2020年4月30日木曜日

チーム仙北で事業継続支援金制度を立ち上げ



 今日の対策本部で、市独自の事業継続支援金制度を立ち上げました。同制度の対象者は、県の休業要請から外れた市内の中小企業及び個人事業主の皆さんで、基本的には事業分野を特定しません。支援金は20万円~30万円です。

 これまでも市民の皆さんと一緒に、新型コロナウイルスの感染を断ち切る対策に取り組んできました。命を最優先する政策です。これらは一方で市内経済を壊滅的な状況に追い込んでいます。特に観光業でダメージが深刻で、もう廃業しかないとの声も多数寄せられています。仙北市の特徴は観光産業にありますが、私は市内のほぼ全ての事業所は、これまでも様々な形で観光産業を支えてきたと考えています。そんな多様な皆さんですから、同制度は基本的には事業分野を特定しないことにしました。もちろん十分な金額ではありません。でも、窮状を市民全てで受け止め、立ち向かい、支え合う、チーム仙北の取り組みの第1弾と位置づけたいと思います。

 対象者要件は以下の通りです。
①県の休業要請から外れた市内の中小企業及び個人事業主。
②今年3月~5月の期間のいずれかで前年同月と比べ20%売上高が減少。
③②の期間の営業日中にコロナ対策で10日間以上自主休業を実施。
 など(反社会勢力・宗教団体は除く)。
 1事業所あたりの支援金は20万円です。ただし飲食業・宿泊施設は、不特定多数の誘客助長や、お客さまとの接触時間が長く感染リスクが高いこと、またクラスターの発生などを心配し、感染拡大の可能性を排除することを目的に、さらに10万円を加算し30万円としました。5月2日からの連休等で休業にご協力をいただきたいと考えています。


 申込みは5月11日から市役所や商工会で受け付けます。また、今回の取り組みに必要な予算額は約2億円と推計しています。
 これから連休の後半が来ます。気を緩めると、これまでの努力が水泡に帰します。市民の皆さんには改めてご理解とご協力をお願いします。

2020年4月28日火曜日

市内テイクアウトはご馳走いっぱい!



 仙北市・地域おこし協力隊の東風平蒔人さん(写真)と、市の農山村体験デザイン室が「仙北市テイクアウト(お持ち帰り)情報」をまとめました。広報せんぼく5月1日号にチラシを綴じ込み、市内全戸にお届けします。ご馳走いっぱいです!。

 新型コロナウイルスの感染抑止で外出自粛が続いています。でもご近所のお店のご馳走を食べたい…、そんな時にテイクアウトが便利です。今回のチラシは4月23日までの情報が掲載されていて、その数は3地区で39店。お寿司、親子丼、おでん、おそば、ラーメン、ピザ、ナポリタン、ちまき、レバニラ、豚まん…、メニューも豊富でワクワクします。東風平さんは、「おうち時間を美味しいものでハッピーにしかたった」と話してくれました。

 皆さんも美味しいご馳走を食べながら、地元のお店を応援してください。その一食が営業を続ける力になります。
※写真は東風平さんと拡大コピーしたテイクアウト情報。市長室に貼り出しました。なお、ご馳走写真は見本です。

2020年4月27日月曜日

市独自の休業補償制度づくりに着手



 仙北市新型コロナウイルス感染症対策本部を開催。私は特別定額給付金10万円を5月中に市民の皆さんに送金したいこと、また、県の休業要請から外れた業態や事業所に対し、市独自の休業補償制度づくりに着手したいことをお話ししました。

 先週開催の経済支援会議でも議論になったことです。この会議で私は、「経済は地域の生命維持装置。市内企業や事業所、店舗等が今を乗り切るために、融資制度の拡充や県の休業要請補償から外れた方々の対応も考えたい」と話していました。特に独自支援については、仙北市の観光地としての特徴を考慮する必要があります。例えば、感染対策に協力したいけれど、時間関係で対象外に分類された飲食店などから、「コロナは恐いけれど、補償も受けられず店を開くしかない」との声も届いています。他にも各事業体の皆さんからの要望、週末の職員との協議・検討、さらに市内の状況などを確認し、独自制度づくりを判断しました。

