2019年10月31日木曜日
カレーの食べ歩き④「ユーミンと盛岡」
さあ、またまたカレーのお話しです。「緑の町に舞い降りて」で、〝モリオカという響きがロシア語みたいだった〟と歌った松任谷由実(ユーミン)。盛岡はユーミンを感じる街、そしてカレーが美味しい街です。
ユーミン自身、絶対にカレー好きです(本人確認はできていませんけど…)。この前はツイッターでカレーちゃんこをアップしてました。かなり前ですが、ハウス食品(株)プライムカレーのCMソングが「まぶしい草野球」でした(カレー好きだから受けた仕事かと…)。さて、盛岡市内には美味しいカレー屋さんがたくさんあります。私が良く行くのはカレー工房Chalten、ちきゅうや(本町本店・大館店)、それにイオンでもテイクアウトできるカバブかなあ。みんな個性的です。
ラグビーW杯2019大会では、日本チームが素晴らしい闘いぶりでした。この後、3位決定戦、そして決勝戦です。カレーを食べてラグビーを観て、ああ、ユーミンの名曲「ノーサイド」が聴こえそうです。
人の往来と経済を支えるスピード
盛岡秋田道路整備促進フォーラムを開催。講師の石川雄一さん(前国交省道路局長)が示した資料は興味深いものばかりでした。例えばドイツやフランスの都市間移動は90km/hと高速なのに…。
日本や韓国は60km/hでした。明らかにヨーロッパ諸国の幹線道路は高速で、そのスピード(を実現する道路環境)が人の往来と経済を支えています。さて、盛岡秋田道路(国道46号)は、地域高規格道路計画路線、また重要物流道路に指定されています。現状では雨や雪の災害に弱く、局部改良は着手済みですが仙岩トンネルの改修等は要望中です。ひとたび通行止めになれば迂回路は秋田自動車動しかありません。仙北市は田沢湖や角館と言った秋田県内随一の観光地を擁し、秋田県の背骨にあたる大曲鷹巣道路(国道105号)が交差することから、まさに交通の要所です。電子デバイス回路製造等は製造分野で24%を占め、世界トップシェア製品を扱う工場も立地し、農業分野では良質米の産地評価が広く定着、ふるさと納税の返礼品では仙北市産秋田こまちが人気ナンバーワンです。何としても一体的な高速化・整備促進が早期に必要です。
私はフォーラムに参加をいただいた皆さんに、「たくさんご参加をいただき、本当に心強い限りです。沿線住民の利益だけに留まらない、東北の活性化も期待できる国道46号の地域高規格道路化に、どうかお力をお貸しください」とお話しをさせていただきました。大仙市の老松博行市長は、同盟会要望の6項目を決議宣言しました。
改めて講師をお引き受けいただいた石川雄一さん、意見発表をいただいた伊藤一也さん(田沢湖運送株式会社代表取締役)、佐藤慎さん(株式会社瀧神巧業代表取締役)、そしてご来場の皆さんに感謝を申し上げます。ありがとうございました。
※地域高規格道路:自動車専用道路、または同等の規格を有する道路
※重要物流道路:超大型トラックの走行ルートで災害時の物資輸送道路
2019年10月29日火曜日
皆さんご遠慮なくお声かけください
企業版ふるさと納税は、今年度末で制度自体が終了する予定でした。でも財源が乏しい市町村にとって、新たな地域づくりに踏み出すには本当にありがたい財源で、全国の自治体から制度延長の声が…。
今日は、「東北ニュービジネス協議会秋田支部(佐野元彦支部長)」で、仙北市の地方創生事業をお話しする機会をいただきました。国家戦略特区・近未来技術実証・Iotラボ・SDGs未来都市・国交省スマートシティ…などの取組みは、〝仙北市が人口減少や高齢社会の中にあっても、安心して住み続けることができるまちづくりを実現したい〟からです。この思いは過疎化が進む全国の町も同様です。これらの取組みに必要な財源に、企業版ふるさと納税制度が大変な役割を担っていました。例えば、仙北市はアステリア株式会社(本社は東京)から寄付をいただき、「桜に彩られたまちづくり・温泉プロジェクト」を進めて来ました。全国でも、「コンパクトシティの推進加速と地域資源エネルギー調査」(北海道夕張市:寄付企業は株ニトリホールディングス)や、「たまの版地方創生人材育成プロジェクト」(岡山県玉野市:寄付企業は(株)三井E&Sホールディングス)など事例が幾つもあります。
