沖縄エピソードの最終回は、今帰仁村の古宇利島に伝わる昔話です。裸の男と女が突然あらわれて、天から降ってくるお餅を食べて無邪気に暮らしていました。しかし…。
二人は「いつかお餅が降らなくなったら大変」と考え、あまったお餅を蓄えることにしました。すると、蓄えを始めた途端にお餅は降ってこなくなりました。仕方なく二人は海に出て魚や貝をとり、空腹を満たすことにしました。これが労働の始まりです。琉球の人々はこの二人の子孫だと…。まるでアダムとイヴの創世神話です。
久しぶりの沖縄は、陽光や爽やかな風、甘い花の香りが本当に心地よくて…。何か懐かしい安心が甦りそうで、でも思い出せません。もしかしたら、それはアダムとイヴの幸せだったかも…。
※写真は日本政府観光局JNTOのHPから。私が行った時は曇り空でした。
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