2024年1月31日水曜日

島澤ゼミの夏季合宿


 関東学院大学経済学部(横浜市)・島澤ゼミの学生さんを、この夏お迎えすることになりました。昨年は遠隔学習やweb会議を重ね…、いよいよ現地でリアルな取り組みが始まります。

 今日は島澤諭教授(写真右から3人目)と、一般社団法人・市民活動あきたの面々が集まり打ち合わせ会でした。これまでの学生さんの提案や新たなアイディアを実現するため、市民や企業、行政の皆さんにもご協力をいただけたら幸いです。オープンな発表会を開催すれば、課題共有も進むかと…。詳細は決まり次第お知らせします。

 秋田に滞在し、人や風土、課題を肌で感じた皆さんから何が生まれるか…、今から本当に楽しみです。

2024年1月30日火曜日

出戸浜の本やさん


 潟上市の出戸浜にある無人の本やさんです。誰もいない砂浜、波の音、ウットデッキに座ってひなたぼっこもできます。遠くには寒風山が見えて…、いい!。

 場所は 潟上市天王の出戸浜海水浴場。青いキュービックハウスですぐ分かります。営業は午前10時から日没まで。700冊ほどの古本があって、現金を箱に入れて精算します(100円玉を準備してね)。月曜日と金曜日が定休日ですが、2月12日と23日は開店とのこと。ツイッターなどでご確認ください。

 小さな古本屋さんの開店を考えていましたが、出戸浜の本やさんを知って目からウロコです。阿仁合の本やさんも素敵でした。こんな本やさん、もっと欲しいなあ。

2024年1月29日月曜日

小さい春


 落ち葉を拾い集めていて、バッキャ(ふきのとう)を見つけました。自宅近くの森の沢岸に2つ、3つ、結構あります。芽を出してくれてありがとう。少し可愛そうでしたが…。

 10個ほど摘んで持ち帰り、天ぷらと味噌と胡桃あえにしていただきました。小さくても苦くて…、ちゃんとバッキャです。この時期に近所でバッキャを採ったのは初めて。たまたま今年が暖冬なのか、それとも地球温暖化の現象なのか…。

 立春前なのにバッキャを食べてしまって…、何となく罪悪感があります。

2024年1月28日日曜日

落ち葉でエコ農業


 実験温床を作りました。材料は落ち葉と米ぬか、鶏糞、水です。細菌が有機物を分解する時に出る熱で、作物の育苗をしようと思います。暖房用の電気も灯油も不要、こりゃエコだ!。

 とは言うものの…、実は初めての温床で、本当に温度が上がるかどうか不安です。これから1週間ほど観察を続けます。そんなわけで小さな温床(サイズは80cm✕80cm✕30cm)にしました。材料の落ち葉は出先の各地で集め、米ぬかは町の精米所で自由にいただけるものを、鶏糞は完熟が必要だったのでホームセンターで購入(400円)。これで上手く行ったら、サトウキビの育苗を行う実用版の温床づくりに着手です。

 正式には踏み込み温床と言い、大正時代から続くエコ農業です。写真右中は、落ち葉を敷いて徹底的に踏み込んでいる様子。踏み込みが甘いと熱が上がらない原因にもなるそうで…。作業に熱中しウォーキングができていなかったので、歩数を増やすにはモッテコイの作業でした。

2024年1月27日土曜日

秋田怪談に大沼の河童


 秋田怪談(竹書房文庫)が店頭に並びました。鶴乃大介さん、卯ちりさん、戦狐さん3人の共書です。戦狐さんは私の妖怪マスターで、以前お話した大沼の河童を取り上げてくれて…。

 仙北の河童と言うコラムで掲載をいただきました。今から20年ほど前に遭遇した実話です。場所は仙北市田沢湖の大沼公園…。河童を見てしまった私と子ども2人の驚きが、手にとるようなリアルな描写で紹介されています。その他、秋田3地区(県央・県南・県北)ごとに、合計40の怪異なストーリーが描かれていて…。