国では、この実態を良く理解していて、企業版ふるさと納税制度を令和6年まで延長すること、また税額控除割合を3割から6割に引き上げること、などの検討が進んでいます。
今日ご参加の東北ニュービジネス協議会会員の皆さんには、企業版ふるさと納税制度が延長となることを前提に、仙北市の取組みへのご支援をお願いしました。お話しをお聞きいただける場所には何処にでもお伺いします。皆さんご遠慮なくお声かけください。
2019年10月27日日曜日
韓国・釜山に咲く角館のシダレザクラ
釜山韓日文化交流協会の皆さんをお迎えしました。李相俊団長ほか12人の皆さんです。
一行は田沢湖や地区文化祭を視察、お茶会では以前に韓国を訪問した地元の皆さんと意見交換も行いました。受入れをサポートした劇団わらび座(民俗芸術研究所)の茶谷十六さんは、「国家間ではギクシャクしていますが、文化交流に国境はありません」とあいさつ。私も李団長に「市民レベルの交流を改めて活発化しましょう」とお話しさせていただきました。
10年ほど前、仙北市の訪問団が釜山に移植した角館のシダレザクラが、春になると花を咲かせるお話しを聞きしました。その花を観に行きたいとお伝えしました。
2019年10月25日金曜日
明日から2日間さらに賑やかな市内です
明日26日(土)~27日(日)の2日間は、仙北市産業祭(神代体育館・周辺施設)です。農産物の展示ほか、ホントに多彩な行事・出店があります。さらに市内ではJR角館エキまつり、田沢湖文化祭、きねずみたちの手づくり市、事業創造研修会、高樹のぶ子さん文化講演会…。
この2日間、とにかく仙北市はあちらこちらで賑やかです。産業祭は展示・販売、健康増進、音楽祭、お化け屋敷、アニメで語るジェンダー(講座)ほか(詳しくは下記アドレスへ)。田沢湖地区文化祭は生保内市民体育館で9時から。きねずみたちの手づくり市は紙ふうせん館で10時から(詳しくは下記アドレスへ)で、以上の行事は2日間です。他にJR角館エキまつりは26日駅前広場で10時から。事業創造研修会は26日西木総合開発センターと角館交流センターの2ヶ所で9時30分から(詳しくは下記アドレスへ)。高樹のぶ子さん文化講演会は26日に角館樺細工伝承館で17時開場、大正琴セレナーデは26日に市民会館で13時から、などなど。薗田豊穣祭りは27日に釣田会館で9時から、他にも見頃になった抱返り渓谷の紅葉祭、はんぽの会日本画展、ジャズコンサートなどなど書き切れません。皆さん市内をウロウロしてください。
●産業祭 https://www.city.semboku.akita.jp/file/7707.pdf
●文化祭 https://www.city.semboku.akita.jp/event/event.php?id=1009
●きねずみたちの手づくり市 https://www.facebook.com/kinezumi.akita/
●事業創造研修会 https://www.city.semboku.akita.jp/file/7694.pdf
タモリさん秋田をブラブラ…
タモリさんが街をブラブラ歩いて、その地の歴史や暮らしを探るNHKの人気番組「ブラタモリ」。11月9日(土)の放送では、強酸性で有名な◯◯温泉もブラブラします。
11月は2週連続で丸ごと秋田をブラブラ。1週目の9日は、「秋田の魅力は地下にあり!?」と題し、きりたんぽ・比内地鶏・石油・温泉などで各地を歩きます。その中で強酸性の◯◯温泉にもお立ち寄りいただきました。楽しみだなあ。2週目の16日は、男鹿市を中心にブラブラの予定です。
2週連続で秋田「ブラタモリ」、今からドキドキです。タモリさん、林田理沙さん、草彅剛さん、ありがとう!
