2023年3月23日木曜日

草に聞け


 ウコンの種芋(写真右)が届きました。あきたカレーのスパイス生産に着手します。心配だった土の適正は「草に聞け」と…。

 土壌分析を友人に相談したら、「どんな草が生えている?。分析も大事だけれど、先ず草を見ること。その草が土の状況を教えてくれるよ」と。なるほど、これは良いお話しです。そこで、候補地と考えていた圃場(写真左)で草を観察。繁茂する草はスズメノカタビラだと分かりました。酸性土の湿った場所を好み、寒さに強い最強の雑草とあります。一方、ウコンは有機質が多い水はけの良い土を好み、高温を好むインド原産の植物です。国内だと岩手県南部が栽培の北限と言われています。

 考えていた場所は、ウコンにとっては辛い環境だと分かりました。気温が高くなってから定植を予定しているので、別の圃場を探すことにします。友人から教わった「草に聞け」、ありがたいアドバイスでした。

2023年3月22日水曜日

宮本浩次の歌


 冬囲いを片付けていると、ずっと耳の奥に流れるメロディ。飾りじゃないのよ涙は…だと分かりましたが、この歌い方は井上陽水でも中森明菜でもありません。宮本浩次です。

 そう言えば、この前NHKの「The Covers」で歌っていました。その前は「SONES」でした。エレファントカシマシはほとんど聞きませんが、宮本浩次のカバーソングはすごくいい!。アルバム“ROMANCE”の赤いスイートピー(松田聖子)は、まるで少年が音楽室で歌っているような純真さが伝わってきます。

 化粧(中島みゆき)、異邦人(久保田早紀)…、ストレートです。カラオケに行きたくなりました。
※飾りじゃないのよ〜は、アルバム“秋の日に”で収録。

2023年3月21日火曜日

一粒万倍日の種まき


 今日が来るのを待っていました。一粒が万粒になると言うご利益にあやかり、甜菜(砂糖大根・シュガービーツ)の種まきをしました。

 あきた100%プロジェクトでは、県産の果物を使ったジャムづくりを計画しています。でもジャムには果物の他に砂糖やレモンも必要で…。そこで砂糖やレモンは自家栽培することにしました。その第一弾で今日は甜菜の苗作りをスタート。種は北海道の友人から用意してもらいました。今日は一粒万倍日ですから、何だか豊作を約束してもらったような気分です。

 初めてのことで培土は3種類を用意。この培土ごとにペーパーポット、プラグトレイ、バラマキ育苗箱の3パターンで育苗を始めました。しばらく管理と観察を続けます。

2023年3月20日月曜日

キャラクター


 番組特番の収録でABS秋田放送。キャラクターが定まらずスタジオ内で悩む私をよそに、登場する皆さんは無二の存在、強烈な個性で他を圧倒します。あぁ羨ましい…。

 特番は「えび☆ステふるさとACTION!スペシャル」(3月26日16時〜)、道の駅ハンターの特別編です。さらに今年度放送した“茉耶が向かいまっさかい”の名シーンを振り返ります。オンエアまで秘密ですが、圧倒的に個性的・魅力的な各地の皆さんが、再びVTRで多数登場します。

 生出演の特別ゲストさん、可愛いです!!。 

2023年3月19日日曜日

メープルシロップづくり⑥


 3本のイタヤカエデから、40日間で8,750mlの樹液(メープルウォーター)を採取。これを12時間かけて煮詰め、170ml(糖度66%以上)のメープルシロップを作りました。

 煮詰め作業の前半は薪ストーブを使用しました。寸胴鍋をかけてボンボン火を焚いて…。野外活動で火遊びをしている気分です。楽しい!。樹液が半分程度に濃縮した後は室内に移動。反射式石油ストーブで時間をかけて煮詰めて、最後はガスコンロで一気に仕上げました。手作りメープルシロップ、最高に美味しいです。室内も甘い香りでいっぱいです。

 たくさんの皆さんのご協力をいただきました。県産食材100%の「米粉パンケーキを手作りメープルシロップで食べる会」でご恩返しは…。

2023年3月18日土曜日

8年の歳月が過ぎても…


 8年の歳月が過ぎても、昨日のことのように思い出されます。今はただ慰霊碑の前に立ち、花を手向け、手を合わせご冥福をお祈りするばかりです。

 2015年3月18日、源泉から温泉にお湯を引くパイプの点検作業中、高濃度の硫化水素ガスを吸って…、坂本榮さん、羽根川次吉さん、柴田政文さんの3人が殉職されました。全国有数の人気温泉地になれたのも、日頃から仕事熱心な皆さんのおかげでした。あまりに悲しい事故でした。

 榮さん、次吉さん、政文さん、重ねてご冥福をお祈りします。どうかご家族をお見守りください。

2023年3月17日金曜日

終わりは始まり


 ABS秋田放送えび☆ステの「今週のひとこと」は、“終わりは始まり”です。規格外の野菜も人の一生も、いったん終わることで新たな始まりが…。

 湯沢市の黒澤理沙さんは、市場に出せない規格外の野菜を農家から買ってお弁当を作っています。カタチが歪だったり大きさがバラバラの大根やニンジン…、でも味も栄養価も変わりはありません。野菜からすれば、出荷から外れた時点で「ああオレの野菜人生は終わった…」と思ったでしょう。ところが黒澤さんに買ってもらって「お弁当のおかず人生が始まった!」のです。農家にはお金が回り、フードロス対策で消費者にも好循環が始まっています。