 秋田の都市伝説の詳細を知ることができますが、果たして知ることが良いのかどうか…。

2024年1月26日金曜日

美味しいも笑顔も


 町を救います。間違いありません。これをABS秋田放送「えび☆ステ」今週のひとことで紹介しました。㈱ローズメイのオレンジスライスジャムを試食し、その余りの美味しさに…。

 感動し、フリップには「美味しいも笑顔もありがとう」と書きました。このコーナーをお借りして、食べ物を育てる人、捕る人、作る人…、全ての皆さんに御礼を言いたい!。こんなに美味しいものを食べさせてくれて、本当にありがとう。人は美味しいものを食べると笑顔になります。その笑顔は健康にとても重要で、特にボケ防止に最大効果があります。また周囲はその笑顔で幸せ感をいただけます。美味しいものは高カロリーなので、敬遠する人がいるかも知れません。が、摂取カロリー以上に消費すれば良いだけのこと。動けば良いのです。今は冬ですから、除雪作業を徹底してやりましょう。自宅が終わったら隣の家を、隣の家が終わったらバス停とか町内会館とか、周囲に除雪が必要な場所は幾らでもあります。

 「風が吹けば桶屋が儲かる」のコトワザをご存知かと…。風が吹くと土ぼこりがたって→それが目に入り目を悪くする人が増え→そんな方々は三味線で生計を立てようとして→猫の皮の需要が格段に増え→猫が減って→ネズミが増えて→ネズミが桶をかじるので桶屋が儲かる、と言うものです。同じように、美味しいものを食べると→笑顔が増えて→マインドが行動的になり→取り過ぎたカロリーは運動で消費しようとして→自宅の除雪に熱心になり→それが高じて隣家や公共施設のボランティア除雪が始まり→地域の助け合いが進んで→住みやすい町内会になる、と言う連鎖が起こります。さあ、美味しいものを食べましょう!。

2024年1月25日木曜日

この怪しい男は…


 私です。この数日、車のトランクに肥料袋とゴム手、熊手を乗せて走っています。雪が少ない沿岸部や広葉樹の山を見つけると車を止め、「いただきます」と言って落ち葉を集め…。

 ササっと袋に詰め込みます。もう10袋ぐらいになったでしょうか。でも…、まだ足りません。はい、落ち葉を集めて踏み込み温床を作ろうと思います。踏み込み温床は、昔から農家の皆さんが夏野菜の苗作りなどで重宝していました。落ち葉と米ぬか、鶏糞等をミルフィーユ状に何層も積み重ね、水を加えて踏み込みます。すると微生物の働きで有機物が分解し、発酵熱が発生します。この熱で育苗をするエコ農法です。

 ウージ(砂糖キビ)の栽培で、納屋に作った温室で種茎の発芽実験をしていますが、温度が足りないらしく変化がなくて…。熱源オイルヒーターの電気料もバカになりません。さて先人の知恵で難局を切り抜けることができるでしょうか。

2024年1月24日水曜日

人力除雪の幸福度


 朝から夕方までスノーダンプで人力除雪。この達成感は何でしょう。仮に除雪機を同じ時間運転したら…、燃料代でビール4本いけます。温室効果ガスの排出も少ないし、歩数だって…。

 終わってみれば、日常の目標を大きく超える2万4千歩、15kmをウォーキングして約700kcalを消費していました。もうビックリです。つまり健康にもストレス解消にも夜の晩酌にも、いえ地球のためにも人力除雪は有効だと言うこと。時間のある人はぜひお試しください。雪捨て場はできるだけ遠くに設置した方が歩数を稼げますよ。

 幸福度の構成要素は、ポジティブ感情、エンゲージメント、行為の意味、良好な関係、達成感の5つですが、能動的な人力除雪はどれをとっても満点に近いかと…。よ〜し、明日もやるぞ!。

