2020年8月17日月曜日

分岐点


 広報せんぼくの「まちづくり日記」です。今号のテーマは分岐点。以下概略です。~藤子・F・不二雄さん(漫画家 代表作はドラえもん、パーマンなど)の短編に、パラレル同窓会と言う読み切り作品があります。あらすじは…。

 主人公の高根望彦53歳はある企業の社長です。出世を目標に選択を繰り返し、社長ポストを手にしました。でも最近、「これでよかったんだろうか」と考えてしまうことがあります。ある日、彼にパラレル同窓会の招待状が届きます。パラレル同窓会は、現在の自分が選択しなかった、もう1つの選択肢を選んだ自分(たち)が集まる異次元の同窓会でした。参加者は全て自分。海外駐在員の高根や窓際族の高根、テロリストの高根、死刑囚の高根望彦までいます。漫画のオチは、昔からなりたかった作家の高根と入れ替わって生活を始めても、やっぱり「これでよかったんだろうか」と思ってしまうこと。人生はどちらを選んでも悔いが残るもののようです。

 さて、新型コロナウイルスの世界的感染、その防止対策などで、これまでの常識や価値感が一変しました。私は、来年度からスタートする仙北市総合計画の後期計画や総合戦略の各事業には、大幅な方向転換が必要だと考えています。~新たな道程が始まります。そして新たな道程には新たな分岐点が幾つも生まれます。常に正しい選択を繰り返し、市民の健やかな日常を守りたいと思います。
※写真はパラレル同窓会(発刊:小学館文庫)

0 件のコメント:

コメントを投稿