竈(かまど)神さまを訪ねて歩いています。写真は岩手県盛岡市紺屋町の白沢せんべい店。珍しいお顔で目が貝殻で装飾されていました。竈神さまは、火の神、農作の神、子どもの神…。
など家族の守護神で、記録では宮城、岩手、秋田に見られる民間信仰とあります。竈には煮炊きをする器具、その場所(台所)、家族、財産…などの意味もあって、竈神さまはその全てを守る大切な存在でした。秋田では「かまどきゃし」と言う方言がありますが、かまどが壊れる=破産する・散財する・家運が傾くの意味で、竈神さまに見限られた辛く厳しい状況を言い表しています。家族がそんな目に会わないよう、竈神さまは常に怖い顔をして魔運をシャットアウトする役割を果たしてきました。
でも時は流れ住宅事情も変化して…、今どこかのお宅を訪ねたら竈神さまが祀られていたなんてこと、まあ100%ありません。そこで今のうちに記録をしておこうと思い立ちました。宮城や岩手の所在はいろんな文献でも見ることができます。秋田の情報がありません。皆さま情報提供をお願いします。
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