 今週は、県内のあちこちで小学校や中学校の卒業式がありました。卒業生は友達とのお別れに涙したと思います。でも大丈夫。それまでの日常は終わりましたが、次の日常が始まります。人生は終わりから生まれた始まり、始まりから生まれた終わりで満ちています。だからこそ一瞬一瞬が尊いのです。皆さんの人生が花咲くよう、満開のサクラも添え書きしました。

2023年3月16日木曜日

あきた100%りんごジャム


 横手のりんご、仙北の水飴とレモンで、あきた県産100%の食べきり・ザクザクりんごジャムを作りました。ああ、明日の朝が待ち遠しい…。

 りんごは横手産のふじ、水飴はもち米をモルトパウダー(大麦麦芽の粉末)で糖質分解した自信作、レモンは小松創建さん(西木町小渕野)が栽培したものを分けてもらいました。完全に秋田県産100%のジャムです。りんご1個をいちょう切りにして、水飴とレモン汁を加え、電子レンジで9分加熱。ザクザクの食感も新鮮かと…。

 伝統的で自然由来の甘味料を使い、現代に支持いただけそうな商品づくりは楽しいなぁ。

2023年3月15日水曜日

未来を育てる


 育苗ハウスにビニールをかけました。ここで甜菜やバタフライピー、ひよこ豆、トマト、ほおずき、各種スパイス等の苗を育てます。いえ…、苗と言うか、未来を育てる気分です。

 甜菜(砂糖大根)から甜菜糖を作ります。バタフライピーは田沢湖ジェラート用の青系色素です。ひよこ豆は秋田カレーの具材、トマトはソース原料、ほおずきはコンフィチュール…、スパイスやハーブは研究用です。この他にも、数種類の苗を育て実験農場に定植します。

 忙しくて楽しい作業が続きます。お手伝いも大歓迎です。

2023年3月14日火曜日

胡桃のバッキャ味噌


 雪の下から顔を出したバッキャと、カラスから横取りした胡桃の実を和えたバッキャ味噌です。ああ、美味しいなあ…。

 バッキャはまだ出始めで、福寿草と一緒に顔を出したりしています(写真)。可愛そうな気もしますが、食べたい欲求に抗えず摘んで帰りました。花を除き水洗いをしてから湯がき、摺鉢ですった胡桃と和えます。この胡桃、昨年カラスと先を争って拾いました。カラスは美味しい木の実を知っていると聞き、カラスが集まる木を探して横取りしましたが、正解です。

 調味料は自家製味噌と砂糖とみりん。春の香りが口から鼻にぬけて…、お酒が進みます。

2023年3月13日月曜日

夢の種


 なんて綺麗なんでしょう。まるで青く輝くビーズ玉です。これ、実は砂糖大根のコート種子。北海道に住む知人が地元の農協で購入し送ってくれました。

 あきた100%プロジェクトは、県産食材100%でまるごと秋田の商品開発を目指すもの。例えばジャムづくりも、使用する砂糖は秋田産でなければ…。そんな思いで様々な皆さんにご協力をいただき、今回は北海道から夢の種が届きました(ワーイ!)。もう少し経ったら播いて育苗作業に入ります。

 初めての作物に、今からドキドキ・ワクワク!。

2023年3月12日日曜日

不義理のリカバー


 大館市で友人のお見舞い。その後は市内の道祖神さまを訪ね歩きました。この辺りは県内でも道祖神の伝承数がトップクラスで、個性的な神々とお会いすることができます。

 特に米代川支流の白沢周辺は、「これから道祖神さまの集会でも始まるんだろうか」、と思うほどアチコチの集落境界で道祖神さまにお会いできます。私はその度に手を合わせ、我がままなお願いを声にして幾つもするのです。疫病退散、家運隆昌、千客万来、恋愛成就、安産祈願…。

 さらに若い頃からの不義理をお詫びします。すると…、道祖神さまが語りかけてきます。「リカバーはこれからですよ」。

2023年3月11日土曜日

静かな海に白いガーベラ


 東日本大震災から12年。仙北市で避難生活を送った方々との親交は今も続きます。今年は宮城県女川町の竹浦漁港を訪ね、静かな海に白いガーベラを手向けました。

 それより少し前、女川漁港で辛い光景を目にしました。海に向かって女性が男性の名前を2度呼び、海に花を投げ入れて…、その場に小さく蹲ってしまいました。一緒にいた年配の女性が抱き上げ、ゆっくり彼女を車に連れていきます。彼女は津波で大切な人を亡くしたのです。その悲しみは12年経っても癒えることはないのです。

 あらためて女川駅の周辺を歩いてみました。高台に移転した住宅、商業施設や公共施設…、行く度に町が成長しています。私もちゃんと生きないと…。

2023年3月10日金曜日

春を迎えに


 ABS秋田放送えび☆ステの「今週のひとこと」は、“さあ窓をあけて春を迎えに”です。春を待つだけではなくて、春を迎えに窓から飛び出すくらいの気持ちで…。

 酒井茉耶さんが訪ねた三種町。じゅんさいもメロンも梅も釜谷浜も大好きです。昨年7月オープンした子育て交流施設みっしゅは、屋内大型遊具を完備した子ども天国。子ども達もご家族も良い笑顔でした。その近くにある石窯ピッツァのピエーノ・ディ・ソーレ。窯はご主人の三浦さんが3年かけて自作したそうです。人気の緑のマルゲリータ、美味しいに決まってます。さらに番組の先輩、渡辺博栄さん宅に上がり込んだ酒井さん。渡辺さんのおばさまが書いた絵手紙に感動して、「門脇さん、ひとことに絵を書いてください」との無茶ぶりで…。それにしても三種町の皆さん、積極的に毎日を楽しんでいる様子が伝わってきます。

