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2026年8月3日月曜日

完熟トマトを店頭に!


 農園鈴福の鈴木康一社長(写真)を訪ねました。「このハウスにはトマトが600本はいっています。真っ赤に完熟してから収穫し、自社のスズフク・YOUマートで販売しています」…。

 「67歳で百姓を始めました(笑)。きっかけは大学の同級生との再会です。彼は京都でトマトとイチゴを栽培する篤農家ですが、食べさせてもらったら本当に美味しいんです。それで自社のスーパーマーケット(スズフク・YOUマート)で取り扱えないか相談しました。でも彼は了解してくれません。だから、もう自分で栽培するしかないと…。いま彼は私の師匠です。その師匠のノウハウを忠実に再現し、農園鈴福は昨年からトマトとイチゴの栽培に取り組んでいます。このハウスで育てたトマトは、真っ赤に完熟してから収穫します(イチゴも完熟イチゴ)。ある友人は子どもの頃に食べたトマトの味だと言っていました。嬉しかったです。実は小売店で売っているトマトは実が青いうちに収穫したもので…。トマトは収穫した後は色がついても追熟しません。同じトマトでも美味しさは別物です」と。

 農園鈴福とスズフク・YOUマートは、500メートルも離れていません。地の利を活かした画期的なビジネススタイルです。年を重ねてからも新しい挑戦を続ける、その生き方にも強く魅かれます。

2026年6月22日月曜日

サビない脳のつくり方


 「認知症を治す!」(自由国民社)の著者・赤間敏孝さんと。私、なかなか言葉が出てこなくて焦る場面が増えています。そんなタイミングで赤間さんとお会いして…。

 認知症はセルフケアで予防できると教わりました。例えばアルツハイマー型認知症は、脳内に〝アミロイドベータ〟とか〝タウ蛋白〟といった物質が蓄積することで発症するそうですが、運動やバランス良い食事、良質な睡眠、ストレス管理などのセルフケアで蓄積を予防できる…、つまりセルフケアで認知症は予防できるというのです。本書中、脳が喜ぶライフスタイル(第7章)で笑顔の効果について記されています。一日に小学生は300〜400回、20代は20回、70代は2回しか笑わない…、こんな統計がありました。年を重ねるにつれ人は笑わなくなる傾向があるようです。しかし笑顔には自律神経機能の改善、ストレスや不安の解消、糖尿病や高血圧の改善、心疾患や脳卒中の発症リスク軽減、過敏性腸症候群の改善、骨密度の改善、認知機能低下の改善などなど、すでに医学的に効果が報告されています。

 皆さん、笑わないと損ですよ。


2026年6月19日金曜日

ブラボーさん、ブラボー!


 ブラボー中谷さん、ラスベガスを拠点に主に秋田で活動する天才イカサマ手品師、お笑いマジシャン、なんちゃってイリュージョニスト…。いえいえ、すごいです!。

 美郷町のブラボー笑店・呑呑にて。美味しいご飯をいただきながら、ブラボーさんのマジックライブが楽しめます。イメージはやっぱり…、怪しげ、インチキ、ペテンが先行しちゃうかも知れませんが、いえいえ、違います。目前で何度も見せてもらいましたが、言葉がでないほど不思議、キテレツ、全身鳥肌…。ああ、弟子入りしたい!。

 ブラボーさん最高!、ブラボーさんブラボー!。

2026年4月15日水曜日

人は人で熱くなる⑤


 岩手県雫石町で松原農場を経営する松原久美さん。手づくりジェラートで有名な松ぼっくりの社長さんです。今日はその久美さんが整備を進めるキャンプ場で…。

 キャンプ場はジェラート店から少し山側に進んだ葛根田川沿いにあります。道路向かいには奥様たみえさんが世話をするワサビ園もあって、本当に気持ちの良い場所です。それにしても久美さん、牛を飼ってお米をつくって、野菜やワサビの栽培、ジェラート、アイスケーキ、ヨーグルト、産直・松の実、この前までは観光協会の会長もやってました。忙しいなあ。でかいバイクにも乗らないといけないし…。このキャンプ場は思いをカタチにしようと、ほとんど久美さん一人で重機を使って整備を続けています。今シーズンにはオープンできるかな…。

