2020年8月31日月曜日
大塚製薬と仙北市が包括協定
先ほど、大塚製薬株式会社と仙北市は、市民の健康増進やスポーツ振興、SDGsの達成に向けて連係を約束し包括協定を締結しました。
大塚製薬とのお付き合いは、古くは田沢湖マラソン創生期にまで遡ります。最近は100キロチャレンジマラソンで毎年協賛をいただくなど、既に包括協定の下地はできていました。今回の包括協定締結で、これまで以上の連係ウイングが広がったことを嬉しく思います。連係事項の代表的な取組みは以下の6点です。
1.SDGsに関すること。
2.スポーツ振興に関すること。
3.熱中症対策の支援に関すること。
4.健康づくりにかんすること。
5.災害時の相互支援に関すること。
6.その他、両者が必要と認めたこと。
です。
今日の協定締結には、同社から迫上智博・仙台支店長(写真左)、谷藤典夫・ソーシャルリレーション部仙台・札幌支店部長、杉本新・秋田出張所長、小川大介・仙台支店ソーシャルヘルスリレーション担当にお出でをいただきました。ありがとうございました。
2020年8月29日土曜日
まちの未来・自分の未来
仙北市内の各分野で活躍する皆さんにお声かけをして、国が年末公募するスーパーシティ事業の意見交換を行いました。規制緩和と新技術、高度なデータ活用など未来都市のイメージが先行しますが、私は誰一人取り残さないまちの実現に…。
仙北市はこれまで国家戦略特区(地方創生・近未来技術)、IOT推進ラボ、スマートシティモデル市などで、規制緩和や新技術の実証を繰り返してきました。しかし市民の活用が始まった事例は限られていることもあり、これまでの取組み手法を反省しています。そこで今回は、何より市民ニーズの掘り起こしと議論のプロセスを大事にしようと考えました。地方自治の最強政策と言われるスーパーシティ構想に、仙北市が手を上げるか否か、上げる場合は何をテーマとするのかなど、全てのステージで市民と作業を協働したいと思います。当然に今回のような意見交換は、メンバーも拡充しながら継続します。
参加の皆さんからは、便利なことがイコール幸せなのか、公共交通・アクセスの維持、子どもの教育充実、職場づくり産業づくり、職人を大切に育てるまち…など意見を多数いただきました。私の思いは、もちろんスーパーシティ事業は必要と考えていますが、そのイメージはSDGsの基本理念・誰一人取り残さない社会の実現です。この地に住み続けたい人が、高齢化や行政サービスの不備で不可能にならないよう、新技術の導入等ができたらと思います。その過程で、市民が望む自分を探し出せたら、それは本当に素敵なことです。
2020年8月28日金曜日
(株)ストロベリーファームを訪ねて
今朝は仙北市西木町の(株)ストロベリーファームを訪ね、夏イチゴの収穫作業を見学させていただきました。8年前に3棟でスタートしたイチゴ栽培は、その高い品質が認められ年々需要が拡大し、現在は7棟に増棟して全国に出荷中です。
同社の今淑雄さんは、「苗の定植は4月、収穫は6月中旬からです。夜明けと同時に収穫作業を始めます。果実が暑さで柔らかくならない時間帯に摘み取ります。収穫量としては7月までの2ヶ月間が一番多く、次のピークは9月~10月です。品種は夏あかり。夏イチゴは酸っぱいだけだと思っている人がいますが、このイチゴは酸っぱさと甘さのバランスがとても良い品種です」と。1粒いただきましたが本当に美味しいイチゴでした。
この前、お弁当にフルーツサンドを作りたくて、イチゴを探してスーパーを歩きました。でもありませんでした。この時期は、店頭からイチゴが消えるんだそうです。仙北市産のイチゴが、全国のケーキ屋さんで役立っていると思ったら何だか誇らしくて…。
2020年8月27日木曜日
ふるさと納税にご協力を!
