2025年2月28日金曜日

時風をつかめ


 ABS秋田放送えび☆ステで、レンチナス奥羽伊勢(伊勢隼人社長)のシイタケを試食。これは美味い!。それで思い出しました。前に見たYouTube動画で、伊勢社長は「シイタケは風が重要で」…。

 「例えば冬だったら暖房、夏だったら冷房、そして自然風、ハウス内に吹く風がシイタケの品質を左右するんです」、確かこんなお話しだったと思います。就農する前は家業のシイタケ栽培に興味がなかったのに、19歳になってその魅力に気がついた…。これは伊勢社長自身に人生を左右する風が吹いたのでしょう。難しいのは、いま吹いている風は追い風なのか、それとも向かい風なのか、その判断です。風が吹いて来たから急いで帆を広げる、これでは時風をつかむことはできません。絶えず帆を広げてチャンスを待つのです。そうすれば追い風か向かい風かは、伊勢社長のように瞬時に分かります。

 もう3月です。3月は別れの風が吹く季節、でも4月になれば出会いの風が吹く春です。人生の節目節目で時風を感じ、しっかり両手でつかんで前進を!。

2025年2月27日木曜日

拝啓、トランプ大統領


 ロシアのウクライナ侵攻が始まって、もう3年が経ちました。一刻も早い停戦を実現して欲しいと思います。あなたは選挙戦の間「大統領に就任したら24時間以内に終戦させる」と…。

 公言していました。戦争の終わらせ方について当時は具体な発言はありませんでしたが、世界は本当にあなたの実行力に期待していました。マスコミはその手法について米国第一主義の交渉が展開されると予測していましたが、これは米国民の代表者ですから当然です。国家・国民を守るのが大統領の仕事です。でも同時に世界の秩序を守る…、これが私の世代の米国の姿でした。例えばプーチン大統領が、既にロシアが併合した東部と南部からのウクライナ軍の撤退とか、NATO加盟の断念だとか、ゼレンスキー大統領の失脚だとか、いろんな要望はあるのでしょうが、例えばそのゼレンスキー大統領の主張、ロシア軍の全面撤退と領土奪還(クリミア半島も含む)、安全保障の確約(現在はNATO加盟を要望)、戦争犯罪者の責任追求などなど…。この両者の食い違いを整理し条件を再設定しながら、双方の言い分を先ずは聞き留めてくれるのが米国大統領だと思っていました。

 それが…、何だか違う方向に動き出していることに驚いています。戦争は1時間でも早く終わって欲しいと誰もが思っています。さらに重要なことは、戦争終結後の両国がしっかり国民を守れる国家として、その後も存在することです。現状の戦争当事国の一方がテーブルにつけない協議にどんな未来があるのでしょうか。戦争仲裁で米国の利となる取引きが整ったとしても、それを米国民は歓迎するでしょうか。世界はそんな国家の利己主義を評価するでしょうか。欧州と米国のこれまでの関係をリセットし、ロシアと新しい秩序を生み出した後、あなたはどんな国際社会を描いているのでしょうか…。幾つもの疑問を抱いています。
 SNSを通じて思いが伝わりますように。


2025年2月26日水曜日

カンデッコの効用


 仙北市西木町「中里のカンデッコあげ」(今月12日催行)の後日談です。この奇習でカンデッコを持ち帰った皆さまも多いと思いますが、実のなる木(写真は柿)に吊るして今年の豊作を…。

 祈願する習わしが伝わっています。カンデッコの形状を見ると分かりますが、注連縄の一端の鍬(クワ)で畑を耕し、一端の男根で種をまく…、これはご縁に恵まれる、願いが成就する、結実と豊作祈願、そんなアニムズムの象徴です。そのシンボルを持ち帰り、それぞれのお宅で実をつけて欲しい木に吊るせば…、ご利益は約束されたも同然です。

 我が家は毎食のように大根の柿漬けを楽しんでいます。柿がないと漬け込みもできない柿漬けですから、来年も柿の実がたわわに実ることが何より大切で…。

2025年2月25日火曜日

竈神さまの情報提供を…


 竈(かまど)神さまを訪ねて歩いています。写真は岩手県盛岡市紺屋町の白沢せんべい店。珍しいお顔で目が貝殻で装飾されていました。竈神さまは、火の神、農作の神、子どもの神…。