 動いていないと体調を崩す、人を喜ばせたい、興味のあることは試したい、やってみないと諦めがつかない…。周囲を熱くする人に共通しています。

2026年3月11日水曜日

稲わらで釜台づくり


 藁文化ワークショップで釜台(鍋敷き)づくりに参加。指導は一般社団法人・くりはらツーリズムネットワーク(宮城県栗原市)代表理事の大場寿樹さんです。

 会場は仙北市西木町の農家民宿・星雪館。ワークショップは3時間30分の長丁場ですが、一心に集中しての作業が続くので感覚的にはアッと言う間です。たくさんの発見がありました。一番は大場さんが持って来てくれた稲わらの美しさ…。青々としていて生命力を感じます。聞くと藁文化ワークショップ用に栽培していて、お盆前に刈り取って乾燥させた特別な稲わらでした。同ワークショップではしめ飾りづくりも開催しています。この稲わらでつくったらご利益があるだろうなあ。

 参加した皆さんは、美しく出来上がったい釜台を持ち帰りました。私の釜台が一番に不細工でしたが、これはこれで…、すごく満足しています。そして大場さん、魅力的です。

2025年11月24日月曜日

武藤鉄城さん


 武藤鉄城さん(1896年〜1956年)は、現秋田市豊岩で生まれ慶應義塾大学に進みました。その後、ご縁があって現仙北市角館で教師となります。考古学や民俗学、スポーツ振興で多くの実績を残され…。

 左の写真は鉄城さんが慶應義塾大学のホッケー部の頃の一枚、右上の写真は鉄城さんの遺品の中にあった熊鈴(たぶん…)、右中は鉄城さんの膨大な下書きや草書を、娘婿の輝亮さんが清書し整理した原稿集、右下は鉄城さんの手書きスクラップブック(昭和3年にホッケーの試合を角館中学校グラウンドで開催した様子)、他にも震えるくらい興味深い伝説、民話、マタギからのインタビュー、郷土史、風習、呪文…、もう鉄城さんとお話しをしているような気持ちです。

 ご家族のご厚意で、直接手にしてページを開くことができました。本当にありがとうございました。この部屋には何日でも居れるなあ。

2025年8月7日木曜日

やまだのきみ


 秋田内陸縦貫鉄道の大野台駅ちかく、やまだ農園やまだのきみ直売所を訪ねました。お目当ては、やまだのきみ(山田市右ェ門さんと奥さんが育てたとうもろこし)です。美味さのレベルが違います。

 テレビ番組の取材でお伺いして以来、毎年この時期になると会いたくて食べたくて…。私はお昼前に着きましたが、大きいサイズのきびは既に売り切れでした(なんたって行列ができる直売所です。午前の早い時間に行くことをオススメします)。お父さんに「今年は天気が続いて大変だったな」と言うと、「雨が降らなくて大変だった。アライグマも悪さしてな」と。そんな苦労の結実を一刻も早く食べたくて、「母さん、まだ茹でたきみあるが?」と聞くと、「まだあるある」と茹でたてのきびを出してもらって…。

 ああ美味い!。

2025年5月12日月曜日

すご腕の人


 義父が亡くなってから、しばらく納屋で眠っていたトラクター。この義父の愛車を町内のすご腕整備士さんが見事に再生してくれました。今日は小雨の中も軽快なエンジン音で…。

 昨年、日常使いしていたトラクターに致命的な故障が見つかって、やむなく廃車にしました。もう今年の畑仕事は耕運機で頑張るしかないかと思っていました。でも昔お世話になった人を思い出し、試しに連絡してみた後は事態が一変します。その人は小さな工具箱を持って来て、薄暗い納屋でバラして部品の制動チェックをし、死んでいる部品は後日に入れ替えをして…、みごとに義父のトラクターを生き返らせてくれました。

 格好いいなあ…。


2023年6月4日日曜日

大好きな与五郎さん


 「夢が人生つくるのさ」が口癖の辻田与五郎さん(横手市雄物川)。今春、秋田魁新報で連載された「時代を語る」が一冊の本になり、漫談45周年も兼ねた出版記念公演会があって…。