●放送予定日
・11月9日(土)19:30~20:15
#147「掘れば出てくる“秋田の魅力”とは!?」
・11月16日(土)19:30~20:15
#148「男鹿~海を渡った!?秋田の魅力とは!?」
※写真はNHK「ブラタモリ」より。
2019年10月24日木曜日
台風被害で宮城県角田市に職員派遣
台風19号で被災した宮城県角田市に、仙北市職員2人を派遣する激励式を行いました。派遣者は税務課参事の原勉さん、田沢湖地域センター主任の佐々木駿輔さんです。
角田市は、死者1人、救助事案10ヶ所323人、公共土木・農地農業用施設等被災数366ヶ所など、市内各地で甚大な被害を被り、被災額は7億円近いとの試算があります。2人の派遣期間は今月28日から11月2日までの6日間。被災先での業務は家屋被害認定調査です。私は「甚大な被害に苦しむ市民の力になってください。身体の安全・健康には十分に気を付けて」とお話をしました。
角田市では、今日24日に被災者総合支援窓口が開設されました。生活支援が日を追って強化されています。市民の皆さん頑張りましょう。
※写真は原勉さん。防災キャップ・ヘルメット・防塵マスクなど。
2019年10月23日水曜日
郵便局は地域の情報物流拠点
秋田市内で郵政事業有識者懇談会。納税業務から男女出会いの会の開催など、本当にお世話になりっぱなしの日本郵便(株)ですが、さらに幾つか業務提案もさせていただきました。インバウンド対策では…。
外国人観光客が急激に増加する中、ぜひ郵便局の皆さんに周辺の情報提供を行って欲しいとのお願いです。実は仙北市内では、既に同様のサービスを善意で行っている局があります。例えば局舎にiマーク看板を掲げたり、Wi-Fiサービスの設備があれば、郵便局は地域の情報拠点、観光局にだってなれます。また小回りのきくバイクの集配業務を、店舗と住民の日常的な物流ツールとして活用できないか、そんな提案もしました。この2つについて日本郵便(株)の皆さんからは、Wi-Fiは予算獲得に努力をしたいこと、バイクは温暖化対策の観点からEV化を検討していること、などのお話しをいただきました。
何より全国約2万4千局、40万人の社員は頼もしいネットワークです。様々な可能性を感じた懇談会でした。ありがとうございました。
2019年10月21日月曜日
新幹線を深夜の物流動脈に
トラック輸送などの自動車運送業界は、長時間労働や低賃金などでドライバーの人手不足が深刻です。そこで農林水産省は、安定した食品流通の新・物流システムを議論する「食品流通合理化検討委員会」を立ち上げました。
今日の午後、その第1回目の会議が農林水産省でありました。私も産地代表の委員です。他には関係省庁として国土交通省・経済産業省、また民間委員では全国農業協同組合連合会・ホクレン農業協同組合連合会・全日本トラック協会・日本物流団体連合会・日本チェーンストア協会・日本スーパーマーケット協会・三菱総合研究所・富士通・流通経済研究所など、さらに私の他の自治体首長は青森県知事や新潟県知事、愛媛県八幡浜市長などです。私は議論の最後に発言させてもらいました。「生産者は精魂込めて育てた食品をできるだけ高く買ってもらいたいと思っています。それが地域の経済を循環する力ですから。一方で消費者は安くて良質な品を求めています。この2者の中で流通が重要な役割を果たしてきたことは間違いありません。でも人口が減少し高齢化が進み生産地も大変なんです。高速道路から取り残されているけれど、良品を栽培している地方などは特に大変です。高速道路を要望するより今ある社会資本を利用する視点が重要です。鉄道や港湾を高度に活用した物流システムを再度検討するのも一手です。例えば新幹線が夜中に物流動脈になったり、バスが貨客混在で走ったり、そんなことも考える時期だと思います」と。
第2回の会議は11月11日です。さらに地方の実情をお話しし、できれば改善に結びつくアイディアを提案したいと思います。
2019年10月17日木曜日
東北市長会で
岩手県北上市で東北市長会総会。机上に置かれた市名入りのリンゴに感動しました。総会では台風19号災害に関する緊急決議などが採択されました。私は過疎対策の継続を求める提案を行って…。
過疎対策の継続を求めた提案理由は次の通りです。「~日本は10年ほど前から人口減少国に転じています。とりわけ地方は地域医療の脆弱化、公共交通の維持困難、耕作放棄地の増加など、地域自体の存続が危ぶまれる状況が続いています。これまで地方が果たしてきた多くの公益的役割、多面的機能を今後も維持し、市民が毎日の暮らしを確保し、住み続けることが出来る持続可能なまちづくりには、過疎対策の継続・充実が不可欠です。しかし現行法は令和3年の3月末に期限切れとなってしまいます。そこで現行法の期限の延長、若しくは過疎地域の振興が図られる新たな過疎対策法の制定を提案します。同時に財源保障機能を伴う過疎対策事業債制度の継続と、必要額の確保について措置を講ずるよう提案します~」。
その後の研究会で、秋田県庁に勤務経験のある池田達雄さん(現・総務省自治税務局企画課長)から、「地方税制の動向と課題」と題する講話がありました。興味深かった説明は企業版ふるさと納税の活用です。池田課長は、「ぜひ企業版ふるさと納税を活用ください。故人寄付は全国で5千億円を超えるボリュームですが、企業寄付は35億円です。法人関係税の軽減幅をさらに拡大します。企業版ふるさと納税の活用のカギは、自治体トップのリーダーシップ・トップセールスにかかっています」と。はい、頑張ります。
2019年10月16日水曜日
ようこそ仙北市へ!