 など家族の守護神で、記録では宮城、岩手、秋田に見られる民間信仰とあります。竈には煮炊きをする器具、その場所(台所)、家族、財産…などの意味もあって、竈神さまはその全てを守る大切な存在でした。秋田では「かまどきゃし」と言う方言がありますが、かまどが壊れる=破産する・散財する・家運が傾くの意味で、竈神さまに見限られた辛く厳しい状況を言い表しています。家族がそんな目に会わないよう、竈神さまは常に怖い顔をして魔運をシャットアウトする役割を果たしてきました。

 でも時は流れ住宅事情も変化して…、今どこかのお宅を訪ねたら竈神さまが祀られていたなんてこと、まあ100%ありません。そこで今のうちに記録をしておこうと思い立ちました。宮城や岩手の所在はいろんな文献でも見ることができます。秋田の情報がありません。皆さま情報提供をお願いします。


2025年2月24日月曜日

雪の下のサトウキビ


 雪の下からサトウキビの株を掘り出しました。昨年末に収穫作業を行った後、株はそのまま畑に放置し、雪の下で冬越できるか実験中です。これができたら春には株から萠芽するはずで…。

 サトウキビの栽培北限は静岡県と言われています(以前は南房総でも実績あり)。これまで北東北での栽培記録はありません。でも、昨年の報告通り、秋田・仙北で春植え年内収穫、さらに追熟も見られたサトウキビです。精製した黒糖も複雑な風味で感動しました。これまでの常識、雪の下で株の冬越しはできないは本当か…、それは春になれば答えが出ます。

 そんな思いもあって、株をシキワラで覆ったりモミをかけたりしないで、そのまま雪の下にしました。掘り起こした株は生命力にあふれています。雪国育ちのサトウキビ、思った以上に大きな可能性があります。

2025年2月23日日曜日

残雪アートを探しに行こう


 今日も軒下の排雪作業。いい加減イヤになってご近所ウォーキングに出かけたら、アスファルトとお日さまの共同作品があっちこっちに…。これを残雪アートと命名し、さらに吹き出しをつけて…。

 また新しい一人遊び・ソロ活を発見したかな😁。コンピュータで吹き出しをつけ、何かを言わせようと考えることも楽しいです。この一枚だったら…、目のタレ具合や口元の感じ、ウェーブのある髪型で、きっと彼は気のいいアメリカ青年です。その彼に私がいま一番に聞きたいセリフを言ってもらいました。

 明日はどんな人に会えるでしょう。その人は何を言ってくれるでしょう。


2025年2月22日土曜日

私は人間除雪機


 雪国育ちの皆さんだったら分かる写真。スノーダンプで排雪をしようと思ったら、接地面に雪がないと重くて大変。さらに道路を横断したい時は…、雪を敷いてスノーダンプの道を作ります。

 3連休の初日、早朝から除雪作業。この3日間、私は除雪マシーンになろうと思います。はい、1つ2つの外出用務以外、私は除雪マシーンです。マシーンと言っても、エンジン付きのそれではなくて、スノーダンプを武器にした人間除雪機です。今日なんか、午前中で1日のウォーキング目標2万5千歩をクリアしました。

 考えてはいけません。どうして雪国に生まれたたんだろうとか、どうして屋根がこんなに大きいんだろう(屋根が大きいと軒下の雪の量も半端ない)とか、そんなことを考えるようでは、人間除雪機の道は遠いぞ!。

2025年2月21日金曜日

美味しい手仕事


 ABS秋田放送えび☆ステ生放送。今日の特集は「いぶりがっこ」です。改正食品衛生法が完全実施された昨年6月以降、漬物の加工・販売を諦める皆さんが多い中、仙北市の三吉農園では…。

 漬物名人と名高い高橋節子さんから指導を受け、その味を残そうと奮闘しています。節子さんは90歳に近いお婆ちゃんで、改正食品衛生法が定める加工施設(住居と別棟)を建築することができませんでした。従前の漬物の加工・販売は届け出制でしたが、改正法は許可制に変わりました。さらに国際基準のハサップに準拠した衛生管理の義務化もあって、これを高いカベに感じた皆さんが多いと聞きます。そんな面倒なあれこれを三吉農園の加藤マリ代表が背負い、次代に地域の食文化や味を繋げたいと頑張っています。そんな姿をみたので、今週のひとことは「美味しい手仕事 伝える人 受け継ぐ人」としました。