 早期の制度づくりと必要財源の調達を行い、5月8日の臨時議会に予算案が間に合うよう作業を進めたいと考えています。

2020年4月26日日曜日

まるで色を失ったよう


 この25日・26日、仙北市角館に大きな混乱はありませんでした。皆さんの外出自粛、警察や警備保障、交通指導隊、市役所職員などのパトロールや声かけが、コロナウイルスの恐怖から市民を救ってくれました。本当にありがとうございました。

 しかし、連休はこれからが本番です。先週の人出、昨日と今日の動きを分析して明日以降の対策を構築します。どうか皆さんも外出自粛の継続をお願いします。
 ところで、この2日間で気になったことがあります。1つは県の休業要請・補償制度のこと。現状の休業要請の領域だと、仙北市内で多くの店舗等が対象外になります。これで感染対策と事業継続の効果を問われると不安です。観光地としての特性を加えた独自制度の検討が必要だと感じています。

 もう1つは市民の元気のなさです。お会いする皆さんの笑顔に力がありません。四季がこんなに美しい町も、人に元気がないと色を失ったように感じます。国家課題ですが、早く出口に通じる道程を見つけないと…。

2020年4月23日木曜日

新たに10万円給付の推進本部




 政府が決定した「特別定額給付金制度(1人10万円給付)」を、一刻も早く市民の皆さんにお届けしようと、独自に仙北市特別定額給付金推進本部を立ち上げました。

 私は「何よりもスピードです。4月27日の住民基本台帳で市民を確認後、翌日28日に市として必要な約25億6千万円を専決し、予算を確保したいと考えています。本部長に倉橋副市長をあてます。職員の皆さんには、一丸となって、腕まくりして取り組んでください。よろしくお願いします」とお話ししました。
 以下は原則的な手続き手順です。
①市から世帯主に申請書などを入れた封書を郵送。
②市民が記入し返送の申請書内容を市でチェック。
③市役所各所等でも書類作成のお手伝い窓口を開設。
④チェックができたら各銀行等に送金を手配。


 オンラインでも可です。早ければ5月中旬には世帯主の口座に振り込みが始まります。できる限り最短での支払いに最大努力します。

2020年4月22日水曜日

皆さまのご協力をお願いします


 新型コロナウイルスの感染拡大を断ち切るため、今年の角館の桜まつりは全面中止としています。しかし先週は県内からのお客さまが多数ありました。改めて外出自粛をお願いします。さらに本日午前の仙北警察署での打ち合わせで…。

 仙北警察署は、桜エリアを走る武家屋敷通りや岩瀬北野線のパトロールを強化し、また必要な場合は道路封鎖も行います。市は、周辺の市営駐車場(落合運動公園も含む)を閉鎖中で、週末は路上駐車を防ぐ警備員(市職員・民間委託等)や交通整理員の大幅増員と要所への配置、交通指導隊等の車輌誘導、誘導看板の設置、広報車の運行、周辺公共施設・学校での駐車禁止表示、広域消防や近隣スーパーとの連携などを行います。

 全国民が、一刻も早いコロナウイルスの制圧に取り組んでいます。皆さんの行動が人命に直結します。ご理解とご協力をお願いします。



2020年4月21日火曜日

花に罪はありません



 角館の桜は仙北市民の誇りです。でも今年は、市民保護と感染抑止を目的に桜まつりを全面中止しました。それでも押し寄せるお客さまを見て、「花をバーナーで焼け」とか、「木を切り倒せ」とか、そんな声が届いています。

