台湾にある旅行エージェントの皆さんや航空会社、政府関係者を集めた「秋田夜会」で、あいさつをしました。今回のミッションでは最も大規模なレセプションで80人以上の参加をいただきました。皆さんには仙北市はお馴染みで、修学旅行で仙北を訪ねた子ども達のお話や、乳頭温泉郷での一晩を楽しくお話になる方など、台湾での認知度を改めて感じました。
同時に、日本酒の人気も実感しました。地蔵がない仙北市ですが、ご懇意にしていただく酒蔵の愛飲酒などを持ち込みましたが、やはり最高評価の声があちらこちらから聞こえます。そもそも台湾に日本酒が入るとき、45パーセントの税金がかかるそうで、そりゃ高いですよ。
最後の中締め役も仰せつかっていて、あれこれ考え、結局「正しいエイ・エイ・オー」で締めました。「日本では、これから良いことを始めようとしてスタート地点に立ったとき、このエイ・エイ・オーをやるシキタリがあります。最初に左手を軽く腰に置いて、左足は半歩前、少し外に開いてください。オーケー、準備万端です」とお話をして、皆さんに参加をいただきました。
これはウソではありません。事実、これから台湾と秋田の交流は、特に仙北市との関係はさらに深化します。
2014年8月23日土曜日
2014台湾レポート⑥
今回の台湾トップセールスで訪ねた航空会社は3社。エバー航空、中華航空、そして復興航空です。どの会社も何度も訪ねていることもあって、顔見知りの役員の方々と近況報告から会議は始まります。
そんな和やかなムードの中で、バシバシ交渉ごとを行うことに、最近は快感を感じます…。ところで今回、明らかに前回よりも積極的な発言になっていると感じたのは、中華航空(写真)です。エバーも復興も「先ずはチャーターを飛ばしながら実績を積み上げて、需要づくりとボリュームが見えたら定期便の検討に入る」ですが、中華航空は「定期便の就航について検討に入りたい」と明言でした。
以前よりも秋田に興味が沸いている感触です。それは東日本大震災後の秋田の位置付けを確認できたからか、若しくは秋田県が台湾活動顧問でお迎えした黄茂雄氏の影響力か、とにかく積極的な発言が多かったことは事実です。外部の秋田を見る目が変わってきたことは、起業誘致でも感じることで、良い波が来ているように感じています。
そんな和やかなムードの中で、バシバシ交渉ごとを行うことに、最近は快感を感じます…。ところで今回、明らかに前回よりも積極的な発言になっていると感じたのは、中華航空(写真)です。エバーも復興も「先ずはチャーターを飛ばしながら実績を積み上げて、需要づくりとボリュームが見えたら定期便の検討に入る」ですが、中華航空は「定期便の就航について検討に入りたい」と明言でした。
以前よりも秋田に興味が沸いている感触です。それは東日本大震災後の秋田の位置付けを確認できたからか、若しくは秋田県が台湾活動顧問でお迎えした黄茂雄氏の影響力か、とにかく積極的な発言が多かったことは事実です。外部の秋田を見る目が変わってきたことは、起業誘致でも感じることで、良い波が来ているように感じています。
2014台湾レポート⑤
8月19日、朝一番で政府亜東関係協会を訪問。お忙しい中で李嘉進会長と懇談することができました。心から感謝を申し上げます。さらにこの時、文教組の顧欽誠組長(写真)から、とても素晴らしいご提案をいただきました。
「仙北市とは、これまでも様々な場面で共に取り組みを行ってきた歴史があります。子ども達の修学旅行先になっていると言うことが信頼の証です。そして仙北市は学校関係者の中で非常に評価が高いこともお聞きしています。台湾の学校と、秋田側で受入をしている角館高校、または明桜高校などで姉妹校提携を結んでみてはどうですか」。
なるほど、それは面白い。特に角館高校は、今年4月から角館と角館南の統合高校としてスタートし、その年に甲子園出場まで果たすなど「新たな扉」を開き続けています。国際交流や国際貢献も、新制角館高校の創設の主目的になっていることだし、こんなチャンス、そう巡ってくるものではありません。さっそく具体的な協議を行います。
「仙北市とは、これまでも様々な場面で共に取り組みを行ってきた歴史があります。子ども達の修学旅行先になっていると言うことが信頼の証です。そして仙北市は学校関係者の中で非常に評価が高いこともお聞きしています。台湾の学校と、秋田側で受入をしている角館高校、または明桜高校などで姉妹校提携を結んでみてはどうですか」。
なるほど、それは面白い。特に角館高校は、今年4月から角館と角館南の統合高校としてスタートし、その年に甲子園出場まで果たすなど「新たな扉」を開き続けています。国際交流や国際貢献も、新制角館高校の創設の主目的になっていることだし、こんなチャンス、そう巡ってくるものではありません。さっそく具体的な協議を行います。