おかげさまで仙北市ふるさと納税が好調です。9月2日開催の市議会で上方修正を提案します。市は秋田県内唯一のSDGs未来都市ですが、誰一人とり残さない行政の実現に同税は本当に貴重な財源です。どうか皆さんの一層のご協力をお願いします。
現状では昨年同月比で400%以上の伸びとなっています。当初予算ベースの目標額は4億円でしたが、これを大きく上方修正し13億円を目指すことにしました。コロナ禍の中で、今後も観光・商工施設の経営支援、文化財や自然の次世代継承、有機農業への転換加速、子育て・教育環境の充実整備、特区やICT社会へ挑戦、そして福祉施設や病院・診療所の維持など、広域行政・県行政への影響も考えると対策は不可欠です。でも財源が全く足りません。そこで全国の皆さんにご協力をお願いしています。もちろん支持をいただけるよう返礼品の充実も進めています。新たな体験メニュー、木工品などにもご期待ください。
昨年度も大人気だったお米や各種麺、肉・ハム、ビール、ハチミツ、お味噌などは、巣ごもり需要でさらにご要望が増しています。また職人の手仕事が光る伝統工芸品は、趣味の利活用で人気が高まっています。皆さんのご要望にしっかりとお応えしたいと、これまで9サイトでのお知らせをプラス2サイトで11サイトにする準備も進めています。どうぞご利用ください。
2020年8月26日水曜日
ふるさとの味が届いたよ
コロナ禍の中、他の街で暮らす仙北市出身の子ども達を応援する「ふるさとのきずな学生応援事業」。昨日あたりから初回の味セットが届いたよと、多数の連絡が入っています。
きずな事業は、国内の大学や専修学校・予備校などに在学し、仙北市以外に居住している子ども達に地元食材などをお届けするもの。県をまたぐ移動や帰省にも気を遣う現状ですが、少しでも故郷を感じてもらいたいと始めました。北海道から沖縄まで、304人の皆さんに故郷から贈り物を配送中です。参考までに内容をご紹介すると…。
【8月セット】角館ちまき5種詰合わせ(冷凍)、鮎の一夜物語(冷凍)、だし五彩セット、比内地鶏スープラーメンなど。
【10月セット予定】新米、ほうれん草麺、西明寺栗お菓子セット、他はお楽しみ。
【12月セット予定】山の芋・きりたんぽ鍋セット、虹の豚モモ味噌味漬け、他はお楽しみ。
授業がリモートだったり、友達と時間を過ごせなかったり、バイトを断られたり、新型コロナで本当に辛い毎日を過ごしていると思います。それなのに、お盆帰省はできるだけ見合わせてくださいなんて言ってゴメンナサイ。どうか届いた品々で故郷を思い出して…。本当に本当に仙北市民は皆さんを応援していますから。
2020年8月24日月曜日
仙北市で農業バイト!
Kamakura Industries株式会社(鎌倉インダストリーズ:原雄二代表)と仙北市は、農家や農業法人の人手不足の改善、また魅力的な農業体験を進めようと、同社の専用アプリ・デイワークを運用したマッチング事業をスタートしました。
先月に原代表とリモート会議を行い、短時間の調整で実現をいただきました。スマートフォンに同社の専用アプリ・デイワークをダウンロードして、1日単位で人手が欲しい農家や農業法人と、少し時間が空いた人・就農可能な皆さんをマッチングします。就労条件などはお互いの協議で決めてください。さらに仙北市では、農業分野に限らず観光や福祉などにも同システムを運用したいと考え、原代表にお願いをしています。人手不足を少しでも改善したいと考えています。少しお待ちください。
Kamakura Industries株式会社の皆さん、本当にありがとうございました。
※アップルストアやグーグルプレイでアプリ検索。
※市内各JA窓口に今後チラシなどを配布予定。
コロナ対策本部会議で
先ほどまで仙北市新型コロナウイルス感染症対策本部会議。私は「市内で感染者がいつ出ても不思議ではありません。市内発生を見越した対策強化をお願いします」と話し、9月議会に提案予定の経済対策案や誹謗中傷の抑止策等について協議を行いました。
