2013年4月30日火曜日

沈代表から嬉しい言葉

写真中央は、台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表、左が奥様、右が秘書の陳さん。東日本大震災で被災した各県の訪問に東北へお出でになった機会に、仙北市にもお立ち寄りをいただきました。

 沈代表は、昨年に続き2度目の来市です。仙北市と台湾の文化交流をとても大切にしてくれます。せっかくの桜の季節だったのですが、シダレザクラが咲き始めた程度で、申し訳ない気持でイッパイでした。そうしたら、「桜は咲いていませんが、仙北市と台湾の親睦の花は満開ですよ」と沈代表から嬉しい言葉。

 仙北市は、昨年・一昨年と台湾の航空会社や旅行エージェントを訪問し、一般旅行者や修学旅行の誘致に取り組んできましたが、その成果は確実に現れています。皆さんも実感していると思います。これも実は台北駐日経済文化代表処のお取り計らいです。心から感謝を申し上げます。



2013年4月26日金曜日

秋田・北都両銀行と災害協定

秋田銀行・北都銀行と仙北市の「災害協力協定」締結式の様子です。昨日夕方に田沢湖庁舎で行いました。向かって左側が藤原清悦秋田銀行頭取、左が斉藤永吉北都銀行頭取で、本当にお忙しい中をお出でいただきました。

 仙北市は、気象庁が24時間監視している秋田駒ヶ岳と秋田焼山のふたつの活火山を抱えています。最近は全国各地で地震が頻発していますが、もし噴火となればその被害は多種広範囲に及びます。民間の皆様からお力をお借りする場面が幾らも予想されます。

 両行は地元金融機関として住民の生活サポート等、公共の立場から銀行が有する市内施設や人的な支援の他、県内外の支店ネットワーク等で災害支援をいただけたら、これは本当に心強い限りです。どうかよろしくお願いいたします。

2013年4月24日水曜日

新入社員建芸激励会


 今日の午後、角館交流センターで仙北市新入社員歓迎激励会がありました。対象者は今年度新たに市内の企業や市役所に就職をした皆さん。仙北市商工会の千葉正登会長が記念品を贈呈し、これに応えて高橋拓也さんが、「右も左も分からない新人ですが、一生懸命に頑張ります」と誓いの言葉を述べていました。

 写真は激励会後半の新人研修。後閑和子さん(人材育成のプロフェッショナル!)を講師に迎え、職場での人間関係を良好に保つルール等について指導をいただいている様子。初対面同士のグループ作業などもあって、かなり緊張気味でした。

 さて、自分は新人の皆さんに次のようなエールを贈りました。「世の中は、だいたい相対するものがセットになって存在します。そのどちらを選ぶかで、人生は大きく変わります。好き・嫌い、イエス・ノー、する・しない…。場面場面で選択に迷うかもしれません。でも事前に自分の中で基準をつくっていれば大丈夫です。約束事は好き・イエス・する…など、能動的な方を選ぶこと。それで辛いことも起こるかも知れませんが、否定した生き方よりは幸せに巡り会うチャンスは格段に多いというのが実感です」とお話をしました。何か、感じてくれたかな。

秋田県市長会で決まったこと

昨日、秋田県市長会があり全市長が参加しました。東北市長会、全国市長会に提出する議案を審議し、全市から、市町村合併に係る地方交付税の優遇措置の終了について、その制度の見直しを求めることや、仙北市からは医師確保に有効な派遣制度の創設なども提案し、国に求めていくことになりました。なお人事案件で、自分は市長会の副会長になりました(順番です)。

 市長会恒例の現地視察では、大森山動物園を見学できました。久しぶりの動物園で、とても楽しかった!。小松園長に、「大森山動物園には何種類の動物がいるんですか?」と訪ねると、「110種類です」と元気なお答え。「1年間の園運営に必要な経費は?」の問いには、少し困ったような表情で「4億円程度です。そのうち3億円超は秋田市からの繰出しです」とお話しくださいました。もっと皆さん、動物園に行きましょう。

 写真は、同じく現地視察で訪問した「秋田美術工芸大学」のスナップ。実習棟でガラスを指導する小牟禮尊人先生(ものづくりデザイン:テレビチャンピオン連続優勝したそうです)。真っ赤な釜の中からドロドロのガラスを取り出し、造形する行程を実演くださいました。ありがとうございました。