2024年1月23日火曜日

お祝いコンフィチュール


 4回目のチャレンジで、やっと甜菜糖の結晶化(上段右の写真)に成功しました。お祝いに地場産の冷凍いちごとレモンのコンフィチュールを作って…、ああ美味しいです!。

 と言っても、スーパーで売っている甜菜糖の粉末には程遠い状況です。写真でも分かるように、今日の糖結晶は1粒1粒が大きくてイメージと違います。今回も粉糖を核にしましたが、何か別の方法があるのかも…。さらに残った水分はどうやって飛ばすのか、まだまだ研究が必要です。

 秋田産100%の無添加コンフィチュール、贅沢な美味しさです。

2024年1月22日月曜日

クニマス焼きの予感


 盛岡市の「むかしたいやきami」。ここは天然たい焼き(一丁焼き)で市民に大人気のお店です。お話を聞いているうちに、クニマス焼きを作ったら楽しことが起こりそうな予感が…。

 以前から、たい焼きの技法をベースにクニマス焼きを作ってはどうかと、さまざまな皆さんからご提案をいただいています。初めて訪ねたamiさんは薄い皮にあんこがたっぷり、モチモチの食感も楽しくて…、食べたら楽しくて元気が湧くたい焼きでした。そうか、例えばクニマス焼きを作ったら、クニマス絶滅の歴史を話す機会ができたり、クニマス里帰り事業に協力者が現れたり、シンプルに田沢湖に興味を持ってくれる人が増えたり、そんな嬉しい出来事が起こりるかも…。これは楽しそう。

 もしクニマス焼きができたら、先ず作家の西木正明さんに食べてもらいましょう。西木さん、生前は田沢湖再生に一生懸命でした。今もあっちで忙しくしていると思うので、甘いものが欲しいはず…。
※写真右下は昨年の田沢湖ジェラート。クイズ正解者の皆さんには、たつこの足元にクニマス(クッキー)を泳がせました。

2024年1月21日日曜日

ヒュッゲな暮らし


 気になっていた言葉「ヒュッゲ(Hygge)」がタイトルの本を見つけました。デンマーク語で居心地の良い空間、小さな幸せなど、国民が大切にする心の持ち様を示す言葉で…。

 ヒュッゲな暮らしを実現するには、幾つかの基本的な行動パターンがあるそうです。例えば、落ち着ける居場所を作る、大切な人と時間を過ごす、小さな幸せを見つけて感謝する、有るもので自身を満たす、自然に身を置く…などなど。北欧は日照時間が短く、冬が長くて寒さも厳しく、物価も税金もかなり高い印象があります。それでも国民の幸福度は常に世界上位で不思議に思っていましたが…。

 その理由は、シンプルな日常、ヒュッゲな暮らしと関係がありそうです。

2024年1月20日土曜日

寒卵のご利益


 今日から大寒(2月3日まで)。この時期の食文化が面白くて、寒の水、寒の餅、寒の蛤、寒仕込みの酒や醤油、味噌…、どれも神聖で上質でご利益がいっぱいです。私は寒卵で…。

 卵かけご飯を食べました。1年で最も寒い時期、厳しい気候の中で生まれた寒卵には、それを克服して命を繋ぐエネルギーがあると信じられています。特に寒卵は黄身の色が濃いことから、金運もアップしてくれるんだとか。さらに私は昔から…、卵の黄身を小さなお月さまだと思っていて、卵かけご飯は満月パワーを体に取り込む行為だと確信しています。

 さて次の満月は1月26日。この日、寒卵で卵かけご飯を食べたら…、もう無敵です。

2024年1月19日金曜日

あなたもパピ…


 ABS秋田放送「えび☆ステ」今週のひとことは…、「きっとあなたもだれかのパピ」です。パピは空港の滑走路に設置されている航空灯火(誘導灯)の1つ。着陸の目印で…。

 番組は 2週間にわたって大館能代空港の魅力を放送しました。さらに飛行機の安全運行、お客様の快適な旅を支える設備やスタッフの表情も…、それぞれの場所で皆さん一生懸命に働いている姿が印象的でした。パピは航空灯火(誘導灯)と言って、飛行機を安全に着陸させる目印です。飛行機にとって間違いなく命綱。このパピと同じように、感謝の言葉は聞こえないかも知れませんが、あなたの存在、あなたの仕事が誰かの役に立っていて、その人の幸せの道しるべになっているから、頑張ろうね…、そんな思いで書きました。