 花が咲くから人が来る、だから花を無くせば人は来ないと言うことでしょう。しかし、問題がすり替わっています。花を見に行きたいけれど今年は我慢しよう、自分や周囲の命を守る行動に徹しよう、そして一刻も早く国内のコロナウイルスを制圧しよう、そのために自身の行動変容をどう進めるか、地域の安全をどうやって守るか…。ここが本質です。外出自粛を皆さんが行えば渋滞や人混みは発生しないし、桜は静かに咲いて散るだけです。憶測ばかりの感染者情報や立ち寄り先など、最近は他者の排除や攻撃が目立ちます。

 花を焼いてしまえと言った人は、たぶんコロナウイルスの脅威を理解し、家族を心配し、人間の弱さも十分に分かっている人だと思います。でも桜に罪はありません。

2020年4月20日月曜日

仙北市立小・中学校の休業等について


 本日午後、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催。仙北市小・中学校の臨時休業、むらっこ物産館のオープン延期、水ばしょう駐車場の封鎖など、多くの報告と方針決定を行いました。

 私は冒頭、「昨日の角館は、市民が自宅で過ごす一方、市外から大勢の観光客が押し寄せました。市民は恐怖感を感じたと言います。緊急事態宣言下です。県民・国民の皆さまには私からも外出自粛をお願いします。またマスコミ各社に、花紀行の報道配慮を再度文書でお願いします」とお話ししました。熊谷教育長からは、「今日の午前中に校長会を開催し、小・中学校については4月22日から5月6日まで臨時休校とすることに決めました。明日は午前中は登校とし、臨時休業中の生活や学習等について確認し、給食を食べて下校にします」と報告がありました。この決定を受け、臨時休校期間中は、緊急の放課後児童クラブを各校の協力のもとに開催したいこと、給食の中止で対応が必要な食材活用、学校職員の出勤、図書の事前貸し出しなどを議論しました。また指定管理施設等での休業補償も話題になりましたが、国の臨時地方創生交付金等の決定を待ち、その上で市の財政出動を検討することにしました。

 なお、角館の桜まつり(全面中止)会場周辺の2ヶ所の駐車場は封鎖済みですが、このまま観光客が増え続けた場合、武家屋敷通りや岩瀬北野線でのパトロール強化、さらには道路封鎖なども考える必要があるかも知れません。本部会議に出席している仙北警察署や広域消防からは、事前協議や情報連携の必要性などについて発言いただきました。

2020年4月19日日曜日

角館・桜並木駐車場など閉鎖します


 今年の角館桜まつりは中止です。それでも桜が咲くと、町内の路上駐停車や道路渋滞が発生することを心配し、周辺2ヶ所の市営駐車場でダム効果が担えるよう営業を継続してきました。しかし、明日からこれら駐車場を閉鎖します。

 閉鎖を決定した駐車場は、桜並木駐車場と旧角高グラウンド臨時駐車場です。閉鎖は当面の間とします。これまで両駐車場で行ってきた利用調査では、天候や開花状況に影響されながらも、県外ナンバーより秋田ナンバーの車両が多く(県内は7割以上)、交通安全上のダム効果より、市民や観光客同士のコロナウイルス感染対策上、駐車場の継続は不適切と判断しました。

 短期間にコロナウイルスを封じ込めるには、外出自粛が最も効果的と言われています。これから大型連休ですが、近いから、県内だから、屋外だから安全ということは全くありません。このままでは緊急事態は悪化の一途です。市民の皆さん、県民の皆さんには、改めて、命を守る行動にご理解とご協力をお願いします。

2020年4月18日土曜日

『ポスト・コロナ時代』にご意見を


 広報せんぼく4月1日号で、私は市民の皆さんに「コロナウイルスが終息した時、私たちは新たな答えや価値の芽を手にしているはず」とお伝えしました。その新たな答え、価値の芽とは…。そして皆さんのご意見をお待ちします。