2013年4月23日火曜日

国文祭のテーマソングを試聴


 午前に、国民文化祭の仙北市実行委員会を開催しました。来年度が本番ですが、仙北市の場合、今年度にプレイベント(6月の大正琴発表会・10月のアートdeまちあるき)も控えていて、賑やかです。市の実行委員会では、仙北市の出身で県実行委員会で重要な役割を担う西木正明さん(国文祭ゼネラルプロデューサー:作家)、ha-jさん(国文祭テーマソング制作:作曲家)、小島克昭さん(国文祭開会・閉会演出:劇団わらび座社長)の3人を顧問をお願いしています。今日の市実行委員会では、ha-jさんと県のご厚意をいただき、どこよりも先に曲(歌詞をラララ~で収録)を試聴しました。

 詩の入った曲(完成版)は、秋田市のイオンモールで開催される関連イベント(5月25日)で正式発表となります。題名は「ぼくたちの未来」。一度聞いただけで体が覚えるリズムとメロディです。市実行委員からは「素晴らしい曲、ぜひ振り付けを考えてダンスにしたらいい」との提案がありました。ha-jさんは「実はその準備も進めています」と答え、ダンスバージョンが存在することを明らかに。その他、オルゴールバージョンだったり、合唱バージョンだったりも制作中なんだそうです。

 また小島克昭さんからは「たざわこ芸術村では、国文祭のためにミュージカルを上演します。主役は小田野直武と平賀源内です」と話していました。

 ところで、写真は市の国文祭推進室で制作中のガイドマップ「ブンカ☆ステーション」です。何と職員の手づくりで、ページをめくれば内陸線の風景が飛び出す仕掛けです。委員からは「とても優れた案内冊子。この表紙のデザインで看板をつくり、イメージを統一したアピールを考えよう」との提案もありました。乞うご期待!。

2013年4月22日月曜日

仙北市芸能老人元気クラブ発足!


 写真中央に立つ6人は、今度新しく活動を開始する「仙北市芸能老人元気クラブ」の皆さん。右からクラブ顧問の加藤慶治さん、発起人代表の加藤武尚さん、クラブ員の佐藤清さん、同じくクラブ員の羽崎勝宣さん、同じくクラブ員の戸沢寿助さん、同じくクラブ員で紅一点の松田イヱ子さん。

 クラブの発足は、今日開催された仙北市老人クラブ連合会総会で発表となりました。クラブの設立目的には、会員に楽しみを与える、会員の増強、笑顔のある生活の実践、仲間づくりに寄与、となっています。実際の活動がどんなものかと言うと、ボランティアでのカラオケや踊りの出前サービ。10人くらい集まる場所とテレビがあれば、どこの単位クラブにも出張するそうです。

 総会後の懇親会で、さっそくその腕前(ノド前)を披露していました。かなり円熟した歌声です。どうぞ皆さんもご近所の老人クラブの方々にお知らせし、出張サービスのご利用を応援ください。

片岡鶴太郎さん、魅力的な方です


 先日から開催している片岡鶴太郎展「角館桜舞」(~19日まで)。片岡鶴太郎さんの書画やデザインした着物などが展示されていて、大人気となっています。昨日はトークショーやサイン会があって、ご本人も仙北市に滞在しています。トークショーは樺細工伝承館ホールが満席で、座れない方々が何人かいたとか。本当にゴメンナサイ。

 写真は、トークショーや番組収録の打合せが終わった後の夕食会スナップ。片岡鶴太郎さん、本当に魅力的な方です。テレビでは元気いっぱいのイメージですが、控えめで礼儀正しくて、他人の話をじっくりとお聞きする静かな方でした。そんなお人柄が作品に描き込まれているんだと、改めて気が付きました。
 
 共催のAKTさんやBSフジさんでは、今回の角館桜舞の様子や仙北市の魅力をお伝えする「わがまま気まま旅気分」の番組制作もしていて(もちろん片岡鶴太郎さんの出演です)、こちらも楽しみにしている皆さんが多いと聞きます。放映日時は次の通りです。
●BSフジ 6月15日(土)11:00~11:55
●AKT  6月22日(土)15:00~15:55