写真は、タイ王国車いすバスケットボールチームの皆さん。今日から仙北市内で合宿をスタートさせました。皆さんようこそ仙北市へお越しくださいました。
同チームは田沢湖スポーツセンターを拠点地に、1週間程度の滞在を予定しています。その間、地元の子ども達との交流や市内観光も行います。6月23日に提携した「2020オリンピック・パラリンピックのスポーツ交流に関する基本合意」の後、4ヶ月で交流メニューがスタートしました。ご尽力いただいたタイ王国オリンピック委員会のチュテナン会長、車いすバスケットボール協会のパタラパン会長、多くの関係の皆さんに感謝を申し上げます。
仙北市は、最適のトレーニング環境、美味しい食事、温泉入浴などで、同チームのパラリンピック出場を応援します。市内でお見かけした皆さん、お声かけをお願いします。
※写真の一部は2019年1月7日放映のテレビ東京「YOUは何しに日本へ?」より。
まちづくり日記159「それぞれの精いっぱい」
広報せんぼくに連載中の〝まちづくり日記〟です。本日発行号では、庁舎建設の背景や事業経緯、今後の取り組みについてまとめています。
平成27年6月に示した仙北市庁舎整備基本構想は、合併後の長い議論の結論として、統合庁舎の必要性を明らかにしたものでした。利便性、財政状況、防災、まちづくりなどの視点から多くの検討を重ね、旧角館病院跡地を新庁舎の所在地として選定した内容です。しかし市議会はこの場所に難色を示して独自検討に入り、JR角館駅前の商用地を最適地として選定します。この案は市議会特別委員会では可決、ところが後日の本会議で否決となり、当時に描いた統合庁舎への道筋は閉ざされました。私は、角館庁舎(現庁舎)の老朽化が著しいため、来庁する市民や職員の安全対策が急務と判断し、新・角館庁舎の建設を模索しました。その思いを平成29年4月に示した庁舎整備基本構想に投影しています。それまでの統合庁舎の議論で明らかになっていた人口減少社会への対応、また抜き差しならない財政事情や経済情勢を考えて、将来市民のお荷物にならないよう、できるだけ部署・人員を集約したコンパクト庁舎をイメージしました。皆さんご記憶にある通り、この構想にも百論ありました。しかし市議会にはこれを認めていただき、二度にわたる入札不調を経て、現在、角館交流センター・健康増進センターの一帯で工事が進行中です。この後は、耐震化が必要な田沢湖庁舎(市議会・総務部門)と西木庁舎(教育委員会・各種団体事務局)の改修に着手する予定になっています。
平成27年に示した構想も、平成29年の構想も、議会や市民の皆さんと徹底議論がありました。庁舎工事は、それぞれの場面と立場で、市民と議会と市が探り出した答えです。でも万全ではありません。何だって手にした答えはいつも未完です。それを理解し、貪欲により良い手法を求め続けることが、成長の原動力になります。庁舎問題に限らず、新たな挑戦には産みの苦しみが付いて回ります。答えに辿り着けたと思っても、すぐ新たな課題に直面します。でも大丈夫。市民の皆さんと一緒により良い手法を探り出せば良いのです。周囲を思いやり、それぞれの立場で精いっぱいを尽くすことが、最善を手にできる唯一です。
※写真は新角館庁舎の建設現場(ドローン撮影:播磨靖之さん)
2019年10月15日火曜日
出前講座「アニメで語るジェンダー」にご参加を
国民的アニメ(例:サザエさん・ちびまる子ちゃん・クッキングパパ…)から、家族内に潜む性別役割分担など、そのジェンダー観を読み解きます。仙北市男女共同参画出前講座「アニメで語るジェンダー」にご参加ください。
●日 時 10月26日(土)
13時30分~15時30分
●会 場 仙北市神代就業改善センター
●参 加 無料
●主催等 主催は仙北市役所企画政策課
共催は秋田県南部男女共同参画センター
●問合先 仙北市→0187-43-1112
男女共同参画センター→0182-33-7018
ファシリテーターは佐々木香里さん(サブカルからジェンダーを考える会代表:秋田公立美術大学の学生・卒業生有志の団体で県内各地で活動中)です。当日は隣接会場で仙北市産業祭も開催していますので、こちらもお楽しみください。
2019年10月13日日曜日
台風19号の被害速報②
目視できる被害現場は確認を終えました。以下の通りです。なお暴風警報の解除に伴って、本日8時30分に災害連絡室へ警戒フェーズを改めました。心から被害に遭われた皆さんにお見舞いを申し上げます。
●自主避難された皆さん
・田沢湖開発センター 1人
・角館庁舎西側庁舎 4人
・西長野交流センター 1人
・西木総合開発センター 2人 計8人
●停電の地域
・桧木内と上桧木内の約700世帯(復旧済み)
●道路被害
・国道341号玉川温泉入り口付近の倒木(通行可)