 さて、「この議論はまだ早い。目の前の感染対策と経済対策に全力投入すべきだ」との意見は正論です。緩めばさらに多くの人の命を亡くします。さらに、月を越せないと嘆く経営者等への緊急支援制度も十分ではありません。一方で、「経済と暮らしのV字回復を狙うのであれば、今から望む場所に行き着く道筋の整理が必要」も同じく正論です。大切な心持ちは、「どんな現状でも望む将来の姿を自ら口にすること。それを不謹慎と思わないこと」です。より良い社会を創るエネルギーは夢です。人間の想像力です。この作業を止めてはいけません。

 ところで、私は広報で「このまま中国が世界の工場で良いのか、人集めに頼らない経済や文化活動の姿とは、人混み(都市)の危険と過疎(田舎)の優位性、学校教育の在り方、地域医療、デマ情報と消費行動、インバウンド偏重の危険性などは、現状の改善が叶うかどうかで次代の有り様が全く違ってくる」としました。もちろんこれらに限らず、様々なご意見をお待ちします。皆さんの外出自粛の宅内メニューに、考えたり書き込みしたり…を加えてください。どうか前向きな内容をお願いします。
※この返信覧か他SNSでご意見をお寄せください。

仙北市の公共施設休館のお知らせ


 昨日午後、新型コロナウイルス感染症対策本部を開催。国の緊急事態宣言を受け、大型連休中の市民保護と感染抑止を目的に、原則、公共施設等の休館・休止を決定しました。

 花が咲くにつれ、県外ナンバーの車両が増加しています。このまま大型連休を迎えることは危険と判断し、市立の公共施設は原則休館・休止とします。突然の対策で申し訳ありませんが、ご理解と感染抑止にご協力をお願いします。

①原則、市の施設を休館・休止(期間は4月21日~5月6日): 公民館、総合開発センター、市民会館、田沢湖図書館、学習資料館、体育館、武道館、野球場、市で管理する集落センター等

②一部の市の施設・市で管理する施設は休館・休止(期間は4月18日~5月10日):角館樺細工伝承館、平福記念美術館、新潮社記念文学館、田沢湖クニマス未来館、思い出の潟分校、武家屋敷(岩橋家、河原田家、小田野家、松本家、旧石黒恵家)

③一部の指定管理施設は、休館・休止(期間は4月20日~5月11日):田沢湖ハーブガーデンハートハーブ、かたまえ山森林公園、アルパこまくさ、田沢湖キャンプ場、縄文の森交流広場、西宮家田沢湖オートキャンプ場・縄文の森たざわこ(県施設)

 これら以外の指定管理施設については、20日午後3時から開催のの次回対策本部で再度検討することにしました。
※乳頭温泉郷の7つの温泉施設は、4月20日から5月6日まで日帰り入浴を休止します。

2020年4月16日木曜日

明日の対策本部会議で


 明日は、予定では大型連休中の感染防止対策を強化するために、さらに市の施設の休館を判断する本部会議でした。しかし、今、国が緊急事態宣言の対象範囲を全国に拡大することを決定して…。

 市民保護と感染抑止のため、さらなる対策強化を行います。休館を判断する施設は、角館樺細工伝承館や田沢湖クニマス未来館など。いずれも仙北市を代表する存在で、判断行為に至ったこと自体が本当に残念です。対策本部を明日開催しようと考えた理由は、大型連休に入る前、事前に休館情報を発信することで人の流れを抑制し、感染リスクの低減を図るためです。このタイミングで、国が緊急事態宣言を全国に拡大することが決まり、これを受けて本日夕方に開催された県・県教育委員会の会議の動きを踏まえ、学校や社会教育・体育施設の協議も必要になりました。

 私は、先の緊急事態宣言が7都府県の限定だったことを不思議に思っていました。やっと全国民が同じ危機感を持ち、命を守る行動規制が行えます。知事の思いも特措法に基づいて取り組めます。これから最高レベルの対応が始まります。
※今夏の田沢湖・龍神まつりは中止し、神事のみを開催する予定です。

2020年4月14日火曜日

FaceTimeアプリで遠隔会議(実験)