 漬物に限った話しではなく、郷土料理は地域の宝で無二の価値があります。今回の改正法は北海道で起こった食中毒事件が発端でした。国は法律をつくって国民を守るのが仕事です。地方自治体は、その法令を守りながら住民に利があるよう制度をつくるのが仕事です。中小企業庁が熱心に事業承継の取り組みを進めていますが、企業の経営や事業を現在の経営から次の人に引き継ぐ仕組みと同様に、漬物も技術や味を将来に伝える仕組みが必要です。加工所も個人が建てるのは大変なので、三吉農園みたいに共同加工所をつくったり空き家を活用したり…。今は名人の皆さんもまだ頑張れます。あと何年かしたらそれも不可能になります。今しかありませんよ。何度も心が折れて、もう諦めたと言う皆さんも多いと思いますが、これは個人の問題ではありません。地域の価値を守れるかどうかの瀬戸際です。行政と一緒に仕組みをつくる一頑張りをしましょうよ、諦めないで。チャンスはいつもピンチの姿で現れますから…。

2025年2月20日木曜日

春を迎えに行く


 頼りなかった冬場のお日さまが、最近どんどん力強くなって来ました。そこで軒下の排雪作業もそっちのけで、今日からじっけん農場の育苗ハウスを掘り出す作業の、始まり始まり〜!。

 時おり青空、おおかた吹雪みたいな一日でした。小さなビニールハウスですが、ヘソ丈まで積もった雪が重くて思うように進めません。でも頑張らないと…。早くビニールをかけて雪を消して、地温を上げて種まき準備がしたいです。昨年までは春を待っているだけでしたが、今年は春を迎えに行こうと思っています。

 今年も皆さんに喜んでもらいたいなあ…。

2025年2月19日水曜日

笑顔と寿命の相関関係


 本屋さんでプロ野球選手名鑑を見て思い出しました。メジャーリーグ選手名鑑(1952年版)から230人の顔写真を抽出し、掲載写真の笑顔の度合いと寿命の比較調査があって…。

 調査はある大学の研究チームが行ったもので、名鑑に載っている選手の顔写真の笑い方で、3グループに分けて比較しました。1グループは笑っていない選手の集団、2グループは微笑み程度の集団、3グループは満面の笑顔で名鑑に載っている選手の集団です。それぞれ選手の死亡年齢を集計し、それぞれグループに分けて平均化してみたら、疑いようのない一定のトレンドがあったと言う報告です。

 他にも様々な調査要件がありましたが、寿命だけをとってみると、笑顔がないグループの平均寿命は72歳、微笑みグループは75歳、満面の笑顔グループは80歳だったそうです。笑顔の長寿効果は世界中に多数の研究成果があります。長生きしたい人は日常の笑顔の度合いが重要みたいです。

2025年2月18日火曜日

明朝もラッセル!


 今朝の雪かきの様子。寒波の再来で覚悟して除雪に出ました。でも、この辺りは写真のような降雪量で、「あれ今朝は控えめだな…」と。その後は降ったりやんだりでしたが、夕方からモサモサ降って…。

 きっと明朝は今朝の何倍も積もっています。降雪量に比例して除雪時間も増え、私の場合ほぼ人力作業なので歩数も増えます。この感じだと明朝だけでも1万歩は超えるかな…。ウォーカーとしては闘志100倍、まだ夜明け前の6時には起きてラッセル!ラッセル!と、今から気持ちを上げています。

 一方、既に各地では豪雪災害が起きていて…。気力で立ち向かえる量はとうに超えています。


2025年2月17日月曜日

ガンバれ!早春バッキャ


 生まれた時から住み続けている集落ですから、バッキャがどの沢で早く芽を出すとかは基礎の基礎レベルの常識です。はい、予想通り出てましたね。メンコイです。皆さん春は近いですよ。

