2021年4月30日金曜日

2つの駅の伝言板


 JR角館駅と田沢湖駅の構内に、ホワイトボードの伝言板があります。そこには色とりどりの付箋が貼ってあって…。

 先日、仙北市コロナ対策本部と市観光課は、両駅のご協力をいただき非接触型検温器を設置しました。連休中の対策強化に少しでも役立って欲しいと考えています。その稼働状況を確認して回る中で、ホワイトボードの付箋を読んで感動しています。この伝言板の名称は「地元のいいとこ教えますボード」。地域の皆さんが旅人に故郷を紹介するツールとして、DCキャンペーンの一環でスタートしました。でも今は旅人が気に入った場所などを書き込むケースが多いようです。お世話になった旅館やホテル、美味しかった料理、美しい自然、ハイレベルな感染対策など、新鮮な驚きとして書き込まれています。

 読む度に地元の皆さんの頑張りが見えてきます。そしてコロナ禍の観光・交流は、来訪者の皆さんと迎える地元の皆さんの共同作業だと言うことを再認識できます。レトロでアナログな手法ですが気づきの多い伝言板です。
※ボード設置は9月30日まで。

2021年4月28日水曜日

モノづくりから価値づくりへ


 ある講演会での、グラフィックデザイナー・原研哉さんの言葉です。これからの時代は、モノづくりから価値づくりに、豪華絢爛から本物・本質に移行するとの指摘です。

 閉塞感で将来に不安しかない中で、勇気や希望の火が胸に灯った思いです。以下は原さんのお話のアウトライン。~日本のインバウンド政策は、2019年に3000万人を達成しました。当時は世界中でグローバルな人流が加速していました。そんな時こそローカルが大事です。日本は戦後の復興でモノづくりを進め、日本製品の信頼性は今や世界で一番です。その代表が自動車で輸出総額は年間12兆円です。さて、デービット・アトキンソンさん(日本政府観光局特別顧問)は、コロナが終わり、2030年になれば訪日外国人は6000万人になると予測し、その外貨獲得額を10兆円と試算しました。観光収入が自動車輸出にほぼ肩を並べる時代が来ると言うことです。世界の国々の皆さんは、コロナが終わった後、ぜひ日本を訪ねたいと言っています。その土地の風土や環境、人が生きた痕跡、知恵の産物などが人々を魅了します。~

 何もインバウンドに限った指摘ではないようです。秋田には、ふるさと仙北には、価値の再定義が必要な多くの歴史や文化・産業・環境・人々の営みがあります。これまでの常識に拘泥しないで、見逃していた扉に手を伸ばし、高付加価値化の作業に皆さんご参加ください。

2021年4月26日月曜日

ひなたエキスが28日オープン


 四季折々、多彩な秋田の果実・野菜を美味しいスムージーやポタージュに…。ニュースタイルのテイクアウト店〝ひなたエキス〟が、4月28日(水)田沢湖にオープンします。

 今日は代表の須崎裕さんのお声かけで、お披露目プレオープンにお邪魔をしました。スタッフの前山なつのさん、遠藤大暉さんにも笑顔でお迎えをいただきました。試食させてもらった苺コンフィチュールの濃厚スムージー、これ本当に美味しい!。やっぱり麦飴は正解ですよ。その他にも春メニューとしてほうれん草のポタージュ、しいたけペーストの濃厚ポタージュなど、食材のエキス(旨み)を大切にした品揃えです。

 地元食材の可能性を強く感じました。季節ごと、どんな美味しさと出会えるのか今から楽しみです。詳しくは、ひなたエキスhttp://hinata-life.co.jp/hinataekisu