 ところで、酒井さんのリクエストで小さなバッキャを書いてみました。最近は春を迎えに出歩くと道端でバッキャに会えます。出歩かなくても部屋の窓を開けて春風を入れてみたり…。多可さんが言う通り、心の扉も開けば素敵な春がお迎えできるかも…。

2023年3月9日木曜日

この映画は…


 久しぶりの映画。ポスターのカンフー臭に惹かれて入場しましたが、この映画タダモノではありません。

 観終わって、車にやっと帰りしばし茫然自失。誰かにどんな映画だったか伝えるとしたら、何をどう言ったら良いのか…。今ここで生きている私の他に、これまで通過してきた分岐点の別判断の人生があって、そんな全ての私が協力して全宇宙を救う…。ストーリーはこんな感じ。でも…、ストーリー以上に大切なメッセージが何本も埋もれています。

 米アカデミー賞の大本命と書いてありました。アカデミーが一番メタバースです。

2023年3月8日水曜日

メープルシロップづくり⑤


 3号試験木の準備が整い、今日は試験木に樹液の採取ボトル…、いえタンクをセットしました。樹齢40年ほどだと思いますが、このイタヤカエデはドリルで穴を開けた途端に…。

 待ってましたとばかり樹液が溢れ出ます。今までの1リットルボトルだと半日で満タンになりそうな勢いで…。1号試験木・2号試験木の樹液回収用タンクをそのままセットすることにしました。3号木はとにかく日当たりが良く、幹周りは今までで最大です。また幹の小さなキズ口からも樹液が滲み出すくらいですから、大地に深く根が張っていることが想像できます。

 採取した樹液は総量の50分の1まで煮詰めます。シロップは本当に少ししかできません。

堅雪わたりのリボンラン


 国際女性デーの今朝は、明け方の冷え込みで田んぼの雪もカリカリ。と言うことで…、堅雪わたりの一人ホワイトリボンランです。

 先日は30人で田沢湖畔を走りました。これも楽しかったですが、今日の堅雪わたりのホワイトリボンランも楽しかった!。朝焼けに堅雪がキラキラ光って…、何だか雲の上を走っているような感覚でした。

 堅雪わたり、今シーズンはもう何回できるかなあ…。

2023年3月7日火曜日

高校生から空き家活用の新提案


 角館高校の門脇結那さんと佐々木萌果さんから、空き家活用の新提案をいただきました。地域の空き家を開放し、学生が気軽に集まったり、飲食や勉強のスペースも確保して…。

 若者の情報発信拠点を実現しようと言うもの。素晴らしい提案です。そこで今日の意見交換では、空き家活用の法的知識を共有するため、石川司法書士事務所の石川智・所長(大仙市日の出町)にも同席をお願いしました。門脇さんと佐々木さんは、既に幾つか物件も候補として検討している様子。石川さんは、立地や所有者、賃貸の条件など、様々要因を判断して空き家活用を進めるようにと話していました。

 2人はさらに物件調査を行い、また利用対象者の把握やその交通手段、市内イベントとのカップリング開設なども考慮して判断したいとのこと。2人がご相談にお伺いした時は、皆さんもご協力をお願いします。
※私たち一般社団法人市民活動あきたは、移住・定住支援、空き家対策に取り組んでいます。


2023年3月6日月曜日

育苗ハウスの除雪作業


 今日は啓蟄(けいちつ)です。土の中で冬ごもりをしていた虫が動き出す日。私も雪どけが待てなくて、育苗ハウスの除雪作業を始めました。実は新導入の作物が数種類あって…。

 今年の実験農場はますます賑やかです。例えば砂糖大根。あきた100%プロジェクトのジャムづくりで、砂糖大根を収穫して甜菜糖を生成する予定です。今は北海道の皆さんに育て方を教えてもらっている最中ですが、先ずは種まきの準備を急いでいます。例えばトマト。これも数品種あって育苗準備に入ります。バタフライピーは田沢湖ジェラート用で、昨年よりも栽培面積を増やします。カレープロジェクトのウコンは、種ウコンの仮置き場の確保が必要で…。

 今日は朝から青空が広がり、除雪作業も本当に気持ち良かった!。実験農場レポートにもご期待を…。

2023年3月5日日曜日

トマトが好きな理由


 スーパーの野菜売り場を歩くたび、トマトの品数の多さを不思議に思っていました。それで調べてみたら、トマトは長く日本1の愛され野菜で、女性が男性よりも…。

 日経ウーマンによると、種苗会社が行ったアンケートでは、日本人は83.5%がトマト好きとの結果でした。さらに女性が男性よりも13ポイント高いと…。好きな理由は、美味しいから、健康に良いから、栄養があるから、などと続きます。もちろん男性も買い物に行きますが、女性の方がスーパーへの出入り頻度は高く、女性に人気の商品・食材を豊富に揃えることで売上増加を狙う…、これは店舗戦略の常道です。