 この様子だと、角館中川の◯◯沢にも、田沢湖畔の◯◯沢にも、バッキャはきっと芽吹いています。夜半から警報級の寒波がやって来る…、テレビではそんな風に言ってましたから、また春は雪の下になってしまうのでしょう。でも大地は、人知れず季節の入れ替え作業を静かに進めています。ガンバれ!。

 本当はバッキャ味噌とか作りたかったのです。でも止めました。メンコ過ぎて摘み取ることができなくて…。

2025年2月16日日曜日

守るもの・変えるもの


 横手市大森町の山下記念館にて。大森地区・大中島地区・本郷地区環境保全集団の「地域住民との意見交換・ワークショップ・交流会」で、〝守るもの・変えるもの〟と題し、90分の…。

 ノンストップ講演をさせてもらいました。あぁ楽しかった!。事務局の備前さんがブログから抜粋した資料を配ってくれたこともあり、本題に入る前に健康とウォーキングのお話しに飛んで…。朝日を浴びて散歩をするとセロトニンが分泌されて、やる気や幸福感が高い一日を過ごせること、そのセロトニンは15時間後にはメラトニンに変質し、睡眠導入の役割を果たしてくれること、結果サプリも買わずお金もかけずに痩せられること等々…、寄り道をさんざんしてから伝統文化、産業、日常生活で次代に伝えたいこと、いっそ変えた方が良さそうなこと、農業の新たな可能性やアレコレについて、思いっきりお話しをさせてもらいました。

 山下太郎顕彰育英会常務理事の菊地さんからは、時間の合間に山下太郎さんと妻の文子さんのお話しをお聞きしました。私の方こそ新発見を幾つもいただいた一日でした。皆さんありがとうございました。


2025年2月15日土曜日

青空をいただいて…


 春隣を感じる一日。朝はスノーシューを履いて雪原(集落の田んぼ)を歩きました。日中は軒下の雪をただただスノーダンプで排雪し、一息つこうと汗を拭きながら見た雪の雫に感動で…。

 青空をいただいて、気持ち良く仕事ができました。本当は田沢湖畔をスノーシューで歩きたかったのですが、靴に固定するゴムベルトが劣化で切れて、足慣らしの田んぼウォーキングでゲームオーバー(これはとても残念)。そんな訳で、もう排雪作業に全力投球するしか選択肢は残ってません😂。

 各地で雪祭りが開催中です。天気が良くて本当に良かった!。

2025年2月14日金曜日

思えば始まる


 ABS秋田放送えび☆ステ生放送。業界トップが選ぶ「全国の占い師100人」の一人、松山恭子さん(秋田市)に手相を見てもらいました。私、健康・知能・財力・人気・人望…、の全てで…。

 他の追従を許さない最強の手相(少〜し大げさ…)なんだそうです。特に財力は金銭線が何本もあって(写真)、さまざまな収入と支出が続くとお話しをいただきました。私は昔から自分の運の良さを信じています。運が良いと思っている人は幸せを探す日常になり、失敗を運のせいにしません。でも運が悪いと思っている人は辛い毎日が当たり前と考えるようになって…、この違いが将来の人生を大きく分ける原因になります。人間に降り注ぐ良いこと・悪いことは総量で大差がない、これは統計学では常識です。つまり考え方一つと言うことです。

 〜思えば始まる〜は、(自分は運が良いと)思えば、(幸せを感じる日々が)始まる…、です。

2025年2月13日木曜日

ハタハタの柿漬け


 大根の柿漬けが食べごろです。なぜ渋柿が大根を美味しくできるのか分かりませんが、知人から食べたいリクエストがいっぱいです。寂しいのはハタハタの柿漬けで、もう幻のご馳走に…。

 このハタハタの柿漬け写真は、2021年12月に撮影したもの。当時も高いなあと思いましたが、それでも柿で漬けてみたくて頑張って買った記憶があります。今シーズンのハタハタは漁獲量が過去最低で13.9トン(沿岸2.1トン・沖合11.8トン)、季節ハタハタ本隊の接岸もなく、ほとんどの県民は食べることが叶わなかったと思います。他県や隣国で水揚げしたハタハタを見かけましたが、心が動きませんでした。