 さあ、今年も自分らしく健康第一で!。

2024年1月18日木曜日

ウージの知らんぷり


 ウージ(砂糖キビ)栽培実験の中間報告。ご覧の通り…、知らんぷりです。昨年12月30日に育苗箱へ33本植え付けし、オイルヒーターで保温しながら観察を続けていますが…。

 知らんぷりです。一般的には2〜3週間で発芽すると聞いています。雪国の秋田で、しかも手づくり温室では温度が足りないことは確か。何か新手の対策を考える必要があるかも…。もう1週間ぐらい、現状のまま観察を続けてみることにします。

 何か反応してくれたら良いのですが、「どうして欲しい?」と話しかけてみても無反応で…。

2024年1月17日水曜日

グローバルな田舎暮らし


 国際教養大学(AIU)の中嶋記念図書館で調べもの。「あきた怪異幻想譚」(無明舎)を見つけ、角館に伝わる物語「踊る猫」を初めて読みました。中嶋先生、またお世話になって…。

 中嶋嶺雄先生は同大学の初代理事長・学長でした。この図書館の開設も先生の開学以来の夢だったと記憶しています。先生には何度もお会いしお話をお伺いましたが、この年になって先生の思いが少しだけ理解できるようになりました。「世界視野で地域を見て愛して、根を張って生きる」。一番クールです。そして秋田は最高の条件が整っています。

 今年は、グローバルな田舎暮らしのカタチをお見せしたいなあ。

2024年1月15日月曜日

禍福を糾う(あざなう)


 禍福は糾える縄の如し…、同感です。わざわいが福になり、福がわざわいになる…。また除雪機械のピンが飛び(わざわい)、ピンを買いに行った帰り道たい焼きを食べて(福)…。

 この世の幸・不幸は、縄を糾うように表裏が逆転します。ドラえもんの4次元ポケットにはサイオー馬と言う道具があって、悪いことがあった時サイオー馬に蹴られると良いことが起こり、良いことが起きた後に蹴られると悪いことが起こる…、塞翁が馬そのまんまのキャラクターです。今日はまた除雪機械のピンが飛んでアンラッキーでしたが、ピンが飛んだら大判焼き・武家まん・あじまん・たい焼きを食べるマイルールのおかげで、幸せ感いっぱいの一日になりました。

 写真は仙北市角館のフルーツパーラーさかい屋さんで、シーズン大人気の金柑とあんこのたい焼き。様々なバリエーションがあります。ああ、また早くピンが飛んでくれないかな…。

2024年1月14日日曜日

私のハラスメント


 無意識に周囲の皆さんを不快にしていないか、心配です。いるだけでハラスメント(いるハラ)と言われるケースもあるんだとか…。そこで今日は大型スーパーの駐車場を歩き…。

 脳を活性化して思考を巡らせました。はい、私がしていそうなハラスメントです。例えば…、散歩を周囲に強要するウォーキングハラスメント(ウォハラ)、面白くもない冗談で周囲を困らせるギャグハラスメント(ギャハラ)、ジャムを作って無理やりご馳走したいジャムハラスメント(ジャハラ)…、なんだ、いっぱい思いつきます。世間にはラーメンやそばをすする音で周囲を不愉快にするヌードルハラスメント(ヌーハラ)、関係性を考慮しないで告白し相手に迷惑をかける告白ハラスメント(告ハラ)、周囲の言動に過剰反応しハラスメント事案だと主張するハラスメントハラスメント(ハラハラ)などなどあって、どっちを見てもハラスメントばっかり…。