・みずほの里ロード角館白岩地域内の倒木(復旧済み)
・抱返り渓谷遊歩道で倒木と手摺り破損(対応協議中)
●農業被害
・ビニールハウスのビニール剥離
●住家や事業所等
・小屋の一部破損や屋根のトタン剥離など複数箇所
抱返り渓谷は紅葉祭が始まったばかり。毎年多くの皆さんに美しい紅葉をご覧いただいています。全国からお越しの皆さんにご迷惑をかけないよう対策を急ぎます。
台風19号の被害速報①
明け方から職員など市内巡回をスタート。自主避難所に避難の8人は全員帰宅。桧木内・上桧木内の停電約700世帯は、今朝5時過ぎに復旧しています。
その他、市管理の公共施設で大きな被害は出ていません。道路状況は国道341号の玉川温泉入り口(鹿角側)で倒木、他の路線も倒木や枝折れなどは複数箇所です。抱返り渓谷の紅葉祭用臨時トイレが倒れていますが対応中です。その他、民家や作業小屋・事業所事務所などで、一部破損、屋根のトタン剥離、看板の緩みなどの報告があります。
被害状況の全容把握については、まだ時間が必要な状況です。
その他、市管理の公共施設で大きな被害は出ていません。道路状況は国道341号の玉川温泉入り口(鹿角側)で倒木、他の路線も倒木や枝折れなどは複数箇所です。抱返り渓谷の紅葉祭用臨時トイレが倒れていますが対応中です。その他、民家や作業小屋・事業所事務所などで、一部破損、屋根のトタン剥離、看板の緩みなどの報告があります。
被害状況の全容把握については、まだ時間が必要な状況です。
2019年10月12日土曜日
台風19号に警戒してください④
18時43分、仙北市に暴風警報が発令されました。これを受け、18時45分、災害連絡室を災害警戒部に改め、市内の警戒フェーズを高めています。各避難所でも職員が対応中です。これから強風雨が本格化します。最大の警戒をお願いします。
台風19号に警戒してください③
仙北市は今夜半から風雨がさらに強まります。暴風域(風速25m以上)に入る時刻予想は13日2時~5時ごろ。現在は強風濃霧注意報ですが、警報級の強さを予測して風対策を怠らないでください。なお以下の通り市内8ヶ所に自主避難所を開設しました。
危険や不安を感じた方など、風や雨が強くなる前に自主避難してください。それぞれの避難所は12日の15時から開設しています。
●田沢湖地区
・田沢湖総合開発センター
・田沢出張所
・就業改善センター
●角館地区
・角館庁舎西側庁舎
・西長野交流センター
●西木地区
・西木総合開発センター
・桧木内出張所
・上桧木内出張所
※天気図は日本気象協会より。
足立敏之さんは中和処理施設の生みの親
田沢湖クニマス未来館2周年記念事業で、参議院議員の足立敏之さん(写真左)をお招きしました。足立さんは建設省に入省後、29歳からご家族で田沢湖に在住し、玉川ダムの建設や酸性水中和処理施設の設計にあたった方です。
言ってみれば、足立さんは中和処理施設の生みの親です。田沢湖再生に取り組む私たちにとって、技術者としての研究と実績に裏付けられたお話しは、本当に刺激的でした。足立さんは、「30年前に考えた石灰石での中和処理は、これを超える能力や経済性、環境負荷の軽減など、未だ新たな手法を手にできていません。この手法を探りながら、別の対策、例えば渇水期に酸性水の田沢湖導水を止めるとか、様々なアイディアが必要です。私もクニマス発見のニュースに心が躍りました。皆さんと一緒に田沢湖再生を考えたいと思います」と話してくれました。嬉しいエールです。
参加していた大曲農業高校生物工学部の皆さんは、電気分解での中和処理を研究しています。地元の小・中学校、多くの市民も田沢湖再生の活動を継続しています。少しずつでも前に進むことが大切だと思っています。
2019年10月11日金曜日
台風19号に警戒してください①
台風19号の勢力や進路予測など、各報道機関の最新情報にご留意ください。秋田県内では、12日午前10時頃から強風域に入ります。13日午前4時頃から7時頃には暴風域に入る見込みです。
現在、仙北市内には注意報・警報等は発令されていません。12日いっぱいは大雨・暴風に関する警報級の可能性が「中」程度、13日は「高」程度で厳重な注意が必要です。秋田地方気象台のの予測では、風に関しては12日夜から注意報が発令される可能性があり、13日明け方から強風になり、内陸でも警報クラスになる場合があると見ています。雨に関しては、12日は秋雨前線の影響で雨になり、夜にかけて警報が発令となる可能性が高いとしています。ピークは13日の午前3時から6時頃と推測しています。
仙北市では情報の受発信機能を高め、職員の配備など準備も進めています。場合によっては自主避難所など避難所の開設も想定しています。
※天気図は日本気象協会より
〝その先へwith Facebook〟が始まる!