2013年4月21日日曜日

各地で運営体の総会


 各地域で地域運営体の総会が開催されています。今朝は、雲沢地域運営体の25年度総会に参加しました。高橋会長ほか各役員、地域や市議会議員(運営体顧問)の皆様が出席し、今年度の事業計画などを協議しました。写真は開会直後のスナップです。

 地域運営体は、昭和の大合併以前の町村区分(田沢・生保内・神代・白岩・角館・中川・雲沢・西明寺・桧木内)の9つにエリアを区分し、地域コミュニティや安全安心の核として、市民自らが主体となって「地域をデザインし運営する」ことを理念に、平成22年4月からスタートした市の独自制度です。年間500万円を上限に、市から各9運営体に活動費を毎年交付します。最初は「使い切らなければ損」みたいなムードが確かにありましたが、その財源が税金で賄われていることから、市議会や監査委員などのご指摘、また市民からの提案、さらに市と地域運営体連絡協議会が協働で策定した「活動指針」などで、使い方は格段に改善されています。

 ところで雲沢地域運営体では、5つのプロジェクトチームを編成して、各事業を展開しています。25年度には「柿の郷づくり」に着手する事業計画案も提案されました。雲然柿の保全や、新たな柿苗の育成などで、柿のメッカを目指し、それを地域の産業振興に結びつけようと言うもので、経済対策と呼べる活動です。ぜひ成功して欲しいと思います。

 国の調査機関が発表した仙北市の将来予測(仙北市は2040年には現在よりも43%人口が減少する)がそのまま実現すれば、地域から半数の人がいなくなってしまうことになります。そうなれば、地域コミュニティの維持などと言った生やさしい対策ではとうてい集落を維持することなどできません。あいさつで自分は、「20年後のための地域づくりを行っていると言う意識で、地域運営体の活動を進めて欲しい」とお話しをさせていただきました。皆さん、一緒に汗を流しましょう。

2013年4月20日土曜日

角館の桜まつりが始まりました


 角館の桜まつりが始まりました。期間は今日から来月5日まで。期間中はたくさんのイベントが盛りだくさんです。写真は初めて開催したオープニングセレモニー後の芸能発表風景。肌寒い天気で桜の蕾もまだまだ固いのですが、お客様の出は順調で、武家屋敷通りなどは町歩きの皆さんで賑わっています。

 ところで初のオープニングセレモニーで、これまで桜まつり開催にご尽力をいただいた皆さんへ表彰状の伝達を行いました。東勝楽丁丁内会さん・表町丁内会さんは期間中の歩行者天国へのご協力に対して、角館小学校さんは桜の案内人など観光案内のご協力に対して、青山重斌さんは桜並木駐車場の用地協力に対して、黒坂登さんは樹木医としての桜管理・生育指導に対して、それぞれ感謝の意をお伝えしたものです。

 ごあいさつで自分は、「早く春のポカポカ天気になって、一日でも早く桜が咲くよう、そして一日でも長く桜を愛でることができるよう、お天道様お願いしたい気持ちでイッパイです。桜は生育管理をしている時間が長く、花を楽しむことのできる時期はほんのわずかな植物ですが、この桜まつりで桜に関わる皆さんの熱き思いも感じ取っていただければ幸いです。多くの皆さんに思う存分、桜の花を楽しんで欲しいと思います」と、お話しをさせていただきました。

田沢湖ハートハーブ始動!


 「田沢湖ハーブガーデン・ハートハーブ」が全館フルオープンし、今年度の営業が本格始動しました。先週の土日はプレオープン(レストラン&ショップ営業)でしたが、今日からランチバイキングや温室、体験教室も始まります。先着50名様には花の種プレゼントもあります(この時間だともうありませんが…)。

 写真は朝の「今シーズンはさらに頑張ろう」ミーティングの様子。新料理長への辞令も発令しました。ところで自分は、代表取締役社長として次のようなことをお話ししました。「今年は国民文化祭プレイベント、秋田県種苗交換会、JRのディステネーションキャンペーンなど、多くの行事があります。でもそのビックイベントを過信してはいけません。お客様を一人でも多くお迎えする最大の手法は、毎日の一人ひとりのお客様を大切にして、その人たちから口コミで来館者を増やすことです。そんな気持ちを日々忘れずに一緒に頑張りましょう」。

 社員スタッフ、今年にかける意気込みは相当です。最後は「エイエイオー」のかけ声でミーティングを終了しました。
 温室内は、もう春の草花が花をつけています。中庭のチューリップは連休には咲いてくれると思います。皆様のお越しをお待ち申し上げます。