9月議会で関連の予算案は、例えば仙北市プレミアム宿泊支援事業の追加で9,270万円、児童生徒1人1台のコンピュータ端末配備(GIGAスクール事業)で1億4,300万円、小・中学校の感染対策事業で1,200万円、保育園やこども園の屋内外の遊具整備で700万円、新しい旅のカタチ創造事業で550万円などがあります。議会の開会中でも、制度設計が整った支援策については提案を行いたいと思います。現状で精査を進めている家賃助成事業などを仮に加えると、9月議会では3億円に近い予算規模になることを説明し、了解をいただきました。また、教育委員会からは、小・中学校に通う児童生徒の家族に濃厚接触者が出た場合、子どもの1週間程度の自宅待機、再登校の場合は家族の陰性の確認や子どもの健康に問題がないこと…、などの対策を実施する報告がありました。この際、休んだ子どもに対する誹謗中傷やいじめなど絶対に起こしてはいけないと、委員から改めて指摘がありました。
私は「正確な情報の開示と共有は誹謗中傷の抑止力です。さらに県と市の役割の明確化を進めることも重要です。感染者を特定したいのではなく、感染事案の詳細を県と市が共有できれば、市も感染防止対策が進められます」とお話ししました。
2020年8月22日土曜日
初めてオンライン面接
今日と明日は、仙北市就職氷河期世代の職員採用・面接試験です。全国から112人の皆さんに受験をいただき、選考に残った20人の皆さんと面接をします。このうちの4人と午前中にオンライン面接を行いました。
初めてのオンライン面接でした。コロナ時代の採用試験の難しさ、一方では可能性を感じることもできました。何より大切なことは、通常面接の皆さんと不公平が生じないことです。そのため、お互いが様々な工夫や準備を行いました。そして無事に終えることができました。ご協力をいただいた皆さんに感謝を申し上げます。
※写真は市職員のリハーサル風景。
2020年8月21日金曜日
コロナ対策は県と市町村の連携で
秋田県庁で、知事と市町村長の新型コロナ感染症対策会議。私は意見交換の場面で、「もっと感染者の方の情報を市町村と共有して欲しい」とお話ししました。
同会議は、県と市町村がさらに連携して感染症対策にあたろうと初めて開催されました。県からは感染者の発生状況、医療提供体制、感染拡大防止対策、国交付金の活用事例など説明をいただきました。その後の意見交換で、私は「適切な情報開示と情報共有は誹謗・中傷の抑止力になります。県や各保健所が知り得た情報は、少なくとも管内の首長か危機管理セクションと共有いただけないものでしょうか。市町村をまたいでも生活圏は一緒ですから、感染対策を断片的にさせないよう、スピード感を持って対応できるよう、市町村だからできることがきっとあります。これは一つの例です。県と市町村の連携を進めるには、それぞれの役割の明確化も必要だと感じています」とお話ししました。
佐竹知事からは、「情報の共有はとても大事です。しかし個人が類推されてプライバシーの侵害に当たる恐れがあります。一概にすぐ市町村にお知らせすることは、なかなかできないことをご理解ください」とのお話しがありました。
※写真はNHK秋田放送局ニュースなど。
2020年8月20日木曜日
北村大臣と市民団体の意見交換
北村誠吾・内閣府特命担当大臣をお迎えしました。私は新たな規制緩和案として、軽自動車タクシーの提案準備を進めていることをお伝えしました。また大臣は市内各団体と意見交換を行い、コロナ時代でも歩みを止めないで欲しいと…。
田沢湖開発センターでは、(一社)仙北市農山村体験推進協議会の伊藤カオリ事務局長、欧風食堂Kaedeでは、田沢湖自然ファームの金子裕二代表、休暇村乳頭温泉郷では、乳頭温泉組合の竹内貴祐代表、安藤醸造では、同社の安藤大輔代表取締役社長から、それぞれ現状報告をいただきました。特にコロナ禍での経済対策・観光振興について、各団体から深刻な意見が多数ありました。大臣は「やらなければいけないことは、最後まで徹底してやらなければいけません。コロナ時代でも皆さんの活動が止まらないよう、成果が減ずることのないよう、国は皆さんの判断や取組みを応援します」と話していました。
最後に大臣は、「昔、角館の曳山を見に来ましたよ。懐かしいです」と。そうです。大臣と角館の関係は戊辰戦争にまで遡ります。大臣の故郷から出兵して来られた皆さんが、美しい角館の町並みを守ってくれました。
またゆっくりお越しください。