 美味しい、健康に良い、栄養がある、そして女性に支持される、そんな目線であきた100%プロジェクトを見直します。私はトマトはそれほどでも…。

2023年3月4日土曜日

ホワイトリボンランに参加


 国際協力NGOジョイセフが、2016年に発足したホワイトリボンランに参加。エントリー費の収益全額は、世界の女性の健康と命を守る活動に使われます。

 秋田県内は、田沢湖畔を舞台に往復3.8キロメートルを走破。朝方の積雪にはビックリしましたが、スタートした午後には時おり日も差す気持ち良い天気に…。皆さん思い思いのスピードで湖畔のランニングを楽しむことができました。

 今日はジョイセフ本部から柚山訓さんをお迎えし、お話を聞いたり一緒に走ったり…。楽しかったです。ありがとうございました。

2023年3月3日金曜日

あなたの夢はあなたが叶える


 ABS秋田放送えび☆ステの「今週のひとこと」は、“あなたの夢はあなたが叶える”です。だって、あなたは世界中でたった一人で、あなたの描いた夢はあなた自身で…。

 番組の特集にご登場をいただいた浴衣作家の沼倉弥生さん(大仙市)、曲げわっぱ伝統工芸士の仲澤恵梨さん(大館市)、釣具店3代目店主の山田希望さん(潟上市)、皆さん素敵な方々でした。生き方に強い共鳴を覚えました。キラキラ光り輝いて見えたのは、その人にしか歩けない道を歩いているからでしょう。

 今日はお雛さまですが、秋田の女性も男性も、もっと正直になって、もっと我がままを言って良いと思います。

2023年3月2日木曜日

そのカッパは◯◯じっちゃ


 田沢湖の国館会館。お母さん達からお声かけをいただき、果樹や野菜づくりのお話しをしました。ついでに昔、近くの大沼でカッパを見たと言ったら、「それは◯◯じっちゃだ」と…。

 私、農業改良普及員と家畜人工授精師の資格だけは持っていて…。あきた100%プロジェクトで果樹育てと野菜づくりをしようと風呂敷を広げても、一応それらしい講習内容になります。今回は皆さんに美味しいと評判のインゲン、カボチャの種をプレゼントしました。とても喜んでくれたので気持ちが緩み…、ついカッパの話をしました。「昔、子ども達とそこの大沼でバス釣りをしていたら、沼の中からヌッと人影が出てきて…、あれはカッパですっ」。

 すると…、明らかに今までの和やかなムードが一変。「せっかくの雰囲気を壊してしまったかな」と悔やみかけた瞬間、あるお母さんが「それは沼のほとりの◯◯じっちゃだ」と。その一言で皆さん大爆笑。お母さんありがとう。でもね…、あの人影は◯◯じっちゃの半分くらい小さかったから…。

2023年3月1日水曜日

卒業のあなたへ


 卒業おめでとう。さあ、あなたが主人公の物語、いよいよ本格始動です。そこで4つのアドバイス…。

1.あなたはあなた。世界で唯一の自分を大切に。
2.可能性は無限。自分で限界を決めないで。
3.辛い時は周囲にヘルプ。それが成長スイッチ。
4.諦めない。あなたの夢はあなたが叶える。

 何よりも健康、そして笑顔と感謝を忘れずに。
頑張って!。


2023年2月28日火曜日

ヤマダフーズに商品提案


 おはよう納豆の株式会社ヤマダフーズ(秋田県美郷町)を訪問。社長の山田伸祐さんと開発本部の高橋真理子さんに新商品を提案して…。ビックリはその後の山田社長の逆提案です。

 一般社団法人・市民活動あきたの企業提案活動。県産素材の高次活用を進めようと、株式会社ヤマダフーズに納豆の新商品アイディアを提案しました。お忙しい中で山田社長や高橋係長には1時間もお付き合いをいただき、本当にありがとうございました。提案は社内で研究しますとのお返事、嬉しいです。さらに…、山田社長から「昨年導入したフリーズドライの機械を使ってみませんか」との逆提案で…。

 山田社長、私たちの活動をSNSなどでご存知だったようで…。例えば田沢湖ジェラートの青系色素を抽出するバタフライピー、ジャム製造で使用する果実などがフリーズドライで保存できたら…、スタリが出ないので農家の皆さんに作付けをお願いできます。これは凄い安心感です。あぁ今日は素晴らしい一日です!。

2023年2月27日月曜日

涙そうそう


 袖野・小白川児童館のいきいきサロンに参加。この地区には、龍になる前のたつこがご奉公で通った長者屋敷があって…。

 でも、その屋敷がどの辺りにあったか誰も知りませんでした。伝説では、たつこは五斗(約7kg)の小豆を背負って屋敷から出発し、山を越えて院内川で小豆研ぎをしたと伝わっています。地区ではその峠を五斗坂と呼び、もちろん場所も分かるとのこと。雪が消えたら皆さんと歩いてみることにしました。その他、サロンでは太郎ウォークや一日一◯のススメ、いま取り組んでいる農村のおやつ作りなどをプロジェクターで投影して、大笑いの賑やかな1時間になりました。