2013年4月18日木曜日

東へ西へ企業誘致


 青森県内にある某会社を、農山村活性課・総合産業研究所の職員と一緒に訪問しました。写真はエアーシャワーを浴びる前の衛生服姿です。このスタイルからも分かるように、食品関係の企業です。食品関係といっても幅が広いのですが、この企業は食味原料の提供元としては国内トップで、将来性も非常に高いと評価されています。会社側のご意向もあり、社名等についてはひかえます。

 雇用創出と産業振興を徹底的に進めようと思っています。今日訪問した某会社が、例えば仙北市に進出したら…、ここで生産された原料を活用した様々な食品加工企業群が誕生することも夢ではありません。

 また22日には、廃校舎を活用した企業誘致で成功事例が多い羽後町・美郷町の視察を行います。こちらは田邉副市長と商工課・教育委員会が担当しています。以前であれば、学校を建築した際に、国で交付した補助金を返還しなければいけませんでした。現在は市町村所有の学校(またはこれから建築を予定する学校)の財源に充てることを約束し、留保しておけばOKということになっています。やれることはたくさんあります。

2013年4月17日水曜日

大曲養護学校せんぼく分教室


 待望の「大曲養護学校せんぼく分教室」がスタートしました。場所は角館町内の児童館(旧角館保育園)。子ども達は4月4日から勉強をはじめていましたが、今日が正式な開設式です。たくさんの関係の皆さんがお祝いに駆け付けてくれました。

 分教室は昨年から内部改修工事を行うなどで、準備を進めてきました。今日時点での児童・生徒数は小学校部8人、中学校部8人の合計16人です。
 自分はごあいさつで、「子ども達が通学に要する時間の短縮、ご家族にあっては、できるだけ身近な場所に学舎はあるべきと、養護学校の分教室・分校また分校の開設を強く願ってきました。実現できて、この上ない安堵感を覚えています。ありがとうございました」と述べさせていただきました。
 在校生を代表して中学校部2年の雲雀昌人さん(写真最前列)は、「四季折々に行事がある故郷が大好きです。たくさんの楽しみがありますが、まずは5月2日の春まつりを頑張ります。また町中の清掃活動にも頑張りたいと思います」と話していました。

 分教室は、平成28年4月1日に、高等部を加えて大曲養護学校せんぼく分校となります。地域の皆さんのますますのご支援をよろしくお願いします。

認定農業者協議会総会で


 先日、仙北市認定農業者協議会総会に参加をしました。会議では今年度の事業計画や予算、そして役員の改選などが満場一致で決定しました。で、写真の方は、新しく協議会の会長に着任した佐々木英政さんです。

 佐々木会長が嬉しそうに持っている花(分かりにくかな…)は、桜の枝木です。先日の暴風で蕾の状況で枝折れした武家屋敷通りの枝垂れ桜を、会長が所有するビニールハウスで育てていたそうです。無加温でも先週から花をつけたそうで、「小・中学校の卒業式にあわせて花を咲かせて、子ども達の旅立ちを応援できれば…」と話していました。

 この取り組みは、2年ほど前の総合産業研究所の提案がきっかけになったとか。子ども達へのエール、さらに、もう一ひねりを加えて経済活動になればいいなあと思いました。

2013年4月14日日曜日

わらび座秋田定着60年記念祝賀会


 写真は、昨日夕方に開催された「わらび座秋田定着60年記念祝賀会」で、参加者を前にあいさつをする小島克昭代わらび座代表です。これまでの60年の歴史を振り返り、心のこもったメッセージでした。実は自分も祝賀会の発起人の一人で、一番最初に(かなり役不足でしたが)、少しお話しをさせていただきました。以下はその概略です。