2014台湾レポート④
この8月の台湾トップセールスは、秋田の冬の観光促進やスキー客の積極誘致が主な目的でした。前回(今年1月)のトップセールスで、既にその伏線はできていました。1月10日~12日に訪台した時の様子は、当時のブログで「佐竹敬久秋田県知事や鈴木洋一秋田県スキー協会会長、大関衛県議会スポーツ振興議員連盟会長に同行し、台北市内でスキー客誘致に関する協議を行いました」とお伝えしています。その中心的な構想が中華民国滑雪滑草協会(台湾スキー協会)と秋田県スキー連盟の事業提携でした。
1月の会見で、佐竹知事と秋田県スキー連盟の鈴木会長、中華民国滑雪滑草協会の陳理事長の間では、連携についてほぼ合意ができていました。と言うか、鈴木会長が、県のスキー協会の合意を取り付ければ、あとは事務的な作業レベルに移ることを確認していました。鈴木会長はきっちり県の合意形成を済ませ、後継の佐藤健一郎氏にその任をバトンタッチしたのです。
そんな経緯があって、今回の事業提携の調印は林廷芳・中華民国滑雪滑草協会副理事長と、新たに秋田県スキー連盟の会長に着任した佐藤健一郎氏の間で取り交わされました。調印には下ごしらえから関わった鈴木前会長や佐竹知事、それに各市長も参加しました。
台湾から秋田へのスキー客誘致、台湾のスキー選手強化は、新しい段階に入ります。
1月の会見で、佐竹知事と秋田県スキー連盟の鈴木会長、中華民国滑雪滑草協会の陳理事長の間では、連携についてほぼ合意ができていました。と言うか、鈴木会長が、県のスキー協会の合意を取り付ければ、あとは事務的な作業レベルに移ることを確認していました。鈴木会長はきっちり県の合意形成を済ませ、後継の佐藤健一郎氏にその任をバトンタッチしたのです。
そんな経緯があって、今回の事業提携の調印は林廷芳・中華民国滑雪滑草協会副理事長と、新たに秋田県スキー連盟の会長に着任した佐藤健一郎氏の間で取り交わされました。調印には下ごしらえから関わった鈴木前会長や佐竹知事、それに各市長も参加しました。
台湾から秋田へのスキー客誘致、台湾のスキー選手強化は、新しい段階に入ります。
2014台湾レポート③
8月19日に行われた台湾政府交通部観光局とのミーティング。上座に佐竹敬久知事と観光局の劉喜臨・副局長。今回の秋田県ミッションの説明を佐竹知事が行い、その後は各市の紹介時間となりました。
仙北市は、2011年の台北市北投温泉と仙北市玉川温泉の友好調印事業、2012年の高雄市澄清湖と仙北市田沢湖の姉妹湖25周年事業など、毎年かなりボリュームのある事業を行ってきました。これは他市とは全く違います。さらに2013年から始まった台湾の中・高等学校の仙北市への修学旅行などは、台湾各市と仙北市の両者に緊密な関係がなければ不可能な事業。長い年月をかけて、先達が築き上げた信頼があって、今の取り組みがある…、そんなお話を劉副局長にしました。
劉副局長は仙北市の情報を相当持っている方でした。さらに「台湾各地で毎年開催しているランタンフェスティバルは、仙北市の紙風船上げと同じ思いで行う、同じ原理のお祭りです。ランタンフェスティバルは、世界中から1000万人を集める巨大行事で、これを活用することで、紙風船上げの集客力を高める方法があるはずです。す。2つのお祭りの関係深化を模索してはどうですか」との提案をいただきました。
仙北市では以前からそんな取り組みができないかを考えていて、実際、数年前にプーリー市で紙風船の打ち上げを行った経緯があります。その事後検証をきちんと行い、プランの立て直しを進めます。
仙北市は、2011年の台北市北投温泉と仙北市玉川温泉の友好調印事業、2012年の高雄市澄清湖と仙北市田沢湖の姉妹湖25周年事業など、毎年かなりボリュームのある事業を行ってきました。これは他市とは全く違います。さらに2013年から始まった台湾の中・高等学校の仙北市への修学旅行などは、台湾各市と仙北市の両者に緊密な関係がなければ不可能な事業。長い年月をかけて、先達が築き上げた信頼があって、今の取り組みがある…、そんなお話を劉副局長にしました。
劉副局長は仙北市の情報を相当持っている方でした。さらに「台湾各地で毎年開催しているランタンフェスティバルは、仙北市の紙風船上げと同じ思いで行う、同じ原理のお祭りです。ランタンフェスティバルは、世界中から1000万人を集める巨大行事で、これを活用することで、紙風船上げの集客力を高める方法があるはずです。す。2つのお祭りの関係深化を模索してはどうですか」との提案をいただきました。