 あれ?、つまらない文章をSNSで読ませるのはブログハラスメント(ブロハラ)?。

2024年1月13日土曜日

商品開発に酔う


 田沢湖ジェラートに使用した天然青系色素(蝶豆の花から抽出)で、今度はドリンクを作ろうと試行錯誤を続けています。写真は泡盛を炭酸で割った後、数滴の青系色素を落として…。

 発色状況を確認した1杯め。グラスの中に田沢湖を再現したいと考えていますが、色に深みがなかったり、青の中に赤が見えることなどイメージとは程遠く…。もしかしたら色素量が足りないのかなと、2杯めは色素料を2倍にしてみました。ところが何と逆に赤が目立つようになってしまって…。あ、そうだった、そもそも炭酸ガスは字の通り酸性で、蝶豆の青系色素(アントシアニン)はアルカリ性で、2つが混じると化学反応で青色から紫色に変色するんだった…。それじゃ炭酸の量を調整してみたらどうでしょう。で、3杯めは炭酸を半分にして試飲です。これだと色はともかく泡盛の自己主張が強すぎるなぁ、いっそ青い泡盛ストレートが分かりやすいかな…、よし4杯めはストレートで…。

 仕事とは言え、商品開発に酔っています。なぜ泡盛がベースだったのか…、ジュースとかサイダーではダメなのか…、今後の研究の進展を見守ってください。

2024年1月12日金曜日

ファイト!


 ABS秋田放送の「えび☆ステ」今週のひとことは「ファイト!ファイト!ファイト!」です。新年早々あまりに悲しい出来事が続いて…、頑張ってる皆さんに頑張れなんて言えません。

 元日に発生した能登半島地震、翌日の日航機と海保機の衝突炎上事故…、考えられない悲劇の連鎖で国民は不安と苦悩の中にいます。私の周囲でも勉強に明け暮れる受験生、子育てに奮闘するお母さん、社員教育の上司、人間関係に疲れた部下、タクシーの運転手さん、除雪作業員さん、若い人の帰りを待つおじいさんやおばあさん…、皆さんは皆さんの場所で精一杯に戦っています。いえ勝ち負けではありません。自分にも周囲にも挫けなければ良いんです。

 小さな声で皆さんにエールを送ります。ファイト!。

2024年1月11日木曜日

付き合ってはいけない男


 じっけん農場の温室で作業中、ラジオから女性2人の興味深いお話…。「昔は3Kの男と付き合っちゃいけないって言われてたけどね、最近は3Cなのよ」と。3C?、初めて聞くな…。

 まず3Kを知らない若い皆さんに説明すると、3Kは「きつい、汚い、危険」の頭文字で、当時は建設業や看護師、介護士、教師や警官と指摘した人もいました。どれも大切な仕事ですが、休暇がとりにくい、拘束時間の割には給料が安いなども併せて、彼氏(彼女)にすれば苦労が絶えない…、そんな意味合いで流行ったと記憶します。今は業界の努力で職場環境の改善もだいぶ進んだお話を聞くようになりました。

 では3Cは何かと言うと、直に職業を指していて「クリエーター、カメラマン、カレーをスパイスから作りたい男」なんだそうです。3K時代に課題だった職場環境とかそんなこと以前に、その人間の本質を問題視する指摘です。芸術家肌、拘りが強い、神経質、融通がきかなそう…、つまり面倒くさい人種なんだから、そんな人と好き好んで付き合う必要はない…、そんな分析です。3Cの3番目、カレーをスパイスから作りたい男…、思い当たります。

2024年1月10日水曜日

ピン供養のあじまん


 除雪機を購入して2年目の冬、初めてピン(シャーボルト)を飛ばしました。捨て身で除雪機を守ったピンが不憫で不憫で…、好物のあじまんを食べて供養しました。

 ピンが飛ぶと言うのは…、除雪作業で過負荷が生じた時、オーガ(雪を砕く螺旋状の刃)とミッションをつなぐネジが折れる現象です。ネジは柔らかい材質でできていて、わざと折れて除雪機本体や動力系を守ります。小さなボルトの大きな役割、宿命、不惜身命、捨て身の戦士に情が移ります。