 「1952年、ポプラ座という名前で北海道を回った後、1953年に秋田に拠点を移し、その際、~生きる力の根っこになるような仕事をしよう、人々と共に、土にしっかり根をはり、 暮らしに役立つ仕事をしよう~と、わらび座と改名したお話しを聞きました。それから60年、戦後の復興から、日本は世界に冠たる経済大国と成長しました。そんな中、わらび座は“黄に紅に花は咲かねどわらびは根っ子を誇るもの”の精神で、土の中から芽をもたげ、たくましく根を広げ、野火で焼かれるほどに、強く太く成長を続けました。この辺りのことは、実は自分は産まれていないので、よく知らないことです…。わらび座を認識できる年になった後、劇団・劇場経営のほか、温泉、ホテル、レストラン、地ビール製造販売など多角的な経営が始まりました。私たちは、その一つ一つを楽しみ、見たり、聞いたり、味わったりしていました。これらは、どれもがカタチのあるモノですが、わらび座は、実はカタチのないモノ、目に見えないモノ、だけれども本当に大切なモノを提供し続けているのだと思います。少し逆説的なお話しですが、わらび座が脚光を浴びると言うことは、大切な何かが日常の生活の中では見つけにくくて、その欠落部分をわらび座が補っている、そんな状況があるのではないのかなと思っています」。

 わらび座は既に国際的な評価を受ける劇団です。そんな劇団がふるさとにあることを自慢しています。個人的には演劇大学や食農観拠点センターみたいな発展系もあるのかな…と。自己表現に悩む若い世代にも、力になって欲しいと思います。

片岡鶴太郎展「角館桜舞」


 4月13日、角館平福記念美術館を会場に片岡鶴太郎展「角館桜舞」がスタートしました。写真はオープン直後の美術館の風景です。たくさんの皆さんが初日から駆けつけてくれました。

 主催は仙北市とAKT秋田テレビ、秋田魁新報社です。昨年アトリオンで開催されましたが、その際、片岡鶴太郎さんが「是非、桜で有名な角館で展示会を開催したい」とのラブコールをいただき、仙北市での開催となった裏話も(書いちゃったので裏話でなくなってしまいますが)…。

 それにしても才能がある方は、どうしていろんな才能を独り占めにするのか、神様が等しく分けてくれたはずですが、現実的には、誰かに才能が集中してしまうと、自分のように無芸大食の人間が一方で存在してしまう訳です。それはともかく、素晴らしい作品群です。ご来観ください。

 なお21日にはご本人のトークショーやサイン会があります。こちらもお楽しみに。

2013年4月12日金曜日

種苗交換会の協賛会が設立

本日午後、グランデールガーデンを会場に、「第136回秋田県種苗交換会仙北市協賛会設立総会」を開催しました。開催日程は既に決定していて、10月31日から11月6日です。総会では、規約や事業内容、事業費などが承認されました。

 このうち、事業費は現在のところ約6400万円。事業箇所は、メイン会場は市民会館とその周辺施設、農業機械化ショーは田沢湖スキー場特設会場、角館交流センターでは談話会や農村の健康を考える会、クリオンは北東北グリーンツーリズムネットワークのフォーラム、その他にも多くの取り組みが各地で展開される予定です。

 種苗交換会を絶対に成功させる、そんな堅い決意で望みます。その思いをごあいさつで述べさせていただきました。以下はその思いの一端です。
「~今回の種苗交換会には、多くの役割があると認識をしています。農業就業人口の減少、高齢化、異常気象、またTPP参加交渉など、内外に抱える課題は多いわけですが、仙北市を会場とすることで、典型的な中山間地での農・林、農・畜の連携、取り組みを進める農業分野6次化の推進、県内屈指の観光産業、及び観光産業と農業との融合、清流に恵まれた内水産業、さらに先人の営みを継承してきた歴史や伝統文化と、地域特性を活かしたまちづくりの有り様、砂防・国道事業、災害協定等で協力関係にある、お隣岩手県とのタイアップ、JRディステネーションキャンペーンとの連動、全国の友好都市との新たな産業ネットワークの提案などなど、仙北市ならではの特色のある種苗交換会を開催し、秋田県農業、また東日本大震災の被災地農業支援に寄与したいと考えています。同時これらの取り組みが、閉塞感の漂う地域経済に、多くの恩恵をもたらしてくれることも期待をしています~」…。

 皆さん市民のお一人おひとりが一役を担い、かつて無かった種苗交換会を創造しましょう。どうかご協力をお願いします。

2013年4月11日木曜日

江ノ島電鉄を訪問


 朝の新幹線で上京。角館駅には桧木内中学校修学旅行隊の皆さんがいて楽しそう。今日はディズニーランドなんだそうです。いいなあ。天気もバッチリ。見送りに来ていたお母さんたちも羨ましそう…。