2020年8月19日水曜日
タベルスキ・マイケルさんと
おとなり大仙市には、とっても美味しいソーセージやウインナーを製造販売する(株)IMIポルミートがあります。今日は代表のタベルスキ・マイケルさんを訪ね、今後の連係のお話や工場視察をしました。
タベルスキさんとは、先日の駐日ポーランド大使パヴェウ・ミレフスキさんを囲む会以来です。今日はポーランドの産業の現状、特に農業・建築・IT技術などのお話で、その技術水準の高さと低価格の理由を教えてもらいました。これを日本に導入すれば、もっともっと自動化・オートメーション化を進めることができそうです。また空き家対策についても素晴らしいアイディアをお持ちでした。具体のプランはきっと後日お知らせできると思います。工場視察は本当に勉強になりました。タベルスキさんの思いがギュッとつまった手づくり工場でした。
タベルスキさんは、「これから私がやりたいことは、秋田の産業のハイブリット化です。大きな可能性があります」と話していました。
※タベルスキ・マイケルさん:1982年ポーランド共和国生まれ。国立大学で物理学を学び2003年来日。妻の郷里・大仙市で、県産豚肉を使用したポーランド産ソーセージを製造販売。近年は県内外スーパーで急速に取扱いを増やしている。(株)IMIポルミート代表取締役社長。
2020年8月17日月曜日
分岐点
広報せんぼくの「まちづくり日記」です。今号のテーマは分岐点。以下概略です。~藤子・F・不二雄さん(漫画家 代表作はドラえもん、パーマンなど)の短編に、パラレル同窓会と言う読み切り作品があります。あらすじは…。
主人公の高根望彦53歳はある企業の社長です。出世を目標に選択を繰り返し、社長ポストを手にしました。でも最近、「これでよかったんだろうか」と考えてしまうことがあります。ある日、彼にパラレル同窓会の招待状が届きます。パラレル同窓会は、現在の自分が選択しなかった、もう1つの選択肢を選んだ自分(たち)が集まる異次元の同窓会でした。参加者は全て自分。海外駐在員の高根や窓際族の高根、テロリストの高根、死刑囚の高根望彦までいます。漫画のオチは、昔からなりたかった作家の高根と入れ替わって生活を始めても、やっぱり「これでよかったんだろうか」と思ってしまうこと。人生はどちらを選んでも悔いが残るもののようです。
さて、新型コロナウイルスの世界的感染、その防止対策などで、これまでの常識や価値感が一変しました。私は、来年度からスタートする仙北市総合計画の後期計画や総合戦略の各事業には、大幅な方向転換が必要だと考えています。~新たな道程が始まります。そして新たな道程には新たな分岐点が幾つも生まれます。常に正しい選択を繰り返し、市民の健やかな日常を守りたいと思います。
※写真はパラレル同窓会(発刊:小学館文庫)
2020年8月14日金曜日
持続するまちづくりと気になるデータ
8月の3連休(8日~10日)で、県をまたいで秋田県へ来た人は昨年比28%と全国最低(発表:NHK)でした。高齢者比率が36%超と全国トップの秋田県なので、移動を自粛した皆さんの思いやりを感じます。一方で気になるデータがあって…。
それは「第2回都道府県SDGs調査2020」(発表:株式会社ブランド総合研究所)です。住民目線で地域の持続性の評価、悩みや不満、幸福度や定住意欲度を調査し数値化したもので、秋田県は複数の調査項目で下位でした。例えば住民の愛着度では45位、幸福度では最下位です。この順位には違和感があります。ちなみに上位を紹介すると、愛着度の1位は北海道、2位は沖縄県、3位は福岡県です。幸福度では1位が宮崎県、2位が沖縄県、3位が大分県です。
仙北市は県内唯一のSDGs未来都市認定自治体です。持続するまちづくりに向け懸命に活動中ですが、SDGsの県レベル評価では全国最下位で責任を感じます。1位は鳥取県です。様々な調査結果の意味を客観的に考えたいと思います。
※SDGs:誰一人取り残さない、持続する社会の実現を目指す国際的な取組み。仙北市は2017年にSDGs未来都市認定。人口減少や少子高齢化を改善し、若い世代の定住や健康寿命の延伸など住民協働で進める活動。
2020年8月13日木曜日
人口減少に効くワクチン