ワクチン接種の特命本部を組織


 仙北市新型コロナウイルス感染症対策本部を開催。ワクチン接種業務を進める特命部隊・仙北市新型コロナワクチン接種推進本部を立ち上げることにしました。

 ワクチンの絶対量が不足していることは皆さんもご承知の通りです。同本部は現下にあっても市民の皆さんへ的確に情報発信を続け、ワクチン接種に必要な準備を部局横断型で進める組織です。前回の接種予約での混乱を反省し、改めて体制の再強化が必要と判断しました。全庁体制で取り組みます。本部長は倉橋典夫・副市長です。

 なお、ワクチンの入荷に一定の見込みが立ったことから、予約業務を再開(土・日・祝日は除く)します。85歳以上の方は5月6日(木)から、75歳以上の方は5月13日(木)からなど、年齢区分で受付け開始日が違います。広報などで詳細の確認をお願いします。

2021年4月24日土曜日

提案「新・秋田旅~道祖神編~」


 新たな秋田旅の提案~道祖神編~です。道祖神は疫病などが地域に入ってこないよう、村境や神社に祀られてきました。県内には100体以上が現存すると言われています。コロナ退散の願掛けもかねて、仙北市・大仙市を走りました。

 参考にしたガイドブックがあります。「村を守る不思議な神様~あきた人形道祖神めぐり~」(著者:小松和彦 絵:宮原葉月 発行:秋田人形道祖神プロジェクト)です。同誌によると、秋田県は道祖神のメッカ、全国一番の個体数なんだそうです。なるほど、コロナ感染者が少ないのは道祖神の数と比例しているのかも…。さらに各地の道祖神は多様です。男性だったり女性だったり、石だったりワラだったり、大きな身体を持っていたりお面だけだったり。道に迷ったら農作業の人に声をかけてください。丁寧に嬉しそうに場所を教えてくれます。地域の歴史や営み、人々の思いを感じることができる新・秋田旅です。

 写真の全身像は仙北市西木町吉田のワラニンギョウ、お面は大仙市太田・斉内のオニョサマ、同・小曽野のオニオウサマ、同・鶴田のショウキサマ。同・南外荒沢のショウキサマなど。それぞれにお米をお供えして歩きました。

2021年4月22日木曜日

目指せ!しあわせな未来のいなか


 仙北市は4月16日、「スーパーシティ型国家戦略特別区域の指定に関する公募」で、内閣府へ区域指定申請を行いました。

 公募期間最終日の申請でした。昨日21日、坂本哲志・地方創生担当大臣は、仙北市を含む応募総数が全国で合計31地方公共団体だったことを発表。さて本来のスーパーシティは、未来の姿を先行的に実現する〝まるごと未来都市〟を目指しています。しかし仙北市の事業コンセプトは「しあわせな未来のいなか」です。少子高齢化に悩む普通の地方都市(仙北市)が、テクノロジーとビッグデータの活用をベースに、徹底した生活重視政策、課題解決を実現する規制緩和等で、住み続けたい故郷づくりに官民協働で取り組みます。その中心事業として、①健康長生き ②稼げる農業 ③つながる観光 ④便利な移動 ⑤どこでも市役所 の5つの領域を掲げました。人と暮らしが中心のスーパーシティに挑戦です。

 多くの市民の皆さんからご意見をいただき、やっと申請までこぎ着けました。ありがとうございました。この後はステージが国に移って専門調査会等での審議です。この後も状況などレポートを継続します。


2021年4月21日水曜日

駅の小さなピアノコンサート


 JR田沢湖駅に駅ピアノがデビュー。これを記念して安藤満里さんがエリーゼのために(ベートーベン:作曲)を、古郡理紗さんが赤いスイートピー(松任谷由美:作曲)を演奏してくれました。

 田沢湖ロータリクラブ(西村隆作会長)が設置しました。ピアノは生保内中学校の校長先生を務められた稲田久先生、そして娘さんの久美さんが愛用していたもの。とても温かい音がするピアノでした。何も知らずに新幹線を待っていた皆さんからも、小さなピアノコンサートに大きな拍手が送られました。明日からピアノは自由に弾くことができます。

