2010年2月24日水曜日

白岩地区で懇談会


 21日の午後、角館白岩地区3集落の役員交流会がありました。この白岩地区は昔からしっかりとしたコミュニティが組織されています。薗田、広久内、白岩(前郷)の3集落がそれぞれ抱えている課題、また地区全体として抱えている共通課題を取り上げ、毎年意見交流を行っています。今回、石山副市長、佐藤総務部長、雲雀建設部長と参加し、県道の改良、分集林の拡大など、他分野のお話をいただきました。

 写真は真剣な会議風景。でもその後の懇親会では皆さん気さくに杯を交わして楽しかったぁ!

裸参り

 21日、松葉・相内の裸参りに参加。県内でも川に入って身を清める裸参りはとても珍しく、昔、役所で広報担当をしていたときには、欠かさず写真撮影に向かっていたことを思い出します。今回、裸参りで金比羅宮に詣でるのは地元若衆3人、広域消防署員5人の計8人。

 えっ?どうして消防署員だって?。実は裸参りは無火災を祈願して行われる年中行事で、その思いは地域住民も消防署員も共通です。そんなわけで毎年消防署員の皆さんに参加いただいています。これが寒いの何の…。本当にありがとうございます。

台湾の友人

 市長職を預かって様々なことがありましたが、尊敬できる生き方をしている人と出会うことが、一番嬉しいことかも知れません。

 今回、仙北市を訪ねてくれた台湾高雄県の皆さんや、在日台湾代表所の皆さんと多くのお話をして、新たな希望を心の中に蓄積できた思いです。短くて浅い時間しか共有できていませんが、友人と言いたい人々でした。出会いに感謝。

2010年2月12日金曜日

シビック・プライド


 10日から始まっている「蔵伝」で、昨日はシンポジウム「蔵がある…」のパネリスト。蔵伝は角館まちづくり研究所(菊池道彦代表)が主催し、太田家の蔵開きや蔵めぐりツアーも行います。研究所のメンバーは町内を歩き回り、110の蔵を確認したとか。これを受けて基調講演をした渡辺敏男さんは、「きっと蔵の数だけ町家はあるはず」と、これまたワクワクするお話をしてくれました。
 シンポジウムでは、蔵を持つ方々から「蔵に対し家人は特別な思いがある。でも維持が大変」と本音も。自分は「パーソナルからパブリックな機能を持ったり、町の魅力を演出する空間になれば、まちづくりの素材になる」と発言させていただいて…。コーディネイターの小出和郎さんの「町に暮らす住民の愛度、市民のプライドみたいな感覚を大切にしたい」が印象的でした。

2010年2月11日木曜日

お祭りまで7ヶ月

 おやま囃子の発表会です。角館祭りのやま行事が国指定重要無形文化財に指定されてから20年が経とうとしています。この発表会も15回を数えます。他の地域からは郷土芸能の伝承が課題となっているお話しを聞きますが、ここは違います。ほんと、若い層の囃子方、手踊りが上手く育っています。指導する方々の熱意、角館のお祭り自体の魅力もあるんでしょう。高橋雄七お祭り保存会長は、「この発表会は、一年間お祭りを待つ皆さんの中間点」と話していました。
 写真は角館高校飾山囃子同好会の皆さん。発表会は今日の午後3時ごろまでやっています。これからご来場ももちろんOK!

2010年2月9日火曜日

漢字を読む

 簡単な気持ちでお引き受けしていた某研修会の講師役。それが昨日「来るときが来たか」とばかり、満席の参加者を前に冷や汗を流しながら務めさせていただきました。そもそも、自分より人生経験の多い方々を前に浅いお話しする失礼、専門知識で唸らせることなど絶対に叶いません。一つだけ“なるほど”と言う反応が返ってきたネタ話、皆さんにもご紹介します。講話の主題とは全く関係のないお話です。この現実を直視できない…。

 「稲妻」=稲の妻。文字の通りです。田んぼの稲づくりに不可分の雨は、ピカピカゴロンと雷が鳴って降ってきます。そもそも雷は田んぼの雨。妻は不可分の関係の総称。日本語は上手くできています。漢字から忘れていた日本文化を読みとることができるというお話でした。

2010年2月7日日曜日

県外出張⑦

 今回の出張レポート最終項(番外編)。著名なM先生から医師確保対策などでご指導をいただこうと、昼神温泉に向かう高速バスに乗っていた時の疑問。「この人たちは何のグループなんだろう」。

 年の頃なら40~50代の男女8人ぐらいか、後列の座席シートにペアで座り、色々お話をしています(耳をそばだてなくても鮮明に会話が聞こえるわけで、これは盗み聞きではありません)。最初は会社の週末旅行かなと思いましたが、たぶん違います。会社でどんな仕事をしているのか、住居地の環境や古里の料理など、お互いを紹介している様子。

 …同行していた朝水係長の推理を聞いて納得。なるほど、そりゃ良い企画です。

2010年2月6日土曜日

県外出張⑥

 名古屋から高速バスで長野県の昼神温泉へ。と言っても温泉につかるために出張してきたわけではありません。ここで全国的にも有名なお医者様とお会いする約束をしていました。目的はもちろん医師確保です。M先生とお呼びしましょう。

 M先生は全く気さくな方でした。「例えばね。夜中に病気で苦しむ人が出たとする。僕はね、どんなに酔っぱらっていても行くんだ。だって医者だから」。こんな先生に、仙北市に来てもらいたい、本気で思ったんですが、現実はかなり厳しいです。だってそんな先生、どこでも欲しいんですから…。