 帰り道、この風景、この空気感…、あれ?、頭の中に夏川りみさんの涙そうそうが流れます。そうだ…、初めての選挙でパンフレットを車に積んで、地区周りをしている時によくラジオから流れていました。当時一緒だった煙山篤さんが大好きだった歌です。天国で聞いているかなあ…。

2023年2月26日日曜日

メープルシロップづくり④


 山形県金山町の栗田和則さんを訪ねました。栗田さんは国産メープルシロップの先駆者で、現在は日本メープル協会の代表です。つまり私にとっては神さまのような…。

 お忙しい中でお会いいただきました。ありがとうございました。栗田さんは35年も前からメープルシロップづくりをしています。金山町と言えば金山杉で有名な林業の町。栗田さんは代々農林業を営んできたお家柄ですが、「山の全てを杉林にして良いのか…、山の価値は多様な方が良いのでは…」との思いから、新たな森林文化の創造に向けメープルシロップづくりに踏み出したとのこと。幾つも質問を準備して行った私に、全くよどみなく答えてくれた栗田さん。想像していた以上の神さまです。

 「樹液は木の血だから。それを横取りするんだから、大事にしてな」…。はい。

2023年2月25日土曜日

受験の合格祈願とあれこれ


 朝早く摩利支天さまを訪ねました。大学や高校・入社・昇進…、全ての受験生を合格させてください、また一社で世間の役に立つ仕事ができるよう、さらに戦争が早く終わるよう…。

 摩利支天さまは開運勝利の守護神で、祈願した人には気力・体力・財力が与えられます。私は今朝の参拝で、お米、お酒、お塩、刀(おもちゃ)をお供えし、全ての受験生の合格祈願をはじめ、私たち一社はもちろん、皆さまの商売・仕事の勝負どきにお力をお貸しください、さらにロシアとウクライナの戦争、各地の紛争を一日でも早く終わらせてください…、と、あれこれ欲張ってお願いをしました。

 この摩利支天さま、本当にご利益があるんです!。

2023年2月24日金曜日

太郎ウォークが漫画に…


 龍神・八郎太郎の足取りを辿り、八郎湖から田沢湖まで歩いた「太郎ウォーク」。その主な出来事や伝説を漫画で紹介するプロジェクトが立ち上がり、資金を募るクラウドファンディングがスタートしました。

 正式なプロジェクト名は、「八郎太郎と辰子の恋物語を追う“八郎太郎ウォーク”を若者に伝えるプロジェクト」。プロジェクト代表はNPO法人はちろうプロジェクトの鎌田洋平さんで、約130キロを踏破した私も参加しています。漫画はこばやしたけしさんが描いてくれます。本はA5サイズ、表紙と裏表紙を含み40ページとなる予定。このプロジェクトは三井物産環境基金助成事業の対象事業ですが、自己資金を加えても制作費が足りず、皆さまにクラウドファンディングで資金の一部応援をお願いすることになりました。

 詳しくはhttps://camp-fire.jp/projects/view/654899をご覧ください。皆さまのご支援をよろしくお願いします。
 

壁をこえる


 ABS秋田放送えび☆ステの「今週のひとこと」は、“壁をこえる”です。大好きないぶりがっこのタルタルソースは伊藤漬物本舗(湯沢市)の商品で…。

 以前から私、現・社長の伊藤明美さんの行動力、まちづくりの手法に心酔していて…。火事を聞いた時はショックで体が震えました。でも伊藤社長は周囲の皆さんの心配をよそに益々パワーアップ。大ヒット商品となったタルタルソースの燻を世に出し、今はカリッキー(いぶりがっこのスナック)が人気です。漬物屋さんの枠を超えた発想と商品開発力、一方では人知れず心の中での葛藤もあったはず…。多くの壁を颯爽とこえて来た伊藤社長、昔以上に魅力的です。

 秋田県の食品製造出荷額は全国47都道府県中44位ですが、これは将来に渡ってノビシロが大きいと言うこと。HACCPの壁、業種間の壁をこえ、手を携え、多彩な秋田食材をお金に変えるムーブメントを巻き起こそうではありませんか。

2023年2月23日木曜日

たつこは早起きで働き者


 その美しさを永遠のものにしたいと願い、たつこは大蔵山の観音さまに百夜の祈願を行いました。伝説には、“毎夜深更、四隣間寂の時を計り…”とあります。これが何時だったか…。

 直訳すると、“たつこは毎晩遅く、近所が寝静まった頃に…”となります。具体にいったい何時頃だったか、私はずっと疑問でした。それが今日、某古本屋さんで手にした「みちのくの女たち」(菊池敬一著・岩手出版)に、“五更の参詣百夜に及ぶ…”と書いてありました。五更は現在の午前3時から午前5時(または午前4時から午前6時)です。

 たつこは山を超えたお屋敷に、毎日お手伝いで通っていたとの伝説もあります。龍神に化身する直前、朝早く起きて観音さまにお参りして、その後で仕事に通う百日があったことに…。また一歩、たつこの実像に近づけたような気がします。

2023年2月22日水曜日

メープルシロップづくり③


 1号試験木に続き、2号試験木に樹液の採取ボトルをセット。このイタヤカエデは2股木なので、ボトルも2本で何だかお得…。

 ただ気温が上がらず、山の木々はまだ休眠状態です。春の陽光と気温に感応し、樹液を溢出するまでには数日が必要かも…。さらに林間ウォーキングで、活用できそうなカエデを探索します。あわせて…、メープルシロップづくりの定番、砂糖カエデの入手と植栽を検討しています。