 私はごあいさつで、「田沢湖には人を癒やしてくれるものがたくさんあります。駅ピアノもその一つになってくれたら嬉しいです」とお話ししました。

2021年4月20日火曜日

花を見つける


 内外情勢調査会の秋田支部懇談会に出席。作家・江上剛さんの講話~コロナ時代を生き抜く視点~のアウトラインです。とても大切なお話しです。

 ~日本はいつから備えのない国になってしまったのか。コロナ対策ではマスクもワクチンも後手後手だ。先日の菅総理の訪米は台湾の重要性を明らかにした。これは評価できる。同時に中国と覚悟の時代に入ったと言うことだ。さて国内では、コロナ禍でもうまくいっている会社がある。どうしてだろう…。それは松尾芭蕉の句の「世の人の見つけぬ花や軒の栗」に例えられる。世の中の人とは違う視点、社会を思う心がある会社がうまくいっている。他にはないものを持っている、不要なものは躊ちょなく捨てることだ。私は多くの経営者の取材を行い本を書いている。紹介したい人や企業はたくさんいるが、秋田にご縁がある人では、イトーヨーカ堂を興した伊藤雅俊さんだ。伊藤さんは出兵前は秋田にある三菱マテリアルで働いていた。戦後復員したときも秋田に帰った。その後、上京しヤミ市からスーパーストアを興した。母の言葉が秀逸だ。「お客さまは来てくれないもの。お取引先は売ってくれないもの。銀行は貸してくれないもの」。この思いは他社にはない。伊藤さんは今も言っている。「会社が大きくなることが恐かった。小さな商店でお客さまの喜ぶ顔を見ていたかった」と。ダーウィンが言っているが、大きいもの、強いものが生き残るとは限らない。時代の変化に対応できるかどうかだ。早川種三さんは、明治時代に活躍した実業家だ。企業再建の神様と言っていい。そして人が見つけない花を見つける名人だった。ある時は従業員を励まし続けた。その会社の花が従業員だったから。そして明るかった。リーダーは誰より明るくなければいけない、それが持論だった。

 強みを探すこと、花を見つけること、非効率が付加価値になることも多い。そんな会社だったり組織がコロナ時代を生き抜く。さて、日本はどんな国を目指すのか、どんな花を見つけて、なくてはならない国になるんだろうか~。

お花見の混雑回避に新アプリ


 今日から角館の桜まつり期間に入りました。実行委員会では現状までの安全対策に加え、新たに混雑状況やトイレの衛生管理を共有し、改善するアプリの運用を始めました。

 開発はアステリア株式会社(平野洋一郎社長・東京都品川区)。企業版ふるさと納税で仙北市と「桜に彩られたまちづくり事業」を進めるパートナー企業です。同社ソフト・プラティオをベースに、混雑回避と公衆衛生のレベルアップを図るアプリを作成いただきました。これを市観光課職員のスマホにダウンロードし、開花状況、駐車場や通りの混雑状況、トイレの衛生状況などを共有。感染リスクを低減する混雑回避の誘導等がリアルタイムで可能になりました。

 今年の桜まつりは、県内のお客さま中心のお花見をお願いしています。お迎えする側も、お出でをいただく皆さまにも体調管理の徹底、感染防止の基本対策はもちろん、会場内では感染防止に有効な各規制があります。お食事も時間をずらすなどご配慮ください。
※写真左は平野社長がリモート参加した記者会見。
※国・県・市のコロナ対策情報にご注意ください。

2021年4月18日日曜日

提案「新・秋田旅~お団子編~」


 新たな秋田旅の提案~お団子編~です。桜が美しい町には美味しいお花見団子があります。と言うことで先ず角館町内のお菓子屋さんへ…。慣れ親しんだ大好きなお団子を食べながら、少し足を延ばして美郷町・横手市・湯沢市を訪ねました。