 雄物川コミュニティセンターは満場の来場者で大賑わいです。すごいなあ…。私が初めて与五郎さんの血液型漫談をお聞きしたのは、もう20年以上も前のこと。その後も行く先々で選挙漫談を聞いて大笑いして…。熱心な農業者だと知ったのは、つい最近です。与五郎さんが美味しいスイカをつくっていると言うウワサを耳にして、最初は人違いだと思いました。今では毎年スイカ欲しさに与五郎さん宅に通い、何かとご迷惑をおかけしています。

 大好きな与五郎さん、今日はますます格好良かった。本当におめでとうございます。

2022年9月11日日曜日

あきた牧場と武藤さんの挑戦


 あきた牧場を開設した武藤達未さん(25歳)を訪ねました。秋田県立大学に在学中からご縁があった秋田市岩見の小平岱で、うさぎと羊とヤギの世話に奮闘中です。

 現在の飼育頭数や将来像を聞くと、「出荷だったり分娩だったりで増減しますが、うさぎが100羽、羊は40匹、ヤギは2匹です。将来的には観光やクラフト、教育分野にも活用できればと思います。でも今は食用肉生産牧場としての基盤の確立です。飼育規模の拡大はスタッフの増員も必要です。今は一人で全部やっていますから…」と話してくれました。

 また、「北海道の実家も羊の牧場を営んでいます。羊で北海道と秋田を結びたいと思います」と。さらに「ジビエに興味があって猟友会にも参加しています」と。本当にパワフルです。武藤さん頑張れ!。

2022年8月11日木曜日

是山和尚の不思議な力


 由利本荘市赤田の長谷寺を開山した是山和尚(是山泰覚禅師)。幼い頃から不思議な力で人々を救ったお話しが多数伝わっています。さらに和尚は瞳を二つ持つ異相で、常人には見えない鬼が見えたと…。

 日本怪異妖怪事典(笠間書院)によると、「~妖狐や龍神とは交友関係にあったとされ、特に龍神とは親しく、たびたび和尚の元に龍が遊びに来ていたようである~」と。さらに「人を困らせる化け蟹や竜馬、天狗、木霊、亡霊などの妖怪たちと相対した逸話も多いが、和尚はこれらを退治はせず、交渉や説得などの手段でおとなしくさせたと言う」(以上、戦狐さん著)とあります。この姿勢は確かに妖怪ネゴシエーターです。

 大仏殿では龍が和尚を訪ねる絵(写真)を見ることもできます。通い続けたら、いつか和尚とお会いできるかなぁ…。

2022年8月8日月曜日

きみ・ししとう・えだまめの一日


 秋田テレビ・土曜LIVE!あきた65分拡大SP(8月13日の午後5時55分スタート)のロケで、北秋田市と大館市を訪問。自慢の夏野菜を生・調理・加工で存分に堪能して…、ああ何て贅沢な一日!。

 もちろん、菅原咲子アナに同行して、ただ食べまくったのではありません。北秋田市では開店前から行列ができる「やまだ農園」で、汗だくでトウモロコシを売ったり採ったり、道の駅たかのすで、特産のシシトウが原料の加工食品を学んだり、大館市ではエダマメ畑で農機具を操縦し、畑をバックに野外調理をサポートしたり…。そのご褒美がお腹いっぱいのご馳走でした。これが美味い、本当に美味い。

 トウモロコシの山田市右衛門さん、シシトウ加工の笹木俊雄さん、エダマメの小畑公悦さん、ありがとうございました。皆さんの生き方、魅力的です。放送を乞うご期待!。

2022年8月4日木曜日

与五郎さんちのスイカ


 辻田与五郎さん(横手市雄物川町)ちのスイカ、分けてもらいました!。

 与五郎さんは真面目な農業人ですが、研究を極めた成功哲学、血液型と人間関係、ニンニク健康法、選挙漫談などでもご活躍で、こっちの与五郎さんをご存知の皆さんが多いかも…。毎年この季節になると与五郎さんちのスイカが食べたくなります。今日は手づくり赤スモモのジャムをお土産に、ひょっこりお伺いしました。