 仙北市議会は2年前にiPadを導入、現在は完全ペーパーレス市議会です。議会参与の市幹部職員にもiPadが貸与されていることから、これを活用し遠隔会議(実験)を行いました。

 仙北市は1,093.56 km² と県内3位の面積です。各地の公共施設の整理再編に取り組みながら、情報の共有とコンセンサスづくりに、また移動時間の節約に、そして新型コロナウイルスの感染リスク低減などに、遠隔会議の導入はとても有効です。そこで、今回はビデオ通話アプリFaceTimeを使った通話実験を行いました。他にも様々な方法があるようです。様々なシステムを研究して実運用に向かいたいと思います。

 新型コロナウイルス対策では、国家戦略特区としての提案も求められています。様々なアイディアが頭の中でグチャグチャです。

2020年4月13日月曜日

今日のコロナ対策本部での決定事項



 新型コロナウイルス感染症対策本部を開催。大仙保健所管内での発症事案などを受け、さらに明確な市民保護と感染抑止の対策を決定しました。詳細は次の通りです。

①市の施設(第3セクター含む)は、濃厚接触者またはその疑いがある方、海外から帰国して2週間以内の方、緊急事態宣言の7都府県に過去2週間以内で滞在した方、発熱・咳・くしゃみの症状があって健康状態が優れない方、概ね20人以上の団体、の皆さまの施設のご利用を自粛いただく張り紙を掲示する。
②田沢湖キャンプ場・かたまえ山森林公園は、主に首都圏からの利用申込みが多く、安全措置を講じることが困難なため開園を5月11日まで延期(通常期は4月25日開園)する。
③報道機関には、桜の花の咲き具合など誘客行動に繋がる報道を控えて欲しい旨を本部から文書で発送。
④職員の個人的な旅行も控えてもらうよう徹底を図る。
⑤個人では収入が大幅に減少した方を対象に、令和2年度分の市税の徴収猶予の特例措置を講じる。また中小企業者が所有する償却資産・事業用家屋に係る固定資産税等の軽減措置を講じる。条例改正の上で減収となった方を対象に国保税の減免を行う。
⑥市の会議や研修は、概ね20人を超える場合は控えてもらう(会場の広さなどで可能な場合あり)。
⑦万が一に仙北警察署から感染者が発生した場合、署内消毒を行うため、その間は仙北市との災害協定に基づき神代武道館を警察に貸し出す。
⑧市の各施設の使用の可否については、今週中に改めて対策本部で協議する。
 などです。

 いよいよ感染が身近に迫って来た気がすると心配の声、このままでは月を越せないという事業者の悲鳴が聞こえます。ゴールデンウィークが間もなくです。独自の経済対策と同様、さらに感染対策の強化を急ぎます

2020年4月11日土曜日

家にいよう。


 秋田県は昨日と今日で4人の感染者を発表。東京都は今日197人の感染を確認し、国は新たに接客を伴う飲食店の全国の利用自粛を要請しました。仙北市は1年で最も美しい季節を迎えますが、皆さんできるだけ家にいてください。

 今週、私はコロナウイルス対策に没頭していました。ジッとできない性分なので、市内の事業所を回ってお話しを伺おうと思いましたが、ウイルスの配達人になってしまう可能性を指摘され、やむなく思い留まりました。それで緊急事態宣言と経済対策の分析・対応、市の独自対策や除菌相談の検討を続けています。税制優遇の整理はだいぶ進みました。次亜塩素酸水の代用に玉川温泉の強酸性水を活用することは無理との結論です。知人からの申し出で使い捨てマスクの寄付が決まり感激しています。

 仕事の後は真っ直ぐ自宅に帰ります。外出自粛をきっかけに翌日のお弁当づくりを始めました(今まで台所に立つことなんてありませんでした)。行動変容は価値変容を生み出します。皆さんも大切な命を守りながら、家で新しい時間の過ごし方を見つけてください。