 写真を見ただけで、「あっ、このお団子は〇〇のお花見団子だ、これは〇〇だな」と分かる方もいるかと…。本当にどれも個性的でそれぞれが美味しいです。美郷町や横手市のお団子は外観が似ていますが、アンコ(羊羹)の甘さや歯触りは別物です。ただし食べ比べないと違いは分かりにくいかも知れません。
 さて、天気が心配ですが県内各地の桜は見頃です。距離を保ちながら静かに花を愛で、甘いお団子で癒やされてください。

 角館の桜まつり(期間前)では、コロナ感染対策でご来場の皆さまに多くのご協力をいただいています。改めて感謝を申し上げます。
※写真は秋田県南のお団子を集めて。

2021年4月17日土曜日

静かなお花見にご協力ください


 4月20日から始まる角館の桜まつりは、開花が記録的に早まったことでお客さまの出足も早く、今日から安全対策を前倒しで行っています。コロナ対策の検温所や手指消毒所、桧木内堤の一方通行などにも混乱はありません。

 今年の桜まつりは、出店やステージショーの中止、各種イベントの中止など規模縮小で開催の準備を進めてきました。先日さらに秋田県のコロナ感染警戒フェーズが上がり、県外ではまん延防止重点措置エリアが増加したことなどで、今年は県内のお客さまが中心のお花見です。加えて
ライトアップや歩行者天国、河川敷での飲食など中止・禁止としました。一方で新型コロナウイルス感染対策は最高レベルで実施し、お客さまの動線上に検温所6ヶ所・手指消毒所30ヶ所の開設、市内店舗の感染対策再徹底、交互交差を避けるお花見一方通行の実施、安全対策スタッフの大幅な増員も行いました。

 体調不良や熱っぽい方などは、お客さまに限らずご来場をご遠慮ください。安全に、そして静かなお花見になるようご協力をお願いします。

執念が足りません


 仙北市役所・部課長等会議を開催。市政運営に必要なパワーを集結するベクトル合わせの会です。私は取り組んだ政策が思い通りの成果を上げられなかった要因分析で、土光敏夫さんの「それは執念が足りません」を引用しました。

 30年ほど前、土光敏夫さん(東芝社長、経団連名誉会長、第二次臨時行政調査会長)が言った言葉です。「思い通りの結果が手にできないことは多数です。それは能力がないのではありません。執念が足りないのです」。コロナ時代、ワクチン接種、経済対策、新たな価値創造など、初めての職務がたくさん生まれました。職員の知恵出しと行動がとても重要です。職員は少しスマート過ぎるような気がします。

 会議では恥ずかしくて口にできなかった言葉もあります。「明日に死んでしまうとしたら、今日の生き方はそれで良いのですか?。どれくらい真剣に生きるつもりで生きていますか?」…、これは大好きなチェ・ゲバラ(アルゼンチン生まれの革命家)の言葉です。私も仕事は命がけでするものだと思います。
※会議は窓を開けソーシャルディスタンスに配慮して開催しました。

2021年4月14日水曜日

第1次のワクチン接種予約を終了


 仙北市では、コロナウイルス感染症ワクチンの供給量が不足しているため、感染時により重症化しやすい高齢者、特に年齢の高い75歳以上の皆さまを対象に5月9日から接種を始めます。その第1次接種予約が先ほど終了しました。

 仙北市新型コロナウイルスワクチン接種推進室では、12日に接種券・お届け案内・シャトルバス運行表などを同封して、75歳以上の皆さま6,000人に向けて一斉に郵送作業を行いました。現在のところ供給を受けているワクチン量は975人分で、本日午前その接種人数に達したことから、いったん予約作業を終了したものです。とても貴重なワクチンです。どうか会場などお間違えのないようご留意をいただき、ワクチンの接種を受けてください。

 また次のワクチンが届きしだい予約受付を再開します。その際は、防災行政無線など様々な手法で皆さまにお知らせします。ご迷惑をおかけしますが少しお待ちください。
※写真はNHKニュースから。

