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台湾高雄市と秋田県の国際交流協力覚書(MOU)締結式に出席。高雄市の葉匡時・副市長も佐竹知事も、「海を越えた交流は、田沢湖と澄清湖の姉妹湖締結から始まった」と振り返りました。
1987年、加瀬英明さん(外交評論家)の提案で、2つの湖は姉妹湖になる契りを交わしました。台湾を国と認めない中国に対し、湖同士のお付き合いからとの配慮があったと聞きます。その後、毎年にわたる相互交流はその領域を拡大。仙北市は昨年から高雄国際マラソンに選手を派遣し、また高雄からは田沢湖マラソンに選手を派遣してもらっています。これは田沢湖マラソンの国際化に向けた準備です。私は葉副市長に、「仙北市は政府の特区地域として観光や医療、農業などで先進的な取組みをしている。高雄市内の企業の皆さんとの経済交流にも着手したい」とお願いしました。
その後、澄清湖を管理する台湾政府経済部自来水公司(国家水道局)を訪問、大歓迎をいただきました。さらに新幹線で台北に戻り、北投温泉発展協会の周水美会長と懇談。素晴らしいおもてなしをいただきました。皆さん本当にありがとうございました。
仙北市の独自ミッションで収穫の多い一日。JTPO(台日産業連携推進オフィス:政府機関)を訪問し、台湾と日本の企業進出について可能性を協議しました。そして実際に台湾宜蘭県の食品加工2社を訪ねてみると…。
先ず、JTPOでは台湾の今後の経済予測を聞き、日本との経済交流で可能性の高い領域について協議しました。仙北市が国の特区指定を受けている評価は高く、近未来技術を活用した未来産業で台湾の民間企業と連携する道を探ることにしました。また宜蘭県の悦旺食品有限公司と超品企業有限公司の2社を訪ね、それぞれトップと仙北市への企業進出の条件を協議しました。この案件については、後ほど詳しく紹介します。どちらの企業も若い経営者が地域・国を思って奮起した事業拡大が成功していました。共通するキーワードは観光工場です。お米×観光、食品加工×観光の領域で、2ヶ所の企業の取組みは新鮮でした。
来年のトップセールスは、市の観光協会や商工会(青年部)、若い農業者の皆さんの同行をお願いすることになるかも…。
早朝に秋田を飛び立ち、羽田で乗り継いで13時30分(現地時間)、台北松山空港に着きました。ホテルに荷物を預け、すぐ台湾日本関係協会を表敬訪問。ここは台湾外交部(外務省)の日本担当セクションです。
秋田県トップセールス(団長は佐竹知事)に同行し、今年も訪台する機会をいただきました。しかし、滞在中は仙北市の独自ミッションが大半で、台湾日本関係協会の表敬訪問もその1つです。訪問には主に2つの目的がありました。秋田県内で最多の台湾旅行者をお迎えできている御礼はもちろん、交流領域の拡大で台湾と日本の経済交流を活発化し、仙北市から台湾へ(また台湾から仙北市へ)、民間の企業進出をサポートいただきたいこと、さらに9月から仙北市に着任する黄敏さん(台湾桃園市)の紹介です。台湾日本関係協会の郭仲熙・秘書長は、東京にある台湾代表処(台湾大使館)の副代表も務めた親日家で、仙北市に何度も足を運んでくれた特別な友人です。最大限の協力を約束してくれました。
夜は、秋田県トップセールスの皆さんと合流し、黄茂雄さん(台湾東元電機TECOグループ会長)が用意してくれた音楽会への参加、そして懇談会でした。本当にお世話になりました。