盛岡市民文化ホールで瀬戸内寂聴展。1973年11月14日、寂聴さんは中尊寺で得度しました。今回の展示に当日の寂聴さんの色留袖や帯、さらに剃髪があると聞き…。
まるで本人にお会いするような気持ちで伺いました。順路に沿って進むと…、徳島で生まれたこと、高等女学校には1番の成績で合格したこと、戦争の足音から逃れて北京で新婚生活、そして出産、夫の教え子との恋愛、結婚生活の破綻、文壇デビューとバッシング、許されない愛、三角関係…、波乱の生き方があった後の得度でした。仏門へ飛び込んだ理由を寂聴さんは「魂の自由を求めて」と話しています。世間的には理解が難しい男女観です。ただ自身に正直な女性だったのだと思います。
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