2021年4月12日月曜日

角館の桜まつりについて


 角館の桜まつり実行委員会を開催中、県の感染警戒レベルが2から3に引き上げられた情報を入電。これを受け、実行委員会ではライトアップと歩行者天国の中止、河川敷での飲食禁止を決定しました。

 県の警戒レベル3の内容は、都道府県をまたぐ不要不急の移動の自粛要請、不要不急の外出の自粛要請(地域や曜日等を限定)、クラスター発生例のある業種の施設やガイドライン未遵守施設などの休業・時短営業の要請、イベントの規模をレベル2より制限または中止などです。一方、角館の桜まつり実行委員会では、主観で桜まつり催事の実施や中止を判断しないよう、予め実行委員会内で「フェーズの変化に応じた対応」基準を作成していました。県の警戒レベルが3にとなった時は、桜まつりへの県外からの来訪を遠慮いただくよう呼びかけること、ライトアップ、歩行者天国の中止、河川敷での飲食の禁止などです。ただし予定している警備態勢、検温態勢はそのまま、または強化のうえ実施することになります。

 仙北市内で感染者はいませんが、近隣の市町で県がクラスターと認める事案も発生し、その対応で地域医療に緊張感が高まっています。残念ですがライトアップや歩行者天国は中止し、河川敷での飲食は禁止とします。県外からの来県はご遠慮いただき、県内の皆さまには静かに美しい桜を観ていただきたいと思います。どうかご理解とご協力をお願いします。
※さらに状況の変化なども考えられます。最新情報にご留意ください。

特別給付とワクチン接種


 仙北市一般会計補正予算第2号で、コロナで困窮する子育て世帯(ひとり親世帯分)への特別交付金と、ワクチン接種時の会場送迎シャトルバス経費を予算化(専決処分)しました。

 新型コロナウイルスの影響で困窮する低所得の子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親世帯分)では、令和3年4月分の児童扶養手当を受けている一人親世帯に対し、5月11日の児童扶養手当の支給日に、児童一人あたり一律5万円の給付金を児童扶養手当とあわせて支給します。この経費に事務費も含めてで2,228万円を計上しました。
 ワクチン接種のシャトルバスについては、会場まで送迎が必要な方に乗車をいただくバスのレンタル料です。こちらの経費も事務費を含めて1,062万円を計上しました。

 なお、本日から75歳以上の市民の皆さまにワクチン接種券の郵送を始めました。しかしワクチンの供給量が限られていて、皆さま全員の予約を受け入れることが困難な現状です。随時情報の提供を行います。
※写真は業務を本格化した市のコールセンター。皆さま真剣です。ありがとうございます。

2021年4月11日日曜日

魂をときはなて!



 わらび座70周年シーズン開幕特別公演で、ミュージカル空!空!!空!!!を観劇しました。劇中でヤエさんのお父さんが「魂をときはなて」と…。

 小さな頃から飛行機が大好きだったヤエさん。何としても飛行機乗りになりたくて、両親に飛行機学校への入校を許して欲しいと懇願します。この時の親子の会話がとても魅力的です。ヤエさんは、「私には夢がある。女が飛行機を操縦してはいけないのか」と。娘の言葉にお父さんは、「魂をときはなて。魂を閉じ込めてはいけない」と、娘の夢を背中から押してくれました。

 きっと夢と魂は同じ場所にあるのだと思います。だから夢を諦めることは魂を捨てることです。コロナで辛い毎日ですが、ぜひ皆さんに観て欲しいミュージカルです。

2021年4月9日金曜日

お花見クリーンアップ


 今朝は秋田内陸線の実証運行に参加。そのまま角館駅から武家屋敷通りへ向かい、恒例のお花見クリーンアップに合流しました。

 実証運行は、この土・日も含め来週いっぱい特別ダイヤで内陸線を増便し、空白の朝8時台で通勤や通院等の需要動向を探る取り組みです(ダイヤは下記)。今朝は6人の乗車でしたが、運行を知らなかったとのお話しもあったので、さらに情報発信を行います。
 さて角館駅で下車後、空き缶などを拾いながら武家屋敷通りへ。お花見クリーンアップは毎年この時季、観光協会と町並みを守る会が開催しています。朝9時には多くの事業所や個人・団体、学校の子ども達などが集まってくれました。後でお話をお聞きしたら、今年は100人を超える皆さんが参加し、240㎏のゴミを回収したそうです。