 さて東京到着後、東海道線で藤沢まで、そこで江ノ島電鉄に乗り換えて江ノ島下車。駅のすぐ横に江ノ島電鉄本社があります。今回の出張の目的の一つに、江ノ島電鉄の訪問がありました。本社では深谷研二社長(写真:前列左)、好井康行常務取締役(写真:後列中央)、斉藤勇取締役(写真:後列左)、そして奥村敬一課長(写真を撮っていただいていて写っていません)にお迎えをいただき、まるで初対面ではないような気さくな会話で懇談がスタート。

 訪問は、都市間高速バス田沢湖線「レイク&ポート号」を運行いただいている御礼が主目的です。またこの運行をご縁に藤沢市・鎌倉市と仙北市、また江ノ島電鉄と秋田内陸縦貫鉄道の交流についても提案させていただくつもりでした。そうしたら深谷社長は、こちらから切り出す前に、他の自治体や鉄道と連携して、様々な経済活動を行っている事例を紹介されて、まるでシナリオがあったような展開に。「詳しいことは担当同士で詰めましょう」とお話しをしてくださいました。ウ~ン、流石です。皆さん本当にありがとうございました。

2013年4月4日木曜日

バスクリンの古賀社長に

誰?何を相談しているの?の質問にお答えします。手前の背中の皆さんは市役所の観光商工部の皆さんなど。向かい側にいる方々は、右端が株式会社バスクリンの古賀和則社長、隣が東原好克部長。バスクリンと乳頭温泉組合の共同企画品「日本の名湯~乳頭~」の商品説明をお聞きしているシーンをパチリ。

 昨夜、温泉郷の皆さんが開催した「古賀社長・東原部長の歓迎会」に参加させていただき、一度で古賀社長のファンになりました。仕事が大好き、お好み焼きも大好き(広島県出身)、また趣味も合ったりで、とても魅力的な方でした。明けて本日午前、わざわざ役所を訪ねてくださいました。そこで昨夜の盛り上がりの勢いで、「どうか仙北市の観光大使をお引き受けいただけませんか」とお願いしたら、「いいですよ」のご返事。さらに気をよくして「市内のスポーツイベントも応援いただけないでしょうか」と続けたら、「ご相談に乗ります」とのお答えをいただくことができました。

 バスクリンは、これまで乳頭温泉郷の湯めぐり号の運営支援、また日本の名湯で乳頭温泉郷の全国アピールなど、本当にお世話になっている会社です。古賀社長には、謹んで観光大使の辞令を発令します。

2013年4月3日水曜日

初の危機管理監に加古さん

握手をしている相手は、本日4月3日付けで仙北市の市民生活部次長兼危機管理監に着任をいただいた加古信夫さん(54歳)。茨城県水戸市出身で自宅は福島県いわき市にあります。奥様とお子様3人を残しての着任です。

 これまで総務部長が兼務していましたが、総務部長や危機管理監の業務量を考えると、とても兼任できるボリュームではありません。頻発する地震、駒ヶ岳の噴火対策、大雨、風雪害…。何が起こっても不思議ではない状況の中、市民の生命と財産を守る計画の見直し・体制づくり・組織の構築を目指して、防災・減災・災害対策のプロフェッショナルの自衛隊経験者をお願いしました。自衛隊から自治体の危機管理監に着任した例は、県内市町村では2例目。フルスピードでの対応を期待しています。

 ところで加古さん、個人的にはマラソンが趣味と聞きました。富士登山駅伝にも参加した経験があるそうで、当面の目標は「田沢湖マラソン出場」とのこと。追々トレーニングも始めるお話でした。お見かけしたら声をかけてください。

2013年4月1日月曜日

もっともっと挑戦的に


 4月1日です。新年度のスタートです。と言うことで、各庁舎で職員に次のお話をしました。概要版を市民の皆さんにもお伝えします。
◇ ◇ ◇ ◇
新人の皆さんも、また在職者の皆さんも、仙北市の職員として仕事ができることに、感謝の気持ちを忘れないでください。仙北市は今後の数年で、行政に対する市民満足度が確実に向上します。活力のある町として県内外の自治体が着目をするかも知れません。今から、誇りを持って仙北市のまちづくりに関わっていただきたいと思います。
 今回の人事異動については、チーム力を重視し最大効果を発現できる配置にしたつもりです。多くの不満もあろうかと思いますが、受け止めてください。何より健康が大切です。どうか日頃から十二分にご留意をお願いします。