この夏、FacebookJapan株式会社と県南4市(横手市・湯沢市・大仙市・仙北市)は、「地域経済・地域コミュニティ活性化に関する事業連携協定」を締結しました。いよいよ当該エリアで新プロジェクトが動き出します。
プロジェクト名は、〝その先へwith Facebook〟です。Facebook/Instagramを活用した地域経済とコミュニティを刺激するため、第1弾として大仙市と仙北市合同でFacebook活用セミナーを開催します。皆さんのご参加をお待ちします。
・日 時 10月24日(木)
10時~11時30分(9時30分会場)
・会 場 中仙市民会館ドンパル
・内 容 Facebook/Instagramの基本理解と活用
・講 師 FacebookJapan株式会社
・受講料 無料
※お申し込みとお問合せは、仙北市地方創生・総合戦略室へ。
電話: 0187-43-3315 メール: sousei@city.semboku.akita.jp
電話やメールで申込先へ必要事項をお知らせください。
①氏名 ②年齢(○○歳代) ③電話番号 ④参加人数
※自治体職員向けセミナーですが、市民の皆さんに開放します。
西木正明さんのお話し
公民館大会と生涯学習推進研究大会で、仙北市西木町出身の作家・西木正明さんをお迎えしました。実家の医院とご近所の皆さんのこと、学生時代の思い出、石原慎太郎さんと出会い…。
私は、西木正明さんのお話しを引き出す役割です。以下は西木さんのお話し。
「親父は村医者でした。数人いた看護師さんは綺麗な方々で、だから退院しても良いのに退院を渋る患者が多くてね。北浦と呼ばれるこの辺りは本当に秋田美人の産地です。貧乏な時代でしたから診察代を払えない人もいました。でも秋になると米や野菜が届くんです。そんなお付き合いで、私たち家族は周囲に助けてもらっての生活でした。小・中と西明寺で高校は秋田です。高校時代はフラれてばかりいました。文章を書くのがダメでラブレターは友だちの代筆です。そんな私が文章を書くことを仕事にするんですからね。大学時代は探検部での思い出しかありません。アラスカに行きっぱなしで留年が続き、大学は卒業できませんでした。その後、社会に出てからもたくさんの皆さんに助けてもらいました。石原慎太郎さんもその一人です。私が物書きとして世に出るキッカケをつくってくれたのは石原さんです。いま振り返ると故郷は豊かです。懐かしい思い出、お世話になった人、大好きな山や川に変わらず恵まれています」。
西木さんが以前お話ししていた「冬に荒町(生まれた集落)の空が真っ赤に染まる祭りがあってね。あれ見たいなあ」は、数年前から地域の皆さんが「荒町のどんと焼き」として復活しています。今度見見に来てください。
2019年10月8日火曜日
近未来技術プロジェクトの新たな推進力
内閣府の近未来技術等社会実装事業に、仙北市グローカルイノベーション・プロジェクトが選定されました。そして今日は、AI・IoTや自動運転等の実運用を加速する支援体制(地域実装協議会)の第1回会議でした。
田沢湖庁舎で開催の地域実装協議会には、行政機関から内閣官房・警察庁・総務省・農林水産省・国土交通省・秋田県の各部局や県警などから担当者が、民間事業者からは(株)フィデア情報総研・MOET Technologies(株)・東光鉄工(株)・東北大学大学院・(株)池田・ヤンマーアグリジャパン(株)・(株)北都銀行・(株)秋田銀行・DMO田沢湖角館観光協会・(株)田沢モータース・(有)インフォテック・アステリア(株)などから代表者の出席をいただきました。私は開会のあいさつで、皆さんに次のような思いをお伝えしました。「仙北市に社会実験を繰り返している余裕はありません。市の人口は現在2万6千人です。合併後14年で6千人が減少しました。このままで20年経つとさらに1万人が減少すると推計しています。独り暮らしのおじいちゃん・おばあちゃんの見守り、自動車免許を返上した高齢者の移動手段の確保、高齢化が進む農林業、人手不足が深刻な福祉や医療や建設業…。全国の過疎自治体では共通の課題です。これらを改善し、この地に住み続けるために、AI・IoTや自動運転等は何としても必要な技術です。実験レベルから実運用レベルに早く切り替える必要があります」と。