 今日は小雪が舞う寒い一日でした。皆さん本当にご苦労様でした。多くの皆さんのご協力で、安全に美しい桜を観てもらう準備が進んでいます。
※《特別ダイヤ》上桧木内7:37→左通7:40→羽後中里7:44→松葉7:48→羽後長戸呂7:52→八津7:57→西明寺8:02→羽後太田8:05→角館8:11

2021年4月8日木曜日

327人のおめでとう


 昨日は仙北市内の各中学校で入学式でした。189人の子ども達が中学校に進学しました。今日は各小学校の入学式で、138人の新1年生が誕生します。あわせて327人の皆さんの新たなスタートです。入学おめでとう、みんなガンバレ!。

 今年もコロナ対策で来賓出席をご遠慮し、子ども達と保護者と学校教職員の入学式になりました。お伝えしたかった思いはメッセージでお届けして…。中学校の皆さんには「新しい自分を発見してください。そして自分が思い描く自分、大好きな自分を実現できるように頑張ってください」と。また小学校の皆さんには、「朝ご飯を食べて、歯磨きもして、毎日学校に来てください」と。そして、ご家族、保護者の皆さん、本当におめでとうございます。

 さあ、楽しい時間が始まりますよ。

2021年4月7日水曜日

通勤や通院に特別列車を実証運行


 通勤・通院等でさらに秋田内陸縦貫鉄道を活用いただきたいと、同社と仙北市は特別ダイヤの列車を実証運行します。皆さまご乗車のうえアンケートなどにご協力ください。

 利用実績やアンケート結果に基づき、正式運行の可否を判断します。地区住民に限らない皆さまもご利用いただけます。同列車の乗車運賃は市が負担します。
●実証期間 4月9日(金)~4月16日(金)
●特別ダイヤ
上桧木内  7:37
左通    7:40
羽後中里  7:44
松葉    7:48
羽後長戸呂 7:52
八津    7:57
西明寺   8:02
羽後太田  8:05
角館    8:11

 お問い合わせ先は、秋田内陸縦貫鉄道株式会社(電話0186-82-3231)、または仙北市企画政策課(電話0187-43-1112)まで。

2021年4月6日火曜日

ふるさと納税が14億円超に


 2020年度末、仙北市ふるさと納税の寄付額は14億5800万円を超える見込みです。皆さま本当にありがとうございます。

 最終集計は少し後になります。2019年度は8億2172万円でしたから、前年度比で6億円以上も多くのご寄付があったことに…。件数も昨年比で2倍近い8万件を超えました。過去最高の寄付額・寄付件数です。これほどまで増加した要因を分析中ですが、コロナ対策の出控えで農産物(特にお米)の自家消費需要が増加したこと、市内企業や関係団体の取り組みが素晴らしかったこと、ポータルサイトの充実と広告活動が成果を上げたこと、観光都市・仙北市への応援…などなど、市民協働の取り組みに進化したこと等が考えられます。

 全国の皆さまのご厚情を財源に、今年度で市が取り組む安全・安心対策、子育て支援や産業振興など、ふるさと納税の活用事業は多数です。本当に感謝の思いでいっぱいです。この後も使い方など情報公開に努め、さらにご支持をいただけるよう返礼品の開発なども進めます。皆さまよろしくお願いします。