 皆さんの情報もお待ちします。

2023年2月21日火曜日

追悼ウォーク


 若い頃からお世話になった◯◯さんの葬儀に参列。その後、1人あれこれ思い出しながら林間を追悼ウォーク。あぁ、そう言えば…。

 昔は庭からお宅に上がり込み、度々お酒をご馳走になりました。ギターのアンプをもらいましたが、実は私、エレキギターを持っていなかったんです。秋田市内で飲んでいて、お店の方からよく伝言も預かりました。楽しいお酒でカラオケも上手で、また来てくださいと…。クリスマス・イブの晩、2人で山梨に向かい、途中の都内でホテル泊。部屋飲みであんなに酔ったことはありません。

 ありがとうございました。この後もご家族や皆さん、私を見ていて…。

2023年2月20日月曜日

柿ジャムを見つけて


 宮城県大崎市内の道の駅で柿ジャムを見つけました。高額(851円)でしたが頑張って購入し、帰ってすぐトーストで…。

 食べています。シナモン味です。渋みは全く感じません。柿の甘みも強く出ていて、しかも透明感があるジェルタイプ。原料を見ると次郎柿とあります。そうか、次郎柿か…。次郎柿は完全甘柿と呼ばれる品種。完全甘柿は温度をかけても渋戻りしない、と言うか、そもそも食味に渋を感じない品種ですから、きっとジャム加工に問題はないのでしょう。でも私の挑戦の目的は、地元にある渋柿の有効活用です。さて、どうしましょう…。もう少し、大豆タンパク質の使い方を研究します。

 買った柿ジャムの製造元は、愛媛県宇和島市のシトラスラインと言う企業でした。ホームページを見ると、地元農産物を原料に食品添加物を一切使わない商品づくりをしていて…、気持ち良く分かります。

2023年2月19日日曜日

雨水ですから…


 二十四節気では今日から雨水。空から降るものが雪から雨に変わり、積もった雪も溶け始める候です。昔から農耕の準備を始めると良い日と言われていて…。

 そうか…、今日はそんな日なんだと思い立ち、大好きな佐藤種苗さんで買い時の野菜の種をご相談。この種の一部は、後日開催のお話し会でお母さん達のプレゼントになります。利明さんにアドバイスをいただいて、枝豆(おつな姫)、インゲン(サクサク王子)、かぼちゃ(ブラックのジョー・すずなりパンプティ)の4種類を購入しました。

 美味しい野菜がとれたら収穫祭もできそうです。

2023年2月18日土曜日

主権者教育の充実


 AKT秋田テレビの土曜LIVE!あきた。4月の統一地方選挙に向け、秋田県庁市町村課では作業内容を記した大きな日程表が貼り出されました。選挙スイッチONです。同時に…。

 以下は番組でお話した内容です。…秋田県、また県内各市町村の選挙事務は、その正確さや開票作業のスピードなど、47都道府県の最高峰にあります。この春に出馬を考えている皆さんは、全幅の信頼を寄せてもらって結構です。エネルギーを政治活動に集中し、政策の練り込みや住民の皆さんとの対話にあたってください。住民の皆さんは立候補予定者の皆さんが何に取り組むのか、人物や政策をしっかり吟味してください。投票率が年々低下しています。誰が当選しても同じ…は、絶対に違います。自身の思いを一票で投じることが重要です。投票率アップに向け県選管が行う予定のTVコマーシャルも有効ですが、それより主権者教育・政治教育の充実です。選挙権が18歳に引き下げられたこともあり、高校では模擬選挙などの学習も始まっています。これは素晴らしい取り組みです。でも、それでは遅いのです。現状は余りに貧弱です。小・中学時代から、社会課題の解決こそ自身の人生を豊かにする、そんな意識を培う機会をもっとつくらないと…。

 スゥエーデンでは、18歳〜24歳の年齢層で60%の投票率があります(日本では30%程度)。ドイツは学校の先生が生徒を連れて選挙事務所を視察するそうです。正常な選挙が国民を守る最大の政策と言う人もいます。

2023年2月17日金曜日

雪の町に笑顔の花が咲く


 ABS秋田放送えび☆ステの「今週のひとこと」は、“雪の町に優しさと笑顔の花が咲く”です。酒井アナが訪ねた湯沢市、美しくて寒くて雪も多くて、でも、皆さんが優しくて…。

 美術部の佐々木さん、お母さんから才能を遺伝したのでしょうか。画風に未来を感じます。ポカラの高橋さん、ニコニコ食堂の斎藤さん、皆さん笑顔が本当に素敵です。順風満帆ではない時期もあったでしょうが、ただただ周囲に優しい湯沢人の気質を感じました。そう言えば、メープルシロップの現液(メープルウォーター)は、寒い時に採れたものほど甘いと聞きます。

 人間も辛いことがあった分、他人に優しくなれる…、は本当のことみたいです。そんな生き方が美しい人生だと思います。


2023年2月16日木曜日

自家採種の種で…


 写真は昨年採取したバタフライピーの莢(さや:種)です。田沢湖ジェラート製造では青系色素で使用し、これが皆さまから大好評でした。ところが今年は種が入荷待ちの状況で…。