 膝の上のスイカ、17.4kgあるそうです。スイカ農家は重労働です。有り難くいただきます。

2021年12月20日月曜日

土俵を変える・ルールを変える


 島澤諭さん(写真右)は、中部圏社会経済研究所の研究部長でご活躍です。現状の打開策を問うと、「土俵を変えること、ルールを変えること、かなあ…」と。

 初めてお目にかかったのは県議時代。島澤さんは秋田大学で経済論や財政学を研究していました。率直で刺激的な政策提案が多いのに、ご本人はいたって穏やかな研究者で…。現在は複数の大学で教鞭を執りながら、財務省はじめ各省庁の政策研究にも携わっています。そんなお忙しい方ですが、一昨年は市役所で「自治体の地域力指数と人口バランスの指標づくり」をご指導いただきました。今回はその続編「地域の持続可能性を評価する新たな指標研究」について、秋田市内の喫茶店で1時間30分お話しをいただきました。

 間もなく設立する一般社団法人や、まちづくりの方向性について助言を求めると、前述のアドバイス「土俵を変えること、ルールを変えること、かなあ…」と。なるほど。


2021年12月2日木曜日

阿部亙英(ひろひで)さんと


 阿部亙英さんは角館高校の同級生。彼は日本を代表する映画人で、日本アカデミー賞の最優秀編集賞を2度受賞しています。久しぶりに楽しい懇談が叶いました。

 旧協和町(大仙市)出身。角館高校には自宅から40分かけてのバス通学でした。荒川書店で本を買い、バス移動中に多くの本を読んだと言います。たまたま同級生の親戚に黒澤明監督がいて(これも凄いお話しですが)、サインをもらったことも映画界に進むきっかけの1つだったと…。今村昌平さんにお世話になったご縁で、日本映画大学の教授として若手育成に取り組んだ時期がありました。市川崑さんや深作欣二さんなど、多くの名監督の下で映画づくりに携わってきたことも、素晴らしい受賞歴も、何も自慢することなく職人気質で映画に向き合ってきた姿は、私から見ても本当に魅力的です。

 彼が携わった映画は、「バトル・ロワイヤル」、「ラジオの時間」、「写楽」、「佐賀のがばいばあちゃん」、「西の魔女が死んだ」など多数。ほとんど観ています、だってファンですから。

田口三昭先輩と


 写真は、市長の退任祝いをしてくれた角館高校山岳部の先輩・田口三昭さん(株式会社バンダイナムコホールディングス取締役会長)です。そのお話しが楽しくて楽しくて…。

 在任中に何度か会社を訪ね、甘えて様々なご相談をしていました。今晩は都内で会食までセットいただいて恐縮でした。とにかく話題の領域が豊富で、ふるさと旧太田町(大仙市)のこと、ご家族のこと、会社のこと、世界のエンターティメント、どのお話しも目からウロコです。ガンダムの話題がクールジャパン戦略に飛び、手塚治虫や石ノ森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄らが過ごしたトキワ荘での宇宙観が、現在の世界のアニメの原動力の1つと話していました。これはガレージから世界企業に成長したGAFAに通じます。

 今度は登山や野外活動でご一緒させてください。本当にありがとうございました。

2020年8月19日水曜日

タベルスキ・マイケルさんと


 おとなり大仙市には、とっても美味しいソーセージやウインナーを製造販売する(株)IMIポルミートがあります。今日は代表のタベルスキ・マイケルさんを訪ね、今後の連係のお話や工場視察をしました。

 タベルスキさんとは、先日の駐日ポーランド大使パヴェウ・ミレフスキさんを囲む会以来です。今日はポーランドの産業の現状、特に農業・建築・IT技術などのお話で、その技術水準の高さと低価格の理由を教えてもらいました。これを日本に導入すれば、もっともっと自動化・オートメーション化を進めることができそうです。また空き家対策についても素晴らしいアイディアをお持ちでした。具体のプランはきっと後日お知らせできると思います。工場視察は本当に勉強になりました。タベルスキさんの思いがギュッとつまった手づくり工場でした。

 タベルスキさんは、「これから私がやりたいことは、秋田の産業のハイブリット化です。大きな可能性があります」と話していました。
※タベルスキ・マイケルさん:1982年ポーランド共和国生まれ。国立大学で物理学を学び2003年来日。妻の郷里・大仙市で、県産豚肉を使用したポーランド産ソーセージを製造販売。近年は県内外スーパーで急速に取扱いを増やしている。(株)IMIポルミート代表取締役社長。