2020年4月8日水曜日

新入生へのメッセージ



 入園・入学式シーズン到来です。私は新型コロナウイルス対策で欠席し、子どもたちにメッセージをお届けしています。角館高校の新入生には…。

 「何か新たな挑戦を始めるマインドは、必ず自身の成長や社会の前進力になる。変化の時代に対応するには、さらに新たな発想や手法が必要だが、その全てを貴方たちは既に持っている。何を目標とするのか、その目標に近づく手段のどれを選択するのか、この3年間は大いに迷い歩くことだ。その試行錯誤の中で、何か明確なビジョンの一片でも手にして欲しい。そして、周囲とは違う自分をできるだけ多く発見して欲しい。一人ひとりは違って当然で、貴方にしかできない役割が必ずある。若者は常に社会の変革者だ。若杉と駒草の校風を継承しながらも、あるときはこれを突き破り、次代を拓く行動を起こして欲しい。未来は行動のみで拓かれる」と。

 このメッセージは、全くのほほんと過ごした自身に対する叱咤です。こんな時だからこそ、子どもたちには大きく夢を育てて欲しいし、周囲の大人たちは総動員で若者を応援しようではありませんか。
※写真は昨年の入学式から。

2020年4月7日火曜日

角館の桜ライトアップは中止です



 首都圏で、感染経路が不明な罹患者が増加中です。政府は今夜、緊急事態宣言を発令予定です。秋田県知事は緊急広報で県民に注意喚起を始めました。これまでよりも高い危機対応が必要です。実行委員会は角館の桜ライトアップを中止と決めました。

 感染の拡大防止では、不要不急の外出をしないこと、人と人が会わないことが何よりの有効策と専門家は話します。そこで外出理由を提供しないことで、市民や来訪者の安全を守ることとし、桜まつりの一切の行事を中止することにしました。しかし、桜まつりに限らず、この不自由な日常に早く終止符を打ちたい…、これが皆さんの切実な声です。これを叶えるには、世界中の人々の協力が不可欠です。理性の連携がコロナウイルスを死滅させる力になると信じています。

 さて、今年は鳥の食害も少なくて良い花が咲きそうです。ご自宅で花をご覧いただけるような仕組みや来年に繋がる取組み…、そんな「○○を始めます」の発信に知恵を絞りたいと思います。

2020年4月6日月曜日

本日、コロナ対策本部を設置



 本日午前9時、仙北市新型コロナウイルス対策部を改組し、警戒を最高度に高めた対策本部(本部長:市長)を設置しました。首都圏では経路不明の感染者が拡大し、県内では帰省者などから罹患者が出ています。安全対策の強化が必要と判断しました。

 私からは、「この数日のうちに、国は特措法に基づく緊急事態宣言を出す可能性が高い。もしかしたら緊急経済対策とセットになるかも知れない。いずれ大変に重要な局面だ。徹底した情報収集と分析をお願いする。国内外の現状に対応し、何より市民の安全を守るために努力しよう」とお話しました。本部会議には、市の幹部職員、仙北警察署、広域消防等からの出席をお願いしています。今日の会議で、改めて市民の皆さんに、手洗いやアルコール消毒、咳エチケットの徹底、密閉・密集・密接の回避など、また首都圏等からの帰省者には2週間程度の健康観察のお願い、市職員には、毎日の自身の検温、公私を問わず県外に出かける際の届け出の義務化など、新たな対応策も決定しました。

 今後の予定行事の整理、警戒感の高い対応手法、3庁舎間でもタイムラグが発生しない情報共有(電話会議)の在り方、そして有効な経済対策…、経験のない闘いが続きます。

2020年4月4日土曜日

ご馳走おにぎり作りに挑戦


 「今日も嫌がらせ弁当」(主演・篠原涼子さん、監督脚本・塚本連平さん)を観て、キャラ弁を作ってみたくなりました。でも少しハードルが高そうなので、ご馳走おにぎりから始めようと思います。