地域実装協議会は、関係省庁と民間事業者が横断連携し、仙北市プロジェクトを具体化する新たな推進力です。どうか皆さんよろしくお願いします。
駒ヶ岳が燃えています
秋田駒ヶ岳です。まるで山が燃えているようです。そして美しい紅葉は次第に麓に…。
写真を提供してくれたのは、秋田森林管理署長の池田秀明さん(撮影は先週10月2日)。山を知り尽くす署員から「今年の駒ヶ岳は赤い」と、その美しさを絶賛するお話しもあったそうです。今週末は台風襲来で厳しいかも知れません。登山は安全第一でお楽しみください。
また美しい写真など撮影できた皆さん、ぜひお知らせください。
2019年10月7日月曜日
校舎利活用の検討が本格スタート
来年4月、角館小学校と統合する中川小学校の校舎利活用について、今晩は地域の皆さんと意見交換会(会場:中川集落センター)でした。いよいよ検討が本格スタートです。皆さん今後もよろしくお願いします。
私はあいさつで、「子ども達の将来を一番に考え、統合の決断をいただいた地域の皆さんと一緒に、この後は中川のまちづくりを校舎活用でも進めたい。至急の対応は来年度予算案に間に合わせたい」とお話ししました。続いて倉橋副市長から、小学校校舎や付帯施設は地域の皆さんにぜひ利活用いただきたいこと、中川保育園の在り方を再度見直したいこと、集落センターはその機能を小学校に移転したいこと、放課後児童クラブは継続したいことなど、市の基本的な考え方をお伝えしました。一方で地域の皆さんからは、「小学校は地元の活用もそうだが、市内外の皆さんが訪ねたくなるような場にならないか」、「スポーツ合宿や農業体験の拠点センターへの改修は困難か」、「トレーニング機器をセットしたフィットネスジムのはどうか」など、広域的な利活用を視野に入れた積極的な意見が多数聞かれました。
全国的に見ると、閉校後の校舎利活用で地域が活性化した事例はそれほど多くはありません。でも中川地域はコミュニティ組織や意識がしっかりしている強みがあります。きっと新たなモデルが生まれます。さらに皆さんと検討を重ねます。
2019年10月6日日曜日
みんなが笑顔になれる場所
群馬県前橋市の中央児童遊園(愛称るなぱあく)は、年間140万人が利用する人気スポットです。子どもの遊び場情報を収集する中で見つけました。何だか特別な存在のような気がして…、思い切って訪ねてみました。
昭和生まれの私には、懐かしい遊園地そのものです。「ゆっくり大きくなる子どものために」をコンセプトに、60年間も地元に愛されてきました。入園は無料、木馬などの小型遊具は10円、大型遊具は50円です。さらに大型遊具で遊ぶ際は、3歳以下の子どもと一緒の家族は付き添いが無料です。安全対策を最優先したそうです。お話しを聞いたお母さんは、「私も小さい頃ここで遊びました。親子3代の家庭もあります。家計にも優しいし、みんな笑顔になれる場所です」と。
立派なビデオカメラを持ったお父さんやお母さんが多くて…。きっと子どもと大人の思い出づくりの場所なんでしょう。
2019年10月5日土曜日
全国ふるさとまつりで
神奈川県大和市の「全国ふるさとまつり・うまいもの市」にお邪魔しています。仙北市は初回から連続10年出店していて、大木哲市長から感謝状をいただきました。
大和市全国県人会連合会の秋田県人会(佐々木和之会長:写真)と同時受賞です。毎回うまいもの市では、同会の皆さんからお世話になりっ放しです。秋田県から唯一の参加と言うこともあり、東成瀬村出身の佐々木会長をはじめ、秋田県人会が完全サポートで盛り上げてくれています。もちろん、10年にわたり仙北市の物産を大和市で販売いただく千葉文士さん、仙北市民の皆さんには感謝しても仕切れません。
全国ふるさとまつり・うまいもの市は、小田急江ノ島線大和駅の東側プロムナードで今日と明日(今日は17時、明日は10時~16時)開催しています。皆さんのお越しをお待ちしています。
2019年10月4日金曜日
海の見える理髪店
