由利本荘市赤田の長谷寺を開山した是山和尚(是山泰覚禅師)。幼い頃から不思議な力で人々を救ったお話しが多数伝わっています。さらに和尚は瞳を二つ持つ異相で、常人には見えない鬼が見えたと…。
日本怪異妖怪事典(笠間書院)によると、「~妖狐や龍神とは交友関係にあったとされ、特に龍神とは親しく、たびたび和尚の元に龍が遊びに来ていたようである~」と。さらに「人を困らせる化け蟹や竜馬、天狗、木霊、亡霊などの妖怪たちと相対した逸話も多いが、和尚はこれらを退治はせず、交渉や説得などの手段でおとなしくさせたと言う」(以上、戦狐さん著)とあります。この姿勢は確かに妖怪ネゴシエーターです。
大仏殿では龍が和尚を訪ねる絵(写真)を見ることもできます。通い続けたら、いつか和尚とお会いできるかなぁ…。
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