今朝あっちこっちを見ながら出勤。雑草がなくなって気持ち良さそうなお墓、お隣同士の立ち話、賑わうコンビニ、キャンプ場は朝のコーヒータイムでした。これは毎年のお盆風景です。ただ例年のように多数の県外車輌を見かけません。
私の周囲では帰省を見合わせる人がたくさんです。大きな夏祭りはほとんど中止、各地区の神社例大祭も氏子さんだけで行うと聞いています。地区や集落の小さなお楽しみ会はどうなったかなあ。ささらの舞やカラオケ大会や梵天あげは中止のようです。今年は新型コロナウイルス対策でこんな現状ですが、でも、さらに人口減少が進めば、毎年が今年のお盆のようになることも…。
今日の日本経済新聞に、「地方の多様性残せる自治体制度に」の社説がありました。各地のお盆行事の多様性は後世に残すべき日本の資産だと。一方で都道府県と市町村の2層制度の限界を指摘します。新型コロナの報道は連日のニュースで耳にしますが、人口減少のニュースは毎日流れたりしません。人口減少に効くワクチンを早く手にしないと。
※写真は戸沢氏祭り、角館のささら舞、田沢湖龍神祭り、西荒井梵天、生保内盆踊りなど(今年は中止)
2020年8月12日水曜日
和風だし素麺と夏野菜ゼリー
お盆休みに入った皆さんも多いと思います。できる限り周囲にご迷惑をおかけしたくないので、今日は自分でお弁当を作って出勤しました。和風だし素麺と夏野菜ゼリーです。
ジュレと言うよりやっぱりゼリーです。カチッと固まっています。お出汁をとって薄口醤油などで味付けしたゼリーに、そうめんと自宅の夏野菜などを閉じ込め、職場の冷蔵庫で冷やして食べています。スプーンで野菜をザクザク掘り出す感覚も楽しいです。本当は透明感のある宝石箱がイメージでしたが、お出汁と醤油のおかげで黄金ゼリーになりました。これはこれで良しです。
今日は新型コロナウイルス対策で、withコロナ時代の地域ビジネスを応援する仕組みづくりを検討しています。仙北市が若い皆さんにとって、どこよりも起業しやすい町になるために、どんな一歩が必要なのか…、議論が続きます。
2020年8月11日火曜日
頑張れ「あきた発酵ツーリズム」
夏バテ対策に甘酒を仕込んで飲んでいます。夏野菜のピクルスも簡単に漬けられます。発酵食品は美味しくて健康に良くて楽しくて…。秋田県が発酵食品に着目したのはさすがです。頑張れ「あきた発酵ツーリズム」。
甘酒の旬は冬だと思っていたら、夏の季語だと教えてもらいました。江戸時代から庶民の夏バテ防止食品だったそうです。作り方が簡単だったので私も仕込んで飲んでいます。映画「リトルフォレスト」のライスサワーにも挑戦中です。注意点は飲み時を過ぎるとアルコール発酵すること。ピクルスは色彩と酸味で元気が出ます。畑でとった野菜をザクザク切るのも楽しい作業です。お酒はもちろん、ガッコも味噌も醤油も納豆も発酵食品で、こんなに発酵の食文化に恵まれた県、他にあるのかなあ…。先日のリモート会議で榎田竜路さん(仙北市総合戦略アドバイザー)が、「withコロナ時代ですから、免疫力を高めると言われる発酵食品はもっと人気が出ますよ。仙北市にはその素地がたくさんあるじゃないですか」とご指摘をいただきました。
来年はJRグループが「東北デスティネーションキャンペーン」を行います。秋田の発酵文化、東北の発酵文化を全国区にする絶好の機会が到来します。さあ準備しましょう。
2020年8月9日日曜日
7年前の8月9日
今日は明け方から被害確認で市内巡回。一部で倒木などありましたが、今のところ大事には至っていません。7年前の今朝も強い雨が降っていました。そして11時35分ごろ、田沢供養佛地区で土石流が発生し、6人の市民の皆さんが帰らぬ人となりました。
7年前の今日、私は午前10時から角館交流センターで「仙北市追悼式・広域遺族地方大会」に出席していました。角館では青空がのぞく好天で、会場にいる皆さんは上桧木内や田沢の大雨をイメージできなかったと思います。もちろん市役所の各部は朝から雨対策で警戒を強めていました。体験したことのない局地的で非常に強い雨でした。秋田・岩手の両県で観測史上最大の降雨量を記録しています。気象庁が運用を開始した特別警報は、この豪雨を教訓としたお話しを後で聞きました。