実は私…、床屋さんが大好きです。髪を切ったりヒゲを剃ったり耳掃除をしたり…。シャンプーの匂いもハサミの音も大好きです。夢は浜辺の床屋さんで海を見ながらの散髪ですが、書店で「海の見える理髪店」(荻原浩著:集英社文庫)を見つけて…。
思わず買ってしまいました。表題になっている「海の見える理髪店」で、著者の荻原さんは第155回直木賞を受賞しています。物語の内容は…、読んでください。とても素敵です。ところで私の床屋さん好きは、自分で言うのも何ですが本物です。出張先ではカレー屋さんと床屋さんを探す癖がついています。おじいちゃんの床屋さん、おばあちゃんの床屋さん、おじいちゃんとおばあちゃんが、適当にケンカしながら相手をしてくれる床屋さん、みんな大好きです。
ちなみに、「海の見える理髪店」の年老いた店主の奥さんは、秋田の出身です。あっ、もう言いません。
2019年10月3日木曜日
仙北市産スパイスカレーの可能性
ハウス食品東京本社にて。やなせたかしさん製作のリンゴキッドちゃんとツーショット。さて、どうしてハウス食品を訪問したかと言うと…。
各省庁への要望活動を終え、紀尾井町にあるハウス食品東京本社へ。ここで開発研究所長の佐久間淳さんにご面談をいただきました。私の質問は大きく分けて3つです。1つはカレー市場の動向、1つは国内産スパイスの需要、あと1つは仙北市産スパイスでカレーはできるか…、です。簡単にまとめると、カレー市場は拡大している、国内産スパイスは需要に対して供給力不足、仙北市産スパイスでカレーをつくることは可能性がある、と言うお話しです。
仙北市では生薬生産が本格化しています。そしてカレースパイスのほとんども生薬です。市民の皆さんの健康増進で共通性が高いなあと…。「まだまだカレーにはできることがあります」、カレーが大好きな佐久間さんの言葉です。全く同感です。
2019年10月1日火曜日
まちづくり日記158「子どもの遊び場」
広報せんぼくに連載する〝まちづくり日記〟です。10月1日号では市の課題の1つ、「子どもの遊び場」について考えをまとめてみました。お時間のあるときにお読みください。
この10月から、国の幼児教育・保育の無償化がスタートします。仙北市は、これまで健やか子育て支援事業や在宅子育て支援事業など、子育て家庭の経済的不安を軽減する政策が主なものでした。一方で、子ども達の豊かな育ちを考えると、家族や友人同士の〝遊び〟を促進しよう、そのための公園や遊具整備に果たす行政の役割は大きいと、そんな指摘の声もあります。今回の市議会では、「他市町の公園に子どもを連れて行って遊ばせている家庭が多い。しかし遠くて往復が大変と言う。何とか市内に遊具が充実した公園を整備できないか」…、ベテラン議員からの質問です。市内の多くの公園は、整備する際にいただいた国からの補助金区分で、農林部や建設部などが維持管理をしています。一方、市民の皆さんからすれば、どこの補助金だからどこで管理するなんて関係のないこと、さらに遊具のない公園など、訪れる意味のない空き地です。もっと遊べる公園、訪ねたくなる公園、これは子育て世代の皆さんに限ったご要望ではないと思います。そこで、先ずは各こども園や保育園など園地の状況を確認し、また、各部署が管理する市内の公園の現状を総ざらいして、市役所の縦割りの壁を超えて「公園充実化」の協議を始めることにしました。遅きに失した対応で申し訳なく思います。が、どうか市民の皆さんにもご協力をお願いします。とは言うものの、全国の児童公園などから、遊具の撤去が続いています。この流れの要因に、製造物責任法(製造者の損害賠償を定めた法律)があると見ています。全国的に遊具事故の裁判が多数あり、つまり遊具がなければ裁判は起こらない的な判断で、寂しい現実です。仙北市では、1年間の出生者数が百人をきりました。子育て環境の整備が市の未来を左右します。遊び場で言えば、冬が長い北国で屋内の遊び場も必要です。庁舎整備事業では、西木庁舎を改修する際、子ども広場(仮称)を整備する計画です。また暖かい季節では、「腰を下ろしてお弁当を広げたり、裸足で走りっこができる芝生広場があるだけでも嬉しいです」と、若いお母さんのご意見も届いています。
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