 そんなわけで、来週から「主役はご馳走おにぎり」(Tesshiさん著、発行はKADOKAWA)をお手本に、おにぎり作りに挑戦です。私はお昼も職場でパソコンに向かっていることが多く、その点、片手で食べられるおにぎりは便利です。と言うか何よりご飯が大好きでして…。

 料理は考えの整理に有効だと書いた本がありました。台所に立つ時間が増えると、体重も一緒に増えるんでしょうね。
※写真は「今日も嫌がらせ弁当」映画PR映像など。

2020年4月3日金曜日

コロナウイルスの税制支援策は…



 仙北市内では、売上げの減少で税金を納めることが困難だという切実なお話しをよく聞きます。国は、新型コロナウイルスの緊急経済対策をとりまとめていますが、そんな中で税制の支援策について報道がありました。

 中小企業対策では、売上げが急減した場合には固定資産税(土地を除く)の減免、法人税や消費税の納付の猶予が中心になるとのこと。また個人向けでは、自動車税の減税や住宅ローン控除の特例措置を延長するという情報です。減収割合によって、対応策は段階的なものになる報道で、自治体の減収分は国が全額を補てんするとしています。消費税の減税は見送りになっています。

 私は、2月後半に立ち上げた仙北市コロナウイルス対策部、また市議会での議論の際も、「何とか税制面でも経済対策を提案したいと考えている」とお話ししてきました。しかし税制の仕組みは複雑で、市の判断が県税・国税、地方交付税などに影響する場面もあり、市独自での対策フレームづくりは難航していました。やっと税制面での経済対策が動き出しそうです。
※写真はお客さまのいないレストラン(イメージ)。

2020年4月2日木曜日

ごあいさつまわりを取り止めました



 毎年この時期は、お世話になっている機関や皆さまをお伺いし、ごあいさつまわりをしていました。でも今年は取り止めました。どうかご理解をお願いします。

 この1ヶ月で世界は激変しました。私も変わりました。実はこれまで、自身の健康管理には余り熱心ではありませんでした。しかし、私の怠惰で周辺の皆さまの感染リスクを高めてはいけないと考え、手洗い、うがい、咳エチケットの他、体温チェックも始めました。

 写真の手づくりマスクは、家人が知人からいただいたものです。秋田犬が可愛いので使わせてもらっています。

2020年4月1日水曜日

コロナ対策と計画事業を同時進行で




 職員に年度始めの思いをお話ししました。次の通りです。~仙北市の今年度の取り組みは、1つは新型コロナウイルスから市民を守ること、もう1つは当初予算や各事業計画に盛り込んだ事業の着実な進捗、この2つです~。

 ~新型コロナウイルス対策は、全てのセクションでコロナウイルスを理解する努力をしてください。イベント等の中止が続いていますが、私たちの判断基準はシンプルで、市民の安全対策が最優先です。政府は大型の経済対策に言及しています。しかし実態が全く見えず市内の各事業主は疲弊しています。市役所も手が足りない現状ですが、やれることは何でもやる、市民が生き延びてこその仙北市です。

 当初予算や各事業計画に盛り込んだ事業は、着実に進捗するようお願いします。計画時点と現在は世の中が激変しているので、筋道の修正や手法の改善はしてください。目標を達成することが何より重要です。朝令暮改を恐れないでください。市民の所得向上と、市が有する資源の最大活用で、仙北市の可能性をカタチに変える作業を、はっきりと誰もが目視できるよう最大努力をお願いします。少し先の話になりますが、コロナウイルスが終息した後の仙北市の姿をイメージしてください。市民の皆さんが、また職員の皆さんが思い描く仙北市になるために、それでは今から何をしなければいけないのか、そんな思いを持って毎日の公務にあたってください。

 今年度は新角館庁舎が完成します。これにあわせて組織再編も行います。健康に十分ご留意いただき、チーム仙北で市民をしっかり支える仕事をしましょう~。
※写真は今年度から仙北市職員となった7名の新規採用者。みんな頑張れ!。