土石流災害は、建物被害17棟(住家全壊5棟、住家半壊1棟、非住家全壊10棟、非住家半壊1棟)、6人の皆さんが亡くなり、重軽傷者も2人いました。今朝、私は碑の前で6人の皆さんのご冥福をお祈りしました。そして大雨で悲しい災害がもう起こらないようお願いをしました。
皆さん、気を抜かず大雨対策を行ってください。これから河川は増水します。危険な状態は続きます。
2020年8月8日土曜日
深夜からの大雨にご注意を
大気がとても不安定な状況です。深夜から徐々に雨脚が強まり、9日(日)明け方から昼前までがピークになりそう。仙北市は先ほど20時に災害連絡室を立ち上げました。ご注意ください。
現在は雷注意報が発令されています。この後、大雨警報が発令される可能性は「高」です。局地的に1時間に50m以上の非常に強い雨が降る見積もりもあります。土砂災害や河川の増水・氾濫に警戒が必要です。JR東日本では、秋田新幹線を秋田~盛岡間で9日の始発から運転を見合わせることを決めました。
24時間降水量は100m~150m、ピークを過ぎても断続的に雨が降り続ける予測です。
※写真は日本気象協会の明日5時の雨雲予測。
いなか学校withワーケーションが開校
仙北市わらび座で、県内初のいなか学校(工藤愛校長)withワーケーションが開校しました。期間は今日から10日までの3日間。シアターエデュケーションやドローン体験、ワークショップの他、ワーケーション環境も完備しています。
新型コロナウイルス対策で短い夏休みになっています。そんな中で子どもと保護者が一緒に過ごせる時間はとても大切。今回は県内から定員(10名)を超える参加になりました。人気プログラムのシアターエデュケーションは、子ども達のコミュニケーション能力をきっと高めてくれると思います。さらに休日のない大人にとっては、Wi-Fi環境の整ったSemboku Complex(ワーケーションセンタ-)が頼れる存在です。開校式では、いなか学校が誕生した熊本県水俣市から高岡利治市長がリモート参加。エール交換で、私は「水俣市も仙北市もSDGs未来都市です。今回のいなか学校をご縁に交流をスタートさせましょう」とお話ししました。
いなか学校wihtワーケーションで、楽しい夏の思い出づくりを応援できたら幸せです。
2020年8月7日金曜日
お墓を守って…
仙北市遺族会連合会の総会に参加しました。終戦から75年、戦死された皆さんが命がけで守った国や故郷、大切な人たちを、今年は新型コロナウイルスから守る特別な夏になっています。
私はあいさつで、「新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、できる限りお盆帰省を見合わせてくださいとお願いしています。ご遺族の皆さんのご家庭でも、帰省予定だった方がいると思います。全てを受け入れて、そして許してくれる場所だった故郷から、こんな話しが届いた時の落胆はどれほどだったか…。本当に申し訳ないと思います。今年は、帰省を断念する皆さんの思いも合わせ、お墓を守り、御霊に現状をお伝えください」。
仙北市では、9月1日に戦没者追悼式を行います。皆さんのご参列をお待ちします。
2020年8月6日木曜日
電話で防災情報が確認できます
仙北市は、大雨やクマの目撃情報など防災行政無線でお伝えしていますが、今日から聞き逃した方への新サービスを始めました。電話(家庭・携帯)で0180-991555におかけください。防災行政無線の放送内容がいつでも音声で確認できます。
防災行政無線は、屋外スピーカーや戸別無線受信機で情報を伝達しています。また安心安全メール、市役所ホームページ、ツイッター、フェイスブックなどの活用も行っています。でも野外スピーカーの放送は、山に反響して聞き取りにくかったり、そもそも雨の日や冬は窓を閉じると屋内に放送の声が届きません。先日、ある市民の方から「聞き逃しダイヤルと言うサービスがある」との情報をいただきました。調べたらNTTグループのテレドームというシステムでした。何人が一緒に電話してもパンクする心配がありません。皆さんの安全対策にきっと役立つと思います。
聞き取りにくい放送、聞き逃した放送など、0180-991555でご確認ください。
※ご利用には通話料がかかります。
2020年8月5日水曜日