 びっくりしました。バタフライピーがそんなに人気だとは思ってもいませんでした。お世話になっている角館の佐藤種苗さんから、見本の一袋(40粒)をいただきましたが、メーカーさんも入荷は見通せないとのこと…。昨年は初めてバタフライピーを栽培し、天候にも恵まれて綺麗な花を収穫できました。その時、花は全部摘まないで結実させ、種を採取していました。自家採種の種で花が咲くかどうか実験してみたかったのです。

 その予備の種が今年の主力になりそうです。見ての通り量は充分です。

2023年2月15日水曜日

お母さんは情報通


 お母さんが集まるお茶会に参加。ジャムの原料にしたい赤スグリやビックリグミ、桑の実スポットなど、欲しかった情報がボロボロ出てきます。凄い!。

 山椒の実は神社のが立派だとか、ナツメの木、甘柿の木の所在、◯◯さんの家は誰もいないから勝手に採ってもいい…、みんなノドから手が出る情報でした。それでいて、「インターネットもスマホも使ったことがないから、私は何も知らないの」と。いえ、充分です。過ぎるほどです。

 皆さん、お茶会に呼んでください。

2023年2月14日火曜日

メープルシロップづくり②


 1号試験木にセットしていた採取ボトル、写真のように樹液(メープルウォーター)が溜まり始めています。外気温が4〜5℃になると…。

 「イタヤカエデの樹液溢出は気温変化に同調する」ことは、既に研究論文などで知られています。1号試験木のボトルに溜まった樹液は、たぶん先週の暖冬日(11日・12日・13日)に溢出したものです。この3日間、最高気温は4〜5℃以上になりました。最低気温も−3〜−4℃で、この温度環境が樹液溢出の要件だったかと…。さらに論文では気温と糖度についても記述があって、気温が低い日に採集した樹液は糖度が高い傾向が見られたそうです。

 寒い日に採取した樹液が甘い…、何だか嬉しい傾向です。明日、2号試験木に樹液採取の用具をセットします。
※メイプルシロップ→メープルシロップとします。
※写真は野中秀人さん撮影。

2023年2月13日月曜日

見つけた!


 ずっと探していたウスタビガの繭。角館に向かう林間ウォークで見つけました。本当に綺麗です。

 葉を落とした木々、雪が積もった山には色が少なくて、ウスタビガの緑の繭は美しさが際立ちます。まるでエメラルドのネックレスを、誰か枝にかけて忘れていったような…。

 この辺りには、幼虫がエサにするクヌギやコナラが残っています。大好きな自然です。

2023年2月12日日曜日

もち米で水飴づくり②


 一晩かけて糖質分解を進めたお粥を、今朝はサラシで丁寧に漉しました。絞りかすはビスケットのタネです。絞り汁はアクを取りながら1時間ほど煮詰めましたが…。

 実は煮詰めても煮詰めてもサラサラで、少し不安になりながらの作業でした。でも一定の糖分濃度になると一気にゲル化するようです。あまり硬くすると使い勝手が良くないので、夏のはちみつ程度の粘度を目指しました。

 さて完成した水飴の味は…、懐かしくて優しくて、甘味が向こうからゆっくり歩いてくるような感じです。これは良い!。

2023年2月11日土曜日

もち米で水飴づくり①


 モルトパウダー(大麦麦芽の粉末)を使って、もち米のデンプンを糖質分解し水飴をつくります。砂糖大根、メイプルシロップに次いで…。

 あきた100%プロジェクトで第3の天然甘味料づくりです。以下、記録のため分量・調理方法等を書き記します。もち米2合、モルトパウダー20g、原材料はこれだけ。もち米で硬めのお粥を炊き、そこに200ccの冷水を加え温度を60℃前後に調整。モルトパウダーを入れ良くかき混ぜます。一昼夜保温しながら分解を進め、サラシで絞った汁を煮詰めて水飴にします。

 明日の朝、絞って煮詰めます。楽しみ〜!。

2023年2月10日金曜日

失敗も心配も幸せの種


 ABS秋田放送えび☆ステの「今週のひとこと」は、“失敗も心配も幸せの種”。人生に無駄なことはありません。その全てが後年の幸せの種です。

 30年以上かけて山ぶどう系の品種改良を続け、2017年から純日本ワインを醸造する小坂七滝ワイナリー。いま全国のファンが最も注目するワインづくりの秘密は…。当初はぶどう栽培に大変な苦労があったとのこと。その失敗の連続、心配の数々が高品質ワインを産んだのでしょう。酒井アナが試飲で飲み過ぎて、楽しくなってしまったのも無理ありません。本当に美味しかったんだそうです。

 立春が過ぎた後の寒さを余寒と言います。今日も寒いですが、この寒さは余った寒さで怖くありません。でも寒いおかげで干し餅や凍み大根が美味しくなります。ねっ、どこにも無駄はありません。今日の失敗で大笑いできる日が来ますよ。

2023年2月9日木曜日

羅刹鬼の手形痕が語るもの


 黒い影は羅刹鬼(らせつき)と言う鬼の手形痕、手は私です。場所は盛岡市の三ツ石神社。鬼の悪行を懲らしめた三ツ石の神さまと、ある約束を交わした鬼の手形が小さいのは…。