 平成25年度の特徴を何点かお話ししたいと思います。4つの新推進室が示すように、多彩な行事の開催が決定しています。その、どれもが大切です。国文祭のプレイベント、JRデスティネーション関連行事、種苗交換会などは、将来の仙北市に大きく影響する行事になります。推進室の職員だけでは限界があります。全職員のご協力をお願いします。

 懸案事項の幾つかに答えを出さなければいけない、そんな年度を迎えたと認識をしています。秋田杉バイオエネルギーセンターの運転をどのようにするか、老朽化した角館庁舎の機能移転をどこに求めるか、地域運営体が真に地域コミュニティの核となる手法は、所得向上策の次なる政策は、保育園の法人運営は、温泉事業の源泉の確保策は、病院事業の経営改善策は…。これらについては9月から10月の選挙戦に向けて、公約で方向性を盛り込むことも考えています。しかし一刻も早くの決断が必要な事案も多く、判断を急がなければなりません。まず問題意識を職員の皆さんと共有できなければ前に進めません。判断素材は、職員の皆さんの情報収集力と分析力にかかっています。取り組みの強化をお願いします。

 また今年度は、安全対策を強化する年度と位置付けています。東日本大震災後の復興を支援しながら、一方で危機管理監ポストを新設し、市内の防災対策を徹底的に練り込みたいと思います。駒ヶ岳は先日蒸気の噴出が確認されました。大雨や大雪、風害対策は、市民の皆さんと協力しあって、防災対策・抑止対策を具体化したいと思います。安全安心メールのさらなる普及や、防災行政無線が市内に完備できたことでの、運用面での質的向上、また新たな市民への情報提供システムの構築も視野に入れています。空き家条例は6月議会に提案する予定で準備を進めてください。

 少子化が進む中、ただ人口減少の傍観者になってはいけない、そんな思いで今年度も子育てや教育に力を注ぎます。4月1日現在、やっと待機・保留児童がいない状況を実現できましたが、子育て環境の整備と改善は、今まで以上に重要案件です。子ども達には、新たな知識の吸収や感動体験を、毎日感じて欲しいと思っています。次の時代を担う子ども達です。市役所が、市内の全ての大人が、子ども達に何ができるかを考え、実践する一年を目指してください。関係団体と協力しあい、男女の出会いの場の提供もさらに重層化したいと思います。

 日常の業務や事業などでは、市民に力を貸してもらう場面を、意識的に増やすように工夫をお願いします。構想が未成熟でも、市役所の取り組身を市民にできるだけ伝えて欲しいと思っています。プランニングも市民と行政の協働作業で、が基本です。行政のプライド、完成度に固執し過ぎて、機を逸してしまうことがないよう配慮ください。
 また別の手法として、些細なことで恐縮ですが、市民の皆さんを交えた協議会や会議などで配布する資料には、どこそこの課や係りが作成した資料だという表記、お問い合わせの際の電話番号、主務者の氏名などを書き加えるようにしてください。「市政は市役所と市民との情報のキャッチボールから」を、明確なメッセージとして発信して欲しいと思います。

 まちづくりで大切なことは、守るべきを守る決意、新たな価値の創出、そして判断のタイミングです。簡単に言うと、「守ること・生み出すこと・決断すること」です。市役所の業務は、毎日が創造的でなければいけません。前例踏襲はモッテノホカです。視点を変え工夫を凝らし、日常の仕事を楽しんでください。

 仕事は誰かを幸せにするモノでなければいけない、そう思っています。行政の場合は市民が幸せにならなければウソだと言うことです。自分が幸せになるたった一つの方法は、他人様を幸せにすること、これ以外にありません。他人様を幸せにするために、常に自分自身を磨き上げることが必要です。そして自分自身の可能性の扉はずっと開いておいてください。スキルアップに繋がる学習活動、各種の研修、きっかけを逃してきた趣味などに時間を費やしたり、知見を広める旅も良いでしょう。そんな一つ一つは必ず仙北市のためになります。
 この一年度の仕事を、皆さん自身の手で、もっともっと創造的に、もっともっと挑戦的に、もっともっと楽しいものに変えて、子どももお年寄りも、仙北市も元気にしましょう。そんな時間を一緒に過ごしましょう。