きれいな海水浴場で田沢湖が全国6位
週刊ダイヤモンド編集部は、環境省の2017~19年データ+独自分析で、「水がきれいな海水浴場ランキング2020」を発表。全国の海水浴場(湖等含む)で水質が最高位の「AA」を取得した450ヶ所中、田沢湖が6位になりました。
水の汚れを示す化学的酸素要求量(COD、mg/リットル)が低い(=きれいな)順に評価付けをしたもの。湖水浴場でベストテン入りしたのは田沢湖だけです。評価はCODが2.000mg/リットル以下、大腸菌群数が2個/100ml未満、透明度が1m以上、油膜が認められない、の4つの基準をクリアしている「AA」のみで行ったことから、「ランキング上位の海水浴場は水質の良さではエリート中のエリートと考えていい」とのコメントを出しています。
※以下ベスト10の海水浴場(COD、mg/リットル)
1位 静岡県沼津市・井田(0.500未満)
2位 沖縄県宮古島市・前浜(0.500未満)
3位 静岡県沼津市・大瀬(0.500)
3位 静岡県沼津市・平沢(0.500)
5位 東京都八丈町・底土(0.533)
6位 秋田県仙北市・田沢湖(0.600)
6位 静岡県沼津市・御浜(0.600)
8位 東京都小笠原村・大村海岸(0.633)
9位 宮崎県日南市・栄松(0.667)
10位 東京都神津島村・前浜(0.700)
2020年8月4日火曜日
新聞紙のお皿でカレー
朝から「桧木内地区災害避難訓練」。地区の皆さんにご協力をいただき、コロナ時代の避難所の在り方を探ったり、新聞紙で防災グッズを作ったり…。
新聞紙でスリッパを作ったり、ポリ袋と新聞紙でお皿を作ったり、そのお皿でカレーを食べたり…。子ども達にとっても忘れられない訓練になったと思います。
2020年8月3日月曜日
できる限りお盆帰省を見合わせて
先ほど開催した、仙北市新型コロナウイルス感染症対策本部の決定方針です。県外からお盆帰省などを予定されている皆さまには、「できる限り帰省を見合わせて欲しい」ことをお願いすることにしました。
新型コロナウイルスは、高齢者が感染した場合は重篤化傾向が高いとの指摘があり、仙北市のように高齢者比率が約43%と県内上位にある自治体としては、家庭内感染の防止が市民の生命を守る手段の一つになり得ると考えています。また、現状で感染者の多少はありますが、47都道府県全てで感染拡大の傾向にあり、保菌しているけれども無症状の皆さまが相当数いると推測されます。
これらのことから、同対策本部としては首都圏や関西圏などに限らず、特にお盆期間中は「できる限り帰省を見合わせて欲しい」ことをお願いすることにしました。ふるさとを守る・家族を守る行動だと理解いただきたいと思います。市内のご家族からも、市対策本部の考えをお伝えいただきたいと思います。また様々な要因で帰省された方には、「家族との接触や共有時間の持ち方を工夫し、できるだけ短時間とするよう、出歩く際には混雑する場所には行かないなど県が発出している注意行動を遵守すること」など、事前にお伝えいただきたいと思います。
仙北市民が市内外を問わず、日常的にお会いする方々ではない皆さまや地域、旅館やホテル、スーパーなどの往来では、改めて緊急事態宣言時に行っていた基本的な感染症対策を、さらに徹底して励行いただきたいと思います。感染拡大は当時よりも深刻です。ご協力をよろしくお願いします。
※上記は同対策本部での私の発言趣旨です。今週金曜日に項目で整理のうえ緊急広報第6号を発行し、市民の皆さまにお届けします。
2020年8月1日土曜日
角館昔語り~夏の章~
今日の語り部は田村雄幸さん。演目は「角のたてた町」、「たつこ姫伝説」、「八郎太郎物語」の3題。皆さま楽しんでいただけた様子です。終わった後、涼しい風が気持ちよい町歩きも趣深いかと…。なお昔語りは、新型コロナウイルスの感染対策など環境整備を行っての開催です。ご来場の皆さまにもご協力をお願いします。
9月26日まで毎週土曜日の19時~19時30分の開催です。会場は田町武家屋敷「西宮家・母屋」。定員は20名で予約・料金は不要。皆さまお越しください。
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