 そんな訳で、ホームセンターであじまんを買いました。ピン供養なのでピンの好物を推考しましたが、何も思いつきません。それで私の好物にしました。あじまんは粒あんです。

2024年1月9日火曜日

雪のワラ人形さま


 仙北市桧木内の吉田集落に伝わるワラ人形(人形道祖神)さま。新年のご挨拶にお伺いしました。毎年お米の収穫後、新しいワラで全身を作り変える市内最後の人形道祖神さまで…。

 吉田集落の磯前神社参道に建っています。毎年10月、集落の皆さんが総出でワラ人形さまづくりを行い、1年経過すればまた作り替えて…、をずっと継続してきました。すごいです。仙北市内では各地に人形道祖神さまがいますが、吉田のワラ人形さま以外はお面が残るのみ。場所によってはお仁王さま、鹿島さま、人形さまなど、その呼び名も多彩です。でも役割は一緒で、集落に疫病が入り込まないよう、また五穀豊穣や集落安全を願う地域信仰のシンボルと言って良い存在です。

 頭や肩に積もる雪を払いもせず、集落に侵入しようとする邪気に睨みを効かせるワラ人形さま。さらに県内では多数の道祖神さまが集落を守っています。

2024年1月8日月曜日

時間の国のアリス


 風邪を引き、若干の発熱に鼻水ジュルジュルで朝のウォーキング。ペースが上がりません。ところが…、松田聖子ベストに収録された「時間の国のアリス」で…。

 昨年末、5年使ったiPhoneSE(第1世代)がついにダウン、代わりにiPhone15を購入しました。それからはSpotifyで音楽を聴きながら歩いています。今日は松田聖子の「時間の国のアリス」に助けてもらい、歩くリズムをつかむことができました。イントロが始まってすぐ聴こえるハイハットの“刻み”が、行進曲のようで良かったのです。

 そう言えば40年前、秋田県民会館でコンサートが終わった後、八橋運動公園の野外ステージで歌番組の生放送がありました。あの時のSEIKOハチマキどこにしまったっけ…。

2024年1月7日日曜日

伝えたい物語


 秋田市河辺のきらら図書館で調べもの。河辺の皆さんにお声かけをいただき、地域の昔話や将来の夢を語る会の準備です。面白い物語がたくさんあって…、皆さん知っているかな。

 菖蒲と蓬(しょうぶとよもぎ)、神内川のカッパ、親不孝なカッコウ鳥、食わず嫁、筑紫山の天狗、3つの金玉…、かなりオリジナル感の強い昔話のオンパレードで…。さらに切物(たちもの)の存在は初めて知りました。切物は神社の鳥居を形どったお札で、氏子の神棚に飾る風習が長く受け継がれているそうです。地区の神社によって形が違うと聞きました。いったい何種類あるのでしょうか。

 河辺地域、奥が深いぞ…。

2024年1月6日土曜日

小寒リベンジ


 今日から小寒、寒の入りです。やり忘れたことはなかったか、で思い出したのが甜菜糖づくり。前回(昨年11月)は液状シロップで終わりましたが、粉末化のマル秘テクニックを…。

 甜菜の栽培・収穫は大成功でした。続いて甜菜糖づくりに取り組みましたが、前回は液状シロップしかできませんでした。これはこれで美味しかったです。でも、どうやったらスーパーで売っている甜菜糖(固形・粉末)になるのか…。このマル秘テクニックを調べまくりました。そしてついに、シロップを結晶化させるには核が必要なことを突き止めました。

 その核は砂糖でした。なるほど…。今回はお菓子製造でよく使う粉糖を最後の工程で混入しました(写真)。明日には結果が分かります。さて小寒リベンジの行方やいかに…。

2024年1月5日金曜日

記憶の神かくし


 初めてメルカリに出品し、売れました!。大好きな「とうほく妖怪図鑑(山口敏太郎著)です。えっ?、大好きな本をどうして手放したかって?…。はい、実は記憶の神かくしが…。