2019年8月4日日曜日

与五郎さんちのスイカ


 朝、横手市雄物川の辻田与五郎さんち。 今シーズンのスイカ収穫作業を終え、少しホッとしている様子。でも重労働で4キロ痩せたそうです。ご苦労に感謝していただきま~す!。

 お話しを聞くと、今年は病害虫や鳥害がなく、天気にも恵まれて良い出来だったそうです。反面、大消費地の関東や関西では雨天が続き、安価になっていて豊作貧乏だと言っていました。Facebookでは、それでも夫婦が健康で働けて、たくさんスイカもとれたんだから幸せだよと。本当です。

 与五郎さんは、スイカづくりなど熱心な農業者ですが、成功哲学や血液型研究、ニンニク健康法などもライフワークで、選挙漫談では全国から引き合いが絶えないエンターティナーです。美味しいし面白いし…、忙しい人です。

2016年12月6日火曜日

角館にお住まいの木村リウさん(99歳)を訪ねて

 今日12月6日は、仙北市角館にお住まいの木村リウさんのお誕生日です。99歳になりました。市の敬老祝い事業で駆けつけましたが、玄関口から「わざわざ済みません」と言ってお出迎えをいただき、「お茶のご用意を」と周囲に促していた方が、まさかリウさんご本人とは思わず…。

 大変な失礼をしました。客間で少し待機した後、立派な茶室に導かれ、お茶を点てていただき、楽しいお話をお聞きしました。「お花は昭和12年から池坊に、お茶は最近で昭和30年から裏千家に学んでおります」と。私は「リウさん、私は昭和35年生まれですから、最近でもないと思いますよ」と答えると、「あらお若いんですねぇ」。茶室にはお花とお茶のお弟子さんも大勢集まっていてくれて、中には日頃からお世話になる方々もお出でです。数年前までは地元高校で指導されていたんだそうです。

 8人兄弟の3番目のリウさん。孫・曽孫は何人ですかと聞くと「数え切れません」。では長寿の秘訣はと尋ねたら「しっかりと食べ、しっかり寝て、好き嫌いなく、毎日楽しく過ごしていたら今日でした」。
 何だか恥ずかしくなりました。リウさん、益々のご活躍を!

2014年8月13日水曜日

あっちこっちでガモウ・ガモウ

写真は、銀座・博品館劇場のロビー風景。2014秋田国民文化祭あきた首都圏祭りで上演された「ガモウ戦記(西木正明原作・内舘牧子脚本)が終わり、お見送りをしている役者さんや、ずうっと奥手の方には西木正明さんがいます。分かるかなあ…。

 そのガモウ戦記、とっても愉快なお芝居でした。パンフレットには「終戦、復員して絶望の淵を見た蒲生太郎。新天地秋田の豪快な風土と女に揉まれ…」とあります。舞台は終戦後の角館で、その頃の大らかな秋田人の表情が随所に出てきます。ガモウ戦記の“ガモウ”は、主人公の蒲生太郎のガモウですが、お芝居の中では別の意味(男根:オチンチン)の方言として使われていて、あんな公の場で(国民文化祭の首都圏祭りですよ)、あっちでもガモウ、こっちでもガモウ、男も女もガモウガモウの連発でした。打ち上げの時、女優さんに「一番心に残る台詞は何でしたか」とお聞きしたら、「ガモウ」と即答で、これには大笑い。

 お芝居を見ていて、これは西木正明さんの少年期の思い出、原点の世界なんだと、つくづく感じました。劇中の金木令吉医師は、鈴木正弘先生(西木先生のお父さんでお医者さん)そのもので、「金のない患者は山菜やドブロクが診療代・薬代だ」とお父さんの言葉が台詞になっていました。同じように劇中の江川岩男は、西木正明さんの実家の数軒隣の○○さんに違いありません。お芝居で重要なシーンになっている年中行事「コニャウチ」は、今も西木の西明寺地区で行われている「飴っこもらい(ハロウィーンのようなお祭り)」です。そう言えば、カミさんの実家のお爺さんも「飴っこもらい」を「コニャウチ」と言っていました。

 自分は、西木正明さんの隣に座って観劇していましたが、たまに横を見ると、西木さんが顔をクシャクシャにして喜んだり涙ぐんだり…。きっとお芝居の中で、亡くなったお父さんやお母さんに会っているのでしょう。懐かしい友人たちと一緒に遊んでいるのでしょう。