仙北市では以前からそんな取り組みができないかを考えていて、実際、数年前にプーリー市で紙風船の打ち上げを行った経緯があります。その事後検証をきちんと行い、プランの立て直しを進めます。
2014台湾レポート②
写真は、台北市温泉発展協会で台北市政府観光委員の周水美名誉理事長(自分の右の女性)と10月の台北市温泉祭りの説明を受けている様子。ちなみに周名誉理事長は台北市内にある夜市協同組合の理事長もしていて、その幅広い活動は台北市民の衆目を集めています。今後の活動について、かなり突っ込んだお話をすることができました。謝謝!!。
さて夜は、中華民国工商協進会の黄茂雄・栄誉理事長が主催する歓迎レセプションでした。黄栄誉理事長は東元集団という多角・多国籍企業の会長でもあり、また佐竹知事との個人的な繋がりから、秋田県の台湾活動顧問もお引き受けいただいています。
それにしても、このレセプションに参加をいただいた台湾側の顔ぶれは壮観でした。○○銀行の頭取、○○会社の総経理、○○大学の顧問などなど、実名も写真もお出しすることが憚られる…、そんな大物の方々です。この場面で、東元集団から「寝耳に水」のビックプロジェクトが報告されました。プロジェクトの舞台はもちろん秋田県内です。これは自分が公にできるお話ではないので、しかるべき機関からの発表をお待ちください。
世界経済はドラスティックで、秋田もその枠の中にあることを実感します。だからこそ面白いのです。
さて夜は、中華民国工商協進会の黄茂雄・栄誉理事長が主催する歓迎レセプションでした。黄栄誉理事長は東元集団という多角・多国籍企業の会長でもあり、また佐竹知事との個人的な繋がりから、秋田県の台湾活動顧問もお引き受けいただいています。
それにしても、このレセプションに参加をいただいた台湾側の顔ぶれは壮観でした。○○銀行の頭取、○○会社の総経理、○○大学の顧問などなど、実名も写真もお出しすることが憚られる…、そんな大物の方々です。この場面で、東元集団から「寝耳に水」のビックプロジェクトが報告されました。プロジェクトの舞台はもちろん秋田県内です。これは自分が公にできるお話ではないので、しかるべき機関からの発表をお待ちください。
世界経済はドラスティックで、秋田もその枠の中にあることを実感します。だからこそ面白いのです。
2014台湾レポート①
18日から20日まで台湾トップセールスで訪台。佐竹敬久知事、津谷永光・北秋田市長、高橋大・横手市長、畠山義孝・教育長等と主に冬季観光やスキー客誘致がテーマ。18日は仙北市独自の動きになっていて、台湾政府外交部(外務省)表敬、また台北市温泉発展協会訪問を行いました。
写真は台湾政府外交部を訪ねた際、お会いできた羅坤燦・秘書長(右)と郭仲熙・副司長(左)。お二人は東京にある台北文化経済代表所(台湾大使館)でのお勤めも長く、仙北市の台湾セールスを常にバックアップしてくれる頼もしい理解者です。外交部の最高幹部に直接お会いできる市町村は、国内でもそうありません。これが仙北市が長い年月をかけて、台湾政府と信頼関係を構築してきた証です。
今回は台湾トップセールスで訪台したこと、昨年の先達で起きた土石流災害で、台湾から多くの義援金をいただき感謝していること、政府が台湾音楽家の派遣を主導してくれたことが秋田国民文化祭のメニューづくりに繋がったこと、たざわ湖スキー場が会場になってワールドカップ・スキーモーグル競技大会が開催されること、そして今回、お陰様で台北市スキー協会と秋田県スキー連盟の友好協定締結式が行われること…、などなど本当にいろんなお話をすることができました。
今度は日本でお会いしましょう。
写真は台湾政府外交部を訪ねた際、お会いできた羅坤燦・秘書長(右)と郭仲熙・副司長(左)。お二人は東京にある台北文化経済代表所(台湾大使館)でのお勤めも長く、仙北市の台湾セールスを常にバックアップしてくれる頼もしい理解者です。外交部の最高幹部に直接お会いできる市町村は、国内でもそうありません。これが仙北市が長い年月をかけて、台湾政府と信頼関係を構築してきた証です。
今回は台湾トップセールスで訪台したこと、昨年の先達で起きた土石流災害で、台湾から多くの義援金をいただき感謝していること、政府が台湾音楽家の派遣を主導してくれたことが秋田国民文化祭のメニューづくりに繋がったこと、たざわ湖スキー場が会場になってワールドカップ・スキーモーグル競技大会が開催されること、そして今回、お陰様で台北市スキー協会と秋田県スキー連盟の友好協定締結式が行われること…、などなど本当にいろんなお話をすることができました。
今度は日本でお会いしましょう。
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