2021年4月5日月曜日

須田教育長が公務をスタート


 仙北市教育長に着任の須田喬(すだたかし)さんが、4月1日から公務をスタートしています。子ども達に寄り添い、未来を拓く教育をよろしくお願いします。

 須田教育長は田沢湖生保内生まれの62歳。早稲田大学を卒業後、都内での教職生活を経て大曲中学校、角館中学校、横手清陵学院中学校教頭、神代中学校校長、秋田県南教育事務所仙北出張所長、美郷中学校校長、角館高校スペース・イオ指導員、また昨年12月から仙北市教育委員会委員などを歴任。「少子高齢社会の中で、教育は骨太の人間を育てる必要があります。子ども達一人ひとり、知・徳・体でバランスのとれた、幹の太い人間の育成に取り組みます」と話しています。

 昨年度まで、3期にわたりご難儀をおかけした熊谷徹教育長、本当にありがとうございました。ますますご活躍を!。

※須田教育長と仙北市教育委員会事務局、北浦教育文化研究所、中央公民館などは西木庁舎です。どうぞお気軽にお声かけください。

2021年4月3日土曜日

提案「新・秋田旅~悲恋編~」


 新たな秋田旅の提案に向け車を走らせました。訪ねた先は大館市と秋田市と地元の3寺社。ともに鎌倉幕府5代執権・北条時頼と才女・唐糸の悲恋を今に伝える場所で、愛を想う巡礼の旅です。

 今から760年ほど前のこと。北条時頼の愛を独り占めした唐糸は、周囲からの嫉妬に絶えきれず、生まれ故郷の青森・藤崎で余生を過ごしていました。そこに出家した北条時頼(西明寺入道時頼)が訪ねてきます。しかし唐糸は、田舎暮らしで美しさも衰えた姿を見せたくないと池の中に投身。一足違いで死を知った時頼は深く悲しみ、失意のまま葬儀を営んだそうです。さらに鎌倉に帰る道すがら、初七日には釈迦如来像を彫刻し実相寺釈迦堂(大館市釈迦内)を建立、次いで二七日法要で釈迦堂光明寺(秋田市旭北寺町)を造立し釈迦如来像を安置、三七日法要で大国主神社(仙北市西木町)を建立し釈迦如来像を安置したと伝えられています。

 近年、大国主神社は県内有数のパワースポットとしても有名です。なお大館の釈迦内、仙北の西明寺の地名は時頼に由来していると伝えられています。
※諸説あります。
※写真左は実相寺、右上は釈迦堂光明寺、右下は大国主神社。

2021年4月1日木曜日

霧が晴れて


 職員の皆さんの「やるぞ!」感を奮い立たせるスピーチを考え、まとめきれずに朝を迎えました。それでヒント探しと文脈整理で田沢湖へ車を走らせて…。ところが湖畔たつこ像付近は見たことがないような濃霧です。

 新年度初日なのに運がないなあと思いました。でも御座ノ石神社を通過する辺りで霧が薄くなり、白浜に着く頃には素晴らしい景色と田沢湖ブルーの湖面を見ることができました。60歳になって初めて霧が晴れる意味を知ったような気がします。この朝の経験を、年度初めの会で職員にお話ししました。「霧がかかったように向こう岸が見えない課題もあります。でも立ち位置を変えると全く別の景色が広がっていて、その霧さえ美しい風景だったりするんです。そこに留まらず進むことで状況の改善策はきっとあります」と。さらに「もっと皆さんは職場に市民感覚を持ち込んでください。市役所の対応は変だとか、こんなサービスが必要だとか、いろいろ感じることがあるはずです。皆さんは市役所職員の前に仙北市民でしょ」と。

 昨日は、定年退職の皆さんなど30人以上をお見送りしました。今日は新人採用の皆さん8人をお迎えしました。市民の皆さんからもお力をお借りし、職員一丸で霧が晴れるような仕事がしたいと思います。
※写真は新人職員の皆さんと田沢湖と年度初めの会