭の両氏は「長年の研究成果で十分に信憑性がある」と結論付けています。ただし、吹き溜まり補正、樹高補正、地形補正などを行い、精度を高めることが必要と報告しました。一方で2021年、弘前大学の安藤喜一名誉教授は「カマキリの雪予想は誤った情報」と指摘。安藤名誉教授は「雪に埋もれた巣でも問題なく孵化している。どうして雪予想が世間や学術界で受け入れられたかを考察中」としました。

 何と言うか…、世間ではどうでもいいような言い伝えなのでしょうが、それを真正面から取り上げて研究する姿勢が本当に素敵です。

2024年11月5日火曜日

川がに味噌と芋きんつば


 大仙市大曲の丸徳商店さん。小さな八百屋さんで手作り惣菜も大人気。私の周辺でも芋きんつばファンは多数です。さらに、この季節は川がに味噌で決まり!。その美味しさと言ったら…。

 でも私の乏しい語彙・文章力で、川がに味噌と芋きんつばの美味しさをどうお話ししましょうか…。芋きんつばの見かけは大判焼き、使用しているサツマイモは潰し過ぎない半殺しで皮入り。甘過ぎないので何個でも食べられる美味さです。川がに味噌は、モクズがにの内蔵と秋田の田舎味噌を合わせた、この季節限定の贅沢な逸品です。熱々のご飯にのせてパクリと食べれば、旨味が鼻からヌケて目眩がするほど。大人にはやはりお酒のお供ですねぇ。

 駄目です。うまく伝わりません。やっぱり買って食べてください。

2024年11月4日月曜日

西木正明さんのこと


 昨年12月に亡くなった西木正明さんの追悼展が、仙北市の新潮社記念文学館で始まりました。下記の手紙は偲ぶ会に宛てた…。

 9月に地元で開催した偲ぶ会に、私は仕事で参加できませんでした。主催者からの依頼もあって、西木さんへの思いを手紙にしてお届けしました。

 〜1988年に「凍れる瞳」「端島の女」で直木賞を受賞した後、協働社角館プラザホテルで祝賀会がありました。私は村役場の総務課に在籍していて、会の準備を多少お手伝いしました。西木さんはそんな私にまで「難儀かけたな」と声をかけてくれて、本当に嬉しかったことを覚えています。以来、村の要覧への寄稿や講演会のお願いなど、恥ずかしいほど何度もご厚意に甘え続けました。

 私が県議選に出馬した際は、「親戚から県議候補が出たんだからオレも街頭やるよ」と、選挙カーに乗って郡内のあちこちを走ってくれました。西木さんがマイクを持ち、応援演説が始まると沢山の人が集まります。その間、私は政策パンフレットを皆さんに手渡す作戦でした。間違いなく西木さんのお陰で私の今はあります。

 多分その頃だと思います。「田沢湖を戦前の豊かな湖に戻す住民活動」が動き出し、西木正明さんは言い出しっぺの一人として会の顧問を引き受けてくれました。西木さんの活動は楽しく気負わずがモットーでした。日本ペンクラブの重鎮として、仲間の皆さんに田沢湖が登場する物語をお願いしたり、実際に講演会やフォーラムを手弁当で開催したり、楽しいことばかりが思い出されます。

 年に何回かは西木町の実家に帰省し、ご近所の皆さんと賑やかに話し込んでいました。同級生と飲むのが健康に一番いいとも言っていました。あの日もコンビニでお酒と缶詰を買い、実家にあげてもらいご馳走になりました。これが最後になってしまいました。西木さん、未だちゃんと感謝も御礼もできていなくて、私は心残りばかりです。もっともっとご一緒したかったです〜。

 逝ってしまわれてから早1年になろうとしています。でも新潮社記念文学館に行けば、また西木正明さんに会えるような気がしています。
※追悼展は3月19日まで
※写真は西木町の実家にて


2024年11月3日日曜日

サクラを植えよう


 門脇商店(仙北市:庄子菜穂子社長)の「ヤマザクラを100本植えるプロジェクト」に参加。地元の角館高校生や県内外の参加者と一緒に、紅葉が美しい田沢湖・抱返り渓谷の民有地で…。

 植樹活動を満喫しました。秋田県水と緑の森づくり税を活用したアクションです。こんな風に県内各地でも植樹活動が行われているそうで…。ところで植栽したヤマザクラは、成長すれば淡いピンクの花が美しく、その樹皮は仙北市の伝統工芸・樺細工の原料にもなります。今日は3年生(約150cm)の苗を植えました。高校生が汗を流して土を掘り、苗を植える光景を目前にして、はい、かなり感動しました。

 あと2〜3年でこの100本も美しい花を咲かせてくれます。今から楽しみです。

2024年11月2日土曜日

柿酢づくり


 今年も懲りずに柿酢づくり。なかなか思ったようにできません。もちろん自家消費が目的です。アルコール発酵中の液体を飲んだりしません。問題はカビ対策ですが…。

 温度管理が悪いのか雑菌対策が不十分なのか、酢として飲用できたのは数度です。容器の消毒、水分の拭き取り、柿はホコリを流す程度の水洗い(表皮の天然酵母が生命線)、撹拌…、何度失敗しても柿酢は魅力的です。写真は漬け物桶に15キログラムを仕込む作業風景。ヘタを取って刻んで来春まで寝かします。時間はかかりますが、高血圧やむくみの予防、血糖値の改善、ダイエットに有効だと言われていて、その全部を何とかしたい私には有り難い存在です。

 この他、室内で発酵を観察できるよう、ガラス瓶仕込みの柿酢づくりも同時進行です。こっちの方が早く飲めると思います。

2024年11月1日金曜日

秋田の風



 ABS秋田放送「えび☆ステ」今週のひとこと。秋田に生まれ、秋田で育ち、秋田産食材の底力を知り尽くした調理人が、きっと秋田最高のプロモーターです。

 番組は秋田駅前グルメの特集でした。駅前…、ここは秋田で暮らす皆さん、県外から旅や仕事で訪れる皆さんの共有エリアです。もちろん交通・移動の要所ですが、それ以外にも憩いだったり集いだったり、日常を生きる皆さんにとっては非日常を、非日常を生きる皆さんにとっては日常を提供する役割があります。その激戦区に新しい風が吹いています。食べて飲んで応援したいと思います。

 さらに秋田遺産のコーナーで、1990年代に130軒あったトンブリ生産農家が、昨年は5軒まで減少したとのこと。この危機的な状況に生産組合は方針転換し、門外不出の栽培ノウハウを旧比内町以外にも教えることにしたそうです。これはスゴイ変化です。ここでも秋田の新しい風が吹いていることを知りました。トンブリも食べて応援ですよ!。