 境内の巨岩に手形痕があって、それが岩手の名称の由来だと伝わっています。写真は神社の横に展示されたレプリカですが、スケールは原寸と聞きました。恥ずかしいくらい手が小さい私と比較しても、鬼の手形としては小ぶりです。実は平安時代末期の今昔物語集に、様々な姿の羅刹鬼が登場します。身の丈一丈(約3メートル)の大鬼だったり、妖艶な美女鬼だったり…。村人や旅人に悪行を重ね、三ツ石の神さまに懲らしめられた羅刹鬼。二度とこの地を訪れない約束を交わし、岩にその証の手形を刻んで去りました。これが不来方(こずかた:盛岡の古称)の語源になったと言います。

 さて、手形痕の大きさを考えると、ここで成敗された羅刹鬼は大鬼ではないようです。もしかしたら今昔物語集に登場する美女鬼ではなかったかと…。ニューヨーク・タイムズが選んだ「今年行くべき世界の旅行先52ケ所」で第2位の盛岡です。毛むくじゃらの大鬼より、美女鬼伝説がお似合いかと思うのですが…。

2023年2月8日水曜日

メイプルシロップづくり①


 仙北市西木町でメイプルシロップづくりに挑戦です。今日は私の山の先生・野中秀人さんからご協力をいただき、試験的にメイプルウォーターの採取用具を設置しました。

 仕掛けは簡単です。カエデの樹幹にドリルで穴を開け、そこにスパイルと言う樹液採取ノズルを打ち込みます。このスパイルから樹液を溜めるペットボトルまでチューブで繋ぐと出来上がり。でも…、今日の作業でいろいろ分かりました。カエデは木が硬く、ホームセンターで購入した手動ドリルでは刃が立たないこと(野中さんの電動ドリルが強かった!)、スパイルからペットボトルまでのチューブが長いと、夜間など樹液がチューブ内で凍りそうなこと(そこでスパイルとペットボトルの間隔を短く!)など。

 この時期は木の活動も穏やかですから、樹液の採取はもう少し先のことになりそう。それまでカエデを探して山を歩きます。

2023年2月7日火曜日

膨らみ出したネコヤナギ


 冬の林道ウォーク。今日もお米を持っての入山です。幻の緑の繭(ウスタビガ)を探して歩きましたが見つかりません。でも、沢のネコヤナギがもう膨らみ出して…。

 緑の繭を探したり、メイプルシロップづくりのイタヤカエデを探したり…。歩き回ってお腹が空いて、今日も雪の中でご飯を炊いて食べました。おかずは味噌玉ですが、これが美味しくて美味しくて…。

 昔、一度だけウスタビガの繭を見ました。宝石みたいに美しい繭でした。また見たいです。

2023年2月6日月曜日

なぜ赤鬼と青鬼がいるのか…


 童話「泣いた赤鬼」のお話しではありません。なぜ鬼には赤鬼と青鬼がいるのか…。男鹿の皆さんも笑ってお読みください。まったくの私見です。

 各地の鬼伝説には様々な起源があって…。戦国時代には日本に招かれた南蛮人、江戸時代になると日本海で難破し漂着した欧米人など、日本に来た外国人を鬼と捉えた事例があったようです。でも私の推論は、外国人ではなく大和朝廷から見た蝦夷の人々ではなかったかと…。独自の文化を持った東北地方は、朝廷側から見れば鬼門、そこに住む人間も鬼で…。坂上田村麻呂は天皇から東北討伐を命ぜられ、県内では男鹿の鬼王丸、雄和の夜叉鬼、湯沢の阿黒王などが、鬼退治伝説として残っています。きっと中央国家と地方の戦いだったと思います。

 家族を守り土地を守ろうと、蝦夷の人々は鬼の形相で戦いに挑みました。はい、お酒を飲むと赤くなる人と青くなる人がいるように、興奮すると赤くなる人と青くなる人がいるんです。これが赤鬼・青鬼の誕生秘話です。この私見、秋田市・相川保全会の研修会でお話しましたが、なるほど!の一声もなくて…。


2023年2月5日日曜日

柿ジャムの渋みが消えた!


 先日の柿ジャム、やっぱり渋くてスプーンが進みませんでした。それを見越した皆さんから多数のアドバイス。渋戻りを封じ込めるヒーローの1人は大豆タンパク質でした。

 幾つかの方法を教えてもらいました。料理は科学だと改めて感じました。今日試したのは豆乳ときな粉です。先日つくった柿ジャムを鍋に入れ、豆乳ときな粉の溶液で煮込み直しました。ジャムの色が少し白くなったのはそのためです。渋みは感じません。でも柿の風味が弱くなってしまって…。これはこれで美味しいのですが、やはり柿ジャムの透明感も欲しいし…。

 この後は豆乳ときな粉の引き算です。また有望な別の方法も試します。

2023年2月4日土曜日

これは何でしょう


 さて、これは何でしょう。ヒントは…、春先の山でカエデの樹幹に打ち込んで。

 はい、メイプルシロップを作る最初の工程、メイプルウォーター(カエデの樹液)を採取するスパイルと言う道具です。樹液は昼夜の寒暖さが大きい春先が最適で、その樹液を煮詰めればメイプルシロップができます。メイプルシロップはカナダ産がほとんどですが、日本でも古くから楓糖として親しまれてきました。今は樹液を採取できる木を調査中です。情報があったらお知らせください。

 皆さまも一緒に春の山を歩きましょう。