 ハタハタの柿漬けは、秋田県の南部のごく一部で食べられてきた伝統食です。それが資源の枯渇や嗜好の変化などで、今やもう風前の灯火です。

2025年2月12日水曜日

真冬のジーマーミ


 温室で発芽実験中のサトウキビを見ていて、「よし、ジーマーミ豆腐を作ろう」と思い立ちました。ジーマーミは沖縄で落花生のことですが、土の中の豆なので地豆(ジーマーミ)と呼ぶらしく…。

 土の中で発芽するサトウキビの願掛けみたいな気持ちです。クックパッド先生はピーナッツクリームと豆乳、片栗粉、料理酒を用意してくださいと言ってますが、片栗粉よりタピオカ粉が良いと聞いていたので、タピオカ粉を料理酒で溶かして使いました。動画を見て分かる通り、モッチモチ、プルンプルンの仕上がりです。美味しい!。

 さあ、これで願掛けもできました。秋田育ちのサトウキビさん、発芽してください。

2025年2月11日火曜日

12日はカンデッコあげ


 仙北市西木町「中里のカンデッコあげ」が、12日夜6時から行われます。他に類のない奇祭です。今の秋田に最も重要な民俗文化財(国・県)だと…。

 豊穣多産・災疫退散を願う小正月行事です。私の中では良縁成就(人や仕事など良いご縁に恵まれる)、子授祈願(子どもが授かるよう願う)で、ここ以上にご利益がある話しを聞いたことがありません。まさに人口減少が著しい秋田県の救世主です。行事は旧暦1月15日の夜、中里塞の神堂の前で行われます。まず堂内に何体も並ぶ巨大な金勢様をお参りください。そしてカンデッコ(鍬の方言:朴の木で作った鍬と、胡桃の木を彫った男根を注連縄の両端に結わえたもの)をいただき、願い事を心で念じながらお堂前のご神木に投げかけてください。上手く枝にかかれば願いは叶います。そのカンデッコを落として家に持ち帰り、果実の木にかけると豊作になると信じられています。

 今年のカンデッコは約100個。保存会の布谷毅久雄会長(写真)は、「遠慮しないでお申し出ください。皆さんにカンデッコあげを体験して欲しいと思っています」と話していました。

2025年2月10日月曜日

自家製の柿酢でチーズづくり


 昨年11月2日に仕込んだ柿酢を試飲。一滴一滴を丁寧に濾過し容器に入れて…。ツンと来ない酸っぱさで今のところ上出来です。それで豆乳に混ぜて搾って植物性チーズを…。

 柿酢は春まで寝かせて熟成します。でも味の変化を確認するための試飲は何度か行います。仮に今日の味を若いと言うのなら、春まで時を重ねた柿酢はどんな深みに達してくれるのでしょうか、楽しみ〜!。ところで柿酢は健康に良いと言われていて、毎日飲用する人も少なくありません。また様々な料理の調味料にも調法です。でも今日は豆乳に混入し、凝乳を搾り、100%植物性のチーズを作ってみました(食塩を少々入れました)。

 この柿酢チーズ、時間が経過するにつれて美味しくなります。明日の朝ご飯はこれ塗ってパン食べよっと!。

2025年2月9日日曜日

わらの蛇


 わらの蛇です。秋田市の文化創造館で見つけました。いいなあと思い、作ってみたくて試行錯誤しています 。首から口元の編み込みが難しく、未だカタチになりません。それに私は左縄で…。

 干支の蛇をわら細工で作れたら素敵だなあって思っていました。偶然、文化創造館で実物を見て、がぜん制作意欲が湧いて…。アレコレ資料を集め、密かにわらの蛇づくりを研究しています。YouTubeにスゲ細工の蛇づくり動画があって、これが今の私のお師匠さまです。でも…、難しいです。

 どう言うわけか、私が綯う縄は左縄です。普通の縄は右縒り(みぎより)ですが、祭事に使う縄は左縄なんだそうで…。ありがたい左縒りのわらの蛇、あと少しお待ちください。

2025年2月8日土曜日

パワハラに思うこと


 AKT秋田テレビの土曜LIVE!あきた。鹿角市のパワハラ事案について私の思いを率直にお話しました。同事案が公となった後、7月には市職員のアンケート調査を実施し約30%の職員が…。