 同書は東北6県に伝わる妖怪58ストーリーが綴られています。豊富な参考文献と緻密な取材で、私の疑問の幾つかも解決してくれました。そんなに愛読しているのに手放す理由は…、2冊あるからです。最初の1冊を買って半年ぐらい後、また書店で見つけて買ってしまいました。2冊目を買う時、「これは素晴らしい資料を見つけた!」と、以前に買ったことを完全に忘れて即購入したのです…。

 家に帰り、本棚に同じ本を見つけてショックでした。が、すぐ思い直すことにしました。きっと1冊目に買った記憶は神かくしにあったんです…。

2024年1月4日木曜日

仕事始め


 今日は一般社団法人・市民活動あきたも仕事始めでした。皆さま今年も宜しくお願いします。さて午前の会議は、4人全員がランドオペレーターの強みを活かした業務強化で…。

 海外からのお客さまをお迎えする準備を進めることになりました。ランドオペレーターは旅行会社の依頼を受け、旅行先のホテルやレストラン、ガイド、バス、鉄道、タクシーなどの手配・予約を行います。昨年はフィリピンの旅行会社代表などお迎えし、秋田県内あちらこちらを歩きました。今年はいよいよツアー催行になりそうです。また田沢湖ジェラート、ふるさと検定、古本販売、移住定住対策や学校との連携事業も楽しくなりそう。

 私は秋田100%プロジェクトを進め、また各地に住む妖怪の商品づくりを検討中です。売れるかなあ…。

2024年1月3日水曜日

ついに甘い渋柿


 「真冬の木の柿は甘い」を確かめたくて、4年前から行く先々で柿を食べてきました。ついに今日、ウォーキング中に食べた完熟柿(写真)がビックリの美味しさで…。

 チュルンチュルンでゼリーのような食感は、ずっと昔に幼なじみと食べたトッペガキそのものです。これまで相当な遠方でも柿を試食してきましたが、どれも食べた後に渋みが残ってしまい、あの頃の美味しい記憶と一致しませんでした。この2年間は渋柿も寒風にさらされると甘くなる…のお話しは、もしかしたら都市伝説(いや田舎伝説?)の類かと疑った程です。

 現状の私的分析は、渋柿の完熟実は甘さの後に渋みが残る…です。今日のように食後の渋みが気にならない柿は珍しいと思います。え?、今日食べた柿は甘柿だったんじゃないかって?。違います。渋柿だって知っています。灯台下暗し、すぐご近所ですから…。

2024年1月2日火曜日

魔除けの正月とろろ


 田沢ながいもは仙北市の伝統野菜。ねばりとコク、なめらかさが別格です。今年もすり鉢とすりこぎで正月とろろ(写真)を作りました。この辺りは元旦の朝に食べますが…。

 ところによっては2日だったり3日だったり、出汁も味噌味だったり醤油味だったり納豆汁だったり…。食べ過ぎ飲み過ぎで疲れた胃を守る食習慣ですが、ビックリしたのは、とろろを家の門前にまいて魔除けにする地域があること。調べてみると、ひそかに秋田の県南、山形や北陸でも行われているらしく…、あぁ、見てみたい!。

 美味しくて、健康に良くて、魔除けにもなる…、正月とろろは最強です。

2024年1月1日月曜日

自由への一歩


 古本屋さんで「自由への一歩」(ロバート・ハリス監修)を立ち読み。あのモハメド・アリが「夢を叶える一番の方法は眠りから目を覚ますこと」と言っています。地域も世界も…。

 これまでの手法では解決困難な課題が溢れています。信仰や道徳、法律、集団、慣例…、既存の枠組みや価値観を捨て、新たなルールづくりに一歩・二歩を踏み出すことが必要です。元ヘビー級ボクシング・チャンピオンのモハメド・アリ(写真)が残した言葉は、「思う未来を手にするには、まず現実を直視することから始まる」と言うメッセージだと…。

 2024年、さらに心を解き放ち、皆さんと一緒に地域再生の新手法を探ります。モットーは明るく楽しく健康に!です。