 明日は早くにここを出ないと、夕方からの打ち合わせに間に合いません。

県外出張⑤

 リッチセミナーの第1部で聞いた関西大学の大西教授の講話から。

~私は、地域や企業が持っている底力、モノづくりをする工程で培った技術を地財と呼んでいます。秋田は地財の宝庫です。これからはモノからコトへ転換しないといけません。どんなモノができるのかではなく、どんなコトができるのかで勝負するんです~。

いいお話でした。

県外出張④

 あきたリッチセミナーin OSAKA.。秋田県や推進協議会が大都市で毎年開催している企業誘致活動で、今回は大阪市内の太閤園を会場に開催されました。参加の会社は地元関西圏に本社を置いていたり、秋田とご縁がある企業が約80社。要は県・市町村と企業のお見合い合戦です。

 と言うことで私も交流会では頑張りましたよ。丸大食品、伊藤忠商事、武田薬品、住友化学、大賀、サントリー、JFEスチール、神戸製綱…、様々な皆さんとお話しさせてもらいました。仙北市長ですと自己紹介しても、まあ分かっていただけません。角館、田沢湖の仙北市ですと話し続けてヤットコサでした。

県外出張③

 東海道新幹線の米原で下車。北陸本線に乗り換えて3駅ほど進むと、長浜市に着くことができます。羽柴秀吉が長浜城の城下としてまちづくりを行って以来、琵琶湖北地方の中心地として栄えてきました。

 そんな歴史探訪をしたかったわけではなく、黒壁のまちづくりに興味があって、ぜひ訪ねてみたいと思っていました。歴史的な建造物の町並み、黒い壁、NPOの活動など、短時間ではとても消化できません。まちづくり役場があって、ここが地域づくり活動家の拠点地でした。この建物の奥座敷にあったお雛様。可愛いのでパチリ。

県外出張②

 台北駐日経済文化代表所のすぐ隣に、馮寄台・駐日代表の公邸があります。この建物の玄関口に置かれていたのが写真のシーサー。中国の獅子文化は沖縄にも色濃く残っていてお馴染みです。会食中もそんな文化論、また人生論で大いに盛り上がりました。
 少し不安になりました。今の日本は、本当に台湾の皆さんが想ってくれるような国になっているでしょうか。国情も人情も、薄っぺらに乾いてはいないでしょうか。頭上に青空は広がっているでしょうか。


 

2010年2月5日金曜日

県外出張①

 県外公務をまとめて出張に出ています。4日は東京都港区にある台北駐日経済文化代表所の表敬、5日は大阪府内であきたリッチセミナー、6日は長野県で医療関係者との懇談です。なかなか出張に出る機会がなかったので、仕事自体を楽しんでいます。

 さて初日の台北駐日経済文化代表所では馮寄台・駐日代表や代表部の皆さんとお会いし、今後の日本や秋田県、仙北市との交流について意見交換をさせていただきました。馮寄台代表の公邸でのレセプションでは美味しい食事もいただきました。皆さん本当に素晴らしい方々でした。早く台湾に行ってみたいな。

2010年2月4日木曜日

美味しい秋田

 秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会が開催した「食の博覧会」に参加しました。参加と言うか、この団体の会長には仙北市長が着任する約束があって、いえいえ、食の博覧会と言うからには、美味しいモノが天こ盛りなんだろうと言うことで、試食会ではしっかりマイお皿とマイ箸を持って、列に並びました。

 ほんと、秋田には美味しいモノが豊富です。かなり大きなマイお皿に5~6品盛りつけ、席に戻って食し、また大盛りよそって食しの繰り返しを何度したことか…。満足です。

2010年2月2日火曜日

人生は涙を流して歩く路

 大切な人が亡くなって、しばらく落ち込みましたが、昨日の厄祓いで元気をもらって、また頑張れそうです。福山眞樹先生、西木村の頃からお世話になっていた歯科医師さん。弔辞の原稿を準備する間がないほど、忙しく逝ってしまいました。未利用資源の活用で、柿酢や柿ワインづくり、高齢者の介護と生活防衛の仕組みづくり、温泉療法と観光開発などなど、本業以外のいろんな事を一緒に考えて、これから活動を展開しようとしていた矢先の逝去でした。
 お斎でお寺さんの言葉が心に残ります。「人生は生きた時間の長短ではありません。深さです。どれだけ周囲の皆さんを愛せたかです。そもそも、人生は涙を流して歩く路です」。
 そんな生き方、できているでしょうか。

2010年2月1日月曜日

2つの厄祓い

 今日は角館中学校卒業生の33歳厄祓い、42歳厄祓いが行われました。会場は角館鎮守神明社です。その後、それぞれが市内の別会場で懇親会を開きます。この懇親会にいつもご案内をいただいていて、実は楽しみにしている行事の一つです。ただ開催時刻がほぼダブっているので、まず33歳の懇親会に参加し、1時間くらい歓談させてもらってから、急いで42歳の懇親会場に向かいます。33歳の皆さんには申し訳ないと思いますが、42歳になればまたご一緒できるからと、後ろ髪(ないけど…)引かれる思いで会場を後にします。
 33歳も42歳も家庭や職場、地域で働き盛りの年代です。ストレスも蓄積しています。厄祓いはそんな毎日の安息日です。久しぶりに再開した友達と思いっきり飲んで騒いで、“あの頃の自分…”、を思い出す日です。

※写真は42歳の厄祓い懇親会場での余興スナップ。趣味が合いました。