 関市長からパワハラを受けた・目撃したと言う実態が明らかになりました。市はさらに真相究明に向け9月に第三者委員会(3人の弁護士)を設置、同委員会の調査報告を待たずに、12月市議会で市ハラスメント防止条例を採決しました。今年1月に入り、第三者委員会は舛屋副市長に委員会のとりまとめを報告(12件のパワハラを認定)。市議会はこれを受け市長の不信任案を議決、すると関市長はそんな市議会の解散を中山前議長に伝えて…。この数ヶ月で何度も大きな山場がありました。いえ、この後も市議会議員選挙・市長選挙と、鹿角市民の判断を問う山場が続きます。この一連の対応の中で私が最も注目したのは、12月に議決された市ハラスメント条例です。市長・副市長・教育長などの特別職もハラスメントの主体者と位置づけした前進的な条例です。全国でも20事例程度しかありません(地方自治研究機構の調査から)。県内では他に三種町が議員や有権者を主体者とした条例を制定しているのみです。

 一方で 自治体として秋田県はどうかと言うと、昨年の12月県議会で同様の質疑が行われています。しかし県側の答弁は、指針があるので大丈夫だとアッサリ。指針は向かう方角を示しているようなもので、条例(法令に準ずる存在)のような実効力は望めません。さらに指針を読み解けば、それが一般職を主体者としている内容であって、特別職も包含してると言う県の答弁は苦しそう…。やはり県条例を制定することが一番望ましいと思います。県が法制化すれば市町村も追従し、市町村の条例化が進めば、民間も県民もハラスメントに対する意識はきっと高まります。大切なことは、鹿角市の事案を対岸の火事としない危機意識です。

2025年2月7日金曜日

楽しいは自分で見つける


 ABS秋田放送えび☆ステで、あさひの森(能代市二ツ井)が紹介されました。ここに油井さんご夫婦のステンドグラス工房があります。もう30年以上お付き合いをいただいて…。

 もちろん展示作品も素晴らしいし、丸太小屋もゲストハウスも陶芸も日本蜜蜂の養蜂も素敵ですが、私にとってはご夫婦の空気感が何よりの魅力です。若い頃は仲間たちと泊まって地方創生を語り、丸岡一直・二ツ井町長さんから町づくりの手法、行政の役割などを学びました。その後も人生の分岐点がやってくる度にあさひの森を訪ね、ご夫婦とお世間話しをして帰るだけですが、なぜかオシャベリすると考えがまとまって…。先回はお昼ご飯までご馳走になりました。

 「楽しいは自分で見つける」は、たぶん油井日出男さんからの受け売りです。自分で小さくても楽しいを見つけようね…、すごく大切な心持ちです。タレントのみやぞんさんが言った、「自分のご機嫌は自分でとる」に通じます。不機嫌は周辺にすれば迷惑行為ですから…。


滑る道路の歩き方


 除雪車が通った後のウォーキングは細心の注意が必要です。オペレーターは皆さん腕が良く、路面はツルツルで気を抜けば滑って転びます。あれっ?、この足元の感触は馬ソリを追いかけて…。

 もう半世紀以上も昔、私が小学校に通う前の記憶です。冬の田んぼに堆肥を入れる作業だったか、それとも山から伐採した杉を搬出する作業だったか…。大きな馬が大きなソリをひいて家の前を通る度、何だか面白くて後ろをついて行きました。道路はソリが圧雪してツルツルです。わざとその上を歩いて、転んだことを思い出しました。

 そんな幼い頃から滑る道路を歩いてきました。だから歩き方には年季が入っています。ポイントは3つです。①身体の重心を下げること、②足の裏全面で雪を踏むこと、そして何より…、③滑らない靴をはくこと、です。皆さん気をつけて。
※馬ソリの写真は国土交通省東北地方整備局HPから。


2025年2月5日水曜日

ぬるっぽ#19配信!


 ポッドキャスト番組「門脇さんと多可さんのぬるっぽ」は、2月5日から#19の配信をスタートしました。話題は〝今年の目標は紅白〟のお話しです。えっ?、紅白って何?。あれです。

 あれって何?…、はい、NHKの紅白歌合戦です。皆さま、私が新年早々に田沢湖のたつこ像前で秋田県民歌を歌っている動画をご覧になったでしょうか。多少の音程のズレなど問題ではありません。こんなに素敵な秋田県民歌、大好きな秋田県民歌を歌いたい県民はたくさんいます。だから…、そんな皆さんが渋谷のNHKホールに集まって、紅白の大ステージで秋田県民歌を歌う、それが今年の目標です。

 他にも田沢湖出場とか、いろんな話しが出ました。そんな目標のアレコレに突き進む2025年にしようと思います。みんな頑張れ!。

2025年2月4日火曜日

エディブルフラワー


 今年のじっけん農場の新しい取り組みです。最近よく話題になる〝食べる花〟エディブルフラワーの栽培実験に入ります。それで日頃お世話になっている佐藤種苗㈱さん(仙北市角館)に…。

 あれこれご相談したくてフラッとお店に立ち寄りました。まず「今年も田沢湖ジェラート色素のバタフライピーを栽培したいので、また種を取り寄せてください」。そして、「新しくエディブルフラワー の栽培実験をしたいのですが、有機種子の取り寄せは可能ですか?」と。そしたら…、「はい、いくつか有機種子は準備できていますよ」(写真)ですって!。さすがです。

 と訳で、今日はナスタチウム、ジニア、レモンマリーゴールド/シグネットマリーゴールド、ビオラの4種を購入しました。もちろん全部が食用花です。

2025年2月3日月曜日

苗づくりを始めました


 今年、じっけん農場はサトウキビの路地栽培に挑戦します。夏から秋にかけてサトウキビの丈を2m以上まで伸ばすには、4月時点で定植苗が育っているかどうかです。そこで立春の今日…。

 待ち切れずに苗づくりを始めました。まず1週間かけて納屋の育苗温室を改修、さらにホームセンターで買ったガーデニングボックスに手を加え、下部にオイルヒーターを組み込んで温室内にセットしました。昨年はこのオイルヒーターの電気量が嵩み、一時期は温床に苗を引っ越したほどです。これを反省し、今年は温室自体のコンパクト化と断熱フィルムの導入、さらにガーデニングボックスで保温性を高めました。

 今日は苗40本を育苗箱に仮植。残る15本はお雛様あたりで追仮植します。雪国でのサトウキビの苗づくりデータがないので、できる限りの対比実験をしてみますが、サトウキビもやっぱり苗半作です。

2025年2月2日日曜日

末野のショウキサマ




 ライフワークの人形道祖神めぐり。写真は横手市大森の末野に立つショウキサマです。この集落の皆さんは、ずっと昔からショウキサマと鹿島流し行事を大切に継承してきました。

 大森の皆さんからお声かけをいただき、今月16日にお話し会でお邪魔します。いろいろ考えましたが、演題は「守るもの・変えるもの」にしました。その取材をかねて、最近は町内を走っています。私にとって旧大森町は若い頃からまちづくりのお手本でした。以前に訪ねた場所、お世話になった人、そんな町で皆さんのお役に立てるでしょうか…。

 守りたいもの、守るために変えたいこと、思い切って根っこから積み直しが必要なアレコレ、伝説、史実、農業と農村の可能性、年を重ねる素晴らしさ…、あぁ、お話ししたいこと、いっぱいです。

2025年2月1日土曜日

ジーマーミ豆腐に県産黒糖


 沖縄カフェ結ま〜る(由利本荘市)と門脇じっけん農場(仙北市)のコラボレート商品。じっけん農場育ちのサトウキビを精製した黒糖が、結ま〜るの手作りジーマーミ豆腐に出会って…。

 結ま〜るの東海林あゆ美さんが手にする小瓶、これが今ある県産黒糖の全部です。もともと黒糖は試験的に少量精製したもの。これまでお餅につけたりラフテーを煮たりしてみましたが、今回、東海林さんからジーマーミ豆腐の黒蜜に使いたいとご要望をいただき…、嬉しくなって残る全部を今日お店にお届けしてきました。試食したあゆ美さんのお母さん(沖縄出身)から、「西表島の道端で売っている黒糖の味と一緒です」と、これまた嬉しい感想をいただきました。

 県産黒糖の黒蜜をかけて食べる手作りジーマーミ豆腐は、2月9日(日)開催の「あゆかわバレンタインマルシェ」(会場は鳥海山木のおもちゃ館)でご賞味ください。黒蜜原料が少量なので売切れはご容赦を…。